JP2002288926A - 光ディスク装置におけるディスクモータの回転角速度制御装置 - Google Patents

光ディスク装置におけるディスクモータの回転角速度制御装置

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JP2002288926A
JP2002288926A JP2001086510A JP2001086510A JP2002288926A JP 2002288926 A JP2002288926 A JP 2002288926A JP 2001086510 A JP2001086510 A JP 2001086510A JP 2001086510 A JP2001086510 A JP 2001086510A JP 2002288926 A JP2002288926 A JP 2002288926A
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disk motor
gain
signal
disk
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JP2001086510A
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English (en)
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Hisanao Samejima
寿尚 鮫島
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メカばらつきや光ディスクのばらつきが存在
しても光ディスクの回転角速度が線速度一定となり、正
常な記録または再生を行うことができる光ディスク装置
におけるディスクモータの回転角速度制御装置を提供す
る。 【解決手段】 ディスクモータ回転角速度制御手段8が
ディスクモータの制御信号のゲインを設定する際に、光
ヘッド2が出力する信号から抽出した同期信号と記録再
生基準信号生成手段が生成する記録再生基準信号とから
前記同期信号のジッター量をジッター検出手段7によっ
て検出し、この前記同期信号のジッター量が最小となる
ようにディスクモータの制御信号のゲインを設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク装置に
おけるディスクモータの回転角速度制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CD、DVD等の光ディスクを記録・再
生する光ディスク装置におけるディスクモータの回転角
速度制御方法について、以下に説明する。
【0003】図10、11は、従来の光ディスク装置に
おけるディスクモータの回転角速度制御に関する各駆動
部と制御部の構成の要部を示す図である。図10に示す
光ディスク装置は、ディスクモータの回転角速度を線速
度一定に制御する構成を有し、図11に示す光ディスク
装置は、ディスクモータの回転角速度を主に角速度一定
に制御する構成を有する。
【0004】図10に示す光ディスク装置において、1
は光ディスク、2は光ディスク1からの情報の再生若し
くは光ディスク1への情報の記録を行うための光ヘッ
ド、3は光ディスク1を回転させるディスクモータ、4
はEFM変調処理等を行う信号処理手段、5は光ヘッド
2から出力され、信号処理手段4を介して得られる信号
から光ディスク1の現在の回転角速度に対応する同期信
号を抽出する記録再生信号抽出手段、6は光ディスク1
を所望の回転角速度で回転させるための記録再生基準信
号を生成する記録再生基準信号生成手段、8は前記同期
信号と前記記録再生基準信号とによりディスクモータの
制御信号を生成するディスクモータ回転角速度制御手
段、9はディスクモータ3を駆動させるためのディスク
モータ駆動手段である。この光ディスク装置は、前記同
期信号と前記記録再生基準信号とにより生成された制御
信号をディスクモータ回転角速度制御手段8からディス
クモータ駆動手段9に出力することによって、ディスク
モータ3、つまり光ディスク1の回転角速度を線速度一
定となるよう制御している。
【0005】また、図11に示す光ディスク装置におい
て、14はディスクモータ3の現在の回転角速度を検出
し、回転角速度検出信号として出力する回転角速度検出
手段、15は光ディスク1を所望の回転角速度で回転さ
せるための回転角速度基準信号を生成する回転角速度基
準信号生成手段、16は前記回転角速度検出信号と前記
回転角速度基準信号とによりディスクモータの制御信号
を生成するディスクモータ回転角速度制御手段である。
光ディスク1、ディスクモータ3、ディスクモータ駆動
手段9は、図10に示す光ディスク装置と同一の部材で
ある。この光ディスク装置は、前記回転角速度検出信号
と前記回転角速度基準信号とにより生成される制御信号
をディスクモータ回転角速度制御手段16からディスク
モータ駆動手段9に出力することによって、ディスクモ
ータ3、つまり光ディスク1の回転角速度を角速度一定
となるよう制御している。
【0006】しかしながら、図10に示すような光ディ
スク装置において情報の記録・再生を行う際にメカばら
つき(ディテクタの感度のばらつき等に起因する光ヘッ
ドのばらつき等)や光ディスクのばらつき(偏心成分や
偏重心成分等による光ディスクの偏り)が存在すると、
光ヘッドが出力する信号に変動成分が現出するため、前
記光ヘッドが出力する信号から抽出した同期信号のジッ
ターが悪化する。従って、このジッターの悪化している
同期信号を用いてディスクモータの制御信号を生成する
ことになり、光ディスクの回転角速度が線速度一定とな
らず、記録または再生が不安定となる。
【0007】また、図11に示すような光ディスク装置
は、ディスクモータの回転角速度を直接検出して得た回
転角速度検出信号を用いてディスクモータの制御信号を
生成することになるため、光ディスクにばらつき(偏心
成分や偏重心成分等による光ディスクの偏り)が存在し
てもディスクモータの回転角速度は角速度一定に保たれ
る。そのため、光ディスクのばらつきが存在したままと
なり、光ディスクのトラック上における回転角速度が角
速度一定とならず、記録または再生が不安定となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
に鑑み、光ヘッドから出力される信号から抽出した同期
信号を基にディスクモータの回転角速度を線速度一定に
制御する光ディスク装置においては、同期信号のジッタ
ー量が最小となるようにディスクモータの制御信号のゲ
インを設定することによって、メカばらつきや光ディス
クのばらつきが存在しても光ディスクの回転角速度が線
速度一定となり、正常な記録または再生を行うことがで
きる光ディスク装置におけるディスクモータの回転角速
度制御装置を提供することを目的とする。
【0009】また、ディスクモータの現在の回転角速度
を基にディスクモータの回転角速度を角速度一定に制御
する光ディスク装置においては、光ディスクの偏心量情
報を回転角速度基準信号に加味することによって得た新
たな回転角速度基準信号と回転角速度検出信号とにより
ディスクモータの制御信号を生成することによって、光
ディスクのばらつきが存在しても光ディスクの回転角速
度が角速度一定となり、正常な記録または再生を行うこ
とができる光ディスク装置におけるディスクモータの回
転角速度制御装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明における請求項1
記載の光ディスク装置におけるディスクモータの回転角
速度制御装置は、光ヘッドが出力する信号から抽出した
同期信号と記録再生基準信号とによりディスクモータの
回転角速度を線速度一定に制御する光ディスク装置にお
けるディスクモータの回転角速度制御装置であって、前
記同期信号と前記記録再生基準信号とから前記同期信号
のジッター量を検出するジッター検出手段と、前記同期
信号と前記記録再生基準信号とによりディスクモータの
制御信号を生成するディスクモータ回転角速度制御手段
とを備え、前記ディスクモータ回転角速度制御手段がデ
ィスクモータの制御信号のゲインを設定するに際し、ゲ
インを変更しながら記録または再生を行い、前記同期信
号のジッター量が最小となるときのゲインを求め、これ
を以ってディスクモータの制御信号のゲインとすること
を特徴とする。
【0011】本発明における請求項2記載の光ディスク
装置におけるディスクモータの回転角速度制御装置は、
請求項1記載の光ディスク装置におけるディスクモータ
の回転角速度制御装置であって、前記ディスクモータ回
転角速度制御手段がディスクモータの制御信号のゲイン
を変更していくに際し、任意に設定した固定値を1回以
上ゲインに乗算あるいは除算する、または任意に設定し
た複数の固定値をゲインに乗算あるいは除算することで
変更していくことを特徴とする。
【0012】本発明における請求項3記載の光ディスク
装置におけるディスクモータの回転角速度制御装置は、
請求項1、2記載の光ディスク装置におけるディスクモ
ータの回転角速度制御装置であって、光ディスクの偏心
量を検出する偏心量検出手段を備え、前記ディスクモー
タ回転角速度制御手段がディスクモータの制御信号のゲ
インを変更していくに際し、検出した偏心量に応じてゲ
インを変更する範囲を設定し、この範囲内においてゲイ
ンを変更していくことを特徴とする。
【0013】本発明における請求項4記載の光ディスク
装置におけるディスクモータの回転角速度制御装置は、
光ヘッドが出力する信号から抽出した同期信号と記録再
生基準信号とによりディスクモータの回転角速度を線速
度一定に制御する光ディスク装置におけるディスクモー
タの回転角速度制御装置であって、光ディスクの偏心量
を検出する偏心量検出手段と、前記同期信号と前記記録
再生基準信号とによりディスクモータの制御信号を生成
するディスクモータ回転角速度制御手段とを備え、前記
ディスクモータ回転角速度制御手段がディスクモータの
制御信号のゲインを設定するに際し、前記同期信号のジ
ッター量が最小となるときのディスクモータの制御信号
のゲインと偏心量との相関を表す定数を予め記憶してお
き、前記偏心量検出手段からの偏心量情報と前記相関を
表す定数とを用いてゲインを求め、これを以ってディス
クモータの制御信号のゲインとすることを特徴とする。
【0014】本発明における請求項5記載の光ディスク
装置におけるディスクモータの回転角速度制御装置は、
請求項1から4記載の光ディスク装置におけるディスク
モータの回転角速度制御装置であって、光ディスクを記
録または再生した時に傷等を通過したことを検出するデ
ィフェクト検出手段を備え、任意に設定した間隔内にお
いて検出されたディフェクトの通過回数が任意に設定し
た回数よりも多い場合に、ゲインの設定を行うことを特
徴とする。
【0015】本発明における請求項6記載の光ディスク
装置におけるディスクモータの回転角速度制御装置は、
請求項1から5記載の光ディスク装置におけるディスク
モータの回転角速度制御装置であって、光ディスクを記
録または再生した時に傷等を通過したことを検出するデ
ィフェクト検出手段を備え、光ディスクの記録または再
生中に任意に設定した間隔内において検出されたディフ
ェクトの通過回数が任意に設定した回数よりも多いとき
には、前記ディスクモータ回転角速度制御手段によって
ディスクモータの制御信号のゲインを元のゲインから一
定値下げ、任意に設定した回数より少なくなったときに
元に戻すことを特徴とする。
【0016】本発明における請求項7記載の光ディスク
装置におけるディスクモータの回転角速度制御装置は、
請求項1から6記載の光ディスク装置におけるディスク
モータの回転角速度制御装置であって、光ヘッドからの
情報再生信号を復号する際に単位時間当たりの誤り訂正
失敗頻度を検出するエラーレート検出手段を備え、前記
ディスクモータ回転角速度制御手段がディスクモータの
制御信号のゲインを設定するに際し、エラーレートが任
意の一定値を越えた場合、ゲインを変更しながら記録ま
たは再生を行い、エラーレートが最小となるときのゲイ
ンを求め、これを以ってディスクモータの制御信号のゲ
インとすることを特徴とする。
【0017】本発明における請求項8記載の光ディスク
装置におけるディスクモータの回転角速度制御装置は、
請求項1から7記載の光ディスク装置におけるディスク
モータの回転角速度制御装置光ヘッドからの情報再生信
号を復号する際に単位時間当たりの誤り訂正失敗頻度を
検出するエラーレート検出手段を備え、光ディスクの記
録または再生中にエラーレートが任意の一定値を越えた
ときには、ゲインを変更しながら記録または再生を行
い、エラーレートが最小となるときのゲインを求め、こ
れを以ってディスクモータの制御信号のゲインとするこ
とを特徴とする。
【0018】本発明における請求項9記載の光ディスク
装置におけるディスクモータの回転角速度制御装置は、
ディスクモータの回転角速度を検出する回転角速度検出
手段から出力される回転角速度検出信号と、回転角速度
基準信号生成手段によって生成される回転角速度基準信
号とによりディスクモータの回転角速度を角速度一定に
制御する光ディスク装置におけるディスクモータの回転
角速度制御装置であって、光ヘッドが出力する信号から
光ディスクに存在する偏りの影響を受けた変動信号を抽
出する手段と、前記回転角速度検出信号と前記回転角速
度基準信号とによりディスクモータの制御信号を生成す
るディスクモータ回転角速度制御手段とを備え、前記デ
ィスクモータ回転角速度制御手段がディスクモータの制
御信号を生成するに際し、前記回転角速度基準信号生成
手段が前記変動信号の位相と振幅を調整して前記回転角
速度基準信号に重畳し、この新たな回転角速度基準信号
と前記回転角速度検出信号とによりディスクモータの制
御信号を生成することを特徴とする。
【0019】本発明における請求項10記載の光ディス
ク装置におけるディスクモータの回転角速度制御装置
は、請求項9記載の光ディスク装置におけるディスクモ
ータの回転角速度制御装置であって、光ヘッドが出力す
る信号から抽出される同期信号と記録再生基準信号とに
より前期同期信号のジッター量を検出するジッター検出
手段を備え、前記ディスクモータ回転角速度制御手段が
ディスクモータの制御信号のゲインを設定するに際し、
前記回転角速度基準信号生成手段によって前記回転角速
度基準信号に重畳する前記変動信号の位相をずらしなが
ら又は振幅を変更しながら、記録または再生を行い、前
記ディスクモータ回転角速度制御手段が前記同期信号の
ジッター量が最小となるときのディスクモータの制御信
号のゲインを求め、これを以ってディスクモータの制御
信号のゲインとすることを特徴とする。
【0020】本発明における請求項11記載の光ディス
ク装置におけるディスクモータの回転角速度制御装置
は、請求項1から3及び5、7、8、10記載の光ディ
スク装置におけるディスクモータの回転角速度制御装置
であって、ディスクモータを駆動するディスクモータ駆
動手段に流れる電流を検出する駆動電流量検出手段を備
え、ディスクモータの制御信号のゲインを変更するに際
し、検出された電流量が任意に設定した値よりも大きく
ならないように変更することを特徴とする。
【0021】以上のように、本発明によれば、光ヘッド
から出力される信号から抽出した同期信号を基にディス
クモータの回転角速度を線速度一定に制御する光ディス
ク装置においては、メカばらつきや光ディスクのばらつ
きが存在しても光ディスクの回転角速度が線速度一定と
なり、正常な記録または再生を行うことができ、またデ
ィフェクト検出手段を備えることによって、光ディスク
に存在する傷等のディフェクトが原因となる同期信号の
ジッターの悪化を防ぐことができ、更にエラーレート検
出手段を備えることによって、光ディスクに存在する傷
等のディフェクトや、これ以外の原因による同期信号の
ジッターの悪化を防ぐことができる。
【0022】ディスクモータの現在の回転角速度を基に
ディスクモータの回転角速度を角速度一定に制御する光
ディスク装置においては、光ディスクのばらつきが存在
しても光ディスクのトラック上における回転角速度が一
定となり、正常な記録または再生を行うことができ、ま
たジッター検出手段を備えることによって、記録または
再生中におけるジッターの悪化を防ぐことができる。
【0023】また、ゲインを変更する際、ディスクモー
タを駆動するディスクモータ駆動手段に流れる電流が任
意に設定した値よりも大きくならないようにすることに
よって、ディスクモータ駆動手段の発熱と消費電力を抑
えることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態1から4の光
ディスク装置は、図10に示す従来の光ディスク装置と
同様の方法にてディスクモータの回転角速度を制御し、
その際に同期信号のジッター量が最小となるようにディ
スクモータの制御信号のゲインを設定することによっ
て、メカばらつきや光ディスクのばらつきが存在しても
光ディスクの回転角速度を線速度一定に保つことができ
る光ディスク装置である。
【0025】一方、本発明の実施の形態5、6の光ディ
スク装置は、図11に示す従来の光ディスク装置と同様
の方法にてディスクモータの回転角速度を制御し、光デ
ィスクの偏心量情報を回転角速度基準信号に加味するこ
とによって得た新たな回転角速度基準信号を用いてディ
スクモータの制御信号を生成することによって、光ディ
スクのばらつきが存在しても光ディスクのトラック上に
おける回転角速度を一定に保つことができる光ディスク
装置である。
【0026】以下、図面を参照しながら本発明の光ディ
スク装置におけるディスクモータの回転角速度制御装置
の実施の形態について説明する。なお、従来例と同じ構
成を有する部材には同一の番号を付記して、説明を省略
する。
【0027】(実施の形態1)以下、本実施の形態1に
ついて図1を用いて説明する。図1は、本実施の形態1
の光ディスク装置におけるディスクモータの回転角速度
制御に関する各駆動部と制御部の構成の要部を示す図で
ある。
【0028】該光ディスク装置におけるディスクモータ
3の回転角速度制御方法は、図10に示した従来の光デ
ィスク装置と同様であり、光ヘッド2が出力した信号か
ら記録再生信号抽出手段5が抽出した光ディスク1の現
在の回転角速度に対応する同期信号と、記録再生基準信
号生成手段6が生成した記録再生基準信号とによりディ
スクモータ回転角速度制御手段8がディスクモータの制
御信号を生成し、ディスクモータ駆動手段9に出力する
ことによって、光ディスク1の回転角速度が線速度一定
となるよう制御している。しかし、該光ディスク装置の
メカばらつき等による影響によって前記同期信号のジッ
ターが悪化していた場合、つまりジッター量が大きい場
合、光ディスク1の回転角速度を線速度一定に保つこと
ができなくなる。
【0029】そこで該光ディスク装置は、ディスクモー
タ回転角速度制御手段8がディスクモータの制御信号の
ゲインを設定するに際し、ゲインを変更しながら記録ま
たは再生を行い、前記同期信号のジッター量が最小とな
るときのゲインを求め、これを以ってディスクモータの
制御信号のゲインとしている。つまり、ジッター検出手
段7がこれら前記同期信号と前記記録再生基準信号とを
用いて前記同期信号のジッターを検出し、ディスクモー
タ回転角速度制御手段8がジッター量が最小となるよう
にディスクモータの制御信号のゲインを設定する構成を
取っている。
【0030】該光ディスク装置においては、ディスクモ
ータ回転角速度制御手段8が任意に設定された複数の固
定値をディスクモータの制御信号のゲインに乗算あるい
は除算し、または任意に設定された固定値を1回以上デ
ィスクモータの制御信号のゲインに乗算あるいは除算
し、前記同期信号のジッター量が最小となるようディス
クモータの制御信号のゲインを設定している。
【0031】(実施の形態2)以下、本実施の形態2に
ついて図2を用いて説明する。図2は、本実施の形態2
の光ディスク装置におけるディスクモータの回転角速度
制御に関する各駆動部と制御部の構成の要部を示す図で
ある。なお、該光ディスク装置も本実施の形態1の光デ
ィスク装置と同様に、図10に示した従来の光ディスク
装置と同じ構成にて光ディスク1の回転角速度が線速度
一定となるよう制御しており、また前記同期信号のジッ
ター量が最小となるようディスクモータの制御信号のゲ
インを設定している。
【0032】本実施の形態2と本実施の形態1の異なる
点は、ディスクモータ回転角速度制御手段8がディスク
モータの制御信号のゲインを設定する際に、ディスクモ
ータの制御信号のゲインに乗算あるいは除算するための
任意に設定された複数の固定値等の値を偏心量検出手段
10が検出した偏心量に応じて変更する点にある。偏心
量検出手段10は、光ディスク1に偏心や偏重心等の偏
り(インバランス)が存在するときに、例えばトラッキ
ングエラー信号等に現われる変動成分を基にして偏心量
を検出している。
【0033】図3はディスクモータの制御信号のゲイン
を相対的に変更しながら偏心量が既知の光ディスクを再
生した時の前記同期信号のジッター量を実測した特性図
であって、基準とした制御信号のゲインから+方向、−
方向にゲインを変更しながら偏心量が0μm、100μ
m、150μmのテストディスクを再生した時の前記同
期信号のジッター量を測定してある。図3に示すよう
に、偏心量が小さいほどジッター量が小さくなり、ジッ
ター量が最も小さくなるゲインの位置が偏心量の値によ
って異なっている。また、ゲインを変更した時の前記同
期信号のジッター量の変化量は、偏心量が大きくなると
ともに大きくなる。
【0034】そこで、該光ディスク装置においては、ゲ
インに乗算あるいは除算するための複数の固定値等の値
を偏心量の大きさに応じて変更し、かつ、偏心量の大き
さが大きくなる程ゲインを変更する範囲を小さくしてい
る。
【0035】また、該光ディスク装置を製造する過程に
おいて、偏心量が分かっている光ディスクの前記同期信
号のジッター量を測定し、前記同期信号のジッター量が
最小となるときのディスクモータの制御信号のゲインと
偏心量との相関を表す定数を予め記憶しておき、実際に
偏心量が不明の光ディスクを再生した時に、前記相関を
表す定数と偏心量検出手段10にて検出された偏心量と
を用いてディスクモータの制御信号のゲインを設定する
ことも可能である。
【0036】(実施の形態3)以下、本実施の形態3に
ついて図4を用いて説明する。図4は、本実施の形態3
の光ディスク装置におけるディスクモータの回転角速度
制御に関する各駆動部と制御部の構成の要部を示す図で
ある。なお、該光ディスク装置も本実施の形態2の光デ
ィスク装置と同様に、図10に示した従来の光ディスク
装置と同じ構成にて光ディスク1の回転角速度が線速度
一定となるよう制御しており、また前記同期信号のジッ
ター量が最小となるようディスクモータの制御信号のゲ
インを設定している。
【0037】本実施の形態3と本実施の形態2の異なる
点は、ディスクモータの制御信号のゲインを設定する際
にディフェクト検出手段11が任意の一定間隔内におい
てディフェクトを通過する回数を検出し、このディフェ
クト通過回数が一定値を越えたときゲインを変更する構
成を付加している点である。
【0038】光ディスク1の情報が記録してある面に傷
等のディフェクトが存在した場合、信号処理手段4から
得られる前記同期情報に欠落が生じるため、前記同期信
号のジッターが悪化し、前記同期信号と前記記録再生基
準信号との比較でディスクモータ3の回転角速度を制御
していた場合(図10)、安定した光ディスク1の記録
または再生が行えなくなる。
【0039】そこで該光ディスク装置では、ディスクモ
ータの制御信号のゲインを設定する際に、ディフェクト
検出手段11から入力された任意の一定間隔内における
ディフェクトの通過回数を検出し、ディフェクト通過回
数が任意の回数を超えた場合には、ディスクモータ回転
角速度制御手段8が前記同期信号のジッター量が最小と
なるよう制御信号のゲインを設定するよう構成されてい
る。
【0040】なお、情報の記録または再生中においても
任意の一定間隔毎にディフェクト通過回数を検出し、デ
ィフェクト通過回数が任意の回数を超えた場合には設定
されたゲインから更に一定値下げるようにし、ディフェ
クト通過回数が任意の回数以下となったとき元に戻すよ
う構成することもできる。
【0041】(実施の形態4)以下、本実施の形態4に
ついて図5を用いて説明する。図5は、本実施の形態4
の光ディスク装置におけるディスクモータの回転角速度
制御に関する各駆動部と制御部の構成の要部を示す図で
ある。なお、該光ディスク装置も本実施の形態2の光デ
ィスク装置と同様に、図10に示した従来の光ディスク
装置と同じ構成にて光ディスク1の回転角速度が線速度
一定となるよう制御しており、また前記同期信号のジッ
ター量が最小となるようディスクモータの制御信号のゲ
インを設定している。
【0042】本実施の形態4と本実施の形態2の異なる
点は、ディスクモータの制御信号のゲインを設定する際
にエラーレート検出手段13によってエラーレート(単
位時間当たりの誤り訂正失敗頻度)を検出し、エラーレ
ートが任意の一定値を越えたときには、ゲインを変更し
ながら記録又は再生を行い、エラーレートが最小となる
ときのゲインを求め、これを以ってディスクモータの制
御信号のゲインとする構成を付加している点である。
【0043】光ディスク1の情報が記録してある面に傷
等のディフェクトが存在することによて、あるいはディ
フェクト以外の理由によって前記同期信号のジッターが
悪い場合、情報を再生するための情報再生信号を信号復
号手段12で復号する際の単位時間あたりに誤り訂正が
失敗する頻度(エラーレート)が高い値となる。
【0044】そこで該光ディスク装置は、ディスクモー
タの制御信号のゲインを設定する際に、記録再生信号抽
出手段5が抽出した情報再生信号を信号復号手段12で
復号する際のエラーレートをエラーレート検出手段13
で検出し、エラーレートが任意の一定値を越えた場合
(光ディスク1からの情報の読み取りや光ディスク1へ
の情報の記録が不安定となる場合)には、エラーレート
が最小となるようにディスクモータの制御信号のゲイン
を設定するよう構成されている。
【0045】(実施の形態5)以下、本実施の形態5に
ついて図6、7を用いて説明する。図6は、本実施の形
態5の光ディスク装置におけるディスクモータの回転角
速度制御に関する各駆動部と制御部の構成の要部を示す
図である。
【0046】該光ディスク装置におけるディスクモータ
3の回転角速度制御方法は、図11に示した従来の光デ
ィスク装置と同様であり、回転角速度検出手段14から
出力される回転角速度検出信号と回転角速度基準信号生
成手段15によって生成される回転角速度基準信号とに
よりディスクモータ回転角速度制御手段16がディスク
モータの制御信号を生成し、ディスクモータ駆動手段9
に出力することによって光ディスク1の回転角速度が角
速度一定となるよう制御している。しかし、該光ディス
ク装置は、光ディスク1に偏心や偏重心等の偏り(イン
バランス)が存在したとしてもディスクモータ3の回転
角速度が角速度一定となるよう制御するため、光ディス
クのばらつきが存在したままとなる。そのため、このよ
うな場合には、光ディスク1のトラック上における回転
角速度を一定に保つことができなくなる。
【0047】そこで該光ディスク装置は、光ヘッド2が
出力する信号のうち光ディスク1に存在する偏心等の偏
りによる影響を受けたトラッキングエラー信号やフォー
カスエラー信号等の変動信号を抽出して回転角速度基準
信号生成手段15に入力するために、記録再生信号抽出
手段5と偏心量検出手段10とを利用する。つまり、光
ヘッド2が出力する信号から偏心量検出手段10を介し
て変動信号である偏心量検出信号を回転角速度基準信号
生成手段15に入力し、位相と振幅を調整して前記回転
角速度基準信号に加算し、新たな回転角速度基準信号と
している。ディスクモータ3を制御する信号に対して実
際の動きは遅れて反応するため、偏心量検出手段10か
ら出力される偏心量検出信号をそのまま制御信号に加算
しても実際の動きでは位相がずれてしまうことになり、
また、ディスクモータ3は種類によってゲインが異なる
ため、そのままの振幅(ゲイン)で加算しても所望の効
果を得ることができないためである。
【0048】図7は、該光ディスク装置において、ディ
スクモータ回転角速度制御手段16からディスクモータ
駆動手段9に出力されるディスクモータの制御信号に偏
心量検出手段10から出力される偏心量検出信号を加味
したときの波形を示す図である。偏心量検出手段10か
ら出力される偏心量検出信号は正弦波状の波形であっ
て、1周期が光ディスク1の1回転に相当する。該光デ
ィスク装置は、ディスクモータの制御信号を生成するに
際し、偏心量検出信号の時間的な位相を変更したものに
更に振幅を変更したものを新たな回転角速度基準信号と
し、この新たな回転角速度基準信号を用いてディスクモ
ータの制御信号を生成している。
【0049】(実施の形態6)以下、本実施の形態6に
ついて図8を用いて説明する。図8は、本実施の形態6
の光ディスク装置におけるディスクモータの回転角速度
制御に関する各駆動部と制御部の構成の要部を示す図で
ある。なお、該光ディスク装置も図11に示した従来の
光ディスク装置と同じ構成にて光ディスク1の回転角速
度が角速度一定となるよう制御している。
【0050】しかし、該光ディスク装置のメカばらつき
等による影響によって、光ヘッド2が出力する信号から
抽出した同期信号のジッターが悪化した場合、記録また
は再生中の光ヘッド2のフォーカス制御やトラッキング
制御等が適確に行えなくなる。そこで、該光ディスク装
置は、ディスクモータの制御信号のゲインを設定するに
際し、前記偏心量検出信号の時間的位相の変更若しくは
振幅の変更を行いながら記録または再生を行い、ディス
クモータ回転角速度制御手段16が前記同期信号のジッ
ター量が最小となるときのゲインを求め、これを以って
ディスクモータの制御信号のゲインとしている。即ち、
前記同期信号のジッター量が最小となるように偏心量検
出信号の時間的位相の変更若しくは振幅の変更を行い、
ディスクモータの制御信号のゲインを設定する。
【0051】なお、本実施の形態1から4及び5の光デ
ィスク装置において、ジッター量やエラーレートを最小
とするゲインを求めるためにゲインを変更しながら記録
又は再生を行う際に、ディスクモータ駆動手段9に流れ
る駆動電流が大きくなり過ぎるとディスクモータ駆動手
段9が発熱し、また消費電力が大きくなる恐れがある。
そこで、ディスクモータ駆動手段9に流れる駆動電流を
監視し、この駆動電流が任意の一定値以上となるような
ゲインの変更を防止する構成を付加してもよい。
【0052】例えば、アナログ信号からデジタル信号に
変換するA/D変換手段17を介してディスクモータ駆
動手段9に流れる駆動電流を駆動電流検出手段18が検
出する構成を付加した光ディスク装置の一例であって、
ディスクモータの回転角速度を角速度一定に保つための
構成の要部を示す図を図9に示す。該光ディスク装置
は、駆動電流が任意の一定値以上の場合にのみディスク
モータの制御信号のゲインをディスクモータ回転角速度
制御手段16にて下げる構成となっている。
【0053】また、本実施の形態1から4及び6の光デ
ィスク装置におけるディスクモータの制御信号のゲイン
の設定は、光ディスク装置の初期起動時に自動で行うよ
うにしてもよいし、光ヘッドと光ディスク間の距離を一
定に保つフォーカス制御や、情報が記録してあるトラッ
クに光ビームを追従させるトラック制御、光ヘッドを光
ディスクの径方向に移送するトラバース制御等に何らか
の不具合が生じ光ディスク装置が正常に動作しなかった
ときの再起動時に自動で行うようにしてもよい。また、
起動完了後の再生や記録を行っている間にジッター量を
検出し、ジッター量が任意の一定値を越えたときに自動
で行うようにしてもよいし、起動完了後の再生や記録を
行っている間にエラーレートを検出し、エラーレートが
任意の一定値を越えたときに自動で行うようにしてもよ
い。
【0054】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、光ヘッ
ドから出力される信号から抽出した同期信号を基にディ
スクモータの回転角速度を線速度一定に制御する光ディ
スク装置においては、メカばらつきや光ディスクのばら
つきが存在しても光ディスクの回転角速度が線速度一定
となり、正常な記録または再生を行うことができ、また
ディフェクト検出手段を備えることによって、光ディス
クに存在する傷等のディフェクトが原因となる同期信号
のジッターの悪化を防ぐことができ、更にエラーレート
検出手段を備えることによって、光ディスクに存在する
傷等のディフェクトや、これ以外の原因による同期信号
のジッターの悪化を防ぐことができる。
【0055】ディスクモータの現在の回転角速度を基に
ディスクモータの回転角速度を角速度一定に制御する光
ディスク装置においては、光ディスクのばらつきが存在
しても光ディスクの回転角速度が角速度一定となり、正
常な記録または再生を行うことができ、またジッター検
出手段を備えることによって、記録または再生中におけ
るジッターの悪化を防ぐことができる。
【0056】また、ディスクモータを駆動するディスク
モータ駆動手段に流れる電流が任意に設定した値よりも
大きくならないようにすることによって、ディスクモー
タ駆動手段の発熱と消費電力を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の光ディスク装置におけ
るディスクモータの回転角速度制御に関する各駆動部と
制御部の構成の要部を示す図
【図2】本発明の実施の形態2の光ディスク装置におけ
るディスクモータの回転角速度制御に関する各駆動部と
制御部の構成の要部を示す図
【図3】ディスクモータの制御信号のゲインを相対的に
変更しながら偏心量が既知の光ディスクを再生した時に
光ヘッドが出力する信号から抽出した同期信号のジッタ
ー量を実測した特性図
【図4】本発明の実施の形態3の光ディスク装置におけ
るディスクモータの回転角速度制御に関する各駆動部と
制御部の構成の要部を示す図
【図5】本発明の実施の形態4の光ディスク装置におけ
るディスクモータの回転角速度制御に関する各駆動部と
制御部の構成の要部を示す図
【図6】本発明の実施の形態5の光ディスク装置におけ
るディスクモータの回転角速度制御に関する各駆動部と
制御部の構成の要部を示す図
【図7】本発明の実施の形態5の光ディスク装置におい
て、偏心量検出手段から出力される偏心量検出信号をデ
ィスクモータの制御信号に加味した図
【図8】本発明の実施の形態6の光ディスク装置におけ
るディスクモータの回転角速度制御に関する各駆動部と
制御部の構成の要部を示す図
【図9】本発明の実施の一形態の光ディスク装置であっ
て、アナログ信号からデジタル信号に変換するA/D変
換手段を介してディスクモータ駆動手段に流れる駆動電
流を駆動電流検出手段が検出する構成を持つ光ディスク
装置におけるディスクモータの回転角速度制御に関する
各駆動部と制御部の構成の要部を示す図
【図10】光ヘッドが出力する信号から抽出した同期信
号と記録再生基準信号とによりディスクモータの回転角
速度を線速度一定に制御する光ディスク装置におけるデ
ィスクモータの回転角速度制御に関する各駆動部と制御
部の構成の要部を示す図
【図11】ディスクモータの回転角速度を検出する回転
角速度検出手段が得た回転角速度検出信号と回転角速度
基準信号とによりディスクモータの回転角速度を角速度
一定に制御する光ディスク装置におけるディスクモータ
の回転角速度制御に関する各駆動部と制御部の構成の要
部を示す図
【符号の説明】
1 光ディスク 2 光ヘッド 3 ディスクモータ 4 信号処理手段 5 記録再生信号抽出手段 6 記録再生基準信号生成手段 7 ジッター検出手段 8 ディスクモータ回転角速度制御手段 9 ディスクモータ駆動手段 10 偏心量検出手段 11 ディフェクト検出手段 12 信号復号手段 13 エラーレート検出手段 14 回転角速度検出手段 15 回転角速度基準信号生成手段 16 ディスクモータ回転角速度制御手段 17 A/D変換手段 18 駆動電流検出手段

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ヘッドが出力する信号から抽出した同期
    信号と記録再生基準信号とによりディスクモータの回転
    角速度を線速度一定に制御する光ディスク装置における
    ディスクモータの回転角速度制御装置であって、 前記同期信号と前記記録再生基準信号とから前記同期信
    号のジッター量を検出するジッター検出手段と、 前記同期信号と前記記録再生基準信号とによりディスク
    モータの制御信号を生成するディスクモータ回転角速度
    制御手段とを備え、前記ディスクモータ回転角速度制御
    手段がディスクモータの制御信号のゲインを設定するに
    際し、ゲインを変更しながら記録または再生を行い、前
    記同期信号のジッター量が最小となるときのゲインを求
    め、これを以ってディスクモータの制御信号のゲインと
    することを特徴とする光ディスク装置におけるディスク
    モータの回転角速度制御装置。
  2. 【請求項2】前記ディスクモータ回転角速度制御手段が
    ディスクモータの制御信号のゲインを変更していくに際
    し、任意に設定した固定値を1回以上ゲインに乗算ある
    いは除算する、または任意に設定した複数の固定値をゲ
    インに乗算あるいは除算することで変更していくことを
    特徴とする請求項1記載の光ディスク装置におけるディ
    スクモータの回転角速度制御装置。
  3. 【請求項3】光ディスクの偏心量を検出する偏心量検出
    手段を備え、前記ディスクモータ回転角速度制御手段が
    ディスクモータの制御信号のゲインを変更していくに際
    し、検出した偏心量に応じてゲインを変更する範囲を設
    定し、この範囲内においてゲインを変更していくことを
    特徴とする請求項1、2記載の光ディスク装置における
    ディスクモータの回転角速度制御装置。
  4. 【請求項4】光ヘッドが出力する信号から抽出した同期
    信号と記録再生基準信号とによりディスクモータの回転
    角速度を線速度一定に制御する光ディスク装置における
    ディスクモータの回転角速度制御装置であって、 光ディスクの偏心量を検出する偏心量検出手段と、 前記同期信号と前記記録再生基準信号とによりディスク
    モータの制御信号を生成するディスクモータ回転角速度
    制御手段とを備え、前記ディスクモータ回転角速度制御
    手段がディスクモータの制御信号のゲインを設定するに
    際し、前記同期信号のジッター量が最小となるときのデ
    ィスクモータの制御信号のゲインと偏心量との相関を表
    す定数を予め記憶しておき、前記偏心量検出手段からの
    偏心量情報と前記相関を表す定数とを用いてゲインを求
    め、これを以ってディスクモータの制御信号のゲインと
    することを特徴とする光ディスク装置におけるディスク
    モータの回転角速度制御装置。
  5. 【請求項5】光ディスクを記録または再生した時に傷等
    を通過したことを検出するディフェクト検出手段を備
    え、任意に設定した間隔内において検出されたディフェ
    クトの通過回数が任意に設定した回数よりも多い場合
    に、ゲインの設定を行うことを特徴とする請求項1から
    4記載の光ディスク装置におけるディスクモータの回転
    角速度制御装置。
  6. 【請求項6】光ディスクを記録または再生した時に傷等
    を通過したことを検出するディフェクト検出手段を備
    え、光ディスクの記録または再生中に任意に設定した間
    隔内において検出されたディフェクトの通過回数が任意
    に設定した回数よりも多いときには、前記ディスクモー
    タ回転角速度制御手段によってディスクモータの制御信
    号のゲインを元のゲインから一定値下げ、任意に設定し
    た回数より少なくなったときに元に戻すことを特徴とす
    る請求項1から5記載の光ディスク装置におけるディス
    クモータの回転角速度制御装置。
  7. 【請求項7】光ヘッドからの情報再生信号を復号する際
    に単位時間当たりの誤り訂正失敗頻度を検出するエラー
    レート検出手段を備え、前記ディスクモータ回転角速度
    制御手段がディスクモータの制御信号のゲインを設定す
    るに際し、エラーレートが任意の一定値を越えた場合、
    ゲインを変更しながら記録または再生を行い、エラーレ
    ートが最小となるときのゲインを求め、これを以ってデ
    ィスクモータの制御信号のゲインとすることを特徴とす
    る請求項1から6記載の光ディスク装置におけるディス
    クモータの回転角速度制御装置。
  8. 【請求項8】光ヘッドからの情報再生信号を復号する際
    に単位時間当たりの誤り訂正失敗頻度を検出するエラー
    レート検出手段を備え、光ディスクの記録または再生中
    にエラーレートが任意の一定値を越えたときには、ゲイ
    ンを変更しながら記録または再生を行い、エラーレート
    が最小となるときのゲインを求め、これを以ってディス
    クモータの制御信号のゲインとすることを特徴とする請
    求項1から7記載の光ディスク装置におけるディスクモ
    ータの回転角速度制御装置。
  9. 【請求項9】ディスクモータの回転角速度を検出する回
    転角速度検出手段から出力される回転角速度検出信号
    と、回転角速度基準信号生成手段によって生成される回
    転角速度基準信号とによりディスクモータの回転角速度
    を角速度一定に制御する光ディスク装置におけるディス
    クモータの回転角速度制御装置であって、 光ヘッドが出力する信号から光ディスクに存在する偏り
    の影響を受けた変動信号を抽出する手段と、 前記回転角速度検出信号と前記回転角速度基準信号とに
    よりディスクモータの制御信号を生成するディスクモー
    タ回転角速度制御手段とを備え、前記ディスクモータ回
    転角速度制御手段がディスクモータの制御信号を生成す
    るに際し、 前記回転角速度基準信号生成手段が前記変動信号の位相
    と振幅を調整して前記回転角速度基準信号に重畳し、 この新たな回転角速度基準信号と前記回転角速度検出信
    号とによりディスクモータの制御信号を生成することを
    特徴とする光ディスク装置におけるディスクモータの回
    転角速度制御装置。
  10. 【請求項10】光ヘッドが出力する信号から抽出される
    同期信号と記録再生基準信号とにより前期同期信号のジ
    ッター量を検出するジッター検出手段を備え、 前記ディスクモータ回転角速度制御手段がディスクモー
    タの制御信号のゲインを設定するに際し、 前記回転角速度基準信号生成手段によって前記回転角速
    度基準信号に重畳する前記変動信号の位相をずらしなが
    ら又は振幅を変更しながら、記録または再生を行い、 前記ディスクモータ回転角速度制御手段が前記同期信号
    のジッター量が最小となるときのディスクモータの制御
    信号のゲインを求め、これを以ってディスクモータの制
    御信号のゲインとすることを特徴とする請求項9記載の
    光ディスク装置におけるディスクモータの回転角速度制
    御装置。
  11. 【請求項11】ディスクモータを駆動するディスクモー
    タ駆動手段に流れる電流を検出する駆動電流量検出手段
    を備え、ディスクモータの制御信号のゲインを変更する
    に際し、検出された電流量が任意に設定した値よりも大
    きくならないように変更することを特徴とする請求項1
    から3及び5、7、8、10記載の光ディスク装置にお
    けるディスクモータの回転角速度制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007234173A (ja) * 2006-03-03 2007-09-13 Pioneer Electronic Corp 回転制御装置、回転制御方法、及び、情報処理装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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