JP2002283025A - 鉄系形状記憶合金管及びその製造方法 - Google Patents

鉄系形状記憶合金管及びその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鋳肌の焼着及びピンホールをなくし、使用に
耐え得る形状記憶性能を発揮し得るものとする。 【解決手段】 モールド1に対し、トラフ5を移動させ
てその内面に鉄系形状記憶合金溶湯aを均一に遠心鋳造
して、薄肉パイプを製造する。モールド内面のコーティ
ング層bは50〜800μm厚とし、モールド1は回転
数(GNo.)50〜150Gで回転させ、溶湯aは鋳
込温度1400℃以上、溶湯aの冷却速度は1〜30℃
/secとする。また、コーティング材bの成分重量比
は、水:ジルコニア系骨材:粘結材=100:30〜5
0:1.0〜3.0とし、その層厚:100〜200μ
mとする。このコーティング材bは熱伝達率がよいた
め、溶融状態から凝固に至る速度が速く、鋳肌面の焼
着、ピンホールが発生しにくく、これらの条件設定によ
り、使用に耐え得る形状記憶性能を発揮する管を得るこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、鉄系形状記憶合
金管、及びその管を遠心金型鋳造により製造する方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、新トンネル工法(WBR工法)
に適用される鉄系形状記憶合金製管継手の遠心鋳造法に
よる製造は、特開平10−280061号公報等に開示
され、図1、図5に示すように、円筒形モールド(金
型)1をローラ2により回転し、そのモールド1内面
に、溶解炉3から、三角取鍋4、鋳込用トラフ5を介し
て溶湯aを鋳込んで、所要厚の円筒状溶湯層(管状体)
cを形成することによって行うのが一般的である。
【0003】このとき、図5に示すように、固定のトラ
フ5から、筒軸方向固定のモールド1内面に溶湯aを鋳
込んだり、図1に示すように、前記筒軸方向固定のモー
ルド1に対し、トラフ5を矢印方向に移動させたり、逆
に、筒軸方向固定のトラフ5に対し、モールド1をその
筒軸方向に移動させて、モールド1内面に溶湯aを鋳込
んだりしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図5に示す製造方法
は、モールド1内面にその一端から溶湯aを鋳込んでい
るため、所要長さの管とするには、溶湯aの流れ性の点
から、その管肉厚を厚くせねばならない。また、管(製
品)の筒軸方向(長さ方向)における肉厚の均一性を得
ることが難しく、外面にピンホール欠陥、内面にドロス
欠陥(酸化物の巻き込み欠陥)といった鋳造欠陥などを
生じる可能性が大きくなる。このため、管内外面を多量
に切削加工して、形状記憶性能の発揮に必要な柱状晶組
織帯のみを継手素材に残すことが必要となる。さらに、
厚肉管では形状記憶特性に優れた柱状晶組織が得にくく
なり、この方法で、薄肉管を製造する(溶湯を少ない重
量で鋳造する)とモールド1に均一に溶湯aが流れるこ
となく凝固を開始するため、湯境といった鋳造欠陥が出
やすいこと、などの問題がある。
【0005】したがって、図1に示すように、トラフ5
とモールド1をその筒軸方向に相対的に移動させると、
鋳込んだ個所の溶湯aの量により、その鋳込み個所の層
厚を決定できるため、薄肉管の製造が可能である。
【0006】しかし、その製造方法においても、使用に
耐え得る十分な形状記憶性能を発揮する鉄系形状記憶合
金管を得ていないのが実情である。
【0007】この発明は、上記実情の下、使用に耐え得
る十分な形状記憶性能を発揮するようにすることを課題
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、この発明は、まず、形状記憶特性に必要な柱状晶組
織を得やすい薄肉管を安定して製造し得るために、トラ
フとモールドを相対的に移動させる遠心鋳造法を採用
し、つぎに、その遠心鋳造において、柱状晶組織の発現
には、鋳込温度、鋳込速度、冷却速度、モールド回転数
及びモールド内面のコーティング厚を制御すればよいと
考え、それらを最適値とすることとしたのである。
【0009】トラフとモールドの相対移動は、どちらか
一方を動かせばよいが、トラフを動かす方が、その駆動
力及び設備も小型ですむ。この場合、トラフは長樋とな
って、相対移動により鋳込み部(鋳込まれる個所)が動
くことから、単位鋳込み量は、その鋳込み部のみでよい
ため少なくなって、モールド内に静かに溶湯を鋳込むこ
とができ、管状体内面のドロス欠陥の発生(巻き込み)
が少なくなる。このため、その欠陥を除去するための切
削加工代を小さくすることができ、コスト面で有利とな
る。
【0010】鋳込温度は1400℃以上とした。これ未
満であると、湯流れが悪くなり、管全長に亘り、均一な
厚みを得にくいからである。この温度が高くなればなる
ほど良好な湯流れ性を発揮するが、1600℃を越える
と、溶湯の酸化が進むとともに、溶解炉から注湯取鍋へ
の出湯時に大巾な温度低下を招いて目標の鋳込温度を得
ることが困難となるとともに、経済的でない。このた
め、上限は1600℃とするとよい。
【0011】鋳込速度は、モールド内面に形成される管
状体の肉厚に応じて適宜に設定され、注湯取鍋の傾動速
度及びトラフとモールドの相対速度の制御によってその
設定をすることができ、この発明では、注湯取鍋からの
溶湯流出量を3.0〜10.0kg/sec、相対速度
を50〜150mm/secとした。これにより、管状
体の肉厚が5〜20mmのものを容易に製造することが
できる。
【0012】溶湯(管状体)の冷却は、モールド内又は
外面の空冷、水冷等により行い、一般に、凝固組織は冷
却条件により、急冷側から、チル晶、柱状晶、等軸晶と
なり、形状記憶特性に関しては、柱状晶が好ましい。そ
の形状記憶性能を発揮する柱状晶組織を得るには適切な
冷却速度が必要で、これは管状体の冷却条件(モールド
の材質および厚み、回転数、コーティング条件など)に
支配され、実験等により、冷却速度は1〜30℃/se
cとする。さらには、3〜20℃/secの範囲が好ま
しい。30℃/secを越えると、得られる管状体の凝
固組織でチル層が増加し、形状記憶特性を低下させる。
一方、1℃/sec未満であると、等軸晶が多くなり同
様に形状記憶特性を低下させる。因みに、回転数は柱状
晶の成長には影響が少ない。
【0013】コーティング層厚は20〜1000μm、
好ましくは50〜800μmとする。20μm未満で
は、上記冷却速度が好ましい範囲を超える。また、製造
上の観点から形状記憶合金溶湯とモールドの間で焼き付
きが生じるため、モールドを保護する機能が失われる。
さらに、鋳造割れや湯境といった鋳造欠陥を生じる。一
方、1000μmを越えると、外面に鋳造欠陥(ガス欠
陥)を生じ、製造効率の面から、コーティング作業の繰
り返し作業と鋳造後のモールドに残ったコーティング材
の除去作業に時間を要する。
【0014】モールド回転数(GNo.)は50〜15
0Gとする。この値を出ると、溶湯を正常に鋳込みにく
くなる。ここで、GNo.=遠心力の加速度/重力の加
速度=rω2 /g(・・・)で表すことができ、この
関係を管の直径D(cm)と回転数N(rpm)によっ
て表すと、r=D/2、ω2 =(2πN)2 /60
2(・・・)となる。にを代入すると、GNo.
=(D/2g)・(2πN)2 /602 (但し、g=9
80(cm/sec2 )、π=3.14)、まとめる
と、GNo.=DN2 /17900となり、最終的に、
管の直径(D)と回転数(N)が分かれば、GNo.を
得ることができ、逆に、このGNo.の特定から回転数
(N)を特定し得る。
【0015】
【発明の実施の形態】この発明の実施形態としては、上
述の各条件を満たすものとして、回転する横向き円筒状
モールド内にトラフを介して鉄系形状記憶合金溶湯を鋳
込んで、そのモールド内面に前記溶湯から成る管状体を
形成する金型遠心鋳造による鉄系形状記憶合金管の製造
方法において、前記モールド内面にその内面保護用コー
ティング層を20〜1000μm厚に形成した後、モー
ルドを回転数(GNo.)50〜150Gで回転させる
とともに、トラフとモールドをその筒軸方向に相対的に
速度50〜150mm/secで移動させ、その状態
で、鉄系形状記憶合金溶湯を鋳込温度1400℃以上、
溶湯流出量3.0〜10.0kg/secでモールド内
面に鋳込むとともに、その鋳込まれた溶湯の冷却速度を
1〜30℃/secとする構成を採用し得る。
【0016】上記コーティング層の形成には、はけ塗
り、スプレー塗布などの周知の手段を適宜に採用し得る
が、スプレー塗布の場合には、コーティング材噴出ノズ
ルとモールドをその筒軸方向に相対的に移動させるとと
もにそのモールドを回転させながら、前記ノズルからコ
ーティング材をモールド内面に噴出して形成するとよ
い。このようにすれば、層厚を均一にし得るとともに、
作業性もよい。また、トラフが移動するものの場合に
は、そのトラフにノズルを付設することにより、その塗
布作業もできる。
【0017】コーティング材としては、シリカ粉末や珪
藻土といった珪酸(SiO2 )成分を80〜90重量%
程度含有した骨材に粘結材及び水を配合したものが一般
的であるが、主成分がジルコニア系骨材であるものを採
用するとよい。鉄系形状記憶合金の溶融金属を鋳造した
際、表層に塩基性の酸化物を生じやすく、前記酸性酸化
物の珪酸成分を含有する骨材を配合したコーティング材
を使用すると、これらが反応して化学的焼着やガス欠陥
を生じやすくなる。このため、鉄系形状記憶合金に使用
するコーティング材には、高融点で溶融金属と化学的反
応が生じにくいジルコニア(ZrO2 )系、マグネシア
(MgO)系、クロマイト(Cr2 3)系の塩基性ま
たは中性酸化物の性質を示す骨材を使用する。
【0018】この塩基性および中性酸化物のジルコニア
(ZrO2 )系、マグネシア(MgO)系、クロマイト
(Cr2 3 )系骨材の内、マグネシア系は保湿作用が
大きく金型へ使用する際に水分の除去が難しく、残留水
分によるピンホール欠陥を生じてしまう。また、クロマ
イト系ではコーティング層の成形が難しくコーティング
の強度が低くなるためモールドの保護機能が損なわれ
る。これに対し、ジルコニア系はそのような問題はな
い。このため、鉄系形状記憶合金鋳造用金型コーティン
グ材としては、ジルコニア系が好ましく、これにより、
鋳肌外面のピンホール発生を抑制し、内面のドロス発生
も抑制する。しかし、そのジルコニア系の内、ジルコニ
ア(ZrO2 )は純度が高く高価なため、天然に産出さ
れ、比較的安価なジルコン(ZrSiO4 )骨材がより
好ましい。このとき、ジルコン骨材(ジルコン90重量
%以上)には、珪酸成分を含有しているが少量のため問
題はない。
【0019】そのコーティング材の成分重量比は、水:
骨材:粘結材=100:30〜50:1.0〜3.0と
するとよい。骨材が重量比で水100に対して30未満
では、コーティング被膜層厚さが薄くモールドの保護性
能が小さい。また、適切な被膜厚さを得るために繰り返
しスプレーコーテイングしなければならず、生産性の面
で問題となる。一方、50を越えると、コーティング材
をスプレーすることが困難になる。粘結材は、重量比で
水100に対して1.0未満では、骨材の結合力が弱く
コーティング被膜が容易に剥離するため、モールド保護
ができなくなる。一方、3.0を越えると、粘結材中に
含有する結晶水量が多くなりピンホール欠陥が増大す
る。
【0020】このような方法で製造される鉄系形状記憶
合金管は、そのマクロ組織が断面積において80%以上
の柱状晶からなるものとすれば、形状回復率を3.0%
近くからそれ以上を得ることができ、降伏強度も300
MPa以上となる。
【0021】
【実施例】図1に示す遠心鋳造機により、鉄系形状記憶
合金(Fe−0.05%C−28%Mn−6%Si−5
%Cr)によってパイプを製造した。まず、コーティン
グ材bとして、表1に示す骨材、粘結材はベントナイト
を使用し、配合割合は水:骨材:粘結材=100:30
〜50:1.0〜3.0(重量比)のものを使用した。
【0022】
【表1】
【0023】このコーティング材bをポンプ6からホー
ス6aを介してノズル8に送り込み、台車7を前後動さ
せるとともに、モールド1を回転させ、ノズル8からモ
ールド1内面にコーティング材bを噴出(スプレー)し
て、コーティング層を600μm厚程度に形成した。こ
のとき、スプレー前にモールド1は150〜250℃に
予熱した。
【0024】つぎに、高周波溶解炉3から、三角取鍋4
に形状記憶合金の溶湯aを注入して、その取鍋4をモー
ルド1に対して所要位置までレール9上を移動させる。
この後、取鍋4を矢印のごとく傾動するとともに、台車
7を矢印のごとく後退(1回)させて、トラフ5からモ
ールド1内面に約70kgの溶湯aを鋳込んだ。
【0025】この方法において、表2に示すように、各
条件を設定し、その各条件下の管をそれぞれ鋳造後、1
100℃で溶体化処理を施し、それらの形状回復率を測
定した。
【0026】その方法は、形状回復率測定試験片(全
長:55mm、平行部:φ4×23L、標点距離:20
mm、M10ネジ加工)内の加工ひずみを取り除くた
め、測定前に応力除去焼鈍(873K×10min→炉
冷、Ar雰囲気)を施した。回復率の測定は、以下の
〜を2度繰り返すことによって行った(トレーニング
処理)。
【0027】 引張歪み付与 各試料ごとに定められた歪量(6%、8%)を引張試験
機で付与した後、試験片のケガキ線(20mm)を標点
間距離として、それをデジタルノギスにて測定した。引
張速度は、試験機のクロスヘッド速度=1.0mm/m
in(歪み速度=8.3×10-4)とし、恒温室(30
0K)にて行った。0.2%耐力も同時に測定した。
【0028】 加熱処理 試験片に歪みを付与した後、小型熱処理炉を用いて、A
r雰囲気中で873K×10min(2度目は、573
K×10min)の熱処理を行った。処理後は空冷とし
た。
【0029】 形状回復率測定 試料を放冷させた後、標点間距離を再度測定し、その収
縮量を計算した。
【0030】
【表2】
【0031】この表2に示す測定結果によれば、上述の
鋳込温度などの各要素が特定値内に入る各実施例1〜7
は、十分に使用に耐え得るものであるのに対し、その特
定値内に入らない比較例1〜4は、何らかの欠陥があっ
て、使用に耐え得ないものであることがわかる。
【0032】また、図2(a)には実施例2の鋳肌表面
写真を、同図(b)には、同条件で、シリカ系コーティ
ング材を使用した場合の鋳肌表面写真をそれぞれ示す。
また、図3には、実施例2の金属組織写真を示す。
【0033】その図2(a)と(b)の比較から、鋳肌
について、前者は全域が均一な点模様を呈しているのに
対し、後者は焼着やピンホールなどの欠陥が認められ
る。これにより、この発明に係るものが優れていること
が理解できる。また、下記表3に示すように、シリカ系
に比べジルコニア系のコーティング材は、熱伝導率のよ
い溶融状態から凝固に至る速度が速くなるため、図3に
示すように、形状記憶効果の発現に必要な一方向凝固組
織が生成しやすくなる。この一方向凝固組織が得られる
ことにより、図4に示すように、形状記憶特性におい
て、シリカ系に比べ、ジルコニア系のコーティング材b
によるものは、同等もしくはそれ以上の性能が得られ
た。
【0034】
【表3】
【0035】
【発明の効果】この発明は、以上のように各鋳造条件を
特定したので、優れた品質の鉄系形状記憶管が得られ、
産業上に及ぼす効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例に係る遠心鋳造機の概略図
【図2(a)】一実施例による鋳肌表面写真
【図2(b)】比較例の鋳肌表面写真
【図3】同実施例による鋳物金属組織写真
【図4】形状記憶効果回復率図
【図5】従来の遠心鋳造機の概略図
【符号の説明】
1 円筒型(モールド) 2 回転用ローラ 3 高周波溶解炉 4 三角取鍋 5 鋳込用トレイ 6 コーティングポンプ 7 移動台車 8 コーティングノズル 9 レール a 鉄系形状記憶合金溶湯 b コーティング材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B22D 13/10 503 B22D 13/10 503E 505 505A 27/18 27/18 B E21D 9/06 311 E21D 9/06 311A F16L 9/02 F16L 9/02 (72)発明者 道浦 吉貞 大阪市西区北堀江1丁目12番19号 株式会 社栗本鐵工所内 (72)発明者 喜多川 眞好 大阪市西区北堀江1丁目12番19号 株式会 社栗本鐵工所内 (72)発明者 久保 紘 仙台市青葉区川内元支倉35番 川内住宅11 −204 Fターム(参考) 2D054 AD27 3H111 AA01 BA03 EA07 4E092 AA03 AA06 BA13 CA03 DA02 EA10 FA10 GA03 4E093 NA10 NB10 4E094 CC55

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転する横向き円筒状モールド1内にト
    ラフ5を介して鉄系形状記憶合金溶湯aを鋳込んで、そ
    のモールド1内面に前記溶湯aから成る管状体cを形成
    する金型遠心鋳造による鉄系形状記憶合金管の製造方法
    であって、 上記モールド1内面にその内面保護用コーティング層を
    20〜1000μm厚に形成した後、モールド1を回転
    数(GNo.)50〜150Gで回転させるとともに、
    上記トラフ5とモールド1をその筒軸方向に相対的に速
    度50〜150mm/secで移動させ、その状態で、
    上記鉄系形状記憶合金溶湯aを鋳込温度1400℃以
    上、溶湯流出量3.0〜10.0kg/secで前記モ
    ールド1内面に鋳込むとともに、その鋳込まれた溶湯a
    の冷却速度を1〜30℃/secとすることを特徴とす
    る鉄系形状記憶合金管の製造方法。
  2. 【請求項2】 上記コーティング層を、コーティング材
    噴出ノズル8と上記モールド1をその筒軸方向に相対的
    に移動させるとともにそのモールド1を回転させなが
    ら、前記ノズル8からコーティング材bをモールド1内
    面に噴出して形成することを特徴とする請求項1に記載
    の鉄系形状記憶合金管の製造方法。
  3. 【請求項3】 上記コーティング層用コーティング材b
    は、主成分がジルコニア系骨材であるものを使用するこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の鉄系形状記憶合
    金管の製造方法。
  4. 【請求項4】 上記コーティング材bの成分重量比が、
    水:骨材:粘結材=100:30〜50:1.0〜3.
    0であることを特徴とする請求項3に記載の鉄系形状記
    憶合金管の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載の製造
    方法により製造された鉄系形状記憶合金管であって、そ
    のマクロ組織が断面積において80%以上の柱状晶から
    なるものであることを特徴とする鉄系形状記憶合金管。
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