JP2002285520A - 融雪装置 - Google Patents

融雪装置

Info

Publication number
JP2002285520A
JP2002285520A JP2001086979A JP2001086979A JP2002285520A JP 2002285520 A JP2002285520 A JP 2002285520A JP 2001086979 A JP2001086979 A JP 2001086979A JP 2001086979 A JP2001086979 A JP 2001086979A JP 2002285520 A JP2002285520 A JP 2002285520A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
snow melting
snow
panel
melting
heating means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001086979A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Yura
政樹 由良
Tomoaki Kajiura
智彰 梶浦
Shinji Kondo
信二 近藤
Katsunori Zaizen
克徳 財前
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2001086979A priority Critical patent/JP2002285520A/ja
Publication of JP2002285520A publication Critical patent/JP2002285520A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning Of Streets, Tracks, Or Beaches (AREA)
  • Road Paving Structures (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 寒冷地の降雪特性に最適な融雪性能を発揮し
て、融雪時間の短縮と節電を図るとともに、簡単な施工
方法で設置できて、優れた耐久性能を有する融雪装置を
提供すること。 【解決手段】 融雪用熱量を加熱手段2により供給され
て発熱する融雪パネル3と、加熱手段2の運転を制御す
る制御手段4とを備えて、融雪パネル3の表層に下部へ
の透水を抑制する防水層8を形成したことで、融雪パネ
ル3の温度が速やかに上昇して、短時間に融雪が行え
る。特に、防水層8より融雪パネル3表層から下部への
融雪水の透水が抑制されて、融雪水は融雪パネル3表層
から速やかに排出される。また、加熱手段2より供給さ
れる融雪用熱量は、主として融雪に使用されて、表層の
融雪水を加熱するためには使用されないので、無駄の少
ない効率的な融雪が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般家庭や店舗の
敷地内において融雪パネルを用いた融雪装置に係わり、
特に融雪パネルでの消費エネルギーの低減と、耐久強度
と、簡単な設置工事とを両立するための構成に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】積雪の多い寒冷地においては、公共の道
路はもとより、一般家庭や店舗の敷地の、特に歩道から
一般家庭の玄関、車庫あるいは駐車スペースまでのアプ
ローチの除雪作業が、積雪期の日常生活での大きな問題
とされてきている。
【0003】これを解決するためのものとしては、加熱
手段としてヒータや温水パイプ等を敷地内の地面に埋設
して、この加熱手段が融雪用熱量を供給して、路面の加
熱を行って、融雪を行う融雪装置がある。それぞれ「ヒ
ータ」は通電することでジュール熱によって発熱するも
のであり、「温水パイプ」は灯油ボイラーの燃焼で加熱
した温水(実際は不凍液)を熱媒として循環することで
発熱するものである。降雪時には、これらの加熱によっ
て路面温度を上昇させて、路面上の雪を融雪することが
一般的である。このような融雪装置は、ロードヒーティ
ング装置、あるいはロードヒーティングとも呼ばれる。
【0004】その一例を図12および図13に基づいて
説明する。一般的な住宅70が歩道71に面して、玄関
72および駐車スペース73を有している事例である。
図において駐車スペース73および玄関72に至るアプ
ローチには融雪装置75が埋設されていて、その範囲を
融雪領域80として示している。
【0005】この融雪装置75は、地盤上の砕石を敷き
詰めた路床部81、コンクリートの路盤部82、アスフ
ァルトの舗装部53と加熱手段を備えて、地面に埋設さ
れている。路床部81、路盤部82、舗装部83は、そ
れぞれ土木工事にて、深さD1(一例として約300m
m)、D2(約70mm)、D3(約30mm)にて形
成されている。加熱手段となるヒータ84は、路床部8
1の上面に敷設されて、路盤部82および舗装部83に
て、埋設されている。もちろん、ヒータ84の位置に温
水パイプを埋設したものもあるが、その埋設部の基本的
な構成は同様である。
【0006】このような融雪装置75は、降雪を検知す
るために、降雪センサー、気温センサー、地温センサー
(センサー類の図示は省略)を備えて、各センサーから
の信号に応じて自動運転を行う、あるいは使用者の判断
で手動運転を行うための制御手段(図示は省略)を備え
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来構成の融雪
装置75では、加熱手段であるヒータ84を地表から深
さD2+D3である、約100mmの地中に埋設してい
る。このため、制御手段が降雪センサーの信号に基づい
て、ただちに自動運転を開始、または使用者が手動によ
る運転を開始しても、しばらくの間は、加熱手段である
ヒータ84はその上部の地面を加熱するものであって、
融雪装置75の表面温度を高めるためには、路盤部8
2、舗装部83を加熱する必要がある。
【0008】融雪装置75の表面全体の温度を上昇させ
るためには、長時間の運転時間と電気エネルギーを必要
とするものであって、降雪によって地表に堆積する雪を
ただちに融雪するには至らない。すなわち、融雪が開始
されるまでに時間がかかるという不便さがある。もちろ
ん、熱媒体を循環させる温水パイプでも、この点では同
様である。
【0009】また、特開平11−97157号公報に
は、ヒータ(加熱手段)の両面を弾性があるゴム化アス
ファルト防水シートで一体化した埋設用面状ヒータが提
案されているが、加熱手段の保護性能や伝熱特性は優れ
るものの、その表面にコンクリート打設面、アスファル
ト層、土砂等の表層面で仕上げる工事が必要であって、
融雪時にはその部分を加熱するための消費エネルギーも
必要となり、効率的な融雪性能ではないと推察される。
【0010】また、降雪は24時間連続的に発生するこ
とは少なくて、間欠的に降雪することが多い。したがっ
て、融雪装置75の運転も、間欠的であることが多く
て、運転が休止する度に、低温度の外気によって、融雪
装置75の温度は低下する。そこで次回の降雪時には、
一度冷却した路面全体を加温するために時間が必要であ
る。
【0011】このように降雪条件によっても、電気の消
費量あるいは温水パイプ式での灯油の消費量が多くなる
ので、ランニングコストが高い。このように積雪期全体
を通じて考えると、融雪装置75自体の温度上昇のため
に使用されるエネルギーの割合が大きくて、また間欠的
な運転による損失も大きい。
【0012】以上から、従来の融雪装置では、第1の課
題として、表面が温度上昇するのに長時間を必要とし
て、また降雪条件の変化に速やかに対応できないなど、
その融雪性能が不適切であって、エネルギーの利用効率
が低い点があげられる。
【0013】第2の課題として、土木工事によって、地
中に加熱手段を埋設する融雪装置75であるから、その
施工には長時間の工期が必要で、そのための工事費も高
い点があげられる。
【0014】この施工性に関する課題を解決するものと
して、玄関先や階段といった、主として人の通行が行わ
れる場所には、単に置くだけでよいマット状の融雪マッ
トと呼ばれるものがある。これらは一般には、加熱手段
として、ヒータや融雪パネルのヒータを、その内部に一
体に成形したゴムシート状のものであって、降雪時に通
電すれば、比較的速やかに表面の雪を融雪できるもので
ある。
【0015】しかしながら、一般にはゴムシートの厚さ
が約10mm程度のものであって、自動車の重量に耐え
るだけの強度は有していないので、駐車スペースには使
えない。また、傘の先端や、鋭利なもので突いた時の強
度も、ゴムシートでは十分とは言えない。また、駐車ス
ペースに敷設するには、自動車の駐停車や、人の往来に
対して、確実に固定するには接着剤で固定する、あるい
は相当の厚みを有して、全体重量の大きい融雪パネルと
なって、施工に手間取る。また、透水性が悪いので、融
雪マットの表面に融雪水や雨水が滞留して滑りやすいも
のとなる。
【0016】したがって、このような構成のものでは、
施工性、防滑性はもちろん、駐車スペースやそのアプロ
ーチとしての耐久強度に関して課題があるといえる。こ
のため、表面の傷や変色等によって劣化した場合には、
融雪マット全体を交換する必要があって、日常の維持管
理には相当の作業と交換費用を要するので、メンテナン
ス性に優れているとは言えない。
【0017】そこで、特開2000−297407号公
報には、施工を短期間で簡単に行えて、そのコストも安
価なものとして、融雪機能を有するタイル舗装面の施工
方法が提案されている。これは温水パイプの上面に金属
プレート付きのタイルを敷き並べたものであって、耐久
強度と所定の融雪性能は得られる。しかしながら、耐久
強度を得るためには、タイルに所定の厚さを確保するこ
とが必要であって、既存の駐車スペースや玄関先におい
ては、一旦その設置場所を掘り起こしてから設置しない
と、周辺とは大きな段差を生ずると推察される。
【0018】一方、融雪マットからの融雪水の透水性を
高めて防滑性を得るものとして、特開平8−15357
5にはゴムチップを接着剤で固めた層状の透水性基板を
上下に配置して、ヒータ線と均熱版を有する融雪パネル
ヒータが提案されている。これは融雪水を効率よく排水
するとともに、柔軟性があって設置場所にフィットさせ
て敷設することができる融雪パネルヒータとしての構造
であって、所期の目的を達成するものと考えられるが、
融雪水や雨水が透水性基板の内部に滞留したり、凍結す
る恐れのあるものである。
【0019】すなわち、従来の融雪装置75、融雪マッ
ト等は、敷地内の駐車スペースに用いるには、その融雪
性能あるいは耐久強度やメンテナンスに関して課題を有
する。
【0020】本発明は、以上のような従来の融雪装置が
有している課題を解決するために、寒冷地の降雪特性に
最適な融雪性能を発揮して、融雪時間を短縮するととも
に、特に融雪水を融雪パネルの表層から速やかに分離す
る構成によって、消費エネルギーの低減と防滑性を得
て、さらには耐久強度の確保ができる融雪装置を提供す
ることを目的としているものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明の融雪装置は、融
雪用熱量を加熱手段により供給されて発熱する融雪パネ
ルと、加熱手段の運転を制御する制御手段とを備えて、
前記融雪パネルの表層に下部への透水を抑制する防水層
を形成したものである。
【0022】この発明によれば、降雪時には加熱手段に
て融雪用熱量を得ると、融雪パネルはその温度が速やか
に上昇して、短時間に融雪が行える。特に、防水層によ
り融雪パネルの表層から下部への融雪水の透水が抑制さ
れて、融雪水は融雪パネルの表層から速やかに排出され
る。加熱手段により供給される融雪用熱量は、主として
融雪に使用されて、表層の融雪水を加熱するためには使
用されないので、無駄の少ない効率的な融雪が行われ
る。このように、より少ない消費エネルギーで、優れた
融雪性能を実現する省エネ型の融雪装置を提供できる。
【0023】
【発明の実施の形態】請求項1記載の発明は、融雪用熱
量を加熱手段により供給されて発熱する融雪パネルと、
加熱手段の運転を制御する制御手段とを備えて、前記融
雪パネルの表層に下部への透水を抑制する防水層を形成
したことである。
【0024】この発明によれば、降雪時には加熱手段に
て融雪用熱量を得ると、融雪パネルはその温度が速やか
に上昇して、短時間に融雪が行える。特に、防水層によ
り融雪パネルの表層から下部への融雪水の透水が抑制さ
れて、融雪水は融雪パネルの表層から速やかに排出され
る。加熱手段により供給される融雪用熱量は、主として
融雪に使用されて、表層の融雪水を加熱するためには使
用されないので、無駄の少ない効率的な融雪が行われ
る。このように、より少ない消費エネルギーで、優れた
融雪性能を実現する省エネ型の融雪装置を提供できる。
【0025】請求項2記載の発明は、融雪パネルは、防
水層を有して加熱手段により発熱する融雪プレートと、
前記加熱手段を有するパネル本体とを備えたことであ
る。
【0026】この発明では、融雪水に対する防水層で融
雪プレートからパネル本体への融雪水および雨水の浸入
が抑制されるので、加熱手段の耐久性が向上する。ま
た、融雪パネルを融雪プレートとパネル本体に分解し
て、容易にメンテナンスができると同時に、一方のみの
交換が可能で維持費も軽減できる融雪装置を提供でき
る。
【0027】請求項3記載の発明は、融雪パネルの防水
層を、基材となる防水材料に所定の大きさの粒子を骨材
として混合した複合材料で形成したことである。
【0028】この発明では、基材となる防水材料に対し
て、ガラスビーズ、珪砂、樹脂、コンクリート等の粒子
で、所定の大きさ、例えば防水層の厚さの半分から同程
度の大きさのものを、骨材として混合することで、防水
材料の効果により下部への透水が抑制されて、融雪パネ
ルから速やかに排出される。と同時に、骨材の一部は表
層より露出したり、防水材料で覆われるものの凹凸を形
成するので、その表層に付着した水滴によって滑ること
を防止するという滑り止め効果(以下では、防滑性とも
いう)を発揮する融雪装置を提供できる。
【0029】請求項4記載の発明は、融雪パネルの防水
層を、基材となる防水材料に金属材料の骨材を混合した
複合材料で形成したことである。
【0030】この発明では、骨材に金属材料を使用する
ことで、加熱手段によって供給された融雪用熱量が、速
やかに融雪パネルの表層である防水層から上部の積雪に
熱伝達される。同時に、耐食性のある金属材料で形成す
れば、防水材料の部分的な磨耗により露出しても、優れ
た熱伝達効率によって融雪性能を発揮できて、しかも高
強度で優れた耐久性を有する融雪装置を提供できる。
【0031】請求項5記載の発明は、融雪パネルの防水
層を、熱硬化性材料または第1の所定温度以上の高温で
軟化する熱可塑性材料で形成したことである。
【0032】この発明では、防水層を熱硬化性材料、ま
たは所定の高温度にて軟化する熱可塑性材料、例えば融
雪装置が夏場の屋外に放置されたとして想定される表面
温度(約60度)を十分に超える温度、約100度で軟
化する熱可塑性材料で形成することで、あらかじめ融雪
パネルの表層に様々な模様を形成して、防滑性を高めた
り、融雪水の表層からの流出を短時間でできることが可
能となる。特に、熱可塑性材料によれば、設置場所にお
いて融雪パネル同士の接合作業が可能である。しかも、
これらは降雪期のみならず、通年設置できる融雪パネル
による融雪装置を提供できる。
【0033】請求項6記載の発明は、融雪パネルのパネ
ル本体を、熱硬化性材料または第2の所定温度以上の高
温で軟化する熱可塑性材料で形成したことである。
【0034】この発明では、パネル本体を熱硬化性材
料、または第2の所定温度以上の高温度にて軟化する熱
可塑性材料が夏場の屋外に放置されたとして想定される
表面温度を十分に超える温度、約100度で軟化する熱
可塑性材料で形成する。ここであらかじめ融雪パネルの
パネル本体に様々な模様を形成することで、設置場所と
の摩擦係数を増大したり、あるいは凹凸によって、固定
を確実にできる。特に、熱可塑性材料によれば、設置場
所において融雪パネル同士の接合作業が可能となる。し
かも、いずれの材料でも、降雪期のみならず、通年設置
できる融雪パネルによる融雪装置を提供できる。なお、
上記の第1の所定温度と第2の所定温度はそれぞれの部
位に対して設定された温度であって、第1の所定温度が
第2の所定温度とほぼ同一か、若干高いものである。
【0035】請求項7記載の発明は、融雪パネルの防水
層またはパネル本体の少なくともひとつを、アスファル
トで形成したことである。
【0036】この発明では、融雪パネルの防水層または
パネル本体の少なくともひとつを、アスファルトで形成
することで、それぞれが必要な防水性、適度な防滑性を
安価に実現できる。融雪パネルの表層の防水層において
は、アスファルトが高温で軟化するので、所定の温度に
高めることで、その表面に発生した傷を容易にメンテナ
ンスである。同時に、このような融雪パネルが設置され
る場所、すなわち寒冷地では、アスファルトの駐車スペ
ースも多くあり、その場合、美観良く設置できる。
【0037】また、パネル本体においては、アスファル
トの駐車スペースの表面に対して、溶融したアスファル
トを両者の間に接着剤として散布することで、融雪パネ
ルを確実に固定できる。なお、加熱手段の耐熱性が確保
される構成では、融雪パネルをそのまま加熱して、設置
場所に溶着することも可能で、耐久強度に優れた融雪装
置を提供できる。
【0038】請求項8記載の発明は、融雪パネルの防水
層の下部に、金属材料にて形成した融雪プレートを配置
したことである。
【0039】この発明では、防水層の下部に金属材料の
融雪プレートがあるので、表面に過大な外力、例えば岩
石や金物の落下があり、防水層が破損しても、加熱手段
は融雪プレートに保護されて、優れた耐久強度を有する
融雪装置を提供できる。
【0040】請求項9記載の発明は、融雪プレートを誘
導加熱して加熱手段として用いたことである。
【0041】この発明では、融雪プレートと加熱手段が
密着していないときにも、融雪プレートが加熱されて融
雪性能が発揮されるので、両者の間に距離をとり、加熱
手段をより確実に保護することができて、優れた耐久強
度を有する融雪装置を提供できる。
【0042】
【実施例】以下、この発明の実施例について、図面を参
照しつつ説明する。
【0043】(実施例1)第1に、全体構成を説明す
る。
【0044】図1および図2に示すように、融雪装置1
は、融雪用熱量を供給するヒータ(加熱手段)2により
発熱する融雪パネル3、ヒータ(加熱手段)2の運転を
制御する制御手段4、降雪の有無を検出する降雪センサ
ー5を有して、商用電力にて、ここでは降雪地域で特別
に設定されている融雪電力6にて運転される。融雪パネ
ル3は、駐車スペースおよび歩道から玄関に至るアプロ
ーチ等の舗装部の上面を設置場所7として設置される。
また、実施例の融雪パネル3は、硬度が硬くて、比較的
耐久性のあるゴムチップによって成形されている。ま
た、加熱手段2は、ヒータであり、この発熱で融雪パネ
ル3が発熱する。また、降雪センサー5は、降雪や降雨
を検知する赤外線センサーと、外気温度とを併用して、
制御手段4にて降雪であるかを判断するものである。
【0045】この実施例1は、特に、融雪パネル3の表
層にその下部への透水を抑制する防水層8を形成してい
る点で、従来のものとは異なるものである。
【0046】なお、このような電気式のヒータ(加熱手
段)2に代えて、温水パイプとボイラーを加熱手段2と
してもよいものである。また、降雪センサー5も、電極
センサーにて降雪または降雨を検知して、外気温度で降
雪であるかを判断するものでもよいものである。
【0047】なお、この融雪装置1は制御手段4によっ
て、降雪センサー5からの信号に応じて自動運転(図3
参照)する、あるいは使用者の判断で手動運転すること
ができる点は、従来のものと同様であるので、この点の
詳細な説明は省略する。
【0048】第2に、この融雪装置1の運転方法および
融雪性能について説明する。
【0049】ここではより分かりやすくするために、使
用者自身で降雪があることを判断して、運転を開始した
場合(手動運転)を想定する。制御手段4がヒータ(加
熱手段)2に通電を開始すると、その発熱により融雪パ
ネル3が速やかに発熱する。
【0050】なぜなら、この融雪パネル3は全体の厚さ
が約2〜3cmであって、その熱容量が小さくて、且つ
設置場所7において舗装部の表面に設置されているため
に、少ない消費電力量にて、短時間で融雪パネル3の表
面温度は融雪性能を発揮する温度まで上昇する。引き続
いて供給される熱エネルギーは融雪用熱量として、すな
わち融雪パネル3の表面に付着した降雪を融雪水にする
ための融解熱に使用される。したがって、短時間で少な
い消費電力量にて融雪が行われる。
【0051】また、使用者は降雪が停止したと判断すれ
ば、直ちに運転を停止すればよいものである。もちろ
ん、降雪センサー5の信号に基づいて自動運転もでき
る。いずれの場合も、従来の融雪装置75に比べて、短
時間で、したがって少ない消費電力量で融雪ができる。
【0052】また、寒冷地においても、実際の降雪は、
24時間連続的に発生することは少なくて、夜間から早
朝に降って、日中は降らないといったように、間欠的に
降雪することが多い。すなわち、融雪装置1の運転も、
間欠的であることが多くなる。したがって、その都度、
融雪パネル2は一度冷却するものの、再度の加温や融雪
が短時間で行える。そのためにも、融雪パネル2の消費
電力量が少なくてよいことによって、融雪装置1のラン
ニングコストは安価である。
【0053】このように、積雪期全体を通じて考える
と、融雪装置1の表面の温度上昇が高速化することによ
り、間欠的な運転での消費エネルギーの利用効率が高
い。この融雪パネル3による融雪装置1は、実際の降雪
条件に対して適切な融雪性能を発揮して、運転効率が高
いと言える。すなわち、優れた融雪性能を実現する。
【0054】第3に、主として防水層8に関連する効果
を述べる。
【0055】融雪パネル3が温度上昇して融雪能力を発
揮するとともに、融雪パネル3の表層には融雪水が発生
する。ここで防水層8は、融雪水が融雪パネル3の表層
から下部に透水することを防止するので、融雪水は融雪
パネル3の設置場所の勾配に沿って、速やかに融雪パネ
ル3の外周部から排出される。したがって、ヒータ(加
熱手段)2により供給される融雪用熱量は、主として融
雪に使用されて、表層の融雪水を加熱するためには使用
されないので、消費エネルギーの無駄の少ない効率的な
融雪が行われる。すなわち、より少ない消費エネルギー
で、優れた融雪性能を実現する省エネ型の融雪装置1で
ある。
【0056】なお、実施例1の融雪パネル3には、ゴム
チップによる成形品を使用したが、コンクリート、煉
瓦、石材、樹脂材料等で、多孔質で比較的軽量且つ高強
度な融雪パネル3を形成したときに、表層に防水層8を
形成することで下部への透水が抑制されて、省エネで融
雪できるものとすることができる。
【0057】(実施例2)実施例2の融雪装置11とし
ての基本構成は、融雪パネル12、制御手段4、降雪セ
ンサー5等を備えて、実施例1と同様であり、基本構成
についての説明は省略する。図4および図5に示すよう
に、融雪パネル12は、防水層13を有するとともにヒ
ータ(加熱手段)14により発熱する融雪プレート15
と、前記ヒータ(加熱手段)14を有するパネル本体と
を備えた点で、上記の実施例1とは異なるものであり、
この点を中心に説明する。
【0058】融雪水に対する防水層13で融雪プレート
15からパネル本体16への融雪水および雨水の浸入が
抑制されるので、ヒータ(加熱手段)14の耐久性が向
上する。この点は実施例1と同様である。
【0059】この実施例では、融雪パネル12を融雪プ
レート15とパネル本体16に分解して、容易にメンテ
ナンスができると同時に、一方のみの交換が可能で維持
費も軽減できる融雪装置11とすることができる。
【0060】(実施例3)実施例3の融雪装置21とし
ての基本構成は、融雪パネル22、制御手段4、降雪セ
ンサー5等を備えて、実施例1と同様であり、基本構成
についての説明は省略する。図6に示すように、融雪パ
ネル22の防水層23を、防水材料24に所定の大きさ
の粒子を骨材25として混合した複合材料で形成した点
で、上記の実施例1とは異なるものであり、この点を中
心に説明する。
【0061】この構成では、防水材料24に対して、ガ
ラスビーズ、珪砂、樹脂、コンクリート等の粒子で、所
定の大きさ、例えば防水層23の厚さの半分から同程度
の大きさのものを、骨材25として混合することで、防
水材料の効果により下部への透水が抑制されて、融雪パ
ネル22から速やかに排出される。と同時に、骨材25
の一部は融雪パネル22の表層において露出したり、防
水材料24で覆われるものの凹凸を形成するので、その
表面に付着した融雪水や雨水などの水滴によって滑るこ
とを防止するという滑り止め効果(以下では、防滑性と
もいう)を発揮する融雪装置である。
【0062】なお、防水層23を、防水材料による防水
層と、骨材を有するが防水効果は殆どない防滑層とを有
する多層構造としてもよいものである。
【0063】(実施例4)実施例4の融雪装置31とし
ての基本構成は、融雪パネル32、制御手段4、降雪セ
ンサー5等を備えて、実施例1と同様であり、基本構成
についての説明は省略する。図7に示すように、融雪パ
ネル32の防水層33を、防水材料34に金属材料の骨
材35を混合した複合材料で形成した点で、上記の実施
例1とは異なるものであり、この点を中心に説明する。
【0064】この構成では、骨材35に金属材料を使用
することで、加熱手段(図示省略)によって供給された
融雪用熱量が、速やかに融雪パネル32の表層である防
水層33から上部の積雪38に熱伝達される。同時に、
骨材35を耐食性のある金属材料で形成すれば、防水材
料34の部分的な磨耗により露出しても、優れた熱伝達
効率によって融雪性能を発揮できて、しかも高強度で優
れた耐久性を有する融雪装置である。
【0065】なお、防水材料としては、アスファルト、
ウレタン樹脂、エポキシ樹脂など、熱可塑性材料から熱
硬化性材料において、融雪プレート36の材質、表面形
状、仕様場所等に応じて、種々に選択できる。また、金
属材料としては、防水材料から露出することも想定され
るので、できれば耐食性の高いものが望ましい。ステン
レス、アルミニウムなど、これも種々に選択できるもの
であって、また、その組み合わせを限定するものでもな
い。
【0066】(実施例5)実施例5の融雪装置41とし
ての基本構成は、融雪パネル42、制御手段4、降雪セ
ンサー5等を備えて、実施例1と同様であり、基本構成
についての説明は省略する。図8に示すように、融雪パ
ネル42の防水層43を、第1の所定温度以上の高温で
軟化する熱可塑性材料で形成ている点で、上記の実施例
1とは異なるものであり、この点を中心に説明する。
【0067】この構成では、防水層43を第1の所定温
度以上の高温度にて軟化する熱可塑性材料、例えば融雪
装置41が夏場の屋外に放置されたとして想定される表
面温度を超える温度として、約100度で軟化する熱可
塑性材料で形成することで、あらかじめ融雪パネル42
の表層に様々な模様を形成することで、例えば凹凸を設
けて防滑性を高めることができる。また、水が速やかに
排出される流水路を設けて融雪水の表層からの流出を短
時間でできるようにしたり、設置場所7において軟化温
度以上にまで適度に加熱すれば、融雪パネル42同士の
接合作業が可能である。しかも、降雪期のみならず、夏
場でも温度上昇によって防水層43は強度が劣化しな
い。したがって、通年設置できる融雪パネル42による
融雪装置41である。
【0068】なお、防水層43を熱硬化性材料で形成し
ても、融雪パネル42同士の接合ができない点を除い
て、ほぼ同様の効果が得られることは明白である。
【0069】(実施例6)実施例6の融雪装置51とし
ての基本構成は、融雪パネル52、制御手段4、降雪セ
ンサー5等を備えて、実施例1と同様であり、基本構成
についての説明は省略する。図9に示すように、融雪パ
ネル52のパネル本体53を、第2の所定温度以上の軟
化する熱可塑性材料で形成した点で、上記の実施例5と
も異なるものであり、この点を中心に説明する。
【0070】この構成では、融雪パネル52のパネル本
体53を第2の所定温度以上の高温度にて軟化する熱可
塑性材料、例えば融雪装置51が夏場の屋外に放置され
たとして想定される表面温度を超える温度として、約1
00度で軟化する熱可塑性材料で形成する。もちろん、
上記実施例5の第1の所定温度とこの第2の所定温度は
それぞれの部位に対して設定された温度であって、第1
の所定温度が第2の所定温度とほぼ同一か、若干高いも
のであってよい。
【0071】ここであらかじめ融雪パネル52のパネル
本体53に様々な凹凸を形成することで、設置場所7に
設けた様々な凹凸との間で、固定を確実にできる。ま
た、設置場所7において、温風などでパネル本体53を
加熱すれば、パネル本体53の外周が溶解して、融雪パ
ネル52同士の溶着が可能となる。しかも、これらの固
定部や溶着部は、降雪期のみならず、夏期においてもそ
の強度を維持できる。したがって、この実施例も通年設
置できる融雪パネルによる融雪装置である。
【0072】なお、パネル本体53を熱硬化性材料で形
成しても、融雪パネル42同士の接合ができない点を除
いて、ほぼ同様の効果が得られることは明白である。
【0073】なお、上述の実施例5および実施例6にお
いて、融雪パネル42、52の防水層43、55または
パネル本体47、53の少なくともひとつを、アスファ
ルトで形成することで、以下のような効果が得られるも
のである。なお、アスファルトとしては、主として石油
アスファルトのストレートアスファルトおよび改質アス
ファルトを想定しているが、これらにはゴム成分、骨材
等を含んだり、天然アスファルトを含むものであっても
よいことはいうまでもない。
【0074】第1に、アスファルトで形成することで、
融雪パネル42、52の防水層43、55が必要な防水
性、またはパネル本体47,53が必要とする適度な防
滑性を安価に実現できる。
【0075】第2に、融雪パネル42、52の表層の防
水層43、55においては、アスファルトは第1の所定
温度以上の高温で軟化するものであるから、その表面に
傷が発生した時にも、所定の温度に高めて溶融させるこ
とで、その傷を容易にメンテナンスできる。同時に、融
雪パネル42、52の表面状態としても、これらが寒冷
地で一般的に設置されるアスファルトの駐車スペースに
おいて、美観良く設置できる融雪装置である。
【0076】第3に、パネル本体47、53において
は、アスファルトの駐車スペースの表面において、溶融
したアスファルトを両者の間に散布することで、融雪パ
ネル42,52を確実に固定できる。さらには、ヒータ
等の加熱手段の耐熱性が確保される構成とすれば、融雪
パネル42、52をそのまま加熱して、設置場所7に溶
着することも可能で、耐久強度に優れた融雪装置とする
ことができる。
【0077】(実施例7)実施例7の融雪装置61とし
ての基本構成は、融雪パネル62、制御手段4、降雪セ
ンサー5等を備えて、実施例1と同様であり、基本構成
についての説明は省略する。図10〜図11に示すよう
に、融雪パネル62の融雪プレート63を誘導加熱して
加熱手段として用いた点で、上記の実施例1とは異なる
ものであり、この点を中心に説明する。なお、融雪プレ
ート63は磁性体の金属材料で形成されており、このこ
とは誘導加熱においては一般的な構成であるので、詳細
な説明は省く。
【0078】この構成では、融雪プレート63とコイル
(加熱手段)64が密着していないときにも、融雪プレ
ート63が誘導加熱されて、温度上昇して、融雪性能が
発揮される。融雪プレート63とコイル(加熱手段)6
4との間をパネル本体65にて距離を確保して、パネル
本体65の厚さで、コイル(加熱手段)64をより確実
に保護することができる。また、コイル(加熱手段)6
4とパネル本体65の間に空間を設けて、融雪プレート
63に過大な過重、外力が加わっても、コイル(加熱手
段)64には外力が加わらないので、優れた耐久強度を
有する融雪装置である。
【0079】なお、上記の各実施例では、加熱手段を単
一のものとして構成しているが、複数個の加熱手段を併
用した構成、特に温水パイプとヒータとの組合せなど、
原理的に異なる方法を組み合わせても良いものである。
【0080】なお、上記の各実施例で、融雪パネル1
2、22、32等の防水層13、23、33等の下部
に、金属材料にて形成した融雪プレート15、26等を
配置することで、以下のような効果が得られるものであ
る。
【0081】すなわち、防水層13、23等の下部には
金属材料の融雪プレート15、26等があるので、表面
に過大な外力、例えば岩石や金物の落下があり、防水層
13、23等が破損しても、内部の加熱手段は融雪プレ
ート15、26等に保護されて、優れた耐久強度を有す
る融雪装置とすることができる。
【0082】なお、上記の各実施例で融雪パネル3、1
2、22等を、設置場所7において形成した凹部に設置
することで、融雪パネル3、12、22等に加わる荷
重、特に横方向の荷重を、設置場所7で支持するように
できる。そこで、自動車の出入り時の外力にも十分な強
度が得られて、耐久性が優れた設置も可能である。
【0083】なお、上記の各実施例で融雪装置1、11
等は、図12に示した駐車スペース73に相当する場所
に設置されているが、これに限るものではない。例え
ば、玄関72から歩道71に至るアプローチや階段部分
に、また店舗の出入り口に設置する融雪装置の融雪パネ
ルとして使い勝手が良いものであることは言うまでもな
い。さらには、このような設置場所では、融雪パネルに
加わる外力も比較的小さいので、その厚さをさらに低減
したり、全体の軽量化によって、設置作業がより簡単で
あったり、積雪期以外での収納も可能なものとなる。
【0084】なお、上記の各実施例で融雪パネルの加熱
手段は、ヒータであってジュール熱によって加熱するも
のや、高周波の電流を流して、金属板製で形成した発熱
プレート等を直接誘導加熱して発熱させるものである
が、融雪パネルの厚さを少し増大すれば、加熱手段とし
て温水パイプを採用して、温水を熱媒として循環するこ
とで加熱するものであっても良いことも言うまでもな
い。
【0085】なお、本発明の融雪パネルは、本来は融雪
装置として構成するものではあるが、全体を均一に速や
かに加熱することができるものであるから、一般住宅の
床はもちろん、倉庫、作業場、店舗等の床面や壁面にて
加温する暖房装置としても使えるものである。
【0086】なお、水滴が付着することの多い食品工
場、調理場、食堂等の床面にも、防水効果、滑り止め効
果のある暖房装置として、またパネル支持部材と融雪パ
ネルの組み合わせで、必要場所に必要枚数だけ簡単に施
工できるので、効果的に使用でるものであることも明白
である。
【0087】なお、上記の各実施例において融雪装置の
制御手段には、降雪センサーに基づいて運転を制御でき
る制御手段を有するものとしているが、シンプルなもの
においては、電源ラインとサーモスタットのような温度
制御手段があれば、ヒータ(加熱手段)によって、融雪
できるものである。また、温水パイプのような他の熱源
から融雪エネルギーを得るものでは、供給部を開閉する
手段を制御手段としてもよいものであることも明らかで
ある。
【0088】なお、上記各実施例では、融雪パネルには
予め防水層を形成したものを、設置場所に設置するもの
であるが、融雪パネルを設置場所に敷設すると同時に、
そのにて防水層を形成してもよいものであることも明ら
かである。
【0089】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を有する。
【0090】請求項1〜9に記載の発明によれば、降雪
時には加熱手段にて融雪用熱量を得て、融雪パネルは温
度を速やかに上昇させて、融雪効果を発揮するので、短
時間に融雪が行える。また、防水層により、融雪水が融
雪パネルの表層から下部に透水することを防止するの
で、融雪水は融雪パネルの設置場所の勾配に沿って、速
やかに融雪パネルの外周部から排出される。したがっ
て、加熱手段により供給される融雪用熱量は、主として
融雪に使用されて、表層の融雪水を加熱するためには使
用されない。したがって、より少ない消費エネルギー
で、優れた融雪性能を実現する省エネ型の融雪装置を提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における融雪装置の融雪パネ
ルを示す要部断面図
【図2】同融雪パネルの加熱手段を示す要部断面図
【図3】同融雪装置の運転方法を示すフローチャート
【図4】本発明の実施例2における融雪装置の融雪パネ
ルを示す要部断面図
【図5】同融雪パネルの加熱手段を示す要部断面図
【図6】本発明の実施例3における融雪装置の融雪パネ
ルを示す要部断面図
【図7】本発明の実施例4における融雪装置の融雪パネ
ルを示す要部断面図
【図8】本発明の実施例5における融雪装置の融雪パネ
ルを示す要部断面図
【図9】本発明の実施例6における融雪装置の融雪パネ
ルを示す要部断面図
【図10】本発明の実施例7における融雪装置の融雪パ
ネルを示す要部断面図
【図11】同融雪パネルの加熱手段を示す要部断面図
【図12】従来の融雪装置の設置場所を示す外観図
【図13】同融雪装置の設置構造を示す要部断面図
【符号の説明】
1、11、21、31、41、51、61、75 融雪
装置 2、14、 ヒータ(加熱手段) 3、12、22、32、42 融雪パネル 4 制御手段 5 降雪センサー 6 融雪電力 7 設置場所 8、13、23、33、43、55、66 防水層 14 ヒータ(加熱手段) 15、26、36、46、54、63 融雪プレート 16、27、37、47、53、65 パネル本体 24、34 防水材料 25、35、67 骨材 64 コイル(加熱手段) 71 歩道 72 玄関 73 駐車スペース 80 融雪領域 81 路床部 82 路盤部 83 舗装部
フロントページの続き (72)発明者 近藤 信二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 財前 克徳 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2D026 CL02 CL03 2D051 AB03 GA01 GB02 GB03

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 融雪用熱量を加熱手段により供給されて
    発熱する融雪パネルと、加熱手段の運転を制御する制御
    手段とを備えて、前記融雪パネルの表層に下部への透水
    を抑制する防水層を形成した融雪装置。
  2. 【請求項2】 融雪パネルは、防水層を有して加熱手段
    により発熱する融雪プレートと、前記加熱手段を有する
    パネル本体とを備えた請求項1に記載の融雪装置。
  3. 【請求項3】 融雪パネルの防水層を、基材となる防水
    材料に所定の大きさの粒子を骨材として混合した複合材
    料で形成した請求項1または2記載の融雪装置。
  4. 【請求項4】 融雪パネルの防水層を、基材となる防水
    材料に金属材料の骨材を混合した複合材料で形成した請
    求項1〜3のいずれか1項に記載の融雪装置。
  5. 【請求項5】 融雪パネルの防水層を、熱硬化性材料ま
    たは第1の所定温度以上の高温で軟化する熱可塑性材料
    で形成した請求項1〜4のいずれか1項に記載の融雪装
    置。
  6. 【請求項6】 融雪パネルのパネル本体を、熱硬化性材
    料または第2の所定温度以上の高温で軟化する熱可塑性
    材料で形成した請求項2〜5のいずれか1項に記載の融
    雪装置。
  7. 【請求項7】 融雪パネルの防水層またはパネル本体の
    少なくともひとつを、アスファルトで形成した請求項1
    〜6のいずれか1項に記載の融雪装置。
  8. 【請求項8】 融雪パネルの防水層の下部に、金属材料
    にて形成した融雪プレートを配置した請求項1〜7いず
    れか1項に記載の融雪装置。
  9. 【請求項9】 融雪プレートを誘導加熱して加熱手段と
    して用いた請求項2〜8のいずれか1項に記載の融雪装
    置。
JP2001086979A 2001-03-26 2001-03-26 融雪装置 Pending JP2002285520A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001086979A JP2002285520A (ja) 2001-03-26 2001-03-26 融雪装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001086979A JP2002285520A (ja) 2001-03-26 2001-03-26 融雪装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002285520A true JP2002285520A (ja) 2002-10-03

Family

ID=18942276

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001086979A Pending JP2002285520A (ja) 2001-03-26 2001-03-26 融雪装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002285520A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002285520A (ja) 融雪装置
JP2003293311A (ja) 融雪装置
JP2002061106A (ja) 融雪装置用の面状発熱体
JP2002069914A (ja) 融雪装置
JP4029647B2 (ja) 融雪装置
JP4084614B2 (ja) 路盤の融雪構造
JP3818134B2 (ja) 融雪装置
JP2010024693A (ja) 間口融雪ユニット
JP2001220723A (ja) 融雪装置用の面状発熱体
JP2002227113A (ja) 融雪装置用の面状発熱体
JP3818133B2 (ja) 融雪装置
JP2003342926A (ja) 融雪装置
CN111691261A (zh) 可发热路面
JP2002285521A (ja) 融雪装置
JP2002227114A (ja) 融雪装置
JP2002227116A (ja) 融雪装置およびその施工方法
JP2003147718A (ja) 融雪装置
JP2002285509A (ja) 融雪装置
JP2002285522A (ja) 融雪装置
JP3818132B2 (ja) 融雪装置
RU2289649C2 (ru) Дорожное покрытие
JP2003082629A (ja) 融雪装置用の面状発熱体
JP2004238876A (ja) 融雪装置用の面状発熱体
JP2002069915A (ja) 融雪装置
JP2004176338A (ja) 融雪装置用の面状発熱体および融雪装置