JP2002283601A - 記録装置及び該記録装置に用いる記録体 - Google Patents

記録装置及び該記録装置に用いる記録体

Info

Publication number
JP2002283601A
JP2002283601A JP2001089288A JP2001089288A JP2002283601A JP 2002283601 A JP2002283601 A JP 2002283601A JP 2001089288 A JP2001089288 A JP 2001089288A JP 2001089288 A JP2001089288 A JP 2001089288A JP 2002283601 A JP2002283601 A JP 2002283601A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
recording medium
ink
liquid
contact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001089288A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Hara
敬 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2001089288A priority Critical patent/JP2002283601A/ja
Publication of JP2002283601A publication Critical patent/JP2002283601A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supply, Installation And Extraction Of Printed Sheets Or Plates (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)
  • Duplication Or Marking (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 印刷が行われる際帯電する記録体の表面電荷
を簡単な構成によって確実に除去することができる記録
装置、及び記録装置に用いる記録体を提供する。 【構成】 記録装置1は、版胴2、記録体3、インクロ
ーラ4、ブランケット胴5、ブランケット6、除電部材
7からなり、インクローラ4によって記録体3の親イン
ク部に付着したインクがブランケット6に転移する。記
録体3上の電荷を接地された除電部材7によって除去す
るので、記録体3の表面に紙粉、タルクが付着しない。
記録体3は、記録層が形成される基板を金属(アルミ)
基板により形成する、記録層中にアルミニウム、カーボ
ン等の微粒子からなる導電性部材を混入する、記録層の
膜厚を1μm以下とする等の構成を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷機、プリンタ
等の記録装置及び該記録装置に用いる記録体に関し、よ
り詳細には、画像形成中に記録体に紙粉や塵埃等が付着
することを防止することにより、印刷画質を良好に維持
することができる記録装置及び該記録装置に用いる記録
体に関する。
【0002】
【従来の技術】印刷機、プリンタ等の画像形成装置にお
いては、記録体上にインクを塗布し画像形成した後、直
接記録媒体へ転写、もしくは中間転写体へ転写した後記
録媒体へ転写し画像形成を行う。この時、記録体はイン
クローラ及び中間転写体若しくは記録紙と常時接触して
おり、接触・剥離を繰り返しているため徐々に帯電す
る。また、記録紙には紙粉及びタルクが含まれているた
め、直接若しくは中間転写体を介して、帯電した記録体
に吸着する。この様な状態でインクローラと接触する
と、紙粉等にインクが付着し地汚れを引き起こす。
【0003】本出願人の出願による特願2000−27
0977号の発明においては、中間調濃度上昇に関する
画質維持方法が記載されているが、紙粉等の付着による
画質劣化対策については特に考慮されていない。また特
開平11−129449号公報には紙粉、塵埃等の除去
方法について記載されているが、記録体への紙粉、塵埃
等の付着防止については特に考慮されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述のような
実状に鑑みてなされたもので、印刷が行われる際徐々に
帯電される記録体の表面電荷を簡単な構成によって確実
に除去することができる記録装置を提供することを目的
とする。また、上記記録装置に用いる記録体において、
記録体の表面電位を低下させることができる記録体を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたものであって、その第1の技術手
段は、液体と接触状態で加熱した時に後退接触角が低下
し、インク等の液体に対し親液性を示す親インク状態と
なり、且つ液体と非接触状態で加熱した時に後退接触角
が上昇する表面特性をもつ記録体を用いる記録装置にお
いて、前記記録体表面を除電する除電手段を有すること
を特徴とする。
【0006】第2の技術手段は、第1の技術手段の記録
装置において、前記除電手段は記録体と非接触状態を保
ちつつ前記記録体表面を除電する除電装置であることを
特徴とする。
【0007】第3の技術手段は、第1の技術手段の記録
装置において、前記除電手段は導電性を有する中間転写
体であることを特徴とする。
【0008】第4の技術手段は、第1の技術手段の記録
装置において、前記除電手段は導電性の高いインクであ
ることを特徴とする。
【0009】第5の技術手段は、液体と接触状態で加熱
した時に後退接触角が低下し、インク等の液体に対し親
液性を示す親インク状態となり、且つ液体と非接触状態
で加熱した時に後退接触角が上昇する表面特性をもつ記
録体において、該記録体の基板は導電体からなることを
特徴とする。
【0010】第6の技術手段は、液体と接触状態で加熱
した時に後退接触角が低下し、インク等の液体に対し親
液性を示す親インク状態となり、且つ液体と非接触状態
で加熱した時に後退接触角が上昇する表面特性をもつ記
録体において、該記録体の記録層中に導電性の部材を有
することを特徴とする。
【0011】第7の技術手段は、液体と接触状態で加熱
した時に後退接触角が低下し、インク等の液体に対し親
液性を示す親インク状態となり、且つ液体と非接触状態
で加熱した時に後退接触角が上昇する表面特性をもつ記
録体において、該記録体の記録層の膜厚が1μm以下で
あることを特徴とする。
【0012】第8の技術手段は、第5〜7の技術手段の
記録体を用いた記録装置であることを特徴とする。
【0013】第9の技術手段は、第1〜4の技術手段の
記録装置において、第5〜7の技術手段の記録体を組み
合わせた記録装置であることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
の記載とともに説明する。本発明記載の記録体は、液体
と接触状態で加熱したときに、後退接触角が低下し、イ
ンク等の液体に対し浸液性を示す状態(親インク状態)
となり、かつ液体と非接触状態で加熱したときに後退接
触角が上昇する表面特性を有するもので、特開平3−1
78478号公報記載の記録体材料すべて該当し、特に
パーフルオロアクリレートモノマーまたはパーフルオロ
メタクリレートモノマーの重合体が望ましい。本発明に
よる記録体は、表面の濡れ性変化を利用して画像形成を
行っており、ごく僅かな表面汚染によっても地汚れが発
生することが知られている。かつて上記した記録体の耐
久試験を行ったところ、約1,000枚印刷後より粒状
の地汚れが観察され始め、2,000枚印刷後には顕著
に観察されるようになった。記録体上の粒状地汚れ部を
走査型電子顕微鏡(SEM)により観察したところ、そ
の中心には記録体及びインク以外の物質が観察され、電
子線マイクロプローブ解析法(EPMA)によりCaが
検出されたことから、紙粉若しくはタルクであると推測
した。
【0015】記録体上の非画像部は本来接触角が高いた
め、インクが付着しないはずであるが、何らかの理由に
より表面汚染が発生した場合、汚染物質自身にインクが
付着しそれが地汚れとして転写される。ここで具体的に
表面汚染とは、(1)ハンドリング時における油脂の付
着、(2)記録紙より供給される紙粉・タルク、(3)
空気中の塵埃等があげられる。ここで(1)について
は、手を十分に洗浄する、グローブを装着する等の簡単
な予防策を実施することによって、低減若しくは除去す
ることが可能である。しかし、(2)、(3)について
本質的な解決策を施すには膨大なコストアップを必要と
するため(例えば、(2)については記録紙をコートす
る、(3)については記録装置をクリーンルームに設置
する等)、より簡便な方法を考案しなければならない。
【0016】記録体表面は本来極めて平滑で非粘着性で
あるため、構造的に紙粉・塵埃が付着しにくいはずであ
る。また、仮に付着したとしてもインクローラやブラン
ケットと接触することにより、記録体表面から除去され
るはずである。
【0017】一方記録体はインクローラ及びブランケッ
トと接触しており、それらとの接触・剥離により帯電す
ることが知られている。現在使用している記録体はいず
れも絶縁体より構成されているため、版胴に電荷が移動
することはなく、記録体上に保持され表面電位は徐々に
増加する。したがって、一定以上の電荷が蓄積される
と、(インクローラ等の粘着力)<(記録体の静電気
力)となり、記録体上に紙粉等が残留するようになる。
またこれ以後記録体と接触した紙粉・タルクは、全て記
録体上に吸着するので、地汚れは加速度的に増加する。
【0018】これに対し、本発明では記録体上に発生す
る電荷(静電気)を除去する手段を提供するとともに、
地汚れの発生を抑制する手段を提供するものである。
【0019】(請求項1の説明)図1は、請求項1の記
録装置を説明するための図である。図1に示す記録装置
1は、版胴2、版胴2に装着された記録体3、インクロ
ーラ4、ブランケット胴5、ブランケット胴5に装着さ
れたブランケット6、除電部材7からなり、インクロー
ラ4によって記録体3の親インク状態の部分に付着した
インクがブランケット6に転移する。そして、記録体3
上に発生した電荷を接地された除電部材7を接触させる
ことによって除去し、記録体3上の電荷の蓄積を抑制す
る。ここで使用する除電部材7は、金属ローラ、表面に
金属コートされたゴムローラ、除電ブラシ等表面抵抗が
低くかつ記録体上に形成された画像を乱すことが無けれ
ばいかなる材質、形状、構成であっても構わない。
【0020】(請求項2の説明)図2は、請求項2の記
録装置を説明するための図である。図2に示す記録装置
は、請求項1の記録装置において除電部材7が除電ファ
ン8等の記録体3と非接触な手段により記録体表面に蓄
積された電荷を中和する構成である。一般的に画像記録
を繰り返し実施した際、記録体3上は正帯電することが
知られている。したがって、この電荷を中和する除電フ
ァン8としては、負電荷を発生するイオンガン等の手段
が適するが、記録体上に形成された画像を乱すことがな
い限り、いかなる手段でも構わない。
【0021】(請求項3の説明)図3は、請求項3の記
録装置を説明するための図で、導電性ブランケットの断
面模式図である。図3に示すブランケット6において
は、従来のブランケット6a上に金属薄膜6bが均一に
形成されているが、導電性が確保できるのであれば、必
ずしも均一である必要はない。また、このブランケット
6の表面の金属薄膜6bは、図示しない別部材を介して
接地されている。
【0022】(請求項4の説明)元来インクは記録体以
上の導電性を有しているが、記録体上の電荷の蓄積を抑
制するには至っていない。そこで、本発明においては、
インクローラ4に供給されるインク中に金属粉、導電性
樹脂粉等を混入し、インクの導電性を高くする。このよ
うにすることで、インクローラ自身に除電ローラとして
の機能を付加し、記録体3上の電荷の蓄積を抑制するこ
とができる。
【0023】(請求項5の説明)図4は、請求項5の発
明を説明するための図で、金属基板を用いた記録体の断
面模式図である。図4に示す記録体3は、記録層3bが
形成される基板が金属基板3aにより形成されている。
記録層3bは一般的にアルミ基板が用いられるが、アル
ミ基板に限られるものではない。このような構成の記録
体を用いることにより、完全に電荷を取り除くことはで
きないが、一定以上の電荷が蓄積されると、記録層中に
おいて絶縁破壊が発生するため、電荷の蓄積を抑制する
ことができる。また蓄積される電荷の上限値は、記録材
料が同じ場合記録層の厚さによって決定され、記録層3
bが薄いほど蓄積される電荷量は小さくなる。
【0024】(請求項6の説明)図5は、請求項6の発
明を説明するための図で、記録層中に導電性部材が混入
された記録体の断面模式図である。図5に示す記録体3
は、記録層3b中にアルミニウム、カーボン等の微粒子
からなる導電性部材を混入することにより記録層3bの
静電容量が増加し、蓄積された電荷量が同じであって
も、それを含まない記録体に対して表面電位が低くな
り、紙粉等の吸着量が減少する。
【0025】(請求項7の説明)図6は、請求項7の発
明を説明するための図で、記録体の断面模式図である。
図6に示す記録体は、記録層の厚さが1μm以下、望ま
しくは0.8μm以下とすることを特徴とする。記録層
3bの厚さが薄くなることにより記録層3bの静電容量
が増加し、蓄積された電荷量が同じであっても、より厚
い記録層を持つ記録体に対して表面電位が低くなり、紙
粉等の吸着量が減少する。
【0026】(請求項8の説明)請求項8の発明は、請
求項5〜7の発明の記録体を使用した記録装置であっ
て、従来の記録装置に用いる記録体3として、請求項5
〜7の記録体を使用するものである。本発明により、記
録体を除いて従来の記録装置と同様の構成であるのにか
かわらず、地汚れの発生しにくい記録装置を提供するこ
とができる。なお、従来の記録装置と構成上は同様であ
るため、図示は省略する。
【0027】(請求項9の説明)図7は、複数の除電手
段を組み合わせて実施した記録装置の例を示す図であ
る。図7に示す記録装置1は、除電手段として図2に示
されたような非接触方式の除電ファン8を用いるととも
に、図示しない請求項6で示された導電性部材を記録層
中に有する記録体3を使用した記録装置である。除電フ
ァン8により、記録体3上の電荷の大部分は中和され、
僅かに残留した電荷による影響は、記録層の誘電率が高
められているため、地汚れに対して無視できるレベルま
で減少させることができる。なお、図7において、9は
圧胴、10は給紙台、11はガイドローラ、12は排紙
台であるが、図7で示した組み合わせ例は一例に過ぎ
ず、装置構成に矛盾が生じない限りいかなる組み合わせ
でもよく、また請求項1〜4の除電手段を複数併用して
組み合わせてもよい。
【0028】次に、本発明の効果を検証するため、参考
例及び本発明の各請求項の発明を実施した際、各記録体
の表面電位がどのように変化するかについて実験を行っ
た。本発明においては、記録体表面の帯電が紙粉その他
の吸着の原因であるとしているので、版胴とブランケッ
ト胴を接触させた状態で500回転(版と中間転写体を
500回接触)させた後の、記録体表面電位をポータブ
ル表面電位計により測定し、その効果を検証する。ただ
し、実験例2及び4は実際の印刷を行い、非画像部の電
位を測定した。実験例1〜4の共通実験条件は次のとお
りである。 版胴回転速度:60rpm ブランケット:HAMADA S6500(NBRゴ
ム)
【0029】実施例1(参考例及び請求項1〜3の発明
に対応) 除電手段の相違に基づく効果を検証する。 Ref(参考例の記録装置):除電手段なし(各実施例
共通) A(請求項1の記録装置):除電手段として20mmφ
のアルミローラ使用 B(請求項2の記録装置):除電手段として除電ファン
使用 C(請求項3の記録装置):除電手段としてアルミ蒸着
ブランケット(膜厚:2μm、ベース:HAMADA
S6500)使用 Ref,A,B,Cを比較した実験結果を表1に示す。
【0030】
【表1】
【0031】実験例2(請求項4に対応) D(請求項4の記録装置):インクとしてTHE IN
CTEC製WaterlessS GT墨N+シルコー
ト(福田金属箔粉工業製銀粉末)使用 記録紙としてOKダルアート(新王子製紙製)使用Dの
実験結果を表2に示す。
【0032】
【表2】
【0033】実験例3(請求項5〜7に対応) 記録装置に使用する記録体の相違に基づく効果を検証す
る。 E(請求項5の記録体):記録層(2μm)+アルミニ
ウム基板(0.1mm) F(請求項6の記録体):シルコート添加(固形分量比
10%)記録層(2μm)+PET基板(0.1mm) G(請求項7の記録体):記録層(0.5μm)+PE
T基板(0.1mm) E,F,Gを比較した実験結果を表3に示す。
【0034】
【表3】
【0035】実験例4(請求項9に対応)H(請求項9
の記録装置):除電手段として除電ファン使用(B) インクとしてTHE INCTEC製Waterles
sS GT墨N+シルコート(福田金属箔粉工業製銀粉
末)使用(D) 記録体として記録層(2μm)+アルミニウム基板
(0.1mm)使用(E) H(B+D+E)の実験結果を表4示す。
【0036】
【表4】
【0037】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、記録体表面に
接地された部材を接触させることによって、記録体表面
に蓄積された電荷を除電するので、記録体の表面電位を
低下させ、紙粉等の吸着を防止することができる。
【0038】請求項2の発明によれば、記録体表面に蓄
積された電荷と逆の極性の電荷を非接触状態で供給する
ので、記録体表面を損傷する恐れがなく、記録体表面の
電荷を中和し、紙粉等の吸着を防止することができる。
【0039】請求項3の発明によれば、記録体表面に接
地された導電性表面を有する中間転写体を接触させるの
で、中間転写体を利用して記録体の表面電位を低下さ
せ、紙粉等の吸着を防止することができる。
【0040】請求項4の発明によれば、除電手段がイン
クそのものであるので、記録装置の構成を変更すること
なしに、記録体表面と導電性インクを接触させることに
よって、インク中に電荷を分散し記録体の表面電位を低
下させ、紙粉等の吸着を防止することができる。
【0041】請求項5の発明によれば、記録体基板を導
電体とすることによって、記録体表面の電荷を分散し表
面電位を低下させ、紙粉等の吸着を防止することができ
る。
【0042】請求項6の発明によれば、記録層中に導電
性部材を添加することによって、記録層の静電容量が増
加し記録体の表面電位を低下させ、紙粉等の吸着を防止
することができる。
【0043】請求項7の発明によれば、記録層の膜厚が
1μm以下、好ましくは0.8μm以下であることによ
って、記録層の静電容量が増加し表面電位を低下させ、
紙粉等の吸着を防止することができる。
【0044】請求項8の発明によれば、記録装置の構成
を変更することなしに、表面電位の増加しにくい記録体
を用いることによって、紙粉等の吸着を簡便に防止する
ことができる。
【0045】請求項9の発明によれば、請求項1〜4の
記録装置の記録体として請求項5〜7の記録体を適宜選
択して組み合わせ、複数の手段を用いて記録体の表面電
位を効率的に低下させるので、紙粉等の吸着を効果的に
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1の記録装置を説明するための模式図
である。
【図2】 請求項2の記録装置を説明するための模式図
である。
【図3】 請求項3の記録装置を説明するための図で、
導電性ブランケットの断面模式図である。
【図4】 請求項5の発明を説明するための図で、金属
基板を用いた記録体の断面模式図である。
【図5】 請求項6の発明を説明するための図で、記録
層中に導電性部材が混入された記録体の断面模式図であ
る。
【図6】 請求項7の発明を説明するための図で、記録
体の断面模式図である。
【図7】 請求項9の発明を説明するための図で、複数
の除電手段を組み合わせて実施した記録装置を示す図で
ある。
【符号の説明】
1…記録装置、2…版胴、3…記録体、4…インクロー
ラ、5…ブランケット胴、6…ブランケット、7…除電
部材、8…除電ファン、9…圧胴、10…給紙台、11
…ガイドローラ、12…排紙台。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体と接触状態で加熱した時に後退接触
    角が低下し、インク等の液体に対し親液性を示す親イン
    ク状態となり、且つ液体と非接触状態で加熱した時に後
    退接触角が上昇する表面特性をもつ記録体を用いる記録
    装置において、前記記録体表面を除電する除電手段を有
    することを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の記録装置において、前記
    除電手段は記録体と非接触状態を保ちつつ前記記録体表
    面を除電する除電装置であることを特徴とする記録装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の記録装置において、前記
    除電手段は導電性を有する中間転写体であることを特徴
    とする記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の記録装置において、前記
    除電手段は導電性の高いインクであることを特徴とする
    記録装置。
  5. 【請求項5】 液体と接触状態で加熱した時に後退接触
    角が低下し、インク等の液体に対し親液性を示す親イン
    ク状態となり、且つ液体と非接触状態で加熱した時に後
    退接触角が上昇する表面特性をもつ記録体において、該
    記録体の基板は導電体からなることを特徴とする記録
    体。
  6. 【請求項6】 液体と接触状態で加熱した時に後退接触
    角が低下し、インク等の液体に対し親液性を示す親イン
    ク状態となり、且つ液体と非接触状態で加熱した時に後
    退接触角が上昇する表面特性をもつ記録体において、該
    記録体の記録層中に導電性の部材を有することを特徴と
    する記録体。
  7. 【請求項7】 液体と接触状態で加熱した時に後退接触
    角が低下し、インク等の液体に対し親液性を示す親イン
    ク状態となり、且つ液体と非接触状態で加熱した時に後
    退接触角が上昇する表面特性をもつ記録体において、該
    記録体の記録層の膜厚が1μm以下であることを特徴と
    する記録体。
  8. 【請求項8】 請求項5乃至7いずれか記載の記録体を
    用いたことを特徴とする記録装置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至4いずれか記載の記録装置
    において、請求項5乃至7いずれか記載の記録体を組み
    合わせたことを特徴とする記録装置。
JP2001089288A 2001-03-27 2001-03-27 記録装置及び該記録装置に用いる記録体 Pending JP2002283601A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001089288A JP2002283601A (ja) 2001-03-27 2001-03-27 記録装置及び該記録装置に用いる記録体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001089288A JP2002283601A (ja) 2001-03-27 2001-03-27 記録装置及び該記録装置に用いる記録体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002283601A true JP2002283601A (ja) 2002-10-03

Family

ID=18944241

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001089288A Pending JP2002283601A (ja) 2001-03-27 2001-03-27 記録装置及び該記録装置に用いる記録体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002283601A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1044591A (ja) * 1996-08-06 1998-02-17 Ricoh Co Ltd 記録装置
JPH11153932A (ja) * 1997-11-20 1999-06-08 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置および除電ロール
JPH11245436A (ja) * 1998-03-04 1999-09-14 Ricoh Co Ltd 記録装置
JP2000225679A (ja) * 1999-02-05 2000-08-15 Canon Inc オフセット印刷方法、装置及びそれにより製造する高精細パターン基板

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1044591A (ja) * 1996-08-06 1998-02-17 Ricoh Co Ltd 記録装置
JPH11153932A (ja) * 1997-11-20 1999-06-08 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置および除電ロール
JPH11245436A (ja) * 1998-03-04 1999-09-14 Ricoh Co Ltd 記録装置
JP2000225679A (ja) * 1999-02-05 2000-08-15 Canon Inc オフセット印刷方法、装置及びそれにより製造する高精細パターン基板

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN105652619B (zh) 电子照相用导电性构件、处理盒和电子照相图像形成设备
JP2018077470A (ja) 帯電部材、プロセスカートリッジ、電子写真画像形成装置および帯電部材の製造方法
CN101069136A (zh) 辊套
CN1126009C (zh) 图像形成装置及半导体层的制造方法
JP3028057B2 (ja) 帯電部材
US5822658A (en) Charging device having an electrically conductive elastic body layer
CN1184541C (zh) 充电元件,处理卡盒和成像装置
JP2002283601A (ja) 記録装置及び該記録装置に用いる記録体
JP6691645B2 (ja) 帯電部材
JP2010072450A (ja) 電子写真機器用帯電ロールおよび電子写真機器用帯電ロールの製造方法
EP3660591A1 (en) Developing member, electrophotographic process cartridge, and electrophotographic image forming apparatus
US10222719B2 (en) Electro-photographic printing
US11067922B2 (en) Intermediate transfer blanket
JP2001248630A (ja) 半導電性ロール
WO2018061441A1 (ja) 電子写真機器用帯電ロール
JP7040522B2 (ja) インキ着肉層形成用組成物、印刷版、およびそれを用いた印刷物の製造方法
JP2007193001A (ja) 導電性ローラの製造方法
JP2000066555A (ja) 画像形成装置
JP2006276068A (ja) 帯電部材、クリーニング部材、及び画像形成装置
JP2853598B2 (ja) 表面処理されたクリーニングブレード、その表面処理方法、及び画像形成方法
JP2009522606A (ja) 印刷装置における残留電荷の影響を最小限に抑えるシステム及び方法
JP5793044B2 (ja) 帯電ローラ及び帯電装置
JP2006151569A (ja) ロール、電気絶縁性シートの巻取装置および電気絶縁性シートロール体の製造方法
JP2007293040A (ja) 清掃装置
JP2009139924A (ja) 電子写真機器用転写ロール

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080324

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20080325

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101109

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101214

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110118