JP2002289337A - 電子レンジ - Google Patents

電子レンジ

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JP2002289337A
JP2002289337A JP2001090231A JP2001090231A JP2002289337A JP 2002289337 A JP2002289337 A JP 2002289337A JP 2001090231 A JP2001090231 A JP 2001090231A JP 2001090231 A JP2001090231 A JP 2001090231A JP 2002289337 A JP2002289337 A JP 2002289337A
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B6/00Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
    • H05B6/64Heating using microwaves
    • H05B6/66Circuits
    • H05B6/68Circuits for monitoring or control

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Electric Ovens (AREA)
  • Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 商用交流電源の両位相でマグネトロンを動作
させるものであっても、ISM帯の電波を利用する通信
を妨害してしまうことを極力抑える。 【解決手段】 商用交流電源1に、この交流電力を全波
整流する整流回路2を接続し、この整流回路2の出力端
子間にインバータ回路3を接続する。インバータ回路3
に高周波トランス4、高圧整流回路5を介してマグネト
ロン6を接続する。また、商用交流電源1にゼロクロス
検出回路9を接続する。ゼロクロス検出回路9は商用交
流電源1のゼロクロスを検出すると「H」レベルのパル
ス信号をカウンタ回路10に出力する。カウンタ回路1
0はパルス信号をカウントして18パルスL/2パルス
Hの比率で「H」、「L」の信号をインバータ制御回路
7の停止回路7aに出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インバータ回路を
介してマイクロ波発生装置の駆動を制御する構成の電子
レンジに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】近年、家庭内において
も、モバイル機器同士、モバイル機器とその周辺機器、
モバイル機器と家電製品等をワイヤレス接続することが
行われている。このような家庭内ネットワークには、通
信距離が短いことから消費電力が小さい比較的微弱な電
波を利用する通信技術が用いられる。
【0003】このような家庭内ネットワークに利用され
る通信技術の一つにブルートゥース(「Bluetoo
thTM」エリクソン社の登録商標、以下同じ。)等の
ワイヤレスネットワークがある。ブルートゥースは、電
波法により国際的に割り当てられた工業用、化学用、医
療用周波数帯(ISM帯)の一つである2.4GHz帯
の電波を利用して通信を行うものである。ISM帯は、
比較的自由に、且つ手軽に利用できる周波数帯域である
反面、多くの電波的な外乱が存在する。
【0004】例えば、電子レンジは、ISM帯の一つで
ある2450MHzのマイクロ波により食品を誘電加熱
するように構成されている。この場合、電子レンジ本体
から漏洩する電波により無線通信やTVが受信障害を起
こしたり、人体が悪影響を受けたりすることを防止する
ために、電波法により電子レンジの電波漏洩量が規制さ
れている。従って、電子レンジ本体からの電波漏洩量は
規制値以下に抑えられている。
【0005】ところが、上述したようにブルートゥース
は微弱な電波を利用する通信技術であるため、電子レン
ジ及びブルートゥース間の距離やマグネトロンの出力に
よっては、電子レンジ本体から漏洩する若干量の電波が
妨害波となってしまう。
【0006】特に最近は、マグネトロンの駆動電源とし
て商用周波数を20〜30kHzに変換後、昇圧するイ
ンバータ回路を備えた電源が用いられている。この場
合、商用交流電源の両位相でマグネトロンを動作する構
成となっている。このため、マグネトロンの駆動時には
ほぼ常にマイクロ波が放射されることになり、微弱な電
波を利用する通信に対して大きな障害となる。
【0007】例えば図7は、上記構成の電子レンジ及び
ブルートゥース間の距離と通信能力との関係を示してい
る。図7において、実線Aはマグネトロンの出力が50
0Wの場合を、実線Bはマグネトロンの出力が800W
の場合を示している。この図7に示すように、電子レン
ジ及びブルートゥース間の距離が0.5mのときの通信
能力は、加熱出力が500Wの場合は50KB/sであ
るのに対して、800Wの場合は略0KB/sになる。
また、加熱出力が500Wであっても、電子レンジ及び
ブルートゥース間の距離が0.25mのときは通信能力
が略0KB/sになる。
【0008】本発明は上記した事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、商用交流電源の両位相でマグネ
トロンを動作させるものであっても、ISM帯の電波を
利用する通信を妨害してしまうことを極力抑えることが
できる電子レンジを提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、商用
交流電源の交流電力を全波整流する整流回路と、この整
流回路の出力端子間に接続されたインバータ回路と、加
熱調理のために前記インバータ回路により駆動されてマ
イクロ波を発生するマイクロ波発生装置と、前記インバ
ータ回路を介して前記マイクロ波発生装置の駆動を制御
する制御手段とを備えた電子レンジであって、加熱調理
の際に前記マイクロ波発生装置を間欠的に停止させる間
欠停止モードを設けたことを特徴とする。
【0010】上記構成によれば、加熱調理時であっても
マイクロ波が発生しない期間が生じるので、この期間を
ブルートゥース等の2.4GHzのISM帯を使用する
無線通信のタイムスロットとすることができる。
【0011】この場合、2.4GHzのISM帯を使用
する無線通信を検出する通信検出手段を設け、前記制御
手段は、前記通信検出手段により無線通信が検出された
ときに間欠停止モードを実行するように構成すると良い
(請求項2の発明)。上記構成によれば、マイクロ波が
通信の妨害波となるおそれがあるときのみに間欠停止モ
ードが実行されるため、マイクロ波発生装置を不必要に
停止させなくても済む。
【0012】また、前記制御手段は、前記マイクロ波発
生装置の出力が所定値以上のときに間欠停止モードを実
行するように構成することも良い構成である(請求項3
の発明)。マイクロ波発生装置から発生されるマイクロ
波が無線通信に及ぼす影響は、マイクロ波発生装置の出
力に略比例する。従って、上記構成のようにマイクロ波
発生装置の出力が無線通信の影響を及ぼす所定値以上の
ときのみに間欠停止モードを実行することにより、マイ
クロ波発生装置を不必要に停止させなくても済む。
【0013】そして、間欠停止モードにおけるマイクロ
波発生装置の停止期間は、マイクロ波発生装置を再駆動
させるときにヒートランが不要な短時間に設定すること
が好ましい(請求項4の発明)。上記構成によれば、マ
イクロ波発生装置の停止後すぐに再駆動させることがで
きるので、マイクロ波発生装置を停止させたことにより
加熱時間が大きく延長されることを極力抑えることがで
きる。
【0014】また、間欠停止モードにおけるマイクロ発
生装置の停止期間を商用交流電源の周期の整数倍に設定
したり(請求項5の発明)、マイクロ波発生装置を停止
させる期間を商用交流電源の周期に同期させたりすると
良い(請求項6の発明)。上記構成によれば、比較的簡
単な構成でマイクロ波発生装置の停止期間を設定するこ
とができる。
【0015】更にまた、間欠停止モードの実行を指示す
るための指示手段を設けると良い(請求項7の発明)。
上記構成によれば、電子レンジの設置環境に応じて間欠
停止モードを実行するか否かを適宜に選択することがで
きるので、使い勝手が良い。
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施例を図
1ないし図3を参照しながら説明する。まず、図1は本
実施例に係る電子レンジの構成を示すものであり、商用
交流電源1には、この交流電力を全波整流する整流回路
2が接続されている。前記整流回路2の出力端子間には
インバータ回路3が接続されている。詳しい図示は省略
するが、前記インバータ回路3は、共振コイルとしての
高周波トランス4の一次側トランス4a及び共振コンデ
ンサからなる共振回路、IGBT等のスイッチング素子
及びフリーホイールダイオードを備えて構成されてい
る。
【0016】また、前記高周波トランス4の二次側トラ
ンス4bには、高圧整流回路5を介してマイクロ波発生
装置としてのマグネトロン6が接続されている。図示し
ないが、前記高圧整流回路5は、コンデンサ及びダイオ
ードを有している。
【0017】更に、前記インバータ回路3のスイッチン
グ素子は、インバータ制御回路7によりオンオフ制御さ
れるように構成されている。前記インバータ制御回路7
にはレンジ制御回路8からの指令信号が入力されるよう
になっている。前記レンジ制御回路8は、マイクロコン
ピュータ等を含んで構成されており、調理メニュー(加
熱強度)設定スイッチや調理時間設定スイッチ、スター
トスイッチ(いずれも図示せず)等からの入力信号が与
えられるようになっている。
【0018】従って、インバータ制御回路7は、レンジ
制御回路8からの指令を受けると入力設定された加熱強
度に応じてスイッチング素子のオン期間を決定してイン
バータ回路3を動作させる。これにて、商用交流電源が
整流回路2、インバータ回路3、高圧整流回路5を介し
てマグネトロン6に供給される。
【0019】一方、前記商用交流電源1にはゼロクロス
検出回路9が接続されており、前記ゼロクロス検出回路
9の出力S1はカウンタ回路10に与えられるようにな
っている。図3の(a)及び(b)に示すように、前記
ゼロクロス検出回路9は、商用交流電源1のゼロクロス
を検出したときに「H」レベルのパルス信号を出力す
る。
【0020】また、前記カウンタ回路10の出力S2
は、前記インバータ制御回路7の停止回路7aに与えら
れるようになっている。図3の(c)に示すように、前
記カウンタ回路10の出力S2は、ゼロクロス検出回路
9からのパルス数が18になると「H」レベルに切り替
えられると共にカウント値がリセットされ、続いてパル
ス数が2になると「L」レベルに切替えられると共にカ
ウント値がリセットされるようになっている。
【0021】そして、前記停止回路7aに「H」レベル
の信号が与えられると、インバータ制御回路7はスイッ
チング素子をオフしてマグネトロン6への電圧の供給を
停止するように構成されている。また、停止回路7aに
「L」レベルの信号が与えられると、インバータ制御回
路7はレンジ制御回路8からの指令に基づいてインバー
タ回路3を制御してマグネトロン6を駆動する。即ち、
本実施例においては、インバータ制御回路7及びレンジ
制御回路8が制御手段として機能する。
【0022】従って、加熱調理の際は、インバータ制御
回路3は、マグネトロン6を駆動する動作と、マグネト
ロン6を停止する動作とを順に繰り返す間欠停止モード
を実行する。そして、本実施例においては、マグネトロ
ン6を駆動する駆動期間は商用交流電源1の9周期分に
設定され、マグネトロン6を停止する停止期間は商用交
流電源1の1周期分(16〜20ms)に設定されてい
る。マグネトロン6の停止期間が約40ms以下であれ
ば、マグネトロン6を再駆動する際にヒートランの必要
がなく、直ぐに動作させることができる。
【0023】この結果、マグネトロン6の動作電流波形
は図3の(d)に示すようになる。尚、駆動期間におい
てもマグネトロン6の動作電流がゼロになる期間(1〜
2ms程度)が存在する。これは、整流回路2の脈流出
力電圧の谷部分ではマグネトロン6が動作しないためで
ある。
【0024】ここで、電子レンジの加熱出力とブルート
ゥースの通信能力との関係について本発明者が行った実
験結果を図3に示す。この実験は、本実施例に係る電子
レンジ及び従来構成の電子レンジ(加熱調理時にマグネ
トロンを常時動作させる構成)をそれぞれブルートゥー
スから0.5m離れた部位に設置して行ったものであ
る。図3中、破線は本実施例に係る電子レンジの実験結
果を、実線は従来構成の電子レンジの実験結果を示して
いる。この図3に示すように、本実施例の電子レンジの
方が、従来構成の電子レンジよりもブルートゥースによ
る通信に及ぼす影響が小さい。
【0025】ブルートゥースの通信方式は、2402〜
2480MHz帯域に1MHz単位で存在する79の通
信スペクタクルが625μs毎に、即ち1秒間に160
0回のスピードでランダムに変化する周波数ホッピング
型のスペクトル拡散方式(以下、周波数ホッピング)が
採用されている。つまり、ブルートゥースの最小通信単
位(タイムスロット)は625μsであり、送受信では
1.25ms(625μs×2)となる。従って、1.
25ms×2=2.5msのタイムスロットがあれば確
実に送受信できる。
【0026】これに対して、本実施例では、加熱調理の
際にマグネトロン6を間欠的に停止させると共にこの停
止期間を16〜20msに設定した。従って、このマグ
ネトロン6の停止期間をタイムスロットに利用すること
により、加熱調理時であってもブルートゥースの通信を
維持することができる。
【0027】また、本実施例では、マグネトロン6の停
止期間を商用交流電源1の1周期分とすると共に商用交
流電源1の周期に同期するように構成した。このため、
間欠停止モードを比較的簡単に構成することができる。
しかも、マグネトロン6の駆動期間に対する停止期間の
長さを9分の1にしたので、停止期間を設けたことによ
る加熱効率の低下を極力抑えることができる。
【0028】尚、図3に示すように、加熱出力が500
Wより小さい場合は、従来構成の電子レンジであっても
十分にブルートゥースの通信を維持することができる。
従って、本実施例においては、マグネトロン6の出力が
500W以上に設定されたときにはレンジ制御回路8は
インバータ制御回路7を介して間欠停止モードを実行
し、500Wより小さい出力に設定されたときにはマグ
ネトロン6を常時駆動するように構成しても良い。この
ような構成によれば、電子レンジ本体から漏洩する電波
が通信の妨害波とならない低出力のときに、マグネトロ
ン6を不必要に停止させなくても済む。
【0029】図4は本発明の第2の実施例を示すもので
あり、第1の実施例と異なるところを説明する。尚、第
1の実施例と同一部分には同一符号を付している。この
第2の実施例は、ブルートゥース11を備え、図示しな
いモバイル機器と双方向通信が可能に構成されていると
共にブルートゥース11による通信が行われていること
が検出されたときに間欠停止モードを実行するように構
成したところに特徴を有する。
【0030】前記ブルートゥース11は、通信用のアン
テナ12を備えた送受信切換回路13、受信回路14、
送信回路15、送受信制御回路16、受信信号処理回路
17、マイクロ波発生タイミング回路18、マイクロ波
発生回路19、ブルートゥース制御回路20から構成さ
れている。また、前記送受信制御回路16には、通信検
出手段たるブルートゥース検出回路21が接続されてい
る。前記ブルートゥース検出回路21の出力S3は、ブ
ルートゥース11による通信が行われていることを検出
したときに「H」レベルとなる。
【0031】一方、前記カウンタ回路10の出力S2は
AND回路22の一方の入力端子に与えられ、前記ブル
ートゥース検出回路21の出力S3は前記AND回路2
2の他方の入力端子に与えられるようになっている。そ
して、前記AND回路22の出力端子には前記停止回路
7aが接続されている。従って、ブルートゥース検出回
路21の出力S3及びカウンタ回路10の出力S2がい
ずれも「H」レベルのとき、前記AND回路22の出力
は「H」レベルとなる。つまり、本実施例においては、
ブルートゥース11による通信が行われているとき、イ
ンバータ制御回路7はインバータ回路3を制御してマグ
ネトロン6を駆動させる動作と停止させる動作とを順に
行う間欠停止モードを実行する。
【0032】このような構成の本実施例によれば、ブル
ートゥース11による通信が行われておらず、マグネト
ロン6が発生するマイクロ波が通信を妨害するおそれが
ないときに、マグネトロン6が不必要に停止しなくても
済む。尚、上記した以外の構成は第1の実施例と同じで
あり、従って、本実施例においても第1の実施例と同様
の作用、効果が得られる。
【0033】図5及び図6は本発明の第3の実施例を示
すものであり、第1の実施例と異なるところを説明す
る。尚、第1の実施例と同一部分には同一符号を付して
いる。この第3の実施例では、整流回路2の脈流出力電
圧の谷部分に停止期間を設けたところに特徴を有する。
即ち、図5に示すように、整流回路2の正出力端子には
抵抗31を介してコンパレータ32の反転入力端子が接
続されており、このコンパレータ32の出力S4が停止
回路7aに与えられるようになっている。また、前記整
流回路2の正出力端子と前記抵抗31との間には抵抗3
3,34及びコンデンサ35が接続されており、前記コ
ンデンサ35の電圧Vcが前記コンパレータ32の非反
転入力端子に与えられるようになっている。
【0034】図6の(b)に示すように、前記コンパレ
ータ32の反転入力端子の入力電圧Vbが非反転入力端
子の入力電圧Vcを越えると、コンパレータ32の出力
S4は「L」レベルとなり、入力電圧Vc以下となると
「H」レベルとなる。そして、インバータ制御回路7
は、出力S4が「H」レベルのときインバータ回路3の
スイッチング素子をオフするようになっている。この結
果、図6の(d)に示すようなタイミングでマグネトロ
ン6に動作電流が流れ、整流回路2の脈流出力電圧の谷
部分に停止期間が発生する。この場合、各停止期間は約
2.5msとなるように設定されている。
【0035】このような構成においても、加熱調理の際
にマグネトロン6が間欠的に停止されるので、この停止
期間をタイムスロットとすることによりブルートゥース
による通信を維持することができる。
【0036】尚、本発明は上記した実施例に限定される
ものではなく、例えば次のような変形、拡張が可能であ
る。第1及び第3の実施例においては、加熱調理時には
常にマグネトロンを間欠的に停止させるように構成した
が、間欠停止モードの実行を指示する指示手段、例えば
ブルートゥース対応スイッチを操作パネルに設けて、こ
のスイッチが押圧操作されたときにマグネトロンを間欠
的に停止させるように構成しても良い。
【0037】このような構成によれば、電子レンジの周
辺でブルートゥースによる通信が行われているときにの
み間欠停止モードを実行するように設定できるので、マ
グネトロンを不必要に停止させてしまうということがな
い。
【0038】第2及び第3の実施例においては、加熱出
力が500W以上のときにのみ、間欠停止モードを実行
するように構成しても良い。
【0039】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の電子レンジによれば、加熱調理の際に前記マイクロ波
発生装置を間欠的に停止させる間欠停止モードを設けた
ので、加熱調理時であってもマイクロ波が発生しない期
間が生じるので、この期間をブルートゥース等の2.4
GHzのISM帯を使用する無線通信のタイムスロット
にすることにより、通信を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すものであり、電子
レンジの概略的構成を示す電気回路図
【図2】各部の波形図を示すものであり、(a)は商用
交流電源の入力電圧、(b)はゼロクロス検出回路の出
力信号、(c)はカウンタ回路の出力信号、(d)はマ
グネトロンの動作電流
【図3】加熱出力と通信能力との関係を示す図
【図4】本発明の第2の実施例を示す図1相当図
【図5】本発明の第3の実施例を示す図1相当図
【図6】各部の波形図を示すものであり、(a)は整流
回路の整流出力電圧波形、(b)はコンパレータの反転
入力端子及び非反転入力端子に与えられる電圧波形、
(c)はコンパレータの出力パルス波形、(d)はマグ
ネトロンの動作電流波形
【図7】発明が解決しようとする課題を説明するための
図であり、電子レンジ及びブルートゥース間の距離と通
信能力との関係を示す図
【符号の説明】
図中、1は商用交流電源、2は整流回路、3はインバー
タ回路、6はマグネトロン(マイクロ波発生装置)、7
はインバータ制御回路(制御手段)、8はレンジ制御回
路(制御手段)11はブルートゥース(無線通信)、2
1はブルートゥース検出回路(通信検出手段)を示す。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商用交流電源の交流電力を全波整流する
    整流回路と、 この整流回路の出力端子間に接続されたインバータ回路
    と、 加熱調理のために前記インバータ回路により駆動されて
    マイクロ波を発生するマイクロ波発生装置と、 前記インバータ回路を介して前記マイクロ波発生装置の
    駆動を制御する制御手段とを備えた電子レンジにおい
    て、 加熱調理の際に前記マイクロ波発生装置を間欠的に停止
    させる間欠停止モードを設けたことを特徴とする電子レ
    ンジ。
  2. 【請求項2】 2.4GHzのISM帯を使用する無線
    通信を検出する通信検出手段を備え、 制御手段は、前記通信検出手段により無線通信が検出さ
    れたときに間欠停止モードを実行することを特徴とする
    請求項1記載の電子レンジ。
  3. 【請求項3】 制御手段は、マイクロ波発生装置の出力
    が所定値以上のときに間欠停止モードを実行するように
    構成されていることを特徴とする請求項1記載の電子レ
    ンジ。
  4. 【請求項4】 間欠停止モードにおけるマイクロ波発生
    装置の停止期間は、マイクロ波発生装置を再駆動させる
    ときにヒートランが不要な短時間に設定されていること
    を特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の電子
    レンジ。
  5. 【請求項5】 間欠停止モードにおけるマイクロ発生装
    置の停止期間は、商用交流電源の周期の整数倍に設定さ
    れていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか
    に記載の電子レンジ。
  6. 【請求項6】 間欠停止モードにおいてマイクロ波発生
    装置を停止させる期間は、商用交流電源の周期に同期し
    ていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに
    記載の電子レンジ。
  7. 【請求項7】 間欠停止モードの実行を指示するための
    指示手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の電子
    レンジ。
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