JP3519895B2 - 液晶表示装置 - Google Patents
液晶表示装置Info
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- JP3519895B2 JP3519895B2 JP04247397A JP4247397A JP3519895B2 JP 3519895 B2 JP3519895 B2 JP 3519895B2 JP 04247397 A JP04247397 A JP 04247397A JP 4247397 A JP4247397 A JP 4247397A JP 3519895 B2 JP3519895 B2 JP 3519895B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶セルを枠体内に
収納した液晶表示装置に関する。 【０００２】 【従来の技術】従来より液晶表示装置においては、特開
平５−１７３７０８号等に示されるように、液晶セルの
周辺部に液晶駆動用の回路基板を配置し、液晶セルの背
面に照明手段を配置し、これらを樹脂枠で支持するとと
もに枠体の中に収納させて、いわゆる液晶モジュールと
していた。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】ところがこのような液
晶表示装置において、液晶セルは寿命が長いが、照明手
段に用いる冷陰極管などの光源は交換する必要があり、
また表示装置全体を薄く構成しようとすると、表示装置
全体の堅牢さが損なわれ、あるいは光源から放出される
熱が液晶セルに影響し表示面内に光源との距離に応じて
温度差が生じ、表示ムラを生じることとなった。 【０００４】 【課題を解決するための手段】本発明はこのような点を
考慮して行われたもので、液晶セルと、液晶セルの背面
周辺部に配置された樹脂枠と、前記液晶セルの背面に配
置された照明手段と、液晶セルと樹脂枠と照明手段とを
収納する枠体とを有し、前記樹脂枠の背面の対向する２
辺周縁部には、段部が設けられており、該段部の外側で
は、前記枠体の端縁に設けられた爪と係合し、該段部の
内側では、前記枠体の背面板を摺動自在に係合する様に
配置したものである。 【０００５】 【発明の実施の形態】図１は本発明実施例の液晶表示装
置の要部断面図で、図２、図３はその組立て時の要部背
面図である。これらの図において、１は液晶セルで、例
えばネマティック液晶をガラス基板で挾持し偏光板を基
板表面に貼付したものである。２は液晶セル１の周辺部
に配置された回路基板で、駆動素子２１（集積回路素
子）に電源や信号を与えるためのもので、例えば多層プ
リント配線基板からなる。 【０００６】３は液晶セル１の背面周辺部に配置された
樹脂枠で、液晶セル１の背面には照明手段の導光板５が
設けられている。樹脂枠３は、略ロ字状をなしたフレー
ム様のもので、中央の透孔は液晶の有効表示面に略対応
し、照明手段の導光板５を収納する。そして樹脂枠３
は、例えばポリカーボネートとかＡＢＳあるいはそれら
の樹脂の混合体などからなるが、もっとも厚い部分の厚
みが例えば５ｍｍ程度であって、桟（枠）部分は３ｍ
ｍ、最も薄い部分は１ｍｍなどと、全体の大きさは例え
ばＡ４版外形程度と変わっていなくとも、従来よりも肉
薄となっている。 【０００７】４は液晶セル１を収納する金属成形体から
なる枠体で、中央に有効表示面に対応する透孔を有し、
函形で、周辺部４方向に垂部４２を有し、垂部４２の一
部に爪４３を有している。この枠体４は、液晶セル１と
樹脂枠３と照明手段とを収納する。 【０００８】照明手段は、液晶セル１の背面に配置され
た導光板５と、導光板５の側面に対向する様に配置され
た冷陰極管などからなる線状の光源６を有している。導
光板５はアクリル樹脂の透明な平板で、必要に応じて裏
面に反射シートを、また表面に拡散シートとかレンズ板
などの光拡散手段を有している。光源のリード線６１は
樹脂枠３の隙間を通って外部に導出されている。また光
源６は導光板５に対して非接触に反射シート６２が巻か
れている。 【０００９】そして、樹脂枠３の背面の周縁部に枠体４
の端縁に設けられた爪４３と係合する段部３１を、例え
ば対向する２辺に各々５〜６ケ所ずつ設け、その段部３
１の前面側に摺動自在に係合する様に枠体４の背面板７
を配置ししている。つまり段部３１は内側にスライド溝
を有し、頂部で枠体と係合し、前面側（内面）で背面板
７を保持する。背面板７は硬質のプラスチック板などが
利用できるが、より好ましくは枠体４同様に金属板を用
いる。 【００１０】このような構成においては、まず枠体４に
液晶セルと樹脂枠と照明手段とを収納し、枠体の爪４３
で樹脂枠３と一体化する。その後図２に示すように背面
板を枠体４の裏に配置し、図３ａに示すようにあらかじ
め設けられた背面板７の突起７１を段部３１のそばに配
置し、図３ｂに示すように突起７１が段部３１の前面側
に滑り込むように背面板７をスライドさせる。位置合わ
せとスライドが行い易いように、背面板７の突起７１は
図の如く階段状などに構成して複数段階に構成しておく
のが好ましい。段部３１は内側で背面板７を強固に保持
する。 【００１１】 【発明の効果】以上のように構成することによって、樹
脂枠の周辺部の段部は枠体の垂部で支えられるので強固
であるが、その段部は樹脂製であるから少し許りの緩衝
力をもち、これが背面板を強固に保持する。また樹脂枠
が薄くても、枠体と背面板で挟み込まれたような構成と
なるので、表示装置は堅牢となる。そして背面板はスラ
イドにより取り外しができるので、背面板を除いた後に
光源を覆う反射シートをめくれば光源の交換は容易に行
われる。さらに光源が背面板に近く配置されることによ
り、光源の熱は背面板に沿ってまたは背面板を伝って拡
散し、表示装置の温度が均一化するので、表示面の一部
のみが熱のために著しい表示むらを起こすことがなく、
堅牢で、表示品位が高く薄型の表示装置を提供できた。
収納した液晶表示装置に関する。 【０００２】 【従来の技術】従来より液晶表示装置においては、特開
平５−１７３７０８号等に示されるように、液晶セルの
周辺部に液晶駆動用の回路基板を配置し、液晶セルの背
面に照明手段を配置し、これらを樹脂枠で支持するとと
もに枠体の中に収納させて、いわゆる液晶モジュールと
していた。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】ところがこのような液
晶表示装置において、液晶セルは寿命が長いが、照明手
段に用いる冷陰極管などの光源は交換する必要があり、
また表示装置全体を薄く構成しようとすると、表示装置
全体の堅牢さが損なわれ、あるいは光源から放出される
熱が液晶セルに影響し表示面内に光源との距離に応じて
温度差が生じ、表示ムラを生じることとなった。 【０００４】 【課題を解決するための手段】本発明はこのような点を
考慮して行われたもので、液晶セルと、液晶セルの背面
周辺部に配置された樹脂枠と、前記液晶セルの背面に配
置された照明手段と、液晶セルと樹脂枠と照明手段とを
収納する枠体とを有し、前記樹脂枠の背面の対向する２
辺周縁部には、段部が設けられており、該段部の外側で
は、前記枠体の端縁に設けられた爪と係合し、該段部の
内側では、前記枠体の背面板を摺動自在に係合する様に
配置したものである。 【０００５】 【発明の実施の形態】図１は本発明実施例の液晶表示装
置の要部断面図で、図２、図３はその組立て時の要部背
面図である。これらの図において、１は液晶セルで、例
えばネマティック液晶をガラス基板で挾持し偏光板を基
板表面に貼付したものである。２は液晶セル１の周辺部
に配置された回路基板で、駆動素子２１（集積回路素
子）に電源や信号を与えるためのもので、例えば多層プ
リント配線基板からなる。 【０００６】３は液晶セル１の背面周辺部に配置された
樹脂枠で、液晶セル１の背面には照明手段の導光板５が
設けられている。樹脂枠３は、略ロ字状をなしたフレー
ム様のもので、中央の透孔は液晶の有効表示面に略対応
し、照明手段の導光板５を収納する。そして樹脂枠３
は、例えばポリカーボネートとかＡＢＳあるいはそれら
の樹脂の混合体などからなるが、もっとも厚い部分の厚
みが例えば５ｍｍ程度であって、桟（枠）部分は３ｍ
ｍ、最も薄い部分は１ｍｍなどと、全体の大きさは例え
ばＡ４版外形程度と変わっていなくとも、従来よりも肉
薄となっている。 【０００７】４は液晶セル１を収納する金属成形体から
なる枠体で、中央に有効表示面に対応する透孔を有し、
函形で、周辺部４方向に垂部４２を有し、垂部４２の一
部に爪４３を有している。この枠体４は、液晶セル１と
樹脂枠３と照明手段とを収納する。 【０００８】照明手段は、液晶セル１の背面に配置され
た導光板５と、導光板５の側面に対向する様に配置され
た冷陰極管などからなる線状の光源６を有している。導
光板５はアクリル樹脂の透明な平板で、必要に応じて裏
面に反射シートを、また表面に拡散シートとかレンズ板
などの光拡散手段を有している。光源のリード線６１は
樹脂枠３の隙間を通って外部に導出されている。また光
源６は導光板５に対して非接触に反射シート６２が巻か
れている。 【０００９】そして、樹脂枠３の背面の周縁部に枠体４
の端縁に設けられた爪４３と係合する段部３１を、例え
ば対向する２辺に各々５〜６ケ所ずつ設け、その段部３
１の前面側に摺動自在に係合する様に枠体４の背面板７
を配置ししている。つまり段部３１は内側にスライド溝
を有し、頂部で枠体と係合し、前面側（内面）で背面板
７を保持する。背面板７は硬質のプラスチック板などが
利用できるが、より好ましくは枠体４同様に金属板を用
いる。 【００１０】このような構成においては、まず枠体４に
液晶セルと樹脂枠と照明手段とを収納し、枠体の爪４３
で樹脂枠３と一体化する。その後図２に示すように背面
板を枠体４の裏に配置し、図３ａに示すようにあらかじ
め設けられた背面板７の突起７１を段部３１のそばに配
置し、図３ｂに示すように突起７１が段部３１の前面側
に滑り込むように背面板７をスライドさせる。位置合わ
せとスライドが行い易いように、背面板７の突起７１は
図の如く階段状などに構成して複数段階に構成しておく
のが好ましい。段部３１は内側で背面板７を強固に保持
する。 【００１１】 【発明の効果】以上のように構成することによって、樹
脂枠の周辺部の段部は枠体の垂部で支えられるので強固
であるが、その段部は樹脂製であるから少し許りの緩衝
力をもち、これが背面板を強固に保持する。また樹脂枠
が薄くても、枠体と背面板で挟み込まれたような構成と
なるので、表示装置は堅牢となる。そして背面板はスラ
イドにより取り外しができるので、背面板を除いた後に
光源を覆う反射シートをめくれば光源の交換は容易に行
われる。さらに光源が背面板に近く配置されることによ
り、光源の熱は背面板に沿ってまたは背面板を伝って拡
散し、表示装置の温度が均一化するので、表示面の一部
のみが熱のために著しい表示むらを起こすことがなく、
堅牢で、表示品位が高く薄型の表示装置を提供できた。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明実施例の液晶表示装置の要部断面図であ
る。 【図２】本発明実施例の組立中の液晶表示装置の要部背
面図である。 【図３】ａ、ｂとも本発明実施例の組立中の液晶表示装
置の要部背面図である。 【符号の説明】 １ 液晶セル ２ 回路基板 ３ 樹脂枠 ３１ 段部 ４ 枠体 ５ 導光板 ６ 光源 ７ 背面板
る。 【図２】本発明実施例の組立中の液晶表示装置の要部背
面図である。 【図３】ａ、ｂとも本発明実施例の組立中の液晶表示装
置の要部背面図である。 【符号の説明】 １ 液晶セル ２ 回路基板 ３ 樹脂枠 ３１ 段部 ４ 枠体 ５ 導光板 ６ 光源 ７ 背面板
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フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平４−141687（ＪＰ，Ａ)
特開 平９−5744（ＪＰ，Ａ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
G09F 9/00 350
G02F 1/1333
G02F 1/13357
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 液晶セルと、液晶セルの背面周辺部に配
置された樹脂枠と、前記液晶セルの背面に配置された照
明手段と、液晶セルと樹脂枠と照明手段とを収納する枠
体とを有し、前記樹脂枠の背面の対向する２辺周縁部には、段部が設
けられており、 該段部の外側では、前記枠体の端縁に設けられた爪と係
合し、 該段部の内側では、前記枠体の背面板を摺動自在に係合
する様に配置している ことを特徴とする液晶表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04247397A JP3519895B2 (ja) | 1997-02-26 | 1997-02-26 | 液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04247397A JP3519895B2 (ja) | 1997-02-26 | 1997-02-26 | 液晶表示装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10240153A JPH10240153A (ja) | 1998-09-11 |
| JP3519895B2 true JP3519895B2 (ja) | 2004-04-19 |
Family
ID=12637042
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04247397A Expired - Fee Related JP3519895B2 (ja) | 1997-02-26 | 1997-02-26 | 液晶表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3519895B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2014015534A1 (zh) * | 2012-07-24 | 2014-01-30 | 深圳市华星光电技术有限公司 | 一种平板显示装置及其背框、背框的制造方法 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102323685B (zh) * | 2011-10-12 | 2014-04-02 | 深圳市华星光电技术有限公司 | 一种液晶显示装置的背板、背光模组及液晶显示装置 |
-
1997
- 1997-02-26 JP JP04247397A patent/JP3519895B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2014015534A1 (zh) * | 2012-07-24 | 2014-01-30 | 深圳市华星光电技术有限公司 | 一种平板显示装置及其背框、背框的制造方法 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10240153A (ja) | 1998-09-11 |
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Legal Events
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