JP2002286362A - 乾燥装置 - Google Patents

乾燥装置

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JP2002286362A
JP2002286362A JP2001091716A JP2001091716A JP2002286362A JP 2002286362 A JP2002286362 A JP 2002286362A JP 2001091716 A JP2001091716 A JP 2001091716A JP 2001091716 A JP2001091716 A JP 2001091716A JP 2002286362 A JP2002286362 A JP 2002286362A
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air
outlet
drying
drying device
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JP2001091716A
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English (en)
Inventor
Masatoshi Okano
正敏 岡野
Shozo Yoshitomi
昭三 吉冨
Hiroshi Murata
寛 村田
Takeshi Ito
豪 伊藤
Yoshikatsu Kida
義勝 喜田
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Okano Valve Mfg Co Ltd
Original Assignee
Okano Valve Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エネルギー消費および騒音を低減し、装置全
体を小型化し、省スペース化を図ることができる乾燥装
置を提供する。 【解決手段】 空気流入口を有するケーシング11と、
ケーシング11の出口に取り付けられたノズル30とを
備え、ノズル30から乾燥用空気を吹き出す乾燥装置に
おいて、ノズル30の内壁面に開口するスリット28
と、スリット28に圧縮空気を供給する圧縮空気供給装
置39とを備えている。スリット28から吹き出す空気
流により前記ケーシング11内の空気を誘引し、ノズル
30から吹き出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、手、足、毛髪、
日用品、車その他の乾燥に用いられる乾燥装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、手や毛髪その他の乾燥に種々の乾
燥装置が用いられている。例えば、ホテルやスポーツ施
設あるいは公共施設などの洗面所では、手を洗ったのち
に手に付着した水分を乾燥装置により乾燥除去すること
が行われている。乾燥装置として、ファンで風を送り、
これをヒーターで加熱して温風とし、この温風に手を当
てて乾燥させる装置や、乾燥時間の短縮のため圧縮空気
を吹き付けて乾燥させる装置がある(特開平9−379
94号公報、特開2000−107074号公報参
照)。
【0003】これら乾燥装置はいずれも、圧縮機と圧縮
空気を蓄積するための蓄圧容器、圧縮空気の流量と圧力
を制御する圧力制御弁やヒーターなどを備えており、こ
の圧縮空気をノズルより吹き出させて、1人あるいは複
数人の手に付着した水分を吹き飛ばして乾燥する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の上記圧縮空気利
用の手乾燥装置では、1回の乾燥に多量の空気を消費す
るため、大きな容量の圧縮機や蓄圧タンクが必要にな
る。したがって、装置全体が大型化し、それに伴い圧縮
機の騒音も大きく、かつ広い設置スペースも必要になる
という問題がある。
【0005】蓄圧タンクからの圧縮空気の吹出しで手を
乾燥させる装置では、圧縮空気を加熱し、乾燥用空気を
暖めて乾燥させる。このような装置では、圧縮空気供給
ライン中にヒーターを設ける必要がある。このため、ヒ
ーター下流側に設けた電磁弁などの空圧機器等の部品が
熱により早く劣化し、耐久性が損なわれるという問題が
あった。
【0006】また、ファン使用の手乾燥機の場合、風速
が遅く、温風にして乾燥を促進するようになっている。
しかし、乾燥時間が従来のタオルなどによる乾燥に比べ
て極めて長く、使い勝手上の問題があった。
【0007】この発明は、このような従来の課題を解決
するものであり、エネルギー消費および騒音を低減し、
装置全体を小型化し、省スペース化を図ることができる
乾燥装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の乾燥装置は、
空気流入口を有するケーシングと、ケーシングの出口に
取り付けられたノズルとを備え、ノズルから乾燥用空気
を吹き出す乾燥装置において、前記ノズル内壁周面に開
口するスリットと、スリットに圧縮空気を供給する圧縮
空気供給装置とを備え、前記スリットから吹き出す空気
流により前記ケーシング内の空気を誘引し、前記ノズル
から吹き出す。
【0009】上記乾燥装置ではスリットからノズル内に
吹き出した圧縮空気は、コアンダ効果によりノズル内壁
面に付着してノズル吹出し口に向かって流れる。このノ
ズル内壁面に付着した空気流れによって、ケーシング内
の空気がノズル内に誘引されるので、ノズルからの空気
吹出し量は増加する。測定結果によれば、ノズルからの
空気吹出し量はスリットからの吹出し量の4倍以上とな
る。スリットへの圧縮空気供給量は少なくてすむので、
エネルギー消費および騒音は低減し、乾燥装置は小型と
なり、装置設置面積は狭くてよい。
【0010】上記乾燥装置において、ファンおよびヒー
ターの少なくとも1つをケーシング内に設けることが好
ましい。ファンにより乾燥用空気量が増し、またヒータ
ーにより乾燥用空気の温度が上がる。これにより、乾燥
時間を短縮することができる。
【0011】前記ノズルを中細ノズルとし、スリットを
ノズルのど部に周方向に沿って開口するようにしてもよ
い。ケーシング内の空気はスリットからのど部に吹き出
す空気流により先細部に誘引され、ついで末広部から流
れの断面積を徐々に広げながらノズル吹出し口から吹き
出す。ノズルは、中細ノズルに代えて先細ノズルまたは
ストレートノズルであってもよい。
【0012】前記ノズルの出口周囲に複数の整流板を放
射状に配列してもよい。整流板によりノズル吹出し口周
辺の空気が整流されるので、乾燥用空気のノズルからの
騒音を抑えることができる。
【0013】前記のズルノ出口に空気吹出し方向を周期
的に変える揺動板を設けてもよい。揺動板により乾燥用
空気の吹出し範囲を広げることができる。
【0014】ノズル入口部材とノズル出口部材とをガス
ケットを介してボルトで締結したノズルボデーをケーシ
ングの出口部に挿入し、前記ノズル入口部材およびノズ
ル出口部材の流路面とケーシングの壁面とでノズル断面
が長方形の中細ノズルを形成し、前記ガスケットの内周
側にノズルのど部に開口する細長のスリットを形成する
ことも可能である。
【0015】また、ノズル入口部材とノズル出口部材と
をガスケットを介してボルトで締結した2組のノズルボ
デーを相対するようにしてケーシングの出口部に挿入
し、相対する前記ノズル入口部材およびノズル出口部材
の前面どうしでノズル断面が長方形の中細ノズルを形成
し、前記ガスケットの内周側にノズルのど部に開口する
細長のスリットを形成するようにしてもよい。
【0016】上記ノズルボデーを備えた乾燥装置はいず
れも、1個のノズルで幅広の乾燥用空気吹出し口を形成
することができるので、乾燥用空気を細長い範囲に供給
しなければならないノズルの構造を簡単、かつ小型化す
ることができる。
【0017】上記ノズルボデーを備えた乾燥装置におい
て、騒音を少なくするために、前記長方形断面のノズル
を複数の整流板でノズル長手方向に間隔をおいて仕切る
ようにしてもよい。
【0018】また、前記ノズル出口部材の出口側にノズ
ル長手方向に延びるエゼクタ板を設け、エゼクタ板にノ
ズル長手方向に延びる空気吸込み孔を設けるようにして
もよい。ノズル内の空気流により空気吸込み孔からノズ
ル外の空気がノズル内に誘引され、乾燥用空気の吹出し
量を増すことができる。
【0019】この発明の他の乾燥装置は、空気流入口を
有し、出口が先細ノズルとなったケーシングと、ケーシ
ング内に取り付けられたファンと、ノズルを取り囲み、
ノズルとの間に環状の空気吸込み流路を形成する漏斗状
の出口部材とを備え、ノズルから吹き出す空気により空
気吸込み流路の入口周辺の空気を誘引し、ノズルからの
空気と混合して前記出口部材から吹き出す。
【0020】上記乾燥装置は、先細ノズルから吹き出す
空気流により空気吸込み流路入口周辺の空気が空気吸込
み流路内に誘引され、先細ノズルからの空気と混合する
ので乾燥用空気の吹出し量を増すことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】この発明の第1の実施の形態を図
1および図2に基づいて説明する。乾燥装置は、主とし
て乾燥装置本体10および圧縮空気供給装置39からな
っている。乾燥装置本体10はケーシング11およびノ
ズルボデー20を備えている。ケーシング11は、入口
に多数の空気導入孔13を有するカバー12が設けられ
ており、円胴部14の出口側にスカート15が形成され
ている。
【0022】ノズルボデー20はケーシング11のスカ
ート15に取り付けられており、長方形板状のノズル入
口部材21と直方体ブロック状のノズル出口部材22と
を備えている。ノズル入口部材21およびノズル出口部
材22には、それぞれ長辺方向に並ぶ2個の流路が設け
られている。ノズル入口部材21およびノズル出口部材
22はガスケット24を介してボルト25で締結されて
一体となっており、2個のノズル30が形成されてい
る。ノズル入口部材21の流路はノズル30の先細部3
1となっており、ノズル出口部材22の流路は末広部3
4となっている。先細部31の出口部と末広部34の入
口部とで、のど部32が形成されている。先細部31の
角度αは0〜30°、末広部34の角度βは0〜60°
程度である。
【0023】ノズル出口部材22には末広部34の入口
部33の外側に環状の空気溜り27が設けられている。
前記ガスケット24は、空気溜り27の外側に挿入され
ている。ガスケット24の挿入により、のど部32に開
口する環状のスリット28が形成されている。スリット
28の隙間はガスケットの厚みに等く、例えば0.01
〜0.4mm程度である。末広部34の入口部33は、ス
リット出口から末広部34に滑らかにつながる曲面とな
っている。ノズル出口周囲に、複数の整流板36がノズ
ル周方向に沿って放射状に取り付けられている。
【0024】圧縮空気供給装置39は、圧縮機、圧縮空
気を蓄積する蓄圧容器、空気に水分・ごみが浸入するの
を防ぐフィルタ、圧縮空気の流量と圧力とを制御する圧
力制御弁圧縮空気の供給を制御する電磁弁(いずれも図
示しない)を備えている。
【0025】つぎに、上記乾燥装置の作動について説明
する。電磁弁を操作して圧縮空気を空気配管38を通し
て空気溜り27へ供給すると、圧縮空気はスリット28
からのど部32に流出する。スリット28から流出した
圧縮空気は、コアンダ効果により末広部34の入口部3
3の曲面に付着して矢印aのように末広部34に流出す
る。このとき、スリット28より流出した圧縮空気は、
ケーシング11内の大量の空気を誘引する。誘引された
空気はスリットに供給された圧縮空気と共にノズル30
から吹き出す。スリット28に供給された圧縮空気が少
量であっても、ノズル出口での吹出し空気量は供給空気
量の4倍以上となり、大量の乾燥用空気が吹き出す。こ
の結果、供給空気量は大幅に節約される。
【0026】ノズルからの乾燥用空気の吹出しにより、
矢印bのようにノズル出口周囲の空気が誘引される。誘
引された空気は前記整流板36により整流されるので、
吹出し空気音が低減する。また、誘引された空気はノズ
ル30からの空気と混合して吹き出すため、吹出し空気
量が増加する。
【0027】この発明の第2の実施の形態を図3および
図4に基づいて説明する。図1および図2と同様の部材
には同じ参照符号を付け、その詳細な説明は省略する。
この実施の形態の乾燥装置は底面図が図2に示す図面と
同じであるので、底面図は省略する。
【0028】乾燥装置は、主として乾燥装置本体40お
よび圧縮空気供給装置50からなっている。乾燥装置本
体40はケーシング11、ファン41、ヒーター43、
およびノズルボデー20を備えている。
【0029】ケーシング11は、入口に多数の空気導入
孔13を有するカバー12が設けられており、円胴部1
4の出口側にスカート15が形成されている。ケーシン
グ11内の入口寄りに、通風路18を有する取付け板1
7を介してファン41およびこれを駆動するモーター4
2が取り付けられている。また、ケーシング11内には
ファン41の下流側にヒーター43が設けられている。
ヒーター43は、ニクロム線などの電熱線を備えてい
る。ノズルボデー20は図1に示すものと同じ構造であ
るで、その説明は省略する。
【0030】圧縮空気供給装置50は、図4に示すよう
に圧縮機51と圧縮空気を蓄積する蓄圧容器52とを備
えている。蓄圧容器52には乾燥用空気に水分・ごみが
浸入するのを防ぐフィルタ53および圧縮空気の流量と
圧力とを制御する圧力制御弁54が接続されている。圧
縮空気の供給を制御する第1電磁弁56および第2電磁
弁57が、圧力制御弁54に接続されている。第2電磁
弁57には、絞り弁58が接続されている。絞り弁58
は、これより流出する圧縮空気が第1電磁弁56からの
流出量より一定量少なくなるように調整されている。第
1電磁弁56と第2電磁弁57とを切り換えて、ノズル
からの空気吹出しを強または弱に切り換える。なお、圧
縮機51、蓄圧容器52、フィルタ53、圧力制御弁5
4その他は、手や足の乾燥場所の近辺に設置してもよい
が、騒音防止と省スペース化のために乾燥装置本体40
とは別置きにしてもよい。
【0031】前記ファン駆動用モーター42、ヒーター
43、第1電磁弁56、および第2電磁弁57に、電源
60から電力が供給される。第1電磁弁56、および絞
り弁58が接続された第2電磁弁57は、空気配管38
を介して前記空気溜り27に接続されている。手その他
の物体を検知する光学式物体センサ62が、乾燥装置本
体40のケーシング11に設けられている。物体センサ
62はケーシング11にノズル出口近くにきた手や足な
どを検出し、その信号をコントローラ63に出力する。
コントローラ63は、第1電磁弁56と第2電磁弁57
とを切り換える切換えスイッチ64を備えている。ファ
ン駆動用モーター42、ヒーター43、第1電磁弁5
6、および第2電磁弁57のスイッチ66、67、6
8、69に、それぞれコントローラ63からスイッチ制
御信号が出力される。
【0032】つぎに、乾燥装置が手乾燥装置であるとし
て、上記乾燥装置の作動について説明する。手乾燥装置
の利用者が手をノズル出口にもってくると、物体センサ
62が手を検出し、その信号をコントローラ63に出力
する。コントローラ63からのスイッチ制御信号によ
り、ファン駆動用モーター42およびヒーター43のス
イッチ66、67が閉じ、これら装置が作動する。ま
た、第1電磁弁56のスイッチ68が閉じ、圧縮空気が
空気配管38を通って空気溜り27へ導入される。圧縮
空気は、ノズル入口部材21とノズル出口部材22との
間に形成されたスリット28からのど部32に流出す
る。スリット28から流出した圧縮空気は、コアンダ効
果により末広部入口の曲面に付着して矢印aのようにの
ど部32に流出する。このとき、スリット28からのど
部32に流出した圧縮空気は先細部31を通じてケーシ
ング11内から大量の空気を誘引する。この誘引によ
り、スリット28に供給された圧縮空気は少量であって
も、ノズル出口での吹出し空気量は供給空気量の4倍以
上となり、大量の乾燥用空気が吹き出す。この結果、供
給空気量は大幅に節約される。
【0033】ケーシング11のカバー12の空気導入孔
13から吸い込まれる空気はヒーター43で加熱され、
ノズル30から温風となって吹き出される。さらに、フ
アン41を駆動すると、温風を強制的にノズル30に送
り込むため、吹出し空気量が例えば20%程度更に増加
する。ノズル30からの乾燥用空気の吹出しにより、矢
印bのようにノズル出口周囲の空気が誘引される。誘引
された空気は前記整流板36により整流されるので、吹
出し空気音が低減する。また、誘引された空気はノズル
からの空気と混合して吹き出すため、吹出し空気量が増
加する。
【0034】乾燥が終り、手をノズル出口から遠ざける
と、物体センサ62がこれを検出し、ファン41および
ヒーター43のスイッチ66、67が開き、これら装置
の作動は停止する。同時に、第1電磁弁56または第2
電磁弁57の開ポートが閉ポートに切り換わり、スリッ
ト28への圧縮空気の供給が止まり、ノズル30からの
空気吹出しが止まる。
【0035】上記乾燥装置において、第1電磁弁56か
らスリット28に圧縮空気を供給し、濡れた個所の水滴
を高速空気流で吹き飛ばす。ついで、第2電磁弁57に
切り換えて低速空気流とし、空気を加熱して温風により
乾燥する。これにより、迅速にな乾燥することができ
る。
【0036】図1および図3に示す乾燥装置ではノズル
が2個であるが、これは吹出し空気の出口が1箇所だけ
では、手や足全体の乾燥面積に対して不足となり、乾燥
時間が長くなる場合がある。このような場合、ノズルを
2個以上にすることにより、手や足の乾燥可能面積を増
やし、乾燥時間が短縮される。ノズルを大きくして1個
のノズルだけで十分な乾燥用空気量を得るようにしても
よい。図3に示す乾燥装置ではファンおよびヒーターを
備えていたが、乾燥条件によっては、いずれか一方を省
略してもよい。スリットの間隙をガスケットで設ける代
わりに、ノズル入口部材の底面またはノズル出口部材の
上面にスリットの間隙に相当する段を設けてもよい。
【0037】図5および図6は、第3の実施の形態を示
している。図1に示す乾燥装置と同様の部材には同一の
参照符号を付け、その詳細な説明は省略する。この実施
の形態では、空気吹出し方向を周期的に変える揺動板7
0を備えている。回転軸71が2つのノズル30の出口
中心を結ぶ直線に沿ってノズル出口部材22に回転可能
に支持されている。回転軸径方向に延びる3枚の揺動板
70が、ノズル出口に位置するようにして回転軸71に
取り付けられている。モーターおよび伝動機構(いずれ
も図示しない)を備えた駆動装置72が、ケーシング1
1に取り付けられている。駆動装置72は回転軸71を
一定角度(例えば90゜)の範囲で往復回転し、揺動板
70は揺動して空気吹出し方向を周期的に変える。空気
吹出し方向の変化により、手または足の全体に空気が満
遍なく吹き付けられるので、乾燥時間は短縮される。
【0038】図7〜図9は、第4の実施の形態を示して
いる。図1に示す乾燥装置と同様の部材には同一の参照
符号を付け、その詳細な説明は省略する。乾燥装置本体
80は、ケーシング81の出口部82が長方形断面とな
っており、出口部82にノズルボデー85が挿入されて
いる。ノズルボデー85は、棒状のノズル入口部材86
と短い角柱状のノズル出口部材90とがガスケット97
を介してボルト98で締結されて構成されている。図9
に示すように、ノズル入口部材86は断面形状が台形を
しており、ノズル入口部材86の前面は前方(図9で左
側)に向かって傾斜している。ノズル出口部材90は、
断面形状がほぼ長方形をした本体91と本体91から下
方に延びるエゼクタ板93とからなっている。ノズル出
口部材91の前面は後方に向かって傾斜している。ノズ
ルボデー85の両側端面は、カバー107で塞がれてい
る。前記ノズル入口部材86およびノズル出口部材90
の傾斜する前面92とケーシング81の出口部82の壁
面との間が、流路断面が長方形のノズル100となって
いる。ノズル入口部材86はノズル100の先細部10
1となっており、ノズル出口部材90は末広部103と
なっている。先細部101の出口部と末広部103の入
口部とで、のど部102が形成されている。ノズル10
0は、複数の整流板105で幅方向(ノズルボデー85
の長手方向)に間隔をおいて仕切られている。エゼクタ
板93はケーシング81の出口部82から突き出てお
り、流路が広くなるように末広部103の流路面より後
側(図9で左寄り)に位置している。エゼクタ板93に
は、幅方向に延びる空気吸込み孔94が設けられてい
る。
【0039】ノズル出口部材90の入口側には、入口側
端面に開口し、幅方向に延びる空気溜り95が設けられ
ている。前記ガスケット97は、空気溜り95の外側に
挿入されている。ガスケット97の挿入により、ガスケ
ット97の内側にのど部102に開口する細長のスリッ
ト99が形成されている。スリット99の隙間は、ガス
ケット97の厚みに等しい。末広部103の入口部は、
スリット出口から末広部103に滑らかにつながる曲面
となっている。
【0040】上記空気溜り95には、圧縮機、蓄圧容
器、電磁弁などを備えた前記圧縮空気供給装置50から
空気配管38を介して圧縮空気が供給される。
【0041】上記のように構成された乾燥装置の作動
は、図1に示す乾燥装置と基本的に同じである。この乾
燥装置では、更に前述のようにノズル出口部材90のエ
ゼクタ板93に空気吸込み孔94が設けられているの
で、ノズル内の高速空気流により空気吸込み孔周囲の空
気がノズル内に吸い込まれ、ノズル100から吹き出す
乾燥用空気の流量が2倍以上増加する。前記整流板10
5はノズル内に吸い込まれた空気を整流するので、乾燥
用空気の吹出し音は10%以上低減する。また、この乾
燥装置ではノズル幅方向に空気の吹出し口が長いため、
手や足を乾燥する際、手足をノズルボデーの長手方向に
動かす必要はないため、短時間で手足を乾燥することが
できる。
【0042】図10〜12は、第5の実施の形態を示し
ている。図7に示す乾燥装置と同様の部材には同一の参
照符号を付け、その詳細な説明は省略する。乾燥装置本
体110のケーシング111の出口部112に、対向す
る1対のノズルボデー85が挿入されている。各ノズル
ボデー85の構造は、図7に示すものと同じである。対
向するノズルボデー85は両側端にそれぞれカバー10
7が取り付けられており、流路断面が長方形のノズル1
20を構成している。2個のノズルボデー85が対向し
た状態で、ノズル入口部材86はノズル120の先細部
121となっており、ノズル出口部材90は末広部12
3となっている。先細部121の出口部と末広部123
の入口部とで、のど部122が形成されている。対向す
るノズルボデー85の間隔は、ノズル120の流路断面
積で決められる。先細ノズル120は、複数の整流板1
05で幅方向(ノズルボデー85の長手方向)に間隔を
おいて仕切られている。
【0043】ノズル出口部材86の入口側には、入口側
端面に開口し、幅方向に延びる空気溜り95が設けられ
ている。前記ガスケット97は、空気溜り95の外側に
挿入されている。ガスケット97の挿入により、ガスケ
ット97の内側にはノズルのど部122に開口する細長
のスリット99が形成されている。スリット99の隙間
は、ガスケット97の厚みに等しい。末広部123の入
口部は、スリット出口から末広部123に滑らかにつな
がる曲面となっている。
【0044】上記空気溜り95には、圧縮機、蓄圧容
器、電磁弁などを備えた前記圧縮空気供給装置50から
空気配管38を介して圧縮空気が供給される。
【0045】上記のように構成された乾燥装置の作動
は、図7に示す乾燥装置と基本的に同じである。この乾
燥装置では、更に前述のようにノズルボデー85のエゼ
クタ板93に空気吸込み孔94が設けられているので、
ノズル内の高速空気流により空気吸引孔周囲の空気がノ
ズル内に吸引され、ノズルから吹き出す乾燥用空気の流
量が2倍以上増加する。前記整流板105はノズル内に
吸い込まれた空気を整流するので、乾燥用空気の吹出し
音は20%以上低減する。また、この乾燥装置ではノズ
ルの空気吹出し口が長いため、手や足を乾燥する際、手
足をノズルボデーの長手方向に動かす必要はないため、
短時間で手足を乾燥することができる。
【0046】図13および図14は、第6の実施の形態
を示している。乾燥装置の乾燥装置本体130は、ケー
シング131および出口部材140を備えている。ケー
シング131は入口に多数の空気導入孔133を有する
カバー132が設けられており、円胴部134の出口側
は先細のノズル136となっている。
【0047】出口部材140は円錐台状の空気吸込み部
141と円筒状の吹出し部142とからなり、全体とし
て漏斗状をしている。出口部材140は、支柱144に
よりノズル136に取り付けられている。空気吸込み部
141はノズル136を取り囲み、環状の空気吸込み流
路146を形成している。ノズル136と出口部材14
0は、エゼクタを構成している。吹出し部142の出口
側内部に、複数の整流板149が径方向に沿って平行に
取り付けられている。
【0048】ケーシング131内の入口寄りに、通風路
18を有する取付け板17を介してファン41およびこ
れを駆動するモーター42が取り付けられている。ま
た、ケーシング131内にはファン41の下流側にヒー
ター43が設けられている。ヒーター43は、ニクロム
線などの電熱線を備えている。
【0049】上記のように構成された、乾燥装置の作動
について説明する。ファン41の駆動により空気導入孔
133から空気がケーシング131内に吸い込まれ、空
気はヒーター43で加熱される。加熱された空気は、ノ
ズル136を通って吹出し口147から温風となって吹
き出される。このとき、空気吸込み流路146の入口周
辺の空気がノズル136から吹き出す温風により誘引さ
れ、ノズル出口で温風と混合する。この結果、多量の乾
燥用空気が吹出し口から吹き出す。
【0050】つぎに、上述の乾燥装置の利用例について
説明する。図15は、ボデー乾燥装置150の例を示し
ている。図3に示す乾燥装置本体40の出口寄りに、ホ
ース接続金具151が設けられている。ホース接続金具
151には、エアホース152を介して圧縮空気供給装
置(図示しない)が接続されている。ホース接続金具1
51の出口は、空気溜り27に通じている。ホース接続
金具151の底面に、把手153が取り付けられてい
る。乾燥用空気の発生および吹出しは、図1に示す装置
と同じである。把手153を持ち、吹付け箇所を変えな
がら温風を吹き付けて、ボデー全体を乾燥する。このボ
デー乾燥装置は、乾燥機が上下動する従来のボデー乾燥
装置(例えば、特開平7−8412号「電気温風乾燥
機」参照)に比べて小型、構造簡単かつ廉価である。こ
の乾燥装置と同様の構造の乾燥装置は、ヘアまたは洗車
の乾燥装置として用いることもできる。弱い乾燥能力で
あってもよい場合、図1に示す装置に代えて図15の乾
燥装置本体130を用いてもよい。
【0051】図16および17は、図3に示す乾燥装置
本体40を足乾燥装置155に用いた例を示している。
縦断面がコ字形をした足挿入ボックス156の両側壁1
57に図1に示す乾燥装置本体40が取り付けられてい
る。各乾燥装置本体40には、空気配管を介して圧縮空
気供給装置(図示しない)が接続されている。
【0052】足Fを乾燥するには、ぬれた足Fを足挿入
ボックス157に入れ前後上下させる。乾燥装置本体4
0の両側面から吹き出した空気は、足Fに付着した水滴
を吹き飛ばして足Fを乾燥する。乾燥装置本体40は水
平面に対して0〜45°程度傾けてあるので、乾燥用空
気は足Fの斜め下方向に吹き出して足Fの甲や裏に付着
した水滴を吹き飛ばす。吹き飛んだ水滴は上方に飛散し
ないので、すねや衣服などがぬれることはない。乾燥装
置本体として、図1、5、7および10にそれぞれ示す
乾燥装置本体を適用することができる。
【0053】図18および19は、かさ乾燥装置160
を示している。かさ乾燥装置は、環状部162および環
状部162から下方に延びる筒部163からなるケーシ
ング161を備えている。ケーシング161内の環状の
フレーム164に8個の乾燥装置本体165が円周方向
に沿って取り付けられている。乾燥装置本体165の構
造は実質的に図3に示すものと同じであるが、ノズル1
66が1個となっている。ノズル166は、環状部16
2の中心に向かって開口している。各乾燥装置本体16
5には、空気配管を介して圧縮空気供給装置(図示しな
い)が接続されている。
【0054】上記のように構成されたかさ乾燥装置16
0において、濡れたかさをケーシング161内に挿入
し、数回上下する。かさの挿入を検知する物体センサ
(図示しない)がかさを検知すると、かさの周囲から温
風が吹き出し、かさに付着した水滴を吹き飛ばすととも
に、温風によりかさを乾燥する。乾燥装置本体として、
図1、5、7および10にそれぞれ示す乾燥装置本体を
適用することができる。
【0055】図20および図21は、手乾燥装置を示し
ている。手乾燥装置170は、2個の乾燥装置本体17
5が対向し、支持板171の上部から前方に突き出るよ
うにして取り付けられている。乾燥装置本体175は、
図3に示す乾燥装置本体40を組み合わせた構造になっ
ている。手乾燥装置170は、洗面台などに取り付けて
用いる。
【0056】手を乾燥するには、対向する乾燥装置本体
175の間で手を挿入する。手の挿入を検知する物体セ
ンサ(図示しない)が検知すると、ノズル30から温風
が吹き出す。上記手乾燥装置170において、乾燥装置
本体175を図7または図10に示す乾燥装置本体を用
いてもよい。
【0057】図22は、簡単な構造の手乾燥装置180
を示している。乾燥装置本体130は図13に示すもの
であり、スタンド181に取り付けられて洗面台182
などに固定される。乾燥装置本体130は内部にファン
およびヒーター(いずれも図示しない)を備えている。
乾燥装置本体は、図1または図3に示すものであっても
よい。この場合には、圧縮空気供給装置から乾燥装置本
体のスリットに圧縮空気が供給される。
【0058】図23は、手乾燥装置192を備えた洗面
化粧台190を示している。この洗面化粧台190は、
多人数が利用する温泉、ホテルの大浴場などで使用され
る。洗面化粧台190には洗面器191ごとに手乾燥装
置192が設けられており、また洗面化粧台190の両
端に隣接して足乾燥装置155が配置されている。手乾
燥装置192および足乾燥装置155には、洗面化粧台
190の下に設置された圧縮空気供給装置195から空
気配管196を介して圧縮空気が供給される。なお、図
中の参照符号193は、足乾燥装置利用者のための支え
棒である。
【0059】
【実施例】図1に示す乾燥装置のノズル単体について、
風速計で乾燥空気の流速を測定し、コアンダ効果による
乾燥用空気の増量を求めた。なお、圧縮空気の圧力は
0.20MPaであった。流速は、ノズル出口から15mm
の位置で測定した。また、乾燥用空気の増量は、流速の
増加により推定した。表1に流速の測定結果を示す。
【0060】
【表1】
【0061】上記測定条件でスリットから圧縮空気を吹
き出させた場合、吹出し無しの場合に比べて4〜5倍程
度の吹出し量となることがわかった。
【0062】
【発明の効果】この発明の圧縮空気をスリットからノズ
ル内に吹き出させる乾燥装置では、ノズルからの乾燥用
空気吹出し量は、コアンダ効果によりスリットからの吹
出しがない場合に比べて4倍以上になる。スリットへの
圧縮空気供給量は少なくてすむので、エネルギー消費お
よび騒音は低減し、乾燥装置は小型となり、装置設置面
積は狭くてよい。また、少量の圧縮空気をスリットから
ノズル内に吹き出させることで、大量の乾燥用空気をノ
ズルから吹き出させることができるので、容易に高速空
気流を得ることができる。したがって、濡れた個所の水
滴を高速空気流で吹き飛ばしたのち、低速空気流に切り
換えて空気を加熱し、温風により乾燥させることによ
り、迅速にな乾燥することができる。
【0063】出口が先細ノズルとなったケーシングと、
ノズルとの間に環状の空気吸込み流路を形成する漏斗状
の出口部材とを備えた乾燥装置では、ノズルから吹き出
す空気により吸引された空気吸込み流路の入口周辺の空
気が、先細ノズルからの空気と混合するので乾燥用空気
の吹出し量を増すことができる。この乾燥装置は、スリ
ットやスリットに圧縮空気を供給する装置が不要なの
で、構造が簡単であり、設置面積も少なくてすむ。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態を示すもので、乾
燥装置の縦断面図である。
【図2】図1に示す乾燥装置の底面図ある。
【図3】この発明の第2の実施の形態を示すもので、乾
燥装置の縦断面図である。
【図4】図3に示す乾燥装置の圧縮空気供給装置のブロ
ック図である。
【図5】この発明の第3の実施の形態を示すもので、乾
燥装置の縦断面図である。
【図6】図5に示す乾燥装置の底面図である。
【図7】この発明の第4の実施の形態を示すもので、乾
燥装置の縦断面図である。
【図8】図7に示す乾燥装置の底面図である。
【図9】図7に示す乾燥装置のノズルボデーの斜視図で
ある。
【図10】この発明の第5の実施の形態を示すもので、
乾燥装置の縦断面図である。
【図11】図10に示す乾燥装置の底面図である。
【図12】図10に示す乾燥装置のノズルボデーの斜視
図である。
【図13】この発明の他の実施の形態を示すもので、乾
燥装置の縦断面図である。
【図14】図13に示す乾燥装置のノズル出口の底面図
である。
【図15】この発明の乾燥装置に利用例であって、ボデ
ー乾燥装置の縦断面図である。
【図16】この発明の乾燥装置に利用例であって、足乾
燥装置の横断面図である。
【図17】図16に示す足乾燥装置の縦断面図である。
【図18】この発明の乾燥装置に利用例であって、かさ
乾燥装置の斜視図である。
【図19】図18に示すかさ乾燥装置に設けられた乾燥
装置本体の一部を示す横断面図である。
【図20】この発明の乾燥装置に利用例であって、手乾
燥装置の斜視図である。
【図21】図20に示す手乾燥装置の横断面図である。
【図22】この発明の乾燥装置に利用例であって、手乾
燥装置の斜視図である。
【図23】この発明の乾燥装置に利用例であって、手乾
燥装置および足乾燥装置を備えた化粧洗面台の斜視図で
ある。
【符号の説明】
10 乾燥装置本体 11 ケーシン
グ 12 カバー 13 空気導入
孔 20 ノズルボデー 21 ノズル入
口部材 22 ノズル出口部材 24 ガスケッ
ト 25 ボルト 27 スリット 28 空気溜り 30 ノズル 31 先細部 32 ノズルの
ど部 34 末広部 36 整流板 38 空気配管 39 圧縮空気
供給装置 40 乾燥装置本体 41 ケーシン
グ 42 ヒーター 50 圧縮空気
供給装置 51 圧縮機 52 蓄圧容器 54 圧力制御弁 56 第1電磁
弁 57 第2電磁弁 58 絞り弁 60 電源 62 物体セン
サ 63 コントローラ 70 揺動板 71 回転軸 72 駆動装置 80 乾燥装置本体 82 ケーシン
グ 85 ノズルボデー 86 ノズル入
口部材 90 ノズル出口部材 93 エゼクタ
ー板 94 空気吸込み孔 95 空気溜り 97 ガスケット 99 スリット 100 ノズル 101 先細部 102 ノズルのど部 103 末広部 105 整流板 110 乾燥装
置本体 111 ケーシング 120 ノズル 121 先細部 122 ノズル
のど部 123 末広部 130 乾燥装
置本体 131 ケーシング 136 ノズル 140 出口部材 141 空気吸
込み部 142 吹き出し部 146 空気吸
込み流路 149 整流板 150 ボデー
乾燥装置 151 ホース接続金具 152 エアホ
ース 153 把手 155 足乾燥
装置 156 足挿入ボックス 157 ボック
ス側壁 160 かさ乾燥装置 161 ケーシ
ング 162 ケーシング環状部 163 ケーシ
ング筒部 164 フレーム 165 乾燥装
置本体 166 ノズル 170 手乾燥
装置 171 支持板 175 乾燥装
置本体 180 手乾燥装置 181 スタン
ド 182 洗面台 190 洗面化
粧台 191 洗面器 192 手乾燥
装置 195 圧縮空気供給装置 196 空気配
フロントページの続き (72)発明者 村田 寛 福岡県北九州市門司区中町1番14号 岡野 バルブ製造株式会社内 (72)発明者 伊藤 豪 福岡県北九州市門司区中町1番14号 岡野 バルブ製造株式会社内 (72)発明者 喜田 義勝 福岡県北九州市門司区中町1番14号 岡野 バルブ製造株式会社内 Fターム(参考) 3L113 AA01 AB02 AC08 AC30 AC48 AC50 AC52 AC55 AC63 AC66 BA01 CB04 CB20 CB24 CB26 CB34 DA02 DA10 DA13 DA17 DA26

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気流入口を有するケーシングと、ケー
    シングの出口に取り付けられたノズルとを備え、ノズル
    から乾燥用空気を吹き出す乾燥装置において、前記ノズ
    ル内壁面に開口するスリットと、スリットに圧縮空気を
    供給する圧縮空気供給装置とを備え、前記スリットから
    吹き出す空気流により前記ケーシング内の空気を誘引
    し、前記ノズルから吹き出すことを特徴とする乾燥装
    置。
  2. 【請求項2】 前記ケーシング内に、ファンおよびヒー
    ターの少なくとも1つを備えた請求項1記載の乾燥装
    置。
  3. 【請求項3】 前記ノズルが中細ノズルであり、前記ス
    リットがノズルのど部に周方向に沿って開口する請求項
    1または請求項2記載の乾燥装置。
  4. 【請求項4】 前記ノズルの出口周囲に放射状に配列さ
    れた複数の整流板を備えた請求項1、2または3記載の
    乾燥装置。
  5. 【請求項5】 前記のズルノ出口に空気吹出し方向を周
    期的に変える揺動板を備えた請求項1〜4のいずれか1
    項に記載の乾燥装置。
  6. 【請求項6】 ノズル入口部材とノズル出口部材とがガ
    スケットを介してボルトで締結されたノズルボデーがケ
    ーシングの出口部に挿入されており、前記ノズル入口部
    材およびノズル出口部材の流路面とケーシングの壁面と
    でノズル断面が長方形の中細ノズルが形成され、前記ガ
    スケットの内周側にノズルのど部に開口する細長のスリ
    ットが形成された請求項1記載の乾燥装置。
  7. 【請求項7】 ノズル入口部材とノズル出口部材とがガ
    スケットを介してボルトで締結された2組のノズルボデ
    ーが相対するようにしてケーシングの出口部に挿入され
    ており、相対する前記ノズル入口部材およびノズル出口
    部材の前面どうしでノズル断面が長方形の中細ノズルが
    形成されており、前記ガスケットの内周側にノズルのど
    部に開口する細長のスリットが形成された請求項1記載
    の乾燥装置。
  8. 【請求項8】 前記ノズルが複数の整流板でノズル長手
    方向に間隔をおいて仕切られた請求項6または請求項7
    記載の乾燥装置。
  9. 【請求項9】 前記ノズル出口部材の出口側にノズル長
    手方向に延びるエゼクタ板を備え、エゼクタ板にノズル
    長手方向に延びる空気吸込み孔が設けられた請求項6、
    7または8記載の乾燥装置。
  10. 【請求項10】 空気流入口を有し、出口が先細ノズル
    となったケーシングと、ケーシング内に取り付けられた
    ファンと、前記ノズルを取り囲み、ノズルとの間に環状
    の空気吸込み流路を形成する漏斗状の出口部材とを備
    え、前記ノズルから吹き出す空気により前記空気吸込み
    流路の入口周辺の空気を誘引し、ノズルからの空気と混
    合して前記出口部材から吹き出すことを特徴とする乾燥
    装置。
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