JP2002287644A - 表示部材及びオーディオ装置 - Google Patents

表示部材及びオーディオ装置

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JP2002287644A
JP2002287644A JP2001087101A JP2001087101A JP2002287644A JP 2002287644 A JP2002287644 A JP 2002287644A JP 2001087101 A JP2001087101 A JP 2001087101A JP 2001087101 A JP2001087101 A JP 2001087101A JP 2002287644 A JP2002287644 A JP 2002287644A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 黒シルク処理やクッション等の貼付を省略す
ると共に、見栄えが良い表示部材及びこの表示部材を具
備するオーディオ装置を提供すること。 【解決手段】 パネル11に形成された表示開口部14
の裏面側に配置される表示部材20において、底面21
aに挿通穴25が形成されていると共に、底面21aと
反対側の面が開放して設けられ、内部に空間部26を有
するホルダー21と、空間部26に配置されてホルダー
21に取り付けられる液晶基板22と、液晶基板22の
裏面側に取り付けられる導光板23と、液晶基板22が
存する側とは反対側のホルダー21の外面に取り付けら
れると共に、挿通穴25を覆うように設けられるフロン
トグラス24と、を具備している。さらに、ホルダー2
1の底面の外面に、フロントグラス24を取付固定する
フロントグラス取付部27と、このフロントグラス取付
部27と挿通穴25の間に設けられ、底面21aの外面
をそのまま露出させる外面露出部28とが設けられてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フロントグラス等
の透明部材を取付固定する表示部材及びこの表示部材を
具備するオーディオ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カーオーディオ等のオーディオ装置50
では、図3に示すように、操作情報を表示するための表
示部52が所定の位置(カーオーディオでは、一般にパ
ネル51の中央部)に設けられている。この表示部52
は、パネル51に表示開口部53を形成すると共に、こ
のパネル51の裏面側に液晶基板62等からなる、図5
及び図6に示すような表示部材60を配置している。
【0003】ここで、図5に示すように、パネル51の
表示開口部53には、フロントグラス54が一般に取り
付けられている。かかるフロントグラス54は、オーデ
ィオ装置50内部側に埃等の進入を防ぎ、内部構造物を
損傷等から保護する役割を有している。このフロントグ
ラス54において、回路基板等の内部構造物が操作者か
ら見えてしまうと、外観上好ましくない。そこで、表示
部52以外の内部構造物が見えないようにするため、図
3に示すように、フロントグラス54の周縁部に黒シル
ク等を施した黒シルク処理部55を設けている。
【0004】この図5においては、フロントグラス54
はパネル51の裏面側に貼付されて取り付けられている
が、かかるフロントグラス54の貼付される部分である
糊代よりも内側の部分に飛び出るように黒シルク処理部
55が存している。
【0005】また、液晶基板62を使用して表示を行う
場合、図6に示すように、金属からなるホルダー61に
液晶基板62を取り付けている。このホルダー61は、
底面(図6において、最も手前側の面)に挿通穴が形成
された長尺状の箱体に形成されている。そして、このホ
ルダー61に液晶基板を嵌め込むと、挿通穴を通して液
晶基板を見ることができる状態となる。液晶基板をホル
ダー61に取り付けた後には、液晶基板の差込み側から
照明手段として導光板63等を取り付けている。それに
よって、ホルダー61、液晶基板62及び導光板63等
からなる表示部材60が構成される。
【0006】この表示部材60は、図5に示すようにパ
ネル51に貼付されたフロントグラス54又はパネル5
1に対して、直接取り付けられずに所定の間隙を有して
近接した状態で対向配置される。そして、フロントグラ
ス54又はパネル51の裏側にクッション70等を貼り
付け、このクッション70等をホルダー61に接触させ
る。それによって、フロントグラス54又はパネル51
とホルダー61との間に生じる隙間からゴミ等の侵入を
防止し、液晶基板62にゴミ等が付着するのを防止して
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、フロントグ
ラス54に黒シルク等を印刷処理して黒シルク処理部5
5を形成する場合、印刷処理のために版下フィルムや位
置決め治具等の道具が必要となる。それゆえ、フロント
グラス54に黒シルク処理部55を形成する場合はコス
トが掛かり、それ故コスト面から好ましくない処理であ
る。また、フロントグラス54やパネル51へのクッシ
ョン70等の貼付は、コストや手間が掛かるものとなっ
ている。
【0008】さらに、フロントグラス54やパネル51
の形状が略矩形状を為していて、縁部に沿ってきれいに
幅狭のクッション70等を貼付するのは非常に難しく、
難易度が高い。このため、印刷処理により黒シルク処理
部55を形成することや、クッション70等の貼付を省
略でき、かつ見栄えが良いフロントグラス取付構造が望
まれている。
【0009】本発明は上記の事情にもとづきなされたも
ので、その目的とするところは、黒シルク処理やクッシ
ョン等の貼付を省略すると共に、見栄えが良い表示部材
及びこの表示部材を具備するオーディオ装置を提供しよ
うとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の表示部材は、パネルに形成された表示開口
部のパネル裏面側に配置される表示部材において、底面
に挿通穴が形成されていると共に、底面と反対側の面が
開放して設けられ、内部に空間部を有するホルダーと、
空間部に配置されてホルダーの底面に取り付けられる液
晶基板と、液晶基板を照らす照明手段と、液晶基板が存
する側とは反対側のホルダーの外面に取り付けられると
共に、挿通穴を覆うように設けられる透明部材と、を具
備するものである。
【0011】このようにしたことで、ホルダーの底面に
液晶基板が取り付けられ、ホルダーを挟んで液晶基板と
反対側の位置のホルダー外面に、挿通穴を覆う状態で透
明部材が取り付けられる。それによって、液晶基板に対
してゴミ等が付着するのを防止できる。また、かかる表
示部材をパネル等に取り付けると、従来必要とされてい
た透明部材とパネルとの間に配置するクッション等の貼
付を必要としなくなる。それによって、組み付け工数を
削減し、コストを削減することが可能となる。
【0012】また、他の発明は、上述の発明に加えて更
に、透明部材は、略0.5〜2.0mm程度に形成され
ているものである。すなわち、従来のように、透明部材
をパネルの表示開口部に取付固定する場合には、透明部
材の強度維持のため、略3mm程度の肉厚が必要であっ
た。しかしながら、ホルダーに直接透明部材を取り付け
るため、ホルダーの強度が十分であれば透明部材の強度
はさほど強度を有してなくても構わない。このように、
ホルダーに透明部材を直接取付固定することにより、透
明部材の肉厚を低減でき、それによってコストの削減を
図ることが可能となる。
【0013】さらに、他の発明は、上述の各発明に加え
て更に、ホルダーの底面の外面には、透明部材を取付固
定する透明部材取付部と、この透明部材取付部と挿通穴
の間に設けられ、ホルダーの底面の外面をそのまま露出
させる外面露出部とが設けられているものである。この
ため、透明部材取付部に対して透明部材が直接取付固定
される。すると、表示開口部と透明部材取付部との間が
取付固定に関与しない外面露出部となる。この外面露出
部は、パネルに表示部材を取付固定した場合に、外部に
露出する部分であり、この外面露出部の形状及び色がそ
のまま露出する。そのため、ホルダーの外面露出部に適
宜の塗装等を施すことによって、従来の透明部材に対す
る黒シルク処理と同等の外見を有することとなる。それ
によって、黒シルク処理に必要な版下フィルムや位置決
め治具、或いはこれらに伴って生じる工数を省くことが
可能となり、従来の黒シルク処理と同等の外見を有しな
がら一層のコスト削減を図ることが可能となる。
【0014】また、他のオーディオ装置の発明は、パネ
ルに表示開口部が形成されていて、この表示開口部を介
して液晶基板で表示される操作情報を表示するオーディ
オ装置において、上述した各表示部材の発明のいずれか
を具備し、ホルダーは発光手段を具備する回路基板に取
付固定されると共に、この回路基板がパネルに取付固定
されることとしたものである。
【0015】このようにしたことで、ホルダーがLED
を具備する回路基板に取付固定されることで、表示部材
が回路基板に取付固定される。この場合、照明手段がL
EDに近接して設けられる。それによって、LEDで発
せられる光が照明手段で採光され、採光された光が液晶
基板を照射することになる。また、回路基板がパネルに
取付固定されることで、表示部材がパネルに対して取付
固定される。このパネルに表示部材が取付固定される
と、パネルの表示開口部を介して液晶基板で表示される
操作情報を操作者が閲覧可能となる。しかも、表示部材
とパネルとの間にクッション等が介在しないため、明る
い表示部材を表示開口部のより手前側に位置させること
が可能となる。このように、液晶基板が手前側に位置す
ることで、液晶基板が見易くなり、奥側に液晶基板が位
置している場合よりも視野角度が大きくなる。
【0016】さらに、他の発明は、上述の各発明に加え
て更に、回路基板がパネルに取付固定されると、表示開
口部に近接して透明部材が配置されることとしたもので
ある。このため、透明部材が表示開口部に取り付けられ
ている如き外観を奏し、従来の表示開口部付近の外観と
何等変わらなくなる。また、表示部材がより手前側に位
置することとなる。それによって、透明部材と表示開口
部との隙間が低減され、オーディオ装置の内部にほとん
どゴミ等が入らないようになる。さらに、従来必要とさ
れていたクッション等の貼付を必要としなくなる。それ
によって、組み付け工数を削減し、コストの削減が可能
となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて、図1から図4に基いて説明する。図1は、本発明
のオーディオ装置10のパネル11付近の構成を示す断
面図である。パネル11は、例えば自動車のインパネに
露出する部分であり、カーオーディオ等のオーディオ装
置の前面側に取り付けられるものである。このパネル1
1は、その材質をプラスチック等の樹脂としている。ま
た、パネル11の正面形状は、略矩形状に形成された細
長となっている。
【0018】このパネル11には、図3の正面図に示す
ように、各種操作ボタン12が特にこの図中の長手方向
両端側に設けられている。これら各種操作ボタン12
は、パネル11に形成されている穴部13を通過して露
出しているものである。すなわち、各種操作ボタン12
は、パネル11の裏面側(操作者が操作する表面とは反
対側の面)に位置し、この裏面側から穴部12に差し込
まれる。それよって、これら各種操作ボタンは、パネル
11の表面に露出している。
【0019】パネル11には、このパネル11の長手方
向の略中央部(図3参照)に、表示開口部14が形成さ
れている。この表示開口部14は、パネル11を貫通す
るように形成されていると共に、パネル11の長手方向
と同一方向に長手方向を有するように形成されている。
なお、上述のパネル11においては、図3中の上方にM
D等のディスク差込口15が形成されているため、表示
開口部14は、この図に示すようにパネル11のやや下
方に形成されている。
【0020】この表示開口部14の裏面側には、図1及
び図2に示すように、ホルダー21、液晶基板22、照
明手段の一部としての導光板23、及び透明部材として
のフロントグラス24からなる表示部材20が配置され
る。このうち、ホルダー21には、図2に示すように、
底面21aに矩形状に形成された長尺の挿通穴25が形
成されている。また、ホルダー21は、内部に空間部2
6が形成された長尺状の箱体であり、底面21aと反対
側の面が開放して設けられている。そして、この開放部
分から液晶基板22が空間部26内部に嵌め込まれ、取
り付けられる。また、液晶基板22が取り付けられた後
に、導光板23が液晶基板22に対して取り付けられ
る。
【0021】ホルダー21は、例えば黒色等に塗装され
ている。また、図4の正面図に示すように、該ホルダー
21の外面側であって挿通穴25から所定だけ離間した
部分(通常は、外縁側)がフロントグラス24を取り付
ける、透明部材取付部としてのフロントグラス取付部2
7となっている。このフロントグラス取付部27には、
例えば両面テープが貼付される。それによって、このフ
ロントグラス取付部27にフロントグラス24が貼付固
定され、該ホルダー21の底面21aを挟んで液晶基板
22と対向する位置にフロントグラス24が取付固定さ
れることとなる。
【0022】なお、フロントグラス24は、フロントグ
ラス取付部27より若干外形が小さく形成されており、
両面テープ等の固定部分はフロントグラス取付部27の
全面ではなく中央側の一部のみに設けられている。しか
しながら、このフロントグラス取付部27の全面に固定
部材を設けるようにしても良い。
【0023】また、このフロントグラス24のホルダー
21に対する取り付けにより、該フロントグラス24は
挿通穴25を覆うように設けられる。それによって、液
晶基板22にゴミ等が付着するのを防止している。な
お、フロントグラス24は、その材質を例えばアクリル
等の透明樹脂としている。また、ホルダー21のフロン
トグラス取付部27にフロントグラス24が直接貼付固
定される構成のため、フロントグラス24はその肉厚が
薄く(略1mm程度)形成されている。
【0024】また、フロントグラス24の肉厚は、略1
mm程度には限られず、従来のフロントグラスよりも薄
くしたい場合には、略0.5mm〜2mm程度にするの
が好ましい。また、特に薄くする必要がない場合、フロ
ントグラス24を従来の肉厚にしておいても構わない。
【0025】図4に示すように、ホルダー21のうち、
フロントグラス取付部27と挿通穴25の間の部分は、
外面露出部28となっている。この外面露出部28は、
後述するように表示部材20がパネル11の表示開口部
14の裏面側に配置された場合に、該表示開口部14を
介して外部に露出する部分である。表示部材20をパネ
ル11の裏面側に配置した場合、ホルダー21の色(上
述の例では、黒色)及び形状が、フロントグラス24を
透過して、そのまま露出する。
【0026】ここで、外面露出部28が外部に露出する
ようにすると、外面露出部28を外部へ露出させるため
に挿通穴25が一般に小さくなる。しかしながら、挿通
穴25が小さく設けられても、後述する如く液晶基板2
2(表示部材20)が操作者側に配置されるので、視野
角度を大きく取ることが可能となる。
【0027】このような構成の表示部材20が、表示開
口部14の裏面側に配置される。なお、表示開口部14
を構成するパネル11の開口縁部14aとフロントグラ
ス24の間は、直接接着されるものではない。すなわ
ち、表示部材20は、パネル11のうち不図示の別途の
部分に取付固定される。そして、この取付固定の結果、
開口縁部14aとフロントグラス24の間がほとんど隙
間を有さずに、表示開口部14の裏面側に配置される。
【0028】なお、ホルダー21の取付固定の一例とし
ては、不図示の回路基板にホルダー21が取付固定され
る。この回路基板には、複数の発光手段としてのLED
(light emitting diode;発光ダ
イオード)が取り付けられており、かかるLEDにて発
光した光をホルダー21の空間部26に存する導光板2
3で拡散させている。それにより、液晶基板22が明る
く表示される。
【0029】以上のような構成を有する表示部材20、
及びオーディオ装置10によれば、ホルダー21の底面
21aに液晶基板22が取り付けられ、ホルダー21を
挟んで液晶基板22とは反対側のホルダー22の外面
に、挿通穴25を覆う状態でフロントグラス24が取り
付けられる。このように、挿通穴25がフロントグラス
24で覆われることにより、液晶基板22に対してゴミ
等が付着するのを防止できる。
【0030】また、かかる表示部材20をパネル11等
に取り付けると、従来必要とされていたパネル11とフ
ロントグラス24の間に存するクッション等が不要とな
り、さらにクッション等の貼付作業も必要としなくな
る。それによって、組み付け工数を削減し、コストを削
減することが可能となる。
【0031】さらに、上述の如くフロントグラス24を
ホルダー21の外面に直接貼付するため、従来のフロン
トグラス(アクリル板の場合、略3mm程度)と比較し
て、フロントグラス24の肉厚を薄くする(略1mm程
度)ことが可能となる。このように、本発明では、ホル
ダー21に直接フロントグラス24を貼付するので、ホ
ルダー21の強度が十分である限り、フロントグラス2
4の強度が十分でなくても良い。このため、フロントグ
ラス24の肉厚を低減でき、それによりコストの低減を
図ることが可能となる。
【0032】また、ホルダー21の所定位置(外縁側)
には、フロントグラス取付部27を形成しており、さら
にこのフロントグラス取付部27と挿通穴25の間の部
分は、外面露出部28となっている。このため、ホルダ
ー21に対してフロントグラス24はフロントグラス取
付部27によって両面テープ等で取付固定される。
【0033】そして、フロントグラス取付部27と挿通
穴25の間の部分が外面露出部28となるので、この外
面露出部28の形状や色がそのまま表示開口部14を介
してそのまま外部に露出する。それによって、ホルダー
21に対して例えば黒色の塗装を施すことで、従来のフ
ロントグラスに対する黒シルク処理と同様の外見を有す
ることとなる。このため、黒シルク処理に必要な版下フ
ィルムや位置決め治具、或いはこれらに伴って生じる工
数を省くことが可能となり、従来の黒シルク処理を施し
たフロントグラスと同等の外見を有しながら一層のコス
ト削減を図ることが可能となる。
【0034】また、ホルダー21がLEDを具備する回
路基板に取付固定されることで、表示部材が回路基板に
取付固定される。この場合、導光板23がLEDに近接
して設けられる。それによって、LEDで発せられる光
が導光板23で採光され、採光された光が液晶基板22
を照射する。このため、液晶基板22を明るく表示させ
ることが可能となる。
【0035】また、パネル11に回路基板が取付固定さ
れることで、表示部材20のパネル11に対する取付固
定を為すことができる。パネル11に表示部材20が取
付固定されると、パネル11の表示開口部14を介して
液晶基板22で表示される操作情報を操作者が閲覧可能
となる。しかも、表示部材20と表示開口部14の間に
クッション等が介在しないため、明るい表示部材20を
表示開口部14に対してより手前側に位置させることが
可能となる。このように、液晶基板22がより手前側に
位置することにより、液晶基板22が見易くなり、奥側
に液晶基板22が位置している場合よりも視野角度が大
きくなる。
【0036】また、開口縁部14aに近接してフロント
グラス24が配置されているので、フロントグラス24
が表示開口部14に取り付けられている如き外観を奏
し、従来の表示開口部付近の外観と何等変わりないもの
となる。また、表示部材20がより手前側に位置するこ
ととなり、フロントグラス24と表示開口部14の開口
縁部14aとの間の隙間が低減される。これにより、オ
ーディオ装置10内にゴミ等が入るのを一層防止でき
る。
【0037】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明はこれ以外にも種々変形可能となってい
る。以下それについて述べる。
【0038】上述の実施の形態においては、黒色に塗装
されたホルダー21を用いた場合について説明したが、
本発明はこれには限られず、ホルダー21の塗装はどの
ような色であっても構わない。また、挿通穴25の開口
形状も、上述の実施の形態では矩形状としているが、こ
の形状も種々変形可能である。また、挿通穴25の開口
大きさも種々変更可能である。さらに、フロントグラス
24の材質も、アクリル板には限られず、ガラス等、他
の材質を用いることも勿論可能である。
【0039】また、LEDの代わりに、ランプ等の他の
発光手段を用いても良い。さらに、導光板23を設けず
に、発光手段によって直接液晶基板22を照らすように
しても良い。また、発光手段を含む一切の照明手段を設
けず、液晶表示を行わせるようにしても良く、液晶表示
の代わりに蛍光表示等の他の表示手段を採用しても良
い。この場合、液晶基板22の代わりに他の表示手段が
配置されることとなる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
ホルダーの底面に液晶基板が取り付けられ、ホルダーを
挟んで液晶基板と反対側の位置のホルダー外面に、挿通
穴を覆う状態で透明部材が取り付けられる。それによっ
て、液晶基板に対してゴミ等が付着するのを防止でき
る。また、かかる表示部材をパネル等に取り付けると、
従来必要とされていた透明部材とパネルとの間に配置す
るクッション等の貼付を必要としなくなる。それによっ
て、組み付け工数を削減し、コストを削減することが可
能となる。
【0041】また、透明部材取付部に対して透明部材が
直接取付固定されると、外面露出部の形状及び色がその
まま外部に露出する。そのため、ホルダーの外面露出部
に適宜の塗装等を施すことによって、従来の透明部材に
対する黒シルク処理と同等の外見を有することとなる。
それによって、黒シルク処理に必要な版下フィルムや位
置決め治具、或いはこれらに伴って生じる工数を省くこ
とが可能となり、従来の黒シルク処理と同等の外見を有
しながら一層のコスト削減を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係わるオーディオ装置
のパネル付近の構成を示す側断面図である。
【図2】図1のオーディオ装置において、表示部材の構
成を示す分解斜視図である。
【図3】図1のオーディオ装置において、パネルの正面
図を示すものであり、また従来のオーディオ装置におけ
る正面図を示すものでもある。
【図4】図1のオーディオ装置において、ホルダーの形
状を示す正面図である。
【図5】従来のオーディオ装置のパネル付近の構成を示
す側断面図である。
【図6】従来のオーディオ装置において、表示部材の構
成を示す分解斜視図である。
【図7】従来のオーディオ装置において、クッションの
形状を示す斜視図である。
【符号の説明】 10…オーディオ装置 11…パネル 14…表示開口部 20…表示部材 21…ホルダー 22…液晶基板 23…導光板(照明手段の一部) 24…フロントグラス(透明部材) 25…挿通穴 26…空間部 27…フロントグラス取付部(透明部材取付部) 28…外面露出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 33/02 301 G11B 33/02 301A

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネルに形成された表示開口部のパネル
    裏面側に配置される表示部材において、 底面に挿通穴が形成されていると共に、底面と反対側の
    面が開放して設けられ、内部に空間部を有するホルダー
    と、 上記空間部に配置されて上記ホルダーの底面に取り付け
    られる液晶基板と、上記液晶基板を照らす照明手段と、 上記液晶基板が存する側とは反対側の上記ホルダーの外
    面に取り付けられると共に、上記挿通穴を覆うように設
    けられる透明部材と、 を具備することを特徴とする表示部材。
  2. 【請求項2】 前記透明部材は、略0.5〜2.0mm
    程度の肉厚に形成されていることを特徴とする請求項1
    記載の表示部材。
  3. 【請求項3】 前記ホルダーの底面の外面には、前記透
    明部材を取付固定する透明部材取付部と、この透明部材
    取付部と前記挿通穴の間に設けられ、前記ホルダーの底
    面の外面をそのまま露出させる外面露出部とが設けられ
    ていることを特徴とする請求項1又は2記載の表示部
    材。
  4. 【請求項4】 パネルに表示開口部が形成されていて、
    この表示開口部を介して液晶基板で表示される操作情報
    を表示するオーディオ装置において、 請求項1から3のいずれか1項に記載の表示部材を具備
    し、前記ホルダーは発光手段を具備する回路基板に取付
    固定されると共に、この回路基板が上記パネルに取付固
    定されることを特徴とするオーディオ装置。
  5. 【請求項5】 前記回路基板がパネルに取付固定される
    と、前記表示開口部に近接して透明部材が配置されるこ
    とを特徴とする請求項4記載のオーディオ装置。
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