JP2002289329A - 加熱体 - Google Patents

加熱体

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JP2002289329A JP2001084974A JP2001084974A JP2002289329A JP 2002289329 A JP2002289329 A JP 2002289329A JP 2001084974 A JP2001084974 A JP 2001084974A JP 2001084974 A JP2001084974 A JP 2001084974A JP 2002289329 A JP2002289329 A JP 2002289329A
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Masashi Suzawa
正史 須沢
Yoshihide Minemura
佳秀 峰村
Haruhide Yoshizawa
玄秀 吉沢
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱伝導による熱応答性が良く、熱の均一性に
優れ、熱変形、耐腐食性に優れかつ軽量化できる加熱体
を提供すること。 【解決手段】 加熱板11は熱変形、耐腐食性及び熱伝
導性が異なる複数の金属板を接合したものであり、前記
加熱板11の一面に付着させた第1の電気絶縁皮膜13
と、マイカ板19と、面状発熱体15とを有し、前記第
1の電気絶縁皮膜13上に前記面状発熱体15を設け、
前記押え板17及び前記面状発熱体15間に前記マイカ
板19を設け、前記加熱板11と前記押え板17とが相
互に固定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱体に属し、特
に、シリコンウエハーの焼成やシリコンレジンの焼成加
工に用いる加熱体に属する。
【0002】
【従来の技術】従来技術における加熱体としては、図5
及び図6に示すように、母材であるアルミニウム板41
の一面に銅板42、マイカ板43、金属帯状のリボンヒ
ーター44、マイカ板45、ステンレス板である押え板
46を重ね合わせ、これらをネジ止め固定して構成され
ているものがある。
【0003】アルミニウム板41の一面とは厚み方向で
反対面となる表面には、例えばシリコンウエハーが搭載
されて焼成される。この際、リボンヒーター44に通電
がなされると、リボンヒーター44が発熱して銅板42
を介してアルミニウム板41へ熱を伝導させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術における加熱体では、リボンヒーター44と銅板42
との間にマイカ板43が設けられているので熱伝導によ
る熱応答性に劣るのでアルミニウム板41における熱均
一性が悪く、シリコンウエハーやレジンを焼成するとき
の焼成効率が低下してしまうという問題がある。
【0005】それ故に本発明の課題は、熱伝導による熱
応答性が良く、熱変形や熱歪を減少でき、さらに電気絶
縁性、均熱性、対摩耗性、耐腐食性に優れた加熱体を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、金属製
の加熱板と、該加熱板の一面に設けた面状発熱体と、該
面状発熱体を挟むよう前記加熱板に固定した金属製の押
え板とを含む加熱体において、前記加熱板は熱変形、耐
腐食性及び熱伝導性が異なる複数の金属板を積層して接
合したものであり、前記加熱板の一面に付着させた第1
の電気絶縁皮膜と、マイカ板とを有し、前記第1の電気
絶縁皮膜上に前記面状発熱体を設け、前記押え板及び前
記面状発熱体間に前記マイカ板を設け、前記加熱板と前
記押え板とが相互に固定されていることを特徴とする加
熱体が得られる。
【0007】また、本発明によれば、金属製の加熱板
と、該加熱板の一面に設けた面状発熱体と、該面状発熱
体を挟むよう前記加熱板に固定した金属製の押え板とを
含む加熱体において、前記加熱板は熱変形、耐腐食性及
び熱伝導性が異なる複数の金属板を積層して接合したも
のであり、前記加熱板の一面に付着させた第1の電気絶
縁皮膜と、前記面状発熱体に対向する該押え板の一面に
付着させた第2の電気絶縁皮膜とを有し、前記第1及び
第2の電気絶縁被膜間に前記面状発熱体を設け、前記加
熱板と前記押え板とが相互に固定されていることを特徴
とする加熱体が得られる。
【0008】
【作用】本発明に係る加熱体では、加熱板の一面に溶射
によって酸化アルミニウム皮膜などを溶射によって付着
させている。さらに、加熱板に付着させた酸化アルミニ
ウム皮膜など被膜上には、シリカ系樹脂皮膜を焼き付け
によってコーティングする。その後、第1の電気絶縁皮
膜及びマイカ板間に面状発熱体を挟み、加熱板と押え板
とをネジによって固定する。
【0009】また、本発明に係る加熱体は、加熱板の一
面に溶射によって酸化アルミニウム皮膜などの被膜を溶
射によって付着させる。また、押え板の一面には、溶射
によって、酸化アルミニウム皮膜などの被膜を付着させ
る。
【0010】さらに、加熱板に付着させた被膜上には、
シリカ系樹脂皮膜を焼き付けによってコーティングす
る。その後、第1及び第2の電気絶縁皮膜間に面状発熱
体を挟み、加熱板と押え板とをネジによって固定する。
【0011】このようにして作られた加熱体は、加熱板
の一面とは厚み方向で反対面となる表面には、例えば被
加熱物としてのシリコンウエハーが搭載されて焼成され
る。この際、面状発熱体に通電がなされると、第1の絶
縁被膜を介して加熱板へ熱を伝導させるので、第1の絶
縁被膜によって絶縁性を保ちつつ熱伝導による熱応答性
が良く、熱の均一性に優れ、耐腐食性及び熱変形を減少
できる構成となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明に
係る加熱体の一実施の形態例を説明する。図1及び図2
は、本発明の第1実施の形態例における加熱体を示して
いる。図1及び図2を参照して、加熱体は、金属製の加
熱板11と、この加熱板11の一面に付着されている第
1の電気絶縁皮膜13と、第1の電気絶縁皮膜13上に
設けられている面状発熱体15と、面状発熱体15を挟
むように加熱板11に固定した金属製の押え板17と、
面状発熱体15及び押え板17間に介在されているマイ
カ板19とを有している。
【0013】この実施の形態例における加熱体では、加
熱板11の板厚寸法は5mm程度としている。酸化アル
ミニウム皮膜若しくは酸化マグネシウム皮膜の膜厚寸法
は、200μm〜400μmとしている。このように、
加熱板11の一面に第1の電気絶縁皮膜13を施すこと
で、面状発熱体15と加熱板11との間における絶縁性
を保つ構成としている。
【0014】さらに、この実施の形態例における加熱体
では、加熱板11として二枚のステンレス板11a,1
1b間に一枚のアルミニウム板11cを介在した三層板
を採用し、押え板17にステンレス板を採用している。
【0015】三層板の他の例としては、二枚のステンレ
ス板間に一枚の銅板を介在した三層板、二枚のチタン板
間に一枚のアルミニウム板11cを介在した三層板、一
枚のステンレス板と一枚のチタン板間に一枚の銅板を介
在した三層板などを採用する。三層板はクラッド接合に
よって一体な構成にできる。
【0016】銅板やアルミニウム板は、ステンレス板や
チタン板よりも熱伝導性に優れた材料であり、ステンレ
ス板やチタン板は、耐腐食性や歪強度に優れた材料であ
ることから、これらの材料をバランスよく組み合わせて
接合することによって全体の厚み寸法を薄い寸法にも製
作することが可能となる。
【0017】従って、加熱体の加熱板11は、金属板を
複数層に構成することによって熱変形、熱歪の発生を極
力減少させることができ、かつ熱伝導性、耐腐食性、対
摩耗性が良好な加熱板11を製作することが可能であ
る。なお、この実施の形態例では加熱板11を三層構造
としたが、上述した熱変形や歪の発生、熱伝導性を考慮
して複数の異種金属板を組み合わせて三層以上の複数層
に構成とすることができる。
【0018】また、面状発熱体15は、図3に示すマイ
カ基板15aに線状の発熱線15bを巻着することによ
って作られている。なお、面状発熱体の他の例として
は、薄い発熱抵抗板をプレスにより打ち抜いたり、エッ
チング加工によって所定のパターンを構成した金属箔ヒ
ーターを採用することができる。また他の例としては、
第1及び第2の電気絶縁皮膜13,19上に蒸着、CV
D、または発熱素材としてニッケルとクロムのペースト
をスクリーン印刷し発熱パターンを作り、これを焼成す
ることによっても形成できる。
【0019】加熱体を製作するには、加熱板11の一面
に溶射によって酸化アルミニウム(Al)皮膜、
酸化マグネシウム(MgO)皮膜、酸化ジルコニウム
(ZrO)被膜、酸化ケイ素(SiO)被膜、酸化
チタン(TiO)被膜から選択された一種の被膜を、
プラズマ照射、アーク溶射、フレーム溶射などの溶射に
よって付着させる。この際、加熱板11として二枚のス
テンレス板11a,11b間に一枚のアルミニウム板1
1cを介在した三層板を採用した場合には、一枚のステ
ンレス板11bの一面に酸化アルミニウム皮膜、酸化マ
グネシウム皮膜、酸化ジルコニウム被膜、酸化ケイ素被
膜、酸化チタン被膜から選択された一種の被膜を溶射に
よって付着させる。
【0020】さらに、加熱板11に付着させた一種の皮
膜上には、シリカ系樹脂皮膜を焼き付けによってコーテ
ィングする。その後、第1の電気絶縁皮膜13及び押え
板17間に面状発熱体15及びマイカ板19を挟み、加
熱板11と押え板17とをネジ(図示せず)によって相
互に固定する。
【0021】加熱板11の一面とは厚み方向で反対面と
なる表面には、例えば被加熱物としてのシリコンウエハ
ーが搭載されて焼成される。この際、面状発熱体15に
通電がなされると、第1の絶縁被膜13を介して加熱板
11へ熱を伝導させるので、第1の絶縁被膜13によっ
て絶縁性を保ちつつ熱伝導による熱応答性が良く、熱均
一性に優れた構成となる。
【0022】図4は、加熱体の第2実施の形態例を示し
ている。なお、第1実施の形態例と同じ部分には同じ符
号を付して説明を省略する。
【0023】図4を参照して、面状発熱体13に対向す
る押え板17の一面には、第1実施の形態例におけるマ
イカ板19に代わり、第2の電気絶縁皮膜21が付着さ
れている。第1及び第2の電気絶縁皮膜13,21は、
加熱板11の一面に溶射によって形成した加熱板11の
一面に溶射によって設けた酸化アルミニウム皮膜、酸化
マグネシウム皮膜、酸化ジルコニウム被膜、酸化ケイ素
被膜、酸化チタン被膜から選択された一種の被膜と、こ
の一種の被膜上に焼き付けによってコーティングしたシ
リカ系樹脂皮膜とによって構成されている。
【0024】加熱体を製作するには、加熱板11の一面
に溶射によって上述した一種の被膜として酸化アルミニ
ウム皮膜を溶射によって付着させる。また、押え板17
には、上述した一種の被膜として酸化アルミニウム皮膜
を溶射によって付着させる。
【0025】さらに、加熱板11及び押え板17に付着
させた上述の一種の被膜上には、シリカ系樹脂皮膜を焼
き付けによってコーティングする。シリカ系樹脂皮膜
は、上述の一種の被膜のポーラス部分をも封止するの
で、電気絶縁性や耐腐食性を向上させる役目を果たす。
【0026】このようにして付着させた第1及び第2の
電気絶縁皮膜13,21間には、面状発熱体15を挟
み、加熱板11と押え板17とをネジのような固定部材
(図示せず)によって相互に固定する。
【0027】加熱板11の一面とは厚み方向で反対面と
なる表面には、例えばシリコンウエハーが搭載されて焼
成される。この際、面状発熱体15に通電がなされる
と、第1の絶縁被膜13を介して加熱板11へ熱を伝導
させるので、第1の絶縁被膜13によって絶縁性を保ち
つつ熱伝導による熱応答性が良く、熱均一性に優れた構
成となる。また、面状発熱体15と押え板17との間に
は、第2の絶縁被膜21が介在されているので、絶縁性
を保つことができる。
【0028】なお、面状発熱体15の発熱線15bは、
図3に示したように、パターンを所定形状に選択してマ
イカ基板15aに巻着される。
【0029】さらに、第1及び第2実施の形態例におけ
る加熱体では、加熱板11として三層板を採用し、面状
発熱体15を金属箔ヒーターとして、押え板17にステ
ンレス板を採用する。
【0030】加熱板11の一面とは厚み方向で反対面と
なる表面には、例えばシリコンウエハーが搭載されて焼
成される。この際、面状発熱体15に通電がなされる
と、第1の絶縁被膜13を介して加熱板11へ熱を伝導
させるので、第1の絶縁被膜13によって絶縁性を保ち
つつ熱伝導による熱応答性が良く、熱の均一性に優れた
構成となる。また、面状発熱体15と押え板17との間
には、第2の絶縁被膜21が介在されているので、絶縁
性を保つことができる。
【0031】なお、面状発熱体15の発熱線15bは、
図3に示したように、発熱線15bのパターンを所定形
状に選択して設計しマイカ基板15aに巻着される。
【0032】以下に、第1及び第2の電気絶縁皮膜1
3,21として酸化アルミニウムを採用した場合におけ
る具体例を説明する。
【0033】加熱板11に設けた第1の電気絶縁皮膜1
3には、面状発熱体15が直接接触するので、通常、1
500V/分の絶縁耐圧を必要とする。さらに高温にお
ける使用において高い電気絶縁性を維持するには、カッ
トオフ電流を5mAとし、2500V/分の絶縁耐圧の
性能を維持することが望ましい。
【0034】酸化アルミニウムは、純度98%以上のも
のを採用し、溶射としてはプラズマ溶射が最も適してお
り、高温でプラズマ溶射によって酸化アルミニウムを溶
融したときには酸化アルミニウムが微細粉体となること
から、溶射後にピンホールの発生を少なくすることがで
きる。
【0035】溶射後における酸化アルミニウムの膜厚寸
法は、100μm以下では絶縁耐圧が維持できず、50
0μm以上ではクラックが発生する恐れがあるので、1
00μm以上〜500μm以下の範囲の膜厚寸法であっ
て、望ましくは200μm〜400μmの膜厚寸法とす
ることが最も絶縁耐圧を維持するのに最も適している。
【0036】酸化アルミニウム皮膜上にコーティングす
るシリカ系樹脂皮膜は、酸化アルミニウムを溶射後に発
生するピンホールを封止することによって絶縁耐圧を維
持するためにシリカ系樹脂塗料をコーティングする。
【0037】シリカ系樹脂塗料の一例としては、エチル
シリケート(オルトケイ酸エチルエステル)がある。エ
チルシリケートは溶剤によって溶かし、酸化アルミニウ
ム被膜上に塗布してから焼き付けをすると、シリカ系樹
脂皮膜がコーティングされる。また、シリカ系樹脂皮膜
は、ピンホールを封止する役目を果たすほか、表面を硬
化させる効果もある。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、複数の金属板を接合し
た加熱板に一面に第1の電気絶縁皮膜を付着させ、その
上に直接面状発熱体を設け、マイカ板を介して押え板で
固定する構成、もしくはマイカ板に代えて第2の絶縁皮
膜を押え板に付着して面状発熱体を固定するように構成
したので、熱伝導による熱応答性が良く、熱均一性、電
気絶縁性に優れ、耐摩耗性、熱変形や耐腐食性を減少で
きる加熱体が得られる。
【0039】また、従来技術のように、多くのマイカ板
や、均熱のための銅板を使用しないことから、軽量化で
きる加熱体が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る加熱体の第1実施の形態例を示す
断面図である。
【図2】図1に示した加熱体を分解して示した断面図で
ある。
【図3】図1に示した加熱体に使用した面状発熱体を拡
大して示した平面図である。
【図4】本発明に係る加熱体の第2実施の形態例におけ
る状態を分解して示した断面図である。
【図5】従来技術における加熱体を示した断面図であ
る。
【図6】図5に示した加熱体を分解して示した断面図で
ある。
【符号の説明】
11 加熱板 13 第1の電気絶縁皮膜 15 面状発熱体 15a マイカ基板 15b 発熱線 17,46 押え板 19 マイカ板 21 第2の電気絶縁皮膜 41 アルミニウム板 43,45 マイカ板 44 リボンヒータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉沢 玄秀 長野県南安曇郡豊科町大字豊科500番地 日本電熱株式会社内 Fターム(参考) 3K034 AA19 BA02 BB02 BB07 BB12 BC06 BC12 FA13 HA10 JA02 JA10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製の加熱板と、該加熱板の一面に設
    けた面状発熱体と、該面状発熱体を挟むよう前記加熱板
    に固定した金属製の押え板とを含む加熱体において、 前記加熱板は熱変形、耐腐食性及び熱伝導性が異なる複
    数枚の金属板を積層して接合したものであり、前記加熱
    板の一面に付着させた第1の電気絶縁皮膜と、マイカ板
    とを有し、前記第1の電気絶縁皮膜上に前記面状発熱体
    を設け、前記押え板及び前記面状発熱体間に前記マイカ
    板を設け、前記加熱板と前記押え板とが相互に固定され
    ていることを特徴とする加熱体。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の加熱体において、前記第
    1の電気絶縁皮膜は前記加熱板の一面に溶射によって設
    けた酸化アルミニウム皮膜、酸化マグネシウム皮膜、酸
    化ジルコニウム被膜、酸化ケイ素被膜、酸化チタン被膜
    から選択された一種の被膜と、該一種の皮膜上に焼き付
    けによってコーティングしたシリカ系樹脂皮膜とを有し
    ていることを特徴とする加熱体。
  3. 【請求項3】 金属製の加熱板と、該加熱板の一面に設
    けた面状発熱体と、該面状発熱体を挟むよう前記加熱板
    に固定した金属性の押え板とを含む加熱体において、 前記加熱板は熱変形、耐腐食性及び熱伝導性が異なる複
    数枚の金属板を積層して接合したものであり、前記加熱
    板の一面に付着させた第1の電気絶縁皮膜と、前記面状
    発熱体に対向する該押え板の一面に付着させた第2の電
    気絶縁皮膜とを有し、前記第1及び第2の電気絶縁被膜
    間に前記面状発熱体を設け、前記加熱板と前記押え板と
    が相互に固定されていることを特徴とする加熱体。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の加熱体において、前記第
    1及び第2の電気絶縁皮膜は前記加熱板の一面に溶射に
    よって設けた酸化アルミニウム皮膜、酸化マグネシウム
    皮膜、酸化ジルコニウム被膜、酸化ケイ素被膜、酸化チ
    タン被膜から選択された一種の被膜と、該一種の被膜膜
    上に焼き付けによってコーティングしたシリカ系樹脂皮
    膜とを有していることを特徴とする加熱体。
  5. 【請求項5】 請求項1又は3記載の加熱体において、
    前記加熱板は二枚のステンレス板間に一枚のアルミニウ
    ム板を介在した三層板、二枚のステンレス板間に一枚の
    銅板を介在した三層板、二枚のチタン板間に一枚のアル
    ミニウム板を介在した三層板、一枚のステンレス板と一
    枚のチタン板間に一枚の銅板を介在した三層板のうちの
    いずれか一種であることを特徴とする加熱体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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