JP2002282390A - 血行促進具 - Google Patents
血行促進具Info
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- JP2002282390A JP2002282390A JP2001083486A JP2001083486A JP2002282390A JP 2002282390 A JP2002282390 A JP 2002282390A JP 2001083486 A JP2001083486 A JP 2001083486A JP 2001083486 A JP2001083486 A JP 2001083486A JP 2002282390 A JP2002282390 A JP 2002282390A
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- JP
- Japan
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- blood circulation
- circulation promoting
- promoting device
- curved
- cushion member
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 左右の足を上下運動させて各足首の裏側を打
ち当てることにより両足のみならず全身の血行を促進さ
せる際に、大きな振動や音がほとんど発生しない血行促
進具を提供する。 【解決手段】 足首の裏側を打ち当てる曲面部材1と、
曲面部材1の下方に設けられたクッション部材2とを有
し、クッション部材2は、足首の裏側が曲面部材1に当
たった時の振動を吸収し得るとともに、左右の足首の裏
側が交互に当たったときでも曲面部材1が左右に大きく
揺動するのを防止する程度のサイズ、弾性及び硬さを有
する血行促進具。
ち当てることにより両足のみならず全身の血行を促進さ
せる際に、大きな振動や音がほとんど発生しない血行促
進具を提供する。 【解決手段】 足首の裏側を打ち当てる曲面部材1と、
曲面部材1の下方に設けられたクッション部材2とを有
し、クッション部材2は、足首の裏側が曲面部材1に当
たった時の振動を吸収し得るとともに、左右の足首の裏
側が交互に当たったときでも曲面部材1が左右に大きく
揺動するのを防止する程度のサイズ、弾性及び硬さを有
する血行促進具。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、左右の足を所定の
高さに交互に上下させて足首の裏側を当てることにより
全身の血行を促進し、健康増進に寄与するための血行促
進具に関する。
高さに交互に上下させて足首の裏側を当てることにより
全身の血行を促進し、健康増進に寄与するための血行促
進具に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】全身の
血行を良くすることにより健康の増進を図ることは古か
ら行なわれており、今日までに種々の血行促進方法及び
器具が提案され、実用化されている。このような血行促
進方法として、足首ポンプ健康法(西式健康法)が提案
され、広く愛用されている。この足首ポンプ健康法は、
図16に示すように丸棒1等に左右の足首の裏側を交互に
当てて、軽い刺激を与えるものである。この刺激によ
り、左右の足のみならず全身の血行は促進され、健康の
増進が図れる。
血行を良くすることにより健康の増進を図ることは古か
ら行なわれており、今日までに種々の血行促進方法及び
器具が提案され、実用化されている。このような血行促
進方法として、足首ポンプ健康法(西式健康法)が提案
され、広く愛用されている。この足首ポンプ健康法は、
図16に示すように丸棒1等に左右の足首の裏側を交互に
当てて、軽い刺激を与えるものである。この刺激によ
り、左右の足のみならず全身の血行は促進され、健康の
増進が図れる。
【0003】この足首ポンプ健康法は次のような考え方
に基づく。すなわち、心臓は収縮により血液を動脈へ送
り出し、血液は動脈からさらに毛細血管へと達し、手足
をはじめとする体内各部へ酸素や栄養素を供給するとと
もに、伸張により各部の血液を二酸化炭素や老廃物とと
もに静脈を通じて吸い込むが、静脈を経由した血液の戻
りは送り出しの時ほどスムーズには行われない。それ
は、体の末端まで到達した血液全量を回収するには血液
の送出よりも大きなエネルギーを要する上に、静脈の各
所に逆止弁が設けられているためである。人間は立位で
歩行するために、特に足の末端の静脈流を心臓に戻すの
が困難である。ところが足首の裏側を丸棒等に打ち当て
ると、足首より先が回動して血流のポンプ作用が起こ
り、両足の末端の毛細血管や静脈中の血液が驚くほどス
ムーズに心臓に戻るのみならず、全身の血流も促進され
る。これは、足首より先の回動により足の筋肉に収縮が
起こり、筋肉のポンプ作用により静脈中の血流が活発化
する。これらのことは、西万次郎著の「足首ポンプ健康
法」,2000年6月10日発行,(株)メタモル出版に詳細
に記載されている。
に基づく。すなわち、心臓は収縮により血液を動脈へ送
り出し、血液は動脈からさらに毛細血管へと達し、手足
をはじめとする体内各部へ酸素や栄養素を供給するとと
もに、伸張により各部の血液を二酸化炭素や老廃物とと
もに静脈を通じて吸い込むが、静脈を経由した血液の戻
りは送り出しの時ほどスムーズには行われない。それ
は、体の末端まで到達した血液全量を回収するには血液
の送出よりも大きなエネルギーを要する上に、静脈の各
所に逆止弁が設けられているためである。人間は立位で
歩行するために、特に足の末端の静脈流を心臓に戻すの
が困難である。ところが足首の裏側を丸棒等に打ち当て
ると、足首より先が回動して血流のポンプ作用が起こ
り、両足の末端の毛細血管や静脈中の血液が驚くほどス
ムーズに心臓に戻るのみならず、全身の血流も促進され
る。これは、足首より先の回動により足の筋肉に収縮が
起こり、筋肉のポンプ作用により静脈中の血流が活発化
する。これらのことは、西万次郎著の「足首ポンプ健康
法」,2000年6月10日発行,(株)メタモル出版に詳細
に記載されている。
【0004】西式健康法では、血行促進のために丸棒1
として丸太等を使用することを推奨している。しかし、
丸太等を足下に置き、膝を延ばした状態で片足を20セン
チ程上げ、打ちつけるようなつもりでストンと落とす
と、その衝撃で床が大きく振動するのみならず大きな音
が出る。現在のように多くの人が集合住宅に居住してい
る状況では、大きな振動や音は如何なる時でも許容され
ない。
として丸太等を使用することを推奨している。しかし、
丸太等を足下に置き、膝を延ばした状態で片足を20セン
チ程上げ、打ちつけるようなつもりでストンと落とす
と、その衝撃で床が大きく振動するのみならず大きな音
が出る。現在のように多くの人が集合住宅に居住してい
る状況では、大きな振動や音は如何なる時でも許容され
ない。
【0005】また特開平2000-279479号は、上面の少な
くとも左右方向中央部に上方から足首の裏側を打ち当て
るか押し当てるための当て面を設け、下面の接地面は前
後方向において下方に凸状の曲面を有する血行促進具を
開示している。この血行促進具の接地面は曲面状になっ
ているので、足首の裏側を押し当てながら転がすことに
より血行の促進を図れるが、その効果は足首の裏側を打
ち当てる場合より小さい。しかし、足首の裏側を打ち当
てるとやはり大きな振動や音が発生するという問題があ
る。
くとも左右方向中央部に上方から足首の裏側を打ち当て
るか押し当てるための当て面を設け、下面の接地面は前
後方向において下方に凸状の曲面を有する血行促進具を
開示している。この血行促進具の接地面は曲面状になっ
ているので、足首の裏側を押し当てながら転がすことに
より血行の促進を図れるが、その効果は足首の裏側を打
ち当てる場合より小さい。しかし、足首の裏側を打ち当
てるとやはり大きな振動や音が発生するという問題があ
る。
【0006】従って本発明の目的は、左右の足を上下運
動させて各足首の裏側を打ち当てることにより両足のみ
ならず全身の血行を促進させる際に、大きな振動や音が
ほとんど発生しない血行促進具を提供することである。
動させて各足首の裏側を打ち当てることにより両足のみ
ならず全身の血行を促進させる際に、大きな振動や音が
ほとんど発生しない血行促進具を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的に鑑み鋭意研究
の結果、本発明者は、足首の裏側を打ち当てる曲面部材
の下にクッション部材を設けるとともに、クッション部
材を、(イ) 衝撃を吸収するとともに、(ロ) 左右の足首の
裏側が交互に当たったときでも左右に大きく揺動しない
ように設計することにより、上記目的が達成されること
を発見し、本発明に想到した。
の結果、本発明者は、足首の裏側を打ち当てる曲面部材
の下にクッション部材を設けるとともに、クッション部
材を、(イ) 衝撃を吸収するとともに、(ロ) 左右の足首の
裏側が交互に当たったときでも左右に大きく揺動しない
ように設計することにより、上記目的が達成されること
を発見し、本発明に想到した。
【0008】すなわち本発明の血行促進具は、足首の裏
側を打ち当てる曲面部材と、前記曲面部材の下方に設け
られたクッション部材とを有し、前記クッション部材
は、足首の裏側が前記曲面部材に当たった時の振動を吸
収し得るとともに、左右の足首の裏側が交互に当たった
ときでも前記曲面部材が左右に大きく揺動するのを防止
する程度のサイズ、弾性及び硬さを有することを特徴と
する。
側を打ち当てる曲面部材と、前記曲面部材の下方に設け
られたクッション部材とを有し、前記クッション部材
は、足首の裏側が前記曲面部材に当たった時の振動を吸
収し得るとともに、左右の足首の裏側が交互に当たった
ときでも前記曲面部材が左右に大きく揺動するのを防止
する程度のサイズ、弾性及び硬さを有することを特徴と
する。
【0009】本発明の好ましい一実施例では、前記曲面
部材は中実又は中空の円筒体であり、前記クッション部
材は前記円筒体を受承して安定的に支持するための半円
筒形状の長手方向窪みを上面に有する。
部材は中実又は中空の円筒体であり、前記クッション部
材は前記円筒体を受承して安定的に支持するための半円
筒形状の長手方向窪みを上面に有する。
【0010】本発明の好ましい別の実施例では、前記曲
面部材は断面弧状の半円筒体であり、前記クッション部
材の上面には前記半円筒体の弧状下面と相補的な半円筒
形状の長手方向突起部が設けられており、前記半円筒体
の弧状下面と前記クッション部材の長手方向突起部とは
接着されている。
面部材は断面弧状の半円筒体であり、前記クッション部
材の上面には前記半円筒体の弧状下面と相補的な半円筒
形状の長手方向突起部が設けられており、前記半円筒体
の弧状下面と前記クッション部材の長手方向突起部とは
接着されている。
【0011】本発明の好ましいさらに別の実施例では、
前記曲面部材は断面弧状の半円筒体であり、前記クッシ
ョン部材は前記曲面部材に密封状態に接着された袋状シ
ートからなり、前記シートの底面はクッション性を有す
る板部材に接着されており、前記曲面部材及び前記板部
材の一方に前記袋状シート内に空気を供給するための空
気供給口が設けられており、前記袋状シート内の空気圧
を所望圧とすることにより、足首の裏側が前記曲面部材
に当たった時の振動を吸収するとともに、左右の足首の
裏側が交互に当たったときでも前記曲面部材が左右に大
きく揺動するのを防止する。
前記曲面部材は断面弧状の半円筒体であり、前記クッシ
ョン部材は前記曲面部材に密封状態に接着された袋状シ
ートからなり、前記シートの底面はクッション性を有す
る板部材に接着されており、前記曲面部材及び前記板部
材の一方に前記袋状シート内に空気を供給するための空
気供給口が設けられており、前記袋状シート内の空気圧
を所望圧とすることにより、足首の裏側が前記曲面部材
に当たった時の振動を吸収するとともに、左右の足首の
裏側が交互に当たったときでも前記曲面部材が左右に大
きく揺動するのを防止する。
【0012】前記のクッション部材は実質的にポリウレ
タン発泡体からなるのが好ましい。また前記クッション
部材の表面にカバーが設けられているのが好ましい。前
記クッション部材の底面には振動吸収体が設けられてい
るのが好ましい。前記振動吸収体はシリコンゴムからな
るのが好ましい。
タン発泡体からなるのが好ましい。また前記クッション
部材の表面にカバーが設けられているのが好ましい。前
記クッション部材の底面には振動吸収体が設けられてい
るのが好ましい。前記振動吸収体はシリコンゴムからな
るのが好ましい。
【0013】前記曲面部材の上面に左右の足首の裏側を
打ち当てるための円弧状窪みが設けられているのが好ま
しい。
打ち当てるための円弧状窪みが設けられているのが好ま
しい。
【0014】前記曲面部材又は前記クッション部材に、
足首の裏側を打ち当てる毎に数字が1つずつ増えるカウ
ンターが取り付けられているのが好ましい。前記カウン
ターはベルト又はマジックテープにより着脱自在に取り
付けられているのが好ましい。前記カウンターは所定の
数字に達した時に音を発するように設定できる。
足首の裏側を打ち当てる毎に数字が1つずつ増えるカウ
ンターが取り付けられているのが好ましい。前記カウン
ターはベルト又はマジックテープにより着脱自在に取り
付けられているのが好ましい。前記カウンターは所定の
数字に達した時に音を発するように設定できる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の血行促進具は、足首の裏
側を打ち当てる曲面部材と、前記曲面部材の下方に設け
られたクッション部材とを有する。以下、本発明の血行
促進具を添付図面を参照して詳細に説明する。
側を打ち当てる曲面部材と、前記曲面部材の下方に設け
られたクッション部材とを有する。以下、本発明の血行
促進具を添付図面を参照して詳細に説明する。
【0016】図1は本発明の好ましい一実施例による血
行促進具を示し、(a) は曲面部材としての円筒体1をク
ッション部材2に載置した状態を示す斜視図であり、
(b) は円筒体1をクッション部材2に載置する前の状態
を示す斜視図である。また図2は図1(a) のA−A断面
図である。
行促進具を示し、(a) は曲面部材としての円筒体1をク
ッション部材2に載置した状態を示す斜視図であり、
(b) は円筒体1をクッション部材2に載置する前の状態
を示す斜視図である。また図2は図1(a) のA−A断面
図である。
【0017】図3は図1の側面図であり、円筒体1はほ
とんどの人に合うサイズを有する。円筒体1の直径Dは
5〜20cm、例えば10cm程度で良い。また長さLは40〜60
cm、例えば45cm程度で良い。
とんどの人に合うサイズを有する。円筒体1の直径Dは
5〜20cm、例えば10cm程度で良い。また長さLは40〜60
cm、例えば45cm程度で良い。
【0018】図1(b) から明らかなように、クッション
部材2の上面には円筒体1を受承して安定的に支持する
ための半円筒形状の長手方向窪み2aが設けられてい
る。長手方向窪み2aの半円筒形状と円筒状1とは相補
的であるので、円筒状1をクッション部材2の長手方向
窪み2aに載置したときに、円筒体1がぐらつく恐れは
ない。円筒体1を安定的に支持するために、長手方向窪
み2aの深さdを円筒体1の半径rの50%〜100%とす
るのが好ましい。
部材2の上面には円筒体1を受承して安定的に支持する
ための半円筒形状の長手方向窪み2aが設けられてい
る。長手方向窪み2aの半円筒形状と円筒状1とは相補
的であるので、円筒状1をクッション部材2の長手方向
窪み2aに載置したときに、円筒体1がぐらつく恐れは
ない。円筒体1を安定的に支持するために、長手方向窪
み2aの深さdを円筒体1の半径rの50%〜100%とす
るのが好ましい。
【0019】足首の裏側を円筒体1に打ち当てると、図
4(b) に示すように、足首より先が回動し、血流のポン
プ作用が起こる。このポンプ作用を十分に起こすととも
に、衝撃による振動や音の発生を防止するために、クッ
ション部材2のサイズ、弾性及び硬さは重要である。ク
ッション部材2の材質が固すぎると衝撃を吸収できず、
また柔らかすぎると足首の先の回動が不十分であるのみ
ならず、左右の足首の裏側が交互に当たったときに円筒
体1が左右に大きく揺動する。またクッション部材2の
サイズはその弾性及び硬さに依存する。
4(b) に示すように、足首より先が回動し、血流のポン
プ作用が起こる。このポンプ作用を十分に起こすととも
に、衝撃による振動や音の発生を防止するために、クッ
ション部材2のサイズ、弾性及び硬さは重要である。ク
ッション部材2の材質が固すぎると衝撃を吸収できず、
また柔らかすぎると足首の先の回動が不十分であるのみ
ならず、左右の足首の裏側が交互に当たったときに円筒
体1が左右に大きく揺動する。またクッション部材2の
サイズはその弾性及び硬さに依存する。
【0020】上記要件を満たすクッション部材2の材質
として、ポリウレタン発泡体が好ましい。ポリウレタン
発泡体の弾性及び硬さはその密度に依存する。ポリウレ
タン発泡体の相対密度(未発泡のポリウレタンの密度を
100%としたときの密度)は48〜55%であるのが好まし
い。密度が45%未満であると硬さが不十分であり、また
60%超であると硬すぎて衝撃を十分に吸収できない。こ
のようなポリウレタン発泡体からなるクッション部材2
の高さHは7〜9cmであるのが好ましい。
として、ポリウレタン発泡体が好ましい。ポリウレタン
発泡体の弾性及び硬さはその密度に依存する。ポリウレ
タン発泡体の相対密度(未発泡のポリウレタンの密度を
100%としたときの密度)は48〜55%であるのが好まし
い。密度が45%未満であると硬さが不十分であり、また
60%超であると硬すぎて衝撃を十分に吸収できない。こ
のようなポリウレタン発泡体からなるクッション部材2
の高さHは7〜9cmであるのが好ましい。
【0021】図1(a)のA−A断面図である図2から分か
るように、クッション部材2はポリウレタン発泡体21を
カバー22で被覆した形態とするのが好ましい。カバー22
としては、織布、柔軟なプラスチック又はゴム等により
形成できる。
るように、クッション部材2はポリウレタン発泡体21を
カバー22で被覆した形態とするのが好ましい。カバー22
としては、織布、柔軟なプラスチック又はゴム等により
形成できる。
【0022】図2に示す例では円筒体1は中実である
が、図5に示すように中空状にしても良い。また図6に
示すように、クッション部材2の底面に振動吸収体6を
もうけることもできる。振動吸収体6はポリウレタン発
泡体21と異なる弾性特性を有し、例えばシリコンゴム等
により形成される。振動吸収体6は、足首の裏側を打ち
当てた時の滑り止めとしても作用する。
が、図5に示すように中空状にしても良い。また図6に
示すように、クッション部材2の底面に振動吸収体6を
もうけることもできる。振動吸収体6はポリウレタン発
泡体21と異なる弾性特性を有し、例えばシリコンゴム等
により形成される。振動吸収体6は、足首の裏側を打ち
当てた時の滑り止めとしても作用する。
【0023】図4は血行促進具を使用する様子を示す。
(a) に示すように足を20cmくらい上げ、円筒体1に足を
打ち下ろすと、足首の裏側は円筒体1の上面に当たっ
て、(b) に示すように足首の先は回動し、ふくらはぎの
筋肉が縮む。足首の先はすぐに元の位置に戻るので、ふ
くらはぎの筋肉は伸長することになる。このように足首
の裏側を円筒体1に打ち当てると、ポンプ作用により血
行促進が図れる。
(a) に示すように足を20cmくらい上げ、円筒体1に足を
打ち下ろすと、足首の裏側は円筒体1の上面に当たっ
て、(b) に示すように足首の先は回動し、ふくらはぎの
筋肉が縮む。足首の先はすぐに元の位置に戻るので、ふ
くらはぎの筋肉は伸長することになる。このように足首
の裏側を円筒体1に打ち当てると、ポンプ作用により血
行促進が図れる。
【0024】図7は本発明の別の態様による血行促進具
を示す。この血行促進具は、クッション部材2が台形状
で複数の層からなる以外、図1と同じである。クッショ
ン部材2の各層2a、2b、2cは異なるクッション性
を有するのが好ましく、下に行くに従って変形しずらく
なっている(硬くなっている)のがより好ましい。
を示す。この血行促進具は、クッション部材2が台形状
で複数の層からなる以外、図1と同じである。クッショ
ン部材2の各層2a、2b、2cは異なるクッション性
を有するのが好ましく、下に行くに従って変形しずらく
なっている(硬くなっている)のがより好ましい。
【0025】円筒体1にカウンターを設ける場合、直接
設ける代わりにベルト31だけ取り付け、その係止具31a
にカウンターを引っ掛ける構造とするのが好ましい。例
えば図8及び図9に示すように血行促進具全体にカバー80
を設ける場合、カバー80に窓81を開け、そこにカウンタ
ー30のフック30aを入れて、係止具31aに引っ掛けるの
が好ましい。なおカバー80の窓81と係止具31aとの位置
ずれを防ぐために、両者に係止用フック82を取り付けて
おくのが好ましい。
設ける代わりにベルト31だけ取り付け、その係止具31a
にカウンターを引っ掛ける構造とするのが好ましい。例
えば図8及び図9に示すように血行促進具全体にカバー80
を設ける場合、カバー80に窓81を開け、そこにカウンタ
ー30のフック30aを入れて、係止具31aに引っ掛けるの
が好ましい。なおカバー80の窓81と係止具31aとの位置
ずれを防ぐために、両者に係止用フック82を取り付けて
おくのが好ましい。
【0026】図10は図7に類似の形状を有するクッショ
ン部材120を示す。クッション部材120の台形状の上層12
1はポリウレタン等の比較的柔軟なクッション材からな
り、下層122はゴムのような比較的硬いクッション材か
らなるのが好ましい。また下層122の底面中央には、安
定化とクッション性の向上のために断面半円形の溝123
が長手方向に設けられているのが好ましい。
ン部材120を示す。クッション部材120の台形状の上層12
1はポリウレタン等の比較的柔軟なクッション材からな
り、下層122はゴムのような比較的硬いクッション材か
らなるのが好ましい。また下層122の底面中央には、安
定化とクッション性の向上のために断面半円形の溝123
が長手方向に設けられているのが好ましい。
【0027】図11は本発明の別の態様による血行促進具
を示す。(b) に示すように曲面部材は断面弧状の半円筒
体4であり、またクッション部材2は土台部21aとその
上の半円筒形状の長手方向突起部21bとからなり、長手
方向突起部21bの表面21b'は半円筒体4の弧状下面と相
補的な形状を有する。そのため、(a) に示すように半円
筒体4の弧状下面とクッション部材2の長手方向突起部
21bとは一体的に接着されている。なおクッション部材
2の土台部21aの表面にはカバー22が設けられている。
を示す。(b) に示すように曲面部材は断面弧状の半円筒
体4であり、またクッション部材2は土台部21aとその
上の半円筒形状の長手方向突起部21bとからなり、長手
方向突起部21bの表面21b'は半円筒体4の弧状下面と相
補的な形状を有する。そのため、(a) に示すように半円
筒体4の弧状下面とクッション部材2の長手方向突起部
21bとは一体的に接着されている。なおクッション部材
2の土台部21aの表面にはカバー22が設けられている。
【0028】図12は本発明のさらに別の態様による血行
促進具を示す。この例では曲面部材は断面弧状の半円筒
体11である。半円筒体11は両側端部にフランジ部11a,
11aが設けられており、両フランジ部11a,11aに袋状
シート12の両端部が接着されている。またシート12の底
面はクッション性を有する板部材13に接着されている。
板部材13の下面にはシリコンゴム等からなる振動吸収体
14が設けられている。振動吸収体14は滑り止めとしても
作用する。この例では空気供給口15は半円筒体11に設け
られているが、板部材13に設けられていても良い。袋状
シート12内に所望圧の空気を導入することにより、クッ
ション部材として作用する。袋状シート12内の空気圧
は、足首の裏側が半円筒体11に当たった時の振動を吸収
するとともに、左右の足首の裏側が交互に当たったとき
でも半円筒体11が左右に大きく揺動するのを防止するよ
うに設定する。なおシート12は布地にゴム又はプラスチ
ックを張りつけた材料により形成することができる。
促進具を示す。この例では曲面部材は断面弧状の半円筒
体11である。半円筒体11は両側端部にフランジ部11a,
11aが設けられており、両フランジ部11a,11aに袋状
シート12の両端部が接着されている。またシート12の底
面はクッション性を有する板部材13に接着されている。
板部材13の下面にはシリコンゴム等からなる振動吸収体
14が設けられている。振動吸収体14は滑り止めとしても
作用する。この例では空気供給口15は半円筒体11に設け
られているが、板部材13に設けられていても良い。袋状
シート12内に所望圧の空気を導入することにより、クッ
ション部材として作用する。袋状シート12内の空気圧
は、足首の裏側が半円筒体11に当たった時の振動を吸収
するとともに、左右の足首の裏側が交互に当たったとき
でも半円筒体11が左右に大きく揺動するのを防止するよ
うに設定する。なおシート12は布地にゴム又はプラスチ
ックを張りつけた材料により形成することができる。
【0029】図12(b)に示すように、袋状シート12内の
空気を抜くことにより、クッション部材は縮小し、血行
促進具はコンパクト化する。この血行促進具は軽量でコ
ンパクト化できるので、旅行等にも携帯することができ
る。
空気を抜くことにより、クッション部材は縮小し、血行
促進具はコンパクト化する。この血行促進具は軽量でコ
ンパクト化できるので、旅行等にも携帯することができ
る。
【0030】図13は円筒体1の上面に左右の足首の裏側
を打ち当てるための一対の円弧状窪み19,19が形成され
ている例を示す。これらの窪みにより、的確な位置に足
を押し当てることが可能となる。
を打ち当てるための一対の円弧状窪み19,19が形成され
ている例を示す。これらの窪みにより、的確な位置に足
を押し当てることが可能となる。
【0031】図14に示すように、円筒体1にカウンター
30をベルト31で着脱自在に取り付けることもできる。ま
た図15に示すように、マジックテープ33,34により着脱
自在に取り付けても良い。いずれにしても、カウンター
30により足首の上下運動を何回行ったかを知ることがで
きる。またカウンター30を所定の数字に達した時に音を
発するように設定することもできる。
30をベルト31で着脱自在に取り付けることもできる。ま
た図15に示すように、マジックテープ33,34により着脱
自在に取り付けても良い。いずれにしても、カウンター
30により足首の上下運動を何回行ったかを知ることがで
きる。またカウンター30を所定の数字に達した時に音を
発するように設定することもできる。
【0032】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明の血行促進具
は、足首の裏側を打ち当てる曲面部材の下にクッション
部材を設けた構成を有し、クッション部材を、(イ) 衝撃
を吸収するとともに、(ロ) 左右の足首の裏側が交互に当
たったときでも左右に大きく揺動しないように設計され
ているので、集合住宅等で利用しても振動や騒音の問題
がなく、健康増進に寄与することができる。
は、足首の裏側を打ち当てる曲面部材の下にクッション
部材を設けた構成を有し、クッション部材を、(イ) 衝撃
を吸収するとともに、(ロ) 左右の足首の裏側が交互に当
たったときでも左右に大きく揺動しないように設計され
ているので、集合住宅等で利用しても振動や騒音の問題
がなく、健康増進に寄与することができる。
【図1】 本発明の一実施例による血行促進具を示し、
(a) は円筒体をクッション部材に乗せた状態を示す斜視
図であり、(b) は円筒体をクッション部材に乗せる前の
状態を示す斜視図である。
(a) は円筒体をクッション部材に乗せた状態を示す斜視
図であり、(b) は円筒体をクッション部材に乗せる前の
状態を示す斜視図である。
【図2】 図1のA−A断面図である。
【図3】 図1の血行促進具の側面図である。
【図4】 図1の血行促進具を使用する様子を示し、(a)
は足を振り下ろした瞬間を示す断面図であり、(b) は
その後に足首を軸として足先が回動した状態を示す断面
図である。
は足を振り下ろした瞬間を示す断面図であり、(b) は
その後に足首を軸として足先が回動した状態を示す断面
図である。
【図5】 本発明の別の実施例による血行促進具を示す
断面図である。
断面図である。
【図6】 本発明のさらに別の実施例による血行促進具
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図7】 本発明のさらに別の実施例による血行促進具
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図8】 図7の血行促進具にカバーを掛けた状態を示
す断面図である。
す断面図である。
【図9】 図7の血行促進具にカバーを掛けた上にカウ
ンターを取り付けた状態を示す部分拡大断面図である。
ンターを取り付けた状態を示す部分拡大断面図である。
【図10】 本発明のさらに別の実施例による血行促進具
のクッション部材を示し(a) はその斜視図であり、(b)
はその断面図である。
のクッション部材を示し(a) はその斜視図であり、(b)
はその断面図である。
【図11】 本発明のさらに別の実施例による血行促進具
を示し、(a) は半円筒体とクッション部材を一体化した
状態を示す断面図であり、(b) は半円筒体を接着する前
の状態を示す断面図である。
を示し、(a) は半円筒体とクッション部材を一体化した
状態を示す断面図であり、(b) は半円筒体を接着する前
の状態を示す断面図である。
【図12】 本発明のさらに別の実施例による血行促進具
を示し、(a) は袋状シートを膨張させた状態を示す断面
図であり、(b) は袋状シートを収縮させた状態を示す断
面図である。
を示し、(a) は袋状シートを膨張させた状態を示す断面
図であり、(b) は袋状シートを収縮させた状態を示す断
面図である。
【図13】 上面に一対の円弧状窪みを設けた円筒体を示
す側面図である。
す側面図である。
【図14】 円筒体にカウンターをベルトにより取り付け
た状態を示す側面図である。
た状態を示す側面図である。
【図15】 円筒体にカウンターをマジックテープで固定
する例を示す側面図である。
する例を示す側面図である。
【図16】 足首ポンプ健康法(西式健康法)を示す概略
図である。
図である。
1・・・円筒体 15・・・円弧状窪み 2,120・・・クッション部材 2a・・・クッション部材の窪み部分 21・・・ポリウレタン発泡体 22,80・・・カバー 21a・・・土台部 21b・・・半円筒形状の長手方向突起部 6・・・振動吸収体 11・・・半円筒体 11a・・・フランジ部 12・・・袋状シート 12a・・・袋状シートの両側端部(接着部) 13・・・板部材 14・・・振動吸収体 15・・・空気供給口 30・・・カウンター 31・・・ベルト 31a・・・フック 33、34・・・マジックテープ
Claims (12)
- 【請求項1】 足首の裏側を打ち当てる曲面部材と、前
記曲面部材の下方に設けられたクッション部材とを有
し、前記クッション部材は、足首の裏側が前記曲面部材
に当たった時の振動を吸収し得るとともに、左右の足首
の裏側が交互に当たったときでも前記曲面部材が左右に
大きく揺動するのを防止する程度のサイズ、弾性及び硬
さを有することを特徴とする血行促進具。 - 【請求項2】 請求項1に記載の血行促進具において、
前記曲面部材は中実又は中空の円筒体であり、前記クッ
ション部材は前記円筒体を受承して安定的に支持するた
めの半円筒形状の長手方向窪みを上面に有することを特
徴とする血行促進具。 - 【請求項3】 請求項1に記載の血行促進具において、
前記曲面部材は断面弧状の半円筒体であり、前記クッシ
ョン部材の上面には前記半円筒体の弧状下面と相補的な
半円筒形状の長手方向突起部が設けられており、前記半
円筒体の弧状下面と前記クッション部材の長手方向突起
部とは一体的に接着されていることを特徴とする血行促
進具。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の血行促
進具において、前記のクッション部材が実質的にポリウ
レタン発泡体からなることを特徴とする血行促進具。 - 【請求項5】 請求項4に記載の血行促進具において、
前記クッション部材の表面にカバーが設けられているこ
とを特徴とする血行促進具。 - 【請求項6】 請求項1に記載の血行促進具において、
前記曲面部材は断面弧状の半円筒体であり、前記クッシ
ョン部材は前記曲面部材に密封状態に接着された袋状シ
ートからなり、前記シートの底面はクッション性を有す
る板部材に接着されており、前記曲面部材及び前記板部
材の一方に前記袋状シート内に空気を供給するための空
気供給口が設けられており、前記袋状シート内の空気圧
を所望圧とすることにより、足首の裏側が前記曲面部材
に当たった時の振動を吸収するとともに、左右の足首の
裏側が交互に当たったときでも前記曲面部材が左右に大
きく揺動するのを防止することを特徴とする血行促進
具。 - 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の血行促
進具において、前記クッション部材の底面に振動吸収体
が設けられていることを特徴とする血行促進具。 - 【請求項8】 請求項7に記載の血行促進具において、
前記振動吸収体はシリコンゴムからなることを特徴とす
る血行促進具。 - 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載の血行促
進具において、前記曲面部材の上面に左右の足首の裏側
を打ち当てるための一対の円弧状窪みが設けられている
ことを特徴とする血行促進具。 - 【請求項10】 請求項1〜9に記載の血行促進具におい
て、前記曲面部材又は前記クッション部材に、足首の裏
側を打ち当てる毎に数字が1つずつ増えるカウンターが
取り付けられていることを特徴とする血行促進具。 - 【請求項11】 請求項10に記載の血行促進具において、
前記カウンターはベルト又はマジックテープ(登録商
標)により着脱自在に取り付けられていることを特徴と
する血行促進具。 - 【請求項12】 請求項10又は11に記載の血行促進具にお
いて、前記カウンターは所定の数字に達した時に音を発
するように設定できることを特徴とする血行促進具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001083486A JP2002282390A (ja) | 2001-03-22 | 2001-03-22 | 血行促進具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001083486A JP2002282390A (ja) | 2001-03-22 | 2001-03-22 | 血行促進具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002282390A true JP2002282390A (ja) | 2002-10-02 |
Family
ID=18939290
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001083486A Pending JP2002282390A (ja) | 2001-03-22 | 2001-03-22 | 血行促進具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002282390A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020131034A (ja) * | 2019-02-18 | 2020-08-31 | 百合子 中村 | 踵・つま先上げ運動補助具 |
-
2001
- 2001-03-22 JP JP2001083486A patent/JP2002282390A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020131034A (ja) * | 2019-02-18 | 2020-08-31 | 百合子 中村 | 踵・つま先上げ運動補助具 |
JP7080916B2 (ja) | 2019-02-18 | 2022-06-06 | 百合子 中村 | 踵・つま先上げ運動補助具 |
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