JP2002284204A - ねじ付金属容器とキャップとの嵌合構造 - Google Patents
ねじ付金属容器とキャップとの嵌合構造Info
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- JP2002284204A JP2002284204A JP2001080588A JP2001080588A JP2002284204A JP 2002284204 A JP2002284204 A JP 2002284204A JP 2001080588 A JP2001080588 A JP 2001080588A JP 2001080588 A JP2001080588 A JP 2001080588A JP 2002284204 A JP2002284204 A JP 2002284204A
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- JP
- Japan
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- cap
- metal container
- mouth
- container
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 内容物が金属容器の雄ねじ部に接触しない、
ねじ付金属容器とキャップとの嵌合構造 【解決手段】 口部２に雄ねじ部３が形成された金属容
器１と、口部２に螺合されるキャップ６とから構成され
る、ねじ付金属容器とキャップとの嵌合構造において、
金属容器１の雄ねじ部３と肩部４との間に、内方に膨出
する係合凹部５が形成され、キャップ６は、内側に雌ね
じ部７を有する外筒８と、外筒８の内側に周囲が囲まれ
るように形成される凹所９を有する内筒１０とから構成
され、キャップ６を螺合したとき、金属容器１の係合凹
部５が、キャップ６の内筒１０の外周面に密接している
ことを特徴とする、ねじ付金属容器とキャップとの嵌合
構造である。
ねじ付金属容器とキャップとの嵌合構造 【解決手段】 口部２に雄ねじ部３が形成された金属容
器１と、口部２に螺合されるキャップ６とから構成され
る、ねじ付金属容器とキャップとの嵌合構造において、
金属容器１の雄ねじ部３と肩部４との間に、内方に膨出
する係合凹部５が形成され、キャップ６は、内側に雌ね
じ部７を有する外筒８と、外筒８の内側に周囲が囲まれ
るように形成される凹所９を有する内筒１０とから構成
され、キャップ６を螺合したとき、金属容器１の係合凹
部５が、キャップ６の内筒１０の外周面に密接している
ことを特徴とする、ねじ付金属容器とキャップとの嵌合
構造である。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、ねじ付金属容器
とキャップとの嵌合構造に関し、さらに詳しくは金属容
器内に収納された内容物から、金属容器の雄ねじ部を保
護したねじ付金属容器とキャップとの嵌合構造に関す
る。
とキャップとの嵌合構造に関し、さらに詳しくは金属容
器内に収納された内容物から、金属容器の雄ねじ部を保
護したねじ付金属容器とキャップとの嵌合構造に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、ねじ付金属容器とキャップとの嵌
合構造は、図４に示すように、アルミニウム等の金属容
器５０の口部５１に、雄ねじ部５２が形成され、この雄
ねじ部５２に雌ねじ部５３を有するキャップ５４が螺合
され、金属容器５０の口部５１が閉鎖されていた。そし
て、このような金属容器５０の内面には、収納されてい
る内容物５５が、金属容器５０の内表面に、直接接触す
るのを防止するため、内面塗料をスプレー塗装して内面
塗膜を形成することが一般的に行われていた。内面塗料
としては、密着性や耐食性の点でエポキシフェノール樹
脂等の塗料が多く使用されていた。そして、従来は、こ
の内面塗装工程を経た後、金属容器５０の口部５１に転
造駒を用いて口部５１を挟み込んでねじ加工が施されて
いた。
合構造は、図４に示すように、アルミニウム等の金属容
器５０の口部５１に、雄ねじ部５２が形成され、この雄
ねじ部５２に雌ねじ部５３を有するキャップ５４が螺合
され、金属容器５０の口部５１が閉鎖されていた。そし
て、このような金属容器５０の内面には、収納されてい
る内容物５５が、金属容器５０の内表面に、直接接触す
るのを防止するため、内面塗料をスプレー塗装して内面
塗膜を形成することが一般的に行われていた。内面塗料
としては、密着性や耐食性の点でエポキシフェノール樹
脂等の塗料が多く使用されていた。そして、従来は、こ
の内面塗装工程を経た後、金属容器５０の口部５１に転
造駒を用いて口部５１を挟み込んでねじ加工が施されて
いた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな発明にあっては、内面塗装後に、口部５１にねじ加
工を施した場合、加工の際に雄ねじ部５２の山部、谷部
の内面塗膜が剥がれる等の内面塗膜が損傷を受ける欠点
があった。特に内容物５５が、酸性、アルカリ性等の物
質である場合に、金属容器５０の雄ねじ部５２の裏面の
損傷した部位に、これらの内容物５５が直接接触するこ
とにより、雄ねじ部５２が腐蝕するという問題があっ
た。そこで、転造駒によるねじ加工を施した後に、内面
塗装を施す方法があるが、雄ねじ部５２に塗装むらがで
きるという欠点があり、又、ねじ加工後に、雄ねじ部５
２を再塗装する方法があるが、製造工程が増えると共に
製造コストが高くなるという欠点がある。
うな発明にあっては、内面塗装後に、口部５１にねじ加
工を施した場合、加工の際に雄ねじ部５２の山部、谷部
の内面塗膜が剥がれる等の内面塗膜が損傷を受ける欠点
があった。特に内容物５５が、酸性、アルカリ性等の物
質である場合に、金属容器５０の雄ねじ部５２の裏面の
損傷した部位に、これらの内容物５５が直接接触するこ
とにより、雄ねじ部５２が腐蝕するという問題があっ
た。そこで、転造駒によるねじ加工を施した後に、内面
塗装を施す方法があるが、雄ねじ部５２に塗装むらがで
きるという欠点があり、又、ねじ加工後に、雄ねじ部５
２を再塗装する方法があるが、製造工程が増えると共に
製造コストが高くなるという欠点がある。
【０００４】この発明は、このような従来の課題に着目
してなされたもので、内容物が金属容器の雄ねじ部へ接
触するのを防止したねじ付金属容器とキャップとの嵌合
構造を提供することを目的とする。
してなされたもので、内容物が金属容器の雄ねじ部へ接
触するのを防止したねじ付金属容器とキャップとの嵌合
構造を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するた
め、請求項１記載の発明に対応する解決手段は、口部に
雄ねじ部が形成された金属容器と、口部に螺合されるキ
ャップとから構成される、ねじ付金属容器とキャップと
の嵌合構造において、金属容器の雄ねじ部と肩部との間
に、内方に膨出する係合凹部が形成され、キャップは、
内側に雌ねじ部を有する外筒と、外筒の内側に周囲が囲
まれるように形成される凹所を有する内筒とから構成さ
れ、キャップを螺合したとき、金属容器の係合凹部が、
キャップの内筒の外周面に密接することを特徴とする、
ねじ付金属容器とキャップとの嵌合構造である。この構
成によれば、内容物が、雄ねじ部と内筒の間隙に入り込
むのを防止できる。
め、請求項１記載の発明に対応する解決手段は、口部に
雄ねじ部が形成された金属容器と、口部に螺合されるキ
ャップとから構成される、ねじ付金属容器とキャップと
の嵌合構造において、金属容器の雄ねじ部と肩部との間
に、内方に膨出する係合凹部が形成され、キャップは、
内側に雌ねじ部を有する外筒と、外筒の内側に周囲が囲
まれるように形成される凹所を有する内筒とから構成さ
れ、キャップを螺合したとき、金属容器の係合凹部が、
キャップの内筒の外周面に密接することを特徴とする、
ねじ付金属容器とキャップとの嵌合構造である。この構
成によれば、内容物が、雄ねじ部と内筒の間隙に入り込
むのを防止できる。
【０００６】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図１及び図２は、この発明に係
る第１実施の形態を示す断面図であり、図３は第２実施
の形態を示す図面である。金属容器１の口部２には、雄
ねじ部３が形成されている。そして、この雄ねじ部３と
肩部４との間には、金属容器１の内側に膨出する係合凹
部５が形成されている。一方、金属容器１の雄ねじ部３
に螺合されているキャップ６は内側に雌ねじ部７を有す
る外筒８と、この外筒８の内側に、周囲が囲まれるよう
にして凹所９を形成する内筒１０とから構成されてい
る。
面に基づいて説明する。図１及び図２は、この発明に係
る第１実施の形態を示す断面図であり、図３は第２実施
の形態を示す図面である。金属容器１の口部２には、雄
ねじ部３が形成されている。そして、この雄ねじ部３と
肩部４との間には、金属容器１の内側に膨出する係合凹
部５が形成されている。一方、金属容器１の雄ねじ部３
に螺合されているキャップ６は内側に雌ねじ部７を有す
る外筒８と、この外筒８の内側に、周囲が囲まれるよう
にして凹所９を形成する内筒１０とから構成されてい
る。
【０００７】そして、この発明の特徴は、キャップ６を
螺合したとき、金属容器１の係合凹部５の先端が、キャ
ップ６の内筒１０の外周面に密接している点にある。す
なわち、内筒１０は係合凹部５と密接するまで下方に伸
長して形成され、図２に示すようにシールポイントＢを
形成している。図１及び図２に示す第１実施の形態にお
いては、係合凹部５が、内筒１０の外周面に面接触で密
接し、図３に示す第２実施の形態においては、係合凹所
１５は、内筒１０の外周面に線接触で密接している。
螺合したとき、金属容器１の係合凹部５の先端が、キャ
ップ６の内筒１０の外周面に密接している点にある。す
なわち、内筒１０は係合凹部５と密接するまで下方に伸
長して形成され、図２に示すようにシールポイントＢを
形成している。図１及び図２に示す第１実施の形態にお
いては、係合凹部５が、内筒１０の外周面に面接触で密
接し、図３に示す第２実施の形態においては、係合凹所
１５は、内筒１０の外周面に線接触で密接している。
【０００８】密接の強さは、内容物が、このシールポイ
ントＢを通過して、雄ねじ部３と内筒１０の間隙１２内
に入り込むのを防止でき、かつキャップ６を金属容器１
の口部２に螺合し、又は、螺合を解除するのに支障がな
い程度の密接が好ましい。なお、第１及び第２実施の形
態において、金属容器１の口部２の内径（カール部間の
径）の寸法は、係合凹部５間の内径より若干大きく形成
されているので、キャップ６の内筒１０が、口部２内に
スムーズに挿入できる。
ントＢを通過して、雄ねじ部３と内筒１０の間隙１２内
に入り込むのを防止でき、かつキャップ６を金属容器１
の口部２に螺合し、又は、螺合を解除するのに支障がな
い程度の密接が好ましい。なお、第１及び第２実施の形
態において、金属容器１の口部２の内径（カール部間の
径）の寸法は、係合凹部５間の内径より若干大きく形成
されているので、キャップ６の内筒１０が、口部２内に
スムーズに挿入できる。
【０００９】次に、この発明の作用について説明する。
図２に示すように、キャップ６が金属容器１に螺合され
た場合、キャップ６の天面と、金属容器１の口部２天面
（カール部天面）とが密接する従来のシールポイントＡ
により、内容物１１が外部に漏洩するのを防止できると
共に、シールポイントＢにより、ねじ部３と内筒１０と
の間隙１２に、内容物１１が雄侵入するのを防止でき
る。
図２に示すように、キャップ６が金属容器１に螺合され
た場合、キャップ６の天面と、金属容器１の口部２天面
（カール部天面）とが密接する従来のシールポイントＡ
により、内容物１１が外部に漏洩するのを防止できると
共に、シールポイントＢにより、ねじ部３と内筒１０と
の間隙１２に、内容物１１が雄侵入するのを防止でき
る。
【００１０】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば内容物が、雄ねじ部に接触するのを防止できるの
で、雄ねじ部（特に雄ねじ部の裏面）が、腐蝕するのを
効果的に防止できる。
れば内容物が、雄ねじ部に接触するのを防止できるの
で、雄ねじ部（特に雄ねじ部の裏面）が、腐蝕するのを
効果的に防止できる。
【図１】この発明に係る第１実施の形態を示す断面図。
【図２】この発明に係る第１実施の形態において、シー
ルポイントを示した拡大断面図。
ルポイントを示した拡大断面図。
【図３】この発明に係る第２実施の形態を示す断面図。
【図４】従来のねじ付金属容器とキャップとの嵌合構造
を示す断面図。
を示す断面図。
１ 金属容器 ２ 口部 ３ 雄ねじ部 ４ 肩部 ５ １５ 係合凹部 ６ キャップ ７ 雌ねじ部 ８ 外筒 ９ 凹所 １０ 内筒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 3E084 AA04 AA12 AA23 AB01 BA01 CA01 DA01 DB12 DB17 FA09 FB01 GA01 GB01 HD04 KB01 LA17 LB02 LB07 LD01
Claims (1)
- 【請求項１】 口部に雄ねじ部が形成された金属容器
と、該口部に螺合されるキャップとから構成される、ね
じ付金属容器とキャップとの嵌合構造において（ａ）前
記金属容器の雄ねじ部と肩部との間に、内方に膨出する
係合凹部が形成され、（ｂ）前記キャップは、内側に雌
ねじ部を有する外筒と、該外筒の内側に周囲が囲まれる
ように形成される凹所を有する内筒とから構成され、
（ｃ）前記キャップを螺合した時、前記金属容器の係合
凹部が、キャップの内筒の外周面に密接することを特徴
とする、ねじ付金属容器とキャップとの嵌合構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001080588A JP2002284204A (ja) | 2001-03-21 | 2001-03-21 | ねじ付金属容器とキャップとの嵌合構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001080588A JP2002284204A (ja) | 2001-03-21 | 2001-03-21 | ねじ付金属容器とキャップとの嵌合構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002284204A true JP2002284204A (ja) | 2002-10-03 |
Family
ID=18936842
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001080588A Pending JP2002284204A (ja) | 2001-03-21 | 2001-03-21 | ねじ付金属容器とキャップとの嵌合構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002284204A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013067414A (ja) * | 2011-09-22 | 2013-04-18 | Shiseido Co Ltd | ポンプアダプタ付き密封容器 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62115334A (ja) * | 1985-11-14 | 1987-05-27 | Yokogawa Electric Corp | 半導体差圧計 |
-
2001
- 2001-03-21 JP JP2001080588A patent/JP2002284204A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62115334A (ja) * | 1985-11-14 | 1987-05-27 | Yokogawa Electric Corp | 半導体差圧計 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013067414A (ja) * | 2011-09-22 | 2013-04-18 | Shiseido Co Ltd | ポンプアダプタ付き密封容器 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080317 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20101105 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101207 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110412 |