JP2002283175A - 切り粉圧縮装置 - Google Patents

切り粉圧縮装置

Info

Publication number
JP2002283175A
JP2002283175A JP2001090313A JP2001090313A JP2002283175A JP 2002283175 A JP2002283175 A JP 2002283175A JP 2001090313 A JP2001090313 A JP 2001090313A JP 2001090313 A JP2001090313 A JP 2001090313A JP 2002283175 A JP2002283175 A JP 2002283175A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compression
chips
chip
spiral screw
swarf
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001090313A
Other languages
English (en)
Inventor
Kyusaku Konno
久作 紺野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KEISO KOGYO KK
Original Assignee
KEISO KOGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KEISO KOGYO KK filed Critical KEISO KOGYO KK
Priority to JP2001090313A priority Critical patent/JP2002283175A/ja
Publication of JP2002283175A publication Critical patent/JP2002283175A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B9/00Presses specially adapted for particular purposes
    • B30B9/32Presses specially adapted for particular purposes for consolidating scrap metal or for compacting used cars
    • B30B9/327Presses specially adapted for particular purposes for consolidating scrap metal or for compacting used cars for briquetting scrap metal
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B9/00Presses specially adapted for particular purposes
    • B30B9/30Presses specially adapted for particular purposes for baling; Compression boxes therefor
    • B30B9/3003Details
    • B30B9/301Feed means

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 金属材料の加工工程で発生する切削切り屑、
薄片屑等の切り粉を高圧で圧縮し、再生材料として価値
の高い圧縮片が形成できる切り粉圧縮装置を提供する。 【解決手段】 上部に投入口19を有し且つ内部に投入
された切り粉を一旦貯留することができるホッパ12
と、該ホッパ12の下部に設けられ前記切り粉を搬送す
る第1スパイラルスクリュー13と、該第1スパイラル
スクリュー13から搬送された前記切り粉を更に搬送す
る第2スパイラルスクリュー14と、該第2スパイラル
スクリュー14から搬送された前記切り粉を圧縮して圧
縮片を形成する圧縮室15と、該圧縮室15で形成され
た圧縮片を排出する排出口17とを備える切り粉圧縮装
置11であって、該切り粉圧縮装置11には、前記圧縮
室15に搬送された切り粉を計量し、所定量を検出した
時に前記第1及び第2スパイラルスクリュー13、14
の搬送を停止するための検出器32を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、切り粉圧縮装置に
関するものであり、更に詳しくは、種々の工作機械を使
用した金属材料の加工工程で発生する切削切り屑、薄片
屑等の切り粉を、圧縮して塊状に固形化し再生材料等と
して形成する切り粉圧縮装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の切り粉圧縮装置に関する
ものとしては、例えば、特開2000−117584号
公報に開示された構成の、切り粉圧縮機が従来例として
知られている。
【0003】この従来例の切り粉圧縮機は、切り粉を一
時的に蓄えると共に開口部がその底に形成されたラッパ
状のホッパと、このホッパの内壁面にスライド自在に取
り付けられ且つホッパの底に向けて上方からスライドす
る押し込み部材と、前記ホッパの開口部から排出される
切り粉を搬送するスパイラルスクリューと、このスパイ
ラルスクリューによって搬送された切り粉を圧縮して固
める圧縮シリンダブロック等から構成される。
【0004】そして、ホッパ内に投入された切り粉がス
パイラルスクリューの上方で滞留してブリッジを形成し
たときには、押し込み部材がブリッジを押し込んで崩壊
させることにより切り粉の排出を補助するのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この従来例の切り粉圧
縮機においては、ホッパ内でブリッジを崩壊させて切り
粉の排出効率を良好にするものの、依然として次のよう
な問題点を有しており、その解決手段が開示されていな
い。 圧縮する切り粉の計量手段が開示されておらず、仮に
計量の精度が悪い場合には個々の圧縮片(ブリケット)
の大きさや密度が一定しないので再生材料としての価値
が低下する。 切り粉の圧縮を圧縮シリンダブロックのみで行うの
で、ブリケットの圧縮密度が低く減容率も小さいものと
なり、その結果再生材料としての価値が低くなるだけで
なくブリケットを保管するスペースが余分に必要である
と共に輸送コストも悪い。 切り粉に多量に付着している工程助剤の液体(油性切
削剤、水性切削剤、プレス油等)の回収手段が明らかで
なく、仮に圧縮シリンダブロック等から工程助剤の液体
が漏出することになれば周囲を汚染するおそれがある。 圧縮シリンダブロックの排出口に位置する開閉ブロッ
ク(シャッター板)は、油圧シリンダにより上下方向に
移動して開閉する構造になっているが、この場合、開閉
ブロックの下部に金属細片等のゴミが付着して蓄積す
る。従って、適宜に掃除の必要があり煩雑で作業能率が
悪く且つ危険を伴う。
【0006】従って、従来例における切り粉圧縮機にお
いては、圧縮する切り粉の計量手段を設けると共にその
計量精度を向上させてブリケットの大きさや密度を一定
なものにすることと、ブリケットの圧縮密度及び減容率
を高めることと、切り粉に多量に付着している工程助剤
の液体の回収手段を設けて周囲の汚染を防止すること、
及び前記開閉ブロックの下部にゴミが蓄積する欠点を解
消して作業能率を向上させること等に解決しなければな
らない課題を有している。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記従来例の課題を解決
する具体的手段として本発明は、上部に投入口を有し且
つ内部に投入された切り粉を一旦貯留することができる
ホッパと、該ホッパの下部に設けられ前記切り粉を搬送
する第1スパイラルスクリューと、該第1スパイラルス
クリューから搬送された前記切り粉を更に搬送する第2
スパイラルスクリューと、該第2スパイラルスクリュー
から搬送された前記切り粉を圧縮して圧縮片を形成する
圧縮室と、該圧縮室で形成された圧縮片を排出する排出
口とを少なくとも備える切り粉圧縮装置であって、該切
り粉圧縮装置には、前記圧縮室に搬送された切り粉を計
量し、所定量を検出した時に前記第1及び第2スパイラ
ルスクリューの搬送を停止するための検出器を備えるこ
とを特徴とする切り粉圧縮装置を提供するものである。
【0008】そして、前記検出器は、前記圧縮室の下方
に設けられると共に、支点ピンと支持スプリングとに支
持された圧縮機構の下降量を検出して前記切り粉の計量
をする構成としたものである。
【0009】また、前記ホッパの壁面には、膨出、収縮
が可能な膜部材を張設した構成としたものであり、更
に、前記第1スパイラルスクリューは、搬送方向に沿っ
て螺旋ハネのピッチが大きくなるように形成してある構
成としたものである。
【0010】また、前記第2スパイラルスクリューの搬
送量は、前記第1スパイラルスクリューの搬送量よりも
少ないように調整されている構成としたものであり、そ
して、前記第2スパイラルスクリューの近傍には、搬送
される前記切り粉を裁断するエッジ部を設けた構成とし
たものである。
【0011】更に、前記排出口の外側には、シャッター
ガイドに沿って横方向に移動自在なシャッター板が設け
られ、該シャッター板に形成された孔部と前記排出口と
が連通状態の時に前記圧縮片が排出される構成としたも
のである。
【0012】また、前記排出口は、切り粉に付着してい
る種々の液体を回収できる液体回収装置が接続している
構成としたものであり、そして、前記液体回収装置は、
前記排出口の下部に取り付けられるシュートと、該シュ
ートを流れる前記液体を受ける液受け部と、該液受け部
で受けた前記液体をホースを介して所定の配管へ送り出
すポンプとを備える構成としたものである。
【0013】本発明に係る切り粉圧縮装置においては、
検出器で圧縮室に充填された切り粉を正確に計量できる
ので個々の圧縮片の大きさや密度が一定して再生材料と
しての価値が高まる。また、ミス圧縮が解消できるので
作業ロスが無くなり作業能率が向上する。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。まず、図1及び図2に
おいて、符号11は切り粉圧縮装置を示し、この切り粉
圧縮装置11は、投入された切り粉を一旦貯留するホッ
パ12と、このホッパ12の下部に設けられ切り粉を搬
送する第1スパイラルスクリュー13と、この第1スパ
イラルスクリュー13から搬送された切り粉を更に搬送
する第2スパイラルスクリュー14と、この第2スパイ
ラルスクリュー14から搬送された切り粉を圧縮する圧
縮室15を備えた圧縮機構16と、前記圧縮室15で形
成された圧縮片(ブリケット)を排出する排出口17等
とから構成されており、これらが架台18の上に設置さ
れている。尚、本発明の切り粉圧縮装置11で圧縮する
切り粉は、種々の工作機械を使用した金属材料の加工工
程で発生する切削切り屑、薄片屑等の金属細片屑であ
る。
【0015】ホッパ12は、図3及び図4に示すよう
に、上部に切り粉を投入できる投入口19を有して所謂
漏斗状に形成されている。また、ホッパ12の両方の壁
面12aには、膨出、収縮が可能な弾性状の膜部材20
が張設されている。この膜部材20と壁面12aとの間
に風船状の膨張袋(図示せず)を設けてこの膨張袋に管
等から圧縮空気を送って急速に膨張させ、更に急速に排
気させることにより膜部材20を連続的に膨出、収縮さ
せる。このように膨出、収縮を繰り返せば、切り粉に粘
度の高い液体が付着している場合でも壁面12aに滞留
せずスムーズに落下してブリッジが発生しない。また、
前記膨張袋の代わりに、膜部材20の裏面からエアーシ
リンダ又はソレノイドアクチュエーター等(いずれも図
示せず)で押圧して膜部材20を連続的に突出変形させ
てもよい。尚、図中符号21は鋼材等で形成された枠体
を示し、符号22は鋼板等で形成された板部材を示す。
【0016】第1スパイラルスクリュー13はホッパ1
2の下部に略水平な状態で設けられており、その一端側
には、この第1スパイラルスクリュー13を駆動させる
駆動部23が接続して設けられている。そして、第1ス
パイラルスクリュー13が所定の方向に回転することに
よってホッパ12内の切り粉を第2スパイラルスクリュ
ー14へ順次搬送する。尚、駆動部23は、モーター或
いは減速機等(図示せず)から構成されており、このモ
ーターが所定の駆動源に接続している。
【0017】また、第1スパイラルスクリュー13は、
図1及び図3に示すように、搬送方向に沿って螺旋ハネ
のピッチが大きくなるように形成されている。従って、
搬送方向に進むほど第1スパイラルスクリュー13の搬
送量が増大するのでホッパ12内の切り粉は略均等に沈
下することとなり、その結果ブリッジが発生し難い。つ
まり、螺旋ハネのピッチが均一な場合には、搬送方向に
沿う後部から切り粉が沈下して搬送され、中間部及び前
部では搬送できなくなるために当該部位にブリッジが発
生し易いが、そのような欠点がないのである。
【0018】第2スパイラルスクリュー14は、第1ス
パイラルスクリュー13の他端側に略垂直な状態で設け
られており、その上部側には、この第2スパイラルスク
リュー14を駆動させる駆動部24が接続して設けられ
ている。そして、第2スパイラルスクリュー14が所定
の方向に回転することにより切り粉を順次圧縮室15へ
搬送する。尚、駆動部24は、前記駆動部23と同様に
モーター或いは減速機等(図示せず)から構成されてお
り、このモーターが所定の駆動源に接続している。
【0019】また、第2スパイラルスクリュー14の搬
送量は、前記第1スパイラルスクリュー13の搬送量よ
りも少ないように調整されている。この搬送量の調整は
第2スパイラルスクリュー14の回転速度を遅延させる
ことにより行うか、或いは螺旋ハネのピッチを小さく形
成してもよい。このように、第2スパイラルスクリュー
14の搬送量を少ないように調整したことにより、両ス
パイラルスクリュー13、14の合流位置44で第一次
的に切り粉が圧縮されることとなり、その結果圧縮片の
減容率が向上して圧縮密度も高くなる。尚、上記の場合
第1スパイラルスクリュー13の過負荷を防止するため
に切り粉の種類や特徴等に応じて第1スパイラルスクリ
ュー13の駆動、停止を自動的に行うように設定して自
動インチング運転を行うようにしている。この設定は図
示しない操作装置類で適宜に行う。
【0020】更に、第2スパイラルスクリュー14の近
傍には、図5に示すように、搬送される切り粉を裁断す
るエッジ部25が設けられている。このエッジ部25に
より搬送に伴って切り粉が細片となり圧縮室15に押し
込み状態で搬送されるので、切り粉が第二次的に圧縮さ
れ、圧縮片の減容率が更に向上して圧縮密度も高くな
る。
【0021】尚、前記エッジ部25に隣接した位置に
は、シール部材26が取り付けられている。従って、切
り粉に付着している工程助剤の液体(油性切削剤、水性
切削剤、プレス油等)が多い場合に圧縮室15から上部
に液体が逆流しても液体が漏出することがない。
【0022】圧縮機構16は、油圧ポンプ27により駆
動する圧縮用シリンダー28と、この圧縮用シリンダー
28により突出可能なビット29と、このビット29が
嵌り込んで切り粉を圧縮する圧縮室15とを有する。
【0023】圧縮機構16の一端側は、支点ピン30で
架台18の上部に支持されている。また圧縮機構16の
他端側、即ち圧縮室15の下方には支持スプリング3
1、31が設けられており、この支持スプリング31、
31によって圧縮機構16の他端側が架台18に支持さ
れている。更に、一方の支持スプリング31の近傍に
は、検出器32が設けられている。
【0024】検出器32は、圧縮室15に搬送された切
り粉の計量を行うものである。即ち、第2スパイラルス
クリュー14により圧縮室15に搬送された切り粉によ
って、支点ピン30を支点にして支持された圧縮機構1
6が支持スプリング31を押し下げて、圧縮機構16が
全体的に下方にスイング(下降)し、その下降量を検出
して計量するのである。このように、検出器32で圧縮
室15に充填された切り粉を正確に計量できるので個々
の圧縮片の大きさや密度が一定して再生材料としての価
値が高まる。更に、検出器32が予め設定した所定量を
検出した時に第1及び第2スパイラルスクリュー13、
14の駆動を停止して搬送をストップするように設定す
ることにより、ミス圧縮が解消できる。この所定量の設
定は図示しない操作装置類で適宜に行う。第1及び第2
スパイラルスクリュー13、14の駆動を停止させてか
ら、前記の圧縮用シリンダー28を駆動させてビット2
9を圧縮室15内に突出させ、充填されている切り粉を
圧縮して圧縮片を形成する。
【0025】この時、圧縮用シリンダー28の圧縮力を
全力時の約50%程度に設定してもよい。この設定は、
油圧回路中の油圧圧力検出器(図示せず)で確認するこ
とができると共に、任意の圧縮力に設定することも可能
である。このように約50%の圧縮力で圧縮した時点
で、圧縮用シリンダー28を逆方向に駆動させてビット
29を後退端まで後退させてから、再度第1及び第2ス
パイラルスクリュー13、14を駆動させて切り粉を圧
縮室15に充填する。更に再度検出器32が予め設定し
た所定量を検出した時に第1及び第2スパイラルスクリ
ュー13、14の駆動を停止させてから、再度圧縮用シ
リンダー28を駆動させてビット29を圧縮室15内に
突出させて充填されている切り粉を全力の圧縮力で圧縮
して圧縮片を形成する。このような操作をすることによ
って通常の約2倍の長さの圧縮片を形成することが可能
である。また、このような操作を複数回繰り返すことに
より更に長い圧縮片を形成することもできる。
【0026】排出口17は、圧縮室15の端部に設けら
れており圧縮片を排出する。また、排出口17の外側に
は、図6及び図7に示すように、シャッターガイド3
3、33に沿って横方向に移動自在なシャッター板34
が設けられ、このシャッター板34に形成された孔部3
5と排出口17とが連通状態の時に圧縮片が排出される
のである。このようにシャッター板34が横方向に移動
するので、従来例のようにシャッター板の下部に金属細
片等が付着、蓄積しないので掃除の必要がなく作業能率
が向上する。尚、シャッター板34は、油圧ポンプ27
を駆動源として駆動するような構造になっている。ま
た、図中符号45は、シャッター板34に接続するロッ
ドを示し、符号46はロッド45を突出させるシリンダ
を示す。
【0027】また、シャッター板34には、着脱自在に
ライナーを取り付けてあるので、当該構成部品を交換す
ることなくライナーを交換すればよく、経済的であり且
つ精度の維持が容易である。
【0028】また、排出口17は、切り粉に付着してい
る種々の液体を回収できる液体回収装置36が接続して
いる。この液体回収装置36は、具体的には排出口17
の下部に取り付けられるシュート37と、このシュート
37を流れる液体を受ける液受け部38と、この液受け
部38で受けた液体をホース39を介して所定の配管4
0へ送り出すポンプ41とからなる。尚、ポンプ41の
下部にはポンプ用ポット42が設けられている。
【0029】圧縮室15での圧縮は予め設定した値に達
すると圧縮力が解放され、圧縮用シリンダー28により
ビット29が少々後退し、この後退幅だけ圧縮室15の
中に空間が生じて、この空間は略大気圧と同じ圧とな
る。このため高圧で圧縮された圧縮片に存在する液体
(工程助剤の液体)は、前記空間に移動する。次いで、
シャッター板34を移動させて孔部35と排出口17と
を連通状態にすれば、圧縮片はシュート37を滑走して
外に放出される。更に、前記の工程助剤の液体は、シュ
ート37の表面に形成されたV字状スリット43を流
れ、液受け部38に入り、ポンプ41によってホース3
9を介して配管40へ送り出される。このように、工程
助剤の液体を回収できるので周囲を汚染するおそれがな
く、作業環境を良好に維持できる。また、回収した液体
を該液体を発生させた装置(工作機械等)に直接戻す
か、或いは、濾過装置や浄化処理装置を経由して液体を
発生させた装置に戻すことにより、処理作業のコスト低
減を図ることができて、効率的に経費の削減が図れるの
である。
【0030】以上のように構成された切り粉圧縮装置1
1は、圧縮片の減容率が大幅に向上し圧縮密度も極めて
高くなるので、溶解再生時の酸化ロスが低減する等の理
由によって圧縮片の価値が高くなる。更に保管スペース
が狭くて済み輸送コストも低くなり省力化を図ることが
できる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る切り粉
圧縮装置は、上部に投入口を有し且つ内部に投入された
切り粉を一旦貯留することができるホッパと、該ホッパ
の下部に設けられ前記切り粉を搬送する第1スパイラル
スクリューと、該第1スパイラルスクリューから搬送さ
れた前記切り粉を更に搬送する第2スパイラルスクリュ
ーと、該第2スパイラルスクリューから搬送された前記
切り粉を圧縮して圧縮片を形成する圧縮室と、該圧縮室
で形成された圧縮片を排出する排出口とを少なくとも備
える切り粉圧縮装置であって、該切り粉圧縮装置には、
前記圧縮室に搬送された切り粉を計量し、所定量を検出
した時に前記第1及び第2スパイラルスクリューの搬送
を停止するための検出器を備えることによって、この検
出器で圧縮室に充填された切り粉を正確に計量できるの
で個々の圧縮片の大きさや密度が一定して再生材料とし
ての価値が高まる。また、計量ミスによるミス圧縮が解
消できるので作業ロスが無くなり作業能率が向上すると
いう種々の優れた効果を奏する。
【0032】そして、検出器は、前記圧縮室の下方に設
けられると共に、支点ピンと支持スプリングとに支持さ
れた圧縮機構の下降量を検出して前記切り粉の計量をす
ることによって、圧縮室の切り粉量を確実に確認できて
計量精度が正確であるという優れた効果を奏する。
【0033】また、ホッパの壁面には、膨出、収縮が可
能な膜部材を張設したことによって、切り粉に粘度の高
い液体が付着している場合でも、膜部材を連続的に膨出
収縮すればスムーズに下方に落下する。つまり、ホッパ
の壁面に切り粉が滞留したりブリッジが発生しないとい
う優れた効果を奏する。
【0034】更に、第1スパイラルスクリューは、搬送
方向に沿って螺旋ハネのピッチが大きくなるように形成
してあることによって、搬送方向に進むほど第1スパイ
ラルスクリューの搬送量が増大するのでホッパ内の切り
粉は略均等に沈下することとなり、その結果ブリッジが
発生し難い。つまり、螺旋ハネのピッチが均一な場合に
は、搬送方向に沿う後部から切り粉が沈下して搬送さ
れ、中間部及び前部では搬送できなくなるために当該部
位でブリッジが発生し易いが、そのような欠点が解消さ
れるという優れた効果を奏する。
【0035】また、第2スパイラルスクリューの搬送量
は、前記第1スパイラルスクリューの搬送量よりも少な
いように調整されていることによって、両スパイラルス
クリューの合流位置で第一次的に切り粉が圧縮されるこ
ととなり、その結果圧縮片の減容率が向上し圧縮密度も
高くなるという優れた効果を奏する。
【0036】そして、第2スパイラルスクリューの近傍
には、搬送される前記切り粉を裁断するエッジ部を設け
たことによって、切り粉が細片となって圧縮室に搬送さ
れ且つ第二次的に圧縮されるので、圧縮片の減容率が向
上して圧縮密度も高くなる。その結果圧縮片の価値が高
くなるだけでなく保管スペースが狭くて済み輸送コスト
も良好となるという種々の優れた効果を奏する。
【0037】更に、排出口の外側には、シャッターガイ
ドに沿って横方向に移動自在なシャッター板が設けら
れ、該シャッター板に形成された孔部と前記排出口とが
連通状態の時に前記圧縮片が排出されることによって、
従来例のようにシャッター板の下部に金属細片等が付
着、蓄積しないので掃除の必要がなく作業能率が向上す
る。また掃除に伴う危険作業を回避できるという種々の
優れた効果を奏する。
【0038】また、排出口は、切り粉に付着している種
々の液体を回収できる液体回収装置が接続していること
によって、油性切削剤等の工程助剤液を回収できるので
周囲を汚染するおそれがなく、作業環境を良好に維持で
きるという優れた効果を奏する。
【0039】そして、液体回収装置は、前記排出口の下
部に取り付けられるシュートと、該シュートを流れる前
記液体を受ける液受け部と、該液受け部で受けた前記液
体をホースを介して所定の配管へ送り出すポンプとを備
えることによって、回収した液体を該液体を発生させた
装置(工作機械等)に直接戻すか、或いは、濾過装置や
浄化処理装置を経由して液体を発生させた装置に戻すこ
とにより、処理作業のコスト低減を図ることができて、
効率的に経費の削減が図れるという優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る切り粉圧縮装置の要部を破断して
示した側面図である。
【図2】本発明に係る切り粉圧縮装置の要部を示した正
面図である。
【図3】本発明に係る切り粉圧縮装置の平面図である。
【図4】ホッパの要部を拡大して示した断面図である。
【図5】第1及び第2スパイラルスクリューと圧縮機構
の要部を拡大して示した断面図である。
【図6】開状態の排出口を拡大して示した正面図であ
る。
【図7】閉状態の排出口を拡大して示した正面図であ
る。
【符号の説明】
11 切り粉圧縮装置 12 ホッパ 12a壁面 13 第1スパイラルスクリュー 14 第2スパイラルスクリュー 15 圧縮室 16 圧縮機構 17 排出口 18 架台 19 投入口 20 膜部材 21 枠体 22 板部材 23 駆動部 24 駆動部 25 エッジ部 26 シール部材 27 油圧ポンプ 28 圧縮用シリンダー 29 ビット 30 支点ピン 31 支持スプリング 32 検出器 33 シャッターガイド 34 シャッター板 35 孔部 36 液体回収装置 37 シュート 38 液受け部 39 ホース 40 配管 41 ポンプ 42 ポンプ用ポット 43 V字状スリット 44 合流位置 45 ロッド 46 シリンダ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に投入口を有し且つ内部に投入され
    た切り粉を一旦貯留することができるホッパと、該ホッ
    パの下部に設けられ前記切り粉を搬送する第1スパイラ
    ルスクリューと、該第1スパイラルスクリューから搬送
    された前記切り粉を更に搬送する第2スパイラルスクリ
    ューと、該第2スパイラルスクリューから搬送された前
    記切り粉を圧縮して圧縮片を形成する圧縮室と、該圧縮
    室で形成された圧縮片を排出する排出口とを少なくとも
    備える切り粉圧縮装置であって、該切り粉圧縮装置に
    は、前記圧縮室に搬送された切り粉を計量し、所定量を
    検出した時に前記第1及び第2スパイラルスクリューの
    搬送を停止するための検出器を備えることを特徴とする
    切り粉圧縮装置。
  2. 【請求項2】 検出器は、前記圧縮室の下方に設けられ
    ると共に、支点ピンと支持スプリングとに支持された圧
    縮機構の下降量を検出して前記切り粉の計量をすること
    を特徴とする請求項1に記載の切り粉圧縮装置。
  3. 【請求項3】 ホッパの壁面には、膨出、収縮が可能な
    膜部材を張設したことを特徴とする請求項1に記載の切
    り粉圧縮装置。
  4. 【請求項4】 第1スパイラルスクリューは、搬送方向
    に沿って螺旋ハネのピッチが大きくなるように形成して
    あることを特徴とする請求項1に記載の切り粉圧縮装
    置。
  5. 【請求項5】 第2スパイラルスクリューの搬送量は、
    前記第1スパイラルスクリューの搬送量よりも少ないよ
    うに調整されていることを特徴とする請求項1に記載の
    切り粉圧縮装置。
  6. 【請求項6】 第2スパイラルスクリューの近傍には、
    搬送される前記切り粉を裁断するエッジ部を設けたこと
    を特徴とする請求項1に記載の切り粉圧縮装置。
  7. 【請求項7】 排出口の外側には、シャッターガイドに
    沿って横方向に移動自在なシャッター板が設けられ、該
    シャッター板に形成された孔部と前記排出口とが連通状
    態の時に前記圧縮片が排出されることを特徴とする請求
    項1に記載の切り粉圧縮装置。
  8. 【請求項8】 排出口は、切り粉に付着している種々の
    液体を回収できる液体回収装置が接続していることを特
    徴とする請求項1に記載の切り粉回収装置。
  9. 【請求項9】 液体回収装置は、前記排出口の下部に取
    り付けられるシュートと、該シュートを流れる前記液体
    を受ける液受け部と、該液受け部で受けた前記液体をホ
    ースを介して所定の配管へ送り出すポンプとを備えるこ
    とを特徴とする請求項8に記載の切り粉圧縮装置。
JP2001090313A 2001-03-27 2001-03-27 切り粉圧縮装置 Pending JP2002283175A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001090313A JP2002283175A (ja) 2001-03-27 2001-03-27 切り粉圧縮装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001090313A JP2002283175A (ja) 2001-03-27 2001-03-27 切り粉圧縮装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002283175A true JP2002283175A (ja) 2002-10-03

Family

ID=18945114

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001090313A Pending JP2002283175A (ja) 2001-03-27 2001-03-27 切り粉圧縮装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002283175A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007229824A (ja) * 2006-02-27 2007-09-13 Ricoh Co Ltd 切り粉切断圧縮装置
WO2009026617A1 (en) * 2007-08-24 2009-03-05 K D Binnie Engineering Pty Ltd Apparatus for recycling waste metals
JP2009226465A (ja) * 2008-03-25 2009-10-08 Sekishin:Kk 金属切削屑の圧縮装置
WO2014074060A1 (en) 2012-11-06 2014-05-15 Danielsson Innovation Ab Compact shredder and compactor
JP2017042777A (ja) * 2015-08-25 2017-03-02 丸栄宮崎株式会社 金属切削屑圧縮装置
CN111644889A (zh) * 2020-06-12 2020-09-11 王璟 一种基于齿轮传动原理的机床铁屑收集装置
CN112091695A (zh) * 2020-08-12 2020-12-18 常德鑫盛机械有限公司 一种自动排屑的铣床及其操作方法
CN112122996A (zh) * 2020-09-14 2020-12-25 林志强 一种自动排屑金属切削机床
CN112829017A (zh) * 2021-01-04 2021-05-25 朱鹏飞 一种带有碎屑收集功能的家具板材切割装置
CN114042942A (zh) * 2021-10-18 2022-02-15 江苏鸿俊机械设备有限公司 基于能量转换再利用的轴辊车削设备
CN114952391A (zh) * 2022-06-16 2022-08-30 中山市捷上同程数控机床有限公司 一种应用于数控机床中联动式的排屑送出压缩装置

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007229824A (ja) * 2006-02-27 2007-09-13 Ricoh Co Ltd 切り粉切断圧縮装置
WO2009026617A1 (en) * 2007-08-24 2009-03-05 K D Binnie Engineering Pty Ltd Apparatus for recycling waste metals
JP2009226465A (ja) * 2008-03-25 2009-10-08 Sekishin:Kk 金属切削屑の圧縮装置
WO2014074060A1 (en) 2012-11-06 2014-05-15 Danielsson Innovation Ab Compact shredder and compactor
EP2916956A4 (en) * 2012-11-06 2016-07-13 Danielsson Innovation Ab COMPACT AND COMPACTOR SHREDDER
US10532532B2 (en) 2012-11-06 2020-01-14 Danielsson Innovation Ab Compact shredder and compactor
JP2017042777A (ja) * 2015-08-25 2017-03-02 丸栄宮崎株式会社 金属切削屑圧縮装置
CN111644889A (zh) * 2020-06-12 2020-09-11 王璟 一种基于齿轮传动原理的机床铁屑收集装置
CN112091695A (zh) * 2020-08-12 2020-12-18 常德鑫盛机械有限公司 一种自动排屑的铣床及其操作方法
CN112091695B (zh) * 2020-08-12 2022-04-05 常德鑫盛机械有限公司 一种自动排屑的铣床及其操作方法
CN112122996A (zh) * 2020-09-14 2020-12-25 林志强 一种自动排屑金属切削机床
CN112829017A (zh) * 2021-01-04 2021-05-25 朱鹏飞 一种带有碎屑收集功能的家具板材切割装置
CN112829017B (zh) * 2021-01-04 2022-12-16 唐山翔宇家俱有限公司 一种带有碎屑收集功能的家具板材切割装置
CN114042942A (zh) * 2021-10-18 2022-02-15 江苏鸿俊机械设备有限公司 基于能量转换再利用的轴辊车削设备
CN114952391A (zh) * 2022-06-16 2022-08-30 中山市捷上同程数控机床有限公司 一种应用于数控机床中联动式的排屑送出压缩装置
CN114952391B (zh) * 2022-06-16 2024-01-30 中山市捷上同程数控机床有限公司 一种应用于数控机床中联动式的排屑送出压缩装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002283175A (ja) 切り粉圧縮装置
CN111958300A (zh) 一种加工中心切屑清理回收装置
JP2009226465A (ja) 金属切削屑の圧縮装置
CN212602796U (zh) 环保型废旧塑料高效粉碎装置
CN107160733A (zh) 带储料仓的金属磨屑压块处理装置
CN113477966A (zh) 一种带有切屑清理功能的车床
CN115156938A (zh) 一种具有自动夹持功能的工装夹具
CN104907630A (zh) 一种汽车水切密封条断面切割机
KR101502595B1 (ko) 절삭슬러지 내 절삭유 회수장치 및 회수방법
KR101295327B1 (ko) 절삭 칩에 묻어 있는 절삭유 회수 및 절삭 칩 가공 장치
US10221018B2 (en) Screw conveyor
CN105856513A (zh) 注塑件料头切除装置
JPH10528A (ja) 切屑処理装置
KR101992819B1 (ko) 절삭칩 회수처리방법 및 이를 위한 절삭칩 회수처리장치
JP2004277047A (ja) 粉体供給装置
CN204293927U (zh) 压滤机接料装置
CN214347785U (zh) 一种阀门生产用废料清理装置
CN112916191B (zh) 一种用于炉渣处理的跳汰机
SK4312002A3 (en) Hammer crusher
CN214056564U (zh) 一种金属废料回收装置
CN212168118U (zh) 一种水产饲料粉料筛选装置
CN107234827A (zh) 金属磨屑压块处理装置
CN209438748U (zh) 一种垃圾撕碎机
JP2000176689A (ja) 嵩高性切粉の圧縮機
CN207839753U (zh) 板材冲床

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041006

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041222

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050427