JP2002288247A - セット部材登録表示システムおよびその方法 - Google Patents

セット部材登録表示システムおよびその方法

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JP2002288247A
JP2002288247A JP2001085948A JP2001085948A JP2002288247A JP 2002288247 A JP2002288247 A JP 2002288247A JP 2001085948 A JP2001085948 A JP 2001085948A JP 2001085948 A JP2001085948 A JP 2001085948A JP 2002288247 A JP2002288247 A JP 2002288247A
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JP2001085948A
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Kazuo Fujimura
一夫 藤村
Fumio Kimura
文雄 木村
Hironobu Takenaka
啓伸 竹中
Yasushi Murao
康史 村尾
Koji Nishikawa
浩二 西川
Kenichi Takano
賢一 高野
Ichiro Fujioka
一郎 藤岡
Hironori Fujiwara
寛典 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】図面上で簡単にセット部材を登録保存すること
ができ、セット化された部材を配置先の図面に配置する
場合に、配置先の形状を認識し自動的にセット部材の形
状を変化させて配置するシステムの提供 【解決手段】住宅図面上に部材を表示する表示手段と、
複数の部材をセット化する範囲を設定可能に表示する表
示手段と、該表示上で設定された範囲内の個々の部材に
ついて、登録の対象とするか否かを判断し、登録の対象
とする部材および部材名を選択可能に、登録の対象とし
ない部材および部材名を削除可能に表示する表示手段
と、該表示上での選択削除により構成されたセット部材
をファイル化して登録、保存する保存手段と、セット部
材を図面に配置する際に、任意のセット部材ファイルを
選択可能に表示する表示手段と、セット部材の配置先図
面上の図形形状を認識する認識手段と、該認識および該
セット部材ファイル内のデータを基に再構成されたセッ
ト部材を住宅図面上に表示する表示手段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータを利
用して、セット化された部材を登録保存し、必要に応じ
て住宅図面上に表示する技術に属するものである。
【0002】
【従来の技術】住宅間取図の作成においては、間取を決
定した図面上に個々の部屋で用いられる部材を一つ一つ
配置する方法が採られる。ただ、多数の住宅間取図を作
成する場合、すべての部材を個々別々に配置するのは作
業が煩雑になる。そのため、ある部屋に必ず入力される
部材であれば、その部屋と部材をセット化して常に一緒
に表示させると、個々に配置する部材が減少して効率的
である。よって、これまで複数の部材をセット化してこ
れを一つの部材として登録し、そのままそのセット部材
を他の図面に配置するという方法が採られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ただ、この方法は単に
複数の部材を一括して配置するだけであって、登録図面
と配置先図面の形状が異なる場合は、配置先図面の形状
に合せるために、セット部材中の壁の大きさや長さある
いは部材の形状自体を再調整しなければならない。しか
し、かかる方法を採ると、個々の部材をそれぞれ配置す
る作業と変化なく、複数の部材をセット化して使用する
方法のメリットがない。そのため、登録されたセット部
材は、既に作成された個々の部材と同様、配置後の再調
整の必要ないことが望まれる。よって、図面上で簡単に
セット部材を登録保存することができ、さらにセット化
された部材を配置先の図面に配置する場合に、配置先の
形状を認識しその形状に合せてセット部材を配置するシ
ステムの開発が所望されている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1記載のセット部材登録表示システムは、
コンピュータを利用した、複数の部材をセット化して登
録し、任意の住宅図面上に表示するシステムであって、
住宅図面上に部材を表示する表示手段と、複数の部材を
セット化する範囲を設定可能に表示する表示手段と、該
表示上で設定された範囲内の個々の部材について、登録
の対象とするか否かを判断し、登録の対象とする部材お
よび部材名を選択可能に、登録の対象としない部材およ
び部材名を削除可能に表示する表示手段と、該表示上で
の選択削除により構成されたセット部材をファイル化し
て登録、保存する保存手段と、セット部材を図面に配置
する際に、任意のセット部材ファイルを選択可能に表示
する表示手段と、セット部材の配置先図面上の図形形状
を認識する認識手段と、該認識および該セット部材ファ
イル内のデータを基に再構成されたセット部材を住宅図
面上に表示する表示手段とを有することを要旨とする。
【0005】請求項2記載のセット部材登録表示方法
は、コンピュータを利用した、複数の部材をセット化し
て登録し、任意の住宅図面上に表示する方法であって、
住宅図面上に部材を表示する表示手段と、複数の部材を
セット化する範囲を設定可能に表示する表示手段と、該
表示上で設定された範囲内の個々の部材について、登録
の対象とするか否かを判断し、登録の対象とする部材お
よび部材名を選択可能に、登録の対象としない部材およ
び部材名を削除可能に表示する表示手段と、該表示上で
の選択削除により構成されたセット部材をファイル化し
て登録、保存する保存手段と、セット部材を図面に配置
する際に、任意のセット部材ファイルを選択可能に表示
する表示手段と、セット部材の配置先図面上の図形形状
を認識する認識手段と、該認識および該セット部材ファ
イル内のデータを基に再構成されたセット部材を住宅図
面上に表示する表示手段とを有することを要旨とする。
【0006】請求項3記載のプログラムは、コンピュー
タにより読み取り可能であり、セット部材登録表示プロ
グラムが記録された記憶媒体であって、セット部材登録
表示プログラムは、住宅図面上に部材を表示する表示手
段と、複数の部材をセット化する範囲を設定可能に表示
する表示手段と、該表示上で設定された範囲内の個々の
部材について、登録の対象とするか否かを判断し、登録
の対象とする部材および部材名を選択可能に、登録の対
象としない部材および部材名を削除可能に表示する表示
手段と、該表示上での選択削除により構成されたセット
部材をファイル化して登録、保存する保存手段と、セッ
ト部材を図面に配置する際に、任意のセット部材ファイ
ルを選択可能に表示する表示手段と、セット部材の配置
先図面上の図形形状を認識する認識手段と、該認識およ
び該セット部材ファイル内のデータを基に再構成された
セット部材を住宅図面上に表示する表示手段とを有する
ことを要旨とする。
【0007】請求項4記載のプログラムは、コンピュー
タに、住宅図面上に部材を表示する表示手段と、複数の
部材をセット化する範囲を設定可能に表示する表示手段
と、該表示上で設定された範囲内の個々の部材につい
て、登録の対象とするか否かを判断し、登録の対象とす
る部材および部材名を選択可能に、登録の対象としない
部材および部材名を削除可能に表示する表示手段と、該
表示上での選択削除により構成されたセット部材をファ
イル化して登録、保存する保存手段と、セット部材を図
面に配置する際に、任意のセット部材ファイルを選択可
能に表示する表示手段と、セット部材の配置先図面上の
図形形状を認識する認識手段と、該認識および該セット
部材ファイル内のデータを基に再構成されたセット部材
を住宅図面上に表示する表示手段とを実行させることを
要旨とする。
【0008】請求項5記載の配信サーバ装置は、住宅図
面上に部材を表示する表示手段と、複数の部材をセット
化する範囲を設定可能に表示する表示手段と、該表示上
で設定された範囲内の個々の部材について、登録の対象
とするか否かを判断し、登録の対象とする部材および部
材名を選択可能に、登録の対象としない部材および部材
名を削除可能に表示する表示手段と、該表示上での選択
削除により構成されたセット部材をファイル化して登
録、保存する保存手段と、セット部材を図面に配置する
際に、任意のセット部材ファイルを選択可能に表示する
表示手段と、セット部材の配置先図面上の図形形状を認
識する認識手段と、該認識および該セット部材ファイル
内のデータを基に再構成されたセット部材を住宅図面上
に表示する表示手段と、表示結果を配信先の配信要求に
応じて配信する配信管理手段とを備えたことを要旨とす
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明を適用する図は、住宅図面
でも特に住宅間取図である。住宅間取図では壁を配置し
て間取決定した後に個々の部材を配置するが、その際複
数の部材をセット化して一つにまとめると、単体の部材
と同様の操作で複数の部材を一度に配置することができ
る。セット部材を登録するには、実際にコンピュータに
住宅間取図を表示させ、任意の部位に部材を配置し、セ
ット化する部材を破線で囲んでセット化の範囲を決定す
る。この場合、セット化の範囲内に登録しない部材が含
まれていても、登録時に登録しない部材のみを登録前に
削除することができるので、作業者は、少なくとも登録
すべき部材が全て含まれるようにセット化の範囲を決定
すれば良い。セット部材登録において、セット部材の図
形自体をそのまま登録保存するとコンピュータの保存容
量が大量に必要とされるので、容量節約のために図形情
報をテキストファイルとして登録保存する。このテキス
トファイルは、任意の図面にセット部材の図形を表示さ
せるのに必要な情報をテキスト(文書)形式で納めたも
のである。そして、セット部材は、壁以外の既に単体の
部材として作成されたものを用いて構成されるので、テ
キストファイルの内容は、セットを構成する各部材の位
置関係が主体となる。つまり、登録時図面での位置関係
を保持したまま配置先図面に各部材を表示させるために
必要な情報である。ただ、壁については配置先図面によ
りその形状が異なり得るので、配置先の形状に合せてセ
ット部材の壁を構成するために必要な計算式などが情報
として登録される。また、セット部材は個々の部材の集
合体であって、任意にセットを解除することができる。
したがって、一度登録したセット部材であっても、配置
先で部材の加除訂正を行って何通りものセット部材を再
構成することも可能である。
【0010】なお、本システムでは、プログラムが記憶
媒体に記録されているので、セット部材を表示した住宅
間取図は各端末で作成・保存・管理することができる
が、消失のリスクを避けるためにこれをサーバ装置に保
存することも可能である。さらに、このサーバ装置に保
存されている情報は、その装置にアクセス可能な端末に
はすべて配信され、インターネットを通じての配信も行
われる。
【0011】
【実施例】本発明の実施例を図1〜図5に基づいて説明
する。図1は、本発明を用いての全体作業手順の流れを
示すフロー図、図2は、セット部材登録及びテキストフ
ァイル作成手順の流れを示すフロー図、図3(a)は、
セット化する部材の範囲を設定した図、図3(b)は、
セット部材を示した図、図3(c)は、部材名表示ウイ
ンドゥを示した図、図4(a)は、洗面所のセット部
材、図4(b)は、棚を示した図、図4(c)は、洗面
台を示した図、図5(a)は、浴室のセット部材、図5
(b)は、配置先図面の浴室の配置部位、図5(c)
は、従来方法でのセット部材を配置した図、図5(d)
は、配置先の形状に合せて壁厚が変化したセット部材、
図5(e)は、本例方法でのセット部材を配置した図で
ある。また、図3の(1)は範囲指定の破線を、(2)
は家具を、(3)は床の間を、(4)は床柱を、(5)
は押入れを、(6)は襖を、(7)は和室を、(8)は
外壁を、(9)は袖壁を、(10)は配置点を、図4の
(11)は洗面所の壁を、(12)は棚を、(13)は
洗面台を、(14)は基準点を、図5の(15)は浴槽
を、(16)は浴室の壁を、(17)は入口を、(1
8)は窓を、(19)は配置部位の壁を示す。
【0012】本実施例は、住宅間取図作成において、図
面上の各部材を任意の範囲でセット化して登録し、その
セット部材を必要に応じて住宅間取図に表示させる作業
についてのものである。図1では、本発明を用いての全
体作業手順の流れを示している。図面作成担当者は、コ
ンピュータ画面上で住宅間取図を作成(S101)す
る。このとき、間取図上に配置した各部材をセット化し
てセット部材として登録する場合は、画面上でセット部
材登録を選択し(S102)、セット部材登録表示シス
テムを起動(S103)させる。そして、次項で説明す
る方法によりセット部材を登録(S104)する。登録
時にテキストファイルを作成するか否かが判断(S10
5)されるが、作成を選択しない場合はこの時点でシス
テムは終了(S112)する。作成を選択すると、次項
で説明する方法によりテキストファイルを作成し、保存
(S106)することになる。以上で、セット部材登録
作業は終了する。つづいて、登録セット部材を住宅間取
図上に配置するか否かが判断(S107)される。ここ
で、配置をしない場合は、この時点でシステムは終了
(S112)する。配置をする場合は、まず、セット部
材ファイルが格納されているフォルダを開けて(S10
8)、必要なセット部材を選択し、部材選択ウインドゥ
を表示(S109)させる。このウインドゥ上ではセッ
ト部材の配置点および配置位置の設定を行う。この設定
後、住宅間取図上での選択したセット部材を配置する場
所を指示(S110)する。この指示により、選択した
セット部材がその指示場所に入力され表示(S111)
させる。セット部材の入力表示が済むと、本システムは
終了(S112)する。
【0013】図2では、図1に示す本システム全体作業
手順フローの「セット部材登録を選択(S102)」す
る作業から、「テキストファイルを作成し保存(S10
6)」する作業までを取り上げて、その手順の流れを詳
細に示している。作業者はセット部材登録を行う場合、
コンピュータ画面上に住宅間取図を表示させ、セット部
材登録を選択(S201)する。この選択によりセット
部材登録表示システムが起動(S202)する。つぎ
に、住宅間取図上でセット部材を登録する範囲を破線で
囲んで指示(S203)する。このとき、破線で囲まれ
た範囲内にある部材の名称が部材名表示ウインドゥに表
示(S204)される。よって、破線で囲まれた範囲に
登録の対象としない部材が含まれている場合は、部材名
表示ウインドゥの部材名リストから登録を必要としない
部材名を削除(S205)する。この操作によって、セ
ット部材は登録の対象とする部材のみで構成されること
になる。そして、グループ名、セット部材名およびその
特徴や用途を示す注釈を入力(S206)し、登録(S
207)することになる。つづいて、登録されたセット
部材のテキストファイルを作成する手順であるが、ま
ず、テキストファイル作成の要否が判断(S208)さ
れ、作成する場合は登録したグループ名およびセット部
材名を入力(S209)してテキストファイル作成プロ
グラムを起動(S210)させる。そして、作成された
テキストファイルと同じ部材名のファイルがある場合は
それに上書きするか否かが判断(S211)される。上
書きしない場合は旧ファイルが保存され(S212)、
上書き保存する場合は、新ファイルが保存される(S2
13)。
【0014】図3は、実際にセット化する部材の範囲を
指定して登録する場合のコンピュータ画面上での表示を
示している。住宅図面に配置されている複数の部材をセ
ット化する場合、図3(a)の通り、対象となる部材を
すべて含むように画面上に表示される破線(1)で囲
む。この場合、破線での囲み方は、セット化すべき部材
はもれなく入るようにすればよく、それ以外の部材が入
っていても構わない。セット化する部材の範囲指定が済
んだ後に、図3(c)の部材名表示ウインドゥを表示さ
せると、破線で囲んだ範囲内にある部材の名称が列挙さ
れる。この部材名表示ウインドゥによると、列挙された
部材の中から登録しない部材を削除して、セットから外
すことができる。本例では破線で囲んだ範囲から、家具
(2)、および和室(7)をセットから外すために、図
4(c)の部材表示ウインドゥ上に列挙された名称を反
転表示させて削除ボタンを押して削除することになる。
なお、外壁についてはセット化を選択した(削除しなか
った)場合、破線内に完全に入っている部分はセット化
の対象となるが、破線と重なった部分はセットから外さ
れる。また、図3(a)の図面の斜線で示された部分は
敷地を表すが、敷地は部材ではないのでセット部材登録
の対象にはならず、部材名表示ウインドゥにも名称は表
示されない。したがって、敷地を含めて破線で囲んで
も、セット部材登録時に自動的に削除される。以上の操
作で、図(2)の通りセット部材が構成される。この場
合、セット化された部材は、床の間(3)、床柱
(4)、押入れ(5)、襖(6)、破線の範囲内にある
外壁(8)および袖壁(9)である。最後に配置点(1
0)を決定する。これは、登録されたセット部材を新し
い図面に配置する際に、セット部材の隅と配置先の隅を
合せるために表示されるもので、通常、セット部材の四
隅のいずれかに置かれる。そして、配置点の設定は、配
置先図面に任意のセット部材を配置する前に、配置点や
配置方向の設定を行うためにセット部材の図を表示させ
る部材選択ウインドゥ(図示せず)上で行う。
【0015】ここでは、テキストファイルに納められる
部材の情報について、図4を基に説明する。セット部材
が登録される場合、図形表示のままで保存されずに図形
情報がテキストファイルの形で保存される。この図形情
報は配置先図面にセット部材を図形表示させるのに必要
な情報である。テキストファイルに納められる部材情報
は、 登録時の部材形状、隣接する部材の位置関係に分け
られる。図4には、洗面所のセット部材を示している。
このセット部材には、洗面所の壁(11)、棚(1
2)、洗面台(13)が含まれている。まず、登録時
の部材形状の情報についてであるが、棚と洗面台の部材
の形状や大きさは図面によって変化しないので、単独の
部材として作成登録されたときの部材情報がセット部材
でもそのまま登録される。図面により情報が異なり得る
のは部屋の大きさと壁厚であり、それらを決定するため
の計算式がセット部材登録時に同時に登録されるので、
配置先の部屋の大きさや壁厚の情報がその計算式で計算
され、セット部材での形状が決定される。次に、隣接
する部材の位置関係であるが、各部材には図面上での部
材の位置を座標で表すための基準となる基準点(14)
が置かれており、この基準点によりセット部材内での隣
接する部材の位置関係が決定される。本セット部材の棚
の基準点は図面を上から眺めて左上隅に、洗面台の基準
点は上辺の中点に置かれている。そして、図4(b)な
いし図4(c)の通り、基準点からX軸、Y軸方向に座
標軸がとられており、この座標軸を基に洗面台の基準点
が棚の下辺の中点に置かれるという両者の位置関係が導
かれる。また、壁と棚の位置関係についても、棚の基準
点が洗面所の四方向の壁のどの位置に配置されるかが決
定されており、かかる情報が登録される。
【0016】図5は、登録されたセット部材を別の住宅
間取図に配置する際のセット部材の形状の変化を示して
いる。図5(a)は、ある図面で登録された浴室のセッ
ト部材で、浴槽(15)、浴室の壁(16)、入口(1
7)、窓(18)、床で構成されている。このセット部
材を別図面に配置する場合、その図面の形状がセット部
材を登録した図面と同じである場合はそのまま配置すれ
ば済むが、形状が異なる場合は本来であればその形状に
合せた調整が必要である。例えば、図5(b)に配置先
図面の浴室の配置部位を示すが、配置先図面の配置部位
の壁厚(19)は浴室入口のある壁を除いて、セット部
材の浴室壁の厚さより大きい。したがって、従来のシス
テムにおいてかかるセット部材を図5(b)の配置部位
に配置すると、図5(c)の通り、配置先の壁上にセッ
ト部材の破線が二重に表示されたり、浴槽の配置がズレ
ることになる。このため、作業者はセット部材配置後、
セット部材のセットを解除し壁上の線を取り除いたり、
浴槽を枠に合わせるなどの再調整を必要とされる。しか
し、本システムにおいては配置先図面の床面形状や壁厚
がセット部材のものと違えば、配置先図面のデータが自
動的に読み取られ、配置先図面にフィットするようにセ
ット部材が変化する。本例の図では浴室入口の置かれる
壁以外の三方向の壁厚が変化しているので、図5(d)
の通り、それに合せてセット部材の壁厚と浴室窓の形状
が変化している。よって、図5(e)の通り、これを配
置先図面にあてはめてもズレることはない。ただ、この
場合に変化するのは壁厚および浴室窓の表示であって、
それ以外の浴槽や浴室入口はそのままの大きさが維持さ
れる。
【0017】
【発明の効果】住宅間取図作成においては、間取を決定
した後に個々の部屋に部材を配置していくのが通常であ
るが、隣接して存在する部材をセット化して配置する
と、単独の部位を逐一配置するよりも、配置にかかる作
業の煩雑さを軽減することができる。ただ、セット部材
登録図面の形状と配置先図面の形状が異なると、それぞ
れの部材を配置する際に不具合がみられることがあり、
配置の都度調整しなければならない。この点、本発明に
おいては、配置先図面の形状に適合するように変化した
セット部材を配置することができるので、配置後の調整
が必要でなくなり、図面作成の大幅な効率化を図り得る
と考えられる。また、コンピュータではファイルの保存
量に限界があるが、本システムにおいては複数の部材を
セット化して登録した情報はテキストファイルとして保
存管理するので、図形をそのまま保存する場合に比べ
て、保存する情報量を大幅に削減し得る。さらに、配信
サーバ装置を用いても簡単に配信することができるの
で、セット部材を作成した作業者だけでなく配信サーバ
装置にアクセス可能な作業者が、本システムを通して、
単独の部材を図面に配置するのと同じく容易な操作でセ
ット部材を図面に配置させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を用いての全体作業手順の流れを
示すフロー図
【図2】 セット部材登録及びテキストファイル作
成手順の流れを示すフロー図
【図3】(a)セット化する部材の範囲を設定した図 (b)セット部材 (c)部材名表示ウインドゥ
【図4】(a)洗面所のセット部材 (b)棚を示した図 (c)洗面台を示した図
【図5】(a)登録された浴室のセット部材 (b)配置先図面の浴室の配置部位 (c)セット部材を配置した図(従来) (d)配置先の形状に合せて壁厚が変化したセット部材 (e)セット部材を配置した図(本例)
【符号の説明】
1 範囲指定の破線 2 家具 3 床の間 4 床柱 5 押入れ 6 襖 7 和室 8 外壁 9 袖壁 10 配置点 11 洗面所の壁 12 棚 13 洗面台 14 基準点 15 浴槽 16 浴室の壁 17 入口 18 窓 19 配置部位の壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹中 啓伸 大阪府大阪市北区大淀中1丁目1番88号 積水ハウス株式会社内 (72)発明者 村尾 康史 大阪府大阪市北区大淀中1丁目1番88号 積水ハウス株式会社内 (72)発明者 西川 浩二 大阪府大阪市北区大淀中1丁目1番88号 積水ハウス株式会社内 (72)発明者 高野 賢一 大阪府大阪市北区大淀中1丁目1番88号 積水ハウス株式会社内 (72)発明者 藤岡 一郎 大阪府大阪市北区大淀中1丁目1番88号 積水ハウス株式会社内 (72)発明者 藤原 寛典 大阪府大阪市北区大淀中1丁目1番88号 積水ハウス株式会社内 Fターム(参考) 5B046 AA03 BA05 CA06 DA09 GA01 KA03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンピュータを利用した、複数の部材をセ
    ット化して登録、保存し、住宅図面上に任意に表示する
    システムであって、住宅図面上に部材を表示する表示手
    段と、複数の部材をセット化する範囲を設定可能に表示
    する表示手段と、該表示上で設定された範囲内の個々の
    部材について、登録の対象とするか否かを判断し、登録
    の対象とする部材および部材名を選択可能に、登録の対
    象としない部材および部材名を削除可能に表示する表示
    手段と、該表示上での選択削除により構成されたセット
    部材をファイル化して登録、保存する保存手段と、セッ
    ト部材を図面に配置する際に、任意のセット部材ファイ
    ルを選択可能に表示する表示手段と、セット部材の配置
    先図面上の図形形状を認識する認識手段と、該認識およ
    び該セット部材ファイル内のデータを基に再構成された
    セット部材を住宅図面上に表示する表示手段とを有する
    ことを特徴とするセット部材登録表示システム
  2. 【請求項2】コンピュータを利用した、複数の部材をセ
    ット化して登録し、任意の住宅図面上に表示する方法で
    あって、住宅図面上に部材を表示する表示手段と、複数
    の部材をセット化する範囲を設定可能に表示する表示手
    段と、該表示上で設定された範囲内の個々の部材につい
    て、登録の対象とするか否かを判断し、登録の対象とす
    る部材および部材名を選択可能に、登録の対象としない
    部材および部材名を削除可能に表示する表示手段と、該
    表示上での選択削除により構成されたセット部材をファ
    イル化して登録、保存する保存手段と、セット部材を図
    面に配置する際に、任意のセット部材ファイルを選択可
    能に表示する表示手段と、セット部材の配置先図面上の
    図形形状を認識する認識手段と、該認識および該セット
    部材ファイル内のデータを基に再構成されたセット部材
    を住宅図面上に表示する表示手段とを有することを特徴
    とするセット部材登録表示方法
  3. 【請求項3】コンピュータにより読み取り可能であり、
    セット部材登録表示プログラムが記録された記憶媒体で
    あって、セット部材登録表示プログラムは、住宅図面上
    に部材を表示する表示手段と、複数の部材をセット化す
    る範囲を設定可能に表示する表示手段と、該表示上で設
    定された範囲内の個々の部材について、登録の対象とす
    るか否かを判断し、登録の対象とする部材および部材名
    を選択可能に、登録の対象としない部材および部材名を
    削除可能に表示する表示手段と、該表示上での選択削除
    により構成されたセット部材をファイル化して登録、保
    存する保存手段と、セット部材を図面に配置する際に、
    任意のセット部材ファイルを選択可能に表示する表示手
    段と、セット部材の配置先図面上の図形形状を認識する
    認識手段と、該認識および該セット部材ファイル内のデ
    ータを基に再構成されたセット部材を住宅図面上に表示
    する表示手段とを有することを特徴とする記憶媒体
  4. 【請求項4】コンピュータに、住宅図面上に部材を表示
    する表示手段と、複数の部材をセット化する範囲を設定
    可能に表示する表示手段と、該表示上で設定された範囲
    内の個々の部材について、登録の対象とするか否かを判
    断し、登録の対象とする部材および部材名を選択可能
    に、登録の対象としない部材および部材名を削除可能に
    表示する表示手段と、該表示上での選択削除により構成
    されたセット部材をファイル化して登録、保存する保存
    手段と、セット部材を図面に配置する際に、任意のセッ
    ト部材ファイルを選択可能に表示する表示手段と、セッ
    ト部材の配置先図面上の図形形状を認識する認識手段
    と、該認識および該セット部材ファイル内のデータを基
    に再構成されたセット部材を住宅図面上に表示する表示
    手段とを実行させるためのプログラム
  5. 【請求項5】住宅図面上に部材を表示する表示手段と、
    複数の部材をセット化する範囲を設定可能に表示する表
    示手段と、該表示上で設定された範囲内の個々の部材に
    ついて、登録の対象とするか否かを判断し、登録の対象
    とする部材および部材名を選択可能に、登録の対象とし
    ない部材および部材名を削除可能に表示する表示手段
    と、該表示上での選択削除により構成されたセット部材
    をファイル化して登録、保存する保存手段と、セット部
    材を図面に配置する際に、任意のセット部材ファイルを
    選択可能に表示する表示手段と、セット部材の配置先図
    面上の図形形状を認識する認識手段と、該認識および該
    セット部材ファイル内のデータを基に再構成されたセッ
    ト部材を住宅図面上に表示する表示手段と、表示結果を
    配信先の配信要求に応じて配信する配信管理手段とを備
    えたことを特徴とする配信サーバ装置
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8037045B2 (en) 2004-02-18 2011-10-11 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Computer system and file storage/read-out method
WO2018211604A1 (ja) * 2017-05-16 2018-11-22 株式会社トラス 建材選択装置およびプログラム

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