JP2002289338A - 高周波加熱装置 - Google Patents

高周波加熱装置

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JP2002289338A
JP2002289338A JP2001084789A JP2001084789A JP2002289338A JP 2002289338 A JP2002289338 A JP 2002289338A JP 2001084789 A JP2001084789 A JP 2001084789A JP 2001084789 A JP2001084789 A JP 2001084789A JP 2002289338 A JP2002289338 A JP 2002289338A
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metal antenna
heating
microwave
antenna
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JP2001084789A
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Satoshi Kodama
智 児玉
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B6/00Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
    • H05B6/64Heating using microwaves
    • H05B6/72Radiators or antennas
    • H05B6/725Rotatable antennas

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
  • Electric Ovens (AREA)
  • Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 食品を加熱する高周波加熱装置に関するもの
で、食品を効率的かつ均一に加熱を行うこと。 【解決手段】 給電開口部7近傍に設けられたマイクロ
波の方向を規制する金属アンテナ8を備え、開口部7近
傍に設けた金属アンテナ8を駆動する駆動手段を有し、
前記駆動手段はモーター9とカム10とスイッチ11で
構成し、金属アンテナ8の位置検出が出来るように構成
したものであり、マグネトロン3のアンテナから照射さ
れた電波を導波管4内の金属アンテナ8によって集中さ
せ、金属アンテナ8の角度によって加熱パターンを制御
して、被加熱物1に効率良くまた均一加熱が行なえるよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品を加熱する高
周波加熱装置に関するもので、食品を効率的かつ均一加
熱を行う構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、加熱室内の被加熱物を均一に加熱
するあるいは、効率良く加熱するといったたぐいの方法
は数多く提案されてあり本発明に構成が類似している特
開平8−17569号公報を代表例として説明する。第
8、9、10図に示されているように、被加熱物1を加
熱調理する加熱室2と、前記加熱室2にマイクロ波を放
射するマグネトロン3と,加熱室2とマグネトロン3を
結合する導波管4と導波管4内に挿入された誘電体回転
軸5と、誘電体回転軸5に支持された金属面6aおよび
この金属面の周辺部に設けられた金属スタブ6bからな
るインピ−ダンス整合用金属リフレクタ−6と、金属リ
フレクタ−6の回転を制御する制御手段7とを備えた高
周波加熱装置において、マイクロ波加熱中に被加熱物1
の物性が変化する変化点を被加熱物1の温度によって判
別する手段を有し,変化点の前後において金属リフレク
タ−6を動作させて加熱室2内のマイクロ波インピ−ダ
ンスマッチングを変化させ、被加熱物1の各物性状態に
おける最適加熱状態を作り出すように構成している。さ
らに、金属リフレクタ−6を回転させてマイクロ波が被
加熱物1に当たりにくい状態を作り出し、マイクロ波発
生手段への電力供給を断続させることなく連続的に供給
して弱パワ−の連続運転を行い、冷凍状態の被加熱物1
を均一加熱によって解凍するように構成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】たしかに,この従来例
の高周波加熱装置は、被加熱物1に合わせてインピ−ダ
ンスを整合させるためインピ−ダンス整合をしない同一
加熱室2形状、給電方式と比較すると加熱効率は良くな
る。しかしながら、インピ−ダンス整合はあくまでもマ
グネトロン3の最大出力が加熱室2に供給されるのであ
り、被加熱物1に全てが吸収されるわけではない。加熱
室2内に供給されたマイクロ波を被加熱物1に効率良く
吸収させる給電方式でさらに効率化が期待できる。ま
た、各被加熱物1に合わせインピ−ダンス整合させたと
きが均一加熱になるとは限らないため、被加熱物1の種
類によっては、効率は良いが加熱ムラが生じる可能性が
ある。
【0004】また、加熱ムラを解消する手段として、導
波管内で金属製のスタラー羽根を回転させる方式のもの
があるが、一定周期での回転運動によるマイクロ波の拡
散をしており、給電の効率の良いインピーダンスと悪い
インピーダンスが交互に発生し、被加熱物に照射するた
め、平均でみると加熱効率はあまり良くなかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、マイクロ波を照射するマグネトロンと、前
記マグネトロンで発生したマイクロ波を加熱室内に導く
導波管と、前記導波管を伝送したマイクロ波を加熱室内
に上面より給電する開口部と、前記開口部近傍に設けら
れたマイクロ波の方向を規制する金属アンテナとを備
え、前記マグネトロンは導波管の開口部と反対側に設
け、開口部近傍に設けた金属アンテナを駆動するモータ
とカムとスイッチを設け、金属アンテナの位置を検出し
て、給電の最適位置で停止させる構成としたものであ
る。
【0006】上記発明によれば,マグネトロンから照射
されたマイクロ波が導波管を伝送し、開口部まで到達す
る。その後開口部近傍に設けられた金属アンテナが被加
熱物の位置や重量に応じて最も効率よく照射できる位置
に停止させておけば、被加熱物に直接あたる方向にマイ
クロ波が伝送でき、効率よい加熱調理が行える。 さら
に、開口部近傍に設けた金属アンテナを駆動する駆動手
段を有し、被加熱物の重量、形状、種類、位置等の被加
熱物の形態を検出するセンサ−からの検出結果あるい
は,調理メニュ−の選択により回転載置台をON/OF
Fさせ、回転載置台のON/OFFに前記金属アンテナ
を異なった位置で停止あるいはそれぞれの条件に合わせ
て回転させるように構成にしたものである。
【0007】この構成により、金属アンテナがマイクロ
波の指向性を可変することができ、被加熱物に直接マイ
クロ波を当て効率良く加熱したり、間接的に当てること
により加熱ムラを抑えたりすることができるため、被加
熱物1にあわせた均一加熱が可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】請求項1記載の発明は、被加熱物
を収納する加熱室と,前記加熱室内に設けられ前記被加
熱物を載置する載置台と,マイクロ波を照射するマグネ
トロンと,前記マグネトロンで発生したマイクロ波を加
熱室内に導く導波管と,前記導波管を伝送したマイクロ
波を加熱室内に上面より給電する開口部と,前記導波管
内に設けられたマイクロ波の方向を規制する金属アンテ
ナとを備え,前記マグネトロンは導波管の開口部と反対
側に設け,開口部近傍に設けた金属アンテナを駆動する
モータとカムとスイッチを設け、金属アンテナの位置を
検出して、給電の最適位置で停止させる構成としたもの
である。
【0009】そして,金属アンテナがマイクロ波の指向
性を可変することができ、被加熱物に直接マイクロ波を
当て効率良く加熱したり、間接的に当てることにより加
熱ムラを抑えたりすることができるため、被加熱物にあ
わせた均一加熱が可能となる。
【0010】さらに、導波管の開口部は加熱室上面に設
けてあるため、被加熱物の位置が中心からずれた位置に
置かれていても、金属アンテナの方向を可変させること
により、効率良い加熱が行えることになる。
【0011】また請求項2記載の発明は、開口部近傍に
設けた金属アンテナを駆動する駆動手段を有し,被加熱
物の重量、形状、種類、位置等の被加熱物の形態を検出
するセンサ−からの検出結果あるいは、調理メニュ−の
選択により前記開口部近傍の金属アンテナを加熱室の前
後180゜の範囲内、あるいは左右180゜の範囲内に
回転させ、金属アンテナを移動させる構成としている。
【0012】そしてこの構成により、金属アンテナの角
度を加熱室前面から見て、0゜になる位置に停止させた
加熱パターンと金属アンテナの角度を90゜に停止させ
た加熱パターン、あるいはアンテナ角度を180゜の位
置に停止させた加熱パターンの3種類の基本加熱パター
ンが実現できる。したがって,被加熱物の形態を検出す
るセンサ−からの検出結果や,調理メニュ−により加熱
パタ−ンを選択できるため,加熱ムラを少なくすること
ができる。
【0013】また請求項3記載の発明は、開口部近傍に
設けた金属アンテナを駆動する駆動手段を有し,被加熱
物の重量、形状、種類、位置等の被加熱物の形態を検出
するセンサ−からの検出結果あるいは、調理メニュ−の
選択により載置台の回転時に金属アンテナを最適の角度
に停止させたり、時間周期により回転させたりする構成
としている。
【0014】そしてこの構成により、載置台の回転時に
金属アンテナの位置を任意の位置に停止させたり、また
は回転させたりする加熱パターンもできるし、載置台の
非回転時に金属アンテナの位置を任意の位置に停止させ
たり、または回転させたりする加熱パターンも可能とな
り、被加熱物に対する何種類ものパターンで開口部から
のマイクロ波の照射量をコントロ−ルできるため,被加
熱物の形態を検出するセンサ−からの検出結果や,調理
メニュ−によりさらにきめこまやかな加熱ができ加熱ム
ラを少なくすることができる。
【0015】また請求項4記載の発明は、金属アンテナ
の駆動手段としてステッピングモータとマイクロスイッ
チを設ける構成としている。
【0016】そしてこの構成により、開口部近傍の金属
アンテナを180゜の角度の範囲内でモータのステップ
数に応じた角度が選択できることになり、さらに加熱パ
ターンの種類も拡大することができる。これらの加熱パ
ターンと調理メニューの組合せにより、さらなる加熱ム
ラ,加熱効率の向上を図ることができる。
【0017】また請求項5記載の発明は、金属アンテナ
は主軸のアンテナ先端部に1以上の別の金属アンテナを
有し、主軸のアンテナと先端部のアンテナは、各々異な
った周期で回転駆動する構成としている。
【0018】そしてこの構成により、主軸のアンテナと
先端部のアンテナの位置関係が常にランダムな組合せと
なり、いわゆるカオス理論に基づく高周波の加熱パター
ンが実現できる。したがって、被加熱物に対してマイク
ロ波を集中的あるいは均一的に照射させることができ、
調理メニューに応じた最適加熱が実現できることにな
る。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
【0020】(実施例1)図1は本発明の実施例1の高
周波加熱装置の正面断面図である。図1において1は食
品材料などの被加熱物、2は被加熱物1を収納する加熱
室を示す。被加熱物1は,加熱室2底面中央外部に設け
た重量センサ−12内のモ−タ−により回転する金属載
置台13を介し載置台14に載置される。3は被加熱物
1を加熱するためのマイクロ波を発生するマグネトロ
ン、4は加熱室2とマグネトロン3を結合する導波管、
7はマイクロ波を加熱室2内に導く開口部、8は金属ア
ンテナで前記マグネトロン3は、導波管4の下面にマイ
クロ波を照射するアンテナ5部を導波管4の上面側に向
け取付けている。導波管4は、加熱室2の上面中央部に
配置した開口部7に接続され、その近傍上部に金属アン
テナ8を加熱室2と平行に設けている。金属アンテナ8
は、マイクロ波による発熱ロスを少なくするため電気抵
抗の少ないアルミにしている。
【0021】また,金属アンテナ8は駆動モータ9で角
度180°の範囲内で回転させることができ、任意の位
置に停止できる構成である。さらに金属アンテナ8に取
付けられたカム10により、スイッチ11を作動させ、
金属アンテナ8の位置を検出できるようにしている。
【0022】次に動作,作用について説明するとマグネ
トロン3のアンテナ5から垂直方向に照射されたマイク
ロ波は,一定の広がり角度をもって導波管4を伝搬し、
金属アンテナ8及び開口部7に到達する。導波管4内に
設けた金属アンテナ8によってマイクロ波は金属アンテ
ナ8周辺に集中し、そこからマイクロ波は開口部7で広
がり始め、加熱室2内に設けられた被加熱物1に照射さ
れる。したがって、金属アンテナ8に近い部分の被加熱
物1がマイクロ波の照射が強くなり、被加熱物1の温度
は上昇しやすくなる。
【0023】また、金属アンテナ8の角度を変化させる
ことにより、被加熱物1に当たるマイクロ波の照射の強
さを変化させることができるため、角度を変えることに
よって被加熱物1を効率良く、均一に加熱することも可
能になる。
【0024】(実施例2)図2は本発明の実施例2の高
周波加熱装置の要部斜視図、図3は同高周波加熱装置の
要部正面図、図4は同高周波加熱装置の電界パタ−ン図
である。尚実施例1の図1は本実施例においても共通と
する。
【0025】実施例1と異なる点は,導波管4内に設け
た金属アンテナ8を駆動する駆動モ−タ9を有し,被加
熱物1の重量を検出する重量センサ−12からの検出結
果あるいは,調理メニュ−14の選択により前記導波管
4内の金属アンテナ8を開口部7上面から見たときに金
属アンテナ8の角度が正面を0°として右に90°後面
に180°と金属アンテナ8を任意の位置に停止できる
ようにし、いずれかの位置に停止させて加熱ができるよ
うに構成したものである。なお実施例1と同符号のもの
は同一構造を有し,説明は省略する。
【0026】次に動作、作用について説明すると、被加
熱物1の食材にあった調理メニュ−15を選択し、調理
スタ−トキ−16を押すとマグネトロン3からマイクロ
波が発振する。同時に重量センサ−12のモ−タ−によ
り、金属載置台13及び載置台14を介し被加熱物1が
回転し、被加熱物1の重量を測定する。この調理メニュ
−15の選択による被加熱物1の特定と重量センサ−1
2によって得られた量の大小により、導波管4内のマイ
クロ波の照射方向を規制する金属アンテナ8をモ−タ−
9により駆動させる。金属アンテナ8の位置は、金属ア
ンテナと同軸に取り付けられたカム10によってスイッ
チ11を動作させ、スイッチ11がONした位置を起点
として金属アンテナ8の位置を検出する。
【0027】図4のa,cに金属アンテナ8の角度によ
る開口部7の電界パタ−ンを示す。aは金属アンテナ8
が導波管4の加熱室2上面から見て前部方向に配置され
た電界パターンで、cは金属アンテナ8が加熱室2上面
から見て後部方向に配置電界パターンである。aはマイ
クロ波がアンテナの先端部に集中し、開口部7の前部方
向が電界強度が強くなった状態で被加熱物1に照射され
る。cはマイクロ波が開口部7の後部方向に集中し、後
部方向の電界強度が強くなった状態で被加熱物1に照射
される。この時に被加熱物1への電波の吸収はaの位置
に金属アンテナ8を配置した状態とcの位置に配置した
状態で変化し、被加熱物1を加熱するパターンを把握し
ておくことによって被加熱物1に応じた加熱が出来るこ
とになる。
【0028】牛乳1杯と冷凍しゅうまいのあたためた調
理結果を図5に示す。図5から金属アンテナ8を加熱室
2の上面から見て前部方向に配置したときは、牛乳、し
ゅうまい共加熱時間が短くなっている。逆に温度差は大
きく特にしゅうまいの平面の加熱ムラが大きく、悪い結
果となった。一方金属アンテナ8を加熱室2の上面から
見て後部方向に配置したときは、加熱時間は長くなる
が、温度差は少ない。したがって、金属アンテナ8を加
熱室2の前部方向に配置したときはマイクロ波が中央に
集中し、金属アンテナ8を加熱室2の後部方向に配置し
たときは広範囲に分散している。
【0029】調理メニュ−15の選択による被加熱物1
の特定と重量センサ−12によって得られた量の大小に
より数種類の加熱パタ−ンを選択できるため効率の良
い、加熱ムラの少ない調理ができる。
【0030】(実施例3)実施例1、2と異なる点は,
導波管4内に設けた金属アンテナ8を駆動する駆動モ−
タ−9を有し、被加熱物1の重量を検出する重量センサ
−12からの検出結果あるいは,調理メニュ−15の選
択により前記導波管4内の金属アンテナ8を導波管4内
の任意の位置に停止できるようにし、被加熱物1を載置
する金属載置台13及び載置台14を回転駆動する重量
センサー12のモーターをON/OFFさせる構成とし
たところである。なお実施例1、2と同符号のものは同
一構造を有し、説明は省略する。また、実施例1、2の
図1から図4は本実施例においても共通とする。
【0031】次に動作、作用について説明すると、被加
熱物1の食材にあった調理メニュ−15を選択し、調理
スタ−トキ−16を押すとマグネトロン3からマイクロ
波が発振する。同時に重量センサ−12のモ−タ−によ
り、金属載置台13及び載置台14を介し被加熱物1が
回転し、被加熱物1の重量を測定する。この調理メニュ
−15の選択による被加熱物1の特定と重量センサ−1
2によって得られた量の大小により、導波管4内のマイ
クロ波の照射方向を規制する金属アンテナ8をモ−タ−
9により可動させる。図4のa,b,cに金属アンテナ
8の角度による開口部7の電界パタ−ンを示す。aは金
属アンテナ8が導波管4の加熱室2上面から見て前部方
向に配置された電界パターンで、cは金属アンテナ8が
加熱室2上面から見て後部方向に配置電界パターンであ
る。bは金属アンテナ8が加熱室2の上面から見て左方
向に配置したもので開口部7の左方向の電界強度が強い
電界パタ−ンである。aはマイクロ波がアンテナの先端
部に集中し、開口部7の前部方向が電界強度が強くなっ
た状態で被加熱物1に照射され、cはマイクロ波が開口
部7の後部方向に集中し、後部方向の電界強度が強くな
った状態で被加熱物1に照射される。金属アンテナ8の
角度を金属アンテナ8が導波管4内の加熱室2上面から
見て前部方向から後部方向までの間、任意に設定するこ
とで開口部7から照射するマイクロ波の強い位置を変え
ることが可能となり被加熱物1の食材に合わせた均一加
熱ができる。また、金属載置台13及び載置台14の回
転を止めたときに導波管4内の金属アンテナ8を駆動、
あるいは任意の位置に停止して加熱することにより、加
熱室2内で回転させることのできない大きな被加熱物1
でも加熱ムラを抑え、加熱調理することが可能になる。
【0032】調理物による金属板の最適位置の調理結果
を図5に示す。この結果より、被加熱物1の種類で調理
性能の良い金属アンテナ8角度は、一定でないことがわ
かる。調理メニュ−15の選択による被加熱物1の特定
と重量センサ−12によって得られた量の大小により被
加熱物1の食材に合わせた金属アンテナ8の角度にすれ
ば、より調理性能の向上が図れる。
【0033】(実施例4)本実施例が実施例1〜3と異
なる点は、金属アンテナ8駆動するモーター9をステッ
ピングモーターとし、カム10とマイクロスイッチ11
で金属アンテナ8の起点を検出して金属アンテナ8を任
意の角度で停止させる構成としたことである。なお実施
例1〜3と同符号のものは同一構造を有し,説明は省略
する。また、実施例1、2、3の図1から図4は本実施
例においても共通とする。
【0034】次に動作、作用について説明すると,被加
熱物1の食材にあった調理メニュ−15を選択し、調理
スタ−トキ−16を押すとマグネトロン3からマイクロ
波が発振する。同時に重量センサ−12のモ−タ−によ
り、金属載置台13及び載置台14を介し被加熱物1が
回転し、被加熱物1の重量を測定する。この調理メニュ
−15の選択による被加熱物1の特定と重量センサ−1
2によって得られた量の大小により、導波管4内のマイ
クロ波の照射方向を規制する金属アンテナ8をステッピ
ングモ−タ−9により可動させる。また11はマイクロ
スイッチで金属アンテナ8の軸に配置したカム10によ
り、金属アンテナ8の起点位置を制御するものである。
この時マイクロスイッチ11がONの状態を起点にして
ステッピングモーター9回転を制御する信号を送ること
により、金属アンテナ8の角度を制御することができ
る。この構成によって、金属アンテナ8を任意の角度で
停止させたり、回転させることにより、被加熱物1への
電波の吸収がコントロールできて調理メニュー15によ
り選択された被加熱物1を均一に加熱することができ
る。
【0035】(実施例5)図6は本発明の実施例5の高
周波加熱装置の正面断面図、図7は同高周波加熱装置の
平面断面図である。また、実施例1〜3の図2、図3は
本実施例においても共通とする。
【0036】実施例1〜3と異なる点は、主軸の金属ア
ンテナ8の先端部に別の回転自在な金属アンテナb18
を有し、主軸の金属アンテナ8と先端部の金属アンテナ
b18は、各々異なった周期で回転駆動する構成とした
ものである。なお実施例1〜3と同符号のものは同一構
造を有し、説明は省略する。
【0037】次に動作、作用について説明すると、被加
熱物1の食材にあった調理メニュ−15を選択し、調理
スタ−トキ−16を押すとマグネトロン3からマイクロ
波が発振する。同時に重量センサ−12のモ−タ−によ
り,金属載置台13及び載置台14を介し被加熱物1が
回転し、被加熱物1の重量を測定する。この調理メニュ
−15の選択による被加熱物1の特定と重量センサ−1
2によって得られた量の大小により、導波管4内のマイ
クロ波の照射方向を規制する金属アンテナ8をモ−タ−
13により可動させる。また、主軸の金属アンテナ8の
先端部にアルミ等で構成し、自在に回転する別の金属ア
ンテナb18を配置しておけば、主軸の金属アンテナ8
をモーター9により回転させたときに自在に動き、導波
管4内の電波の攪拌効果をさらに良くすることができ、
被加熱物1に均一に吸収させることができる。
【0038】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、給電開口
部近傍に設けた金属アンテナを駆動、停止させることに
より、被加熱物の中央部あるいは周囲部に電波を集中さ
せることが可能となり、被加熱物の加熱を行ないたい部
分への集中加熱ができる。それにより加熱効率の向上が
図れ、効率良い加熱ができるとともに加熱時間の短縮が
図れる。
【0039】また被加熱物の重量を検出する重量センサ
−からの検出結果あるいは,調理メニュ−の選択により
導波管内の金属アンテナを開口部上面から見たときに金
属アンテナの角度が正面を0°として右に90°後面に
180°と金属アンテナを任意の位置に停止できるよう
にし、いずれかの位置に停止させて加熱ができるように
し、各々の加熱パターンを選択することによって調理メ
ニューに応じた効率の良い加熱ムラの少ない調理ができ
る。
【0040】さらに金属アンテナを駆動する駆動モ−タ
−を有し、被加熱物の重量を検出する重量センサ−から
の検出結果あるいは,調理メニュ−の選択により前記導
波管内の金属アンテナを導波管内の任意の位置に停止で
きるようにし、被加熱物を載置する金属載置台及び載置
台を回転駆動する重量センサーのモーターをON/OF
Fさせる構成とすることによって、開口部から照射する
マイクロ波の強度を変えることが可能となり、調理メニ
ュ−の選択による被加熱物の特定と重量センサ−によっ
て得られた量の大小により被加熱物の食材に合わせた金
属アンテナの角度にすれば,より調理性能の向上が図れ
る。また、載置台が停止した状態でも金属アンテナの位
置を任意の位置に調整することによって加熱ムラを抑え
ることができるため、載置台で回転できないものでも均
一加熱が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における高周波加熱装置の正
面断面図
【図2】本発明の実施例2における高周波加熱装置の要
部斜視図
【図3】本発明の実施例2における高周波加熱装置の要
部正面図
【図4】本発明の実施例2における高周波加熱装置の電
界パタ−ン図
【図5】本発明の実施例2における高周波加熱装置の調
理結果を示す図
【図6】本発明の実施例5における高周波加熱装置の正
面断面図
【図7】本発明の実施例5における高周波加熱装置の平
面断面図
【図8】従来の高周波加熱装置の正面断面図
【図9】従来の高周波加熱装置の要部断面図
【図10】従来の高周波加熱装置の要部斜視図
【符号の説明】
1 被加熱物 2 加熱室 3 マグネトロン 4 導波管 7 開口部 8 金属アンテナ 9 駆動モーター 10 カム 11 マイクロスイッチ 12 重量センサー 13 金属載置台 15 調理メニューキー 16 調理スタートキー 17 制御回路 18 金属アンテナb
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 6/74 H05B 6/74 F Fターム(参考) 3K086 AA01 AA08 BA08 CA01 CA20 CB03 CB05 CB06 CC20 CD11 3K090 AA01 AA02 AB02 BA01 BB01 BB05 BB07 BB17 CA02 DA08 DA15 DA18 EA01 EB13 EB14 3L086 AA01 BB05 CB01 CB02 DA06 DA12

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加熱物を収納する加熱室と、前記加熱
    室内に設けられ前記被加熱物を載置する載置台と、マイ
    クロ波を照射するマグネトロンと、前記マグネトロンで
    発生したマイクロ波を加熱室内に導く導波管と、前記導
    波管を伝送したマイクロ波を加熱室内に上面より給電す
    る開口部と、前記給電開口部近傍に設けられたマイクロ
    波の方向を規制する金属アンテナとを備え、前記開口部
    近傍に設けた金属アンテナを駆動する駆動手段を有し、
    前記駆動手段はモータとカムとスイッチで構成し、金属
    アンテナの位置検出が出来るように構成した高周波加熱
    装置。
  2. 【請求項2】 被加熱物を収納する加熱室と、前記加熱
    室内に設けられ前記被加熱物を載置する載置台と、マイ
    クロ波を照射するマグネトロンと、前記マグネトロンで
    発生したマイクロ波を加熱室内に導く導波管と、前記導
    波管を伝送したマイクロ波を加熱室内に上面より給電す
    る開口部と、前記給電開口部近傍に設けられたマイクロ
    波の方向を規制する金属アンテナと、前記開口部近傍に
    設けた金属アンテナを駆動する駆動手段を有し、被加熱
    物の重量、形状、種類、位置等の被加熱物の形態を検出
    するセンサ−からの検出結果あるいは、調理メニュ−の
    選択により前記金属アンテナを任意の位置に停止させて
    給電する構成とした高周波加熱装置。
  3. 【請求項3】 被加熱物を収納する加熱室と、前記加熱
    室内に設けられ前記被加熱物を載置する載置台と、マイ
    クロ波を照射するマグネトロンと、前記マグネトロンで
    発生したマイクロ波を加熱室内に導く導波管と、前記導
    波管を伝送したマイクロ波を加熱室内に上面より給電す
    る開口部と、前記給電開口部近傍に設けられたマイクロ
    波の方向を規制する金属アンテナと、前記開口部近傍に
    設けた金属アンテナを駆動する駆動手段を有し、被加熱
    物の重量,形状,種類、位置等の被加熱物の形態を検出
    するセンサ−からの検出結果あるいは,調理メニュ−の
    選択により前記開口部近傍の金属アンテナを載置台の回
    転時と非回転時に、異なった位置で停止させるかまたは
    回転させる構成とした高周波加熱装置。
  4. 【請求項4】 金属アンテナの駆動手段としてステッピ
    ングモータとマイクロスイッチ有し、金属アンテナの位
    置を制御する構成とした請求項1ないし3のいずれか1
    項に記載の高周波加熱装置。
  5. 【請求項5】 金属アンテナは、主軸のアンテナの先端
    部に1以上の別の金属アンテナを有し、主軸のアンテナ
    と先端部のアンテナは、各々異なった周期で回転駆動す
    る構成とした請求項1ないし3のいずれか1項記載の高
    周波加熱装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102635881A (zh) * 2012-03-27 2012-08-15 广东美的微波电器制造有限公司 微波炉
EP3376827A1 (de) * 2017-03-14 2018-09-19 Vorwerk & Co. Interholding GmbH System zur zubereitung von mindestens einem nahrungsmittel

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