JP2002286750A - コンタクトプローブ装置 - Google Patents

コンタクトプローブ装置

Info

Publication number
JP2002286750A
JP2002286750A JP2001091662A JP2001091662A JP2002286750A JP 2002286750 A JP2002286750 A JP 2002286750A JP 2001091662 A JP2001091662 A JP 2001091662A JP 2001091662 A JP2001091662 A JP 2001091662A JP 2002286750 A JP2002286750 A JP 2002286750A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
probe
contact
ring
shaped elastic
elastic body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001091662A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Tomoi
忠司 友井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hioki EE Corp
Original Assignee
Hioki EE Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hioki EE Corp filed Critical Hioki EE Corp
Priority to JP2001091662A priority Critical patent/JP2002286750A/ja
Publication of JP2002286750A publication Critical patent/JP2002286750A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Leads Or Probes (AREA)
  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プロービングの際にプロービング対象体に加
わる衝撃力を可能な限り小さくでき、しかも、耐久性を
向上させる。 【解決手段】 プローブ案内機構PMに一端が取り付け
られて他端にプローブ本体2が固定されると共にプロー
ブ案内機構PMによる案内に従ってプローブ本体2をプ
ロービング対象体Pに接触させ、かつその接触時に弾性
変形するコンタクトプローブ用固定具10と、プローブ
案内機構PMに固定された保持部材4によって保持され
ると共にプローブ本体2をプロービング対象体Pに接触
させたときにコンタクトプローブ用固定具10の弾性変
形の方向とは逆方向にコンタクトプローブ用固定具10
を付勢する付勢手段3とを備えたコンタクトプローブ装
置1であって、付勢手段3は、コンタクトプローブ用固
定具10の弾性変形に応じて弾性変形するリング状弾性
体で構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プロービング対象
体にプローブ本体を接触させて電気的検査を行うための
コンタクトプローブ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のコンタクトプローブ装置(以
下、「プローブ」ともいう)として、図6に示すプロー
ブ31が既に開発されている。このプローブ31は、プ
ローブ本体2、コンタクトプローブ用固定具10および
板バネ32を備えて構成されている。
【0003】この場合、プローブ本体2は金属材料を用
いて形成され、その先端2aがプロービング対象体に接
触させられる。
【0004】コンタクトプローブ用固定具(以下、「固
定具」ともいう)10は、樹脂成形によって、または金
属材料を加工することによって製造され、プローブ本体
2を固定するためのプローブ固定部11と、プローブ案
内機構PMに取り付けるための横L字状の取付部12
と、プローブ固定部11および取付部12を互いに連結
するための連結用アーム13,14とが一体化されて構
成されている。プローブ固定部11の左側面には、嵌合
溝11aが形成されており、同図に示すように、プロー
ブ本体2を嵌合溝11aに嵌め込むことにより、プロー
ブ本体2およびプローブ固定部11が一体化する。一
方、取付部12は、固定具10の一端に配置され、この
取付部12には、同図に示すように、プローブ31をプ
ローブ案内機構PMに固定するための固定用孔15a,
15bが形成されている。また、連結用アーム13は、
連結用アーム14よりも短めの角棒状に形成され、取付
部12およびプローブ固定部11との連結箇所には、そ
の一部を円弧状に切り欠いて肉薄に形成された支点16
a,16bが形成されている。一方、連結用アーム14
は、長尺の角棒状に形成され、取付部12およびプロー
ブ固定部11との連結箇所には、その一部を円弧状に切
り欠いて肉薄に形成された支点16c,16dが形成さ
れている。これらのプローブ固定部11、取付部12、
連結用アーム13,14および支点16a〜16dによ
ってリンク機構RMである四節回転機構が形成される。
【0005】板バネ32は、金属または合成樹脂によっ
て形成されている。この板バネ32は、一端側の端部3
2aが約90度に折曲されて全体形状がL字状に形成さ
れている。また、板バネ32は、連結用アーム13の上
方に配置されると共に、その他端側が取付部12の上面
に固定されている。さらに、板バネ32は、その一端側
の端部32aがプローブ固定部11の上部に当接するこ
とにより、プローブ固定部11を図6において下方側に
常時付勢する。
【0006】以上の構成を備えたプローブ31は、取付
部12に形成された固定用孔15a,15bを利用して
プローブ案内機構PMにねじ止めによって固定される。
また、プローブ本体2と図外の検査装置とが電気的に接
続され、その検査装置によって生成された測定用信号が
プローブ本体2に供給される。
【0007】このプローブ31を用いてプロービング対
象体に対するプロービングを行う際には、まず、プロー
ブ案内機構PMを駆動して、プローブ本体2の先端2a
をプロービング対象体の上方に位置させる。次に、プロ
ーブ案内機構PMの案内に従ってプローブ31を下動さ
せて、先端2aをプロービング対象体Pに接触させる。
次いで、プローブ31をさらに下動させると、各連結用
アーム13,14が取付部12に対して各支点16a,
16cを中心として回転し、かつプローブ固定部11が
各連結用アーム13,14に対して各支点16b,16
dを中心として回転することにより、固定具10が板バ
ネ32の付勢力に抗して弾性変形する。この際には、固
定具10自体の弾性力も加わるが、板バネ32の付勢力
に比較すると小さいため、プローブ本体2は、主として
板バネ32の付勢力によってプロービング対象体側に付
勢される。これにより、プローブ本体2の先端2aとプ
ロービング対象体とが電気的に接続される。この後、検
査装置が、測定用信号をプローブ本体2の先端2aを介
してプロービング対象体に印加した状態で所定の電気的
検査を実行する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このプロー
ブ31には、以下の問題点がある。第1に、このプロー
ブ31では、板バネ32は、その他端側のみが取付部1
2に固定される片持ち構造となっている。このため、板
バネ32の付勢力と共に板バネ32における一端側(取
付部12から延出する部位)の質量が固定具10に加わ
っている。したがって、板バネ32の等価質量(移動速
度と質量との作用を、接している点の移動速度と質量と
に置き換えた場合の実質的な質量をいう)が大きくなる
ため、プロービングの際にプロービング対象体に大きな
衝撃力が加わる結果、プロービング対象体の表面に大き
な接触痕を残すという問題がある。
【0009】第2に、このプローブ31では、固定具1
0が弾性変形する際に、板バネ32が、取付部12から
延出する部位の根元部分Gが常に基点となって弾性変形
する。したがって、このプローブ31には、板バネ32
の根元部分Gに疲労が集中して板バネ32の耐久性が低
くなる結果、プローブ31自体の耐久性も低下するとい
う問題がある。
【0010】本発明は、かかる問題点を解決すべくなさ
れたものであり、プロービングの際にプロービング対象
体に加わる衝撃力を可能な限り小さくでき、しかも、耐
久性を向上し得るコンタクトプローブ装置を提供するこ
とを主目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく請
求項1記載のコンタクトプローブ装置は、プローブ案内
機構に一端が取り付けられて他端にプローブ本体が固定
されると共に当該プローブ案内機構による案内に従って
当該プローブ本体をプロービング対象体に接触させ、か
つその接触時に弾性変形するコンタクトプローブ用固定
具と、前記プローブ案内機構に固定された保持部材によ
って保持されると共に前記プローブ本体をプロービング
対象体に接触させたときに前記コンタクトプローブ用固
定具の前記前記弾性変形の方向とは逆方向に当該コンタ
クトプローブ用固定具を付勢する付勢手段とを備えたコ
ンタクトプローブ装置であって、前記付勢手段は、前記
コンタクトプローブ用固定具の弾性変形に応じて弾性変
形するリング状弾性体で構成されていることを特徴とす
る。
【0012】請求項2記載のコンタクトプローブ装置
は、請求項1記載のコンタクトプローブ装置において、
前記保持部材は、前記リング状弾性体の被保持部を円弧
状の状態で変形不能に保持することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に係るコンタクトプローブ装置の好適な実施の形態に
ついて説明する。なお、プローブ31と同一の構成につ
いては同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0014】最初に、本発明におけるコンタクトプロー
ブ装置1(以下、「プローブ1」ともいう)の構成につ
いて、図1,2を参照して説明する。
【0015】プローブ1は、プローブ本体2、コンタク
トプローブ用固定具(以下、「固定具10」ともいう)
および、付勢手段としてのリング状弾性体3を備えてい
る。この場合、プローブ本体2および固定具10はプロ
ーブ31と同一に構成されている。なお、連結用アーム
13は、リング状弾性体3と接触する上面が平坦面に形
成されている。
【0016】リング状弾性体3は、金属、ゴムまたは合
成樹脂を用いてリング状に構成されている。具体的に
は、リング状弾性体3は、一例として肉厚が一定の短寸
円筒体で構成され、プローブ案内機構PMに固定された
保持部材4に取り付けられて保持される。この場合、保
持部材4は、全体として直方体状に形成され、その一端
がプローブ案内機構PMに固定されると共に、連結用ア
ーム13の上方において、連結用アーム13と平行な状
態に配置される。また、保持部材4の他端寄りの下面
(連結用アーム13に対向する面)には、リング状弾性
体3を嵌め入れて固定するための半円状の凹溝4aが形
成されている。ここで、凹溝4aの内径は、リング状弾
性体3の外径と同一に設定されている。また、保持部材
4は、プローブ本体2の先端2aがプロービング対象体
Pに非接触の状態においてリング状弾性体3と連結用ア
ーム13とが軽く当接してリング状弾性体3の下側半分
が若干楕円状に変形するように、連結用アーム13に離
間してプローブ案内機構PMに取り付けられている。な
お、リング状弾性体3は、凹溝4aの内周面全体に接着
剤が塗布された後に凹溝4a内に嵌め入れられることに
より、図2に示すように、その軸線Lが連結用アーム1
3の長手方向と直交するように保持部材4によって保持
されている。以上の構成により、保持部材4は、リング
状弾性体3の被保持部(上側半分)を円弧状の状態で変
形不能に、つまり、円弧状の状態を維持したままリング
状弾性体3を保持する。
【0017】次に、プロービング時のプローブ1の動作
について、図2,3を参照して説明する。
【0018】まず、プローブ案内機構PMが、図2に示
すように、プローブ本体2の先端2aをプロービング対
象体Pの上方に位置させる。次に、プローブ案内機構P
Mが、取付部12を矢印Aの方向に下動させる。これに
より、プローブ本体2が下動し、その先端2aがプロー
ビング対象体Pに接触させられる。この場合、リング状
弾性体3がプローブ案内機構PMと共に移動する保持部
材4によって保持され、かつリング状弾性体3における
連結用アーム13との当接部位と、保持部材4によって
保持される被保持部位の頂点とが、矢印A方向と平行な
仮想直線上に並んで配置される。このため、プローブ本
体2がプロービング対象体Pに当接したときに連結用ア
ーム13に印加されるリング状弾性体3の等価質量が極
めて小さくなる。したがって、プロービング対象体Pに
加わる衝撃力がプローブ31と比較して十分に小さくな
る。
【0019】次いで、プローブ案内機構PMが図3の矢
印Aの方向に取付部12をさらに下動させると、支点1
6a〜16dが同図に示すように弾性変形する。その際
に、取付部12の位置を基準として、連結用アーム1
3,14が、支点16a,16cを中心として、矢印
E,Fの方向にそれぞれ相対的に回転させられる。ま
た、リング状弾性体3が、回転する連結用アーム13に
よって偏平に弾性変形させられ、これにより、連結用ア
ーム13との接触面積が徐々に拡大する。具体的には、
取付部12の下動に応じて、リング状弾性体3では、円
弧状形状の下側半分の部位が、その下側から徐々に連結
用アーム13の上面と当接して折曲(弾性変形)して偏
平に潰れた状態に移行する。したがって、リング状弾性
体3では、折曲する部位Hが同一の位置ではなく常に変
化する。また、連結用アーム13に当接した部位から徐
々に偏平に潰れていくため、リング状弾性体3と連結用
アーム13との間には摩擦力が発生しない。さらに、リ
ング状弾性体3は、その上側半分(被保持部)が保持部
材4によって円弧状の状態で変形不能に保持されている
ため、保持部材4の下面から突出するその下側半分が、
リング状弾性体3の側面視円弧状の被保持部を含む平面
内で弾性変形する。つまり、リング状弾性体3は、連結
用アーム13の長手方向に対して垂直の方向から常に付
勢する。
【0020】また、連結用アーム13,14が矢印E,
Fの方向にそれぞれ相対的に回転させられた場合、支点
16a〜16dの弾性力に基づく元の状態に復帰しよう
とする復帰力と共に、リング状弾性体3の弾性力に基づ
く元の状態に復帰しようとする復帰力(付勢力)がプロ
ーブ本体2の先端2aに作用する。この際には、支点1
6a〜16dの復帰力が相対的に小さいため、主として
リング状弾性体3の付勢力が先端2aに作用する。この
場合、リング状弾性体3の付勢力に基づいてプローブ本
体2の先端2aを介してプロービング対象体Pに印加さ
れる静圧と、プローブ本体2のストローク量(プローブ
本体2がプロービング対象体Pと当接した後のプローブ
案内機構PMの移動量)とは、図4に示す関係を有す
る。なお、この関係を求めた際のリング状弾性体3は、
ゴムを用いて側面視形状が円形(直径:約5mm)で、
かつ断面形状も円形(直径:約0.5〜0.6mm)の
リング体に形成されている。この場合、図4における領
域Wは、連結用アーム13とリング状弾性体3との当接
関係が浅い状態に対応し、リング状弾性体3の下半分が
偏平に潰れる以前の状態(図4中の形状参照)のときの
関係を示す。この領域Wでは、同図に示すように、スト
ローク量に対する静圧の変化量が小さくなっている。ま
た、領域Xは、リング状弾性体3における連結用アーム
13との当接部位が偏平に潰れた状態(図4中の形状参
照)のときの関係を示す。この領域Xでは、同図に示す
ように、ストローク量に対する静圧の変化量が大きくな
っている。また、領域Yは、リング状弾性体3における
連結用アーム13との当接部位の面積が増え、連結用ア
ーム13に当接していない部位がハ字状に広がった状態
(図4中の形状参照)のときの関係を示す。この領域Y
では、同図に示すように、ストローク量に対する静圧の
変化量が小さくなっている。なお、実際には、プロービ
ング対象体Pに接触した後におけるプローブ本体2のス
トローク量は、通常、0.5mm未満のため、保持部材
4と連結用アーム13との離間距離を調節することによ
り、プロービング対象体Pの特性に応じて領域W、X、
Yの内のいずれの領域でリング状弾性体3を弾性変形さ
せるかを決定する。
【0021】このように、このプローブ1によれば、プ
ロービングの際にプローブ本体2によってプロービング
対象体Pに加わる衝撃力をプローブ31と比較して十分
に小さくすることができるため、プロービング対象体P
の表面に残る接触痕を十分に小さくすることができる。
また、連結用アーム13との当接によって折曲されるリ
ング状弾性体3の部位Hが同一の位置ではなく常に変動
するため、折曲に伴う疲労をリング状弾性体3の表面全
域に亘って分散させることができる。したがって、リン
グ状弾性体3を長期に亘って使用できるため、プローブ
1の耐久性を十分に向上させることができる。また、連
結用アーム13が回転してリング状弾性体3を弾性変形
させる際に、リング状弾性体3と連結用アーム13との
間に摩擦力が生じないため、摩擦によるリング状弾性体
3の劣化も防止することができる。さらに、リング状弾
性体3は、その上側半分(被保持部)が保持部材4によ
って円弧状の状態で変形不能に保持され、その下側半分
が常に連結用アーム13に対して直角となる状態を維持
しつつ弾性変形する。このため、リング状弾性体3が連
結用アーム13を常に垂直の方向から付勢する結果、効
率良く付勢することができる。また、リング状弾性体3
によって連結用アーム13に印加される付勢力が、その
弾性変形量(ストローク量)に応じて図4に示すように
変化する。したがって、保持部材4と連結用アーム13
との離間距離を調節することにより、プロービング対象
体Pの特性に最も適した静圧でプロービングを行うこと
ができる。
【0022】なお、本発明は、上記本発明の実施の形態
に示した構成に限定されない。例えば、本発明の実施の
形態では、固定具10は、リンク機構RMを備えた構成
の固定具10を例に挙げて説明したが、図5に示すよう
に、リンク機構RMを備えていない固定具22で構成さ
れたプローブ21にも本発明を適用することができる。
また、リング状弾性体3としては、断面形状が、四角形
に限らず、円形のタイプを使用することもできる。さら
に、リング状弾性体3の側面視形状も、円形に限らず、
楕円形、多角形に形成することもできる。また、リング
状弾性体3に代えて、円板状(つまり円柱状)の弾性体
を用いることもできる。加えて、リング状弾性体3の質
量が小さく、その等価質量による衝撃力のプロービング
対象体Pに対する影響が無視できる場合、リング状弾性
体3を固定具10側に固定し、リング状弾性体3の上部
を保持部材4の下面に当接させ、その上部を弾性変形さ
せる構成を採用することができる。また、リング状弾性
体3に当接する固定具10の部位の表面形状は、上述し
た平坦面にみならず、凹状面若しくは凸状面に構成する
こともできる。また、リング状弾性体3の固定具10に
対する向きも、リング状弾性体3の軸線Lが連結用アー
ム13の長手方向(固定具10の長手方向)と平行にな
るように設定することもできる。また、本発明における
保持部材は、プローブ案内機構PMと一体的に構成する
こともできる。
【0023】
【発明の効果】以上のように、請求項1のコンタクトプ
ローブ装置によれば、プローブ本体がプロービング対象
体に当接した際に、プローブ本体によってプロービング
対象体に加えられる衝撃力をプローブ31と比較して十
分に小さくすることができるため、プロービング対象体
の表面に残る接触痕を十分に小さくすることができる。
また、固定具との当接によって折曲されるリング状弾性
体の部位が同じ位置ではなく常に変動するため、折曲に
伴う疲労をリング状弾性体の表面全域に亘って分散させ
ることができ、これにより、リング状弾性体を長期に亘
って使用できる結果、コンタクトプローブ装置の耐久性
を十分に向上させることができる。加えて、付勢手段と
固定具との間に摩擦力を生じさせることなく固定具によ
ってリング状弾性体が弾性変形させられるため、摩擦に
よるリング状弾性体の劣化も防止することができる。
【0024】また、請求項2記載のコンタクトプローブ
装置によれば、リング状弾性体の被保持部を保持部材に
よって円弧状の状態で変形不能に保持したことにより、
リング状弾性体の当接部分を固定具に対して直角となる
状態を維持しつつ弾性変形させることができるため、リ
ング状弾性体が固定具を常に垂直の方向から付勢する結
果、効率良く付勢することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るプローブ1の外観斜
視図である。
【図2】プローブ本体2の先端2aがプロービング対象
体Pに接触する直前のプローブ1の側面図である。
【図3】プローブ本体2の先端2aがプロービング対象
体P側に付勢されているときのプローブ1の側面図であ
る。
【図4】プローブ本体2のストローク量とプロービング
対象体Pに加わる静圧との関係を示す説明図である。
【図5】本発明の他の実施の形態に係るプローブ21の
外観斜視図である。
【図6】既に開発されているプローブ31の外観斜視図
である。
【符号の説明】
1,21 コンタクトプローブ装置 2 プローブ本体 2a 先端 3 リング状弾性体 4 保持部材 10 固定具 11 プローブ固定部 11a 嵌合溝 12 取付部 P プロービング対象体 PM プローブ案内機構

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プローブ案内機構に一端が取り付けられ
    て他端にプローブ本体が固定されると共に当該プローブ
    案内機構による案内に従って当該プローブ本体をプロー
    ビング対象体に接触させ、かつその接触時に弾性変形す
    るコンタクトプローブ用固定具と、前記プローブ案内機
    構に固定された保持部材によって保持されると共に前記
    プローブ本体をプロービング対象体に接触させたときに
    前記コンタクトプローブ用固定具の前記前記弾性変形の
    方向とは逆方向に当該コンタクトプローブ用固定具を付
    勢する付勢手段とを備えたコンタクトプローブ装置であ
    って、 前記付勢手段は、前記コンタクトプローブ用固定具の弾
    性変形に応じて弾性変形するリング状弾性体で構成され
    ていることを特徴とするコンタクトプローブ装置。
  2. 【請求項2】 前記保持部材は、前記リング状弾性体の
    被保持部を円弧状の状態で変形不能に保持することを特
    徴とする請求項1記載のコンタクトプローブ装置。
JP2001091662A 2001-03-28 2001-03-28 コンタクトプローブ装置 Pending JP2002286750A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001091662A JP2002286750A (ja) 2001-03-28 2001-03-28 コンタクトプローブ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001091662A JP2002286750A (ja) 2001-03-28 2001-03-28 コンタクトプローブ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002286750A true JP2002286750A (ja) 2002-10-03

Family

ID=18946241

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001091662A Pending JP2002286750A (ja) 2001-03-28 2001-03-28 コンタクトプローブ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002286750A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007155688A (ja) * 2005-12-09 2007-06-21 Nidec-Read Corp プローブ装置及び基板検査装置
JP2009276120A (ja) * 2008-05-13 2009-11-26 Japan Electronic Materials Corp プローブ、及びプローブの製造方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03218473A (ja) * 1990-01-23 1991-09-26 Nippon Maikuronikusu:Kk 表示パネル用プローブ
JPH0637771U (ja) * 1992-10-23 1994-05-20 旭光学工業株式会社 プロービング装置
JPH11304835A (ja) * 1998-04-22 1999-11-05 Hioki Ee Corp コンタクトプローブ用固定具
JP2000292440A (ja) * 1999-02-02 2000-10-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子部品の測定装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03218473A (ja) * 1990-01-23 1991-09-26 Nippon Maikuronikusu:Kk 表示パネル用プローブ
JPH0637771U (ja) * 1992-10-23 1994-05-20 旭光学工業株式会社 プロービング装置
JPH11304835A (ja) * 1998-04-22 1999-11-05 Hioki Ee Corp コンタクトプローブ用固定具
JP2000292440A (ja) * 1999-02-02 2000-10-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子部品の測定装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007155688A (ja) * 2005-12-09 2007-06-21 Nidec-Read Corp プローブ装置及び基板検査装置
JP2009276120A (ja) * 2008-05-13 2009-11-26 Japan Electronic Materials Corp プローブ、及びプローブの製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006500273A (ja) ワイパー装置
JP2002286750A (ja) コンタクトプローブ装置
CN101083934A (zh) 眼压计的配置
JP2006047060A (ja) 円形の周面を有する部材の直径測定方法及び測定装置
JP2001033348A (ja) 球面測定装置
EP1777423A1 (en) Pivot joint
KR100207789B1 (ko) 폴리건미러의 압착력유지장치
JPH11304835A (ja) コンタクトプローブ用固定具
US4680969A (en) Ultrasonic probe jig
JP2000298013A (ja) 形状測定用プローブ
JP3084564B2 (ja) タッチプローブ
JP2973298B2 (ja) 測定面追従厚さ計プローブ
JP2001337109A (ja) コンタクトプローブ
US5810131A (en) Vibration reducing method
JPH09127154A (ja) プローブポジショナー装置
JPH06258541A (ja) 光ファイバのクランプ機構
WO2022038850A1 (ja) 入力装置
JP2009054266A (ja) キャリッジアセンブリの組立方法および組立装置
JPH1089907A (ja) 内径測定器
KR200145604Y1 (ko) 완충형 검사 접촉기
KR200337162Y1 (ko) 차량용 헤드램프 고정장치
JP3135346B2 (ja) X−y座標入力装置
JPH11312017A (ja) 位置微調整装置
JP2001178032A (ja) 磁石固定用のスプリング
KR20040036055A (ko) 레이저 트랙커의 리플렉터 어댑터

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080324

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100819

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100824

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101019

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101221