JP2002287064A - 光走査装置 - Google Patents

光走査装置

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JP2002287064A
JP2002287064A JP2001086323A JP2001086323A JP2002287064A JP 2002287064 A JP2002287064 A JP 2002287064A JP 2001086323 A JP2001086323 A JP 2001086323A JP 2001086323 A JP2001086323 A JP 2001086323A JP 2002287064 A JP2002287064 A JP 2002287064A
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optical system
incident
scanning device
optical
optical scanning
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JP2001086323A
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Toshiro Mukai
俊郎 向井
Kenzo Okubo
憲造 大久保
Tetsuya Nishiguchi
哲也 西口
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オーバーフィル型光走査装置において、装置
筐体の小型化を実現し得る光走査装置を提供する。 【解決手段】 光走査装置において、入射折返しミラー
117を、出射折返しミラー124との最短距離が20
mm未満、好ましくは、その最短距離が2mm以上15
mm以下となるように、出射折返しミラー124の端部
124aの近傍(エリアA内)に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光走査装置に関す
る。該光走査装置は、例えば、画像情報に応じたレーザ
ビームを被走査体上に照射し、走査露光することによ
り、画像を形成するレーザビームプリンタやデジタル複
写機等の画像形成装置に好適に使用されるものである。
【0002】
【従来の技術】上記光走査装置として、従来より、オー
バーフィル型光走査装置と呼ばれる方式の光走査装置が
知られている。この種の光走査装置は、例えば、光軸に
交わる方向における断面が細長い形状の光ビームの互い
に異なる領域を反射する回転多面鏡を具備し、該回転多
面鏡により反射された光ビームによって被走査体を走査
するというものであり、詳細には、回転多面鏡の1つの
反射面の回転方向の幅より広く形成されて回転多面鏡の
反射面を照射する光ビーム(以下、適宜「入射ビーム」
という)の一部を、回転多面鏡の反射面により反射し、
該反射により得られた光ビーム(以下、適宜「出射ビー
ム」という)によって被走査体を走査するというもので
ある。
【0003】上記オーバーフィル型光走査装置には、特
開平11−218702号公報に開示される所謂センタ
入射式オーバーフィル型光走査装置と、特開平10−2
13767号公報に開示される所謂斜め入射式オーバー
フィル型光走査装置との2種類が知られている。
【0004】センタ入射式オーバーフィル型光走査装置
は、回転多面鏡の回転軸を通って、該回転軸に平行な平
面(以下、「回転軸平面」という)の1つに、入射ビー
ムの光軸センタと出射ビームの被走査体を走査する領域
のセンタ(以下、「走査角センタ」という)とが含まれ
るように構成されると共に、入射ビームおよび出射ビー
ムの両方のビームがfθレンズを通るように構成されて
いる。
【0005】一方、斜め入射式オーバーフィル型光走査
装置は、回転多面鏡の異なる回転軸平面に、入射ビーム
の光軸センタと出射ビームの走査角センタとが含まれる
ように構成されると共に、入射ビームはfθレンズを通
らずに、出射ビームはfθレンズを通るように構成され
ている。
【0006】さらに、上記オーバーフィル型光走査装置
とは別に、アンダーフィル型光走査装置と呼ばれる光走
査装置が知られている。このアンダーフィル型光走査装
置は、回転多面鏡に向けて出射された入射ビームを、回
転多面鏡の1つの反射面の一部分のみに照射する方式の
光走査装置である。
【0007】上記オーバーフィル型光走査装置は、アン
ダーフィル型光走査装置に比べると、光学系の透過光率
の低さを補うために、また、入射ビームの一部を被走査
体側に反射するために、より高出力のレーザダイオード
等の光源を必要とし、より高品質な走査を要するような
場合に、出射ビームが走査する被走査体上の走査方向に
おける光量が不均一である、といったマイナス面を有す
る反面、被走査体上に一定サイズのビームスポットを生
じさせるのに必要な反射面の大きさを非常に小さくでき
るので、同一直径の回転多面鏡に、より多くの反射面を
設けることが可能であり、これにより、回転多面鏡を比
較的低い回転速度で動作させることが可能となり、より
パワーの小さいモータと駆動装置とを回転多面鏡を回転
させる駆動系として利用することができる、といったプ
ラス面を有している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記オーバー
フィル型光走査装置には、以下のように、光走査装置の
出射ビームによる走査方向に光学部品が配置されるため
に、光走査装置がこの方向に広がり、装置が大型化して
しまう、といった問題が生じている。
【0009】例えば、特開平11−218702号公報
に開示されるセンタ入射式オーバーフィル型光走査装置
では、図36に示すように、入射ビーム103がfθレ
ンズ123に入射する前に、折返しミラー117により
入射ビーム103の方向を折り曲げている。このため、
入射ビーム103の光源112、および、入射ビーム1
03を幅広の断面矩形状のビームに成形する光学部品等
(以下、このように入射ビームの光路に配置された光学
部品を「入射光学系」という)を所定の位置に配置し、
出射ビーム104が走査の際に移動する面(以下、「ビ
ーム走査面」という)が広がる方向での光走査装置の寸
法を低減するようにしている。
【0010】しかし、上記センタ入射式オーバーフィル
型光走査装置における光学系は、回転多面鏡120およ
びfθレンズ123が並置される方向に対して略直交す
る方向に並べて配置されており(以下、fθレンズ12
3等の、回転多面鏡120からの出射ビーム104が被
走査体200に至る光路に配置された光学部品を「出射
光学系」という)、光走査装置の外形としては、入射光
学系101の延びる方向に外形が突出することとなる。
しかしながら、入射光学系101が配置される箇所だけ
を突出させると、光走査装置の強度が低下して、装置の
信頼性を低下するので、この場合は、一部だけを突出さ
せずに、他の部分と繋げた状態で装置筐体の外形を描い
ている。このようなことは、装置筐体を設計する上で通
常行われていることであるが、そのため、装置筐体内に
無駄な空間が生ずることとなる。その結果、光走査装置
が備えつけられる画像形成装置等の空間をその分無駄に
占めることになり、光走査装置および画像形成装置等の
大型化を招来し、あるいは、光走査装置および画像形成
装置等の設計の自由度を低下させることになる。
【0011】また、特開平10−213767号公報に
開示される斜め入射式オーバーフィル型光走査装置で
は、図37に示すように、折返しミラー117で折り返
された後の入射ビーム103が、fθレンズ123を通
過しない光路で、回転多面鏡120に入射するように構
成されている。そのため、入射光学系101が、回転多
面鏡120から見て、出射ビーム104の反対側に延び
ることになり、光走査装置の外形が一部突出することに
なる。この場合も、装置外形の部分的な突出は、装置の
強度を低下するので、同図に示すように他の部分と繋げ
た状態で装置筐体の外形を描いているが、その結果、上
記センタ入射式オーバーフィル型光走査装置の場合と同
様に、光走査装置筐体に無駄な空間が生じて、光走査装
置および画像形成装置等の大型化を招来し、あるいは、
光走査装置および画像形成装置等の設計の自由度を低下
させることになる。
【0012】本発明は、上記の問題点に鑑みなされたも
のであり、その目的は、所謂オーバーフィル型光走査装
置において、装置筐体の小型化を実現し得る光走査装置
を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光走査装置
は、上記の課題を解決するために、光ビームにより被走
査体上を走査するために、光ビームを出射するビーム出
射手段と、前記ビーム出射手段からの入射ビームを折返
し、該入射ビームを回転多面鏡に導くための入射光学系
の折返し手段と、前記回転多面鏡により反射された出射
ビームを折返し、前記被走査体に導くための出射光学系
の折返し手段とを備えた光走査装置において、前記入射
光学系の折返し手段と前記出射光学系の折返し手段との
最短距離が20mm未満となるように、両手段が互いに
近設して配置されていることを特徴としている。
【0014】上記の構成によれば、光走査装置におい
て、前記回転多面鏡により反射された出射ビームの走査
角センタ方向および主走査方向の長さを短く構成するこ
とができるので、光走査装置筐体の小型化を実現するこ
とができる。
【0015】上記の構成において、前記入射光学系の折
返し手段と前記出射光学系の折返し手段との最短距離が
2mm以上15mm以下となるように、両手段が配置さ
れている構成とすることは好ましい。
【0016】また、前記入射光学系の折返し手段が、前
記出射光学系の折返し手段の背面側に配置されている構
成とすることは好ましく、これによって、入射光学系の
折返し手段の位置を調整するとき、出射光学系の折返し
手段が障害とならないため、容易に位置調整することが
できる。尚、出射光学系の折返し手段の背面側とは、回
転多面鏡により反射された出射ビームを折返す側とは反
対側のことをいう。
【0017】また、前記入射光学系の折返し手段の一部
が、前記出射ビームの副走査方向からみて、前記出射光
学系の折返し手段の一部と重なり合うように、両手段が
配置されている構成とすることは好ましく、これによっ
て、前記出射ビームの主走査方向における光走査装置の
長さを短く構成することができ、光走査装置筐体の小型
化を実現することができる。
【0018】本発明に係る光走査装置は、上記の課題を
解決するために、光ビームにより被走査体上を走査する
ために、光ビームを出射するビーム出射手段と、前記ビ
ーム出射手段からの入射ビームを折返し、該入射ビーム
を回転多面鏡に導くための入射光学系の折返し手段と、
前記回転多面鏡により反射された出射ビームを折返し、
前記被走査体に導くための出射光学系の折返し手段と、
前記入射ビームおよび出射ビームが通過する収束レンズ
とを備えた光走査装置において、前記ビーム出射手段
が、前記出射ビームの走査角センタ方向においては、前
記回転多面鏡の後端部と前記収束レンズの後端部との間
に配置されており、前記出射ビームの主走査方向におい
ては、前記出射光学系の折返し手段の前記入射光学系が
配置される側の側端部と前記収束レンズの前記入射光学
系が配置される側の側端部との間に配置されていること
を特徴としている。
【0019】上記の構成によれば、光走査装置におい
て、前記出射ビームの走査角センタ方向および主走査方
向の長さを短く構成することができるので、光走査装置
筐体の小型化を実現することができる。
【0020】尚、回転多面鏡の後端部とは、反射により
出射ビームを出射する側とは反対側の端部をいい、収束
レンズの後端部とは、回転多面鏡に近い側の端部をい
い、収束レンズが複数のレンズから構成される場合にあ
っては、回転多面鏡に最も近いレンズにおける、該回転
多面鏡に近い側の端部をいう。
【0021】上記の構成において、前記ビーム出射手段
が、前記出射ビームの走査角センタ方向において、前記
収束レンズよりも前記回転多面鏡に近い側に配置されて
いる構成とすることは好ましい。
【0022】本発明に係る光走査装置は、上記の課題を
解決するために、光ビームにより被走査体上を走査する
ために、光ビームを出射するビーム出射手段と、前記ビ
ーム出射手段からの入射ビームを折返し、該入射ビーム
を回転多面鏡に導くための入射光学系の折返し手段と、
前記回転多面鏡により反射された出射ビームを折返し、
前記被走査体に導くための出射光学系の折返し手段とを
備えた光走査装置において、前記ビーム出射手段から前
記入射光学系の折返し手段までの光ビームの距離をP、
前記入射光学系の折返し手段から前記回転多面鏡までの
光ビームの距離をQ、前記ビーム出射手段と前記回転多
面鏡との間の最短距離をRとすると、Q=0.8〜1.
2P、かつ、PまたはQ>2Rの関係を満たすように、
前記ビーム出射手段と前記回転多面鏡とが互いに近設し
て配置されていることを特徴としている。
【0023】上記の構成によれば、入射ビームの折返し
回数を最小限の1回にして、入射光学系の折返し手段の
位置精度および平面度を高めることができるとともに、
ビーム出射手段と回転多面鏡とが互いに近設して配置さ
れているので、光走査装置において、回転多面鏡により
反射された出射ビームの走査角センタ方向および主走査
方向の長さを短く構成することができ、光走査装置筐体
の小型化を実現することができる。
【0024】本発明に係る光走査装置は、上記の課題を
解決するために、光ビームにより被走査体上を走査する
ために、光ビームを出射するビーム出射手段と、前記ビ
ーム出射手段からの入射ビームを折返し、該入射ビーム
を回転多面鏡に導くための入射光学系の折返し手段と、
前記回転多面鏡により反射された出射ビームを折返し、
前記被走査体に導くための出射光学系の折返し手段と、
前記入射ビームおよび出射ビームが通過する収束レンズ
とを備えた光走査装置において、前記入射光学系の折返
し手段が、前記出射ビームの走査角センタ方向において
は、前記収束レンズの前端部と前記出射光学系の折返し
手段の正面側端部との間に配置されており、前記出射ビ
ームの主走査方向においては、前記出射光学系の折返し
手段の前記入射光学系が配置される側の側端部と前記収
束レンズの前記入射光学系が配置される側の側端部との
間に配置されていることを特徴としている。
【0025】上記の構成によれば、光走査装置におい
て、前記出射ビームの走査角センタ方向および主走査方
向の長さを短く構成することができるので、光走査装置
筐体の小型化を実現することができる。
【0026】尚、収束レンズの前端部とは、出射光学系
の折返し手段に近い側の端部をいい、収束レンズが複数
のレンズから構成される場合にあっては、出射光学系の
折返し手段に最も近いレンズにおける、該出射光学系の
折返し手段に近い側の端部をいう。また、出射光学系の
折返し手段の正面側端部とは、回転多面鏡により反射さ
れた出射ビームを折返す側の端部をいう。
【0027】上記の構成において、前記入射光学系の折
返し手段が、前記出射ビームの走査角センタ方向におい
て、前記収束レンズよりも前記出射光学系の折返し手段
に近い側に配置されている構成とすることは好ましく、
これによって、入射光路長を長くすることができ、収束
レンズの主走査方向の長さを小さくすることができ、光
走査装置において、前記出射ビームの走査角センタ方向
および主走査方向の長さを短く構成することができる。
【0028】本発明に係る光走査装置は、上記の課題を
解決するために、光ビームにより被走査体上を走査する
ために、光ビームを出射するビーム出射手段と、前記ビ
ーム出射手段からの入射ビームを折返し、該入射ビーム
を回転多面鏡に導くための入射光学系の折返し手段と、
前記回転多面鏡により反射された出射ビームを折返し、
前記被走査体に導くための出射光学系の折返し手段と、
前記入射ビームおよび出射ビームが通過する収束レンズ
とを備えた光走査装置において、前記ビーム出射手段か
ら前記入射光学系の折返し手段に至る光ビームが、前記
出射ビームの走査角センタ方向においては、前記収束レ
ンズの前端部と後端部との間の領域を通過し、前記出射
ビームの主走査方向においては、前記出射光学系の折返
し手段の前記入射光学系が配置される側の側端部と前記
収束レンズの前記入射光学系が配置される側の側端部と
の間の領域を通過するように構成されていることを特徴
としている。
【0029】上記の構成によれば、光走査装置におい
て、前記出射ビームの走査角センタ方向および主走査方
向の長さを短く構成することができるので、光走査装置
筐体の小型化を実現することができる。
【0030】上記の構成において、前記ビーム出射手段
および前記入射光学系の折返し手段が、前記出射ビーム
の副走査方向において、前記回転多面鏡の中心部と、該
回転多面鏡を駆動する駆動装置の下端部との間に配置さ
れている構成とすること、および、前記ビーム出射手段
および前記入射光学系の折返し手段が、前記出射ビーム
の副走査方向において、前記回転多面鏡の中心部と、前
記収束レンズの下端部との間に配置されている構成とす
ることは好ましく、これによって、光走査装置におい
て、前記出射ビームの副走査方向の長さを短く構成する
ことができるので、光走査装置筐体の小型化を実現する
ことができる。
【0031】また、本発明の光走査装置において、画像
信号に対する同期信号を検出するために、前記出射ビー
ムの一部を予め定める方向に折返す同期ビーム折返し手
段と、該同期ビーム折返し手段により折返された光ビー
ムを検出する同期検出センサとを備え、前記出射ビーム
の走査角センタからみて、前記同期ビーム折返し手段が
配置される側とは反対側に、前記ビーム出射手段および
前記入射光学系の折返し手段が配置されている構成とす
ることは好ましい。これによって、同期ビーム折返し手
段を配置するとき、ビーム出射手段から出射される入射
ビームの障害とならないため、同期ビーム折返し手段の
配置レイアウトの自由度を高めることができる。
【0032】上記の構成において、前記出射ビームの走
査角センタからみて、前記ビーム出射手段および前記同
期検出センサが同じ側の領域内に配置されている構成と
することは好ましく、これによって、同期検出センサの
ハーネス線を入出射光路から隔離して設けることができ
るため、ハーネス線が光路の障害とならず、また、ビー
ム出射手段に接続されるハーネス線と一体的に結線する
ことができるので、ハーネス線を短くすることができ、
組立作業を容易に行うことができる。
【0033】また、上記の構成において、前記ビーム出
射手段および前記同期検出センサが配置される領域が、
画像形成装置の背面側に位置するように、該画像形成装
置内に配置されている構成とすることは好ましく、これ
によって、画像形成装置側の制御部と、ビーム出射手段
および同期検出センサとを接続するハーネス線を短くす
ることができ、しかも、ビーム出射手段および同期検出
センサが画像形成装置の背面側に位置しているので、画
像形成装置本体との結線を容易に行うことができる。
尚、画像形成装置の背面側とは、オペレータが操作する
側とは反対側のことをいう。
【0034】また、本発明の光走査装置において、前記
出射ビームの主走査方向からみて、前記出射光学系の折
返し手段によって折返された光ビームが、前記入射ビー
ムと交差するように構成されている構成とすることは好
ましく、これによって、光走査装置において、前記出射
ビームの副走査方向の長さを短く構成することができる
ので、光走査装置筐体の小型化を実現することができ
る。
【0035】また、本発明の光走査装置において、前記
出射光学系の折返し手段によって折返された光ビームを
さらに折返す第2の折返し手段を備え、該第2の折返し
手段により折返された光ビームによって被走査体上を走
査するように構成されていることは好ましい。これによ
って、被走査体と回転多面鏡とを互いに離隔して配置す
ることができるため、回転多面鏡の回転駆動時に発生す
る熱が、被走査体に悪影響を及ぼすことがなく、また、
被走査体に供給される現像剤(トナー)が飛散して回転
多面鏡に付着し、光走査装置に悪影響を及ぼすといった
ことが防止できる。
【0036】また、本発明の光走査装置において、前記
入射光学系の折返し手段により反射された光ビームと、
前記回転多面鏡により反射された光ビームとが通過する
第1の収束レンズと、前記第2の折返し手段と前記被走
査体との間に配置され、光ビームを収束するための第2
の収束レンズとを備え、前記ビーム出射手段から前記入
射光学系の折返し手段に至る光ビームと、前記出射光学
系の折返し手段によって折返された光ビームとが、前記
第1の収束レンズと第2の収束レンズとの間を通過する
ように構成されていること、および、前記第2の折返し
手段と前記被走査体との間に配置され、光ビームを収束
するための第2の収束レンズを備え、前記ビーム出射手
段から前記入射光学系の折返し手段に至る光ビームと、
前記出射光学系の折返し手段によって折返された光ビー
ムとが、前記収束レンズと第2の収束レンズとの間を通
過するように構成されていることは、好ましい。これに
よって、出射ビームの主走査方向からみて、ビーム出射
手段から入射光学系の折返し手段に至る光ビームと、出
射光学系の折返し手段によって折返された光ビームとが
交差し、出射ビームの副走査方向の長さを短く構成する
ことができるので、光走査装置筐体の小型化を実現する
ことができる。
【0037】また、本発明の光走査装置において、前記
ビーム出射手段から前記入射光学系の折返し手段に至る
光ビームの光路が、前記出射ビームの走査角センタ方向
と略平行となるように構成されていることは好ましく、
これによって、光走査装置筐体を略矩形状に構成するこ
とができると共に、光走査装置において、前記出射ビー
ムの走査角センタ方向および主走査方向の長さを短く構
成することができるので、光走査装置筐体の小型化を実
現することができる。
【0038】また、本発明の光走査装置において、前記
ビーム出射手段から前記入射光学系の折返し手段に至る
光ビームが、前記出射ビームの主走査方向からみて、装
置筐体の下面と略平行となるように構成されていること
は好ましく、これによって、ビーム出射手段や入射光学
系を構成する各光学部品の位置を調整するとき、装置筐
体の下面に沿って平行に移動させることにより、容易に
調整することができる。
【0039】
【発明の実施の形態】〔実施形態1〕本発明の実施の一
形態について図1〜図15に基づいて説明すれば、以下
のとおりである。
【0040】まず、本実施形態の光走査装置を備えた画
像形成システム(画像形成装置)1について、図1およ
び図2を参照しながら説明する。もっとも、本発明の光
走査装置が適用可能な画像形成装置は、以下に説明する
画像形成装置に限定されるものではなく、本発明の光走
査装置は、これ以外の種々の画像形成装置等に適用可能
である。
【0041】図1は、画像形成システム1を示す断面構
成図であり、図2は、被走査体である感光体200周囲
を詳細に示す図である。
【0042】図1に示すように、画像形成システム1
は、プリンタ2、スキャナ3、自動原稿搬送装置4、シ
ート後処理装置5、多段給紙ユニット6および中継搬送
ユニット8を備えて構成されている。スキャナ3は、そ
の上部に配置された自動原稿搬送装置4と共に、システ
ムラック上に支持されることで、プリンタ2およびシー
ト後処理装置5の上方に配置されている。
【0043】以下に、各装置について、概略説明を行
う。
【0044】(プリンタ2)プリンタ2は、スキャナ3
にて読み込まれた画像の記録出力はもとより、パーソナ
ルコンピュータなどの画像処理装置が接続されると、こ
の外部接続機器からの画像データを記録出力することも
可能である。
【0045】プリンタ2の略中央右側には、被走査体と
してのドラム状の感光体200を中心とする電子写真プ
ロセス部20が配置されている。図2に示すように、感
光体200の周囲には、感光体200の表面を均一に帯
電させる帯電ローラ201と、均一に帯電された感光体
200上に光像を走査して静電潜像を書き込む本実施形
態の光走査装置22と、光走査装置22により書き込ま
れた静電潜像を現像剤により顕像化する現像ユニット2
02と、感光体200上に記録再現された画像を用紙上
に転写する転写ユニット203と、感光体200上に残
留した現像剤を除去して感光体200上に新たな画像を
記録することを可能にするクリーニングユニット204
と、感光体200表面の電荷を除去する除電ランプユニ
ット(図示せず)とが順次配置されている。
【0046】プリンタ2本体の下側には、プリンタ2本
体内に内装された用紙供給部21が配置されている。用
紙供給部21は、用紙を収容する用紙収容トレイ210
と、用紙収容トレイ210に収容された用紙を1枚ずつ
分離供給する分離供給手段211とを備えて構成されて
いる。この用紙供給部21から1枚ずつ分離供給された
用紙は、電子写真プロセス部20の感光体200と転写
ユニット203との間に順次供給され、感光体200上
に記録再現された画像が転写される。なお、この用紙供
給部21への用紙の補給は、プリンタ2本体の正面側
(オペレータが操作する側)に用紙収容トレイ210を
引き出して行う。
【0047】プリンタ2本体の下面には、周辺機器とし
て準備されている多段給紙ユニット6等から送られてく
る用紙を受け入れ、電子写真プロセス部20の感光体2
00と転写ユニット203との間に向かって順次供給す
るための用紙受口27が設けられている。
【0048】電子写真プロセス部20の上方には定着装
置23が配置されており、画像が転写された用紙を順次
受け入れて、用紙上に転写された現像剤を加熱定着して
定着装置23外へと用紙を送り出す。画像が記録された
用紙は、プリンタ2の排出ローラ28からプリンタ2本
体の上面の中継搬送ユニット8に受け渡される。
【0049】光走査装置22の上下空間部には、電子写
真プロセス部20をコントロールするプロセスコントロ
ールユニット(PCU)基板および装置外部からの画像
データを受け入れるインターフェイス基板を収容するプ
リンタ制御部24、インターフェイス基板から受け入れ
られた画像データに対して所定の画像処理を施し、光走
査装置22により画像として走査記録させるためのイメ
ージコントロールユニット(ICU)基板を備えた画像
制御部25、そして、これら各種基板ならびにユニット
に対して電力を供給する電源ユニット26が配置されて
いる。
【0050】(多段給紙ユニット6)多段給紙ユニット
6は、外付けの用紙供給装置であって、用紙収容トレイ
610に収容した用紙を、分離給送手段611により1
枚ずつ分離して、該ユニット上面に設けられ、プリンタ
2の用紙受口27に連通している用紙排出口62に向か
って供給するものである。この例では、用紙供給部61
が3段積層されている。稼働時、所望する用紙を収容し
た用紙供給部61が選択的に動作する。
【0051】用紙供給部61への用紙の補給は、該ユニ
ット本体の正面側に用紙収容トレイ610を引き出して
行う。
【0052】また、多段給紙ユニット6は、上部にプリ
ンタ2と後処理装置5を載置するように構成されている
が、この状態で移動してシステムラック7の間に固定し
て配置可能なように、下部に移動コロ63および固定部
64を備えている。移動時には、固定部64を回転して
上昇することで固定部64を床面から離間し、固定時に
は、固定部64を回転して下降することで固定部64を
床面に接触させて、多段給紙ユニット6を固定する。
【0053】なお、この例では3つの用紙供給部61が
積層された装置として示されているが、少なくとも1つ
もしくはそれ以上の用紙供給部61から構成される多段
給紙ユニット6等、種々の構成のものがある。
【0054】(シート後処理装置5)シート後処理装置
5は、該装置の上部において、中継搬送ユニット8から
排出される画像の記録された用紙を搬入ローラで導き入
れて、用紙に対して後処理を施すものである。
【0055】後処理としては、ステープル処理、ソート
処理等あるが、ここに例示されている装置は、3つの排
紙トレイ51を備えた構成であって、必要に応じて、ゲ
ート52・53により用紙を排出する排紙トレイ51を
切り替えてシートを排出する。例えば、上段の排出トレ
イ51aをコピーモード時の用紙の排出に使用し、中段
の排出トレイ51bをプリントモード時の用紙の排出に
使用し、下段の排出トレイ51cをファクシミリ印字モ
ード時の用紙の排出に使用するといった具合に、用途別
に区分けして排出できるようになっている。
【0056】(スキャナ3)スキャナ3は、シート物の
原稿を自動原稿搬送装置4により自動的に供給して1枚
ずつ順次露光走査して原稿画像を読み取る自動読み取り
モードと、ブック物の原稿、または自動原稿搬送装置4
により自動供給が不可能なシート物の原稿をマニュアル
操作によりセットして原稿画像を読み取る手動読み取り
モードとを備えている。そして、透明な原稿載置台30
上にセットされた原稿の画像を、相互に所定の速度関係
で原稿載置台30に沿って移動する第1走査ユニット3
1および第2走査ユニット32で露光走査して、ミラー
や結像レンズ33等の光学部品で導いて光電変換素子3
4上に結像させることで、原稿画像を電気的信号に変換
した上で出力するものである。
【0057】(自動原稿搬送装置4)自動原稿搬送装置
4は、原稿セットトレイ40上に載置された原稿を原稿
載置台30上に向かって搬送し、走査後の原稿を原稿排
出トレイ42上に排出する原稿搬送手段41を備えてい
る。また、自動供給が不可能なシート物の原稿を原稿載
置台30上に載置して走査可能なように、装置奥側を支
点にして上方に回動して、装置の手前側が開放するよう
に構成されている。
【0058】(中継搬送ユニット8)中継搬送ユニット
8は、プリンタ2の頂部に設けられた排紙トレイ29の
上部に装着され、プリンタ2から排出される画像が記録
された用紙を、プリンタ2の下流側に位置するシート後
処理装置5に向かって導入するための搬送ユニットであ
る。
【0059】また、この中継搬送ユニット8の用紙搬送
経路84の途中で、用紙を該ユニットの上面82とシー
ト後処理装置5の上面54とで形成された排出トレイ9
に用紙を導く別の用紙搬送路83が分岐している。2つ
の排出先は、搬送路の分岐部に配置されたゲート81の
切り替えにより、変更可能になっている。
【0060】次に、図3〜図5を参照して、本実施形態
の光走査装置22について詳細に説明する。
【0061】図3は、光走査装置22の外観を示す全体
斜視図であり、図4は、光走査装置22の主要部品群お
よび光ビームの光路を示す斜視図である。
【0062】光走査装置22は、ビーム出射手段として
の半導体レーザ112から回転方向に複数の反射面12
0aを有する回転多面鏡120に向かって照射される光
ビーム(以下、適宜「入射ビーム」という)103を、
回転多面鏡120の反射面120aで反射し、該反射に
より形成された光ビーム(以下、適宜「出射ビーム」と
いう)104によって、被走査体であるドラム状の感光
体200を走査する装置である。
【0063】半導体レーザ112から回転多面鏡120
までの光路(以下、適宜「入射ビーム光路」という)
と、回転多面鏡120から感光体200までの光路(以
下、適宜「出射ビーム光路」という)とには、種々の光
学部品が配置されている。ここで、入射ビーム光路に配
置されている光学部品を入射光学系101と呼び、出射
ビーム光路に配置されている光学部品を出射光学系10
2と呼ぶことにする。
【0064】入射光学系101は、半導体レーザ112
から出射された入射ビーム103を回転多面鏡120に
導くと共に、入射ビーム103の断面形状が回転多面鏡
120の反射面120aの幅よりも広い幅の矩形状とな
るように、入射ビーム103を成形する。
【0065】入射ビーム光路においては、半導体レーザ
112から回転多面鏡120に向かって、出射された光
ビームを平行ビームに変換するコリメータレンズ11
3、入射された光ビームを走査方向に拡大する凹レンズ
114、略中央部に矩形状の開口115aが設けられた
板状部材により構成された開口板115、シリンドリカ
ルレンズ116、入射光学系の折返し手段としての入射
折返しミラー117、および、収束レンズとしてのfθ
レンズ123が順番に配設されている。
【0066】尚、fθレンズ123は、レンズ121お
よびレンズ122の一対のレンズで構成されている。ま
た、半導体レーザ112、コリメータレンズ113、凹
レンズ114および開口板115は、ビームユニット1
11を構成している。
【0067】次いで、出射光学系102は、回転多面鏡
120の反射面120aにより反射された出射ビーム1
04を回転多面鏡120から感光体200に導くと共
に、出射ビーム104が感光体200上を照射した際の
ビームスポット108が、所定の大きさとなり、感光体
200上を等速度で走査するように作用する。
【0068】出射ビーム光路においては、回転多面鏡1
20から感光体200に向かって、収束レンズとしてレ
ンズ121およびレンズ122の一対のレンズで構成さ
れたfθレンズ123、出射光学系の折返し手段として
の出射折返しミラー124、および、回転多面鏡120
の面倒れ補正を行う第2の折返し手段としてのシリンド
リカルミラー125がこの順番に配設されている。
【0069】入射ビーム103は、入射折返しミラー1
17により進行方向を変えられて、fθレンズ123の
端部に、斜め下方から上方に向かって通過し、回転多面
鏡120の反射面120aの高さ方向中央域に照射され
る。
【0070】出射ビーム104は、fθレンズ123に
斜め下方から上方に向かって通過し、出射折返しミラー
124とシリンドリカルミラー125とを介して、感光
体200に導かれる。出射ビーム104は、回転多面鏡
120の反射面120aの回転方向の位置により、異な
る光路を通って感光体200に至る。
【0071】ここで、出射ビーム104のうち、感光体
200の画像形成に使用される幅、すなわち、主走査ラ
イン107を走査するための出射ビーム104(以下、
「主走査ビーム105」ともいう)が走査する際に通過
する空間領域を主走査ビーム域と呼ぶことにする。この
出射ビーム104が感光体200を走査する際には、該
出射ビーム104は主走査ライン107を定期的に走査
する一方で、感光体200が回転するので、一定期間毎
に感光体200上の異なる場所を走査することになる。
【0072】また、出射ビーム104が感光体200を
走査する毎に、主走査ライン107の書きはじめ点10
7aが同一となるように、各走査毎に同期させるための
同期検出装置129が設けられている。
【0073】同期検出装置129には、同期をとるため
の信号として、主走査ビーム域以外の出射ビーム104
(以下、「同期検出ビーム106」ともいう)を検出す
るための同期検出センサ127が設けられている。
【0074】同期検出センサ127は、同期検出ビーム
106が、fθレンズ123を通過した後に、出射光学
系102の出射折返しミラー124の端部124aによ
り折返され、さらに、同期ビーム折返し手段としての折
返しミラー126により折り返された同期ビームを検出
するようになっている。
【0075】図5は、入射ビーム103および出射ビー
ム104の光軸(ビームの中心)を直線上に展開して表
した場合の図3および図4に示した入射光学系と出射光
学系との作用を示す図である。ここで、図5(a)は、
出射ビーム104の光軸が走査の際に形成する平面(以
下、走査平面という)に垂直な方向から見た平面図であ
り、図5(b)は、走査平面に平行な方向から見た側面
図である。
【0076】尚、出射ビーム104は、回転多面鏡12
0の反射面120aの回転方向の位置により反射方向が
異なるので、その光軸も反射面120aの回転に伴って
変わるが、同図における出射ビーム104(主走査ビー
ム105)の光軸は、fθレンズ123の中央を通って
感光体200の主走査ライン107のセンタに至る主走
査ビーム105の光軸(以下、この光軸に沿った方向を
「走査角センタ方向」という)を表現している。
【0077】図5(a)および図5(b)に示すよう
に、半導体レーザ112から略円錐状に出射された入射
ビーム103は、コリメータレンズ113により平行ビ
ームに変換される。平行ビームとなった入射ビーム10
3の光軸に垂直な方向の断面は、略円形である。この
後、入射ビーム103は、凹レンズ114を通過し、凹
レンズ114によって拡散されて、光軸に垂直な方向の
断面が略円形状の拡散ビームになる。次に、凹レンズ1
14を通過した入射ビーム103は、開口板115に設
けた開口115aを通過し、光軸に垂直な方向の断面が
矩形状の拡散ビームになる。
【0078】この後、入射ビーム103は、シリンドリ
カルレンズ116に入射する。シリンドリカルレンズ1
16により、図5(a)に示すように、入射ビーム10
3のシリンドリカルレンズ116の母線に平行な方向
は、そのまま拡散を続け、入射ビーム103のシリンド
リカルレンズ116の母線に垂直な方向は、収束するよ
うに変えられる。
【0079】その後、図5(a)に示すように、入射ビ
ーム103は、fθレンズ123の端部を通過して、該
fθレンズ123により走査平面に平行なビームとされ
て、回転多面鏡120の反射面120aに、走査平面に
平行なビームとして入射する。
【0080】また、図5(b)に示すように、入射ビー
ム103は、fθレンズ123に斜め下方から斜め上方
に向かって入射して、回転多面鏡120の反射面120
aに、収束ビームのままで入射する。入射ビーム103
が収束する収束線は、回転多面鏡120の反射面120
aの高さ方向中央の近傍となる。入射ビーム103は、
その光軸に垂直な形状が、回転多面鏡120の反射面1
20aの回転方向の幅よりも大きく、細長い矩形状に成
形されたビームとなっており、反射面120aの1つが
回転するにつれて、入射ビーム103の異なる部分を反
射して、異なる方向に向かう出射ビーム104を形成す
る。
【0081】回転多面鏡120の反射面120aにより
反射されて形成された出射ビーム104は、走査平面に
平行な方向では平行ビームのままで、走査平面に垂直な
方向では収束線を通過後に拡散ビームとなって、fθレ
ンズ123に向かう。出射ビーム104は、斜め下方か
ら斜め上方に向かってfθレンズ123を通過し、走査
平面に平行な方向では感光体200表面で収束するよう
に収束ビームとされ、走査平面に垂直な方向では拡散ビ
ームのままである。
【0082】その後、出射ビーム104のうちの主走査
ビームに当たるビームは、出射折返しミラー124によ
り折返されて、シリンドリカルミラー125に反射され
て、感光体200に向かう。
【0083】シリンドリカルミラー125により反射後
の出射ビーム104は、走査平面に平行な方向では収束
ビームのままであり、走査平面に垂直な方向では感光体
200上で収束するような収束ビームに変えられる。
【0084】以上のようにして、出射ビーム104は、
感光体200上に、所定の大きさのビームスポット10
8を結ぶことになる。
【0085】尚、fθレンズ123は、上述した役割の
ほかに、回転多面鏡120の等角速度運動により等角速
度で移動する出射ビーム104が、感光体200上に照
射された際に、ビームスポット108が主走査ライン上
で等線速度で移動するように変換する役割をも担ってい
る。
【0086】図6は、本実施形態の光走査装置22を上
方から見た平面図であり、図7は、該光走査装置22を
主走査方向から見た断面図であり、図8は、該光走査装
置22の要部を説明するための概略図である。
【0087】本光走査装置22においては、図6および
図7に示すように、入射光学系101に配置される入射
折返しミラー117は、出射光学系102に設けられた
出射折返しミラー124の近傍に配置されている。
【0088】すなわち、図8に示すように、入射折返し
ミラー117は、出射折返しミラー124との最短距離
が20mm未満、好ましくは、その最短距離が2mm以
上15mm以下となるように、出射折返しミラー124
の端部124aの近傍(エリアA内)に配置されてい
る。また、この場合に、出射ビーム104の走査角セン
タ方向(以下、この方向を「X方向」ともいう)におけ
る光走査装置筐体の長さをX1とする。
【0089】これに対し、比較例が図9に示される。同
図に示すように、この比較例では、入射折返しミラー1
17が、出射折返しミラー124の端部124aの近傍
(エリアA)から離れ、X方向に、fθレンズ123か
ら遠ざかる位置に配置されており、この場合、入射折返
しミラー117が、X方向において、出射折返しミラー
124の外方に突出することになる。
【0090】すなわち、図9に示される比較例におい
て、X方向における光走査装置筐体の長さをX2とする
と、本実施形態の光走査装置筐体の長さX1よりも、
(X2−X1)分だけ大きくなり、この突出分だけ光走
査装置筐体が大きくなる。
【0091】また、他の比較例が図10に示される。同
図に示すように、この比較例では、入射折返しミラー1
17が、出射折返しミラー124の端部124aの近傍
(エリアA)から離れ、X方向に、fθレンズ123に
近い位置に配置されている。この場合、半導体レーザ1
12から回転多面鏡120までの光路長(L1''+L
2'')を本実施形態と等しくすると、半導体レーザ11
2が、X方向において、回転多面鏡120より外方に突
出することになる。
【0092】すなわち、図10に示される比較例におい
て、X方向における光走査装置筐体の長さをX3とする
と、本実施形態の光走査装置筐体の長さX1よりも、
(X3−X1)分だけ大きくなり、この突出分だけ光走
査装置筐体が大きくなる。
【0093】さらに、図11に示される、本実施形態の
光走査装置22においては、出射折返しミラー124の
端部124aの近傍に配置されている入射折返しミラー
117によって、半導体レーザ112から出射された入
射ビーム103は、角度α1で折り曲げられ、回転多面
鏡120に導かれている。このときの出射ビーム104
の副走査方向、すなわち、光走査装置筐体の高さ方向
(以下、この方向を「Z方向」ともいう)における高さ
をZ1とする。
【0094】これに対する比較例が図12に示される。
同図に示すように、この比較例では、入射折返しミラー
117が、出射折返しミラー124の近傍(エリアA)
から、光走査装置筐体の高さ方向(Z方向)に離れた位
置に配置されている。この場合、入射折返しミラー11
7が、高さ方向(Z方向)において、より筐体下側に突
出することになる。
【0095】すなわち、図12に示される比較例におい
て、Z方向における光走査装置筐体の高さをZ2とする
と、本実施形態の光走査装置筐体の高さZ1よりも、
(Z2−Z1)分だけ大きくなり、この突出分だけ光走
査装置筐体が大きくなる。
【0096】以上のように、入射折返しミラー117
を、出射折返しミラー124の近傍に配置することによ
って、光走査装置22を、X方向およびZ方向において
小さくすることができ、光走査装置筐体の小型化を図る
ことができる。
【0097】さらに、他の実施形態として、図13に示
すように、入射折返しミラー117の一部を、出射ビー
ム104の主走査方向(以下、この方向を「Y方向」と
もいう)からみて、出射折返しミラー124とオーバー
ラップする位置に配置してもよい。
【0098】すなわち、図6に示される構成のY方向に
おける長さをY2とすると、図13に示される構成で
は、入射折返しミラー117の一部を、出射折返しミラ
ー124とオーバーラップする位置に配置することによ
って、入射折返しミラー117が出射折返しミラー12
4からY方向に突出しないために、Y方向における長さ
をY2よりも小さな値Y1にすることができ、これによ
って、光走査装置筐体の小型化を図ることができる。
【0099】つまり、図13に示される構成では、光走
査装置筐体の主走査方向(Y方向)の長さをY1とする
と、入射折返しミラー117の一部を、出射折返しミラ
ー124に重畳させることにより、(Y2−Y1)分だ
け主走査方向(Y方向)に短く構成することができ、こ
れによって、光走査装置筐体の小型化を図ることができ
る。
【0100】また、他の実施形態として、図14に示す
ように、入射折返しミラー117を、出射折返しミラー
124の背面B側に配置する構成としてもよい。これに
より、光走査装置筐体の外方から入射折返しミラー11
7の位置を調整する場合、ドライバなどの工具を挿入し
たりする際に、出射折返しミラー124が障害とならな
いため、入射折返しミラー117の位置調整を容易に行
うことができる。
【0101】また、前述したように、出射ビーム104
が感光体200を走査する毎に、主走査ライン107の
書き始め点107aを同一とするための同期ビーム折返
しミラー126および同期検出センサ127を含む同期
検出装置129を備えた場合には、図15に示すよう
に、回転多面鏡120により反射された出射ビーム10
4の走査角センタX0を中心として、同期ビーム折返し
ミラー126が配置された第1のエリアE1に対して、
対応する第2のエリアE2側に、半導体レーザ112、
入射折返しミラー117、同期検出センサ127を配置
する構成とすることが好ましい。
【0102】これにより、同期ビーム折返しミラー12
6を配置する際、半導体レーザ112から出射され、入
射折返しミラー117により折返され、回転多面鏡12
0に至る入射ビーム103の障害とならないため、同期
ビーム折返しミラー126の配置レイアウトにおける自
由度を向上できる。
【0103】〔実施形態2〕本発明の他の実施形態につ
いて図16〜図22に基づいて説明すれば、以下のとお
りである。尚、説明の便宜上、前記実施形態にて示した
部材と同一の機能を有する部材には、同一の符号を付記
し、その説明を省略する。
【0104】本実施形態においては、図16および図1
7に示すように、ビーム出射手段である半導体レーザ1
12が、X方向において、回転多面鏡120とfθレン
ズ123との間であって、Y方向において、出射折返し
ミラー124とfθレンズ123とによって規定される
領域内に配置されている。
【0105】すなわち、図16に示すように、半導体レ
ーザ112は、X方向における、回転多面鏡120の外
側端部120bに対応する境界線Xaと、1組のfθレ
ンズ123のうち、回転多面鏡120側に近いレンズ1
21の端部121aに対応する境界線Xbとの間(Xa
−Xb間)の領域であって、X方向と直交する方向、す
なわち、出射ビーム104の主走査方向(Y方向)にお
ける、出射折返しミラー124の端部124bに対応す
る境界線Yaと、fθレンズ123のうち、回転多面鏡
120側に近いレンズ121の端部121bに対応する
境界線Ybとの領域(A)内に配置されている。尚、半
導体レーザ112は、X方向において、レンズ121よ
りも回転多面鏡120に近い側に配置されていることが
好ましい。
【0106】上記構成により、X方向およびY方向にお
ける長さを短く構成することができ、光走査装置筐体の
小型化を図ることができる。
【0107】例えば、半導体レーザ112を、前記領域
(A)から外れた位置、例えば、図18に示すように、
半導体レーザ112を境界線Xaより外側に設けると、
回転多面鏡120の端部120bに対応した境界線Xa
より外側に突出することになり、その分だけ、光走査装
置筐体が大きくなってしまう。
【0108】また、図19に示すように、半導体レーザ
112を境界線Xbより内側に設けると、fθレンズ1
23の端部が障害となって、入射光学系101(コリメ
ータレンズ113、凹レンズ114、開口板115、シ
リンドリカルレンズ116)を配置することが困難とな
る。
【0109】また、図20に示すように、半導体レーザ
112を、出射折返しミラー124の端部124bに対
応する境界線Yaより外側に設けると、Y方向におい
て、半導体レーザ112および入射光学系101(コリ
メータレンズ113、凹レンズ114、開口板115、
シリンドリカルレンズ116)が、境界線Yaより外側
に突出することになり、その分だけ、光走査装置筐体が
大きくなってしまう。
【0110】また、図21に示すように、半導体レーザ
112を、レンズ121の端部121bに対応する境界
線Ybより内側に設けると、半導体レーザ112からの
光ビーム103がfθレンズ123により遮られること
になる。
【0111】以上のように、半導体レーザ112を、前
記領域(A)内に配置することによって、光走査装置筐
体の小型化を図ることができる。
【0112】さらに、本実施形態の光走査装置には、実
施形態1と同様に、画像信号と主走査ライン107との
同期をとるために、同期ビーム折返しミラー126およ
び同期検出センサ127を含む同期検出装置129が設
けられている。
【0113】これによって、出射ビーム104の一部1
06を出射折返しミラー124の端部124aによって
反射し、そのビーム106を同期ビーム折返しミラー1
26にて折り返した後、同期検出センサ127に導き、
同期検出センサ127が検出することにより、画像信号
と主走査ライン107との同期をとることができる。
【0114】本実施形態においては、同期ビーム折返し
ミラー126と、半導体レーザ112および同期検出セ
ンサ127とを、走査角センタX0(図22参照)を中
心として、対向する位置に配置する。
【0115】例えば、図22に示すように、光走査装置
22を、走査角センタX0を中心として、第1の領域
(E1)と第2の領域(E2)とに分けた場合、同期ビ
ーム折返しミラー126を第1の領域(E1)に、半導
体レーザ112および同期検出センサ127を第2の領
域(E2)にそれぞれ配置する。
【0116】これにより、同期ビーム折返しミラー12
6を配置する際、入射光路および出射光路の邪魔になら
ない位置に配置することができるため、レイアウト上の
自由度を向上できる。
【0117】さらに、図22に示すように、半導体レー
ザ112および同期検出センサ127を配置した第2の
領域(E2)が、画像形成装置本体の背面(B)側に位
置するように配置される。
【0118】これにより、同期検出センサ127が、入
射光路および出射光路から退避した位置にあるので、同
期検出センサ127に接続されるハーネス線(L)が入
出射光路の障害とならず、また、同期検出センサ127
と半導体レーザ112とを、装置本体の背面(B)側に
配置することにより、装置本体の制御部(C)と接続す
るとき、それぞれのハーネス線(L)を一体に結線する
ことができ、組立時における作業を容易にすることがで
きる。
【0119】〔実施形態3〕本発明のさらに他の実施形
態について図23〜図25に基づいて説明すれば、以下
のとおりである。尚、説明の便宜上、前記実施形態にて
示した部材と同一の機能を有する部材には、同一の符号
を付記し、その説明を省略する。
【0120】本実施形態においては、半導体レーザ11
2と回転多面鏡120とを近設して配置し、入射折返し
ミラー117によって、半導体レーザ112から出射さ
れた光ビーム103を、半導体レーザ112の近傍に設
けられた回転多面鏡120に向けて折返すように構成す
る。
【0121】すなわち、図23乃至図25に示すよう
に、光走査装置22のX方向において、回転多面鏡12
0を、半導体レーザ112の近傍、すなわち、X方向の
後端部に並設して配置し、半導体レーザ112から出射
された光ビーム103が、入射折返しミラー117によ
って折り返され、半導体レーザ112に並設して配置さ
れた回転多面鏡120に入射するように構成する。
【0122】より具体的には、半導体レーザ112から
入射折返しミラー117までの光ビームの距離をP、入
射折返しミラー117から回転多面鏡120までの光ビ
ームの距離をQ、半導体レーザ112と回転多面鏡12
0との間の最短距離をRとすると、Q=0.8〜1.2
P、かつ、PまたはQ>2Rの関係を満たすように、半
導体レーザ112と回転多面鏡120とが互いに近設し
て配置されている。
【0123】図25においては、主走査方向(Y方向)
からみて、半導体レーザ112から出射された光ビーム
103をLa、入射折返しミラー117によって折り返
された光ビーム103をLbとして示されている。
【0124】半導体レーザ112から出射された光ビー
ムLaは、入射折返しミラー117によって折り返さ
れ、その光ビームLbは、光ビームLaの近傍に沿って
送られ、回転多面鏡120の反射面120aに入射す
る。光ビームLaと光ビームLbとは、V字状を形成す
る。
【0125】このように、入射ビーム103の折り返し
回数を最小限(1回)にして、かつ、入射折返しミラー
117の位置設定によって入射ビーム光路が形成される
ため、入射折返しミラー117の位置精度を高めること
ができると共に、入射折返しミラー117による平面度
を高めることができる。
【0126】また、半導体レーザ112から回転多面鏡
120までの入射ビーム103の光路長(La+Lb)
を、入射折返しミラー117によって折り返すことによ
り、光路長(La+Lb)よりも短いスペース内に配置
できる。これにより、光走査装置22のX方向およびY
方向における光ビームの拡がりを規制して、光走査装置
筐体の小型化を図ることができる。
【0127】また、本実施形態においては、主走査方向
(Y方向)から見て、出射折返しミラー124によって
折り返された出射ビーム105が、入射ビーム103と
交差するように構成されるとともに、第2の出射折返し
ミラー125によって折り返された光ビーム105が、
シリンドリカルレンズ(第2の収束レンズ)130を介
して感光体200上に収束するように構成されている。
【0128】すなわち、図23乃至図25に示すよう
に、主走査方向(Y方向)から見て、回転多面鏡120
により反射された出射ビーム104が、出射折返しミラ
ー124および第2の出射折返しミラー125によって
折り返され、シリンドリカルレンズ130を通過し、感
光体200上に収束される。
【0129】ここで、図25に示されるように、回転多
面鏡120によって反射され、出射折返しミラー124
に至る光ビームをLc、出射折返しミラー124により
折り返され、第2の出射折返しミラー125に至る光ビ
ームをLd、第2の出射折返しミラー125により折り
返され、感光体200上に収束される光ビームをLe、
とする。同図に示されるように、出射折返しミラー12
4によって折り返され、第2の出射折返しミラー125
に至る光ビームLdは、入射ビーム103の光ビームL
aおよび光ビームLbと交差し、さらに、第2の出射折
返しミラー125によって折り返され、感光体200に
至る光ビームLeは、シリンドリカルレンズ130を通
過して、感光体200上を走査する。すなわち、出射ビ
ーム光路Lc〜Leは、Z字状に形成される。
【0130】これによって、感光体200と回転多面鏡
120とは、互いに離隔された位置、すなわち、出射光
路Lc〜Leによって形成されるZ字の両端部に配置す
ることができるため、回転多面鏡120を高速回転させ
るときに発生する熱が、感光体200に悪影響を及ぼす
ことがなく、また、画像形成時、感光体200に供給さ
れる現像剤(トナー)が飛散して、回転多面鏡120の
反射面120aに付着するといったことを防止できる。
【0131】さらに、半導体レーザ112から入射折返
しミラー117に至る光ビームLaと、出射折返しミラ
ー124によって折り返され、第2の出射折返しミラー
125に至る光ビームLdとが、fθレンズ123のう
ち、出射折返しミラー124に近い側のレンズ122と
シリンドリカルレンズ130との間を通過するように構
成することができるため、主走査方向(Y方向)から見
て、光ビームLaと光ビームLdとが交差するため、光
走査装置22の副走査方向(Z方向)における拡がりを
防止することができ、よって、光走査装置筐体の小型化
を図ることができる。
【0132】〔実施形態4〕本発明のさらに他の実施形
態について図26〜図28に基づいて説明すれば、以下
のとおりである。尚、説明の便宜上、前記実施形態にて
示した部材と同一の機能を有する部材には、同一の符号
を付記し、その説明を省略する。
【0133】本実施形態においては、入射折返しミラー
117が、X方向において、fθレンズ123と出射折
返しミラー124との間であって、Y方向において、f
θレンズ123の側端部と出射折返しミラー124の側
端部とによって規定されるエリア(E)内に配置されて
いる。
【0134】すなわち、図26および図27に示すよう
に、X方向において、fθレンズ123のうち、出射折
返しミラー124に近い側のレンズ122の前端部12
2aに対応する境界線をXa、出射折返しミラー124
の反射面124cに対応する境界線をXb、Y方向にお
いて、fθレンズ123のY方向における側端部、すな
わち、fθレンズ123のうち、出射折返しミラー12
4に近い側のレンズ122の側端部122bに対応する
境界線をYa、出射折返しミラー124の側端部124
bに対応する境界線をYb、とすると、前記Xa、X
b、Ya、Ybによって規定されるエリア(E)内に、
入射折返しミラー117が配置されている。
【0135】これにより、半導体レーザ112から出射
される光ビーム103を、入射折返しミラー117によ
って折曲し、fθレンズ123を通過した後、回転多面
鏡120に入射させることによって、光走査装置22の
X方向およびY方向における光ビーム103の拡がりを
規制し、これによって、光走査装置筐体の小型化を図る
ことができる。
【0136】さらに、図28に示すように、入射折返し
ミラー117を、前記エリア(E)内のX方向におけ
る、レンズ122の前端部122aと、出射折返しミラ
ー124の反射面124cとの間の中間位置X0より
も、出射折返しミラー124に近い方のエリア(E2)
内に配置してもよい。
【0137】これによって、入射光路長を長くすること
ができ、fθレンズ123の主走査方向(Y方向)にお
ける長さを小さくすることができ、光走査装置筐体の小
型化を図ることができる。
【0138】また、半導体レーザ112から入射折返し
ミラー117までの光ビーム103が、回転多面鏡12
0によって反射された光ビーム104の走査角センタ
(Y0)と略平行となるように配置されている。
【0139】これによって、光走査装置22のX方向お
よびY方向における光ビーム103の拡がりを規制し
て、光走査装置筐体を略矩形状に構成することができ、
光走査装置筐体の小型化を図ることができる。
【0140】また、前記実施形態と同様に、半導体レー
ザ112、入射光学系101、入射折返しミラー117
を、主走査方向(Y方向)における走査終端側(図8に
おける下側)に配置し、一方、画像信号と走査ビームと
の同期をとるため、回転多面鏡120により反射された
光ビーム104の一部106を、出射折返しミラー12
4の走査開始側の端部124aにより折り返すととも
に、該折り返された光ビーム106を所定の方向に折り
返すための同期ビーム折返しミラー126を走査開始側
(図8における上側)に配置し、該同期ビーム折返しミ
ラー126によって折り返された光ビーム106を検出
する同期検出センサ127を走査終端側に配置してもよ
い。
【0141】すなわち、回転多面鏡120により反射さ
れた光ビーム104の一部106を、出射折返しミラー
124の端部124aによりX方向に折り返し、同期ビ
ーム折返しミラー126により主走査方向(Y方向)に
折り返し、その折り返された光ビーム106を同期検出
センサ127により検出するように構成する。
【0142】これによって、同期ビーム折返しミラー1
26を配置するとき、半導体レーザ112から出射され
る光ビーム103を遮ったり、入射光学系101に制限
されたりすることがなく、レイアウトを自由に決めるこ
とができる。
【0143】〔実施形態5〕本発明のさらに他の実施形
態について図29〜図35に基づいて説明すれば、以下
のとおりである。尚、説明の便宜上、前記実施形態にて
示した部材と同一の機能を有する部材には、同一の符号
を付記し、その説明を省略する。
【0144】本実施形態においては、半導体レーザ11
2から出射され、入射折返しミラー117に照射される
光ビーム103が、X方向におけるfθレンズ123の
前端部Xaと後端部Xbとの間(Xa−Xb間)におい
て、Y方向におけるfθレンズ123の側端部(Ya)
と出射折返しミラー124の側端部(Yb)とによって
規定されるエリア(E)内を通過するように構成されて
いる。
【0145】すなわち、図29に示すように、X方向に
おいて、fθレンズ123の前端部、すなわち、レンズ
122の前端部122aに対応する境界線をXa、fθ
レンズ123の後端部、すなわち、レンズ121の後端
部121aに対応する境界線をXb、とし、Y方向にお
いて、fθレンズ123の側端部、すなわち、出射折返
しミラー124に近い側のレンズ122の側端部122
bに対応する境界線をYa、出射折返しミラー124の
側端部124bに対応する境界線をYb、とすると、半
導体レーザ112から出射され、入射折返しミラー11
7に至る光ビーム103が、前記境界線Xa、Xb、Y
a、Ybによって規定されるエリア(E)の範囲内を通
過するように、半導体レーザ112および入射光学系が
配置されている。
【0146】これにより、光ビームのX方向およびY方
向への拡がりを防止することができ、光走査装置筐体の
小型化を図ることができる。
【0147】尚、図29のA−A線における断面図が、
図30に示される。
【0148】本実施形態の構成に対する比較例の構成が
図31に示される。同図に示すように、半導体レーザ1
12から出射され、入射折返しミラー117に至る光ビ
ーム103が、前記境界線Xa、Xb、Ya、Ybによ
って規定されるエリア(E)から外れた場合には、主走
査方向(Y方向)において、半導体レーザ112、入射
光学系101を構成するコリメータレンズ113、凹レ
ンズ114、開口板115、シリンドリカルレンズ11
6、入射折返しミラー117が、出射折返しミラー12
4の側端部124bに対応する境界線YbからT1分、
主走査方向(Y方向)に突出することになり、その分、
光走査装置筐体が大きくなってしまう。
【0149】また、別の比較例の構成が図32に示され
る。同図に示すように、半導体レーザ112を回転多面
鏡120に近設して配置し、半導体レーザ112から出
射される光ビーム103を主走査方向(Y方向)に傾け
た場合であって、XbからXaに至る部分の光ビーム1
03が、前記境界線Xa、Xb、Ya、Ybによって規
定されるエリア(E)から一部外れた場合には、入射折
返しミラー117が、出射折返しミラー124の側端部
124bに対応する境界線YbからT2分、主走査方向
(Y方向)に大きく突出することになり、その分、光走
査装置筐体が大きくなってしまう。
【0150】これに対して、本実施形態の構成によれ
ば、光走査装置22のX方向およびY方向への拡がりを
防止することによって、光走査装置筐体の小型化を図る
ことができる。
【0151】また、本実施形態の他の構成として、図3
3に示すように、光走査装置22の副走査方向(Z方
向)、すなわち、回転多面鏡120により反射された光
ビーム104の走査面に垂直な方向において、回転多面
鏡120の反射面120aの中心部120cによって規
定される境界線Zcと、該回転多面鏡120を高速回転
させるために設けられたモータなどを備えた駆動装置1
31の下端部131aによって規定される境界線Zaと
の間(Zc−Za間)に、半導体レーザ112および入
射折返しミラー117を配置してもよい。
【0152】これにより、半導体レーザ112および入
射光学系101を構成するコリメータレンズ113、凹
レンズ114、開口板115、シリンドリカルレンズ1
16、入射折返しミラー117が、駆動装置131の下
端部131aから副走査方向(Z方向)に突出すること
がないため、光走査装置22の副走査方向(Z方向)へ
の拡がりを防止することができ、光走査装置筐体の小型
化を図ることができる。
【0153】また、本実施形態の他の構成として、図3
4に示すように、光走査装置22の副走査方向(Z方
向)において、回転多面鏡120の反射面120aの中
心部120cによって規定される境界線Zcと、fθレ
ンズ123の下端部、すなわち、出射折返しミラー12
4に近い側のレンズ122の下端部122dによって規
定される境界線Zbとの間(Zb−Zc間)に、半導体
レーザ112および入射光学系101の入射折返しミラ
ー117を配置してもよい。
【0154】これにより、半導体レーザ112および入
射光学系101を構成するコリメータレンズ113、凹
レンズ114、開口板115、シリンドリカルレンズ1
16、入射折返しミラー117が、レンズ122の下端
部122dから副走査方向(Z方向)に突出することが
ないため、光走査装置22の副走査方向(Z方向)への
拡がりを防止することができ、光走査装置筐体の小型化
を図ることができる。
【0155】また、本実施形態の他の構成として、半導
体レーザ112から出射される光ビーム103、あるい
は入射光学系101の光軸が、光走査装置22本体の下
面と平行となるように配置してもよい。
【0156】すなわち、図35に示すように、半導体レ
ーザ112から出射される光ビーム103、あるいは入
射光学系101のコリメータレンズ113、凹レンズ1
14、開口板115、シリンドリカルレンズ116の光
軸103aが、光走査装置22本体を構成する下フレー
ム22aと平行となるように配置する。
【0157】これにより、半導体レーザ112および入
射光学系101を構成するコリメータレンズ113、凹
レンズ114、開口板115、シリンドリカルレンズ1
16、入射折返しミラー117を、光走査装置22本体
の下フレーム22aに支持した場合、半導体レーザ11
2、コリメータレンズ113、凹レンズ114、開口板
115、シリンドリカルレンズ116、入射折返しミラ
ー117を、下フレーム22aに沿って移動させること
によって、位置調整を容易に行うことができる。
【0158】
【発明の効果】本発明の光走査装置によれば、回転多面
鏡により反射された出射ビームの走査角センタ方向およ
び主走査方向の長さを短く構成することができるので、
光走査装置筐体の小型化を実現することができる、とい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る光走査装置が設け
られる画像形成装置の構成を示す断面構成図である。
【図2】上記画像形成装置における、感光体の周囲を詳
細に示す図である。
【図3】本発明の実施形態の光走査装置の外観を示す全
体斜視図である。
【図4】上記光走査装置の主要部品群および光ビームの
光路を示す斜視図である。
【図5】上記光走査装置において、入射ビームおよび出
射ビームの光軸を直線上に展開して表した図であり、
(a)は、走査平面に垂直な方向から見た平面図であ
り、(b)は、走査平面に平行な方向から見た側面図で
ある。
【図6】上記光走査装置を上方から見た平面図である。
【図7】上記光走査装置を主走査方向から見た断面図で
ある。
【図8】上記光走査装置の要部を説明するための概略図
である。
【図9】上記光走査装置に対する比較例の構成を示す図
である。
【図10】上記光走査装置に対する他の比較例の構成を
示す図である。
【図11】本発明の実施形態の光走査装置を主走査方向
から示す図である。
【図12】上記光走査装置に対する比較例の構成を示す
図である。
【図13】本発明の実施形態の光走査装置を副走査方向
から示す平面図である。
【図14】本発明の実施形態の光走査装置における入射
折返しミラーおよび出射折返しミラーの配置関係を示す
図である。
【図15】本発明の実施形態の光走査装置を副走査方向
から示す平面図である。
【図16】本発明の他の実施形態の光走査装置を上方か
ら見た平面図である。
【図17】上記光走査装置を主走査方向から見た図であ
る。
【図18】上記光走査装置に対する比較例の構成を示す
図である。
【図19】上記光走査装置に対する他の比較例の構成を
示す図である。
【図20】上記光走査装置に対するさらに他の比較例の
構成を示す図である。
【図21】上記光走査装置に対するさらに他の比較例の
構成を示す図である。
【図22】本発明の実施形態の光走査装置を上方から見
た平面図である。
【図23】本発明のさらに他の実施形態の光走査装置を
上方から見た平面図である。
【図24】上記光走査装置を主走査方向から見た図であ
る。
【図25】光ビームの光路を示すため、上記光走査装置
を主走査方向から見た図である。
【図26】本発明のさらに他の実施形態の光走査装置を
上方から見た平面図である。
【図27】上記光走査装置を主走査方向から見た図であ
る。
【図28】上記光走査装置の他の構成を示す平面図であ
る。
【図29】本発明のさらに他の実施形態の光走査装置を
上方から見た平面図である。
【図30】図29のA−A線における断面図である。
【図31】上記光走査装置に対する比較例の構成を示す
図である。
【図32】上記光走査装置に対する他の比較例の構成を
示す図である。
【図33】本発明の実施形態の光走査装置を主走査方向
から見た図である。
【図34】本発明の実施形態の光走査装置を主走査方向
から見た図である。
【図35】本発明の実施形態の光走査装置において、入
射ビームと装置本体の下フレームとの関係を示す図であ
る。
【図36】従来のセンタ入射式オーバーフィル型光走査
装置を示す斜視図である。
【図37】従来の斜め入射式オーバーフィル型光走査装
置を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 画像形成システム(画像形成装置) 22 光走査装置 112 半導体レーザ(ビーム出射手段) 117 入射折返しミラー(入射光学系の折返し手段) 120 回転多面鏡 123 fθレンズ(収束レンズ) 124 出射折返しミラー(出射光学系の折返し手段) 125 第2の出射折返しミラー(第2の折返し手段) 126 同期ビーム折返し手段 127 同期検出センサ 130 シリンドリカルレンズ(第2の収束レンズ) 200 感光体(被走査体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西口 哲也 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2C362 AA42 AA48 BA83 BA84 BA86 BA87 BA90 DA03 DA06 2H045 AA01 BA41 CA03 CB42 DA02 DA04 5C051 AA02 CA07 DB02 DB22 DB24 DB30 DC04 DC07 FA01 5C072 AA03 BA01 DA02 DA04 DA21 HA02 HA09 HA13 XA01 XA05

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ビームにより被走査体上を走査するため
    に、光ビームを出射するビーム出射手段と、前記ビーム
    出射手段からの入射ビームを折返し、該入射ビームを回
    転多面鏡に導くための入射光学系の折返し手段と、前記
    回転多面鏡により反射された出射ビームを折返し、前記
    被走査体に導くための出射光学系の折返し手段とを備え
    た光走査装置において、 前記入射光学系の折返し手段と前記出射光学系の折返し
    手段との最短距離が20mm未満となるように、両手段
    が互いに近設して配置されていることを特徴とする光走
    査装置。
  2. 【請求項2】前記入射光学系の折返し手段と前記出射光
    学系の折返し手段との最短距離が2mm以上15mm以
    下となるように、両手段が配置されていることを特徴と
    する請求項1記載の光走査装置。
  3. 【請求項3】前記入射光学系の折返し手段が、前記出射
    光学系の折返し手段の背面側に配置されていることを特
    徴とする請求項1または2記載の光走査装置。
  4. 【請求項4】前記入射光学系の折返し手段の一部が、前
    記出射ビームの副走査方向からみて、前記出射光学系の
    折返し手段の一部と重なり合うように、両手段が配置さ
    れていることを特徴とする請求項1または2記載の光走
    査装置。
  5. 【請求項5】光ビームにより被走査体上を走査するため
    に、光ビームを出射するビーム出射手段と、前記ビーム
    出射手段からの入射ビームを折返し、該入射ビームを回
    転多面鏡に導くための入射光学系の折返し手段と、前記
    回転多面鏡により反射された出射ビームを折返し、前記
    被走査体に導くための出射光学系の折返し手段と、前記
    入射ビームおよび出射ビームが通過する収束レンズとを
    備えた光走査装置において、 前記ビーム出射手段が、前記出射ビームの走査角センタ
    方向においては、前記回転多面鏡の後端部と前記収束レ
    ンズの後端部との間に配置されており、前記出射ビーム
    の主走査方向においては、前記出射光学系の折返し手段
    の前記入射光学系が配置される側の側端部と前記収束レ
    ンズの前記入射光学系が配置される側の側端部との間に
    配置されていることを特徴とする光走査装置。
  6. 【請求項6】前記ビーム出射手段が、前記出射ビームの
    走査角センタ方向において、前記収束レンズよりも前記
    回転多面鏡に近い側に配置されていることを特徴とする
    請求項5記載の光走査装置。
  7. 【請求項7】光ビームにより被走査体上を走査するため
    に、光ビームを出射するビーム出射手段と、前記ビーム
    出射手段からの入射ビームを折返し、該入射ビームを回
    転多面鏡に導くための入射光学系の折返し手段と、前記
    回転多面鏡により反射された出射ビームを折返し、前記
    被走査体に導くための出射光学系の折返し手段とを備え
    た光走査装置において、 前記ビーム出射手段から前記入射光学系の折返し手段ま
    での光ビームの距離をP、前記入射光学系の折返し手段
    から前記回転多面鏡までの光ビームの距離をQ、前記ビ
    ーム出射手段と前記回転多面鏡との間の最短距離をRと
    すると、 Q=0.8〜1.2P、かつ、 PまたはQ>2R の関係を満たすように、前記ビーム出射手段と前記回転
    多面鏡とが互いに近設して配置されていることを特徴と
    する光走査装置。
  8. 【請求項8】光ビームにより被走査体上を走査するため
    に、光ビームを出射するビーム出射手段と、前記ビーム
    出射手段からの入射ビームを折返し、該入射ビームを回
    転多面鏡に導くための入射光学系の折返し手段と、前記
    回転多面鏡により反射された出射ビームを折返し、前記
    被走査体に導くための出射光学系の折返し手段と、前記
    入射ビームおよび出射ビームが通過する収束レンズとを
    備えた光走査装置において、 前記入射光学系の折返し手段が、前記出射ビームの走査
    角センタ方向においては、前記収束レンズの前端部と前
    記出射光学系の折返し手段の正面側端部との間に配置さ
    れており、前記出射ビームの主走査方向においては、前
    記出射光学系の折返し手段の前記入射光学系が配置され
    る側の側端部と前記収束レンズの前記入射光学系が配置
    される側の側端部との間に配置されていることを特徴と
    する光走査装置。
  9. 【請求項9】前記入射光学系の折返し手段が、前記出射
    ビームの走査角センタ方向において、前記収束レンズよ
    りも前記出射光学系の折返し手段に近い側に配置されて
    いることを特徴とする請求項8記載の光走査装置。
  10. 【請求項10】光ビームにより被走査体上を走査するた
    めに、光ビームを出射するビーム出射手段と、前記ビー
    ム出射手段からの入射ビームを折返し、該入射ビームを
    回転多面鏡に導くための入射光学系の折返し手段と、前
    記回転多面鏡により反射された出射ビームを折返し、前
    記被走査体に導くための出射光学系の折返し手段と、前
    記入射ビームおよび出射ビームが通過する収束レンズと
    を備えた光走査装置において、 前記ビーム出射手段から前記入射光学系の折返し手段に
    至る光ビームが、前記出射ビームの走査角センタ方向に
    おいては、前記収束レンズの前端部と後端部との間の領
    域を通過し、前記出射ビームの主走査方向においては、
    前記出射光学系の折返し手段の前記入射光学系が配置さ
    れる側の側端部と前記収束レンズの前記入射光学系が配
    置される側の側端部との間の領域を通過するように構成
    されていることを特徴とする光走査装置。
  11. 【請求項11】前記ビーム出射手段および前記入射光学
    系の折返し手段が、前記出射ビームの副走査方向におい
    て、前記回転多面鏡の中心部と、該回転多面鏡を駆動す
    る駆動装置の下端部との間に配置されていることを特徴
    とする請求項10記載の光走査装置。
  12. 【請求項12】前記ビーム出射手段および前記入射光学
    系の折返し手段が、前記出射ビームの副走査方向におい
    て、前記回転多面鏡の中心部と、前記収束レンズの下端
    部との間に配置されていることを特徴とする請求項10
    記載の光走査装置。
  13. 【請求項13】画像信号に対する同期信号を検出するた
    めに、前記出射ビームの一部を予め定める方向に折返す
    同期ビーム折返し手段と、該同期ビーム折返し手段によ
    り折返された光ビームを検出する同期検出センサとを備
    え、 前記出射ビームの走査角センタからみて、前記同期ビー
    ム折返し手段が配置される側とは反対側に、前記ビーム
    出射手段および前記入射光学系の折返し手段が配置され
    ていることを特徴とする請求項1、5、7、8、10の
    いずれか1項に記載の光走査装置。
  14. 【請求項14】前記出射ビームの走査角センタからみ
    て、前記ビーム出射手段および前記同期検出センサが同
    じ側の領域内に配置されていることを特徴とする請求項
    13記載の光走査装置。
  15. 【請求項15】前記ビーム出射手段および前記同期検出
    センサが配置される領域が、画像形成装置の背面側に位
    置するように、該画像形成装置内に配置されていること
    を特徴とする請求項14記載の光走査装置。
  16. 【請求項16】前記出射ビームの主走査方向からみて、
    前記出射光学系の折返し手段によって折返された光ビー
    ムが、前記入射ビームと交差するように構成されている
    ことを特徴とする請求項1、5、7、8、10のいずれ
    か1項に記載の光走査装置。
  17. 【請求項17】前記出射光学系の折返し手段によって折
    返された光ビームをさらに折返す第2の折返し手段を備
    え、該第2の折返し手段により折返された光ビームによ
    って被走査体上を走査するように構成されていることを
    特徴とする請求項1または7に記載の光走査装置。
  18. 【請求項18】前記入射光学系の折返し手段により反射
    された光ビームと、前記回転多面鏡により反射された光
    ビームとが通過する第1の収束レンズと、前記第2の折
    返し手段と前記被走査体との間に配置され、光ビームを
    収束するための第2の収束レンズとを備え、 前記ビーム出射手段から前記入射光学系の折返し手段に
    至る光ビームと、前記出射光学系の折返し手段によって
    折返された光ビームとが、前記第1の収束レンズと第2
    の収束レンズとの間を通過するように構成されているこ
    とを特徴とする請求項17記載の光走査装置。
  19. 【請求項19】前記出射光学系の折返し手段によって折
    返された光ビームをさらに折返す第2の折返し手段を備
    え、該第2の折返し手段により折返された光ビームによ
    って被走査体上を走査するように構成されていることを
    特徴とする請求項5、8、10のいずれか1項に記載の
    光走査装置。
  20. 【請求項20】前記第2の折返し手段と前記被走査体と
    の間に配置され、光ビームを収束するための第2の収束
    レンズを備え、 前記ビーム出射手段から前記入射光学系の折返し手段に
    至る光ビームと、前記出射光学系の折返し手段によって
    折返された光ビームとが、前記収束レンズと第2の収束
    レンズとの間を通過するように構成されていることを特
    徴とする請求項19記載の光走査装置。
  21. 【請求項21】前記ビーム出射手段から前記入射光学系
    の折返し手段に至る光ビームの光路が、前記出射ビーム
    の走査角センタ方向と略平行となるように構成されてい
    ることを特徴とする請求項1、5、7、8、10のいず
    れか1項に記載の光走査装置。
  22. 【請求項22】前記ビーム出射手段から前記入射光学系
    の折返し手段に至る光ビームが、前記出射ビームの主走
    査方向からみて、装置筐体の下面と略平行となるように
    構成されていることを特徴とする請求項1、5、7、
    8、10のいずれか1項に記載の光走査装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100359412C (zh) * 2003-08-13 2008-01-02 兄弟工业株式会社 光学扫描装置及使用它的成像装置
JP2008122611A (ja) * 2006-11-10 2008-05-29 Canon Inc 走査光学装置
JP2018055030A (ja) * 2016-09-30 2018-04-05 キヤノン株式会社 光走査装置及び画像形成装置

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