JP2002284647A - 育毛・養毛剤 - Google Patents

育毛・養毛剤

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JP2002284647A
JP2002284647A JP2001134641A JP2001134641A JP2002284647A JP 2002284647 A JP2002284647 A JP 2002284647A JP 2001134641 A JP2001134641 A JP 2001134641A JP 2001134641 A JP2001134641 A JP 2001134641A JP 2002284647 A JP2002284647 A JP 2002284647A
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JP
Japan
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hair
oligopeptides
hair restorer
growth
lactic acid
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JP2001134641A
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English (en)
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Susumu Higuchi
進 樋口
Takaaki Taniguchi
卓見 谷口
Toshio Sakamoto
敏雄 阪本
Hiromi Nishida
裕美 西田
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COSMO PRODUCTS KK
Original Assignee
COSMO PRODUCTS KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】頭皮の末梢血流を改善することによって、育毛
・養毛効果に優れた組成物を提供する。 【解決手段】育毛・養毛成分として、アンジオテンシン
変換酵素の阻害剤(1)バリルチロシン、イソロイシル
チロシンおよびこれらオリゴペプチドを含む魚介類の加
水分解物、ならびに(2)バリルプロリルプロリン、イ
ソロイシルプロリルプロリンおよびこれらオリゴペプチ
ドを含む脱脂乳の乳酸発酵物のうち一種以上を配合する
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、育毛・養毛成分と
して、(1)バリルチロシン、イソロイシルチロシンお
よびこれらオリゴペプチドを含む魚介類蛋白質の加水分
解物、ならびに(2)バリルプロリルプロリン、イソロ
イシルプロリルプロリンおよびこれらオリゴペプチドを
含む脱脂乳の乳酸発酵物のうち一種以上を配合したこと
を特徴とする育毛・養毛剤に関するものである。
【0002】
【従来技術】育毛・養毛剤には、毛乳頭および毛包周辺
の毛細血管の血行促進、毛母細胞の機能向上の目的で、
ニンジン、センブリ、シコンエキス等の植物性エキスが
汎用されているが原植物の産地、採集時期、保存期間な
どによって含有成分が変化し効果もまた変動する欠点が
ある。またニコチン酸ベンジル、トウガラシチンキ等の
頭皮刺激剤も利用されているが配合量に制約があり安全
性の面で問題がある。
【0003】本発明者等は、既存の育毛・養毛剤の効果
が充分でない理由は、従来の血行促進剤は毛母細胞への
末梢血流を調節している前毛細管括約筋(後細動脈から
真の毛細管への分岐部分の平滑筋)に対して弛緩作用が
なく、真の毛細管に血液を流せないために毛髪の成長に
必要な栄養と酸素の供給が充分でないと考えた。即ち、
前毛細管括約筋が緊張した系では、動脈血は肝心の毛母
細胞を素通りして後細動脈から細静脈に直行して育毛・
養毛に寄与しない。従って、細動脈⇒後細動脈⇒細静脈
ルートの血行をいくら促進しても毛母細胞の活性化には
寄与しないことになる。
【0004】アンジオテンシンIIは前毛細管括約筋を
含め動脈中膜の平滑筋に直接作用して緊張させ血圧を上
昇させること、(1)バリルチロシン(VT)、イソロ
イシルチロシン(IT)およびこれらオリゴペプチドを
含む魚介類蛋白質の加水分解物、ならびに(2)バリル
プロリルプロリン(VPP)、イソロイシルプロリルプ
ロリン(IPP)およびこれらオリゴペプチドを含む脱
脂乳の乳酸発酵物が、アンジオテンシンIIの生合成に
関与するアンジオテンシン変換酵素を阻害すること、さ
らに本酵素が平滑筋拡張作用のあるブラジキニンを分解
し、不活性化することも分かっているけれども、これら
オリゴペプチドの育毛・養毛作用については未検討であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】VT、ITおよびこれ
らオリゴペプチドを含む魚介類蛋白質の加水分解物、な
らびにVPP、IPPおよびこれらオリゴペプチドを含
む脱脂乳の乳酸発酵物のうち一種以上を配合することを
特徴とする育毛・養毛剤を提供することにある。
【0006】
【問題を解決するための手段】本発明者等は、頭髪の悩
みに個入差があるのはアンジオテンシン変換酵素の活性
の強弱に由来すると考えた。そこで、従来の頭髪化粧品
用血行促進剤とは異なる作用メカニズムをもつ上記オリ
ゴペプチドについて育毛・養毛効果を検討した結果、こ
れら成分に優れた作用のあることを初めて見出し本発明
を完成した。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明の構成について述べ
る。本発明のオリゴペプチドを構成するアミノ酸はいず
れもL型であり、塩酸等の無機酸塩、ナトリウム等の無
機塩、トリエタノールアミン等の有機塩もまた使用でき
る。なおこれらの塩は、予め調製して配合しても、また
上記オリゴペプチドと無機酸または塩基類を水に混合溶
解した後配合してもよい。本発明のオリゴペプチドは化
学合成品でも、またこれらを含む魚介類、たとえばイワ
シ蛋白質の酸、アルカリおよびプロテアーゼによる加水
分解物、ならびに脱脂乳の乳酸発酵物、たとえばラクト
バチルス・ヘルベティカスとサッカロミセス・セルビシ
エによる乳酸発酵物も利用できる。
【0008】これら有効成分の配合割合は、その使用形
態により適宜変えられるが、一般的には組成物全量に対
してオリゴペプチド換算0.01〜10.0重量%、好
ましくは0.1〜3.0重量%である。本発明の育毛・
養毛剤の形状は、ローション、エマルジョン、ジェル、
スプレー等に広く適用することができ、それに応じた原
料、たとえば油脂、界面活性剤、低級アルコール、多価
アルコール、増粘剤、色素、防腐剤、香料、精製水等を
用いることができる。以下実施例によってさらに本発明
を詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるもの
ではない。
【0009】実施例1 ヘアローション
【0010】
【表1】
【0011】育毛・養毛試験 育毛・養毛効果の実験的評価法について色々な方法が考
案されているが、未だ確実に臨床効果と相関するものは
ない。そこで本発明成分の皮膚に対する安全性を確認し
た後、ボランティアを対象に以下の方法でテストを行っ
た。抜け毛が多く心配している年齢25〜55才の男性
20名を、上記の比較例ローション使用グループ(10
名)と実施例ローション使用グループ(10名)に分
け、6ケ月間、1日2回朝と就寝時に塗布させた。効果
の判定は2ケ月毎に美容師に洗髪させ、その時に抜け落
ちた毛髪数を数え、さらに毛根部の状態を観察した。結
果は下記の基準で評価した。 有効:抜け毛の本数が減少した。また毛根は綺麗なこん
棒状で正常であった。 無効:抜け毛の本数が変わらないか、あるいは増加し
た。毛根に萎縮、変形等が見られ異常であった。 本発明の頭皮血行促進剤を配合した実施例ローション使
用グルーブでは有効7名、無効3名であった。他方頭髪
製品に汎用される血行促進成分である酢酸dl−α−ト
コフェロールを配合した比較例ローション使用グループ
では有効:2名、無効8名であり、本発明の組成物に育
毛・養毛効果のあることが明らかになった。
【0012】実施例2:ヘアリキッド
【0013】
【表2】
【0014】(脱脂乳の乳酸発酵物)ブドウ糖2グラ
ム、脱脂乳1.5グラム、水96.5グラムの混合液を
121℃で20分間滅菌する。冷後、予め個別に培養し
たラクトバチルス・ヘルベティカスとサッカロミセス・
セルビシエを加えて37℃で2日間振とう培養した後遠
心分離する。
【0015】実施例3 ヘアクリーム
【0016】
【表3】
【0017】(イワシ蛋白質の加水分解物)イワシのす
り身1キログラムを粉砕した後等量の水を加え、45〜
50℃に加温し自己消化させる。pHを8に調節した
後、枯草菌プロテアーゼを2グラム加え40℃で30時
間処理する。30分間煮沸して酵素を失活させた後遠心
分離する。
【0018】実施例4 ヘアジェル
【0019】
【表4】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AA031 AA032 AA072 AB032 AB052 AC012 AC022 AC102 AC122 AC182 AC432 AC542 AC641 AC642 AC851 AD072 AD092 AD352 AD411 AD412 AD662 CC37 DD23 DD31 EE22

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】育毛・養毛成分として、(1)バリルチロ
    シン、イソロイシルチロシンおよびこれらオリゴペプチ
    ドを含む魚介類蛋白質の加水分解物、ならびに(2)バ
    リルプロリルプロリン、イソロイシルプロリルプロリン
    およびこれらオリゴペプチドを含む脱脂乳の乳酸発酵物
    のうち一種以上を配合することを特徴とする育毛・養毛
    剤。
JP2001134641A 2001-03-26 2001-03-26 育毛・養毛剤 Pending JP2002284647A (ja)

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