JP2002286214A - ガス化炉への可燃物供給装置及び供給方法 - Google Patents
ガス化炉への可燃物供給装置及び供給方法Info
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- JP2002286214A JP2002286214A JP2001092396A JP2001092396A JP2002286214A JP 2002286214 A JP2002286214 A JP 2002286214A JP 2001092396 A JP2001092396 A JP 2001092396A JP 2001092396 A JP2001092396 A JP 2001092396A JP 2002286214 A JP2002286214 A JP 2002286214A
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E50/00—Technologies for the production of fuel of non-fossil origin
- Y02E50/30—Fuel from waste, e.g. synthetic alcohol or diesel
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- Gasification And Melting Of Waste (AREA)
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ガス化炉内で発生した高温可燃性ガスが可燃
物供給口を通して外部に漏れるのを確実に阻止できるガ
ス化炉への可燃物供給装置を提供すること。 【解決手段】 ガス化炉１の可燃物供給口３に連通する
可燃物供給機構５及びダンパー機構６を具備し、該ダン
パー機構６を介して該可燃物供給機構５に供給された可
燃物４をガス化炉１内に供給するように構成したガス化
炉への可燃物供給装置及び供給方法において、ダンパー
機構６は少なくとも３段からなるダンパーを直列に配置
した構成とし、２段目以降のダンパーでガス化炉内で発
生した高温可燃性ガスが可燃物供給口を通って外部に漏
れるのを防止するシール機能を奏させることを特徴す
る。
物供給口を通して外部に漏れるのを確実に阻止できるガ
ス化炉への可燃物供給装置を提供すること。 【解決手段】 ガス化炉１の可燃物供給口３に連通する
可燃物供給機構５及びダンパー機構６を具備し、該ダン
パー機構６を介して該可燃物供給機構５に供給された可
燃物４をガス化炉１内に供給するように構成したガス化
炉への可燃物供給装置及び供給方法において、ダンパー
機構６は少なくとも３段からなるダンパーを直列に配置
した構成とし、２段目以降のダンパーでガス化炉内で発
生した高温可燃性ガスが可燃物供給口を通って外部に漏
れるのを防止するシール機能を奏させることを特徴す
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はガス化炉内に都市ゴ
ミ、バイオマス廃棄物、シュレッダーダスト、産業廃棄
物、プラスチック廃棄物などの可燃物を供給するガス化
炉への可燃物供給装置に関し、特にガス化炉内で発生し
た高温可燃性ガス或いは炉外の空気が可燃物供給口を介
して流通するのを確実に阻止できるガス化炉への可燃物
供給装置及び可燃物供給方法に関するものである。
ミ、バイオマス廃棄物、シュレッダーダスト、産業廃棄
物、プラスチック廃棄物などの可燃物を供給するガス化
炉への可燃物供給装置に関し、特にガス化炉内で発生し
た高温可燃性ガス或いは炉外の空気が可燃物供給口を介
して流通するのを確実に阻止できるガス化炉への可燃物
供給装置及び可燃物供給方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図１は従来の可燃物供給装置を具備する
ガス化炉装置の構成例を示す図である。図１において、
１はガス化炉であり、該ガス化炉１には廃棄物等の可燃
物４を流動層炉２内に供給するための可燃物供給口３が
設けられている。５は可燃物供給口３に連通し、ガス化
炉１内に可燃物４を供給するための可燃物供給機構であ
り、該可燃物供給機構５には２個のダンパー６−１、６
−２が直列に配置された２重のダンパー機構６を介して
可燃物４が供給されるようになっている。７は廃棄物等
の可燃物をダンパー機構６の頂部まで搬送し連続的に投
入する可燃物投入コンベアであり、該可燃物投入コンベ
ア７には、図示しないクレーンバケット等により廃棄物
等の可燃物４が投入されるようになっている。
ガス化炉装置の構成例を示す図である。図１において、
１はガス化炉であり、該ガス化炉１には廃棄物等の可燃
物４を流動層炉２内に供給するための可燃物供給口３が
設けられている。５は可燃物供給口３に連通し、ガス化
炉１内に可燃物４を供給するための可燃物供給機構であ
り、該可燃物供給機構５には２個のダンパー６−１、６
−２が直列に配置された２重のダンパー機構６を介して
可燃物４が供給されるようになっている。７は廃棄物等
の可燃物をダンパー機構６の頂部まで搬送し連続的に投
入する可燃物投入コンベアであり、該可燃物投入コンベ
ア７には、図示しないクレーンバケット等により廃棄物
等の可燃物４が投入されるようになっている。
【０００３】ガス化炉１の流動層炉２は、炉底の流動化
ガス分散機構８から可燃物４が燃焼するのに必要な酸素
量の３０％以下の酸素を含む流動化ガスが供給され、該
ガス化炉１内は還元雰囲気となっている。また、炉内の
圧力は負圧の場合も加圧（正圧）の場合もある。
ガス分散機構８から可燃物４が燃焼するのに必要な酸素
量の３０％以下の酸素を含む流動化ガスが供給され、該
ガス化炉１内は還元雰囲気となっている。また、炉内の
圧力は負圧の場合も加圧（正圧）の場合もある。
【０００４】可燃物供給口３から移動層９の上部へ供給
される可燃物４は、流動媒体の持つ熱により加熱され、
ガス化される。生成ガスは、フリーボード１２へ移動
し、矢印Ｄに示すように上昇し、ガス出口１３から生成
ガス１４として排出される。
される可燃物４は、流動媒体の持つ熱により加熱され、
ガス化される。生成ガスは、フリーボード１２へ移動
し、矢印Ｄに示すように上昇し、ガス出口１３から生成
ガス１４として排出される。
【０００５】上記２個のダンパー６−１、６−２が直列
に配置されたダンパー機構６と可燃物供給機構５を具備
する従来構成の可燃物供給装置では、上段のダンパー６
−１に可燃物がかみ込み、ガス化炉１の外部から空気が
可燃物供給口３及び可燃物供給機構５を介して炉内に流
入したり、ガス化炉１で発生した高温生成ガスが可燃物
供給口３、可燃物供給機構５及びダンパー機構６を介し
て外部に漏れるおそれがあった。その原因を図２により
説明する。図２はダンパー機構６の２つ上下方向に配列
された２つのダンパー６−１、６−２の動作例を説明す
るための図である。
に配置されたダンパー機構６と可燃物供給機構５を具備
する従来構成の可燃物供給装置では、上段のダンパー６
−１に可燃物がかみ込み、ガス化炉１の外部から空気が
可燃物供給口３及び可燃物供給機構５を介して炉内に流
入したり、ガス化炉１で発生した高温生成ガスが可燃物
供給口３、可燃物供給機構５及びダンパー機構６を介し
て外部に漏れるおそれがあった。その原因を図２により
説明する。図２はダンパー機構６の２つ上下方向に配列
された２つのダンパー６−１、６−２の動作例を説明す
るための図である。
【０００６】図２（ａ）に示すように、上段のダンパー
６−１を閉じ、投入コンベア７から投入される可燃物を
受けると共に、下段のダンパー６−２を開いて該ダンパ
ー６−２で受けていた可燃物４を可燃物供給機構５に供
給する。次に図２（ｂ）に示すように、下段のダンパー
６−２を閉じる。続いて図２（ｃ）に示すように上段の
ダンパー６−１を開いて該ダンパー６−１で受けていた
可燃物４を下段のダンパー６−２に移す。続いて図２
（ｄ）に示すように上段のダンパー６−１を閉じ落下す
る可燃物を受ける。そして図２（ｅ）に示すように下段
のダンパー６−２を開いて該ダンパー６−２で受けてい
た可燃物４を可燃物供給機構５に供給する。上記動作を
繰返して可燃物供給機構５は可燃物を供給している。
６−１を閉じ、投入コンベア７から投入される可燃物を
受けると共に、下段のダンパー６−２を開いて該ダンパ
ー６−２で受けていた可燃物４を可燃物供給機構５に供
給する。次に図２（ｂ）に示すように、下段のダンパー
６−２を閉じる。続いて図２（ｃ）に示すように上段の
ダンパー６−１を開いて該ダンパー６−１で受けていた
可燃物４を下段のダンパー６−２に移す。続いて図２
（ｄ）に示すように上段のダンパー６−１を閉じ落下す
る可燃物を受ける。そして図２（ｅ）に示すように下段
のダンパー６−２を開いて該ダンパー６−２で受けてい
た可燃物４を可燃物供給機構５に供給する。上記動作を
繰返して可燃物供給機構５は可燃物を供給している。
【０００７】上記ダンパー機構の動作に対し、図２
（ｃ）、（ｄ）の動作時に上部の投入コンベアから連続
的に可燃物４の投入があるので、上段のダンパー６−１
に可燃物４がかみ込み、（ｅ）の状態でダンパー６−１
を介して、ガス化炉１から、或いはガス化炉１へ可燃物
供給口３及び可燃物供給機構５を通ってくる可燃性の高
温生成ガスの流通、或いは炉外の空気の流通を阻止でき
ないという問題があった。この高温生成ガスは可燃性で
あるから、外部に漏れると着火する恐れもあり、危険で
もある。逆に空気が炉外から可燃物供給口３及び可燃物
供給機構５を通って炉内に流入する場合は、せっかく流
動層でガス化によって得られたガスが熔融炉へ送られる
前に流入した空気により燃焼してしまうと共にフリーボ
ード部１２が異常に高温になってしまう。
（ｃ）、（ｄ）の動作時に上部の投入コンベアから連続
的に可燃物４の投入があるので、上段のダンパー６−１
に可燃物４がかみ込み、（ｅ）の状態でダンパー６−１
を介して、ガス化炉１から、或いはガス化炉１へ可燃物
供給口３及び可燃物供給機構５を通ってくる可燃性の高
温生成ガスの流通、或いは炉外の空気の流通を阻止でき
ないという問題があった。この高温生成ガスは可燃性で
あるから、外部に漏れると着火する恐れもあり、危険で
もある。逆に空気が炉外から可燃物供給口３及び可燃物
供給機構５を通って炉内に流入する場合は、せっかく流
動層でガス化によって得られたガスが熔融炉へ送られる
前に流入した空気により燃焼してしまうと共にフリーボ
ード部１２が異常に高温になってしまう。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の点に鑑
みてなされたもので、ガス化炉内で発生した高温可燃性
ガス或いは炉外の空気が可燃物供給口を介して流通する
のを確実に阻止できるガス化炉への連続的な可燃物供給
装置及び可燃物供給方法を提供することを目的とする。
みてなされたもので、ガス化炉内で発生した高温可燃性
ガス或いは炉外の空気が可燃物供給口を介して流通する
のを確実に阻止できるガス化炉への連続的な可燃物供給
装置及び可燃物供給方法を提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記請求項１に記載の発
明は、ガス化炉の可燃物供給口に連通する可燃物供給機
構及びダンパー機構を具備し、該ダンパー機構を介して
該可燃物供給機構に供給された可燃物をガス化炉内に供
給するように構成したガス化炉への可燃物供給装置にお
いて、ダンパー機構は少なくとも３段からなるダンパー
を直列に配置した構成であることを特徴とする。
明は、ガス化炉の可燃物供給口に連通する可燃物供給機
構及びダンパー機構を具備し、該ダンパー機構を介して
該可燃物供給機構に供給された可燃物をガス化炉内に供
給するように構成したガス化炉への可燃物供給装置にお
いて、ダンパー機構は少なくとも３段からなるダンパー
を直列に配置した構成であることを特徴とする。
【００１０】上記のようにダンパー機構を少なくとも３
段からなるダンパーを直列に配置した構成とすることに
より、後に詳述するように２段目以降のダンパーによ
り、ガス化炉から可燃物供給口及び可燃物供給機構を通
って逆流してくる可燃性の高温生成ガスを確実に防止す
ることが可能となる。
段からなるダンパーを直列に配置した構成とすることに
より、後に詳述するように２段目以降のダンパーによ
り、ガス化炉から可燃物供給口及び可燃物供給機構を通
って逆流してくる可燃性の高温生成ガスを確実に防止す
ることが可能となる。
【００１１】また、請求項２に記載の発明は、請求項１
に記載のガス化炉への可燃物供給装置において、ダンパ
ー機構は、２段目以降のダンパーでガス化炉内で発生し
た高温可燃性ガスが可燃物供給口を通って外部に漏れる
のを防止するシール機能を奏させることを特徴とする。
に記載のガス化炉への可燃物供給装置において、ダンパ
ー機構は、２段目以降のダンパーでガス化炉内で発生し
た高温可燃性ガスが可燃物供給口を通って外部に漏れる
のを防止するシール機能を奏させることを特徴とする。
【００１２】また、請求項３に記載の発明は、ガス化炉
の可燃物供給口に連通する可燃物供給路に可燃物供給機
構及びダンパー機構を具備し、該ダンパー機構の開閉動
作を介して該可燃物供給機構に供給された可燃物を前記
ガス化炉内に供給するガス化炉への可燃物供給方法にお
いて、ダンパー機構は少なくとも３段からなるダンパー
を直列に配置した構成とし、該２段目以降のダンパーは
閉動作で可燃物供給路をシールする機能を有し、該２段
目以降のダンパーを少なくとも１つが可燃物供給路を閉
止するように運転しながら可燃物をガス化炉内に供給す
ることを特徴とする。
の可燃物供給口に連通する可燃物供給路に可燃物供給機
構及びダンパー機構を具備し、該ダンパー機構の開閉動
作を介して該可燃物供給機構に供給された可燃物を前記
ガス化炉内に供給するガス化炉への可燃物供給方法にお
いて、ダンパー機構は少なくとも３段からなるダンパー
を直列に配置した構成とし、該２段目以降のダンパーは
閉動作で可燃物供給路をシールする機能を有し、該２段
目以降のダンパーを少なくとも１つが可燃物供給路を閉
止するように運転しながら可燃物をガス化炉内に供給す
ることを特徴とする。
【００１３】上記のように閉止動作で可燃物供給路をシ
ールする機能を有する２段目以降のダンパーを少なくと
も１つが可燃物供給路を閉止するように運転しながら可
燃物をガス化炉内に供給するので、可燃物供給口及び可
燃物供給機構を通って逆流してくる可燃性の高温生成ガ
スを確実に防止することが可能となる。
ールする機能を有する２段目以降のダンパーを少なくと
も１つが可燃物供給路を閉止するように運転しながら可
燃物をガス化炉内に供給するので、可燃物供給口及び可
燃物供給機構を通って逆流してくる可燃性の高温生成ガ
スを確実に防止することが可能となる。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態例を図
面に基づいて説明する。図３は本発明に係る可燃物供給
装置を具備するガス化炉装置の構成例を示す図である。
図１において、図１と同一符号を付した部分は同一又は
相当部分を示す。本ガス化炉装置が図１のガス化炉装置
と異なる点は、可燃物供給装置を構成するダンパー機構
６に第１段〜第３段の３個のダンパー（弁）６−１〜６
−３が直列に配置されている点であり、他は図１と同一
である。
面に基づいて説明する。図３は本発明に係る可燃物供給
装置を具備するガス化炉装置の構成例を示す図である。
図１において、図１と同一符号を付した部分は同一又は
相当部分を示す。本ガス化炉装置が図１のガス化炉装置
と異なる点は、可燃物供給装置を構成するダンパー機構
６に第１段〜第３段の３個のダンパー（弁）６−１〜６
−３が直列に配置されている点であり、他は図１と同一
である。
【００１５】図４（ａ）〜（ｅ）は上記可燃物供給装置
のダンパー機構６の動作を説明するための図である。先
ず図４（ａ）に示すように第１段目のダンパー６−１を
開いて該ダンパー６−１で受けている都市ゴミ等の廃棄
物である可燃物４を第２段目のダンパー６−２に移すと
共に、第３段目のダンパー６−３を開いて該ダンパー６
−３で受けている可燃物４をスクリューフィーダーやプ
ッシャー等の可燃物供給機構５に供給する。次に図２
（ｂ）に示すように第１段目のダンパー６−１と第３段
目のダンパー６−３を閉じる。このときダンパー６−１
は可燃物投入コンベア７から連続的に供給される可燃物
のため、不充分なシール性しか保てないが、ダンパー６
−３はその閉止動作時に、ダンパー６−２からの可燃物
の供給がないため、確実なシール性を保つことができ
る。
のダンパー機構６の動作を説明するための図である。先
ず図４（ａ）に示すように第１段目のダンパー６−１を
開いて該ダンパー６−１で受けている都市ゴミ等の廃棄
物である可燃物４を第２段目のダンパー６−２に移すと
共に、第３段目のダンパー６−３を開いて該ダンパー６
−３で受けている可燃物４をスクリューフィーダーやプ
ッシャー等の可燃物供給機構５に供給する。次に図２
（ｂ）に示すように第１段目のダンパー６−１と第３段
目のダンパー６−３を閉じる。このときダンパー６−１
は可燃物投入コンベア７から連続的に供給される可燃物
のため、不充分なシール性しか保てないが、ダンパー６
−３はその閉止動作時に、ダンパー６−２からの可燃物
の供給がないため、確実なシール性を保つことができ
る。
【００１６】次に、図４（ｃ）に示すように第２段目の
ダンパー６−２を開いて該ダンパー６−２で受けている
可燃物４を第３段目のダンパー６−３に移す。投入コン
ベア７から連続的に投下される可燃物は第１段目のダン
パー６−１で受ける。続いて図４（ｄ）に示すように第
２段目のダンパー６−２を閉じる。ダンパー６−２の閉
止動作時にダンパー６−１からの可燃物の供給はないた
めダンパー６−２は確実にシール性を保つことができ
る。続いて図４（ｅ）に示すように、第１段目のダンパ
ー６−１を開いて該ダンパー６−１で受けている可燃物
４を第２段目のダンパー６−２に移すと共に、第３段目
のダンパー６−３を開いて該ダンパー６−３で受けてい
る可燃物４を可燃物供給機構５に供給する。上記のよう
にダンパー機構６は各ダンパー６−１、６−２、６−３
の動作を繰返し、投入コンベア７から投入される可燃物
４を可燃物供給機構５に供給する。ダンパー６−１がダ
ンパー６−２に対して一時的に可燃物４の供給を停止
し、保留する機構となるため、ダンパー６−２は連続的
な可燃物（廃棄物）の供給にさらされずに確実なシール
性を保つことができ、更にダンパー６−２又はダンパー
６−３のいずれか一つが常に確実なシール性を保つこと
ができる。
ダンパー６−２を開いて該ダンパー６−２で受けている
可燃物４を第３段目のダンパー６−３に移す。投入コン
ベア７から連続的に投下される可燃物は第１段目のダン
パー６−１で受ける。続いて図４（ｄ）に示すように第
２段目のダンパー６−２を閉じる。ダンパー６−２の閉
止動作時にダンパー６−１からの可燃物の供給はないた
めダンパー６−２は確実にシール性を保つことができ
る。続いて図４（ｅ）に示すように、第１段目のダンパ
ー６−１を開いて該ダンパー６−１で受けている可燃物
４を第２段目のダンパー６−２に移すと共に、第３段目
のダンパー６−３を開いて該ダンパー６−３で受けてい
る可燃物４を可燃物供給機構５に供給する。上記のよう
にダンパー機構６は各ダンパー６−１、６−２、６−３
の動作を繰返し、投入コンベア７から投入される可燃物
４を可燃物供給機構５に供給する。ダンパー６−１がダ
ンパー６−２に対して一時的に可燃物４の供給を停止
し、保留する機構となるため、ダンパー６−２は連続的
な可燃物（廃棄物）の供給にさらされずに確実なシール
性を保つことができ、更にダンパー６−２又はダンパー
６−３のいずれか一つが常に確実なシール性を保つこと
ができる。
【００１７】上記のように図１に示す従来の２段のダン
パー機構６に１枚のダンパーを追加して図３及び図４に
示すように３段のダンパー機構６とすることにより、可
燃物４の供給による２段目以降のダンパー６−２、６−
３のかみこみを防止することができる。従って、ガス化
炉１へ可燃物供給口３及び可燃物供給機構５を介して空
気が炉内へ流入する場合も、ガス化炉１から可燃性の高
温生成ガスが可燃物供給口３及び可燃物供給機構５を通
って逆流してくる場合もダンパー６−２又はダンパー６
−３により確実に阻止することができる。従って、炉内
へ空気が流入することによる過剰な燃焼も、可燃性の高
温生成ガスが外部に漏れて着火するおそれもなくなる。
なお、更に安全性を増すため、ダンパー６−１とダンパ
ー６−２の間の空間或いはダンパー６−２とダンパー６
−３の間の空間に不活性なガス、例えばＮ2、燃焼排ガ
ス等を導入することも好ましい。ここで１段目のダンパ
ー６−１そのものはシール作用を奏するのでなくてもよ
い。
パー機構６に１枚のダンパーを追加して図３及び図４に
示すように３段のダンパー機構６とすることにより、可
燃物４の供給による２段目以降のダンパー６−２、６−
３のかみこみを防止することができる。従って、ガス化
炉１へ可燃物供給口３及び可燃物供給機構５を介して空
気が炉内へ流入する場合も、ガス化炉１から可燃性の高
温生成ガスが可燃物供給口３及び可燃物供給機構５を通
って逆流してくる場合もダンパー６−２又はダンパー６
−３により確実に阻止することができる。従って、炉内
へ空気が流入することによる過剰な燃焼も、可燃性の高
温生成ガスが外部に漏れて着火するおそれもなくなる。
なお、更に安全性を増すため、ダンパー６−１とダンパ
ー６−２の間の空間或いはダンパー６−２とダンパー６
−３の間の空間に不活性なガス、例えばＮ2、燃焼排ガ
ス等を導入することも好ましい。ここで１段目のダンパ
ー６−１そのものはシール作用を奏するのでなくてもよ
い。
【００１８】なお、上記例では３段のダンパーを有する
ダンパー機構を用いる例を示したが、ダンパーは３段に
限定されるものではなく、それ以上のダンパーを直列に
配置した構成のダンパー機構でもよいことは当然であ
る。また、このダンパー機構を炉底に流動化ガス分散機
構８を有するガス化炉に用いる例を示したが、これに限
定されるものではなく、散気パイプ式の流動層ガス化炉
にも用いることができる。
ダンパー機構を用いる例を示したが、ダンパーは３段に
限定されるものではなく、それ以上のダンパーを直列に
配置した構成のダンパー機構でもよいことは当然であ
る。また、このダンパー機構を炉底に流動化ガス分散機
構８を有するガス化炉に用いる例を示したが、これに限
定されるものではなく、散気パイプ式の流動層ガス化炉
にも用いることができる。
【００１９】
【発明の効果】以上説明したように各請求項に記載の発
明によれば、ダンパー機構を少なくとも３段からなるダ
ンパーを直列に配置した構成とすることにより、２段目
以降のダンパーにより、ガス化炉から、或いはガス化炉
へ可燃物供給口及び可燃物供給機構を通ってくる可燃性
の高温生成ガスの流通、或いはガス化炉外の空気の流通
を確実に防止することが可能となるという優れた効果が
得られる。
明によれば、ダンパー機構を少なくとも３段からなるダ
ンパーを直列に配置した構成とすることにより、２段目
以降のダンパーにより、ガス化炉から、或いはガス化炉
へ可燃物供給口及び可燃物供給機構を通ってくる可燃性
の高温生成ガスの流通、或いはガス化炉外の空気の流通
を確実に防止することが可能となるという優れた効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図１】従来の可燃物供給装置を具備するガス化炉装置
の構成例を示す図である。
の構成例を示す図である。
【図２】従来の可燃物供給装置のダンパー機構の動作を
説明する図である。
説明する図である。
【図３】本発明に係る可燃物供給装置を具備するガス化
炉装置の構成例を示す図である。
炉装置の構成例を示す図である。
【図４】本発明に係る可燃物供給装置のダンパー機構の
動作を説明する図である。
動作を説明する図である。
１ ガス化炉 ２ 流動層炉 ３ 可燃物供給口 ４ 可燃物 ５ 可燃物供給機構 ６ ダンパー機構 ７ 可燃物投入コンベア ８ 流動化ガス分散機構 ９ 移動層 １０ 流動層 １１ デフレクタ １２ フリーボード部 １３ ガス出口 １４ 生成ガス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 雄一 東京都大田区羽田旭町11番１号 株式会社 荏原製作所内 (72)発明者 宮島 保 東京都大田区羽田旭町11番１号 株式会社 荏原製作所内 Ｆターム(参考） 3K061 AA11 AB02 AC01 BA05 EA01 3K065 AA11 AB02 AC01 BA05 EA06 EA14 EA23 EA25 EA48 4D004 AA02 AA07 AA28 AA46 BA03 CA27 CB01 CB31 CB42 CB50
Claims (3)
- 【請求項１】 ガス化炉の可燃物供給口に連通する可燃
物供給機構及びダンパー機構を具備し、該ダンパー機構
を介して該可燃物供給機構に供給された可燃物を前記ガ
ス化炉内に供給するように構成したガス化炉への可燃物
供給装置において、 前記ダンパー機構は少なくとも３段からなるダンパーを
直列に配置した構成であることを特徴とするガス化炉へ
の可燃物供給装置。 - 【請求項２】 請求項１に記載のガス化炉への可燃物供
給装置において、 前記ダンパー機構は、２段目以降のダンパーで前記ガス
化炉内で発生した高温可燃性ガスが前記可燃物供給口を
通って外部に漏れるのを防止するシール機能を奏させる
ことを特徴とするガス化炉への可燃物供給装置。 - 【請求項３】 ガス化炉の可燃物供給口に連通する可燃
物供給路に可燃物供給機構及びダンパー機構を具備し、
該ダンパー機構の開閉動作を介して該可燃物供給機構に
供給された可燃物を前記ガス化炉内に供給するガス化炉
への可燃物供給方法において、 前記ダンパー機構は少なくとも３段からなるダンパーを
直列に配置した構成とし、該２段目以降のダンパーは閉
動作で前記可燃物供給路をシールする機能を有し、該２
段目以降のダンパーを少なくとも１つが前記可燃物供給
路を閉止するように運転しながら可燃物を前記ガス化炉
内に供給することを特徴とするガス化炉への可燃物供給
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001092396A JP2002286214A (ja) | 2001-03-28 | 2001-03-28 | ガス化炉への可燃物供給装置及び供給方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001092396A JP2002286214A (ja) | 2001-03-28 | 2001-03-28 | ガス化炉への可燃物供給装置及び供給方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002286214A true JP2002286214A (ja) | 2002-10-03 |
Family
ID=18946861
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001092396A Pending JP2002286214A (ja) | 2001-03-28 | 2001-03-28 | ガス化炉への可燃物供給装置及び供給方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002286214A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004205188A (ja) * | 2002-11-07 | 2004-07-22 | Tokyo Elex Kk | 廃棄物の処理方法及び処理装置 |
-
2001
- 2001-03-28 JP JP2001092396A patent/JP2002286214A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004205188A (ja) * | 2002-11-07 | 2004-07-22 | Tokyo Elex Kk | 廃棄物の処理方法及び処理装置 |
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