JP2002288066A - 画像形成装置管理システム - Google Patents

画像形成装置管理システム

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JP2002288066A
JP2002288066A JP2001085497A JP2001085497A JP2002288066A JP 2002288066 A JP2002288066 A JP 2002288066A JP 2001085497 A JP2001085497 A JP 2001085497A JP 2001085497 A JP2001085497 A JP 2001085497A JP 2002288066 A JP2002288066 A JP 2002288066A
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forming apparatus
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JP2001085497A
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English (en)
Inventor
Kazuyoshi Fukushima
一義 福島
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成装置管理システムに使用する画像形
成装置の制御情報の更新の手間と時間を省いて、サービ
ス性の向上を図る。 【解決手段】 サービスセンタ200のクライアント
(201a,201b,……,201n)が、複写機1
のファームウェア(制御情報)のバージョン送信要求を
示すデータを通信コントロール装置18へ送信し、その
データを受信した通信コントロール装置18が、複写機
1からそのファームウェアのバージョンを取得してクラ
イアントへ送信し、そのバージョンを受信したクライア
ントが、そのバージョンと外部記録装置203内のファ
ームウェアのバージョンとの比較によって受信したバー
ジョンが最新バージョンでないと判断した場合、最新バ
ージョンのファームウェアを外部記録装置203から読
み込み、通信コントロール装置18を介して複写機1へ
送信してファームウェアを更新させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、管理装置によ
り、通信回線および通信コントロール装置を介して複写
機等の画像形成装置を遠隔管理する画像形成装置管理シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、OA機器の利用環境は、ネットワ
ーク抜きの構築はありえない状況である。また、保守お
よび修理環境も同様に、遠隔地のOA機器(パソコン)
をネットワークをツールとして使用し、リモートメンテ
ナンスを実現している。一方、画像形成装置も他のOA
機器と同様に、デジタル化と同時に多くの先進機能を搭
載し、ネットワークをツールとして使用し、リモートメ
ンテナンスの1つの機能としてリモートファームウェア
メンテナンスの提供が望まれている状況である。
【0003】このような画像形成装置のリモートメンテ
ナンスのシステム(画像形成装置管理システム)として
は、不特定多数の顧客(ユーザ)のオフィス等に設置さ
れた画像形成装置(遠隔診断を前提としている複写機,
プリンタ,印刷機,ファクシミリ装置等を総称する)を
公衆回線又は専用回線等の通信回線を利用し、サービス
センタに設置された管理装置と接続可能にしたものが一
般に知られている。このような画像形成装置管理システ
ムに使用されている画像形成装置は、一般に、内部に当
該画像形成装置全体の動作を制御するCPU(中央処理
装置)と、CPUにその制御を行わせるための制御情報
を記憶するメモリとを有している。
【0004】通常、制御情報を記憶するメモリとしてR
OMが用いられ、そのROMに、画像形成装置全体の動
作を制御するためのプログラムを始めとして、各種パラ
メータやプログラムコードを含むファームウェア(制御
情報)が格納されている。ところで、画像形成装置の性
能を向上させたり、画像形成装置の不具合を解消するた
めに、ファームウェアのバージョンアップ(更新)が必
要となる。ところが、従来、この種の画像形成装置のフ
ァームウェアのバージョンアップ(パラメータの書き換
え等の更新処理を含む)は、サービスマンが顧客先に出
向き、その顧客先に設置されている画像形成装置の内部
のROMを差し替えることによって行っていた。
【0005】一方、最近では、画像形成装置の工場出荷
時に、その画像形成装置の動作を制御するためのファー
ムウェア(制御情報)をEPROM(Erasable Programmab
le Read Only Memory)やフラッシュメモリ等の半導体メ
モリ(不揮発性メモリ)に書き込み、その半導体メモリ
を画像形成装置に実装しているが、この場合、その画像
形成装置のSCSIポート,RS―232CポートやI
Cカードスロット等から所定の機器を使用してファーム
ウェアを入力し、半導体メモリのファームウェアのバー
ジョンアップを行うことが可能になっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな上述したような従来の画像形成装置にあっては、実
行すべき処理内容を示すファームウェアを直接ROMに
焼き込んだり、必要に応じてSCSIポート,RS―2
32CポートやICカードスロット等からファームウェ
アを入力してファームウェアのバージョンアップを行う
方法では、以下の(1)〜(3)に示すような問題点が
あり、多大な時間と費用がかかり、ひいてはサービス性
向上の妨げとなっていた。
【0007】(1)ROMにファームウェアを焼き込む
場合、ファームウェアの更新には人を介してROMの交
換を行う必要があり、交換すべきROMの個数が多けれ
ば多いほど、莫大な費用と人と時間を費やしてしまう。 (2)ファームウェアによる動作が可能かを判断するた
めの情報が、既存のファームウェアの最後尾に付加され
ているため、ファームウェアが再ロードされた場合、フ
ァームウェアによる動作が可能かどうかの判断情報の格
納場所がファームウェアのサイズによって異なってくる
ので、プログラムローダはファームウェアを起動するか
再ロードが必要かを判断する場合、予め上記判断情報を
検索する必要があり、判断に時間がかかったり、判断を
誤って暴走する可能性があった。
【0008】(3)ファームウェアの更新は、ROMを
交換するか、SCSIポート,RS―232Cポートや
ICカードスロット等からローカルな場所でしかできな
かったので、遠隔地に設置されている画像形成装置のフ
ァームウェアの更新は、直接サービスマンがその設置場
所を訪問して行うか、ファームウェアを郵送など別の手
段であらかじめ送っておいて、ローカルで行うしかなか
った。この発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので
あり、画像形成装置管理システムに使用する画像形成装
置の制御情報の更新の手間と時間を省いて、サービス性
の向上を図ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、管理装置
と、その管理装置に通信回線を介して接続する通信コン
トロール装置と、その通信コントロール装置に接続され
る画像形成装置とによって構成され、その管理装置が、
上記通信回線および上記通信コントロール装置を介して
上記画像形成装置を遠隔管理する画像形成装置管理シス
テムにおいて、上記の目的を達成するため、次のように
したことを特徴とする。
【0010】請求項1の発明による画像形成装置管理シ
ステムは、上記管理装置に、画像形成装置の動作を制御
するための最新バージョンの制御情報(ファームウェ
ア)を記憶する最新バージョン制御情報記憶手段と、上
記画像形成装置の動作を制御するための制御情報の現在
のバージョンの送信要求を示すバージョン送信要求デー
タを上記通信コントロール装置へ送信するバージョン送
信要求手段と、該手段による上記通信コントロール装置
への上記バージョン送信要求データの送信に対して、該
通信コントロール装置から上記画像形成装置の制御情報
の現在のバージョンを受信した場合に、そのバージョン
と上記最新バージョン制御情報記憶手段に記憶されてい
る制御情報のバージョンとを比較することにより、上記
画像形成装置の制御情報の現在のバージョンが最新バー
ジョンであるか否かを判定するバージョン判定手段と、
該手段によって上記画像形成装置の制御情報の現在のバ
ージョンが最新バージョンでないと判断した場合に、上
記画像形成装置の最新バージョンの制御情報を上記最新
バージョン制御情報記憶手段から読み込んで上記通信コ
ントロール装置へ送信する最新バージョン制御情報送信
手段とを設け、上記通信コントロール装置に、上記管理
装置から上記バージョン送信要求データを受信した場合
に、上記画像形成装置から該画像形成装置の制御情報の
現在のバージョンを取得するバージョン取得手段と、該
手段によって取得した上記画像形成装置の制御情報の現
在のバージョンを上記管理装置へ送信するバージョン送
信手段と、上記管理装置から上記画像形成装置の最新バ
ージョンの制御情報を受信した場合に、該制御情報を上
記画像形成装置へ送信する最新バージョン制御情報送信
手段とを設け、上記画像形成装置に、該画像形成装置の
動作を制御するための制御情報を記憶する制御情報記憶
手段と、上記通信コントロール装置から当該画像形成装
置の最新バージョンの制御情報を受信した場合に、該制
御情報によって上記制御情報記憶手段に記憶されている
制御情報を最新バージョンの制御情報に更新する制御情
報更新手段とを設けたものである。
【0011】請求項2の発明による画像形成装置管理シ
ステムは、請求項1の画像形成装置管理システムにおい
て、上記管理装置に、上記バージョン送信要求データの
送信要求を発生するバージョン送信要求発生手段を設
け、上記管理装置のバージョン送信要求手段を、上記バ
ージョン送信要求発生手段によって上記バージョン送信
要求データの送信要求が発生したとき、該バージョン送
信要求データを上記通信コントロール装置へ送信する手
段としたものである。
【0012】請求項3の発明による画像形成装置管理シ
ステムは、請求項2の画像形成装置管理システムにおい
て、上記管理装置の送信要求発生手段を、外部からの指
示により、上記バージョン送信要求データの送信要求を
発生する手段としたものである。請求項4の発明による
画像形成装置管理システムは、請求項2の画像形成装置
管理システムにおいて、上記管理装置の送信要求発生手
段を、予め設定された日時に、上記バージョン送信要求
データの送信要求を発生する手段としたものである。
【0013】請求項5の発明による画像形成装置管理シ
ステムは、請求項1〜4のいずれかの画像形成装置管理
システムにおいて、上記画像形成装置に、上記制御情報
記憶手段に記憶されている制御情報に破損等の障害が発
生したとき、該障害を検知する障害検知手段と、該手段
によって上記障害を検知した場合に、当該画像形成装置
の最新バージョンの制御情報の送信要求を示す最新バー
ジョン制御情報送信要求データを上記通信コントロール
装置を介して上記管理装置へ送信する最新バージョン制
御情報送信要求手段とを設け、上記管理装置の最新バー
ジョン制御情報送信手段に、上記画像形成装置から上記
最新バージョン制御情報送信要求データを受信した場合
に、上記画像形成装置の最新バージョンの制御情報を上
記最新バージョン制御情報記憶手段から読み込んで上記
通信コントロール装置へ送信する手段を備えたものであ
る。
【0014】請求項6の発明による画像形成装置管理シ
ステムは、請求項1〜5のいずれかの画像形成装置管理
システムにおいて、上記通信コントロール装置に、上記
画像形成装置の最新バージョンの制御情報を正常に受信
できなかった場合に、該制御情報の再送要求を示す最新
バージョン制御情報再送要求データを上記管理装置へ送
信する最新バージョン制御情報再送要求手段を設けたも
のである。請求項7の発明による画像形成装置管理シス
テムは、請求項1〜6のいずれかの画像形成装置管理シ
ステムにおいて、上記画像形成装置に、当該画像形成装
置の最新バージョンの制御情報を正常に受信できなかっ
た場合に、該制御情報の再送要求を示す最新バージョン
制御情報再送要求データを上記通信コントロール装置を
介して上記管理装置へ送信する最新バージョン制御情報
再送要求手段を設けたものである。
【0015】請求項8の発明による画像形成装置管理シ
ステムは、請求項1〜7のいずれかの画像形成装置管理
システムにおいて、上記通信コントロール装置に、上記
画像形成装置の制御情報更新手段による制御情報の更新
が可能か否かを判断する更新可否判断手段を設けたもの
である。請求項9の発明による画像形成装置管理システ
ムは、請求項8の画像形成装置管理システムにおいて、
上記通信コントロール装置に、上記管理装置から上記画
像形成装置の最新バージョンの制御情報を受信した場合
に、該制御情報を記憶する制御情報記憶手段を設け、上
記通信コントロール装置の更新可否判断手段を、上記管
理装置から受信した上記画像形成装置の最新バージョン
の制御情報が上記制御情報記憶手段に記憶された後、上
記画像形成装置の制御情報更新手段による更新が可能か
否かを判断する手段としたものである。
【0016】請求項10の発明による画像形成装置管理
システムは、請求項1〜9のいずれかの画像形成装置管
理システムにおいて、上記画像形成装置に、上記制御情
報更新手段による更新が中断された後、該更新が再び可
能になった場合に、該中断前までに正常に更新された制
御情報の領域を判別する正常更新情報領域判別手段と、
該手段によって判別した上記正常に更新された制御情報
の領域以外の領域から上記制御情報更新手段に制御情報
の更新を再開させる更新再開指示手段とを設けたもので
ある。
【0017】請求項11の発明による画像形成装置管理
システムは、請求項10の画像形成装置管理システムに
おいて、上記画像形成装置に、上記更新再開指示手段に
よって上記制御情報更新手段による制御情報の更新が再
開された後、該更新が正常に終了するまで当該画像形成
装置の稼動を禁止する稼動禁止手段を設けたものであ
る。請求項12の発明による画像形成装置管理システム
は、請求項1〜11のいずれかの画像形成装置管理シス
テムにおいて、上記画像形成装置に、上記制御情報更新
手段による制御情報の更新が正常に終了したか否かを示
す更新結果を報知する更新結果報知手段を設けたもので
ある。
【0018】請求項13の発明による画像形成装置管理
システムは、請求項12の画像形成装置管理システムに
おいて、上記画像形成装置の更新結果報知手段を、上記
報知結果を表示する手段としたものである。請求項14
の発明による画像形成装置管理システムは、請求項12
の画像形成装置管理システムにおいて、上記画像形成装
置の更新結果報知手段を、上記報知結果を上記通信コン
トロール装置を介して上記管理装置へ送信して表示させ
る手段としたものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて具体的に説明する。図1は、この発明を実施
する画像形成装置管理システム(画像形成装置遠隔保守
支援システム)の構成例を示す図である。
【0020】この画像形成装置管理システムは、サービ
スセンタ200に設置された管理装置としての複数のク
ライアント(統括的な管理を行う監視端末装置)201
a,201b,……,201nと、複数の各顧客先(ユ
ーザ地域)220にそれぞれ設置され、サービスセンタ
200の各クライアント201a,201b,……,2
01nに公衆回線(専用回線等の他の通信回線でもよ
い)17を介して接続する通信コントロール装置18
と、その通信コントロール装置18に接続される複写機
(他の画像形成装置でもよい)1と、複数の各サービス
ステーション(サービス拠点)210にそれぞれ設置さ
れた端末装置(パーソナルコンピュータ等の情報処理装
置)211等の機器とを備えている。
【0021】サービスセンタ200には、この発明に係
わる処理をそれぞれ実行する複数のクライアント201
a,201b,……,201n、その各クライアント2
01a,201b,……,201nによってそれぞれ受
信される情報,後述する各種管理テーブル,マスタ情報
を格納する外部記録装置203の制御を行うファイルサ
ーバ204、各種情報の印刷出力を行う印刷装置20
5、各クライアント201a,201b,……,201
nからそれぞれサービスステーション210に送信され
る情報の制御を行うFAX(ファクシミリ)サーバ20
6と、各クライアント201a,201b,……,20
1n,ファイルサーバ204,印刷装置205,FAX
サーバ206間の各種情報(データおよび制御信号)の
送受信を行うLAN(ローカル・エリア・ネットワー
ク)207とが設置されている。
【0022】複数の各顧客先220にはそれぞれ、複数
の複写機1、およびその各複写機1でそれぞれ発生する
障害(異常)等の通報要因を示す通報情報(事象情報)
等の各種情報を公衆回線17を介してサービスセンタ2
00へ送信したり、サービスセンタ200から公衆回線
17を介して送られてくる各種情報を受信する制御(通
信制御)を行う通信コントロール装置18等が設置され
ている。複数の各サービスステーション210にはそれ
ぞれ、サービスセンタ200から公衆回線17を介して
送られてくる各種情報の受信およびサービスセンタ20
0への各種情報の送信を制御する端末装置211、サー
ビスセンタ200との間の情報の送受信を行うFAX装
置212、および電話機213等が設置されている。こ
の各サービスステーション210では、各顧客先の複写
機1等の画像形成装置を地区別に管轄し、その通報情報
に対する処置を行うサービスマンを派遣する。
【0023】ここで、サービスセンタ200内の各クラ
イアント201a,201b,……,201n,外部記
録装置203を有するファイルサーバ204,FAXサ
ーバ206内のCPUを含むハードウェアおよびソフト
ウェア(プログラム)が、最新バージョン制御情報記憶
手段,バージョン送信要求手段,バージョン判定手段,
最新バージョン制御情報送信手段,バージョン送信要求
発生手段としての機能を果たす。
【0024】図2は、図1に示した画像形成装置管理シ
ステムにおける各顧客先220内の具体的構成例を示す
ブロック図である。各顧客先220にはそれぞれ、サー
ビスセンタ200に設置されている各クライアント20
1a,201b,……,201nとの通信を制御するた
めのインタフェース装置としての通信コントロール装置
18が設置されており、各複写機(PPC)1はこの通
信コントロール装置18に接続されている。この通信コ
ントロール装置18には、電話機19やFAX装置20
等の外部通信機器が接続可能になっており、顧客先(ユ
ーザ)の既存の回線に挿入する形で設置が可能になって
いる。
【0025】そして、この通信コントロール装置18に
は複数の複写機1が接続可能になっているが、もちろん
単数の場合もある。これらの複写機1は同型のものであ
る必要はなく異なる機種でもかまわず、複写機以外のプ
リンタ等の画像形成装置でもかまわない。ここでは説明
の便宜上、1台の通信コントロール装置18に最大5台
の複写機1が接続可能であるものとする。そして、通信
コントロール装置18と複数の複写機1はRS−485
規格によりマルチドロップ接続されている。
【0026】通信コントロール装置18と各複写機1と
の間の通信制御は基本型データ伝送制御手順(BSC)
により行われる。つまり、通信コントロール装置18を
制御局としたセントラライズド制御のポーリング/セレ
クティング方式でデータリンクの確立を行うことによ
り、任意の複写機1との通信が可能になっている。各複
写機1はアドレス設定スイッチ110(図4参照)によ
って固有の値を設定できるようになっており、これによ
って各複写機1のポーリングアドレスおよびセレクティ
ングアドレスが決定される。
【0027】図3は、図1の通信コントロール装置18
の構成例を示すブロック図である。この通信コントロー
ル装置18には、その中央部にCPU184が内蔵さ
れ、このCPU184には公衆回線17あるいは電話機
(TEL)19,図2のFAX装置20への切り換えを
行う切替部180と、モデム181と、複写機1に接続
されたRS−485用のトランシーバを用いた通信イン
タフェース183とバッテリ(BATT)187に接続
されたRAM186と、ROM185と、時計188
と、トータルカウンタ値自動発呼許可スイッチ189と
が接続されている。
【0028】このように構成された通信コントロール装
置18において、公衆回線17からの信号は、まず切替
部180に入力される。ここでは、公衆回線17側から
の通信が通信コントロール装置18に接続されている電
話機19(又は図2のFAX装置20)宛のものであれ
ば、公衆回線17側を電話機19(または図2のFAX
装置20)に接続し、サービスセンタ200からの通信
であれば、公衆回線17側のモデム181に接続する。
また、通信インタフェース183によって複写機1側と
の通信を行うことができる。
【0029】これらの制御・処理は、ROM185内の
制御プログラムに従ってCPU184を中心に行われ
る。RAM186には処理の中間結果などを格納するほ
か、通信テキストを一時的に格納しておくためにも用い
る。さらに、サービスセンタ200の電話番号,回線未
接続の場合の再発呼回数,再発呼間隔,トータルカウン
タによる積算コピー枚数(トータルカウンタ値)の送出
日時等の通信コントロール装置18の動作に必要な各種
パラメータもRAM186に書き込まれている。
【0030】通常、この通信コントロール装置18は、
24時間連続通電を行って常にサービスセンタ200と
通信可能な状態にしておくが、不慮の電源断,安全のた
めの電源断等でこれらのパラメータの内容および通信テ
キストが失われることがないように、バッテリ187に
よりRAM186をバックアップしている。ここで、通
信コントロール装置18のCPU184を含むハードウ
ェアおよびソフトウェア(プログラム)が、バージョン
取得手段,バージョン送信手段,最新バージョン制御情
報送信手段,最新バージョン制御情報再送要求手段,更
新可否判断手段,制御情報記憶手段としての機能を果た
す。
【0031】図4は、図1の複写機1の制御系の構成を
示すブロック図である。複写機1の本体の制御は、CP
U100を中心としてEPROM101(他の不揮発性
メモリでもよい)に記憶されている制御プログラムおよ
びファームウェア(制御情報)に基づいて行われる。ま
た、処理の中間結果や各種設定値,装置の状態を示すデ
ータなどを蓄えるためにRAM102を使用する。この
RAM102は、電池によってバックアップされている
ものとする。EPROM101は、電気的に書き込み・
消去自在なEPROM(Erasable Programmable Read O
nly Memory)又はフラッシュメモリからなり、メモリ内
の所望の領域のデータを消去して書き込み(又は上書
き)できるようになっている。操作部70は、各種操作
キーおよび表示部を備え、外部から入力操作できる。
【0032】A/Dコンバータ103は、露光ランプへ
の供給電圧(ランプ電圧),Pセンサの発光電圧と受光
電圧,電位センサの出力,ADSセンサの出力,露光ラ
ンプの光量を検出するランプ光量センサの出力,感光体
ドラムに流れる電流を検出するドラム電流センサの出
力,定着ユニット内のサーミスタ(定着サーミスタ)電
圧等を入力するために使用する。光学系制御ユニット1
04は、露光ランプの駆動制御を行う。高圧電源ユニッ
ト105は、帯電チャージャ,分離チャージャ,転写チ
ャージャ,転写前チャージャ(PTC)にそれぞれ印加
する高電圧、および現像ユニット内の現像ローラに印加
する現像バイアス電圧を供給する。
【0033】モータ制御ユニット106は、感光体ドラ
ムおよび各給紙ユニットや搬送ユニットのローラ等を駆
動するメインモータのコントロールを行う。ヒータ制御
ユニット107は、定着ユニットの定着ローラを加熱す
る定着ヒータへの通電を制御して、定着ローラの表面温
度を所定範囲に保持する。センサ感度制御ユニット10
8は、Pセンサの受光ゲイン,PセンサのLEDの発光
電圧,ADSセンサの受光ゲイン,ランプ光量センサの
受光ゲイン等を可変するために使用する。
【0034】通信インターフェースユニット109は、
通信コントロール装置18との通信を行うユニットであ
る。アドレス設定スイッチ110により複写機固有のア
ドレス(デバイスコード)を1〜5の範囲で設定でき
る。また、通信許可スイッチ111により通信コントロ
ール装置18との通信の許可/禁止を設定することがで
きる。ここで、複写機1のCPU100を含むハードウ
ェアおよびソフトウェア(EPROM101内のファー
ムウェアを除く)が、制御情報記憶手段,制御情報更新
手段,障害検知手段,最新バージョン制御情報送信要求
手段,最新バージョン制御情報再送要求手段,正常更新
情報領域判別手段,更新再開指示手段,稼動禁止手段,
更新結果報知手段としての機能を果たす。
【0035】図5は、図4の複写機1の操作部70の構
成例を示すレイアウト図である。この操作部70は、テ
ンキー71,クリア/ストップキー72,コピースター
トキー73,エンタキー74,割り込みキー75,予熱
/モードクリアキー76,モード確認キー77,画面切
り替えキー78,呼び出しキー79,登録キー80,ガ
イダンスキー81,表示用コントラストボリューム8
2,及び文字表示器83を備えている。
【0036】テンキー71は、コピー枚数や倍率等の数
値を入力するためのキーである。クリア/ストップキー
72は、コピー枚数(置数)をクリアしたり、コピー動
作をストップさせたりするためのキーである。コピース
タートキー73は、コピー動作をスタートさせるための
キーである。エンタキー74は、ズーム倍率や綴じ代寸
法用置数等の数値の指定を確定させるためのキーであ
る。割り込みキー75は、コピー中に割り込んで別の原
稿をコピーする時などに使用するキーである。予熱/モ
ードクリアキー76は、設定した全てのコピーモードの
内容を取り消したり、予熱モードを設定して節電状態に
したりするためのキーである。
【0037】モード確認キー77は、文字表示器83に
選択的に表示される各コピーモードを一覧表示で確認す
るためのキーである。画面切り替えキー78は、文字表
示器83の表示形態を使用者の熟練度に応じて切り替え
るためのキーである。呼び出しキー79は、ユーザプロ
グラムを呼び出すためのキーである。登録キー80は、
ユーザプログラムを登録するためのキーである。ガイダ
ンスキー81は、文字表示器83にガイダンスメッセー
ジ等を表示するためのキーである。
【0038】表示用コントラストボリューム82は、文
字表示器83のコントラストを調整するためのものであ
る。文字表示器83は、液晶(LCD),蛍光表示管等
のフルドット表示素子を用い、その上に多数のタッチセ
ンサを内蔵した透明シート状のマトリックスタッチパネ
ルを重ねており、電源投入により、複写機1の状態
(「コピーできます」「コピー中です」「転写紙があり
ません」等),コピー枚数,各種キーを示すコピーモー
ド設定画面を表示する。
【0039】このコピーモード設定画面が表示されてい
る時は、通常のコピーモードを設定することができる。
つまり、コピーモード設定画面上のキーを押下(タッ
チ)することにより、給紙カセット(転写紙サイズ),
自動用紙(原稿サイズと設定倍率により最適な転写紙が
収納されている給紙カセットが自動選択される),画像
濃度(コピー濃度),自動濃度(原稿の濃度に応じて画
像濃度が自動選択される),変倍率(等倍,縮小,拡
大,用紙指定変倍,ズーム変倍,寸法変倍),両面モー
ド(転写紙の表裏面に原稿の画像をコピーするモー
ド),綴じ代モード,ソートモード等の各種のコピーモ
ードを任意に設定することができ、押下されたキーは白
黒反転表示に切り替わる。
【0040】また、複写機1は、通常のコピーモードと
は別に、サービスマンが修理,保守作業時に使用するサ
ービスマンモードを設定することもできる。この場合、
例えばサービスマンが予熱/モードクリアキー76を押
下し、次にテンキー71の「1」「0」「7」の各キー
を順次押下し、最後にクリア/ストップキー72を3秒
以上押下することにより、サービスマンモードに移行し
て、文字表示器83にSP(サービスプログラム)モー
ド画面を表示し、サービスマンモード下で、サービスマ
ンは各種センサの状態および各モータ,クラッチ等の負
荷の動作などのチェックを行い、修理および保守作業を
実施することができる。
【0041】次に、サービスセンタ200の外部記録装
置203に格納されているファームウェアの構造につい
て、図6に基づいて説明する。図6は、サービスセンタ
200の外部記録装置203に格納されているファーム
ウェアの構造を説明するための説明図である。複写機1
に搭載されるファームウェア(EPROM101に書き
込まれる制御プログラム)の全体構造は図6に示すよう
な構造体になっており、ヘーダ部と本体部に分割されて
いる。そのうち、本体部は、一定のブロック単位(15
00f1,1500f2,……,1500fn)で分割
されて格納されている。
【0042】ヘーダ部は、ファームウェアの名前が格納
されている項目1500aと、ファームウェアを格納す
る複写機1のEPROM101の開始番地(先頭番地)
が格納されている項目1500bと、そのEPROM1
01の終了番地が格納されている項目1500cと、ヘ
ーダ部の長さが格納されている項目1500lと、本体
部全体のチェックサムが格納されている項目1500d
と、一定のブロック単位(1500f1,1500f
2,……,1500fn)で分割されたセクタ毎のチェ
ックサムが格納されている項目1500e1,1500
e2,……,1500en−1 ,1500enとで構成
され、本体部は、一定のブロック単位(セクタ)で分割
されたファームウェアが格納されている項目1500f
1,1500f2,……,1500fnとから構成され
ている。
【0043】次に、サービスセンタ200の外部記録装
置203に格納されている管理テーブルについて、図7
に基づいて具体的に説明する。図7は、サービスセンタ
200の外部記録装置203に格納されている管理テー
ブルの構造を説明するための説明図である。まず始め
に、顧客別画像形成装置テーブル1600について説明
をする。
【0044】顧客別画像形成装置テーブル1600は、
各顧客先220にそれぞれ設置されている複写機1の機
種番号とシリアル番号(機番)を格納する機種機番項目
1600a(1600a1,1600a2,……,16
00an)と、各顧客先220にそれぞれ設置されてい
る通信コントロール装置18の呼び出し用電話番号を格
納する電話番号項目1600b(1600b1,160
0b2,……,1600bn)と、各顧客先220にそ
れぞれ設置されている複写機1に搭載されているファー
ムウェアを管理するファームウェア管理テーブル180
0のポインタを格納するポインタ項目1600c(16
00c1,1600c2,……,1600cn)から構
成されている。顧客別画像形成装置テーブル1600は
サービスセンタ200のファイルサーバ204の外部記
録装置203に格納されている。
【0045】顧客別画像形成装置テーブル1600は、
顧客先220への複写機1の設置時に、サービスセンタ
200の操作員(センタオペレータ)によるクライアン
ト201a,201b,……,201n上の操作(キー
ボードやマウス等の入力装置を用いた操作)によって設
定され、ファイルサーバ204の外部記録装置203に
格納される。
【0046】検知指示テーブル1700は、各顧客先2
20にそれぞれ設置されている複写機1のファームウェ
アのバージョン検知を指示するための管理テーブルであ
り、そのバージョン検知指示の日時を格納する項目17
00tと、そのバージョン検知を実際に実施する複写機
1の機種番号とシリアル番号(機番)を格納する機種機
番項目1700a(1700a1,……,1700a
n)と、各顧客先220にそれぞれ設置されている通信
コントロール装置18の呼び出し用電話番号を格納する
電話番号項目1700b(1700b1,……,170
0bn)と、各顧客先220にそれぞれ設置されている
複写機1に搭載されているファームウェアを管理するフ
ァームウェア管理テーブル1800のポインタを格納す
るポインタ項目1700c(1700c1,……,17
00cn)から構成されている。
【0047】この検知指示テーブル1700は、市場の
複写機1に搭載されているファームウェアバージョンの
チェック計画を立案し、スケジュールに沿って、サービ
スセンタ200の操作員がクライアント201a,20
1b,……,201n上のコマンド操作により、各顧客
先220にそれぞれ設置されている複写機1のファーム
ウェアのバージョン検知を実施する日時と、その検知を
実施する複写機1の機種機番を指定することにより、登
録(設定)され、サービスセンタ200ファイルサーバ
204の外部記録装置203に格納(蓄積)される。
【0048】最後に、複写機1に搭載される最新のファ
ームウェアバージョンを管理するためのファームウェア
管理テーブル1800について説明する。このファーム
ウェア管理テーブル1800は、ファームウェアの名前
が格納されているファームウェア名項目1800a(1
800a11,……,1800a1n,1800a2
1,……,1800a2n,……,1800am1,…
…,1800amn)と、項目1800aに格納されて
いるファームウェアの最新のバージョンが格納されてい
るバージョン番号項目1800b(1800b11,…
…,1800b1n,……,1800b2n,……,1
800bm1,……,1800bmn)と、図6によっ
て説明した構造体の最新ファームウェアが蓄積されてい
る、サービスセンタ200の外部記録装置203のアド
レスが格納されているアドレス項目1800c(180
0c11,……,1800c1n,……,1800c2
n,……,1800cm1,……,1800cmn)に
よって構成されている。
【0049】複写機1(市場機)の出荷後、新しい機能
nの追加等によるファームウェアの変更、また複写機1
の出荷後、その複写機1に不具合等が発生した際、修正
ファームウェアの変更等が発生した場合、本管理テーブ
ルの変更登録を行い、ファームウェアの最新バージョン
管理を行う。
【0050】次に、複写機1のEPROM101のメモ
リ領域について、図8に基づいて説明する。図8は、複
写機1のEPROM101のメモリ領域の構成例を示す
メモリマップ図である。EPROM101のメモリ領域
1900は、更新ローダ格納部1900aと書き換え可
能部(ファームウェア格納部)1900b(1900b
1,……,1900bn)とに分割される。更新ローダ
格納部1900aは、更新ローダ本体のプログラムコー
ド部1910dと、複写機1に搭載されているファーム
ウェアを管理する情報が格納されている管理部1910
a,1910b,および1910cとに分割される。
【0051】その管理部は、ファームウェアの名前が格
納されているファームウェア名項目1910a(191
0a1,……,1910an)と、実際のファームウェ
アが格納されている書き換え可能部1900b(190
0b1,……,1900bn)の先頭番地が格納されて
いる先頭番地項目1910b(1910b1,……,1
910bn)と、書き換え可能部1900b(1900
b1,……,1900bn)の終了番地が格納されてい
る終了番地項目1910c(1910c1,……,19
10cn)とによって構成されている。書き換え可能部
(ファームウェア格納部)1900b(1900b1,
……,1900bn)に格納されるファームウェアは、
図6に示した構造体であり、ヘーダ部1920aと本体
部1920bとに分割されて格納される。
【0052】次に、このように構成されたこの実施形態
の画像形成装置管理システムを構成するサービスセンタ
200のクライアント201a,201b,……,20
1nおよび通信コントロール装置18におけるこの発明
に係わるファームウェア自動送受信処理について、図9
および図10に基づいて説明する。図9および図10
は、この画像形成装置管理システムを構成するサービス
センタ200のクライアント201a,201b,…
…,201nおよび通信コントロール装置18における
この発明に係わるファームウェア自動送受信処理の一例
を示すフローチャートである。
【0053】サービスセンタ200のクライアント(ク
ライアント201a,201b,……,201nのいず
れか)は、各顧客先220に設置されている複写機1に
搭載されているファームウェアの現在のバージョンを取
得(検知)するため、そのバージョンの送信要求を示す
バージョン送信要求コマンド(バージョン送信要求デー
タ)の送信要求が発生した場合に、図9の処理ルーチン
を開始する。ここで、バージョン送信要求コマンドの送
信要求は、操作部70上のキー操作による外部からの指
示、あるいは予め設定された日時(例えば年月日時分)
への到達によって発生する。
【0054】図9の処理ルーチンの開始により、まずス
テップS100でファイルサーバ204の外部記録装置
203に格納されている検知指示テーブル1700の検
索を行い、各顧客先220にそれぞれ設置されている複
写機1のファームウェアのバージョン検知指示が指定
(登録)されているか否かをチェックし、いずれの顧客
先220に設置されている複写機1のファームウェアの
バージョン検知指示も指定されていない場合は、この処
理を終了し、他の処理を行う。
【0055】また、いずれかの顧客先220に設置され
ている複写機1のファームウェアのバージョン検知指示
が指定されている場合は、ステップS110へ移行し
て、検知指示テーブル1700の項目1700aに格納
されているその顧客先220に設置されている複写機
(該当する複写機)1の機種機番および項目1700b
に格納されている通信コントロール装置(該当する通信
コントロール装置)18の呼び出し用電話番号を取得
し、それらの取得した情報に基づいてバージョン送信要
求コマンドを予め規定された通信プロトコルによって公
衆回線17経由で該当する通信コントロール装置18へ
送信する。このとき、そのバージョン送信要求コマンド
に、付加情報として該当する複写機1の機種機番を付加
する。
【0056】該当する通信コントロール装置18は、サ
ービスセンタ200からバージョン送信要求コマンドを
受信すると、ステップS120でその受信したコマンド
を解読し、その解読結果からステップS130で受信し
たコマンドがバージョン送信要求コマンドであるか否か
を判断して、バージョン送信要求コマンドでなければこ
の処理を終了して他の処理に移行するが、バージョン送
信要求コマンドであればそのバージョン送信要求コマン
ドに付加されている機種機番の複写機1(該当する複写
機1)からそのEPROM101に格納(実装)されて
いるファームウェアの現在のバージョンを取得する。
【0057】すなわち、該当する複写機1のEPROM
101に格納されているファームウェアの現在のバージ
ョンを取得するために、ステップS140でそのバージ
ョンの送信要求を示すバージョン送信要求データを送信
する。該当する複写機1は、そのバージョン送信要求デ
ータを受信すると、ステップS150で自己のEPRO
M101(制御情報記憶手段)に格納されているファー
ムウェアの現在のバージョンを応答データとして該当す
る通信コントロール装置18へ送信する。このとき、応
答データに付加情報として自己の機種機番を付加する。
【0058】該当する通信コントロール装置18は、該
当する複写機1からそのEPROM101に格納されて
いるファームウェアの現在のバージョンを取得(受信)
すると、ステップ160でそのファームウェアの現在の
バージョンを予め規定された通信プロトコルによって公
衆回線17経由でサービスセンタ200のクライアント
へ送信する。
【0059】サービスセンタ200のクライアントは、
該当する通信コントロール装置18へのバージョン送信
要求コマンドの送信に対して、その通信コントロール装
置18から該当する複写機1に搭載されているファーム
ウェアの現在のバージョンを受信すると、その複写機1
に搭載可能なファームウェアの最新バージョンを調べる
ため、ステップS170の処理を行う。すなわち、受信
したファームウェアのバージョンに付加されている機種
機番に基づいて検知指示テーブル1700の検索を行
い、その機種機番と一致する検知指示テーブル1700
のエントリの項目1700cに格納されているファーム
ウェア管理テーブル1800のポインタを取得する。
【0060】次に、ステップS180に進み、取得した
ポインタに基づいてファームウェアの最新情報が格納さ
れているファームウェア管理テーブル1800(最新バ
ージョン制御情報記憶手段)を決定し、ファームウェア
管理テーブル1800の項目1800bに格納されてい
る最新バージョン(該当する複写機1に搭載されている
ファームウェアの最新バージョン)を取得した後、ステ
ップS190に移行して、その取得した最新バージョン
と先に受信した該当する複写機1に搭載されているファ
ームウェアの現在のバージョンとを比較することによ
り、該当する複写機1に搭載されているファームウェア
の現在のバージョンが最新バージョンであるか否かを判
定する。
【0061】そして、該当する複写機1に搭載されてい
るファームウェアの現在のバージョンが最新バージョン
である場合には、この処理を終了して他の処理に移行す
るが、最新バージョンでない場合には、ステップS20
0でファームウェアの更新要求を示すファームウェア更
新コマンドを予め規定された通信プロトコルによって公
衆回線17経由で該当する通信コントロール装置18へ
送信する。このとき、そのファームウェア更新コマンド
に、付加情報として該当する複写機1の機種機番を付加
する。
【0062】該当する通信コントロール装置18は、ス
テップ210でサービスセンタ200からファームウェ
ア更新コマンドを受信すると、ステップS220に移行
し、ファームウェアを受信可能な状態である(ファーム
ウェアの更新が可能である)か否かを判断し、その結果
を示すデータを応答データとして公衆回線17経由でサ
ービスセンタ200のクライアントへ送信する。つま
り、ファームウェアを受信可能な状態でない場合には、
その旨を示す応答データ(ファームウェア受信不可応
答)をサービスセンタ200のクライアントへ送信す
る。また、ファームウェアを受信可能な状態である場合
には、その旨を示す応答データ(ファームウェア受信可
応答)をサービスセンタ200のクライアントへ送信す
る。
【0063】サービスセンタ200のクライアントは、
該当する通信コントロール装置18へのファームウェア
更新コマンドの送信に対して、その通信コントロール装
置18から応答データを受信すると、ステップS230
でその応答データから該当する通信コントロール装置1
8がファームウェアの受信(更新)が可能か否かを判断
し、ファームウェアの受信が可能でなければこの処理を
終了して他の処理へ移行するが、ファームウェアの受信
が可能であればステップS240へ移行して、該当する
複写機1の最新バージョンのファームウェアが格納され
ている外部記録装置203のアドレスをファームウェア
管理テーブル1800の項目1800cから取得し、そ
の最新バージョンのファームウェアを外部記録装置20
3から読み込む。
【0064】次に、ステップS250でいま読み込んだ
最新バージョンのファームウェアを予め規定された通信
プロトコルによって公衆回線17経由で該当する通信コ
ントロール装置18へ送信する。該当する通信コントロ
ール装置18は、サービスセンタ200から更新すべき
最新バージョンのファームウェアを受信すると、ステッ
プS260でその受信した最新バージョンのファームウ
ェアをRAM186に格納(記憶)した後、ステップS
270に移行して、RAM186に格納したファームウ
ェアを検査することにより、そのRAM186へのファ
ームウェアの格納(サービスセンタ200からのファー
ムウェアの受信)が正常に行われたか否かを判断する。
【0065】そして、RAM186に格納したファーム
ウェアの検査結果からそのファームウェアに誤りがない
と認識した場合には、RAM186へのファームウェア
の格納が正常に行われたと判断して、この処理を終了
し、後述する図11の処理を開始することになるが、R
AM186に格納したファームウェアの検査結果からそ
のファームウェアに誤りがあると認識した場合には、R
AM186へのファームウェアの格納が正常に行われな
かったと判断して、ステップS280でファームウェア
の再送要求を示す最新バージョン再送要求データ(最新
バージョン制御情報再送要求データ)を応答データとし
てサービスセンタ200のクライアントへ送信する。
【0066】サービスセンタ200のクライアントは、
該当する通信コントロール装置18への最新バージョン
のファームウェアの送信に対して、ステップS290で
その通信コントロール装置18から最新バージョン再送
要求データを受信すると、ステップS250へ戻って、
再び先に読み込んだ最新バージョンのファームウェアを
予め規定された通信プロトコルによって公衆回線17経
由で該当する通信コントロール装置18へ送信し、以後
上述と同様の処理を行う。
【0067】次に、この実施形態の画像形成装置管理シ
ステムを構成する通信コントロール装置18および複写
機1におけるこの発明に係わるファームウェア自動送信
・更新処理について、図11に基づいて説明する。図1
1は、この画像形成装置管理システムを構成する通信コ
ントロール装置18および複写機1におけるこの発明に
係わるファームウェア自動送信・更新処理の一例を示す
フローチャートである。
【0068】自己のRAM186へのファームウェアの
格納が正常に行われた通信コントロール装置(該当する
通信コントロール装置)18は、該当する複写機1に搭
載されているファームウェアの更新が可能か否かを判断
するため、ステップS300でその複写機1へその状態
(稼動中か否か)の送信要求を示す状態送信要求データ
を送信する。該当する複写機1は、該当する通信コント
ロール装置から状態送信要求データを受信すると(稼動
中か否かの問い合わせを受けると)、ステップS310
で稼動中か否かを示すステータスデータを応答データと
して該当する通信コントロール装置18へ送信する。つ
まり、稼動中であればその旨を示すステータスデータ
を、稼動中でなければその旨を示すステータスデータを
それぞれ該当する通信コントロール装置18へ送信す
る。
【0069】該当する通信コントロール装置18は、該
当する複写機1への状態送信要求データの送信に対し
て、その複写機1からステータスデータを受信すると、
ステップS320でそのステータスデータからその複写
機1に搭載されているファームウェアの更新が可能か否
かを判断する。そして、受信したステータスデータが稼
動中を示すものである場合は、該当する複写機1に搭載
されているファームウェアの更新が可能でないと判断
し、ステップS300に戻って再び該当する複写機1へ
状態送信要求データを送信する。したがって、該当する
複写機1の稼動が停止して該当する複写機1に搭載され
ているファームウェアの更新が可能と判断できるように
なるまで、複写機1への状態送信要求データの送信を繰
り返すことになる。
【0070】該当する複写機1が稼動中でない場合、あ
るいは該当する複写機1の稼動が停止した場合は、その
複写機1から受信するステータスデータからその複写機
1に搭載されているファームウェアの更新が可能である
と判断できるため、ステップS330に移行し、ファー
ムウェア更新コマンドおよびRAM186に格納されて
いる最新バージョンのファームウェアを該当する複写機
1へ送信する。
【0071】該当する複写機1は、該当する通信コント
ロール装置18からファームウェア更新コマンドおよび
最新バージョンのファームウェアを受信すると、ステッ
プS340に移行して、ファームウェアが更新中である
旨を示すメッセージ(ファームウェア更新中メッセー
ジ)を図5の操作部70の文字表示器(液晶ディスプレ
イ)83上に表示すると共に、受信したファームウェア
のヘーダ部をRAM102に格納した後、ステップS3
50でファームウェアの更新を行う更新ローダ(プログ
ラムローダ)による処理を行う。そして、この処理の終
了時に、更新ローダによる更新が正常に終了したか否か
の更新結果を示す更新結果データを応答データとして該
当する通信コントロール装置18へ送信する処理も行
う。
【0072】該当する通信コントロール装置18は、該
当する複写機1へのファームウェア更新コマンドおよび
最新バージョンのファームウェアの送信に対して、その
複写機1から更新結果データを受信すると、ステップS
360でその更新結果データからファームウェアの更新
が正常に終了したか否かをチェックし、正常に終了した
場合には、ステップS370でその旨を示す正常終了メ
ッセージをサービスセンタ200のクライアントへ送信
し、ファームウェアの更新を終了する。
【0073】なお、ファームウェアの更新が正常に終了
した場合に、その旨を示す正常終了メッセージを該当す
る複写機1に送信してその操作部70の文字表示器83
上に表示させることもできる。また、ファームウェアの
更新が正常に終了しなかった場合に、その旨を示す異常
終了メッセージをサービスセンタ200のクライアント
へ送信したり、該当する複写機1に送信してその操作部
70の文字表示器83上に表示させることもできる。
【0074】次に、更新ローダによる処理について、図
12〜図15を参照して具体的に説明する。更新ローダ
は、以下の(1)(2)に示す2つの処理機能を有す
る。 (1)ファームウェア更新処理 (2)ファームウェア障害検知処理
【0075】そこでまず、更新ローダによる処理のう
ち、(1)のファームウェア更新処理について説明す
る。図12は、複写機1における更新ローダによる処理
(図11の更新ローダによる処理を含む)の一例を示す
フローチャートである。図13は、複写機1における更
新ローダによる処理中のファームウェア更新処理(図1
2のファームウェア更新処理のサブルーチン)およびそ
の処理に対応する通信コントロール装置18における処
理の一例を示すフローチャートである。
【0076】該当する複写機1は、例えばステップS3
50で更新ローダによる処理に移ると、まず図12のス
テップS500でファームウェアの更新を行うかファー
ムウェアの障害(破損等)検知を行うか判断するが、こ
の場合はファームウェアの更新を行うためステップS6
00でファームウェアの更新処理を行う。すなわち、ま
ず図13のステップS601で、先にRAM102に格
納したファームウェアの先頭番地(1500b)と終了
番地(1500c)を取得し、EPROM101上の更
新領域を確定し、その確定した領域の本体部をセクタ単
位(1500f1,1500f2,……,1500f
n)で分割し、分割したセクタ毎にチェックサムの算出
を行う。
【0077】次に、ステップS610で、RAM102
に格納されているファームウェアのヘーダ部の各セクタ
のチェックサム(1500e1,1500e2,……,
1500en)と、算出したEPROM101上の確定
した領域(本体部)内の各セクタのチェックサムとを比
較し、RAM102に格納されているファームウェアの
ヘーダ部の全てのセクタのチェックサムとEPROM1
01上の確定した領域内の全てのセクタのチェックサム
とが一致した場合は、ステップS660でRAM102
に格納されているファームウェアのヘーダ部をEPRO
M101上の確定した領域のヘーダ部に書き込む。
【0078】また、RAM102に格納されているヘー
ダ部の各セクタのチェックサムと確定した領域内のいず
れかのセクタのチェックサムとが一致しなかった場合、
つまりチェックサム異常が発生した場合には、そのチェ
ックサム異常(不一致チェックサム)を検出して、ステ
ップS620に移行し、そのチェックサム異常のセクタ
番号(チェックサムが一致しなかったセクタ番号)を該
当する通信コントロール装置18へ送信(通知)する。
該当する通信コントロール装置18は、該当する複写機
1からチェックサム異常のセクタ番号を受信すると、ス
テップS630に移行して、サービスセンタ200のク
ライアントから受信し、RAM186に格納したファー
ムウェアのうち、チェックサム異常が発生したセクタ番
号以降のファームウェアを該当する複写機1へ送信す
る。
【0079】該当する複写機1は、該当する通信コント
ロール装置18からチェックサム異常が発生したセクタ
以降のファームウェアを受信すると、ステップS640
に移行して、その受信したファームウェア(実際は本体
部)をEPROM101上の確定した領域の上記チェッ
クサム異常が発生したセクタ以降に順次書き込むことに
より、ファームウェアの更新を行う。そして、該当する
通信コントロール装置18から受信したファームウェア
の書き込みが終了すると、ステップS650でファーム
ウェアの更新が正常に終了したか否かをチェックし、正
常に終了すればステップS660でRAM102に格納
されているファームウェアのヘーダ部をEPROM10
1上の確定した領域のヘーダ部に書き込む。
【0080】その書き込みが終了すると、ステップS6
70に移行し、該当する通信コントロール装置18のR
AM186に格納されているファームウェアの削除要求
を示すファームウェア削除要求データをその通信コント
ロール装置18へ送信する。該当する通信コントロール
装置18は、該当する複写機1からファームウェア削除
要求データを受信すると、ステップS680でRAM1
86に格納されているファームウェアを削除して、ファ
ームウェア更新処理を終了し、更新ローダを呼び出した
処理に移る。一方、該当する複写機1は、該当する通信
コントロール装置18から受信したファームウェアの書
き込み(更新)中にエラーが発生した場合(ファームウ
ェアの更新が正常に終了しなかった場合)は、ステップ
S601に戻り、再び上述と同様の処理を行う。
【0081】次に、更新ローダによる処理のうち、
(2)のファームウェア障害検知処理について説明す
る。図14および図15は、複写機1における更新ロー
ダによる処理中のファームウェア障害検知処理(図12
のファームウェア障害検知処理のサブルーチン)および
その処理に対応する通信コントロール装置18,サービ
スセンタ200のクライアント201a,201b,…
…,201nにおける処理の一例を示すフローチャート
である。
【0082】該当する複写機1は、ファームウェアの更
新中に、顧客により誤って複写機1の電源が遮断される
ことによってファームウェアの更新が異常終了した場
合、あるいは複写機1に搭載されているファームウェア
(EPROM101に格納されているファームウェア)
において何らかの理由によって破壊等の障害が発生した
場合に、その異常終了又は障害を検知して更新ローダに
よる処理に移行し(但し電源の遮断等によってファーム
ウェアの更新が中断した場合は電源投入時にその異常終
了を検知して更新ローダによる処理に移行する)、まず
図12のステップS500でファームウェアの更新を行
うかファームウェアの障害検知を行うか判断するが、こ
の場合はファームウェアの障害検知を行うためステップ
S510でファームウェア障害検知処理を行う。
【0083】すなわち、まず図14のステップS70
0,S710で、図8によって説明したEPROM10
1内の更新ローダ格納部1900aに格納されている先
頭番地項目1910b(最初は1910b1)よりファ
ームウェアの先頭番地を取得し、ファームウェアの本体
部1920bの領域を算出し、その算出した領域をセク
タ単位(1500f1,1500f2,……,1500f
n)に分割し、その分割したセクタ毎にチェックサムを
算出した後、ステップS720に移行して、ファームウ
ェアのヘーダ部1920aに格納されている各セクタの
チェックサム(1500e1,1500e2,……,1
500en)と算出した各チェックサムとを比較し、フ
ァームウェアのヘーダ部1920aに格納されている全
てのセクタのチェックサムと算出した全てのチェックサ
ムとが一致した場合に、チェックサム異常がないと判断
し、次のファームウェアの障害検知のため、ステップS
700に戻り、以後上述と同様な処理を繰り返す。
【0084】そして、EPROM101内の更新ローダ
格納部1900aに格納されている先頭番地項目191
0bnより最後のファームウェアの先頭番地を取得し、
上述と同様の処理を行った後、ステップS700で全て
のファームウェアの障害検知が終了したと判断して、フ
ァームウェア障害検知処理を終了する。しかし、いずれ
かのファームウェアでチェックサム異常が発生した場合
(チェックサムが一致しなかった場合)、図示は省略す
るが、その異常がファームウェアの更新中に電源切断等
の外部要因で発生したか、ファームウェアの破壊等の障
害で発生したかを判別する処理を行う。
【0085】また、いずれかのファームウェアでチェッ
クサム異常が発生すると、ステップS730に移行し
て、その異常が発生したファームウェアの名前(ファー
ムウェア名)を対応するファームウェア名項目(更新ロ
ーダ項目)1910aより取得し、その異常が発生した
ファームウェアと名前が一致するファームウェアが該当
する通信コントロール装置18のRAM186に格納さ
れているか否かの問い合わせ要求を示すデータ(異常フ
ァームウェア有無問合要求データ)に取得したファーム
ウェア名を付加してその通信コントロール装置18へ送
信する。
【0086】該当する通信コントロール装置18は、該
当する複写機1から異常ファームウェア有無問合要求デ
ータを受信すると、ステップS740でそのデータに付
加されているファームウェア名のファームウェアがRA
M186に格納されている(存在する)か否かをチェッ
クし、そのファームウェアがRAM186に格納されて
いる場合は、ステップS870へ移行して、後述する各
処理を行う。
【0087】また、受信した異常ファームウェア有無問
合要求データに付加されているファームウェア名のファ
ームウェアがRAM186に格納されていなかった場合
は、図示は省略するが、そのファームウェアが格納され
ていない旨を示すデータを該当する複写機1に送信す
る。該当する複写機1は、上記ファームウェア名のファ
ームウェアが格納されていない旨を示すデータを受信す
ると、そのファームウェアのへーダ部を受信するまで待
機する。
【0088】該当する通信コントロール装置18は、受
信した異常ファームウェア有無問合要求データに付加さ
れているファームウェア名のファームウェアがRAM1
86に格納されていない旨を示すデータを該当する複写
機1に送信した後、ステップS750に移行して、最新
バージョンのファームウェアの送信要求を示すファーム
ウェア送信要求データ(最新バージョン制御情報送信要
求データ)に該当する複写機1の機種機番と異常が発生
したファームウェア名とを付加し、予め規定された通信
プロトコルによって公衆回線17経由でサービスセンタ
200のクライアントへ送信する。
【0089】サービスセンタ200のクライアントは、
該当する通信コントロール装置18からファームウェア
送信要求データを受信すると、そのデータに付加されて
いる機種機番をキーに、ステップS810で顧客別画像
形成装置テーブル1600の機種機番項目1600a
(1600a1,1600a2,……,1600an)
の検索を行い、機種機番が一致したエントリのポインタ
項目1600c(1600c1,1600c2,……,
1600cnのいずれか)から該当する顧客先220に
設置されている該当する複写機1に搭載されているファ
ームウェアを管理するファームウェア管理テーブル18
00のポインタを取得する。
【0090】次に、ステップS820に移行して、取得
したポインタに基づいて該当する顧客先220に設置さ
れている該当する複写機1のファームウェア管理テーブ
ル1800を決定し、受信したファームウェア送信要求
データに付加されているファームウェア名をキーに、決
定したファームウェア管理テーブル1800の項目18
00aの検索を行い、ファームウェア名が一致したエン
トリのアドレス項目1800c(1800c11,…
…,1800c1n,1800c21,……,1800
c2n,……,1800cm1,……,1800cmn
のいずれか)に格納されている外部記録装置203のア
ドレスを取得する。
【0091】次に、ステップS830でその取得したア
ドレスに基づいて外部記録装置203に蓄積されている
上記ファームウェア名の最新バージョンのファームウェ
アを読み込み、ステップS840でその読み込んだファ
ームウェアを予め規定された通信プロトコルによって公
衆回線17経由で該当する通信コントロール装置18へ
送信する。該当する通信コントロール装置18は、サー
ビスセンタ200のクライアントへのファームウェア送
信要求データの送信に対して、そのサービスセンタ20
0から最新バージョンのファームウェアを受信すると、
ステップS850でその受信した最新バージョンのファ
ームウェアをRAM186に格納する。
【0092】その後、ステップS860でRAM186
に格納したファームウェアを検査することによってその
RAM186へのファームウェアの格納が正常に行われ
たか否かを判断し、上記検査結果からそのファームウェ
アに誤りがないと認識した場合には、RAM186への
ファームウェアの格納が正常に行われたと判断して、ス
テップS870へ移行するが、RAM186に格納した
ファームウェアの検査結果からそのファームウェアに誤
りがあると認識した場合には、RAM186へのファー
ムウェアの格納が正常に行われなかったと判断して、ス
テップS861でファームウェアの再送要求を示すファ
ームウェア再送要求データをサービスセンタ200のク
ライアントへ送信する。
【0093】サービスセンタ200のクライアントは、
該当する通信コントロール装置18への最新バージョン
のファームウェアの送信に対して、その通信コントロー
ル装置18からファームウェア再送要求データを受信す
ると、ステップS840で再び先に読み込んだ最新バー
ジョンのファームウェアを予め規定された通信プロトコ
ルによって公衆回線17経由で該当する通信コントロー
ル装置18へ送信し、以後上述と同様の処理を行う。該
当する通信コントロール装置18は、受信した異常ファ
ームウェア有無問合要求データに付加されているファー
ムウェア名のファームウェアがRAM186に格納され
ている場合、あるいはRAM186へのファームウェア
の格納が正常に行われた場合に、ステップS870でそ
のファームウェアを異常ファームウェア有無問合要求デ
ータを送信した該当する複写機1へ送信する。
【0094】該当する複写機1は、該当する通信コント
ロール装置18から上記ファームウェア名のファームウ
ェアを受信すると、ステップS880でその受信したフ
ァームウェアをEPROM101上の確定した領域に書
き込むことによってファームウェアの更新を行う。そし
て、該当する通信コントロール装置18から受信したフ
ァームウェアの書き込みが終了すると、ステップS89
0でファームウェアの更新が正常に終了したか否かをチ
ェックし、正常に終了すればステップS900でRAM
102に格納されているファームウェアのヘーダ部をE
PROM101上の確定した領域のヘーダ部に書き込
む。
【0095】その書き込みが終了すると、ステップS9
10でファームウェア削除要求データを該当する通信コ
ントロール装置18へ送信する。該当する通信コントロ
ール装置18は、該当する複写機1からファームウェア
削除要求データを受信すると、ステップS920でRA
M186に格納されているファームウェアを削除して、
ファームウェア障害検知処理を終了し、更新ローダを呼
び出した処理に移る。一方、該当する複写機1は、該当
する通信コントロール装置から受信したファームウェア
の書き込中にエラーが発生した場合(ファームウェアの
更新が正常に終了しなかった場合)は、ステップS71
0に戻り、再び上述と同様の処理を行う。
【0096】このように、サービスセンタ200に設置
されているクライアント(各クライアント201a,2
01b,……,201n)が、該当する複写機1の動作
を制御するためのファームウェア(制御情報)の現在の
バージョンの送信要求を示すバージョン送信要求データ
を該当する通信コントロール装置18へ送信し、そのバ
ージョン送信要求データを受信した通信コントロール装
置18が、該当する複写機1からそのファームウェアの
現在のバージョンを取得してサービスセンタ200のク
ライアントへ送信し、そのバージョンを受信したクライ
アントが、そのバージョンと外部記録装置203に記憶
されているファームウェアのバージョンとを比較するこ
とにより、該当する複写機1のファームウェアの現在の
バージョンが最新バージョンであるか否かを判定し、そ
の現在のバージョンが最新バージョンでなかった場合
に、該当する複写機1の最新バージョンのファームウェ
アを外部記録装置203から読み込んで該当する通信コ
ントロール装置18へ送信し、そのファームウェアを受
信した通信コントロール装置18が、そのファームウェ
アを該当する複写機1へ送信し、そのファームウェアを
受信した複写機1が、そのファームウェアによってEP
ROM101に記憶されているファームウェアを最新バ
ージョンのファームウェアに更新する(バージョンアッ
プする)ことにより、サービスマンが該当する複写機1
が設置されている顧客先220まで出向くことなく、そ
の複写機1に搭載されているファームウェア(EPRO
M101内のファームウェア)の更新を行えるため、多
大な時間と費用の削減とサービス性の向上を図ることが
できる。
【0097】また、サービスセンタ200のクライアン
トが、外部からの指示(随時指示)により、バージョン
送信要求データの送信要求が発生し、そのバージョン送
信要求データを通信コントロール装置18へ送信するこ
とにより、市場に出荷されている複写機1のファームウ
ェアの更新を迅速に行え、早期に市場の複写機1の性能
を向上させたり、不具合を解消することができる。ある
いは、予め設定された日時にバージョン送信要求データ
の送信要求が発生し、そのバージョン送信要求データを
通信コントロール装置18へ送信することにより、市場
に出荷されている複写機1のファームウェアの更新を計
画的に実施可能になり、そのファームウェアの更新を適
正且つ効率的に行える。
【0098】さらに、複写機1が、EPROM101に
記憶されているファームウェアに破損等の障害が発生し
たときにその障害を検知し、その検知時に自己の最新バ
ージョンのファームウェアの送信要求を示す最新バージ
ョンファームウェア送信要求データを該当する通信コン
トロール装置18を介してサービスセンタ200のクラ
イアントへ送信し、その最新バージョンファームウェア
送信要求データを受信したクライアントが、該当する複
写機1の最新バージョンのファームウェアを外部記録装
置203から読み込んで通信コントロール装置18へ送
信することにより、該当する複写機1でのファームウェ
アの破損等の障害に対して、サービスマン(CE)の無
駄な訪問が減少し、保守コスト(人件費)を低減するこ
とができる。
【0099】さらにまた、該当する通信コントロール装
置18が、該当する複写機1の最新バージョンのファー
ムウェアを正常に受信できなかった場合に、そのファー
ムウェアの再送要求を示す最新バージョンファームウェ
ア再送要求データをサービスセンタ200のクライアン
トへ送信することにより、該当する複写機1の最新バー
ジョンのファームウェアを再送信することができるた
め、送受信時のエラーのリカバリー処理に要する時間を
短縮できる。つまり、ファームウェアの更新に要する時
間を短縮できる。
【0100】また、複写機1も、最新バージョンのファ
ームウェアを正常に受信できなかった場合に、そのファ
ームウェアの再送要求を示す最新バージョンファームウ
ェア再送要求データを通信コントロール装置18を介し
てサービスセンタ200のクライアントへ送信すること
により、更に送受信時のエラーのリカバリー処理に要す
る時間を短縮でき、ファームウェアの更新に要する時間
を短縮できる。さらに、該当する通信コントロール装置
18が、複写機1のファームウェアの更新が可能か否か
を判断することにより、該当する複写機1の状態の把握
が可能になり、使用中(稼動中)でない時にファームウ
ェアの更新が実施可能になるため、無駄なダウンタイム
が減少し、よりサービス性の向上を図ることができる。
【0101】さらにまた、通信コントロール装置18
が、サービスセンタ200のクライアントから受信した
該当する複写機1の最新バージョンのファームウェアを
RAM186に記憶した後、複写機1のファームウェア
の更新が可能か否かを判断することにより、該当する複
写機1が稼動中の際に、サービスセンタから送信される
ファームウェアの授受を該当する複写機1のファームウ
ェアの更新から分離して実施できる。したがって、該当
する複写機1の停止した後、ファームウェアの更新を実
施できるため、無駄なダウンタイムが減少し、一層サー
ビス性の向上を図ることが可能になる。
【0102】また、該当する複写機1が、電源の遮断等
によってファームウェアの更新が中断された後、その更
新が再び可能になった場合に、その中断前までに正常に
更新されたファームウェアの領域を判別し、その領域以
外の領域からファームウェアの更新を再開させることに
より、ファームウェア更新時のエラーのリカバリー処理
を短縮でき、ファームウェアの更新に要する時間を短縮
できる。さらに、該当する複写機1が、ファームウェア
の更新を再開した後、その更新が正常に終了するまで自
機の稼動を禁止することにより、自機の暴走を防ぐこと
ができる。
【0103】さらにまた、該当する複写機1が、ファー
ムウェアの更新が正常に終了したか否かを示す更新結果
を報知する(操作部70上に表示したり、通信コントロ
ール装置18を介してサービスセンタ200のクライア
ントへ送信して表示させる)ことにより、該当する複写
機1のファームウェアの更新状況を確認および把握する
ことができる。
【0104】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、画像形成装置管理システムに使用する画像形成装
置の制御情報の更新の手間と時間を省いて、サービス性
の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施する画像形成装置管理システム
の構成例を示す図である。
【図2】図1に示した画像形成装置管理システムにおけ
る各顧客先220内の具体的構成例を示すブロック図で
ある。
【図3】図1の通信コントロール装置18の構成例を示
すブロック図である。
【図4】図1の複写機1の制御系の構成を示すブロック
図である。
【図5】図4の複写機1の操作部70の構成例を示すレ
イアウト図である。
【図6】図1のサービスセンタ200の外部記録装置2
03に格納されているファームウェアの構造を説明する
ための説明図である。
【図7】同じく外部記録装置203に格納されている管
理テーブルの構造を説明するための説明図である。
【図8】図4のEPROM101のメモリ領域の構成例
を示すメモリマップ図である。
【図9】図1のサービスセンタ200のクライアント2
01a,201b,……,201nおよび通信コントロ
ール装置18におけるこの発明に係わるファームウェア
自動送受信処理の一例を示すフロー図である。
【図10】その続きの処理を示すフロー図である。
【図11】図1の通信コントロール装置18および複写
機1におけるこの発明に係わるファームウェア自動送信
・更新処理の一例を示すフロー図である。
【図12】図1の複写機1における更新ローダによる処
理(図11の更新ロードによる処理を含む)の一例を示
すフロー図である。
【図13】図1の複写機1における更新ローダによる処
理中のファームウェア更新処理(図12のファームウェ
ア更新処理のサブルーチン)およびその処理に対応する
通信コントロール装置18における処理の一例を示すフ
ロー図である。
【図14】図1の複写機1における更新ローダによる処
理のファームウェア障害検知処理(図12のファームウ
ェア障害検知処理のサブルーチン)およびその処理に対
応する通信コントロール装置18,サービスセンタ20
0のクライアント201a,201b,……,201n
における処理の一例を示すフロー図である。
【図15】その続きの処理を示すフロー図である。
【符号の説明】
1:複写機 17:公衆回線 18:通信コントロール装置 70:操作部 83:文字表示器 100,184:CPU 101:EPROM 185:ROM 102,186:RAM 200:サービスセンタ 201a〜201n:クライアント 202a〜202n:モデム 203:外部記録装置 204:ファイルサーバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP01 AP03 AP04 AQ06 HJ08 HJ10 HK15 HP06 HQ01 5B021 AA01 AA02 AA05 AA19 BB01 BB04 BB10 NN00 5C062 AA02 AA05 AA13 AA29 AA35 AB38 AB42 AC22 AC34 AC56 AF00 BA00

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管理装置と、該管理装置に通信回線を介
    して接続する通信コントロール装置と、該通信コントロ
    ール装置に接続される画像形成装置とによって構成さ
    れ、該管理装置が、前記通信回線および前記通信コント
    ロール装置を介して前記画像形成装置を遠隔管理する画
    像形成装置管理システムにおいて、 前記管理装置に、画像形成装置の動作を制御するための
    最新バージョンの制御情報を記憶する最新バージョン制
    御情報記憶手段と、前記画像形成装置の動作を制御する
    ための制御情報の現在のバージョンの送信要求を示すバ
    ージョン送信要求データを前記通信コントロール装置へ
    送信するバージョン送信要求手段と、該手段による前記
    通信コントロール装置への前記バージョン送信要求デー
    タの送信に対して、該通信コントロール装置から前記画
    像形成装置の制御情報の現在のバージョンを受信した場
    合に、そのバージョンと前記最新バージョン制御情報記
    憶手段に記憶されている制御情報のバージョンとを比較
    することにより、前記画像形成装置の制御情報の現在の
    バージョンが最新バージョンであるか否かを判定するバ
    ージョン判定手段と、該手段によって前記画像形成装置
    の制御情報の現在のバージョンが最新バージョンでない
    と判断した場合に、前記画像形成装置の最新バージョン
    の制御情報を前記最新バージョン制御情報記憶手段から
    読み込んで前記通信コントロール装置へ送信する最新バ
    ージョン制御情報送信手段とを設け、 前記通信コントロール装置に、前記管理装置から前記バ
    ージョン送信要求データを受信した場合に、前記画像形
    成装置から該画像形成装置の制御情報の現在のバージョ
    ンを取得するバージョン取得手段と、該手段によって取
    得した前記画像形成装置の制御情報の現在のバージョン
    を前記管理装置へ送信するバージョン送信手段と、前記
    管理装置から前記画像形成装置の最新バージョンの制御
    情報を受信した場合に、該制御情報を前記画像形成装置
    へ送信する最新バージョン制御情報送信手段とを設け、 前記画像形成装置に、該画像形成装置の動作を制御する
    ための制御情報を記憶する制御情報記憶手段と、前記通
    信コントロール装置から当該画像形成装置の最新バージ
    ョンの制御情報を受信した場合に、該制御情報によって
    前記制御情報記憶手段に記憶されている制御情報を最新
    バージョンの制御情報に更新する制御情報更新手段とを
    設けたことを特徴とする画像形成装置管理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像形成装置管理システ
    ムにおいて、 前記管理装置に、前記バージョン送信要求データの送信
    要求を発生するバージョン送信要求発生手段を設け、 前記管理装置のバージョン送信要求手段が、前記バージ
    ョン送信要求発生手段によって前記バージョン送信要求
    データの送信要求が発生したとき、該バージョン送信要
    求データを前記通信コントロール装置へ送信する手段で
    あることを特徴とする画像形成装置管理システム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の画像形成装置管理システ
    ムにおいて、 前記管理装置の送信要求発生手段が、外部からの指示に
    より、前記バージョン送信要求データの送信要求を発生
    する手段であることを特徴とする画像形成装置管理シス
    テム。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の画像形成装置管理システ
    ムにおいて、 前記管理装置の送信要求発生手段が、予め設定された日
    時に、前記バージョン送信要求データの送信要求を発生
    する手段であることを特徴とする画像形成装置管理シス
    テム。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の
    画像形成装置管理システムにおいて、 前記画像形成装置に、前記制御情報記憶手段に記憶され
    ている制御情報に破損等の障害が発生したとき、該障害
    を検知する障害検知手段と、該手段によって前記障害を
    検知した場合に、当該画像形成装置の最新バージョンの
    制御情報の送信要求を示す最新バージョン制御情報送信
    要求データを前記通信コントロール装置を介して前記管
    理装置へ送信する最新バージョン制御情報送信要求手段
    とを設け、 前記管理装置の最新バージョン制御情報送信手段が、前
    記画像形成装置から前記最新バージョン制御情報送信要
    求データを受信した場合に、前記画像形成装置の最新バ
    ージョンの制御情報を前記最新バージョン制御情報記憶
    手段から読み込んで前記通信コントロール装置へ送信す
    る手段を有することを特徴とする画像形成装置管理シス
    テム。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の
    画像形成装置管理システムにおいて、 前記通信コントロール装置に、前記画像形成装置の最新
    バージョンの制御情報を正常に受信できなかった場合
    に、該制御情報の再送要求を示す最新バージョン制御情
    報再送要求データを前記管理装置へ送信する最新バージ
    ョン制御情報再送要求手段を設けたことを特徴とする画
    像形成装置管理システム。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の
    画像形成装置管理システムにおいて、 前記画像形成装置に、当該画像形成装置の最新バージョ
    ンの制御情報を正常に受信できなかった場合に、該制御
    情報の再送要求を示す最新バージョン制御情報再送要求
    データを前記通信コントロール装置を介して前記管理装
    置へ送信する最新バージョン制御情報再送要求手段を設
    けたことを特徴とする画像形成装置管理システム。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の
    画像形成装置管理システムにおいて、 前記通信コントロール装置に、前記画像形成装置の制御
    情報更新手段による制御情報の更新が可能か否かを判断
    する更新可否判断手段を設けたことを特徴とする画像形
    成装置管理システム。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の画像形成装置管理システ
    ムにおいて、 前記通信コントロール装置に、前記管理装置から前記画
    像形成装置の最新バージョンの制御情報を受信した場合
    に、該制御情報を記憶する制御情報記憶手段を設け、 前記通信コントロール装置の更新可否判断手段が、前記
    管理装置から受信した前記画像形成装置の最新バージョ
    ンの制御情報が前記制御情報記憶手段に記憶された後、
    前記画像形成装置の制御情報更新手段による更新が可能
    か否かを判断する手段であることを特徴とする画像形成
    装置管理システム。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9のいずれか一項に記載
    の画像形成装置管理システムにおいて、 前記画像形成装置に、前記制御情報更新手段による更新
    が中断された後、該更新が再び可能になった場合に、該
    中断前までに正常に更新された制御情報の領域を判別す
    る正常更新情報領域判別手段と、該手段によって判別し
    た前記正常に更新された制御情報の領域以外の領域から
    前記制御情報更新手段に制御情報の更新を再開させる更
    新再開指示手段とを設けたことを特徴とする画像形成装
    置管理システム。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の画像形成装置管理シ
    ステムにおいて、 前記画像形成装置に、前記更新再開指示手段によって前
    記制御情報更新手段による制御情報の更新が再開された
    後、該更新が正常に終了するまで当該画像形成装置の稼
    動を禁止する稼動禁止手段を設けたことを特徴とする画
    像形成装置管理システム。
  12. 【請求項12】 請求項1乃至11のいずれか一項に記
    載の画像形成装置管理システムにおいて、 前記画像形成装置に、前記制御情報更新手段による制御
    情報の更新が正常に終了したか否かを示す更新結果を報
    知する更新結果報知手段を設けたことを特徴とする画像
    形成装置管理システム。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の画像形成装置管理シ
    ステムにおいて、 前記画像形成装置の更新結果報知手段が、前記報知結果
    を表示する手段であることを特徴とする画像形成装置管
    理システム。
  14. 【請求項14】 請求項12記載の画像形成装置管理シ
    ステムにおいて、 前記画像形成装置の更新結果報知手段が、前記報知結果
    を前記通信コントロール装置を介して前記管理装置へ送
    信して表示させる手段であることを特徴とする画像形成
    装置管理システム。
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