JP2002282633A - 複数段式集塵装置 - Google Patents

複数段式集塵装置

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JP2002282633A JP2001092298A JP2001092298A JP2002282633A JP 2002282633 A JP2002282633 A JP 2002282633A JP 2001092298 A JP2001092298 A JP 2001092298A JP 2001092298 A JP2001092298 A JP 2001092298A JP 2002282633 A JP2002282633 A JP 2002282633A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 集塵設備全体の設置面積を少くするだけでは
なく、設備の高さを出来るだけ低く押えると共に、フイ
ルター清掃時に於ける粉塵が隣接するフイルターへ再付
着することを防止し、且つ、フイルターの除塵性能を良
くする一方、フイルター交換時のメンテナンスを簡便に
行えるように工夫した複数段式集塵装置を提供する。 【解決手段】 集塵機本体1の内部を中間仕切壁2によ
ってダスト室3と清浄室4の左右二部屋に仕切り、この
中間仕切壁2に複数台のフイルターユニット10…を上
下多段式に取付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、逆洗可能な自己支
持型(ハニカム型)のフイルターユニットを、縦方向に
複数段積み重ねて構成した複数段式集塵装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的な排ガス処理装置に於い
て、処理能力を増大させる場合には、複数のフイルター
を並列に配置したり、処理装置自体を並列に配置してい
たが、この様にフイルターや処理装置を並列に配置する
と、装置の設置面積が増大してしまう問題があった。
【0003】これに対して、例えば特公平6−6141
5号公報に記載されている「複数段式排ガス処理装置」
は、縦型のケーシングを上下方向に複数段の処理室に区
画形成して、これ等各処理室にハニカム型フイルターを
配設することにより、排ガス処理を上下方向の複数段の
処理室で行うように構成しているため、前記従来の並列
方式の処理装置に比較して装置全体の設置面積を増大さ
せることなく、排ガスの処理能力のみを増大させること
ができる利点を備えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公報に開
示されている従来の「複数段式排ガス処理装置」は、設
置する床面のスペース面積を少くすることはできるが、
ハニカム型フイルターを配設した複数段の処理室を上下
方向に設ける関係上、装置全体の高さ(丈)が高くなっ
てしまって、設置する工場の大きさ等により弊害が発生
したり、メンテナンス時に高さによる弊害が発生したり
する問題があり、加えて、設備製作費用等の増大と言っ
た諸々の障害が発生する問題もあった。
【0005】そこで本発明の技術的課題は、集塵設備全
体の設置面積を少くするだけではなく、設備の高さを出
来るだけ低く押えると共に、フイルター清掃時に於ける
粉塵が隣接するフイルターへ再付着することを防止し、
且つ、フイルターの除塵性能を良くする一方、フイルタ
ー交換時のメンテナンスを簡便に行えるように工夫した
複数段式集塵装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】(1) 上記の技術的課
題を解決するために、本発明では前記請求項1に記載の
如く、集塵装置本体の内部を中間仕切壁によって左右二
部屋に仕切り、一方の部屋を含塵気流の流入口を設けた
ダスト室とし、他方の部屋を清浄空気の排出口を設けた
清浄室とすると共に、上記の中間仕切壁には、複数台の
フイルターユニットを夫々入気側をダスト室に臨ませ、
排気側を清浄室に臨ませた状態で上下多段式に取付ける
ように構成している。
【0007】上記(1)の手段によると、複数台のフイ
ルターユニットを上下に複数台積み重ねた構成から、集
塵装置の設置面積を少くすることができる一方、各フイ
ルターユニットの入気側と排気側を、集塵装置本体の内
部を左右横方向に二分したダスト室と清浄室の夫々臨ま
せることによって、多段に積み重ねた各フイルターユニ
ットに於ける含塵気流の方向を横方向に流れるように構
成しているため、縦方向に含塵気流を流して処理する前
記従来の処理装置に比較して、装置全体の高さを低く押
えた状態に造ることを可能にする。
【0008】(2) また、本発明では前記請求項2に
記載の如く、複数台のフイルターユニットを、中間仕切
壁に対して夫々入気側を斜め上側に向け、排気側を斜め
下側に向けた傾斜状態に取付けて、これ等各フイルター
ユニットの入気側の底面部に含塵気流の入気口を設け、
且つ、各排気側には除塵エアー吹込用のベンチュリー管
を設けるように構成している。
【0009】上記(2)の手段によると、複数台のフイ
ルターユニットを中間仕切壁に対して夫々傾斜状態に取
付けているため、各フイルターユニットを水平に取付け
た場合に比較して、集塵装置本体の横幅を狭く造ること
ができるものであって、その結果、集塵装置の設置面積
を更に少くすることを可能にする。更に、各フイルター
ユニットの入気側の底面部に含塵気流の入気口を設けて
いるため、ベンチユリー管から吹き込まれる除塵エアー
によって上側のフイルターユニットから落下して来る粉
塵が下側のフイルターユニットの入気口から流入して再
付着する量を少くすることができる。
【0010】(3) また、本発明では前記請求項3に
記載の如く、各フイルターユニットの全体を、入気側の
底面を含塵気流の入気口とし、この入気口に対して90
度方向を異にする排気側の一側面を濾過済み空気の排気
口とした略ボックス状に造るように構成している。
【0011】(4) また、本発明では前記請求項4に
記載の如く、各フイルターユニットの全体を、入気通路
となる多数のフイルター穴を並設した自己支持型構造の
フイルター単体を、隣接同士の間に排気通路となる間隔
をあけて多数枚重ねて組み合わせることによって、その
底面側を上記各入気通路の下端口が開口する含塵気流の
入気口と成し、上記各入気通路に対して90度方向を異
にする一側面側を、上記排気通路の先端口が開口する濾
過済み空気の排気口と成した略ボックス形状に構成する
と共に、上記各排気通路の先端排気口とこれを塞ぐ蓋板
との間にエアー室を設け、この蓋板に濾過空気の流通管
を兼ねる除塵エアー吹込用のベンチュリー管を設けるよ
うに構成している。
【0012】上記(3)と(4)の手段によると、各フ
イルターユニットに於ける入気口と排気口を90度方向
を異にして設けた関係で、底面の入気口から取り入れた
含塵気流を濾過した後、この濾過済みの空気を排気口よ
りフイルターユニットの横方向に排出することができ
る。更に、上記(4)の手段によると、ベンチユリー管
を通してフイルターユニット内に吹き込まれる除塵用の
高圧エアーは、一旦エアー室内に流入して圧縮された
後、各フイルター単体のフイルター穴に吹き込まれるた
め、より強力な高圧エアーによる逆洗作用をフイルター
ユニットの隅々まで確実に及ぼすことを可能にする。
【0013】(5) また、本発明では前記請求項5に
記載の如く、集塵装置本体の内部を仕切る中間仕切壁
を、上側よりダスト室側に向けて下り傾斜となる縦仕切
板と、この縦仕切板の下端部に対して直角に連設され、
且つ、清浄室側に向けて下り傾斜となる横仕切板とを、
交互に繰り返し縦方向に連設することによって断面略鋸
歯状に構成すると共に、各横仕切板に含塵気流の通気口
を開口し、これ等各横仕切板の上に、各フイルターユニ
ットをその入気口を上記の通気口に位置合せして設ける
ように構成している。
【0014】上記(5)の手段によると、ベンチユリー
管に高圧エアーを吹き込んでフイルターユニットを逆洗
する場合に、各フイルターユニットを断面略鋸歯状に形
成した中間仕切壁に傾斜させて取付けている関係で、払
い落された粉塵が下側のフイルターユニットの背板の面
に沿って落下することになるため、真下のフイルターユ
ニットに除塵された粉塵がまともに落下して被ることが
なく、従って、フイルターユニットを上下に積み重ねた
構造であっても、上側のフイルターユニットから払い落
された粉塵が、下側のフイルターユニットに再付着する
量を可及的に少くすることを可能にする。
【0015】(6) 更に本発明では、前記請求項6に
記載の如く、フイルターユニットに対して、ベンチュリ
ー管を設けた蓋板を開閉自在に取付けると共に、このベ
ンチュリー管に近い集塵装置本体の壁面に、メンテナン
ス用扉を設けるように構成している。
【0016】上記(6)の手段によれば、各フイルター
ユニットに対するフイルターの交換や修理と言った各種
のメンテナンスは、手前のメンテナンス用扉を開いてベ
ンチユリー管が取付けられている蓋板を開くことによっ
て、簡単に行うことを可能にする。
【0017】以上の如くであるから、上記(1)〜
(6)で述べた手段によって上述した技術的課題を解決
して、前記従来の技術の問題点を解消することができ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る複数段式集
塵装置の実施の形態を図面と共に説明すると、図1は本
発明の全体を明示した構成図、図2は集塵機本体の内部
構造を明らかにした側面図、図3はフイルターユニット
の側面図、図4は上記集塵機本体の正面図、図5はその
平面図であって、これ等の図面に於いて夫々符号1で全
体的に示した集塵機本体の内部は、中間仕切壁2によっ
てダスト室3と清浄室4の左右二部屋に仕切られてい
て、ダスト室3の上面部には含塵気流用の吸引ダクト3
Rを接続した流入口3Aが設けられ、清浄室4の上面に
は排気ダクト4Rを接続した排出口4Aが設けられてい
る。
【0019】図1に於いて符号6で全体的に示したの
は、上記排気ダクト4Rの先端側に設けたブロアー装置
で、このブロアー装置6はフアン6Fと、フアン用モー
タ6Mと、流量調整弁6Xとによって構成されていて、
フアン6Fの回転による吸引作用を集塵機本体1に及ぼ
すことにより、焼却炉等で発生する含塵気流(排ガス)
を前記吸引ダクト3Rを通してダスト室3内に吸い込
み、この含塵気流を上記中間仕切壁2に上下多段式に取
付けた各フイルターユニット10…によって濾過した
後、その浄化空気を清浄室4より排気ダクト4R及び上
記のブロアー装置6を経て外気に排出する仕組に成って
いる。
【0020】上述した中間仕切壁2は、図2に示すよう
に上側よりダスト室3側に下り傾斜となる縦仕切板2A
と、この縦仕切板2Aの下端部に対して直角に連設さ
れ、且つ、上記清浄室4側に向けて下り傾斜となる横仕
切板2Bとを、交互に繰り返して縦方向に連設すること
により、全体を断面略鋸歯状に形成すると共に、各横仕
切板2B…に含塵気流の通気口2D(図3、図6、図7
参照)を開口して、これ等各横仕切板2B…の上に、各
フイルターユニット10がその入気口10Aを夫々上記
の通気口2Dに位置合せして取付けられるように構成さ
れている。
【0021】上記の各フイルターユニット10は、上述
した図3と、図6に示した分解斜視図と、図7に示した
組立て状態の側断面図の記載から明らかな如く、上述し
た中間仕切壁2の各横仕切板2B…毎に設けた複数段の
嵌込室2H(図6参照)の夫々に、フイルター体10K
を嵌込んで組立てられる仕組に成っている。即ち、各嵌
込室2Hは、図6に示すように上述した縦仕切板2Aと
横仕切板2Bと、横仕切板2Bの左右に連設した支持壁
2C,2Cとによって上面と前面を開放した略ポケット
形状に構成されており、また、これ等各嵌込室2Hに嵌
込んで取付けられる各フイルター体10Kは、図1乃至
図3に示すように、上記横仕切板2Bの傾斜に従って、
入気口10A側を少し斜め上方に向け、排気溝10B側
(排気側)を少し斜め下方に向けた傾斜状態に取付けら
れる仕組に成っている。
【0022】また、各フイルター体10Kの全体は、底
面側を入気口10Aと成し、右前面側を排気口10Bと
成した略ボツクス構造に造られていて、その具体的な内
部構造は、図9の平面図に示すように各フイルター穴1
0M…を断面ハニカム形状に形成した多数枚の自己支持
型構造のフイルター単体10S…を重ねて組み合わせる
ことによって構成されている。例えば、セラミックス材
等を用いて構成したこれ等の各フイルター単体10S
は、根端部に設けた間隔保持用のリブ10Nによって、
夫々流通間隔10Hが保持された状態で併設されてい
て、各フイルター穴10Mの下端口10W…を図8の
(イ)図に示すように上記の入気口10A側に開口する
一方、その各流通間隔10H…の下端口部分と、各フイ
ルター穴10M…と各流通間隔10H…の上端口部分の
夫々に、セラミックス等の充填材を約10mm程度埋め
込んで閉塞し、且つ、各流通間隔10H…の先端側を夫
々上記排気口10B側に開口すると共に、重ねたフイル
ター単体10S…の両外側面に図8の(イ)図と(ロ)
図に示すように側板10X,10Xを取付けるように構
成している。
【0023】以上の構成から、図8の(ハ)図に示すよ
うに各フイルター体10Kの底面入気口10A側に開口
した各流入穴10W…より、各フイルター単体10Sの
フイルター穴10M…に流入した含塵気流は、フイルタ
ー穴10M…より各流通間隔10Hに通過する際に濾過
され、更に、フイルター体10K内で90度方向を転換
して、各流通間隔10H…より前記排気口10Bを経て
フイルター体10Kの外に排出される仕組に成ってい
る。
【0024】図6に示した分解図と図7に示した断面図
に於いて、11は上記嵌込室2Hに嵌込んだフイルター
体10Kの上面と前面を上から覆うように、各嵌込室2
Hに装着されるカバー板で、全体を断面略L字状に形成
したこのカバー板11の前面板11Tには、ベンチユリ
ー管12,12と取付用ブラケット18,18が設けら
れ、また、その天井板には横長の取付板13,13が取
付けられていて、嵌込室2Hにフイルター体10Kを嵌
込んだ状態で、その上に上記のカバー板11を被せると
共に、上記左右の支持壁2C,2Cの各外側面に取付け
た棚板14上に設けられているフック15,15にヘッ
ドを懸掛けしたボルト16,16の各先端を、上記取付
板13,13の先端に設けた穴13A,13Aに挿通し
てナット17,17で締め付け、更に、上記前面板11
Tの下側に取付けたブラケット18,18を、上記縦仕
切板2Aに設けたボルト21,21に嵌め合せてナット
20,20で締め付けることによって、フイルター体1
0Kを嵌込室2Hの内部に、その入気口10Aを横仕切
板2Bの通気口2Dに位置合せした状態で、気密に取付
けることができるように構成されている。
【0025】尚、10X′,10Y,19はいずれも上
記の気密状態を維持するパッキンを示し、また、図7に
於いて11Hは上記フイルター体10Kの排気口10B
と、カバー板11の前面板11Tの間に形成されたエア
ー室で、上記のベンチユリー管12を通ってフイルター
体10K内に向けて吹き込まれた除塵用の高圧エアー
は、このエアー室11Hで圧縮された後、図9の(ロ)
図に示すようにフイルター体10K内の各フイルター単
体10S…間の流通間隔10H…に吹き込まれて、各フ
イルター単体10S…に付着している粉塵を下側に払い
落すことができる仕組に成っている。
【0026】図1、図2、図4並びに図5に於いて、8
…は除塵運転時に上記の各ベンチユリー管12…に対し
て除塵用の高圧エアー(除塵エアー)を吹き込むブロー
チユーブを示し、また、図4と図5に於いて9は各ブロ
ーチユーブ8に高圧エアーを送るヘッダーパイプ、9X
はパイロット弁を収めたボックスを示す。更に図1と図
2に於いて、7は払い落された粉塵を収容するダストボ
ックスで、7Xはその引出し用把手を兼ねた蓋板を示
し、1Hは上記ベンチユリー管12…、及び、ブローチ
ユーブ8に近い集塵機本体1の側壁に開閉自在に取付け
たメンテナンス用扉を示す。
【0027】図2に於いて5…は、上記ダスト室3内に
多数取付けた整流板で、ダスト室3内に吸引された含塵
気流は、これ等各整流板5…によって各フイルターユニ
ット10…の入気口10Aに向けてガイドされ、また、
除塵運転によって各フイルター体10Kの底面より上記
の入気口10Aを通って下方に払い落される粉塵も、こ
れ等整流板5…にガイドされて下方のダストボックス7
に向けて落下される仕組に成っている。尚、各フイルタ
ーユニット10…は、図示した如く中間仕切壁2に対し
て斜めに傾斜させて取付けているため、除塵運転によっ
て上記入気口10Aより落下される粉塵は、断面略鋸歯
状に形成した縦仕切板2Aの傾斜面に沿って落下させる
ことができるものであって、真下のフイルターユニット
10に直接粉塵が落下することがなく、粉塵の再付着を
防止することができる。
【0028】本発明に係る複数段式集塵装置は以上述べ
た如き構成であるから、ブロアー装置6を運転して集塵
機本体1に対して吸引作用を及ぼすと、焼却炉等から発
生する含塵気流を、ダスト室3を通して各フイルターユ
ニット10内のフイルター体10K内に吸引して、各フ
イルター単体10S…による濾過が行われ、浄化された
空気が清浄室4を通ってブロアー装置6側に吸引されて
排出される。また、粉塵の捕集によって汚れた各フイル
ター単体10S…は、ブローチユーブ8からベンチユリ
ー管12を通して各フイルター体10K内に吹き込まれ
る高圧エアーによって払い落されて、ダストボックス7
に回収されるものであって、これ等各フイルター単体1
0S…による集塵と、各フイルター単体10Sに付着し
た粉塵の除塵作用とを、上下多段式に設けた各フイルタ
ーユニット10…毎に能率良く行うことができる。
【0029】
【発明の効果】従って本発明に係る複数段式集塵装置に
よれば、上下多段式に設けたフイルターユニットによっ
て、装置全体の設置面積を増大させることなく、含塵気
流(排ガス)の処理機能を増大できる利点を発揮できる
一方、各フイルターユニットをダスト室と清浄室の間を
跨ぐように横方向に並べて設けることができ、而かも、
全体を斜めに傾斜させて取付けている関係で、集塵装置
全体を細く、而かも、その高さを低く押えた状態に造る
ことができるため、高さにあまり余裕のない工場内でも
容易に設置できる利点を備えるものあって、集塵性能と
除塵性能に優れ、且つ、フイルター等のメンテナンスを
容易に行うことができる点と相俟って、優れた集塵装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る複数段式集塵装置の全体を明示し
た構成図である。
【図2】集塵機本体の内部構造を説明した構成図であ
る。
【図3】フイルターユニットの構成を説明した側面図で
ある。
【図4】集塵機本体の正面図である。
【図5】集塵機本体の平面図である。
【図6】フイルターユニットの全体を分解して示した斜
視図である。
【図7】フイルターユニットの要部の断面図である。
【図8】(イ)図はフイルター体の正面図、(ロ)図は
その底面図、(ハ)図はその側面図である。
【図9】(イ)図は各フイルター単体に於ける集塵運転
時の気流の流れを説明した平面図で、(ロ)図は同じく
除塵運転時の気流の流れを説明した平面図である。
【符号の説明】
1 集塵機本体 1H メンテナンス用扉 2 中間仕切壁 2A 縦仕切板 2B 横仕切板 2D 通気口 3 ダスト室 4 清浄室 6 ブロアー装置 8 ブローチユーブ 10 フイルターユニット 10a 入気口 10K フイルター体 10S フイルター単体 11H エアー室 12 ベンチユリー管

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集塵装置本体の内部を中間仕切壁によっ
    て左右二部屋に仕切り、一方の部屋を含塵気流の流入口
    を設けたダスト室とし、他方の部屋を清浄空気の排出口
    を設けた清浄室とすると共に、上記の中間仕切壁には、
    複数台のフイルターユニットを夫々入気側をダスト室に
    臨ませ、排気側を清浄室に臨ませた状態で上下多段式に
    取付けたことを特徴とする複数段式集塵装置。
  2. 【請求項2】 複数台のフイルターユニットを、中間仕
    切壁に対して夫々入気側を斜め上側に向け、排気側を斜
    め下側に向けた傾斜状態に取付けて、これ等各フイルタ
    ーユニットの入気側の底面部に含塵気流の入気口を設
    け、且つ、各排気側には除塵エアー吹込用のベンチュリ
    ー管を設けたことを特徴とする請求項1記載の複数段式
    集塵装置。
  3. 【請求項3】 各フイルターユニットの全体を、入気側
    の底面を含塵気流の入気口とし、この入気口に対して9
    0度方向を異にする排気側の一側面を濾過済み空気の排
    気口とした略ボックス状に造ったことを特徴とする請求
    項1又は2記載の複数段式集塵装置。
  4. 【請求項4】 各フイルターユニットの全体を、入気通
    路となる多数のフイルター穴を並設した自己支持型構造
    のフイルター単体を、隣接同士の間に排気通路となる間
    隔をあけて多数枚重ねて組み合わせることによって、そ
    の底面側を上記各入気通路の下端口が開口する含塵気流
    の入気口と成し、上記各入気通路に対して90度方向を
    異にする一側面側を、上記排気通路の先端口が開口する
    濾過済み空気の排気口と成した略ボックス形状に構成す
    ると共に、上記各排気通路の先端排気口とこれを塞ぐ蓋
    板との間にエアー室を設け、この蓋板に濾過空気の流通
    管を兼ねる除塵エアー吹込用のベンチュリー管を設けた
    ことを特徴とする請求項1、2又は3記載の複数段式集
    塵装置。
  5. 【請求項5】 集塵装置本体の内部を仕切る中間仕切壁
    を、上側よりダスト室側に向けて下り傾斜となる縦仕切
    板と、この縦仕切板の下端部に対して直角に連設され、
    且つ、清浄室側に向けて下り傾斜となる横仕切板とを、
    交互に繰り返し縦方向に連設することによって断面略鋸
    歯状に構成すると共に、各横仕切板に含塵気流の通気口
    を開口し、これ等各横仕切板の上に、各フイルターユニ
    ットをその入気口を上記の通気口に位置合せして設けた
    ことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の複数段
    式集塵装置。
  6. 【請求項6】 フイルターユニットに対して、ベンチュ
    リー管を設けた蓋板を開閉自在に取付けると共に、この
    ベンチュリー管に近い集塵装置本体の壁面に、メンテナ
    ンス用扉を設けたことを特徴とする請求項4記載の複数
    段式集塵装置。
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