JP2002283877A - エアバッグ収納用カバー - Google Patents

エアバッグ収納用カバー

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JP2002283877A
JP2002283877A JP2001092424A JP2001092424A JP2002283877A JP 2002283877 A JP2002283877 A JP 2002283877A JP 2001092424 A JP2001092424 A JP 2001092424A JP 2001092424 A JP2001092424 A JP 2001092424A JP 2002283877 A JP2002283877 A JP 2002283877A
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thermoplastic elastomer
propylene
olefin
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JP2001092424A
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English (en)
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Gakuji Shin
学治 進
Motoko Ito
もと子 伊藤
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Mitsubishi Chemical Corp
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Mitsubishi Chemical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 オレフィン系熱可塑性エラストマーからな
り、柔軟性、及び低温耐衝撃性等の機械的特性を有する
と共に、低表面光沢であり、離型性にも優れたエアバッ
グ収納用カバーを提供する。 【構成】 下記の(A1 )成分と(A2 )成分とからな
り、(A1 )成分の重合後に(A2 )成分が重合される
ことにより製造され、o−ジクロロベンゼンを溶媒とし
た温度0〜140℃の間の温度上昇溶離分別における0
℃での溶出分が全溶出量に対して30〜60重量%のオ
レフィン系熱可塑性エラストマー(A)からなるエアバ
ッグ収納用カバー。 (A1 )アイソタクチックインデックスが90%以上の
プロピレンの単独重合体成分;(A2 )成分との合計量
に対して30〜60重量% (A2 )プロピレンとエチレンとを必須成分とする、プ
ロピレンと、炭素数2〜8の他のα−オレフィンとの共
重合体成分;(A1 )成分との合計量に対して70〜4
0重量%

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車が衝突事故
等の際に、その衝撃や変形を感知することにより作動
し、膨張、展開することによって乗員を保護するエアバ
ッグ装置のエアバッグ収納用カバーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車のインストルメントパ
ネル等の内装部品に設置されているエアバッグ装置のエ
アバッグ収納用カバーは、エアバッグの膨張時に容易に
開裂するための薄肉脆弱部とした予定開裂線を裏面等に
設けた、所謂ティアタイプと呼ばれる破壊式のものが主
流とされ、又、そのエアバッグ収納用カバーの材料とし
ては、エアバッグの膨張、展開時の予定開裂線部以外で
の破壊や飛散等を防止するために、例えば、プロピレン
系樹脂を主体とした樹脂組成物からなる周辺の内装部品
に対して、脆性破壊を起こさず、設置される内装部品よ
り低剛性で柔軟性のある材料、例えば、プロピレン系樹
脂とエチレン−α−オレフィン共重合体ゴムとの混合物
であるオレフィン系熱可塑性エラストマーを主体とし、
それにスチレン系熱可塑性エラストマー、無機充填材、
炭化水素系ゴム用軟化剤等を配合したエラストマー組成
物が用いられ、通常、射出成形により製造されている。
【0003】又、そのエアバッグ収納用カバーの材料と
して、プロピレン系樹脂とエチレン−α−オレフィン共
重合体ゴムとの混合物に代えて、例えば、特開平11−
80493号公報には、プロピレン系樹脂成分とエチレ
ン−α−オレフィン共重合体ゴム成分とを連続重合して
製造したオレフィン系熱可塑性エラストーを主体とした
エラストマー組成物からなるエアバッグ収納用カバーも
提案されている。
【0004】一方、近年、エアバッグの膨張、展開時に
おける収納用カバーの破壊や飛散等の惧れをなくして安
全性を向上させると共に、周辺の内装部品とエアバッグ
収納用カバーとの剛性感や外観等の差が少ないものが求
められるに到り、前記破壊式のティアタイプに代えて、
正常時には周辺の内装部品の開口部に係止する係止部で
閉鎖され、異常時にヒンジ部で開放される、所謂ドアタ
イプと呼ばれる非破壊式のエアバッグ収納用カバーが提
案され、例えば、特開平11−236483号公報に
は、プロピレン系樹脂とエチレン−α−オレフィン共重
合体ゴムとの混合物であるオレフィン系熱可塑性エラス
トマーを主体としたエラストマー組成物からなる非破壊
式のエアバッグ収納用カバーが開示されている。
【0005】しかしながら、従来のプロピレン系樹脂と
エチレン−α−オレフィン共重合体ゴムとの混合物から
なるオレフィン系熱可塑性エラストマーを主体としたエ
ラストマー組成物は、成形したエアバッグ収納用カバー
において低表面光沢が得られ難く、又、離型性等にも劣
り、一方、それらを連続重合で製造したオレフィン系熱
可塑性エラストマーを主体としたエラストマー組成物
も、それらの物性が混合物の場合程ではないにしろ十分
とは言えず、いずれのエラストマー組成物も、適度の柔
軟性(剛性)、及び低温耐衝撃性等の機械的特性、並び
に、表面光沢、離型性等においてすべてを満足できるに
は到っていないのが現状である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述の従来
技術に鑑みてなされたもので、従って、本発明は、オレ
フィン系熱可塑性エラストマーからなり、柔軟性、及び
低温耐衝撃性等の機械的特性を有すると共に、低表面光
沢であり、離型性にも優れたエアバッグ収納用カバーを
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記の
(A1 )成分と(A2 )成分とからなり、(A1 )成分
の重合後に(A2 )成分が重合されることにより製造さ
れ、o−ジクロロベンゼンを溶媒とした温度0〜140
℃の間の温度上昇溶離分別における0℃での溶出分が全
溶出量に対して30〜60重量%のオレフィン系熱可塑
性エラストマー(A)からなるエアバッグ収納用カバ
ー、を要旨とする。
【0008】(A1 )アイソタクチックインデックスが
90%以上のプロピレンの単独重合体成分;(A2 )成
分との合計量に対して30〜60重量% (A2 )プロピレンとエチレンとを必須成分とする、プ
ロピレンと、炭素数2〜8の他のα−オレフィンとの共
重合体成分;(A1 )成分との合計量に対して70〜4
0重量%
【0009】
【発明の実施の形態】本発明において、オレフィン系熱
可塑性エラストマー(A)は、アイソタクチックインデ
ックスが90%以上のプロピレンの単独重合体成分(A
1 )と、プロピレンとエチレンとを必須成分とする、プ
ロピレンと、炭素数2〜8の他のα−オレフィンとの共
重合体成分(A2 )とからなり、(A1 )成分の重合後
に(A 2 )成分が重合されることにより製造されたもの
である。
【0010】ここで、(A1 )成分は、アイソタクチッ
クインデックスが90%以上のプロピレンの単独重合体
からなり、アイソタクチックインデックスが95%以上
であるのが好ましい。(A1 )成分のアイソタクチック
インデックスが前記範囲未満では、オレフィン系熱可塑
性エラストマーとして柔軟性と引張特性等の機械的特性
のバランスが劣ると共に、耐熱性も劣ることとなる。
【0011】又、(A2 )成分は、プロピレンとエチレ
ンとを必須成分とする、プロピレンと、炭素数2〜8の
他のα−オレフィンとの共重合体からなり、中で、プロ
ピレンとエチレンとの共重合体が好ましい。尚、ここ
で、炭素数4〜8のα−オレフィンとしては、例えば、
1−ブテン、3−メチル−1−ブテン、1−ペンテン、
4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテ
ン等が挙げられ、又、この(A2 )成分には、更に、
1,4−ヘキサジエン、4−メチル−1,4−ヘキサジ
エン、5−メチル−1,4−ヘキサジエン、6−メチル
−1,5−ヘプタジエン、1,4−オクタジエン、7−
メチル−1,6−オクタジエン、シクロヘキサジエン、
シクロオクタジエン、ジシクロペンタジエン、5−メチ
レン−2−ノルボルネン、5−エチリデン−2−ノルボ
ルネン、5−ブチリデン−2−ノルボルネン、5−イソ
プロペニル−2−ノルボルネン等の非共役ジエンが共重
合されていてもよい。
【0012】本発明におけるオレフィン系熱可塑性エラ
ストマー(A)は、前記(A1 )成分と前記(A2 )成
分との合計量に対して、前記(A1 )成分が30〜60
重量%、前記(A2 )成分が70〜40重量%からなる
ことが必須であり、前記(A 1 )成分が40〜55重量
%、前記(A2 )成分が60〜45重量%であるのが好
ましい。前記(A1 )成分が前記範囲未満で前記
(A2 )成分が前記範囲超過では、エアバッグ収納用カ
バーとして柔軟性と引張強度等の機械的特性のバランス
が劣ると共に、離型性が劣ることとなり、一方、前記
(A1 )成分が前記範囲超過で前記(A2 )成分が前記
範囲未満では、柔軟性と低温耐衝撃性等の機械的特性の
バランスが劣ると共に、低表面光沢が得られ難くなる。
【0013】そして、本発明におけるオレフィン系熱可
塑性エラストマー(A)は、o−ジクロロベンゼンを溶
媒とした温度0〜140℃の間の温度上昇溶離分別にお
ける0℃での溶出分が全溶出量に対して30〜60重量
%であることが必須であり、35〜50重量%であるの
が好ましい。0℃での溶出分が前記範囲未満では、エア
バッグ収納用カバーとして柔軟性と低温耐衝撃性等の機
械的特性のバランスが劣ると共に、低表面光沢が得られ
難くなり、一方、前記範囲超過では、柔軟性と引張強度
等の機械的特性のバランスが劣ると共に、離型性が劣る
こととなる。
【0014】又、本発明におけるオレフィン系熱可塑性
エラストマー(A)は、同上温度上昇溶離分別における
80〜100℃での溶出分が全溶出量に対して1〜6重
量%であるのが好ましい。80〜100℃での溶出分が
前記範囲未満では、エアバッグ収納用カバーとして剛
性、耐熱性が劣る傾向となり、一方、前記範囲超過で
は、柔軟性と低温耐衝撃性等の機械的特性のバランスが
劣る傾向となる。
【0015】尚、ここで、温度上昇溶離分別(Temperat
ure Rising Elution Fractionation; TREF)とは、
公知の分析法であって、原理的には、高温でポリマーを
溶媒に完全に溶解させた後に冷却して、溶液中に存在さ
せておいた不活性担体の表面に薄いポリマー層を形成さ
せる。このとき、結晶化し易い高結晶性成分から結晶化
しにくい低結晶性若しくは非晶性成分の順にポリマー層
が形成される。次いで、連続又は段階的に昇温すると、
前記と逆に、低結晶性若しくは非晶性成分から溶出し、
最後に高結晶性成分が溶出する。この各温度での溶出量
と溶出温度によって描かれる溶出曲線からポリマーの組
成分布を分析するものである。
【0016】又、前記オレフィン系熱可塑性エラストマ
ー(A)は、低表面光沢等の面から、室温キシレン可溶
分の重量平均分子量が200,000〜800,000
であるのが好ましい。
【0017】又、前記オレフィン系熱可塑性エラストマ
ー(A)は、JIS K7112に準拠して測定した密
度が0.87〜0.88g/cm3 、JIS K721
0に準拠して温度230℃、荷重21.18Nで測定し
たメルトフローレートが0.05〜30g/10分、J
IS K7203に準拠して測定した曲げ弾性率が60
0MPa以下であるのが、それぞれ好ましい。
【0018】尚、本発明における前記オレフィン系熱可
塑性エラストマー(A)は、前記(A1 )成分の重合後
に前記(A2 )成分が重合されることにより製造された
ものであるが、この逐次重合法によるオレフィン系熱可
塑性エラストマーの製造は従来より公知であり、例え
ば、特開2000−230089号公報等に詳細に記載
されているように、有機アルミニウム化合物と、チタン
原子、マグネシウム原子、ハロゲン原子、及び電子供与
性化合物を必須とする固体成分とからなる触媒を用い
て、第一段階で、プロピレンを供給して、前記触媒の存
在下に温度50〜150℃、好ましくは50〜100
℃、プロピレンの分圧0.5〜4.5MPa、好ましく
は1.0〜3.5MPaの条件で、プロピレン単独重合
体の重合を実施して(A1 )成分を製造し、引き続い
て、第二段階で、プロピレンとエチレン、又は、プロピ
レンとエチレンと炭素数4〜8のα−オレフィンを供給
して、前記触媒の存在下に温度50〜150℃、好まし
くは50〜100℃、プロピレン及びエチレンの分圧各
0.3〜4.5MPa、好ましくは0.5〜3.5MP
aの条件で、プロピレン−エチレン共重合体、又は、プ
ロピレン−エチレン−α−オレフィン共重合体の重合を
実施して(A2 )成分を製造することによりなされる。
【0019】本発明において、前記オレフィン系熱可塑
性エラストマー(A)は、エアバッグ収納用カバーの成
形加工性、剛性、及び耐熱性等の調整を目的として、プ
ロピレン系重合体(B)成分を含有した組成物であって
もよく、その含有量としては、前記オレフィン系熱可塑
性エラストマー(A)成分100重量部に対して、10
〜70重量部であるのが好ましく、15〜65重量部で
あるのが更に好ましい。
【0020】ここで、(B)成分のプロピレン系重合体
としては、プロピレン単独重合体、或いは、プロピレン
と、エチレン、1−ブテン、3−メチル−1−ブテン、
1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセ
ン、4−メチル−1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オ
クテン、1−デセン等の炭素数2〜10程度の他のα−
オレフィンとの共重合体、具体的には、例えば、プロピ
レン−エチレン共重合体、プロピレン−1−ブテン共重
合体、プロピレン−エチレン−1−ブテン共重合体、プ
ロピレン−4−メチル−1−ペンテン共重合体等が挙げ
られる。これらの中で、プロピレン−エチレン共重合体
が好ましく、エチレン含有量が1〜10重量%のプロピ
レン−エチレンブロック共重合体が特に好ましい。又こ
れらのプロピレン系重合体は、チーグラー系触媒によっ
て重合されたものでもメタロセン系触媒によって重合さ
れたものでも、いずれでもよい。
【0021】又、前記(B)成分のプロピレン系重合体
は、エアバッグ収納用カバーとしての剛性、耐熱性等の
面から、アイソタクチックインデックスが90%以上で
あるのが好ましく、95%以上であるのが更に好まし
い。又、プロピレン系重合体は、JIS K7210に
準拠して温度230℃、荷重21.18Nで測定したメ
ルトフローレートが10〜120g/10分であるのが
好ましく、15〜100g/10分であるのが更に好ま
しい。
【0022】又、本発明において、前記オレフィン系熱
可塑性エラストマー(A)は、エアバッグ収納用カバー
への成形加工性、及び柔軟性等の付与を目的として、炭
化水素系ゴム用軟化剤(C)成分を含有した組成物であ
ってもよく、その含有量としては、前記オレフィン系熱
可塑性エラストマー(A)成分100重量部に対して、
1〜30重量部であるのが好ましく、3〜28重量部で
あるのが更に好ましい。
【0023】ここで、(C)成分の炭化水素系ゴム用軟
化剤は、一般に、芳香族環、ナフテン環、及びパラフィ
ン鎖の三者の混合物であって、パラフィン鎖炭素が全炭
素数の50%以上を占めるものがパラフィン系オイル、
ナフテン環炭素が全炭素数の30〜45%のものがナフ
テン系オイル、芳香族環炭素が全炭素数の30%以上の
ものが芳香族系オイルと、それぞれ分類されている鉱物
油系で高沸点の石油留分であり、中で、本発明において
は、パラフィン系のものが好ましい。
【0024】又、前記(C)成分の炭化水素系ゴム用軟
化剤は、重量平均分子量が300〜2,000、更には
500〜1,500であるものが好ましく、40℃の動
粘度が20〜800cSt、更には50〜600cSt
であるもの、流動点が−40〜0℃、更には−30〜0
℃であるもの、引火点が200〜400℃、更には25
0〜350℃であるもの、がそれぞれ好ましい。
【0025】尚、本発明において、前記オレフィン系熱
可塑性エラストマー(A)は、前記(B)成分及び/又
は(C)成分の外に、更に、エアバッグ収納用カバーと
しての柔軟性の調整等を目的として、エチレン−α−オ
レフィン共重合体を含有した組成物であってもよく、そ
のエチレン−α−オレフィン共重合体としては、例え
ば、エチレンと、プロピレン、1−ブテン、3−メチル
−1−ブテン、1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテ
ン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ヘキセン、1−ヘ
プテン、1−オクテン、1−デセン等の炭素数3〜10
程度のα−オレフィンとの共重合体、或いは、更に、
1,4−ヘキサジエン、4−メチル−1,4−ヘキサジ
エン、5−メチル−1,4−ヘキサジエン、6−メチル
−1,5−ヘプタジエン、1,4−オクタジエン、7−
メチル−1,6−オクタジエン、シクロヘキサジエン、
シクロオクタジエン、ジシクロペンタジエン、5−メチ
レン−2−ノルボルネン、5−エチリデン−2−ノルボ
ルネン、5−ブチリデン−2−ノルボルネン、5−イソ
プロペニル−2−ノルボルネン等の非共役ジエンを共重
合させた共重合体等が挙げられる。
【0026】又、エアバッグ収納用カバーとしての低温
耐衝撃性や引張特性等の機械的特性、及び表面の耐傷付
性の向上等を目的として、スチレン系熱可塑性エラスト
マーを含有した組成物であってもよく、そのスチレン系
熱可塑性エラストマーとしては、例えば、スチレン、α
−メチルスチレン、p−メチルスチレン、ジメチルスチ
レン等の芳香族ビニルの重合体ブロックと、ブタジエ
ン、イソプレン、1,3−ペンタジエン、2,3−ジメ
チル−1,3−ブタジエン等の共役ジエンの重合体ブロ
ック或いはこれらの共役ジエンと前記芳香族ビニルのラ
ンダム共重合体ブロックとからなる直鎖状、分岐状、放
射状、又はこれらの組み合わせの分子構造のブロック共
重合体、或いは、後者ブロックの共役ジエンの二重結合
が水素添加された水素添加ブロック共重合体等が挙げら
れる。
【0027】又、エアバッグ収納用カバーとしての寸法
安定性の向上等を目的として、炭酸カルシウム、シリ
カ、タルク、マイカ、クレー、ガラス繊維等の無機充填
材を含有した組成物であってもよい。
【0028】更に、本発明の前記オレフィン系熱可塑性
エラストマー(A)或いはその組成物は、場合により、
該エラストマー(A)或いはその組成物を有機過酸化物
の存在下に動的に熱処理したものであってもよい。
【0029】ここで、動的に熱処理するとは、混練装置
を用いて前記オレフィン系熱可塑性エラストマー(A)
或いはその組成物を溶融状態で混練することであり、こ
の動的熱処理により、前記オレフィン系熱可塑性エラス
トマー(A)中の(A1 )成分のプロピレン単独重合体
成分において有機過酸化物による超高分子量成分の分解
反応が進行し、これにより、熱可塑性エラストマー
(A)或いはその組成物の流動性を向上させると共に、
前記オレフィン系熱可塑性エラストマー(A)中の(A
2 )成分のエチレン−α−オレフィン共重合体成分にお
いて有機過酸化物による架橋反応が進行し、これによ
り、熱可塑性エラストマー(A)或いはその組成物のゴ
ム弾性を向上させ得ることとなる。
【0030】尚、その際用いられる有機過酸化物として
は、従来の部分架橋オレフィン系熱可塑性エラストマー
の製造に通常用いられる有機過酸化物、具体的には、例
えば、ジクミルパーオキサイド、2,5−ジメチル−
2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、2,5
−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキ
シン−3、1,3−又は1,4−ビス(t−ブチルパー
オキシイソプロビル)ベンゼン、1,1−ジ(t−ブチ
ルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサ
ン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(ベンゾイルパーオ
キシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(ベン
ゾイルパーオキシ)ヘキシン−3等が挙げられ、これら
の有機過酸化物は、前記オレフィン系熱可塑性エラスト
マー(A)100重量部に対して0.005〜0.3重
量部程度の量で用いるのが好ましい。
【0031】又、本発明において、前記オレフィン系熱
可塑性エラストマー(A)或いはその組成物は、本発明
の効果を著しく損なわない範囲で、更に、他の樹脂やゴ
ムを含有していてもよく、又、通常、熱可塑性エラスト
マーに用いられる酸化防止剤、熱安定剤、光安定剤、紫
外線吸収剤、帯電防止剤、ブロッキング防止剤、滑剤、
防曇剤、分散剤、中和剤、核剤、導電性付与剤、抗菌
剤、難燃剤、着色剤等の各種添加剤等を必要に応じて含
有していてもよい。
【0032】本発明において、前記オレフィン系熱可塑
性エラストマー(A)或いはその組成物は、前記オレフ
ィン系熱可塑性エラストマー(A)を、或いは更に、前
記(B)成分のプロピレン系重合体、前記(C)成分の
炭化水素系ゴム用軟化剤、更に、その他の添加剤等と共
に、通常は、粉状又は粒状の各成分をヘンシェルミキサ
ー、スーパーミキサー、V型ブレンダー、タンブラーブ
レンダー、リボンブレンダー等により均一に混合した
後、一軸又は多軸押出機、ニーダー、バンバリーミキサ
ー、ブラベンダープラストグラフ、ミキシングロール等
により、180〜280℃程度の温度で溶融混練するこ
とにより調製される。尚、その際、前記有機過酸化物を
共存させて動的に熱処理を施し、部分架橋物となしても
よい。
【0033】本発明のエアバッグ収納用カバーは、前記
により調整された前記オレフィン系熱可塑性エラストマ
ー(A)或いはその組成物を射出成形することにより得
られ、その射出成形条件としては、通常100〜300
℃程度、好ましくは150〜280℃程度の成形温度、
通常5〜100MPa程度、好ましくは10〜80MP
a程度の射出圧力、通常20〜80℃程度、好ましくは
20〜60℃程度の金型温度等が採られる。
【0034】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に具体的に説
明するが、本発明はその要旨を越えない限り以下の実施
例に限定されるものではない。尚、以下の実施例及び比
較例で用いた(A)オレフィン系熱可塑性エラストマ
ー、(B)プロピレン系重合体、(C)炭化水素系ゴム
用軟化剤、及びその他成分を以下に示す。
【0035】(A)オレフィン系熱可塑性エラストマー A−1;アイソタクチックインデックスが98%のプロ
ピレンの単独重合体成分(A1 )の重合後に、プロピレ
ン−エチレン共重合体成分(A2 )を共重合することに
より製造され、(A1 )成分51重量%、(A2 )成分
49重量%からなり、o−ジクロロベンゼンを溶媒とし
た温度0〜140℃の間の温度上昇溶離分別における0
℃での溶出分が全溶出量に対して40重量%、80〜1
00℃での溶出分が全溶出量に対して3重量%であり、
室温キシレン可溶分の重量平均分子量が480,00
0、密度が0.88g/cm3 、メルトフローレートが
1g/10分、曲げ弾性率が400MPaのオレフィン
系熱可塑性エラストマー。
【0036】A−2;アイソタクチックインデックスが
98%のプロピレンの単独重合体成分(A1 )の重合後
に、プロピレン−エチレン共重合体成分(A2 )を共重
合することにより製造され、(A1 )成分44重量%、
(A2 )成分56重量%からなり、o−ジクロロベンゼ
ンを溶媒とした温度0〜140℃の間の温度上昇溶離分
別における0℃での溶出分が全溶出量に対して37重量
%、80〜100℃での溶出分が全溶出量に対して7重
量%であり、室温キシレン可溶分の重量平均分子量が3
60,000、密度が0.88g/cm3 、メルトフロ
ーレートが2.5g/10分、曲げ弾性率が400MP
aのオレフィン系熱可塑性エラストマー。
【0037】A−3(比較例用);アイソタクチックイ
ンデックスが98%のプロピレンの単独重合体成分(A
1 )の重合後に、プロピレン−エチレン共重合体成分
(A2)を共重合することにより製造され、(A1 )成
分65重量%、(A2 )成分35重量%からなり、o−
ジクロロベンゼンを溶媒とした温度0〜140℃の間の
温度上昇溶離分別における0℃での溶出分が全溶出量に
対して25重量%、80〜100℃での溶出分が全溶出
量に対して0.5重量%であり、室温キシレン可溶分の
重量平均分子量が200,000、密度が0.88g/
cm3 、メルトフローレートが10g/10分、曲げ弾
性率が850MPaのオレフィン系熱可塑性エラストマ
ー。
【0038】尚、ここで、(A1 )成分のアイソタクチ
ックインデックス、並びに、オレフィン系熱可塑性エラ
ストマーとしての、温度上昇溶離分別における溶出分、
室温キシレン可溶分の重量平均分子量、密度、メルトフ
ローレート、及び曲げ弾性率は、それぞれ以下の方法に
より測定したものである。(A1 )成分のアイソタクチックインデックス n−ヘプタンによるソックスレー抽出残として測定し
た。
【0039】温度上昇溶離分別における溶出分 測定装置として、試料を溶解温度の差を利用して分別す
る温度上昇溶離分別(TREF)機構と、分別された区
分を更に分子サイズで分別するサイズ排除クロマトグラ
フ(Size Exclusion Chromatography;SEC)をオンラ
インで接続したクロス分別装置(三菱化学社製「CFC
T150A」)を使用した。溶媒としてo−ジクロロ
ベンゼンを用い、濃度が4mg/mlとなるようにポリ
マーを140℃で溶解し、これを測定装置のサンプルル
ープ内に注入する。サンプルループ内の試料溶液を、不
活性担体であるガラスビーズが充填された内径4mm、
長さ150mmのTREF装置付属のステンレス製カラ
ムに注入した後、1℃/分の速度で140℃から0℃ま
で冷却し、不活性担体表面にコーティングする。該カラ
ムを0℃で30分間保持した後、0℃の温度で溶解して
いる成分2mlを1ml/分の流速でTREFカラムか
らSECカラム(昭和電工社製「AD80M/S」、3
本)に注入する。SECで分子サイズの分別が行われて
いる間に、TREFカラムを次の溶出温度(5℃)に昇
温し、その温度で30分間保持した後、SECカラムに
注入するという操作を繰り返す。SECでの各溶出区分
の測定は39分間隔で行った。溶出温度は、0、5、1
0、15、20、25、30、35、40、45、4
9、52、55、58、61、64、67、70、7
3、76、79、82、85、88、91、94、9
7、100、102、120、140℃の各温度とし、
段階的に昇温した。SECカラムで分子サイズに分別さ
れた溶液は、装置付属の赤外分光光度計でポリマー濃度
に比例する吸光度を測定(波長3.42μのメチレンの
伸縮振動で検出)し、各溶出温度区分のクロマトグラム
を得る。内蔵のデータ処理ソフトを用い、得られた各溶
出温度区分のクロマトグラムのベースラインを引き、演
算処理する。各クロマトグラムの面積を積分し、積分溶
出曲線を計算する。又、この積分溶出曲線を温度で微分
して微分溶出曲線を計算する。計算結果の作図をプリン
ターに出力し、出力した微分溶出曲線の作図は、横軸に
溶出温度を100℃当たり89.3mm、縦軸に微分量
(全積分溶出量を1.0に規格し、1℃の変化量を微分
量とした。)0.1当たり76.5mmで行った。
【0040】室温キシレン可溶分の重量平均分子量 室温キシレン可溶分につき、ゲルパーミエーションクロ
マトグラフィーにて測定した。密度 JIS K7112に準拠し、水中置換法にて測定し
た。メルトフローレート JIS K7210に準拠し、温度230℃、荷重2
1.18Nで測定した。曲げ弾性率 JIS K7203に準拠し、厚さ4mm、幅10m
m、長さ90mmの試験片を用い、スパン間64mm、
曲げ速度2mm/分にて測定した。
【0041】(B)プロピレン系重合体 B−1;チーグラー系触媒によって重合され、アイソタ
クチックインデックスが98.5%、エチレン含有量が
10重量%、メルトフローレートが50g/10分のプ
ロピレン−エチレンブロック共重合体(日本ポリケム社
製)。尚、ここで、アイソタクチックインデックス、及
びメルトフローレートは、それぞれ前記と同様の方法に
より測定したものである。(C)炭化水素系ゴム用軟化剤 C−1;重量平均分子量746、40℃の動粘度382
cSt、流動点−15℃、引火点300℃のパラフィン
系オイル(出光興産社製)。エチレン−α−オレフィン共重合体 ;1−オクテン含有
量が25重量%、密度が0.87g/cm3 、メルトフ
ローレートが1g/10分のエチレン−1−オクテン共
重合体(デュポンダウエラストマー社製)。有機過酸化物 ;2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブ
チルパーオキシ)ヘキサン。
【0042】実施例1〜6、比較例1〜2 表1に示す(A)成分、(B)成分、(C)成分、及び
その他成分を、それらの合計量100重量部に対して、
酸化防止剤としてテトラキス〔メチレン−3−(3’,
5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシフェニル)プ
ロピオネート〕メタン0.1重量部を添加して、シリン
ダー径45mm、L/D33の二軸押出機(池貝社製
「PCM45」)を用いて200℃にて溶融混練し、ペ
レット化することにより、オレフィン系熱可塑性エラス
トマー組成物を調製し、得られた各オレフィン系熱可塑
性エラストマー組成物について、前記と同様の方法でメ
ルトフローレートを測定し、結果を表1に示した。
【0043】更に、得られた各オレフィン系熱可塑性エ
ラストマー組成物について、インラインスクリュータイ
プ射出成形機(東芝機械社製「IS130G」)を用い
て、射出温度220℃、射出圧力50MPa、金型温度
40℃にて、試験片サンプルを射出成形し、前記と同様
の方法で曲げ弾性率を、又、以下に示す方法で引張破断
強さ、及び衝撃強度を測定し、結果を表1に示した。
【0044】引張破断強さ JIS K7113に準拠して、2号形試験片を用い、
引張速度50mm/分似て測定した。衝撃強度 JIS K7110に準拠し、厚さ10mm、幅4m
m、長さ80mmのノッチ付試験片を用い、温度−40
℃でのノッチ付アイゾッド衝撃強度を測定した。
【0045】更に、得られた各オレフィン系熱可塑性エ
ラストマー組成物について、インラインスクリュータイ
プ射出成形機(東芝機械社製「IS220」)を用い
て、射出温度220℃、射出圧力50MPa、金型温度
40℃にて、裏面に補強用リブ付き枠体を有し、平均肉
厚3mm、裏面の予定開裂線の肉厚0.5mmのティア
タイプのエアバッグ収納用カバーを射出成形し、以下に
示す方法で、その際の離型性を評価し、又、得られたエ
アバッグ収納用カバーの表面光沢を測定し、更に、エア
バッグの膨張、展開テストを実施してエアバッグ収納用
カバーの膨張、展開性を評価し、結果を表1に示した。
【0046】離型性 縦300mm、横180mm、厚さ3.5mmの平板状
試験片の成形時におけるエジェクタピンの抵抗力を動歪
計にて検出し、又、エジェクタピン跡の変形の有無を目
視観察し、以下の基準で評価した。 ○;抵抗力が200kg未満、又は、200kg以上で
あるがエジェクタピン跡に変形が認められない場合。 ×;抵抗力が200kg以上、且つ、エジェクタピン跡
に変形が認めらる場合。表面光沢 JIS K7105に準拠し、入射角60度で測定し
た。
【0047】エアバッグ収納用カバーの膨張、展開性 エアバッグ収納用カバーの裏面の枠体部にエアバッグ収
納部及びエアバッグモジュールを取り付け、−35℃及
び80℃の恒温槽内に1時間放置した後、エアバッグの
膨張、展開テストを実施し、以下の基準で評価した。 ×;エアバッグが正常に展開しなかったり、カバーが破
壊して飛散したり、枠体部が破壊した場合。 ○;このような問題が生じなかった場合。
【0048】
【表1】
【0049】
【発明の効果】オレフィン系熱可塑性エラストマーから
なり、柔軟性、及び低温耐衝撃性等の機械的特性を有す
ると共に、低表面光沢であり、離型性にも優れたエアバ
ッグ収納用カバーを提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 53:00) C08L 91:00 (C08L 23/10 91:00) Fターム(参考) 3D044 BA01 BB01 BC04 3D054 AA03 AA14 BB09 BB30 FF01 FF02 FF03 FF18 FF20 4J002 AE053 BB121 BB151 BP022 FD023 GN00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の(A1 )成分と(A2 )成分とか
    らなり、(A1 )成分の重合後に(A2 )成分が重合さ
    れることにより製造され、o−ジクロロベンゼンを溶媒
    とした温度0〜140℃の間の温度上昇溶離分別におけ
    る0℃での溶出分が全溶出量に対して30〜60重量%
    のオレフィン系熱可塑性エラストマー(A)からなるこ
    とを特徴とするエアバッグ収納用カバー。 (A1 )アイソタクチックインデックスが90%以上の
    プロピレンの単独重合体成分;(A2 )成分との合計量
    に対して30〜60重量% (A2 )プロピレンとエチレンとを必須成分とする、プ
    ロピレンと、炭素数2〜8の他のα−オレフィンとの共
    重合体成分;(A1 )成分との合計量に対して70〜4
    0重量%
  2. 【請求項2】 オレフィン系熱可塑性エラストマー
    (A)の温度上昇溶離分別における80〜100℃での
    溶出分が全溶出量に対して1〜6重量%である請求項1
    に記載のエアバッグ収納用カバー。
  3. 【請求項3】 オレフィン系熱可塑性エラストマー
    (A)の室温キシレン可溶分の重量平均分子量が20
    0,000〜800,000である請求項1又は2に記
    載のエアバッグ収納用カバー。
  4. 【請求項4】 オレフィン系熱可塑性エラストマー
    (A)成分100重量部に対して、下記の(B)成分を
    含有するオレフィン系熱可塑性エラストマー組成物から
    なる請求項1乃至3のいずれかに記載のエアバッグ収納
    用カバー。 (B)プロピレン系重合体;10〜70重量部
  5. 【請求項5】 (B)成分のプロピレン系重合体が、エ
    チレン含有量が1〜10重量%のプロピレン−エチレン
    ブロック共重合体である請求項4に記載のエアバッグ収
    納用カバー。
  6. 【請求項6】 オレフィン系熱可塑性エラストマー
    (A)成分100重量部に対して、下記の(C)成分を
    含有するオレフィン系熱可塑性エラストマー組成物から
    なる請求項1乃至5のいずれかに記載のエアバッグ収納
    用カバー。 (C)炭化水素系ゴム用軟化剤;1〜30重量部
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