JP2002283981A - 車両の坂道発進補助装置 - Google Patents

車両の坂道発進補助装置

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JP2002283981A
JP2002283981A JP2001093249A JP2001093249A JP2002283981A JP 2002283981 A JP2002283981 A JP 2002283981A JP 2001093249 A JP2001093249 A JP 2001093249A JP 2001093249 A JP2001093249 A JP 2001093249A JP 2002283981 A JP2002283981 A JP 2002283981A
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JP
Japan
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gear
brake
hsa
vehicle
braking force
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JP2001093249A
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English (en)
Inventor
Eiji Inoue
英司 井上
Takumi Shinojima
巧 篠島
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Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 変速機のギヤイン時に所定のクリープ力を生
じさせる流体継手を備えた車両において、HSAの作動
後(制動力保持弁の閉弁後)にクリープ力で発進するこ
とができる車両の坂道発進補助装置を提供する。 【解決手段】 エンジン1と変速機3との間に介設され
変速機3のギヤイン時に所定のクリープ力を生じさせる
流体継手4と、ブレーキの流体圧通路60に介設され閉
弁時にそのときのブレーキ力を保持し開弁時にそのブレ
ーキ力を解放する制動力保持弁61と、変速機3のギヤ
インを検出するギヤインセンサ46と、ブレーキペダル
51の踏み込みを検出するブレーキセンサ52と、制動
力保持弁61の開閉を制御する制御部56とを備え、制
御部56は、制動力保持弁61の閉弁後、ギヤインセン
サ46が変速機3のギヤインを検出し、ブレーキセンサ
52がブレーキペダル51の踏み込みを検出したとき、
制動力保持弁61の開弁を許可するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブレーキペダルを
踏み込んで停止した場合にブレーキペダルを放した後で
もブレーキ力を保持し、発進時に保持していたブレーキ
力を解放するようにした車両の坂道発進補助装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】車両の坂道発進補助装置(Hill Start Ai
d:以下HSAと略称することもある)とは、サイドブレ
ーキ(パーキングブレーキ)を使用しなくとも坂道発進
を容易に行えるようにしたものであり、ブレーキペダル
を踏み込んで停止した場合にブレーキペダルを放した後
でもブレーキ力を保持し、爾後、アクセルペダルを踏み
込んだとき保持していたブレーキ力を解放するものであ
る。
【0003】具体的には、ブレーキペダルにより作動さ
れるマスタシリンダとホイールのブレーキを作動するホ
イールシリンダとの間の流体圧通路に、通路内を閉じる
ことでそのときのブレーキ力を保持する制動力保持弁を
介設し、ブレーキペダルが踏み込まれたこと及び車両が
停止したこと並びにギヤがニュートラルであることを検
出したとき、上記制動力保持弁を閉じてブレーキペダル
を放した後でもブレーキ力を保持し、爾後、図7に示す
ようにギヤイン状態でアクセルペダルを踏み込んだとき
制動力保持弁を開く(HSAを解除する)ようにしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかるHSA
を、エンジンと変速機との間に流体継手(トルクコンバ
ータを含む)を介設した車両(所謂トルクコンバータ付
き車両)に適用した場合、上述のようにブレーキペダ
ルの踏み込み・ギヤがニュートラル・停車の条件が
満たされて制動力保持弁を閉じてブレーキ力を保持した
後、アクセルペダルが踏み込まれるまで制動力保持弁を
開かないとすると、ブレーキペダルの踏み込みを緩める
だけでクリープ力で発進することが不可能となり、トル
クコンバータ付き車両のメリットであるクリープ発進・
走行ができない。
【0005】特に、下り坂の発進時に、ブレーキペダル
を緩めるだけでは発進できずアクセルペダルを踏み込ま
ないと発進できないのでは、従来のトルクコンバータ付
き車両の運転に慣れた運転者の意思に反するばかりでな
く車両の急発進を招き、好ましくない。
【0006】以上の事情を考慮して創案された本発明の
目的は、変速機のギヤイン時に所定のクリープ力を生じ
させる流体継手を備えた車両において、HSAの作動後
(制動力保持弁の閉弁後)にクリープ力で発進できる車
両の坂道発進補助装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る車両の坂道発進補助装置は、エンジンと
変速機との間に介設され変速機のギヤイン時に所定のク
リープ力を生じさせる流体継手と、ブレーキの流体圧通
路に介設され通路内を閉じることでそのときのブレーキ
力を保持する制動力保持装置と、変速機のギヤインを検
出するギヤインセンサと、ブレーキペダルの踏み込みを
検出するブレーキセンサと、上記制動力保持装置の作動
・解除を制御する制御装置とを有する車両の坂道発進補
助装置であって、該制御装置は、上記制動力保持装置作
動後、上記ギヤインセンサが変速機のギヤインを検出
し、上記ブレーキセンサがブレーキペダルの踏み込みを
検出したとき、上記制動力保持装置を解除許可するもの
である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を添付図面に
基いて説明する。
【0009】図3は、本実施形態に係る車両の坂道発進
補助装置のブロック構成図である。図示するように、エ
ンジン1には、クラッチ機構2を介して変速機3が接続
されている。クラッチ機構2は、図4に示すように、流
体継手4(フルードカップリング:トルクコンバータを
含む)と湿式多板クラッチ5(変速クラッチ)とからな
る。
【0010】流体継手4は、エンジン1の出力軸6(ク
ランク軸)に接続されたポンプ部7と、ポンプ部7に対
向されクラッチ入力軸8に接続されたタービン部9と、
タービン部9とポンプ部7との間に介設されたステータ
部10と、ポンプ部7とタービン部9との連結・切離を
行うロックアップ部11とを有する。また、湿式多板ク
ラッチ5は、クラッチ入力軸8と変速機3の入力軸12
とを断接するものであり、変速機3の変速作動中に断さ
れ変速完了後に接される。
【0011】このクラッチ機構2によれば、エンジン1
が運転されてその出力軸6(クランク軸)が回転されて
いるとき、ロックアップ部11が切られていると、流体
継手4を介してクラッチ入力軸8が回転され、ロックア
ップ部11が繋がれていると、クラッチ入力軸8がエン
ジン出力軸6と一体回転される。また、湿式多板クラッ
チ5が切られていると、クラッチ入力軸8の回転が変速
機3の入力軸12に伝達されず、湿式多板クラッチ5が
繋がれていると、クラッチ入力軸8の回転が変速機3の
入力軸12に伝達される。
【0012】変速機3は、入力軸12と、これと同軸に
配置された出力軸13と、これらに平行に配置された副
軸14とを有する。入力軸12には、入力主ギヤ15が
設けられている。出力軸13には、1速主ギヤ16と、
2速主ギヤ17と、3速主ギヤ18と、4速主ギヤ19
と、リバース主ギヤ20とが夫々軸支されていると共
に、6速主ギヤ21が固設されている。副軸14には、
入力主ギヤ15に噛合する入力副ギヤ22と、1速主ギ
ヤ16に噛合する1速副ギヤ23と、2速主ギヤ17に
噛合する2速副ギヤ24と、3速主ギヤ18に噛合する
3速副ギヤ25と、4速主ギヤ19に噛合する4速副ギ
ヤ26と、リバース主ギヤ20にアイドルギヤ27を介
して噛合するリバース副ギヤ28とが夫々固設されてい
ると共に、6速主ギヤ21に噛合する6速副ギヤ29が
軸支されている。
【0013】この変速機3によれば、出力軸13に固定
されたハブ30にスプライン噛合されたスリーブ31
を、リバース主ギヤ20のドグ32にスプライン噛合す
ると、出力軸13がリバース回転し、上記スリーブ31
を1速主ギヤ16のドグ33にスプライン噛合すると、
出力軸13が1速相当で回転する。そして、出力軸13
に固定されたハブ34にスプライン噛合されたスリーブ
35を、2速主ギヤ17のドグ36にスプライン噛合す
ると、出力軸13が2速相当で回転し、上記スリーブ3
5を3速主ギヤ18のドグ37にスプライン噛合する
と、出力軸13が3速相当で回転する。
【0014】そして、出力軸13に固定されたハブ38
にスプライン噛合されたスリーブ39を、4速主ギヤ1
9のドグ40にスプライン噛合すると、出力軸13が4
速相当で回転し、上記スリーブ39を入力主ギヤ15の
ドグ41にスプライン噛合すると、出力軸13が5速相
当(直結)で回転する。そして、副軸14に固定された
ハブ42にスプライン噛合されたスリーブ43を、6速
副ギヤ29のドグ44にスプライン噛合すると、出力軸
13が6速相当で回転する。上記各スリーブ31、3
5、39、43は、図示しないシフトフォークおよびシ
フトロッドを介して、運転室内の図3に示すシフトレバ
ー45によって操作される。
【0015】図3に示すように、変速機3には、シフト
ロッドの位置に基づいて、ギヤがニュートラル(各スリ
ーブ31、35、39、43がいずれのドグ32、3
3、36、37、40、41、44にもスプライン噛合
していない状態)であることを検出するニュートラルセ
ンサ46が設けられている。このニュートラルセンサ4
6は、逆をいえば変速機3のギヤインの有無を検出する
ギヤインセンサ46となる。
【0016】また、変速機3には、図3および図4に示
すように、車速センサ47が設けられている。車速セン
サ47は、変速機3の出力軸13の回転数(rpm) に基づ
いて車速を算出するものである。また、エンジン1に
は、図3に示すように、エンジン1が運転状態にあるか
否か検出するエンジンセンサ48が設けられている。エ
ンジンセンサ48は、クランク軸にベルトやギヤを介し
て駆動されるACG(交流発電機)からの出力に基づい
てエンジン1が運転状態にあるか否かを検出する。
【0017】また、パーキングブレーキ(サイドブレー
キ)には、パーキングブレーキが掛けられているか否か
を検出するパーキングブレーキセンサ49が設けられて
いる。パーキングブレーキセンサ49は、例えばパーキ
ングブレーキレバー50が所定角度回動されたときオン
されるリミットスイッチ等からなる。
【0018】また、ブレーキペダル51には、ブレーキ
ペダル51の踏み込みを検出するブレーキセンサ52が
設けられている。ブレーキセンサ52は、例えばブレー
キペダル51が所定角度踏み込まれたときオンされるリ
ミットスイッチでもよく、あるいは後述するブレーキ流
体圧通路60の内部圧力が所定圧力(0.5Kg/cm2 等)以
上となったときオンされる圧力スイッチでもよい。ブレ
ーキセンサ52のオンはストップランプの点灯と連動し
ている。
【0019】また、アクセルペダル53には、アクセル
ペダル53がアイドル位置であるか否かを検出するアク
セルセンサ54が設けられている。アクセルセンサ54
は、例えばアクセルペダル53がアイドル位置のときに
オンされるリミットスイッチ等からなる。また、運転室
内には、車両の坂道発進補助装置(HSA)の作動を解
除するHSA解除スイッチ55が設けられている。HS
A解除スイッチ55がオンされると、HSAは作動しな
くなり、HSAが装備されていない通常の車両を同様の
挙動を示すようになる。
【0020】また、図3に示すように、クラッチ機構2
には、エンジン1の回転数を検出するエンジン回転セン
サ64が設けられている。エンジン回転センサ64は、
図4にも示すように、エンジン1の出力軸6(クランク
軸)に連結されたポンプ部7の回転数を検出し、エンジ
ン1の回転数を検出するものである。以上説明した各セ
ンサやスイッチ等は、図3に示すように、制御部56
(コントローラ)に接続されている。
【0021】また、ブレーキペダル51には、これによ
り作動されるマスタシリンダ57が連結され、ホイール
(車輪)58のブレーキには、そのブレーキを作動する
ホイールシリンダ59が連結されている。そして、マス
タシリンダ57とホイールシリンダ59とは、流体圧通
路60を介して接続されている。流体圧通路60には、
通路60内を閉じることでそのときのブレーキ力を保持
し、通路60内を開くことでそのブレーキ力を解放する
制動力保持弁61が開閉自在に設けられている。
【0022】制動力保持弁61は、制御部56からの指
令に応じて後述のように開閉作動される。制動力保持弁
61とホイールシリンダ59との間の流体圧通路60a
には、通路60a内の圧力を検出する圧力センサ62が
介設されている。圧力センサ62は制御部56に接続さ
れている。
【0023】制御部56は、例えば図1に示すフローに
よってHSAの作動すなわち制動力保持弁61の閉弁を
許可する。
【0024】先ず、ステップ1では、車両が停止してい
るか判断する。この判断は、車速センサ47からの出力
に基づいてなされる。車両が停止していなければ終了に
向かい、停止していればステップ2に向かう。HSAの
作動は車両停止が前提だからである。
【0025】ステップ2では、変速機3のギヤがニュー
トラルであるか判断する。この判断は、ニュートラルセ
ンサ(ギヤインセンサ)46の出力に基づいてなされ
る。ニュートラルでなければ終了に向かい、ニュートラ
ルであればステップ3に向かう。HSAの作動は基本的
にはニュートラル時になされるのである。
【0026】ステップ3では、ブレーキペダル51が踏
み込まれたか判断する。この判断は、ブレーキセンサ5
2(ブレーキペダル51に設けられたリミットスイッチ
や、ブレーキ流体圧通路60に設けられた圧力スイッチ
(設定圧力=0.5Kg/cm2 等))によってなされる。な
お、圧力スイッチは圧力センサ62と兼用させてもよ
い。そして、ブレーキペダル51が踏み込まれていなけ
れば終了に向かい、ブレーキペダル51が踏み込まれて
いればステップ4に向かう。すなわち、HSAはブレー
キペダル51が踏み込まれないと作動しないのである。
【0027】ステップ4では、ブレーキペダル51の踏
み込みによって流体圧通路60aに生じたブレーキ圧が
圧力センサ62によって検出され、予め設定されたP1
(2.0Kg/cm2 等)より大きいか否かを判断する。この設
定圧力P1 =2.0Kg/cm2 は、運転者がニュートラルから
ギヤを発進段(1速)に入れたときに生じるクリープ力
よりも、当該設定圧力P1 =2.0Kg/cm2 によるブレーキ
力の方が大きくなるように設定される。
【0028】すなわち、ブレーキペダル51を踏み込ん
で車両を停止させたときギヤがニュートラルであればク
リープ力は生じないが、その後、運転者がギヤを発進段
(1速)に入れた瞬間に、エンジン1の出力軸6の回転
トルクが図4に示す流体継手4を介してクラッチ入力軸
8に伝わり、出力軸8の回転トルクが湿式多板クラッチ
5を介して変速機3の入力軸12に伝わり、入力軸12
の回転トルクがギヤインされた発進段のギヤを介して車
輪58に伝わるため、車両にクリープ力が発生すること
になる。このクリープ力よりもブレーキ力の方が大きく
なるように上記ブレーキ圧P1 =2.0Kg/cm2 が設定され
る。なお、運転者がギヤを発進段に入れたときには、車
両を発進させるために湿式多板クラッチ5が繋がれるこ
とは勿論である。
【0029】そして、ブレーキ圧>P1 (2.0Kg/cm2
ならステップ5に向かいHSAの作動が許可(制動力保
持弁61の閉弁が許可)され、さもなければHSAの作
動が許可されることなく終了に向かう。これにより、車
両を停止したときのブレーキ力が発進ギヤ段によるクリ
ープ力より大きいときのみHSAの作動(制動力保持弁
61の閉弁)が許可され、そのときのブレーキ力がブレ
ーキペダル51から足を放した後も閉弁した制動力保持
弁61によって保持される。よって、制動力保持弁61
が閉弁されて車両が停止した後に、運転者がギヤをニュ
ートラルから発進段にギヤインした瞬間に生じるクリー
プ力による車両の飛び出しが、未然に防止される。
【0030】HSAの作動後(制動力保持弁61の閉弁
後)、制御部56は、図2に示すフローによって、作動
状態のHSAを解除する(閉弁状態の制動力保持弁61
を開弁する)。
【0031】先ず、ステップ11では、変速機3がギヤ
イン状態であるか判断する。この判断は、ギヤインセン
サ(ニュートラルセンサ)46の出力に基づいてなされ
る。ギヤイン状態でなければ終了に向かい、ギヤイン状
態であればステップ12に向かう。HSAの解除は、車
両を発進させるときになされるので、ギヤインが前提と
なるのである。
【0032】ステップ12では、ブレーキペダル51が
踏み込まれたか判断される。この判断は、ブレーキセン
サ52(ブレーキペダル51に設けられたリミットスイ
ッチや、ブレーキ流体圧通路60に設けられた圧力スイ
ッチ(設定圧力=0.5Kg/cm2等))によってなされる。
なお、圧力スイッチは既述のように圧力センサ62と兼
用させてもよい。そして、ブレーキペダル51が踏み込
まれていなければ終了に向かい、ブレーキペダル51が
踏み込まれていればステップ13に向かう。すなわち、
HSAの解除は、ブレーキペダル51が踏み込まれない
となされないのである。
【0033】従来、HSAが作動して停車しているとき
運転者の発進の意思をアクセルペダル53の踏み込みの
有無によって判断し、HSAの解除は、図7に示すよう
に、ギヤイン状態でアクセルペダルを踏み込んだとき解
除するようにしていたが、かかるHSAを、エンジンと
変速機との間に流体継手4(トルクコンバータ)を介設
した車両(所謂トルクコンバータ付き車両)に適用した
場合、図1に示すHSA作動の条件が満足されて制動力
保持弁61を閉じてブレーキ力を保持した後、図7に示
すようにアクセルペダル53が踏み込まれるまで制動力
保持弁61を開かないとすると、ブレーキペダル51の
踏み込みを緩めるだけでクリープ力で発進することが不
可能となり、トルクコンバータ付き車両のメリットであ
るクリープ発進・走行ができない。
【0034】そこで、本発明では、図2に示すHAS解
除のフローに、図7に示す「アクセル踏込?」のステッ
プの代わりに「ブレーキ踏込?」のステップ12を設
け、ブレーキペダル51が踏み込まれていることをHS
Aの解除(制動力保持弁61の開弁)の条件としたので
ある。これにより、図1に示すHSA作動の条件が満足
されて制動力保持弁61を閉じてブレーキ力を保持した
後、ブレーキペダル51を踏み込むことでHSAの解除
(制動力保持弁61の開弁)が許容されるので、その後
ブレーキペダル51の踏み込みを緩めることで、トルク
コンバータ付き車両のメリットであるクリープ発進・走
行が可能となる。
【0035】但し、ブレーキペダル51の踏み込みが弱
いときにHSAの解除(制動力保持弁61の開弁)を許
容すると、ステップ11を満足してギヤイン状態となっ
ているため、ギヤインによる発進ギヤ段(1速)のクリ
ープ力よりもブレーキ力の方が弱い場合、ブレーキペダ
ル51を踏み込んでいるにも拘らずHSAが解除(制動
力保持弁61が開弁)された瞬間に車両が動き出す可能
性がある。かかる車両の動き出しは、運転者の意思(ブ
レーキペダル51を踏み込んでいるのだから車両は停止
しているはずという意思)に反した挙動であるので、回
避すべきである。
【0036】そこで、本実施形態では、ステップ12が
イエスのとき直ちにステップ14のHSA解除許可に向
かわずに、ステップ12とステップ14との間にステッ
プ13を設けている。ステップ13では、ブレーキペダ
ル51の踏み込みによって流体圧通路60aに生じたブ
レーキ圧が圧力センサ62によって検出され、予め設定
されたP1 (2.0Kg/cm2 等)より大きいか否かを判断す
る。この設定圧力P1=2.0Kg/cm2 は、運転者がニュー
トラルからギヤを発進段(1速)に入れたときに生じる
クリープ力よりも、当該設定圧力P1 =2.0Kg/cm2 によ
るブレーキ力の方が大きくなるように設定される。
【0037】そして、ブレーキ圧>P1 (2.0Kg/cm2
ならステップ14に向かいHSAの解除が許可(制動力
保持弁61の開弁が許可)され、さもなければHSAの
解除が許可されることなく終了に向かう。これにより、
ブレーキペダル51の踏み込みが十分強く、そのブレー
キ力が発進ギヤ段によるクリープ力より大きいときのみ
HSAの解除(制動力保持弁61の開弁)が許可される
ので、ブレーキペダル51を踏み込んでHSAが解除
(制動力保持弁61が開弁)された瞬間に車両が動き出
すことはない。
【0038】なお、上記設定ブレーキ圧P1 (2.0Kg/cm
2 )は、シミュレーションや実験等によって発進時にニ
ュートラルから発進段(1速)にギヤインしたときの車
両の飛び出しを押えることのできる圧力に決定される
が、かかる発進段のギヤイン時のクリープ力のみなら
ず、車両が下り坂に停止した場合を考慮して、上記クリ
ープ力に下り坂による転がり力を加算した車両の飛び出
し力を押えることのできる圧力(2.0Kg/cm 2 以上) とし
てもよい。
【0039】また、上記ブレーキ圧は、ホイールシリン
ダ59と制動力保持弁61との間の流体圧通路60aに
設けられた圧力センサ62によって検出されるので、制
動力保持弁61が閉じられたとき現実のブレーキ圧を検
出することになる。
【0040】また、本実施形態では、変速機3に図4に
示すような2軸式のマニュアルトランスミッションを用
い、クラッチ機構2に湿式多板クラッチ5と流体継手4
とを用いたものを採用したが、これに限らず変速機3に
2軸式マニュアルトランスミッションの代わりに遊星歯
車式のオートマチックトランスミッションを用い、クラ
ッチ機構2には湿式多板クラッチ5を省略して流体継手
4のみを採用してもよい。要は、本発明は、流体継手4
を用いたことによるクリープ力の問題についてのもので
あり、流体継手4を有していれば変速機3はどのような
機構(ベルト式CVTやハーフトロイドCVT等)でも
構わない。
【0041】別の実施形態を図5および図6に示す。
【0042】この実施形態は、前実施形態と同様の構成
を有し、制御部56におけるHSAの制御をより詳しく
設定したものである。よって、その詳しく設定されたH
SA作動条件およびHSA解除条件を、夫々図5および
図6を用いて説明する。
【0043】図5はHSA作動条件を示すものである。
【0044】先ず、ステップ21では、車速が0.5Km/h
以下であるか判断する。この判断は、車両が略停止して
いるか否かを検出するものであり、図3および図4に示
す車速センサ47からの出力に基づいてなされる。車速
が0.5Km/h 以下でなければ終了に向かい、車速が0.5Km/
h 以下ならばステップ12に向かう。
【0045】ステップ22では、減速度が小さいか判断
される。この判断は、車輪58がブレーキによってロッ
クしているか否かを検出するものであり、車速センサ4
7からの出力を時間微分して行われる。減速度が小さく
なければ即ち減速度が大きいと、ステップ21で車速セ
ンサ47が車速が0.5Km/h 以下を検出しても車輪58が
ロックしている可能性があるので、HSAを作動させず
に終了に向かい、減速度が小さければ、ステップ23に
向かう。
【0046】ステップ23では、ブレーキペダル51が
踏み込まれたか判断する。この判断は、前実施形態と同
様に、ブレーキセンサ52(ブレーキペダル51に設け
られたリミットスイッチや、ブレーキ流体圧通路60に
設けられた圧力スイッチ(設定圧力=0.5Kg/cm2 等))
によってなされる。ブレーキペダル51が踏み込まれて
いなければ終了に向かい、ブレーキペダル51が踏み込
まれていればステップ24に向かう。
【0047】ステップ24では、ブレーキペダル51の
踏み込みによって生じたブレーキ圧が圧力センサ62に
よって検出され、予め設定されたP1 (2.0Kg/cm2 )よ
り大きいか否かを判断する。この設定圧力P1 =2.0Kg/
cm2 は、前実施形態と同様に運転者がニュートラルから
ギヤを発進段に入れたときに生じる基本アイドル回転数
でのクリープ力よりも、当該設定圧力P1 =2.0Kg/cm2
によるブレーキ力の方が大きくなるように設定される。
【0048】ステップ24における判断は、ブレーキ流
体圧通路60aに設けられた圧力センサ62が予め設定
されたP1 (2.0Kg/cm2 )を検出したことによってなさ
れる。ブレーキ圧がP1 (2.0Kg/cm2 )以下なら終了に
向かい、ブレーキ圧がP1 (2.0Kg/cm2 )より大きけれ
ばステップ25へ向かう。これにより、ブレーキ力が発
進ギヤ段における発進時のクリープ力より弱い状態で制
動力保持弁61が閉じられる(HSAが作動される)こ
とを防止でき、HSA作動後に運転者がギヤをニュート
ラルから発進段にギヤインしたときの車両の飛び出しを
未然に回避できる。
【0049】ステップ25では、パーキングブレーキが
オフであるか判断する。この判断は、パーキングブレー
キレバー50に設けられたパーキングブレーキセンサ4
9の出力に基づいてなされる。パーキングブレーキがオ
フでなければ即ちパーキングブレーキがオンなら終了に
向かい、パーキングブレーキがオフならステップ26に
向かう。パーキングブレーキがオンならば、HSAを作
動させなくとも車両を停止させることができるからであ
る。
【0050】ステップ26では、HSA解除スイッチ5
5がオフであるか判断する。この判断は、運転室内に設
けられたHSA解除スイッチ55の出力に基づいてなさ
れ、HSA解除スイッチ55がオフでなければ即ちオン
ならば終了に向かい、HSA解除スイッチ55がオフな
らばステップ27に向かう。運転者の意思を反映したも
のである。すなわち、HSAの作動条件が揃っても、運
転者がHSAを作動させたくないと思ってHSA解除ス
イッチ55をオンしたときには、HSAは作動しない。
【0051】ステップ27では、エンジン1が運転され
ているか判断する。この判断は、エンジンセンサ48
(ACGの出力センサ)によってなされ、エンジン1が
運転されてなければ終了に向かい、エンジン1が運転中
であればステップ28に向かう。エンジン1が停止して
いれば、ニュートラルからギヤインしたときの車両の飛
び出しは生じず、HSAを作動させる必要がないからで
ある。
【0052】ステップ28では、本システムの故障診断
を行い、システムが正常であるか判断される。この故障
診断は、図3に示す各センサ46、47、48、49、
52、54、55、62等が正常であるか否かを夫々検
出して行う。そして、異常であれば終了に向かい、正常
であればステップ29に向かう。システムの異常時にH
SAを作動させようとしても、正常な作動は不可能だか
らである。
【0053】ステップ29では、ギヤがニュートラルか
判断する。この判断は、変速機3のニュートラルセンサ
(ギヤインセンサ)46からの出力によってなされる。
ギヤがニュートラルならばステップ31に向かい、HS
Aが作動される(制動力保持弁61が閉じられる)。こ
れにより、そのときブレーキペダル51が踏み込まれて
発生したブレーキ力が、ブレーキペダル51から足を放
した後も保持され、車両の停止が保持される。そして、
そのブレーキ力は、ステップ24を満足しているため、
運転者がその後にギヤをニュートラルから発進段にギヤ
インしたとき生じるクリープ力にも対抗でき、ギヤイン
時の車両の飛び出しを防止できる。
【0054】ステップ29にて、ギヤがニュートラルで
なければ即ちギヤイン状態ならばステップ30に向か
う。ステップ30では、アクセルペダル53がアイドル
位置か判断される。この判断は、アクセルセンサ54の
出力に基づいてなされる。そして、アクセルペダル53
がアイドル位置ならば、ステップ31に向かい、HSA
が作動される(制動力保持弁61が閉じられる)。これ
により、ギヤイン状態であってもアクセルペダル53が
アイドル位置ならば、そのときブレーキペダル51が踏
み込まれて発生したブレーキ力が、ブレーキペダル51
から足を放した後も保持され、車両の停止が保持され
る。そして、そのブレーキ力は、ステップ24を満足し
ているため、ギヤインによるクリープ力にも対抗でき
る。
【0055】ステップ30にて、アクセルペダル53が
アイドル位置でなければ即ちアクセルペダル53が踏み
込まれていれば、HSAを作動することなく終了へ向か
う。アクセルペダル53が踏み込まれているということ
は、運転者に発進の意思があると考えられ、HSAを作
動させる必要はないからである。
【0056】こうしてステップ31にてHSAが作動さ
れた(制動力保持弁61が閉じられた)後、図6に示す
フローによってHSAが解除される(制動力保持弁61
が開かれる)。すなわち、図6はHSA解除条件を示す
ものである。
【0057】先ず、ステップ41では、パーキングブレ
ーキがオンか判断される。この判断は、パーキングブレ
ーキセンサ49の出力に基づいてなされる。そして、パ
ーキングブレーキがオンなら、ステップ47へ向かい、
HSAが解除(制動力保持弁61が開弁)される。パー
キングブレーキがオンならば、HSAを解除しても車両
を停止させることができるからである。他方、パーキン
グブレーキがオンでなければステップ42に向かう。
【0058】ステップ42では、車速が4.5Km/h 以上で
あるか判断する。この判断は、車速センサ47からの出
力に基づいてなされる。そして、車速が4.5Km/h 以上で
あれば、ステップ36へ向かい、HSAが解除(制動力
保持弁61が開弁)される。車速が4.5Km/h 以上なら
ば、車両がHSAによるブレーキ力に逆らって既に動い
ており、HSAによるブレーキの引き摺りを解除する必
要があるからである。他方、車速が4.5Km/h より低けれ
ばステップ43に向かう。
【0059】ステップ43では、HSA解除スイッチ5
5がオンか判断する。この判断は、運転室内に設けられ
たHSA解除スイッチ55の出力に基づいてなされる。
そして、HSA解除スイッチ55がオンなら、ステップ
36へ向かい、HSAが解除(制動力保持弁61が開
弁)される。運転者の意思を反映したものである。他
方、HSA解除スイッチ55がオフならばステップ44
に向かう。
【0060】ステップ44では、ギヤがニュートラルか
判断する。この判断は、変速機3のニュートラルセンサ
(ギヤインセンサ)46からの出力に基づいてなされ
る。そして、ギヤがニュートラルであれば、終了に向か
い、HSAを解除しない。ギヤがニュートラルであると
いうことは運転者に車両発進の意思はなく、HSAの作
動を保持(制動力保持弁61の閉弁を保持)すべきだか
らである。他方、ギヤがニュートラルでなければ即ちギ
ヤイン状態ならステップ45に向かう。
【0061】ステップ45では、ブレーキペダル51が
踏み込まれたか判断される。この判断は、ブレーキセン
サ52(ブレーキペダル51に設けられたリミットスイ
ッチや、ブレーキ流体圧通路60に設けられた圧力スイ
ッチ(設定圧力=0.5Kg/cm2等))によってなされる。
なお、圧力スイッチは既述のように圧力センサ62と兼
用させてもよい。そして、ブレーキペダル51が踏み込
まれていなければ終了に向かい、ブレーキペダル51が
踏み込まれていればステップ13に向かう。すなわち、
HSAの解除は、ブレーキペダル51が踏み込まれない
となされないのである。
【0062】従来、HSAが作動して停車しているとき
運転者の発進の意思をアクセルペダル53の踏み込みの
有無によって判断し、HSAの解除は、図7に示すよう
に、ギヤイン状態でアクセルペダルを踏み込んだとき解
除するようにしていたが、かかるHSAを、図例のよう
にエンジンと変速機との間に流体継手4(トルクコンバ
ータ)を介設した車両(所謂トルクコンバータ付き車
両)に適用した場合、図5に示すHSA作動の条件が満
足されて制動力保持弁61を閉じてブレーキ力を保持し
た後、図7に示すようにアクセルペダル53が踏み込ま
れるまで制動力保持弁61を開かないとすると、ブレー
キペダル51の踏み込みを緩めるだけでクリープ力で発
進することが不可能となり、トルクコンバータ付き車両
のメリットであるクリープ発進・走行ができない。
【0063】そこで、本発明では、図6に示すHAS解
除のフローに、図7に示す「アクセル踏込?」のステッ
プの代わりに「ブレーキ踏込?」のステップ45を設
け、ブレーキペダル51が踏み込まれていることをHS
Aの解除(制動力保持弁61の開弁)の条件としたので
ある。これにより、図5に示すHSA作動の条件が満足
されて制動力保持弁61を閉じてブレーキ力を保持した
後、ブレーキペダル51を踏み込むことでHSAの解除
(制動力保持弁61の開弁)が許容されるので、その後
ブレーキペダル51の踏み込みを緩めることで、トルク
コンバータ付き車両のメリットであるクリープ発進・走
行が可能となる。
【0064】但し、ブレーキペダル51の踏み込みが弱
いときにHSAの解除(制動力保持弁61の開弁)を許
容すると、ステップ44によってギヤイン状態となって
いるため、ギヤインによる発進ギヤ段(1速)のクリー
プ力よりもブレーキ力の方が弱い場合、ブレーキペダル
51を踏み込んでいるにも拘らずHSAが解除(制動力
保持弁61が開弁)された瞬間に車両が動き出す可能性
がある。かかる車両の動き出しは、運転者の意思(ブレ
ーキペダル51を踏み込んでいるのだから車両は停止し
ているはずという意思)に反した挙動であるので、回避
すべきである。
【0065】そこで、本実施形態では、ステップ45が
イエスのとき直ちにステップ47のHSA解除に向かわ
ずに、ステップ45とステップ47との間にステップ4
6を設けている。ステップ46では、ブレーキペダル5
1の踏み込みによって流体圧通路60aに生じたブレー
キ圧が圧力センサ62によって検出され、予め設定され
たP1 (2.0Kg/cm2 等)より大きいか否かを判断する。
この設定圧力P1 =2.0Kg/cm2 は、運転者がニュートラ
ルからギヤを発進段(1速)に入れたときに生じるクリ
ープ力よりも、当該設定圧力P1 =2.0Kg/cm2 によるブ
レーキ力の方が大きくなるように設定される。
【0066】そして、ブレーキ圧>P1 (2.0Kg/cm2
ならステップ47に向かいHSAの解除が許可(制動力
保持弁61の開弁が許可)され、さもなければHSAの
解除が許可されることなく終了に向かう。これにより、
ブレーキペダル51の踏み込みが十分強く、そのブレー
キ力が発進ギヤ段によるクリープ力より大きいときのみ
HSAの解除(制動力保持弁61の開弁)が許可される
ので、ブレーキペダル51を踏み込んでHSAが解除
(制動力保持弁61が開弁)された瞬間に車両が発進ギ
ヤ段のクリープ力によって動き出すことはない。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る車両の
坂道発進補助装置によれば、変速機のギヤイン時に所定
のクリープ力を生じさせる流体継手を備えた車両におい
て、HSAの作動後(制動力保持弁の閉弁後)にクリー
プ力で発進することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る車両の坂道発進補助
装置(HSA)の作動の条件を示すフロー図である。
【図2】上記HSAの解除条件を示すフロー図である。
【図3】上記HSAのシステムを示す概要図である。
【図4】上記HSAの変速機とクラッチ機構とを示す説
明図である。
【図5】上記HSAの別の実施形態を示すHSA作動条
件のフロー図である。
【図6】上記HSAの別の実施形態を示すHSA解除条
件のフロー図である。
【図7】本発明者が開発中のHSAの解除条件を示すフ
ロー図である。
【符号の説明】
1 エンジン 3 変速機 4 流体継手 46 ギヤインセンサ(ニュートラルセンサ) 51 ブレーキペダル 52 ブレーキセンサ 56 制御部 60 流体圧通路 61 制動力保持弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンと変速機との間に介設され変速
    機のギヤイン時に所定のクリープ力を生じさせる流体継
    手と、ブレーキの流体圧通路に介設され通路内を閉じる
    ことでそのときのブレーキ力を保持する制動力保持装置
    と、変速機のギヤインを検出するギヤインセンサと、ブ
    レーキペダルの踏み込みを検出するブレーキセンサと、
    上記制動力保持装置の作動・解除を制御する制御装置と
    を有する車両の坂道発進補助装置であって、該制御装置
    は、上記制動力保持装置作動後、上記ギヤインセンサが
    変速機のギヤインを検出し、上記ブレーキセンサがブレ
    ーキペダルの踏み込みを検出したとき、上記制動力保持
    装置を解除許可するものであることを特徴とする車両の
    坂道発進補助装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100897040B1 (ko) * 2008-08-21 2009-05-14 유영환 차량의 공회전 강제 제한장치 및 방법
US11945426B2 (en) 2020-04-16 2024-04-02 Hl Mando Corporation Brake control apparatus and method of controlling the same

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