JP2007293040A - 清掃装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 帯電ロール表面を傷つけることなく、良好に帯電ロール表面に付着した付着物を清掃することができる清掃装置を提供する。
【解決手段】 静電潜像が形成される感光体2を所定電位に帯電させる帯電部材の清掃装置10であって、弾性発泡体層30と、弾性発泡体層30よりも高硬度で、弾性発泡体層30の平均セル径以下の厚みを有する表面層31とを順次積層したクリーニングパッド13を有している。
このようにクリーニングパッド13が弾性発泡体層30と表面層31とを備えているので、低い荷重で均一に帯電部材に接することが可能で、高硬度の表面層31で帯電部材の表面を傷つけることなく良好に清掃することができる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、帯電ロールへのトナー、外添剤、異物の付着を防止し、長期にわたって安定した帯電を実現するための清掃装置に関する。
オゾンの排出抑制、装置の小型化、高圧電源コスト低減などのために、スコロトロン等の非接触型帯電装置に代わって、感光体に接触又は近接配置され、放電によって感光体を帯電させる帯電装置が用いられるようになってきた。
この接触帯電型の帯電装置においては、帯電ロールを感光体に接触させるため、感光体に接触して設けたクリーニング部材をすり抜けたトナーや外添剤によって帯電ロールの表面が汚れてしまうという課題を有している。
特許文献1では、弾性発砲体(スポンジ部材)を帯電ロールに押し当てて、帯電ロールに付着したトナーを除去する方法を開示している。しかしながら、帯電ロールの表面には、放電によって生じた放電生成物(硝酸アンモニウムなどの硝酸化合物と考えられる)が付着している。この放電生成物は、親水性であるため、湿度の高い環境下にあると、放電生成物が大気中の水分と結合して、非常に表面エネルギーの高い状態となる。このため、トナーなどを強固に付着させてしまい、スポンジやブラシなどで完全に除去するのが困難になるという問題があった。
また、特許文献2には、♯240〜♯3000程度のアルミナやシリコンカーバイトを含んだ研磨紙でBCR表面を研磨する方法を開示している。また特許文献3では、♯3000程度(表面粗さRa=0.022μm)のラッピングフィルムを用いて、帯電ロール表面を研磨する方法を開示している。
特開平2−272594号公報 特開平7−128958号公報 特開平10−339989号公報
しかしながら、特許文献2の開示技術のように研磨紙で帯電ロール表面を研磨すると、0.5mm程度の食い込み量で軽く当てた場合、接触ムラに応じた表面よごれの除去が認められ、また帯電ロール表面に極軽微な傷が認められた。このまま使用を続けると、この傷に粒径の小さな外添剤(一次粒径50〜100nm程度)が埋まり込み、埋まり込んだ外添剤が除去されにくくなり、固着して帯電ロール表面の抵抗上昇を引き起し、帯電ムラを生じさせるという問題があった。
これとは逆に、外添剤が帯電ロール表面に固着しないように、より強く研磨した場合、帯電ロール表面層の磨耗が多くなり、長期の使用に耐えないという課題がある。さらに、表面層がなくなった部分と、残っている部分で帯電電位にムラが生じたり、表面層がなくなった部分で下地層に使用されている可塑剤やイオン導電剤などの低分子量の成分が感光体に付着したりするという問題が発生する。
また、特許文献3の開示技術では、ラッピングフィルムを帯電ロール表面に軽く接触させれば、傷が生じることはないが、接触ムラに起因する汚れの除去ムラが残り、良好なクリーニング性が得られなかった。また、フィルムラッピングの同一箇所を帯電ロール表面に当ててクリーニングを繰り返し行うと、数回で目詰まりを起こす。このため、ラッピングフィルムを巻き取るなどして常に新しいラッピングフィルムの面を供給しなければならず、レーザプリンタのような小型の装置に実装することは困難であった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、帯電ロール表面を傷つけることなく、良好に帯電ロール表面に付着した付着物を清掃することができる清掃装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために本発明の清掃装置は、静電潜像が形成される像担持体を所定電位に帯電させる帯電部材の清掃装置であって、弾性発泡体層と、該弾性発泡体層よりも高硬度で、該該弾性発泡体層の平均セル径以下の厚みを有する表面層とを順次積層した清掃部材を有する構成としている。
このように本発明は、清掃部材が弾性発泡体層と表面層とを備えているので、低い荷重で均一に帯電部材に接することが可能で、高硬度の表面層で帯電部材の表面を傷つけることなく良好に清掃することができる。
上記構成の清掃装置において、前記表面層は、砥粒を含むとよい。
表面層に砥粒を含ませることで、清掃部材に軽研磨性を持たせることができ、帯電部材の表面を傷つけることなく良好に清掃することができる。
上記構成の清掃装置において、前記弾性発泡体層が、独立泡からなるとよい。
従って、帯電部材から掻き取った外添剤等のよごれを弾性発泡体層内にため込み、帯電部材に供給塗布してしまう不具合を生じない。
本発明によれば、帯電ロール表面を傷つけることなく、良好に帯電ロール表面に付着した付着物を清掃することができる。
添付図面を参照しながら本発明の好適な実施例を説明する。
まず、図1を参照しながら帯電装置1の構成を説明する。帯電装置1は、感光体2の表面に接触あるいは数10μm以内に近接して配設される帯電ロール3を有している。この帯電ロール3には、清掃装置10が当接している。
帯電ロール3は、図2に示すように、芯金311に導電弾性層312、抵抗層313、表面保護層314をこの順に積層した外径10〜20mmのロールである。芯金311に図1に示す電源部20から直流電圧と交流電圧とを重畳したバイアスを印加することで、感光体2が所定の電圧に帯電する。
導電弾性層312としてはSBR(スチレンブタジエンゴム)にCB(カーボンブラック)を含有させて導電性を持たせた厚さ3mmのものを用いた。また、導電弾性層312の抵抗値としては、図3に示すように導電性板322に対して片側350gのおもり320で押し付け、芯金311と導電性板322の間に100Vの電圧を印加したときの抵抗が103〜105Ωとなるように導電剤の量を調整したものを用いた。
また、半導電性を有する抵抗層313としては、エピクロルヒドリンにCBとSiO2を含有させた厚さ0.1mmのものを用いた。抵抗層313のの電気抵抗としては、導電弾性層312上に形成した状態で、導電性板322に片側350gのおもりで押し付け、電圧を100V印加したときの抵抗が105〜108Ωとなるものを用いた。
最後に表面保護層314としては、PA(ポリアミド)にCBとSiO2を含有させたコート剤を用いて、厚さ5〜50μmのコート層を形成したものを用いた。
次に、帯電ロール3のよごれを清掃する清掃装置10について説明する。清掃装置10は、図4に示すように帯電ロール3の下側に位置する平板部11と、この平板部11の左端に設けられた側壁部12と、平板部11上に配設されたクリーニングパッド13とから構成される。平板部11の上面に設けられたクリーニングパッド13は、両面テープ等の接着部材を用いて平板部11に固定されている。なお、この清掃装置10は、帯電ロール3の表面から離したり、接触させたりが自由にできるような機構を備えている。
クリーニングパッド(清掃部材)13は、図5に示すように長手方向の中央部が端部よりも帯電ロール方向に突き出た状態で設けられている。そのため、平板部11の上面は、図5に示すように長手方向中央部近傍が高く設定されており、両端部に行くに従って徐々に低くなる山形の形状に形成されている。平板部11の上面は、山形の形状に限らず中央部近傍が高く、両端部に行くに従って徐々に低くなる円弧状や楕円状、さらには中央部1/3程度が平面で、両端1/3程度に中央から端部へ向けて低くなるような傾斜を設けたクラウン形状に形成してもよい。さらに、平板部11ではなく、クリーニングパッド13のスポンジを中央部が端部よりも厚みがあるように形成してもよい。
上記クリーニングパッド(清掃部材)13は、図6に示すように、弾性発泡体層30と、弾性発泡体層30の帯電ロール3との当接面に設けられた樹脂等からなる表面層31とから構成される。弾性発泡体層30としては、EPDM、ポリブタジエン、天然ゴム、ポリイソブチレン、SBR、CR(クロロプレンゴム)、NBR、シリコーン、ウレタン、エピクロルヒドリン、SBS、熱可塑性エラストマー、ノルボーネン、フロロシリコーン、エチレンオキシド、メラミン等を発泡させたものを用いることができる。
また、弾性発泡体層30としては、ASKER C硬度50°以下のものを用いることができ、特に30°以下のものを用いるのが望ましい。また、弾性発泡体層30に使用される発泡材には、各セル(発泡材の気孔)が独立しており、平均セル径が2μm〜300μmのものを用いることができる。弾性発泡体層30の平均セル径は50〜200μmであればなおよい。また、弾性発泡体層30の厚みとしては1mm以上あるのが望ましく、より好ましくは2mm以上の厚みにすると良い。
表面層31としては、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、セルロース樹脂、ポリアミド樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリビニル樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリチオフェン樹脂、PFA、FEP、PET等のポリオレフィン樹脂、スチレンブタジエン樹脂等が用いられる。表面層31は弾性発泡体層30よりも高硬度で、弾性発泡体層30の平均セル径以下の厚みを有している。また、表面層31には、上記樹脂にアルミナ、シリコンカーバイドなどの砥粒を分散させたものを用いてもよい。
このように本実施例のクリーニングパッド(清掃部材)13は、低硬度の弾性発泡体層30と、その上面に薄く(弾性発泡体層30の平均セル径以下)形成した高硬度の表面層31とを有している。このため、帯電ロール3との接触時には、弾性発泡体層30が低荷重で帯電ロール3に均一に接触することができる。また、表面層31が高硬度を備えている、又は表面層31の表面に砥粒を分散させているので、十分な清掃能力を得ることができ、帯電ロール3と当接した際に表面を傷つけてしまうことがない。
また、弾性発泡体層30が、表面と内部のセル(気孔)が連結していない独立泡からなるため、弾性発泡体層30の内部に除去した外添剤をため込んでしまうことがない。このため、弾性発泡体層30に外添剤をため込み、ため込んだ外添剤を帯電ロールに供給塗布してしまう不具合を生じない。
以下に、本実施例の清掃装置10を取り付けた帯電装置1の走行テストの結果を示す。走行条件としては、印刷の面積率20%の画像をA4サイズで各10k枚づつプリントすることを低温低湿環境と高温高湿環境とで交互に繰り返し行った。なお、帯電ロール3のクリーニング動作は、300枚プリントするごとに1回行い、1回の清掃時間は約5sec×2回とした。
また、汚染の評価は、面積率30%及び50%のハーフトーン画像を形成し、この画像中に色筋又は白筋が発生しているかどうか、帯電ロールでの抵抗値が上昇しているかどうか、帯電ロール3の抵抗にばらつきがあるかどうかの3点を判定した。帯電ロール3に外添剤等のよごれが付着すると、帯電ロール3の抵抗値が上昇する。また、よごれは帯電ロール3に一様に付着するわけではなく、ロール表面に不均一に付着するので、帯電ロール3の抵抗値に場所によってばらつきが生じる。帯電ロール3の抵抗測定には、図3に示す装置を用いて、印加電圧100Vで帯電ロール3の軸方向について連続的に測定を行った。得られた抵抗分布に対して、波長10mm以上の長周期成分(うねり)を除いた分布から、抵抗値が最大と最小の各5点を除いた分布の幅で評価した。なお、高温高湿環境では汚染の影響が出にくいため、プリント筋、抵抗の測定は、低温低湿環境で行った。
また走行テストには、以下に示すクリーニングパッド13を使用した。まず、本実施例のクリーニングパッド13として、弾性発泡体層30にクロロプレン(イノアックコーポレーション製、型番C4405)を用いた。また、表面層31にスポンジにエポキシ系接着材を用いたものを実施例1とし、エポキシ系接着剤に砥粒として6000番相当(平均粒径〜2.0μm)のシリコンカーバイドを分散させたものを厚さ50μm相当の量塗布し、乾燥、硬化させたものを実施例2とした。
また本実施例のクリーニングパッド13との性能を比較するため、以下に示す1〜12の比較例の走行テストも行った。
比較例1は、弾性発泡体層30にエーテル系ポリウレタン(イノアックコーポレーション製、カラーフォーム)を用い、表面層31は設けていない。
比較例2は、弾性発泡体層30にメラミン(イノアックコーポレーション製、商品名バソテクト)を用い、表面層31は設けていない。
比較例3は、弾性発泡体層30にクロロプレン(イノアックコーポレーション製、型番C4405)を用い、表面層31は設けていない。
比較例4は、弾性発泡体層30にエーテル系ウレタン(イノアックコーポレーション製、カラーフォーム)を用い、表面層31に研磨紙(3M製、、1000番)を用いた。
比較例5は、弾性発泡体層30にクロロプレン(イノアックコーポレーション製、型番C4405)を用い、表面層31に研磨紙(3M製、1000番)を用いた。
比較例6は、弾性発泡体層30にエーテル系ポリウレタン(イノアックコーポレーション製、カラーフォーム)を用い、表面層31にラッピングフィルム(3M製、商品名インペリアルラッピングフィルム、型式3M−507(1000番)を用いた。
比較例7は、弾性発泡体層30にエーテル系ポリウレタン(イノアックコーポレーション製、カラーフォーム)を用い、表面層31にラッピングフィルム(3M製、商品名インペリアルラッピングフィルム、型式3M−502(8000番)を用いた。
比較例8は、弾性発泡体層30にクロロプレン(イノアックコーポレーション製、型番C4405)を用い、表面層31にラッピングフィルム(3M製、商品名インペリアルラッピングフィルム、型式3M−507(1000番)を用いた。
比較例9は、弾性発泡体層30にクロロプレン(イノアックコーポレーション製、型番C4405)を用い、表面層31にラッピングフィルム(3M製、商品名インペリアルラッピングフィルム、型式3M−502(8000番)を用いた。
比較例10は、弾性発泡体層30にエーテル系ポリウレタン(イノアックコーポレーション製、カラーフォーム)を用い、表面層31にエポキシ系接着剤に砥粒として1000番(平均粒径〜16μm)相当のアルミナを分散させたものを厚さ50μm相当の量塗布し、乾燥、硬化させたものを用いた。
比較例11は、弾性発泡体層30にエーテル系ポリウレタン(イノアックコーポレーション製、カラーフォーム)を用い、表面層31にエポキシ系接着剤に砥粒として6000番相当(平均粒径〜2.0μm)のシリコンカーバイドを分散させたものを厚さ5μm(6000番)相当の量塗布し、乾燥、硬化させたものを用いた。
比較例12は、弾性発泡体層30にクロロプレン(イノアックコーポレーション製、型番C4405)を用い、表面層31にエポキシ系接着剤に砥粒として1000番(平均粒径〜16μm)相当のアルミナを分散させたものを厚さ50μm相当の量塗布し、乾燥、硬化させたものを用いた。なお、比較例1〜12と本実施例1、2でスポンジの厚さは全て3mmとした。
プリントサンプル評価の結果を表1に示す。
Figure 2007293040
表1よりわかるように、比較例の3〜12の構成では、最初の20kPV時点の評価で筋が発生しており、帯電ロールの汚染による寿命と判断した。これらの比較例3〜11の清掃部材、およびそれらと組み合わせた帯電ロール3を取り出して観察したところ、比較例3(CRスポンジ)については、帯電ロール3に筋状の汚れが多数残っており、クリーニング能力が不足していると判断した。また、比較例4〜6および8、10、12については、帯電ロール表面に砥粒に起因する傷が多数認められ、帯電ロールの表面層がなくなり下地が露見している部分も認められた。また、帯電ロール表面の傷に埋まり込むようにして外添剤が付着しており、これらの条件では研磨性が強くて帯電ロールを損傷していると判断した。また、比較例7、9では、清掃部材の表面に、帯電ロール3から除去した外添剤がフィルム状に固着しており、目詰まりによる清掃能力がなくなったものと判断した。さらに、比較例11では、筋が発生した部分に対応する清掃部材の表面をマイクロスコープにて100〜500倍に拡大して観察したところ、帯電ロール3から除去した外添剤がスポンジセルに充填された状態になっていた。この外添剤を除去して再度観察したところ、塗布したエポキシ樹脂+砥粒が、スポンジのセルの中に多く染み込み、表面層がない状態になっていることがわかった。なお、同様の現象は、クロロプレンを用いた場合認められなかった。これは、テストに用いたウレタンとクロロプレンの発泡セルの違い(ウレタンが連続泡で、クロロプレンは独立泡)によるものと考えられる。
上記評価で、プリント上欠陥が認められなかった比較例1、2と実施例1、2について、さらに走行テストを継続し、40kPVまで流したところ、比較例2のメラミンはプリント中に筋が発生しており、さらに帯電ロール3の筋に対応する部分にも筋状の汚染が認められた。さらに走行テストを続けたところ、比較例1のウレタンについても60〜80kPVに掛けてプリント筋が発生し始めた。
表2には、走行テスト後の帯電ロールの抵抗値上昇度と、帯電ロールの抵抗ばらつき度とを示す。なお、帯電ロール3の抵抗値上昇度の単位は、LogΩであり、抵抗バラツキは標準偏差σを求めて判定した。
Figure 2007293040
表2に示すように弾性発泡体層30にメラミンを使用した清掃部材と組み合わせた帯電ロール3については、著しい抵抗上昇が認められた。また、弾性発泡体層30にウレタンを使用した清掃部材と組み合わせた帯電ロール3についても、実施例1、2と比較すると、抵抗、抵抗ばらつき共に大きな上昇が見られた。これは、除去した外添剤で弾性発泡弾性層30が目詰まりし、あふれた外添剤を帯電ロール3に塗布した(フィルミング)ため、帯電ロール3の抵抗上昇、抵抗バラツキの悪化が発生したと判断できる。
一方、実施例1のクロロプレンとエポキシ樹脂の組み合わせ、実施例2のクロロプレンとエポキシ樹脂と砥粒の組み合わせについては、100kPVまでプリント筋は発生せず、帯電器抵抗上昇/抵抗バラツキも抑制されていた。なお、テスト後の清掃部材を確認したところ、除去した外添剤が清掃部材表面に堆積していたが、表面層31があるため弾性発泡体層31のスポンジ内部には入りこんでいなかった。これら表面に堆積した外添剤は、一部が凝集して50〜500μm程度の凝集塊を形成していた。同様の凝集塊は、清掃直後の帯電器表面にも観察されており、清掃部材の離間動作時に清掃部材表面から帯電ロール3の表面へ移動していることがわかる。また、帯電ロール3の表面に付着した外添剤凝集塊は、一次粒子状態に比べて非常に大きくなっているため、容易に感光体2へ移動することが可能であり、現像、転写、清掃のいずれかのプロセスで、感光体2上からも除去されたとものと推測できる。
このように本実施例は、清掃部材の極表面以外の大部分が弾性発泡体で構成されるため、低い荷重で帯電ロール3に均一接触することが可能であり、かつ帯電ロール表面に接触する部分が低硬度のスポンジではなく高硬度の樹脂薄層あるいは薄研磨層になっているので、充分な清掃能力を得ることができる。従って、帯電ロール表面に傷をつけることなく良好な清掃状態と軽研磨性を維持することができる。
また、弾性発泡体層30の表面と内部のセルが接続していないので、弾性発泡体層の内部に除去した外添剤を溜め込み、やがて飽和した外添剤を帯電ロールに供給塗布してしまうことがない。
上述した実施例は本発明の好適な実施例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
帯電装置と、これに取り付けられた清掃装置の構成を示す図である。 帯電ロールの構成を示す図である。 抵抗測定装置の構成を示す図である。 清掃装置の構成を示す図である。 クリーニングパッドの構成を示す図である。 クリーニングパッドの構成を示す図である。
符号の説明
1 帯電装置
2 感光体
3 帯電ロール
10 清掃装置
11 平板部
13 クリーニングパッド

Claims (3)

  1. 静電潜像が形成される像担持体を所定電位に帯電させる帯電部材の清掃装置であって、
    弾性発泡体層と、該弾性発泡体層よりも高硬度で、該該弾性発泡体層の平均セル径以下の厚みを有する表面層とを順次積層した清掃部材を有することを特徴とする清掃装置。
  2. 前記表面層は、砥粒を含むことを特徴とする請求項1記載の清掃装置。
  3. 前記弾性発泡体層が、独立泡からなることを特徴とする請求項1又は2記載の清掃装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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