JP2002285938A - 燃料噴射弁および燃料噴射弁の組み付け方法 - Google Patents

燃料噴射弁および燃料噴射弁の組み付け方法

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JP2002285938A JP2001085654A JP2001085654A JP2002285938A JP 2002285938 A JP2002285938 A JP 2002285938A JP 2001085654 A JP2001085654 A JP 2001085654A JP 2001085654 A JP2001085654 A JP 2001085654A JP 2002285938 A JP2002285938 A JP 2002285938A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コイル部と噴射弁本体とが別体として作製さ
れるタイプの燃料噴射弁ではコイル部の軸方向の動きを
抑止することができなかった。 【解決手段】 本発明の燃料噴射弁は、パイプ3と、パ
イプ3の下端に固定されるバルブホルダー6と、パイプ
3の外周に環装され外周面に軸方向に延びる凸部43を
もつコイル部4と、コイル部4の外周面に沿って設けら
れ凸部43の両側面を周方向から挟持して上端部50が
パイプ3に下端部51がバルブホルダー6に固定される
ハウジングプレート5と、を有する燃料噴射弁であっ
て、コイル部4は凸部43の両側面の少なくとも一面が
軸方向に対して傾斜する傾斜側面45となり、ハウジン
グプレート5は凸部43の両側面を周方向から挟持する
際、コイル部4の軸方向の動きを抑止する位置で上端部
50がパイプ3に下端部51がバルブホルダー6に固定
されることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は燃料噴射弁およびそ
の組み付け方法、より詳しくは自動車エンジンのシリン
ダヘッドや吸気マニホールドなどに燃料を噴射供給する
燃料噴射弁およびその組み付け方法に関する。
【0002】
【従来の技術】燃料噴射弁は、ガソリン、軽油などの燃
料をエンジンのシリンダヘッドなどに噴射供給する機器
である。この燃料噴射弁はコイルが捲装されたコイル部
を有しており、コイルに電気信号を送ることで弁体を動
かし燃料を噴射している。
【0003】燃料噴射弁の中には、コイル部が噴射弁本
体と一体に作製されるものと、コイル部が噴射弁本体と
は別体として作製され後から弁本体に組み付けられるも
のとがある。コイル部が別体として作製される燃料噴射
弁は、主にパイプとバルブホルダーとコイル部とからな
る。パイプの内周側には円筒状のステータコアが装着さ
れており、このステータコアの内周側に燃料通路が形成
されている。またパイプの下方にはバルブホルダーが連
結されている。このバルブホルダーの中には燃料通路と
連通する燃料噴射孔と、燃料噴射孔を開閉する弁体とが
備えられている。またパイプの外周側にはリング状のコ
イル部が摺動自在に環装されている。
【0004】しかし、コイル部がパイプに対して摺動自
在だと、エンジン駆動時にコイル部が周方向あるいは軸
方向に動くおそれがある。そこで、従来の燃料噴射弁で
は、コイル部の外周側に配置されるハウジングプレート
の設置方法を工夫することにより、コイル部の動きを抑
止していた。
【0005】すなわち、まず図9に示すように、コイル
部101の凸部102の両側面103を、半円弧状の一
対のハウジングプレート104の端面105で図中白抜
き矢印の方向から挟持しておく。次に、挟持したまま図
中点線で示すようにハウジングプレート104の上端部
106をパイプ107の外周面108に、下端部109
をバルブホルダー110の上端部111に、それぞれレ
ーザー溶接する。このようにハウジングプレート104
を設置することによりコイル部101の動きを抑止して
いた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の燃
料噴射弁100によると、コイル部101の周方向の動
きは抑止できても、軸方向の動きは抑止できない。
【0007】すなわち、ハウジングプレート104の内
周面とコイル部101のリング部112の外周面との間
には、軸方向および径方向に隙間が設けてある。この隙
間は、ハウジングプレート104の上端部106とパイ
プ107の外周面108、およびハウジングプレート1
04の下端部109とバルブホルダー110の上端部1
11とを溶接する際に、これらの溶接部材同士を密着さ
せておくために必然的に設けられるものである。
【0008】ここで、凸部102は周方向から挟持され
ているため、コイル部101は周方向には動くことがで
きない。しかし凸部102は軸方向には挟持されていな
い。言い換えると凸部102の両側面103は、ハウジ
ングプレート104の端面105に対し軸方向に摺動自
在である。このため、コイル部101はハウジングプレ
ート104内周側を隙間分だけ動くことができる。この
コイル部101の動きはエンジン駆動時の異音発生の一
因となる。
【0009】本発明の燃料噴射弁およびその組み付け方
法は上記課題に鑑みて完成されたものである。すなわち
本発明の目的は、コイル部の周方向の動きだけでなく、
軸方向の動きをも抑止できる燃料噴射弁およびその組み
付け方法を提供することである。また本発明の目的は、
ハウジングプレート、コイル部の寸法ばらつきにかかわ
らず、移動の作業を容易にすることにある。また本発明
の目的は、コイル部の固定の作業を容易にすることにあ
る。また本発明の目的は、コイル部の移動を容易にする
ことにある。また本発明の目的は、ハウジングプレート
の移動を容易にすることにある。また本発明の目的は、
ハウジングプレートとコイル部との位置決めを容易にす
ることにある。また本発明の目的は、燃焼室の振動に強
い燃料噴射弁を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】(1)上記課題を解決す
るため本発明の燃料噴射弁は、内部にステータコアと燃
料通路とを備えるパイプと、燃料通路につながる燃料噴
射孔と燃料噴射孔を開閉する弁体とを備えパイプの下端
に固定されるバルブホルダーと、パイプの外周に環装さ
れステータコアと共に弁体を駆動し燃料噴射孔を開くコ
イルを備え外周面に軸方向に延びる凸部をもつコイル部
と、コイル部の外周面に沿って設けられコイル部の周方
向の動きを抑止するために凸部の両側面を周方向から挟
持して上端がパイプに下端がバルブホルダーに固定され
るハウジングプレートと、を有する燃料噴射弁であっ
て、コイル部は、凸部の両側面の少なくとも一面が軸方
向に対して傾斜する傾斜側面となり、ハウジングプレー
トは、凸部の両側面を周方向から挟持する際、傾斜側面
を押圧することによりコイル部を軸方向に付勢するよう
にした状態で、かつコイル部の軸方向の動きを抑止する
位置で上端がパイプに下端がバルブホルダーに固定され
ることを特徴とする。
【0011】つまり、本発明の燃料噴射弁は、コイル部
の凸部の両側面のうち少なくとも一面を傾斜側面とする
ものである。
【0012】傾斜側面は軸方向に対して平行ではなく傾
きを有している。このため、ハウジングプレートの端面
で凸部の両側面を挟持すると、傾斜側面に加えられる挟
持力は、傾斜側面に平行な成分と傾斜側面に垂直な成分
とに分解される。この分解された挟持力のうち、傾斜側
面に平行な成分によりコイル部は軸方向に付勢される。
そして、この付勢力により傾斜側面がハウジングプレー
トの端面と摺動しながら、コイル部は内周側中央のパイ
プに沿って軸方向に動く。
【0013】コイル部は、例えばパイプとバルブホルダ
ーとの接続部など、コイル部の軸方向の動きが制限され
る位置で停止する。そしてこの状態でハウジングプレー
トの下端部をバルブホルダーの上端部に、ハウジングプ
レートの上端部をパイプの外周面に、それぞれ固定する
ことによりコイル部の軸方向に動きを抑止する。
【0014】なお、本明細書中において「上」とは燃料
供給側を意味する。また「下」とは燃料噴射側を意味す
る。例えばハウジングプレートの上端部とはハウジング
プレートの燃料供給側の端部を意味する。またハウジン
グプレートの下端部とはハウジングプレートの燃料噴射
側の端部を意味する。
【0015】この際請求項2のように傾斜側面はテーパ
状であることがハウジングプレートがスムーズに移動す
ることができて好ましい。また請求項3のようにすれ
ば、コイル、もしくはバルブホルダーへの固定が容易に
なる。また請求項4のようにすれば、パイプ外周面に沿
ってコイル部が自在に移動可能である。また請求項5の
ようにすれば、ハウジングプレート端面がテーパ面に沿
って引っかかることなく自在に移動することができる。
また請求項6のようにすれば、ハウジングプレートとコ
イル部との位置決めを安定させることができる。また請
求項7のようにすれば、強い振動にも耐えられる燃料噴
射弁を提供することができる。
【0016】(2)また上記課題を解決するため本発明
の燃料噴射弁の組み付け方法は、内部にステータコアと
燃料通路とを備えるパイプと、燃料通路につながる燃料
噴射孔と燃料噴射孔を開閉する弁体とを備えパイプの下
端に固定されるバルブホルダーと、パイプの外周に環装
されステータコアと共に弁体を駆動し燃料噴射孔を開く
コイルを備え外周面に軸方向に延びる凸部をもつコイル
部と、コイル部の外周面に沿って設けられコイル部の周
方向の動きを抑止するために凸部の両側面を周方向から
挟持して上端が該パイプに下端がバルブホルダーに固定
されるハウジングプレートと、を有する燃料噴射弁の組
み付け方法であって、パイプの下端にバルブホルダーの
上端を固定するバルブホルダー固定工程と、バルブホル
ダーを固定したパイプの外周に、凸部の両側面の少なく
とも一面が軸方向に対して傾斜する傾斜側面であるコイ
ル部を摺動自在に環装するコイル部環装工程と、パイプ
に環装されたコイル部の両側面をハウジングプレートで
周方向から挟持して傾斜側面を押圧することにより、コ
イル部を軸方向に付勢するようにした状態でかつコイル
部の軸方向の動きを抑止する位置でハウジングプレート
の上端をパイプに固定するとともに下端をバルブホルダ
ーの上端に固定するコイル部挟持工程と、を含んでなる
ことを特徴とする。
【0017】つまり、本発明の燃料噴射弁の組み付け方
法は、バルブホルダー固定工程とコイル部環装工程とコ
イル部挟持工程とを含んでなるものである。
【0018】本発明の燃料噴射弁の組み付け方法による
と、本発明の燃料噴射弁を簡単に組み付けることができ
る。
【0019】また燃料噴射弁においては、磁気回路形成
部材であるパイプとバルブホルダーとハウジングプレー
トとは金属製である場合が多い。これに対し、コイル部
はモールド成形された樹脂製である場合が多い。樹脂製
のコイル部を金属製のパイプに直接接合するのは技術的
に困難である。
【0020】しかし、本発明の燃料噴射弁の組み付け方
法によると樹脂製のコイル部自体を直接パイプに接合す
る必要がない。すなわち、本発明の燃料噴射弁の組み付
け方法では、金属製のハウジングプレートでコイル部を
挟持し、このハウジングプレートを同じく金属製のパイ
プおよびバルブホルダーに固定することで、言わば間接
的にコイル部をパイプに接合している。このため、本発
明の組み付け方法によると、技術的に困難な樹脂と金属
との直接接合を避けつつコイル部を固定することができ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】(1)まず本発明の燃料噴射弁の
実施の形態について説明する。傾斜側面は、凸部頂面が
軸方向上から下に広がる方向の傾きを持っていても、あ
るいは逆に凸部頂面が軸方向上から下に狭まる方向の傾
きを持っていてもよい。凸部頂面が軸方向上から下に広
がる方向の傾きを傾斜側面が持つ場合は、凸部がハウジ
ングプレートに挟持されると、コイル部は軸方向下向き
の付勢力を得ることができる。また反対に、傾斜側面が
上から下に凸部頂面が狭まる方向の傾きを持つ場合は、
凸部がハウジングプレートに挟持されると、コイル部は
軸方向上向きの付勢力を得ることができる。
【0022】また、凸部の両側面のうち、少なくとも一
面が傾斜側面であればよい。両側面の一面が傾斜側面で
あれば、この傾斜側面により挟持力を分解でき、挟持力
の傾斜側面に平行な成分によりコイル部を軸方向に付勢
することができるからである。
【0023】また、傾斜側面の傾きは、傾斜側面の全面
にわたって一定でなくてもよい。一定でなくても軸方向
に対して傾斜していれば、コイル部を軸方向に付勢する
ことはできるからである。
【0024】また、傾斜側面の傾きの大きさについても
特に限定しない。ハウジングプレートの挟持力が一定の
場合は、傾斜側面の傾きが大きいほど分解された挟持力
の傾斜側面に平行な成分の割合は大きくなる。このた
め、コイル部に加わる軸方向付勢力が大きくなる。した
がって、コイル部の軸方向の動きを重点的に抑止したい
場合は、傾斜側面の傾きを大きく設定すればよい。さら
に傾斜側面は平面でも曲面でもよい。
【0025】好ましくは傾斜側面をテーパー状とする構
成としてもよい。本構成はテーパー状、すなわち凸部の
両側面を傾斜側面とするものである。そして、各々の傾
斜側面の傾きを、凸部軸方向に対して対称的に、すなわ
ち凸部の頂面が広がるようにまたは狭まるように設定す
るものである。
【0026】本構成によると、両側面が傾斜側面である
ため、片面だけが傾斜側面である場合と比較してより大
きな軸方向付勢力をコイル部に与えることができる。
【0027】以上、本発明の燃料噴射弁の実施の形態に
ついて説明したが、実施形態は上述したものに特に限定
されない。当業者が通常行いうる変形的形態、改良的形
態で実施することもできる。
【0028】(2)次に本発明の燃料噴射弁の組み付け
方法の実施の形態について説明する。本発明の燃料噴射
弁の組み付け方法は、バルブホルダー固定工程とコイル
部環装工程とコイル部挟持工程とを含んでなる。まずバ
ルブホルダー固定工程においては、パイプの下端にバル
ブホルダーの上端を固定する。固定方法としては、例え
ば溶接、ろう付けなどを用いることができる。次にコイ
ル部環装工程においては、パイプの外周面にコイル部を
摺動自在に環装する。なお、このコイル部は外周面に軸
方向に延びる凸部を持っており、この凸部の両側面の少
なくとも一面は軸方向に対して傾斜する傾斜側面となっ
ている。次にコイル部挟持工程においては、コイル部の
両側面をハウジングプレートで周方向から挟持する。そ
して凸部の両側面のうち傾斜側面を押圧することによ
り、コイル部を軸方向に付勢して軸方向の動きを抑止す
る位置でハウジングプレートの上端をパイプに固定する
とともに下端をバルブホルダーの上端に固定する。本工
程においても、固定方法としては、例えば溶接、ろう付
けなどを用いることができる。
【0029】以上、本発明の燃料噴射弁の組み付け方法
の実施の形態について説明したが、実施形態は上述した
ものに特に限定されない。例えば、上記以外の他の工程
を含むものであってもよい。また当業者が通常行いうる
変形的形態、改良的形態で実施することもできる。
【0030】また、本発明の組み付け方法は、本発明の
燃料噴射弁を組み付けるのに好適である。しかしなが
ら、本発明の燃料噴射弁は、本発明の組み付け方法に限
定されることなく他の組み付け方法により組み付けるこ
とも可能である。
【0031】
【実施例】以下、実施例により本発明の燃料噴射弁およ
びその組み付け方法を具体的に説明する。
【0032】〈実施例1〉まず、本実施例の燃料噴射弁
の構成について説明する。本実施例の燃料噴射弁は、燃
焼室に直接燃料を噴射する、いわゆる直噴エンジン用と
してシリンダヘッドに設置されるものである。
【0033】図1に本実施例の燃料噴射弁1の軸方向断
面図を示す。本実施例の燃料噴射弁1の外殻は、燃料ジ
ャンクション2とパイプ3とコイル部4とハウジングプ
レート5とバルブホルダー6とからなる。
【0034】燃料ジャンクション2の上端は、燃料を供
給するデリバリパイプ(図略)内周側に圧入されてい
る。この燃料ジャンクション2は中空円筒状であり、そ
の内周側には燃料通路20が形成されている。また燃料
通路20の上方には、デリバリパイプから供給される燃
料中の不純物を濾過するために、燃料フィルタ21が設
置されている。燃料ジャンクション2の外周面には、デ
リバリパイプとの連結部をシールする樹脂製のOリング
22が嵌合されている。このOリング22の下方には、
デリバリパイプ連結時にOリング22がはみ出すことに
より燃料シール性が低下するのを抑制するバックアップ
リング24が嵌合されている。またOリング22の上方
には、デリバリパイプ着脱時にOリング22が脱落する
のを抑制するストッパー23が嵌合されている。
【0035】燃料ジャンクション2の下端は、中空円筒
状のパイプ3の内周側に挿入され溶接されている。この
パイプ3の内周側には、中空円筒状のステータコア30
が圧入され溶接されている。またステータコア30の下
方には、中空円筒状の可動コア31が軸方向に往復可能
に設置されている。ステータコア30の内周側上方には
中空円筒状のアジャスタ33が設置されている。またア
ジャスタ33と可動コア31の内周側上端部との間には
コイルスプリング32が介装されている。そしてアジャ
スタ33とコイルスプリング32の内周側には、上記燃
料ジャンクション2の燃料通路20とつながる燃料通路
34が形成されている。
【0036】パイプ3の外周側には、樹脂製であってリ
ング状のコイル部4が摺動自在に環装されている。コイ
ル部4は、リング部40とコネクタ部41とからなり、
これらの部材がモールド成形により一体的に作製されて
いる。リング部40の内部には樹脂に被覆されたリング
状のコイル42が設置されている。またリング部40の
外周面には軸方向に延びる凸部43が立設されている。
そしてコネクタ部41は、この凸部43の上端から径方
向外周側に突出して形成されている。このコネクタ部4
1には、コイル42に電子制御装置(図略)からの電気
信号を送るターミナル44が設置されている。
【0037】コイル部4のリング部40の外周には、一
対の半円弧状のハウジングプレート5が凸部43を挟持
した状態で設置されている。そしてハウジングプレート
5の上端部50はパイプ3の外周側面に溶接されてい
る。またハウジングプレート5の下端部51は後述する
バルブホルダー6の上端部60に溶接されている。ハウ
ジングプレート5の内周壁52は、軸方向上端部と下端
部とが縮径し中央部のみが拡径した形状をしている。こ
のため、ハウジングプレート5の内周側には、内周壁5
2によるリング状の空間が形成される。コイル部4のリ
ング部40は、このリング状の空間内に収納される。
【0038】コイル部4およびパイプ3の下方には、中
空円筒状のバルブホルダー6が設置されている。このバ
ルブホルダー6の内周側にはパイプ3が挿入され溶接さ
れている。またパイプ3の燃料通路34とつながる燃料
通路61も形成されている。この燃料通路61の径方向
中央にはニードルバルブ62が軸方向に延びて設置され
ている。このニードルバルブの上端部は、可動コア31
の内周側下端部に挿入され溶接されている。このよう
に、ニードルバルブ62は可動コア31と一体化してい
るため、ニードルバルブ62も軸方向に往復自在であ
る。
【0039】バルブホルダー6の下端には、有底円筒状
のバルブシート63が設置されている。このバルブシー
ト63の内周側底面には、ニードルバルブ62の円錐状
の下端が当接する椀状の弁座64が形成されている。そ
して、弁座64の中央にはシリンダヘッド(図略)に開
口する燃料噴射孔65が形成されている。
【0040】次に、本実施例の燃料噴射弁の動作につい
て説明する。デリバリパイプから供給された燃料は、燃
料ジャンクション2の上部から燃料フィルタ21、燃料
通路20、燃料通路34、燃料通路61を通って、ニー
ドルバルブ62とバルブシート63との隙間に流入す
る。
【0041】このとき、ターミナル44からコイル42
へ噴射制御用の電気信号が発信される。そして、この電
気信号により、コイル42の周りに、ハウジングプレー
ト5→パイプ3→ステータコア30→可動コア31→パ
イプ3→バルブホルダー6→再びハウジングプレート5
とつながる磁気回路が形成される。この磁気回路により
ステータコア30と可動コア31との間に磁気吸引力が
発生する。そして、磁気吸引力により可動コア31はコ
イルスプリング32の付勢力に抗してステータコア30
に吸引され、ニードルバルブ62が弁座64から離れ上
方に移動する。こうして燃料噴射孔65が開く。
【0042】一方、ターミナル44からコイル42へ電
気信号が途絶えると、ステータコア30と可動コア31
との間の磁気吸引力も消滅する。このため、コイルスプ
リング32の付勢力によりニードルバルブ62は下方に
移動し、弁座64に当接する。
【0043】燃料は、ニードルバルブ62が弁座64か
ら離れている間、ニードルバルブ62と弁座64との隙
間および燃料噴射孔65を通過し、シリンダヘッドに噴
射供給される。
【0044】なお、パイプ3の全体が磁性化されている
と、上記磁気回路がハウジングプレート5→パイプ3→
ステータコア30→パイプ3→バルブホルダー6→再び
ハウジングプレート5となり、すなわちパイプ3で短絡
し、可動コア31に磁束が通らずニードルバルブ62が
吸引されないおそれがある。そこで磁気回路の短絡を防
ぐため、本実施例の燃料噴射弁のパイプ3は、ステータ
コア30と下端面と可動コア31の上端面との接触面の
周囲部分(図1中点線で仕切る部分)だけ非磁性化さ
れ、他の部分は磁性化されている。このパイプ3は、C
−Cr−Ni−Mn−Nb−Fe系複合磁性材料により
形成されている。そして、まず歪み付加加工を所定の温
度条件下で行うことによりパイプ3の全体を磁性化(マ
ルテンサイト化)し、次にこのパイプ3の中間部分だけ
を所定の時間内で加熱溶体化することにより非磁性化
(オーステナイト化)してパイプ3に上記磁気特性を付
与している。
【0045】次に、本実施例の燃料噴射弁の組み付け方
法について説明する。図2に本実施例の燃料噴射弁の分
解図を示す。本実施例の組み付け方法は、前工程とバル
ブホルダー固定工程とコイル部環装工程とコイル部挟持
工程と後工程とからなる。まず前工程においては、バル
ブシート63を、バルブホルダー6の内周側に通しバル
ブホルダー6の内周側下端に溶接する。次にバルブホル
ダー固定工程においては、パイプ3の下端をバルブホル
ダー6の内周側の上端に挿入して溶接する。それから、
ニードルバルブ62の上端を可動コア31の内周側に下
方から挿入して溶接し、これらの部材をパイプ3の内周
側に上方から挿入する。そしてさらに、これらの部材の
上方から、これらの部材が所定量往復自在となるようス
テータコア30を圧入して溶接する。その後、コイル部
環装工程においては、パイプ3の外周にコイル部4のリ
ング部40を摺動自在に環装する。
【0046】それから、コイル部挟持工程においては、
一対のハウジングプレート5の端面で、コイル部4の凸
部43の両側面を挟持する。ハウジングプレート5がコ
イル部4に接近する様子を図3に示す。コイル部4の凸
部43の両側面は、コイル部4に近づくに従い両端面間
の周方向長さを小とするテーパー状の傾斜側面45とな
っている。一方、この傾斜側面45と対向する二枚のハ
ウジングプレート5の二つの端面53も、傾斜側面45
に対応する傾斜、すなわち二つの端面53間の距離がコ
イル部4に近づくにつれて小さくなる傾斜を有してい
る。端面53はハウジングプレート5の全長に渡って延
びており、そのうちの一箇所を中央部のみで傾斜斜面4
5に当接する。一箇所のため確実に当接でき中央部のた
め安定させることができる。一対のハウジングプレート
5は、図3に示すようにリング部40の外周側からコイ
ル部4に接近する。ハウジングプレート5の端面53が
凸部43の傾斜側面45に当接すると、ハウジングプレ
ート5の挟持力によりコイル部4は下方に付勢され移動
する。この様子を図4に示す。
【0047】なお、図4は本実施例の燃料噴射弁におけ
るコイル部4付近の外周面をコネクタ部方向から見た図
であるが、説明の便宜のためコネクタ部は切除して描い
ている(コネクタ部は図中ハッチング部分に紙面から突
出して形成されている。)図に示すように、凸部43の
傾斜側面45とハウジングプレート5の端面53とが接
触すると、挟持力が傾斜側面45に対し平行な成分と垂
直な成分とに分解される。このうち、傾斜側面45に対
し平行な成分により、コイル部4が下方向に付勢され
る。コイル部4はパイプ3に軸方向に摺動自在に環装さ
れているため、図中白抜き矢印で示すようにパイプ3を
中心軸として下方向に移動する。そして図5に示すよう
に、コイル部4のリング部40の下端がバルブホルダー
6の上端部60の上端と当接する位置で、コイル部4は
停止する。この状態で、ハウジングプレート5の上端部
50をパイプ3の外周面に、また下端部51をバルブホ
ルダー6の上端部60に、それぞれ溶接する。
【0048】その後、後工程においては、ステータコア
30の内周側に、下端が可動コア31の内周側上端面に
当接するまでコイルスプリング(図略)を挿入する。ま
たこの上方からアジャスタ(図略)を挿入する。そし
て、パイプ3の内周側の上端に燃料ジャンクション2の
下端を挿入して溶接する。最後に、燃料ジャンクション
2の外周に、バックアップリング24、Oリング22、
ストッパー23を、この順序で上方から嵌合する。ま
た、燃料ジャンクションの内周上方に燃料フィルタ(図
略)を設置する。
【0049】上記手順により、本実施例の燃料噴射弁の
組み付けを行った。このようにハウジングプレート5を
固定すると、コイル部4の軸方向および周方向の動きを
抑止することができる。すなわち、コイル部4の下端は
バルブホルダー6の上端部60と当接している。このた
めコイル部4は下方に動くことができない。一方、コイ
ル部4のリング部40の上端はハウジングプレート5の
内周側に収納されてはいるが、他の部材とは当接してい
ない。しかしながら、コイル部4を下方に付勢した状態
で、ハウジングプレート5はパイプ3およびバルブホル
ダー6に固定されている。このためコイル部4は上方に
も動くことができない。また、凸部43は周方向からハ
ウジングプレート5により挟持されているため、コイル
部4は周方向にも動くことはできない。
【0050】〈実施例2〉実施例2の燃料噴射弁は、実
施例1の燃料噴射弁において凸部の片方の側面のみを傾
斜側面とするものである。その他の構成、動作などに関
しては実施例1の燃料噴射弁と同様である。
【0051】図6にハウジングプレートでコイル部の凸
部の両側面を挟持する様子を示す。なお、実施例1の燃
料噴射弁と対応する部材については同じ記号を用いる。
また図4と同様に説明の便宜のためコネクタ部は切除し
て描いている。本実施例の燃料噴射弁のコイル部4にお
いては、凸部43の片側の側面だけが傾斜側面45とな
っており、もう片方の側面は軸方向に平行である。本実
施例のコイル部4のように片方の側面だけが傾斜側面4
5であっても、図中白抜き矢印で示すように、この傾斜
側面45を介してコイル部4の下方向への付勢力を得る
ことができる。そして、リング部40の下端がバルブホ
ルダー6の上端部60に押しつけられた位置でハウジン
グプレート5を固定することにより、コイル部4の軸方
向および周方向の動きを抑止することができる。
【0052】〈実施例3〉実施例3の燃料噴射弁は、凸
部の両側面を実施例1の燃料噴射弁とは、軸方向逆向き
のテーパー状の傾斜側面45とするものである。その他
の構成、動作などに関しては実施例1の燃料噴射弁と同
様である。
【0053】図7にハウジングプレートでコイル部の凸
部の両側面を挟持する様子を示す。なお、実施例1の燃
料噴射弁と対応する部材については同じ記号を用いる。
また図4と同様に説明の便宜のためコネクタ部は切除し
て描いている。本実施例の燃料噴射弁のコイル部4は、
凸部43の頂面が上方に向かって幅が広くなるような傾
斜側面45を有している。本実施例のコイル部4をハウ
ジングプレート5により挟持すると、コイル部4には図
中白抜き矢印で示すように上方向の付勢力が働く。この
付勢力によりコイル部4は上方に移動する。ところで、
ハウジングプレート5の内壁52は、中央部のみリング
部40を収納するため拡径しており、上端部と下端部と
はパイプ3およびバルブホルダー6との固定のため縮径
している。このため、リング部40の上端がハウジング
プレート5の内壁52の上端部に当接した位置で、コイ
ル部4の上方への移動は停止する。この位置でハウジン
グプレート5をパイプ3およびバルブホルダー6と溶接
することにより、コイル部4の軸方向および周方向の動
きを抑止することができる。
【0054】〈実施例4〉実施例4の燃料噴射弁は、凸
部の両側面を、軸方向中央部で傾きが正負逆転する傾斜
側面45とするものである。その他の構成、動作などに
関しては実施例1の燃料噴射弁と同様である。
【0055】図8にハウジングプレートでコイル部の凸
部の両側面を挟持する様子を示す。なお、実施例1の燃
料噴射弁と対応する部材については同じ記号を用いる。
また図4と同様に説明の便宜のためコネクタ部は切除し
て描いている。本実施例の燃料噴射弁では、凸部43の
両側面が、「く」の字状および逆「く」の字状の傾斜側
面45となっている。すなわち凸部43の頂面は、軸方
向中央部が最も広く上方および下方が狭い菱形状となっ
ている。また傾斜側面45と対向するハウジングプレー
ト5の端面53間の間隔も、軸方向中央部が最も広く上
方および下方が狭くなっている。
【0056】本実施例のコイル部4をハウジングプレー
ト5により挟持すると、コイル部4には図中白抜き矢印
で示すように下方向の付勢力が働く。この付勢力により
コイル部4は下方に移動する。ところが傾斜側面45お
よび端面53の傾きは軸方向中央部で正負逆転してい
る。このため軸方向中央部より下方においては、コイル
部4に上方向の付勢力が働く。言い換えると本実施例の
凸部43の傾斜側面45の形状によると、軸方向中央部
に向かって付勢力が働く。このためコイル部4は中央部
で停止する。この位置でハウジングプレート5をパイプ
3およびバルブホルダー6と溶接することにより、コイ
ル部4の軸方向および周方向の動きを抑止することがで
きる。
【0057】なお、実施例ではいずれもパイプとバルブ
ホルダーとは別体のものを示したが本発明はこれに限ら
れるものではなく一体のものであってもよい。要するに
コイル部の内周側の部材にハウジングプレートを固定す
るものであればよい。また固定の例として溶接を示して
いるが、ろう付けや接着であってもよい。またパイプの
例として複合磁性材料にて形成されたものを例示してい
るがこれに限られるものではなく、溶接で各材料をつな
いで外周を同一径としたものであってもよい。
【0058】
【発明の効果】本発明の燃料噴射弁によると、コイル部
の周方向の動きだけでなく軸方向の動きをも抑止するこ
とができる。また本発明の燃料噴射弁の組み付け方法に
よると、本発明の燃料噴射弁を簡易に組み付けることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の燃料噴射弁の軸方向断面図であ
る。
【図2】 実施例1の燃料噴射弁の組み付け前の状態を
示す図である。
【図3】 実施例1の燃料噴射弁においてコイル部にハ
ウジングプレートを接近させている状態を示す図であ
る。
【図4】 実施例1の燃料噴射弁においてコイル部をハ
ウジングプレートで挟持している状態を示す図である。
【図5】 実施例1の燃料噴射弁においてハウジングプ
レートを溶接した状態を示す図である。
【図6】 実施例2の燃料噴射弁においてコイル部をハ
ウジングプレートで挟持している状態を示す図である。
【図7】 実施例3の燃料噴射弁においてコイル部をハ
ウジングプレートで挟持している状態を示す図である。
【図8】 実施例4の燃料噴射弁においてコイル部をハ
ウジングプレートで挟持している状態を示す図である。
【図9】 従来の燃料噴射弁においてコイル部をハウジ
ングプレートで挟持している状態を示す図である。
【符号の説明】
1:燃料噴射弁 2:燃料ジャンクション 3:パイプ
4:コイル部 5:ハウジングプレート 6:バルブホルダー 20:
燃料通路 21:燃料フィルタ 22:Oリング 23:ストッパ
ー 24:バックアップリング 30:ステータコア 3
1:可動コア 32:コイルスプリング 33:アジャスタ 34:燃
料通路 40:リング部 41:コネクタ部 42:コイル 4
3:凸部 44:ターミナル 45:傾斜側面 50:上端部 5
1:下端部 52:内周壁 53:端面 60:上端部 61:燃料
通路 62:ニードルバルブ 63:バルブシート 64:弁
座 65:燃料噴射孔

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部にステータコアと燃料通路とを備え
    るパイプと、 該燃料通路につながる燃料噴射孔と該燃料噴射孔を開閉
    する弁体とを備え該パイプの下端に固定されるバルブホ
    ルダーと、 該パイプの外周に環装され該ステータコアと共に該弁体
    を駆動し該燃料噴射孔を開くコイルを備え外周面に軸方
    向に延びる凸部をもつコイル部と、 該コイル部の外周面に沿って設けられ該コイル部の周方
    向の動きを抑止するために該凸部の両側面を周方向から
    挟持して上端が該パイプに下端が該バルブホルダーに固
    定されるハウジングプレートと、を有する燃料噴射弁で
    あって、 前記コイル部は、前記凸部の前記両側面の少なくとも一
    面が軸方向に対して傾斜する傾斜側面となり、 前記ハウジングプレートは、該凸部の両側面を周方向か
    ら挟持する際、該傾斜側面を押圧することにより該コイ
    ル部を軸方向に付勢するようにした状態で、かつ該コイ
    ル部の軸方向の動きを抑止する位置で上端が該パイプに
    下端が該バルブホルダーに固定されることを特徴とする
    燃料噴射弁。
  2. 【請求項2】 前記コイル部の前記傾斜側面はテーパー
    状である請求項1に記載の燃料噴射弁。
  3. 【請求項3】 前記ハウジングプレートの内周壁は軸方
    向上端部と下端部とが縮径し、中央部が拡径しているこ
    とを特徴とする請求項2に記載の燃料噴射弁。
  4. 【請求項4】 前記コイル部の環装される前記パイプの
    外周面は径一定で軸方向に延びていることを特徴とする
    請求項2に記載の燃料噴射弁。
  5. 【請求項5】 前記ハウジングプレートの前記テーパ面
    を押圧する端面のうち一箇所のみが前記テーパ面と当接
    することを特徴とする請求項2に記載の燃料噴射弁。
  6. 【請求項6】 前記ハウジングプレートの前記テーパ面
    を押圧する端面のうち中央部が前記テーパ面と当接する
    ことを特徴とする請求項5に記載の燃料噴射弁。
  7. 【請求項7】 燃焼室に直接燃料を噴射する請求項1な
    いし請求項6のいずれかに記載の燃料噴射弁。
  8. 【請求項8】 内部にステータコアと燃料通路とを備え
    るパイプと、該燃料通路につながる燃料噴射孔と該燃料
    噴射孔を開閉する弁体とを備え該パイプの下端に固定さ
    れるバルブホルダーと、該パイプの外周に環装され該ス
    テータコアと共に該弁体を駆動し該燃料噴射孔を開くコ
    イルを備え外周面に軸方向に延びる凸部をもつコイル部
    と、該コイル部の外周面に沿って設けられ該コイル部の
    周方向の動きを抑止するために該凸部の両側面を周方向
    から挟持して上端が該パイプに下端が該バルブホルダー
    に固定されるハウジングプレートと、を有する燃料噴射
    弁の組み付け方法であって、 前記パイプの下端に前記バルブホルダーの上端を固定す
    るバルブホルダー固定工程と、 該バルブホルダーを固定した該パイプの外周に、前記凸
    部の前記両側面の少なくとも一面が軸方向に対して傾斜
    する傾斜側面である前記コイル部を摺動自在に環装する
    コイル部環装工程と、 該パイプに環装された該コイル部の該両側面を前記ハウ
    ジングプレートで周方向から挟持して該傾斜側面を押圧
    することにより、該コイル部を軸方向に付勢するように
    した状態でかつ該コイル部の軸方向の動きを抑止する位
    置で該ハウジングプレートの上端を該パイプに固定する
    とともに下端を該バルブホルダーの上端に固定するコイ
    ル部挟持工程と、を含んでなることを特徴とする燃料噴
    射弁の組み付け方法。
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