JP2002288292A - 宅配サービスの本人確認システム - Google Patents

宅配サービスの本人確認システム

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JP2002288292A
JP2002288292A JP2001089047A JP2001089047A JP2002288292A JP 2002288292 A JP2002288292 A JP 2002288292A JP 2001089047 A JP2001089047 A JP 2001089047A JP 2001089047 A JP2001089047 A JP 2001089047A JP 2002288292 A JP2002288292 A JP 2002288292A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 宅配サービスにおいて、宅配貨物の受取人が
荷受人本人であることを確実且つ簡単に確認できる本人
確認システムを提供する。 【解決手段】 買い手(荷受人)Yから、売り手(荷
主)Xに外貨購入の申込みがあると、売り手側の受注端
末1にて、予め取り交わした荷受人本人を識別する暗証
番号を暗号化し、本人認証の要否を示すデータを含む送
り状番号データとともにバーコード化し、受注案件ごと
に顧客ファイル10に登録する。一方、外貨(受注品)
13を宅配するとき、宅配者Zのドライバ通信端末20
にて、荷主側で付した送り状11のバーコード表示を読
み取り、送り状番号の番号枠が本人認証の必要な番号で
あると、暗証バーコード表示も読み取って登録暗証番号
を元の番号データに復合化する。他方、受取人の番号申
告に応じて、申告暗証番号が入力されると、申告暗証番
号と登録暗証番号を照合し、番号が一致して初めて、受
取人が荷受人本人であると認証され、受注品が引き渡さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、商品の売り手な
どの荷主から、外貨・貴重品・機密品・プライベート品
などの宅配貨物を集荷して買い手などの荷受人へ配達す
るとき、宅配貨物の受取人が荷受人本人であることを確
認するのに好適な宅配サービスの本人確認システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】 従来、各種の宅配サービスの中に、通
信販売業者などの荷主から宅配の依頼を受けると、宅配
者は、荷主人先に出向いて宅配貨物を集荷し、荷受人へ
配送して品代金と引き換えに届ける、品代金引換宅配サ
ービスといわれる宅配システムがある。この品代金引換
宅配システムでは、配達時、荷受人先にて宅配貨物の引
き渡し前に、荷受人側から受領印やサインを入手して本
人確認を行うようになっている。一方、荷受人から受領
した品代金は、所望時期に一括して宅配者から荷主側に
受け渡して決済されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 ところが、従来の品
代金引換宅配システムでは、宅配者側において、配達担
当ドライバが回収後の品代金を持ち歩くことになるた
め、安全性に乏しく、また、宅配者側から荷主への品代
金の銀行振込など、その受け渡し手続に手間がかかる
し、品代金の振込金額も巨額化してきていることが問題
になっている。一方、外貨や貴重品など比較的高額な商
品の宅配の場合は、通常、買い手たる荷受人において、
いちいち銀行などに出向いて事前に品代金を用意する必
要があり、その代金調達に手間がかかるという問題もあ
る。
【0004】そこで、これら高額な商品の宅配サービス
では、最近、荷主(売り手)が荷受人(買い手)から予
め品代金の支払を受けた上で(元払い)、その代金支払
済みの商品を荷受人へ宅配できる元払い宅配システムの
構築が望まれている。
【0005】しかし、元払い宅配システムでは、宅配貨
物の受取人が確実に荷受人本人であるとの確認が特に必
要とされるが、従来のように荷受人側から受領印やサイ
ンを入手して本人確認をする程度では、受取人が荷受人
本人であるとの確証は得られず不十分である。
【0006】一方、宅配の対象貨物の中には、たとえ高
額でなくても、機密品やプライベート品など、秘密保持
のため、荷受人本人が確実に受け取ることが特に指定さ
れる物品もある。しかし、これら荷受人指定の宅配シス
テムにおいても、同様に、受取人から受領印やサインを
入手して本人確認をする程度では、不十分であるという
課題があった。
【0007】そこで、本発明の目的は、上述のような従
来の課題を解決し、広く宅配サービスにおいて、宅配貨
物の受取人が荷受人本人であることを確実に且つ簡単に
確認することのできる本人確認システムを提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】 そのため、上記目的を
達成すべく、請求項1に記載の発明は、たとえば以下に
図面を用いて説明する実施の形態に示すとおり、荷主X
側に備える受注端末1と、宅配者Z側に備えるドライバ
通信端末20および貨物集配情報を集中管理するホスト
コンピュータ15とを通信ネットワークで結び、宅配貨
物たる受注品13を荷主Xから集荷して荷受人Yに配達
するとき、受注品13の受取人が荷受人本人であること
を確認する宅配サービスの本人確認システムにおいて、
前記受注端末1は、予め取り交わした荷主Xと荷受人Y
しか知り得ない荷受人本人を識別する暗証番号を含む受
注データを入力する入力手段4と、前記受注データのう
ち、荷受人認証の要否を示すデータを含んだ送り状番号
データと、暗証番号データとをそれぞれバーコード化す
るバーコード生成手段7と、受注案件ごとに前記受注デ
ータを所定顧客ファイル10に登録して格納する記憶手
段8と、受注品13の出荷指示を受けると、前記顧客フ
ァイル10から前記送り状番号を含む送り状発行データ
を生成し、その送り状発行データと登録暗証番号データ
を、それらをラベルに出力する端末プリンタ3へ送信す
る制御手段9とを備え、前記ドライバ通信端末20は、
荷受人Yに受注品13を配達したとき、その受注品に予
め荷主X側にて付されたバーコード表示を読み取ってデ
ータ入力するバーコードリーダ部24と、入力された送
り状番号および登録暗証番号を含むデータを表示する表
示部26と、配達時に送り状番号のバーコード表示を読
み取ったとき、送り状番号が荷受人認証を必要とする番
号枠であると、登録暗証番号のバーコード表示の読み取
りを促す表示を前記表示部26に指示する一方、荷受人
先での番号申告に応じて、申告暗証番号が入力部22か
ら入力されると、その申告暗証番号と登録暗証番号を照
合し、番号が一致すると、荷受人認証を含む配達完了デ
ータを生成して前記ホストコンピュータ15へと伝送す
る制御部25と、を備えることを特徴とする。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の宅配サービスの本人確認システムにおいて、たとえば
以下に図面を用いて説明する実施の形態に示すとおり、
前記受注端末1は、前記受注データとして荷受人Yの暗
証番号が入力されると、その暗証番号を演算処理して暗
号化するデータ演算手段6を備える一方、前記ドライバ
通信端末20は、前記バーコードリーダ部24で読み取
った登録暗証番号を、元の番号データに変換して復合化
するデータ変換部27を備えることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】 以下、図面を参照しつつ、本発
明の実施の形態について詳細に説明する。
【0011】図1は、本発明に係る宅配サービスの本人
確認システムの一例を示す全体構成ブロック図である。
この本人確認システムの例では、売り手たる荷主X側に
備える受注端末1と、買い手たる荷受人Y側に備える注
文端末2とが通信回線イで接続されている。荷主X側の
受注端末1は、宅配者Z側において構築された物流ネッ
トワークNに通信回線ロを介して接続されている。
【0012】ここでは、荷主Xとして、たとえば米ドル
などの外貨(受注品)の取引を扱う銀行を例に挙げて説
明する。この荷主Xには、少なくとも前記受注端末1の
ほか、受注端末1に設けられた端末プリンタ3を備え
る。端末プリンタ3は、この例では、ラベルプリンタで
ある。受注端末1は、たとえばウェブサーバとして構成
され、図2に示すように、キーボード・マウスなどの入
力手段4と、入力データのモニタに用いるディスプレイ
などの表示手段5と、各種データの演算を行うデータ演
算手段6と、番号・コードなどデータをバーコード化す
るバーコード生成手段7と、各種のデータ・ファイル・
プログラムを記憶して格納する記憶手段8と、これら各
手段をコントロールする制御手段(CPU)9などを備
えて構成される。
【0013】特に、受注端末1は、1回の受注案件(外
貨売買取引)ごとに、入力手段4により荷受人本人を識
別する暗証番号を含む、各種受注データを入力する。暗
証番号は、荷主(売り手)Xと荷受人(買い手)Yとの
間で、予め取り交わした両者しか知り得ない、たとえば
4桁の番号で構成される。データ演算手段6は、入力手
段4から暗証番号が入力されると、その暗証番号を所定
の演算プログラムに従い演算処理して暗号化する機能を
有する。
【0014】バーコード生成手段7は、受注データのう
ち、荷受人認証の要否を示すデータを含んだ送り状番号
データと、暗証番号データとをそれぞれバーコード化す
る機能を有する。荷受人認証の要否を示すデータとは、
宅配者Zが宅配貨物を配達する荷受人先で、受取人が荷
受人(買い手)本人であることを確認する必要があるか
否かを示すデータである。送り状番号データとは、宅配
貨物に固有の送り状番号(原票番号)のほか、発送店コ
ード・到着店コード・貨物個数などを示すデータであ
る。
【0015】記憶手段8は、入力された受注データを顧
客ファイル10に、たとえばCSVファイル形式で登録
して記憶するほか、暗証番号を暗号化するため計算式な
どの各種演算プログラムを記憶している。制御手段9
は、入力手段4から受注品の出荷指示の入力を受ける
と、顧客ファイル10から送り状番号データを含む宅配
に必要な送り状発行データを生成するとともに、送り状
発行データと登録暗証番号データとをそれぞれ端末プリ
ンタ3へ送信する機能を有する。送り状発行データは、
送り状番号、荷主(宅配依頼先)および荷受人(届け
先)の住所・名称・電話番号のほか、集荷日時、宅配貨
物の品名・個数・重量などの情報である。
【0016】端末プリンタ3は、これら送り状発行デー
タに基づいて、図1に示すように送り状11をプリント
アウトするとともに、登録暗証番号データに基づいて、
暗証番号の暗証バーコードラベル12をプリントアウト
する。送り状11および暗証バーコードラベル12は、
共にシート上に剥離自在に貼着したシールで、出荷時に
宅配貨物(受注品)13に貼り付けて使用する。
【0017】一方、ここでの荷受人Yは、たとえば外国
旅行などのために売り手(荷主)Xからインターネット
を利用して外貨を購入する買い手で、注文端末2を、売
り手Xの受注端末(ウェブサーバ)1に対しクライアン
ト端末として使用する。
【0018】他方、宅配者Zは、集配中央処理局Aを中
心に、全国各地に設置された宅配貨物の集荷発送局Bお
よび配達局Cを、通信回線網で結んで前記物流ネットワ
ークNを構築している。なお、図示省略したが、長距離
輸送における集配経過情報を全て集配中央処理局Aにて
収集・管理するため、集荷発送局Bと配達局Cとの間の
輸送経路途中にも、発送地中継局や到着地中継局などを
設け、それら中継局を集配中央処理局Aと通信回線網で
結んで同じ物流ネットワークNを構築している。
【0019】集配中央処理局Aは、ホストコンピュータ
15を備える。ホストコンピュータ15は、集荷発送か
ら途中の輸送中継を経て配達完了に至る宅配貨物の物流
経過情報を、物流ネットワークNを通して全て収集し集
中管理する。
【0020】集荷発送局Bは、宅配貨物の集荷発送関連
情報を生成処理する営業店端末16を備える。配達局C
は、宅配貨物の配達関連情報を生成処理する営業店端末
17を備える。加えて、集荷発送局Bおよび配達局Cに
は、集配担当ドライバが個別に所持する携帯用のドライ
バ通信端末20を備える。
【0021】ドライバ通信端末20は、図3に示すよう
に、操作正面側において、表示窓21にタッチパネル2
2aを設け、その図中上側に入力キー22b・テンキー
22cを設けてデータの入力部22を構成している。操
作正面側には、そのほか電源ボタン・クリアキー・明る
さ調整用ライトキーが設けられている。なお、図中符号
23は、バーコードリーダ操作用のトリガキーである。
また、ドライバ通信端末20は、テンキー22c側の端
面に、レーザー光照射窓を開けたバーコードリーダ部を
内蔵している。
【0022】図4に示す如く、入力部22およびバーコ
ードリーダ部24は、制御部(CPU)25に接続され
ている。さらに、制御部25は、各部の動作制御機能の
ほか、データ生成やデータ比較照合機能を有する。そし
て、入力データのモニタに用いる表示部26と、送り状
番号・暗証番号等のデータ検索を行うデータ検索部27
と、営業店端末17等との無線通信の送受信を制御する
通信制御部28と、データ変換部29と、データやプロ
グラムを記憶する記憶部30とも接続されている。
【0023】特にデータ変換部29は、バーコードリー
ダ部24で読み取った登録暗証番号を演算処理し、元の
番号データに変換して復合化する機能を有する。記憶部
30は、表示部26のタッチパネル式のモニタに、図3
に示す初期画面のほか、送り状番号入力画面・申告暗証
番号入力画面・判取入力画面などを、制御部25で切り
換え表示させるプログラムを記憶している。その他、暗
号化された登録暗証番号を元の番号データに変換する演
算プログラムを記憶している。
【0024】さて次に、上述した構成をなす宅配サービ
スの本人確認システムにおいて、たとえば買い手Yが売
り手銀行Xから外貨を購入する場合に、購入外貨の宅配
を受けるまでの処理動作を、図5および図6を参照して
説明する。
【0025】まず、買い手(荷受人)Y側の注文端末2
から、売り手銀行(荷主)Xの外貨売買に関するウェブ
サイトにアクセスがあると、受注端末1は、外貨購入に
必要な買い手側情報の入力を促す外貨取引画面を、注文
端末2の表示手段に表示させる。すると、買い手Yは、
注文端末1の入力手段を操作し、住所・氏名・外貨の種
類金額・銀行口座等のほか、特に買い手Y本人を識別す
る任意の暗証番号を入力し、図5のステップS1に示す
とおり、外貨購入の申込みと暗証番号を通知する。
【0026】一方、売り手銀行Xサイドで外貨購入の申
込みを承諾すると、ウェブサイト上にて品代金の振込を
促す(S2)。この品代金の支払申入れに応じて、買い
手Yは、品代金振込処理を行う(S3)。たとえば売り
手銀行Xに預金口座があれば、品代金の口座引き落しを
依頼し、商品の引き渡し前に予め品代金の支払を済ま
す。
【0027】次に、ステップS4に進み、受注端末1
は、暗証番号が入力されると、暗証番号をデータ演算手
段6により演算処理して暗号化し(S4)、外貨の受注
案件ごとに、買い手情報を受注データとして生成し、顧
客ファイル10に登録して格納する。受注データのう
ち、本人認証の要否を示すデータを含んだ送り状番号デ
ータと、暗証番号データは、バーコード生成手段7によ
りバーコード化する(S5)。
【0028】その後、入力手段4から受注品の出荷指示
の入力を受けると、制御手段9は、顧客ファイル10か
ら受注データを検索して送り状発行データを生成し、そ
の送り状発行データと登録暗証番号データを端末プリン
タ3へ送信する。そして、端末プリンタ3によって送り
状11と暗証バーコードラベル12をプリントアウト
し、宅配貨物に貼り付けて買い手Yへの出荷に備える
(S6)。しかる後、売り手銀行Xは、宅配者Zに宅配
貨物の集配を依頼して出荷する(S7)。そして、以下
に詳説するが、宅配者Zの集配処理を経て買い手Yが宅
配貨物を受け取ることにより(S8)、売り手買い手間
の外貨売買契約の履行が完了する。
【0029】さて次に、宅配貨物の集配処理動作を説明
する。集配時は、まず、集荷担当ドライバが最寄の図1
に示す集荷発送局Bから集荷用車両にて荷主X先に出向
き、宅配貨物13の集荷を行う。このとき、荷主X先に
て、宅配貨物13に貼られた送り状11のバーコード表
示を、ドライバ通信端末20のバーコードリーダ部24
で読み取って送り状番号など集荷データを入力する。集
荷後、集荷発送局Bに戻って、ドライバ通信端末20か
ら営業店端末16に集荷データを読み込ませ、加えて、
宅配貨物13を発送するとき、改めて送り状11のバー
コード表示を読み取り、発送データの読み込みを行って
集荷発送登録を行う。そして、宅配貨物13を輸送して
後、荷受人Y先に最寄の配達局Cに到達すると、同様に
営業店端末17に読み込み処理して積込登録を行ってか
ら、配達用車両にて荷受人先まで配達する。
【0030】図6は、配達処理フローチャートである。
宅配貨物を配達するときは、荷受人先にて、図3に示す
ドライバ通信端末20を、電源オンしてモニタに図示初
期画面を表示する。次いで、トリガーキー23を操作し
てバーコードリーダ部24で送り状11のバーコード表
示を読み取る(T1)。すると、送り状番号が入力さ
れ、図7に示すように送り状番号入力画面aに切り換わ
り、送り状番号が表示される。
【0031】このとき、送り状番号の番号枠が、荷受人
本人の認証が必要な番号であるか否かを制御部25で判
断し(T2)、認証が必要な番号の場合は、ステップT
3に進み、図8に示すように、登録暗証番号の入力画面
bに自動的に切り換えて登録暗証番号の入力を促す。従
って、配達担当ドライバは、バーコードリーダ部24で
暗証バーコード表示を読み取って登録暗証番号(貨物番
号)を入力する(T3)。すると、入力された登録暗証
番号をデータ変換部29で所定の演算プログラムに従っ
て演算処理し、元の番号データに変換して復合化する
(T4)。暗証バーコード表示が複数ある場合は、その
数だけスキャンして登録暗証番号を入力し、その数が記
憶部30に登録した貨物個数と一致すると、今度は、図
9に示すように、申告暗証番号の入力画面cに自動的に
切り換えて申告暗証番号の入力を促す。
【0032】そこで、受取人から暗証番号の申告を受け
ると、その申告に従って暗証番号をテンキー22cで入
力する(T5)。すると、データ検索部27により記憶
部30から検索して一方の登録暗証番号を読み出し、制
御部25により他方の申告暗証番号と照合する(T
6)。照合の結果、番号が一致したとき初めて、受取人
は荷受人本人であると認証し、図10に示すように判取
入力画面dに自動的に切り換える。
【0033】しかる後、宅配貨物を荷受人Yに引き渡
し、その受取りに代え、送り状11の受領印欄に受領印
やサインなどの受領記録を受けて、配達を完了する。こ
のとき、配達担当ドライバは、送り状11の受領記録か
ら、判取入力画面dにおいて入力文字35をタッチして
宅配貨物の荷受人名を入力し、最後に「登録」ボタン4
0をタッチして配達完了登録を行うとともに、この配達
完了登録データを配達局Cに送信して営業店端末17に
読み込ませて配達処理を終える(T7)。
【0034】なお、配達完了登録データは、営業店端末
17から集配中央処理局Aへ転送されて、ホストコンピ
ュータ15に読み込まれる。集配中央処理局Aでは、配
達完了登録データのほか、集荷発送局aや途中の各中継
局から、集荷発送登録データや各中継登録データなど
が、それぞれ物流ネットワークNを介してリアルタイム
にホストコンピュータ15に読み込まれる。そして、宅
配貨物の集荷から配達完了に至る各段階の集配経過情報
を、荷主Xほかユーザに対して照会可能に集中管理す
る。
【0035】上述した図示実施の形態では、買い手Y
は、インターネットを利用して売り手Xに対し、暗証番
号を通知して外貨購入を申込み、品代金の引落しを依頼
すれば、いちいち品代金の調達に出向くことなく、自宅
にいながら、間違いなく自分に目的の外貨が届けられ
る。もちろん、本発明は、インターネットを利用して買
い手が売り手から外貨を直接購入する場合に限られず、
たとえば買い手が旅行代理店等の店先で外貨購入を申込
み、その代理店等を通じて間接的に売り手銀行から外貨
が買い手本人に届けられるような場合にも適用すること
ができる。
【0036】ところで、上述した図示実施の形態では、
外貨宅配の例を挙げて説明したが、本発明は、外貨宅配
に限らず、比較的高額な商品・貴重品・機密品・プライ
ベート品など、特に荷受人指定の要請の強い宅配サービ
スに好適なシステムである。更に、本発明は、これら特
殊な宅配貨物に限らず、本人認証が必要な限り、通常行
われる物品の宅配サービスにも、もちろん適用すること
ができ、宅配貨物の種類について限定を受けるものでは
ない。
【0037】
【発明の効果】 上述のように構成した本発明によれ
ば、次のような効果が得られる。
【0038】請求項1に記載の発明によれば、荷主側の
受注端末にて、予め取り交わした荷受人本人を識別する
暗証番号を入力し、本人認証の要否を示すデータを含む
送り状番号データとともにバーコード化して顧客ファイ
ルに登録しておき、受注品を配達するとき、宅配者側の
ドライバ通信端末にて、荷主側で付した送り状のバーコ
ード表示を読み取り、送り状番号の番号枠が本人認証の
必要な番号であると、加えて暗証バーコード表示を読み
取る一方、受取人の番号申告に応じて申告暗証番号が入
力されると、申告暗証番号と登録暗証番号を照合し、番
号が一致したとき初めて、受取人が荷受人本人であると
認証するシステム構成であるため、宅配サービスにおい
て、宅配貨物の受取人が荷受人本人であることを、確実
且つ簡単に確認することができる。その結果、間違いな
く、荷受人本人に宅配貨物を引き渡すことが可能にな
り、安定した荷受人指定の宅配システムを構築させるこ
とができる。
【0039】また、本人確認が前提とされる元払い宅配
システムも安全に実現させることができ、その結果、宅
配者側において、配達担当ドライバが回収後の品代金を
持ち歩く危険性がなくなり、宅配者側から荷主への巨額
な品代金の銀行振込など、その受け渡し手続の手間もな
くすことができる一方、買い手など荷受人サイドにおい
て、いちいち銀行などに出向いて事前に品代金を用意す
るなど代金調達の手間をなくすこともできる。
【0040】加えて、配達時に、申告暗証番号と登録暗
証番号を照合するシステム構成により、本人認証の実現
とともに、宅配貨物自体の誤配発生を確実に防止するこ
ともできる。さらに、申告暗証番号と登録暗証番号が一
致すると、荷受人認証を含む配達完了データをホストコ
ンピュータへと伝送して集中管理する構成であるため、
荷主から、宅配貨物の集荷から配達完了に至る各段階の
集配経過情報につき照会を求められても、通信ネットワ
ークを介して簡単に、迅速且つ的確に応答することがで
き、著しく顧客サービスを向上させることができる。
【0041】請求項2に記載の発明によれば、荷受人の
暗証番号を、荷主側の受注端末のデータ演算手段により
暗号化する一方、番号照合時は、ドライバ通信端末に有
するデータ変換部により登録暗証番号を元の番号データ
に変換して復合化し、暗証番号を外部に漏洩させないセ
キュリティ機能を有するシステム構成とするため、荷受
人指定の宅配サービスにおいて、いわゆる口割れ配達の
発生を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る宅配サービスの本人確認システ
ムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】 受注端末の内部構成を示すブロック図であ
る。
【図3】 ドライバ通信端末の外観を示す正面図であ
る。
【図4】 ドライバ通信端末の内部構成を示すブロック
図である。
【図5】 外貨購入からその外貨の配達完了に至る手順
を示すフローチャートである。
【図6】 ドライバ通信端末を用いた宅配貨物の配達処
理手順を示すフローチャートである。
【図7】 ドライバ通信端末の送り状番号入力画面の構
成説明図である。
【図8】 登録暗証番号入力画面の構成説明図である。
【図9】 申告暗証番号入力画面の構成説明図である。
【図10】 判取入力画面の構成説明図である。
【符号の説明】
1 受注端末 2 注文端末 3 端末プリンタ 4 受注端末の入力手段 5 表示手段 6 データ演算手段 7 バーコード生成手段 8 記憶手段 9 制御手段 10 顧客ファイル 11 送り状 12 暗証バーコードラベル 13 宅配貨物(受注品) 15 ホストコンピュータ 16・17 営業店端末 20 ドライバ通信端末 22 ドライバ通信端末の入力部 24 バーコードリーダ部 25 制御部 26 表示部 27 データ変換部 30 記憶部 A 集配中央処理局 B 集荷発送局 C 配達局 X 荷主(売り手) Y 荷受人(買い手) Z 宅配者

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷主側に備える受注端末と、宅配者側に
    備えるドライバ通信端末および貨物集配情報を集中管理
    するホストコンピュータとを通信ネットワークで結び、
    受注品を荷主から集荷して荷受人に配達するとき、受注
    品の受取人が荷受人本人であることを確認する宅配サー
    ビスの本人確認システムにおいて、 前記受注端末は、 予め取り交わした荷主と荷受人しか知り得ない荷受人本
    人を識別する暗証番号を含む、受注データを入力する入
    力手段と、 前記受注データのうち、荷受人認証の要否を示すデータ
    を含んだ送り状番号データと、暗証番号データとをそれ
    ぞれバーコード化するバーコード生成手段と、 受注案件ごとに前記受注データを所定顧客ファイルに登
    録して格納する記憶手段と、 受注品の出荷指示を受けると、前記顧客ファイルから前
    記送り状番号を含む送り状発行データを生成し、その送
    り状発行データと登録暗証番号データを、それらをラベ
    ルに出力する端末プリンタへ送信する制御手段とを備
    え、 前記ドライバ通信端末は、 荷受人に受注品を配達したとき、その受注品に予め荷主
    側にて付されたバーコード表示を読み取ってデータ入力
    するバーコードリーダ部と、 入力された送り状番号および登録暗証番号を含むデータ
    を表示する表示部と、 配達時に送り状番号のバーコード表示を読み取ったと
    き、送り状番号が荷受人認証を必要とする番号枠である
    と、登録暗証番号のバーコード表示の読み取りを促す表
    示を前記表示部に指示する一方、荷受人先での番号申告
    に応じて、申告暗証番号が入力部から入力されると、そ
    の申告暗証番号と登録暗証番号を照合し、番号が一致す
    ると、荷受人認証を含む配達完了データを生成して前記
    ホストコンピュータへと伝送する制御部と、 を備えることを特徴とする宅配サービスの本人確認シス
    テム。
  2. 【請求項2】 前記受注端末は、 前記受注データとして荷受人の暗証番号が入力される
    と、その暗証番号を演算処理して暗号化するデータ演算
    手段を備える一方、 前記ドライバ通信端末は、 前記バーコードリーダ部で読み取った登録暗証番号を、
    元の番号データに変換して復合化するデータ変換部を備
    えることを特徴とする請求項1に記載の宅配サービスの
    本人確認システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006092507A (ja) * 2004-08-25 2006-04-06 Mekiki Creates Co Ltd 携帯端末、認証システム、方法及びコンピュータプログラム
KR20140064140A (ko) * 2012-11-19 2014-05-28 인포뱅크 주식회사 정보 처리 방법 및 시스템과 기록매체
KR102097763B1 (ko) * 2019-01-07 2020-04-06 주식회사 엠제이 스마트폰을 이용한 배달 서비스 시스템 및 방법

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