JP3120988U - 方形状収納形脚台 - Google Patents

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Abstract

【目的】人体の両脚を載置する脚台の脚体を、強固であって高さを調節できるものとし、しかも、どのベッドにも利用できる大きさと可搬性があって容易に組立てられ、不使用時には全構成部品を炬燵板状の大きさに収納し得ることを目的とする。
【構成】仰臥状の臀部近傍から後大腿部21を膝窩部まで上方へ傾斜して載置する前方台1と、腓腹部22と踵部23を載置する後方台5とで成る方形の脚台において、結合用凸部9とそれに嵌着する結合用凹部10で連結する複数の角細棒体13を、後方台5の後方台前辺6と後方台後辺7に平行状に必要本数を垂直に連結して高さを調整する2組の脚体11と成し、1組を後方台5の後方台前辺6近傍に、他の組を後方台後辺7近傍へ着脱自在に設け、更に、後方台5の裏面側に全部品を収納し得る構成とした方形状収納形脚台。
【選択図】図1

Description

この考案は、人体の仰臥時における両脚を、その後大腿部から踵部までを載置する脚台の改良であって、構造が簡単で高さが調節でき、容易に組立てられると共に、不使用時には全構成部品を一枚の方形板状に纏めて収納できるように工夫したものである。
足先を少し上げて仰臥姿勢をとることは、昔から健康上にもよいとされている。最近、身体によい立ち姿勢として、頭を真っ直ぐに起こして、頭の重さを腰の中心で受ける立ち姿勢をとることを習慣づけることが必要だとされ、そのために壁を使ってよい姿勢を体感しようと、壁と踵との間を10〜15cm離した侭、尻、背、頭を壁につけて顎を軽く引いて立つことを推奨している。このことは、その侭、就寝時にも応用できると考える。
ところで、従来の脚台には、大小様々なものがある。大別すれば寝台に付設されるような大きなものから、呼称は異なるが、脚台・脚枕・足台・足枕・足掛け台・寝足台・足置き・足載せ等として比較的小型なものでハンディーな可搬式のものがある。
これらは、いずれも使用者の下肢部の長さに合わせられるように、載置する台の長さを調節したり、その高さを調節したりすることができるように工夫されている。
それらの内で、この考案の脚台は、構造が簡単で可搬性があり、加えて不使用には全構成部品が、一枚の方形板状に纏って収納できるようにしたものである。
この考案のような脚台の従来例には様々なものがあるが、それらは、踵部を腰よりも高くして血を上半身に逆流させることが有効であることが知られていることから成され、多くは踵部のみを載置するものである。ところが、これでは足首に下腿部と大腿部の重量が負荷されて痛くなり、長時間の載置には無理があるし鬱血状態になりやすい欠点がある。
そこで、従来技術にもこの考案のように踵部と共に下腿部や大腿部を同時に載置するようにしたものが見受けられるが、多くは寝台やベット、特に介護や治療用の大掛かりな物に限られており、前記のような構造が簡便な物は意匠を含めて従来技術に乏しかった。
したがって、本考案のように比較的構造が簡単なものとして挙げられる従来技術は、例えば本体をポリウレタン発泡体であり反発クッション性の強いスラブフォームとし、その上に低反発弾性フォームを厚さ一定に貼着した2層構造として、下腿部に掛かる反発力を少なくして血流をよくしたものであり、踵を載せる部分を厚くし、そこから傾斜して厚みの薄い部分にふくらはぎを載せるようにして、踵を載せる部分の幅方向両端側には足首が落ちないように盛上り部を設け、かつ、長さ方向の中間部で折畳みを可能とした考案の名称「足枕」というものがある。(例えば、特許文献1参照。)。
また、この考案の発明者のもので、底部の先端から蝶番にて大腿部を載せる前床部が、下腿部と足を載せる後床部へ連なり、前床部に長さ調節手段と高さ調節手段が、後床部にも高さ調節手段を有したものとしている。そして、その高さ調節手段を、前床部と後床部のそれぞれの下面から蝶番で回動自在な長方形枠体の形で設け、その長方形枠体の下端部が、底部の前後方向に並べて有する位置決め用溝のいずれかに嵌ることによって高さを選択するようにしたものである。加えて、底部上面に、長方形枠体と共に前床部と後床部とが折畳められて小型化するように構成した発明の名称「脚部支持調節台並びに脚部支持調節ベッド」というものがある。(例えば、特許文献2参照。)。
更に、両脚の膝窩から踵部までを受ける脚受面が、膝窩を受ける側から踵部を受ける部分に向って次第に高くなるようにしたことを発明の基本とし、これに踵部を受ける部分は平坦にしたり、左右の脚別に対応する凹部を形成したり、磁石・ヒータ・バイブレータ・遠赤外線放射体を付加するようにした発明の名称「脚枕」というものがある。(例えば、特許文献3参照。)。
加えて、前出と同じくこの考案の発明者のものであるが、大腿部を載せる前床部と下腿部と足を載せる後床部とに2分割し、両者が長さ方向に蝶番にて折り重ね自在に全長を短縮できるように構成し、しかもその前床部の後端付近にある枠体の前脚部が、未使用時には前床部の裏側へ折り重ねることができて、その後床部の後端付近にある後脚部も枠体で同様に折り重ね自在とした。
加えて、前後脚部の高さを調節できるように、枠体を基部と足部に分割し、それらを高さ方向に配設したボルトとナットで結合させ、このボルトを回すことで目的の高さを得るように構成した。更に、後床部も2分割して全体として3つに折り重ねを可能にして小型化を図った発明の名称「体脚部用高さ調節型簡易ベッド」というものがある。(例えば、特許文献4参照。)。
登録実用新案第3019405号公報(〔0007〕〜〔0009〕、図1〜図3) 特開2001−340393号公報(〔0013〕〜〔0015〕、図2〜図5) 特開平6−165719号公報(〔0007〕図1) 特開2004−8472号公報(〔0005〕〜〔0007〕、図2〜図5)
上述の特許文献1は、素材がポリウレタン発泡体であるから、軽くて扱いやすい利点はあるが、折畳んで長さは短くなっても嵩張っていて保管し難い上に、何としても高さの調節ができない欠点がある。
また、低反発弾性とは言えこの足枕に下肢部を載せた時に、必ずしも弾性のあることが感触が良いとは限らないし、たとえ足枕自体が硬質のものであっても布団等で覆って用いればよいのである。したがって、不使用時はもっと薄く折畳めるものとしたい。
特許文献2は、人体の大きさに合わせられるように、大腿部を載せる前床部を2分割し、その長さを調節する手段があるが、その構成にコストが掛かる。また、前床部と後床部の高さ調節手段が、蝶番で回動自在な長方形枠体とし、その下端部が底部の前後方向に有するラック状の位置決め用溝のいずれかに嵌めることによって高さを調整するが、その嵌め位置によっては長方形枠体が大きく傾斜するから、大腿部や下腿部と足の荷重によって傾斜が激しいほど長方形枠体に無理が生じるので、場合によっては長方形枠体上端の蝶番が破壊したり、長方形枠体の下端が位置決め用溝から外れたりする虞があった。
特許文献3は、その構成の説明に、「両脚の膝窩から踵部までを受ける脚受面が、膝窩を受ける側から踵部を受ける部分に向って次第に高くなるようにした」と記述されている。すなわち、所謂ふくらはぎである腓腹部から踵部までを受ける脚受面が、ということであり大腿部を載せるとの記述がない。大腿部を載せないで膝窩から踵部までを脚受面として次第に高くなるようにすれば、当然、臀部に続く大腿部は持上げられることになり、大腿部だけが宙に浮く状態になるであろう。さすれば、後大腿部は垂れ下がるようになる筈であり、そのことによって膝窩に負担が増して決して好ましいとは言えない。
ところが、図面では明らかに大腿部も含めて脚受面上に載置したものとして描かれている。したがって、以下に明細書の記述の方が不十分であるとして扱うことにする。
なお、脚受面の踵部を受ける部分を平坦にしたり、両脚毎に凹部を形成したり、ヒータ・磁石等々の付加的事項には触れないことにして、この発明の基本構成についてのみ欠点を説明することにする。すなわち、これは特許文献1と同様に、それ自体で高さの調節ができない欠点があるし、比較的こじんまりはしているが、嵩張っていて保管し難いので、不使用時にはもっと薄く折畳めるものとしたい。
特許文献4は、特許文献2よりも構成部材を省略したもので、未使用時には前床部と後床部と共に、前後脚部もそれらの裏側へ折り重ねて全体として更に小型化したが、前後脚部の高さ調節手段の一部にボルトとナットを用い、しかも、高さの調節時にはボルト操作穴にレンチを用いなければならない煩わしさがあった。
以上詳述したように、この考案の目的としては、両脚の後大腿部を膝窩部まで及び腓腹部と踵部とを載置する従来の脚台において、その脚台の高さを容易に、しかも道具を用いず手指だけで調節できるものとすること、また、如何なるベッドにも利用できるような大きさと可搬性があること。更にまた、できるだけ金属製の釘とか金具を用いない構造とした上にコストが安く、容易に組立てられると共に、不使用時には全構成部品を纏めて一体的に、それも薄い炬燵板状体内に収納できるようにすることを課題とした。
この考案の構成を、以下の各図面に基づき説明するが、これらの図面に於いては形を異にしていても機能上同一のものは、同一の符号として示した。また、引き出し線は、同一符号を付すべき全箇所に設けているとは限らなく、幾つかを代表的に選択していることを承知して貰いたい。更に、仰臥使用時の臀部を前方とし踵部を後方として表現した。
図4及び図1に示すように、仰臥状の臀部近傍から両脚の太ももである後大腿部21を膝窩部まで上方へ傾斜して載置する方形の前方台1の前方台後辺3と、ふくらはぎである腓腹部22と踵部23を載置する方形の後方台5の後方台前辺6とで連結して成る従来の脚台において、図7、図8及び図11に示すような結合用凸部9とそれに嵌着する結合用凹部10を有して連結する複数の角細棒体13を、後方台5の後方台前辺6及び後方台後辺7に対して平行状として、それぞれ必要な本数を互いに連結して高さを調整するようにした2組の脚体11とする。
そして、図1、図3及び図4に示すように、その脚体11の1組を後方台5の後方台前辺6近傍に、他の1組を後方台後辺7の近傍へ着脱自在に設ける。
更に、図14に示す後方台5の裏面側に、前方台1と脚体11等の全部品を並べるように収納し得る構成としたことを考案の基本的な特徴とする方形状収納形脚台とした。
なお、図5に示すように、後方台5の後方台前辺6側の平角長板15の外側面に、上面を斜面として少なくとも長さ方向の離れた2ヶ所に結合用凸部9を有した前方台取付角材8の広側面を固着させておき、前方台1の前方台後辺3近傍にある結合用凹部10を結合用凸部9に挿入させることで前方台1と後方台5とを着脱自在に連結することにする。
脚体11は、図7、図8及び図11に示すように、脚体11として組立てる時に後方台5の裏面に接設させる角棒基台体12と、その角棒基台体12より高さの低い複数の角細棒体13とを連結した構成のものとした。なお、脚体11全体としての幅は同一とし、かつ、角棒基台体12と角細棒体13の両端部には脚体11の分解時に指先を掛ける図6〜図8、図10及び図11にも示すような切欠部14を有したものとした。
そして、角細棒体13の結合用凸部9を、図7、図8及び図11に示すようなダボとする。ダボ(太柄・駄柄)とは、石材や木材を接ぐ時に、接合面に埋め込むか差し込んでずれを防ぐ小片で、通称「ほぞ・だぼ・だぼそ」とも言う。また、結合用凹部10は、このダボを差し込むダボ孔とした。
また、前方台1の裏面の前方台前辺2近傍には、この前方台前辺2に対して平行に配置して高さを調整するための図12に示すような複数の付加板4を着脱自在に設けるようにした。なお、後方台5の裏面側にては、図3及び図14に示すように、その周囲を少なくとも脚体11の幅よりも大なる高さとした平角長板15で囲い、かつ、後方台前辺6側と後方台後辺7側にも、脚体11の幅側を嵌着し得る間隙16を有して、同じ高さの平角長板15を設けたものとする。
更に、後方台5の裏面側における周囲を平角長板15にて形成されて生じた図3に示すような広い空間面17に、2つの間隙16を形成して相対する両平角長板15間に渡り、空間面17とは少なくとも脚体11の幅側の端部を挿入できる図示しない間隔を有した上に、幅狭な細長保持板18を、当該周囲の平角長板15の側面に設けるのである。
そして、図14に示すように細長保持板18の下方へ前方受台1と脚体11等の全部品の端部を順じ挿入して空間面17に並べて載置させ、細長保持板18とは反対側に、両間隙16を形成する側の両平角長板15の端部に設けた図示省略の切込に、図13に示した飛出防止板19の両端の食込部20を着脱自在に挿着して収納し得るようにした。
更に、上記の内で、少なくとも前方台1、後方台5、脚体11等の主要な構成部分は、暖かい感じのする木製とし、好ましくは軽質の上に、汗などの吸湿性の大きい例えば桐材や針葉樹である杉材を採用するのが好ましい。勿論、量産性を考慮して硬質の合成樹脂製としても構わないことは言うまでもない。
なお、前方台1と後方台5の表面には、例えば床用カーペット等の敷物を貼るのが一般的であろうし、また、コスト高になるが血流に効果があると言われているヒータ・バイブレータ・指圧的突起・磁石・遠赤外線放射体などを有するようにするのもよいだろう。
この考案の脚台は、前方台1上にて、両脚の太ももである後大腿部21を膝窩部まで上方へ傾斜して載置し、後方台5上で、ふくらはぎである腓腹部22と足首である踵部23を載置するから、従来技術と同様に下肢全体の重量が平均して脚台上に分散されるので長時間使用しても鬱血を起こすような心配はないし、傾斜していることによって、有効であるとして知られている血液の上半身への逆流が助長される。
また、脚体11を、前方台1には設けず、後方台5用のみとして、しかも後方台5の裏面に接設させる角棒基台体12から結合用凸部9と結合用凹部10にて連結する複数の角細棒体13を、後方台5面に対して垂直に起立するよう固定して高さを選定できるから、後方台5上の荷重は常に脚体11に対して垂直状に負荷される。
このことは、特許文献2のように、従来多用されている脚載置台から蝶番等で回動する脚体としての長方形枠体があって、その下端部を底枠のラック状位置決め用溝に嵌めることによって高さを調整していた例が多く見受けられるが、その嵌め位置によっては長方形枠体の傾斜が大きくなって、荷重の負荷は長方形枠体に対し垂直状とは大きく外れることになるから、無理が生じて蝶番が破壊したり、長方形枠体の下端が位置決め用溝から外れたりするような虞があったが、この考案の脚台ではその心配は全く解消したと言える。
なお、好ましくはないが後方台5の前後いずれかの脚体11を、その連結する角細棒体13の本数を変えて、必要により多少は傾斜させることが可能である。好ましくはないとは、前後の脚体11の高さが異なれば脚体11への荷重の垂直性が崩れるからである。
また、方形の前方台1の長辺と、脚体11である角棒基台体12と角細棒体13並びに付加板4との長さを、方形の後方台5の後方台前辺6より図3に示すように短く設計すれば、後方台5裏面の空間面17内に、それぞれ長さ方向に並べて少し厚めの炬燵板程度の大きさに収納することができるから纏りよく可搬性も大変よいものとなるのである。
なお、角細棒体13の結合用凸部9をダボとし、結合用凹部10をダボ孔とすれば、複数の角細棒体13の両端を合わせ重ねて一体とした上で、両端近傍に適当な間隔を置いて2つの貫通孔をドリルで計4ヶ所開ければ、ダボ孔である結合用凹部10と共に、結合用凸部9挿通固着用の孔も同時に、互いの配設位置も決って出来上がり大変能率的である。
すなわち、結合用凸部9として必要な貫通孔のみに、角細棒体13の厚さより長めのダボを装着すればよく、不要の貫通孔はその侭にしておけばよい。
また、前方台1の前方台前辺2近傍には付加板4を付加できるようにしたから、付加板4を複数枚重ねることにより、前方台1の側辺24である幅が短くとも、前方台前辺2が図4の一点鎖線25と矢印で示したように上昇することになるので、太ももの長い人でも後大腿部21の大部分を支えられることになる。
すなわち、一枚の前方台1だけで、前方台1の前後方向の長さを、長くも短くも変えられるのと実質的に同じ効果を得られるのである。
また、後方台5の表面は平面のみだから、足先が自由になり寝返りも可能である。
この考案の最良の形態は、感触がよく吸湿性があり、しかも軽い木製材料として、前方台1と後方台5の表面材にはコストの点から木製合板を採用しても、平角長板15や脚体11等には桐材か杉材、若しくはそれらの集成材を採用する。
そして、扱いやすいように全体の大きさを炬燵板程度としたい。この程度の大きさなら身長の高い人でも十分適用できるものとなる。
なお、前方台1と後方台5の表面には、感触性を配慮して毛羽絨毯状の敷物とか床用カーペットを全面に貼ったものとするのが好ましい。
なお、前述した如く、脚体11の角細棒体13の結合用凸部9をダボとし、その結合用凹部10をダボ孔とする。そして、その製作工程は、角細棒体13の全部の両端を合わせ重ねて一体とした上で、ドリルにて計4ヶ所の貫通孔を、順じに又は複数のドリルで1度に開け、結合用凹部10と共に、凸部9の挿通固着用の孔も能率的に穿孔するのである。
すなわち、不要の貫通孔はその侭にしておいて、凸部9として必要な貫通孔のみに角細棒体13の厚さより長めのダボを接着剤で装着すればよい。
その際、前方台1を取付けるため、後方台5の前方台取付角材8にある結合用凸部9としたダボだけは、不使用時には露出していることになるから、他物と衝突して折損せぬよう強固な金属製とする方が好ましい。
また、前方台1の裏面や付加板4の両面には、互いに接合させるための接合部材26として、簡単に着脱でき厚さも薄い市販品の、両者を互いに圧迫して接合するテープ(商品名「マジックテープ」又は「ベルクロ」)を採用すればよい。
この考案品の使用法については前述したので詳述を省略するが、先ず、後方台5に前方台1を連結して脚体11を装着しておいてから、臀部を前方台1の前方台前辺2近辺にして仰臥姿勢となって、両脚を伸ばして後大腿部21を前方台1上に、腓腹部22から踵部23までを後方台5上に載せて感触をみる。
特に、膝窩部を前方台1と後方台5との連結部分辺りに載置させて感触具合をみて、角細棒体13や付加板4の増減で脚体11の高さと前方台1の傾斜角を調整するのである。
調整後は、この考案品上に直に仰臥するか、布団等を敷いた上に仰臥して用いる。
収納手段は、前述したように、前方台1の幅である長辺と、脚体11である角棒基台体12と角細棒体13並びに付加板4とを、後方台5の後方台前辺6より短く設計して後方台5裏面の空間面17内に、それぞれを長さ方向に順じ並べて収納することができるようにする。なお、後方台5裏面に設ける細長保持板18の幅は小さくし、飛出防止板19は一端を持って回動させて用いるものだから、その両端に設ける食込部20の形状には端部をカーブ状とするなりの配慮を要する。
なお、いずれの図面においても図示を省略したが、この飛出防止板19を取り外す時の回動方向を示す矢印とか、角棒基台体12と複数の角細棒体13それぞれには、2組の脚体11として組立てる時に間違いなく選択できるよう組合せ記号などを、それぞれ個々に表示しておく方が好ましい。
実施例1を図面に基づき説明すると、図9を除き他の図は全て木製であり、前方台1のサイズは、厚さを9mmの通称4スター合板を採用し、長辺を555mm、短辺を257mmとしたものに、幅方向の両端近傍に9.5mmφの結合用凹部10であるダボ孔を設けて、その上にダボ孔を覆って2mmの床用カーペットを貼着したものとした。
裏面の接合部材26は、図5に示すように50×50mmの商品名マジックテープとした。当然ながら、付加板4は、図12に示すように長辺を553mm、短辺を22mm、厚さを9mmとしたもの2本として、1本には両面に他の1本には片面のみに、その両端近傍に、前方台1の接合部材26に対応する接合部材26として商品名マジックテープを設けたものとした。
後方台5は、後方台前辺6と後方台後辺7を600mm、両者間の長さを640mmとして、前方台1に用いたものと同じ厚さの合板を用い同じ床用カーペットを貼着した。
また、その大きさで周囲を囲む平角長板15の高さは33mm、幅を21mmとした。そして、後方台前辺6へ固着させる前方台取付角材8は、長辺を595mm、幅を22mm、高さを33mmから20mmへと傾斜させたものとし、図5に示したように前方台1の結合用凹部10に対応する結合用凸部9を金属製のダボとして立設させた。
脚体11を形成する角棒基台体12と角細棒体13の長さは553mm、幅は22mmとし、高さは角棒基台体12を62mmとし、角細棒体13を16mmとして3本を1組とした。これらを連結して脚体11としての高さは108mmとなる。
脚体11形成に用いた結合用凸部9であるダボの露出する高さは角細棒体13の高さの範囲内であり、結合用凸部9と結合用凹部10の配設位置は、特に寸法にはこだわることなくお互いの相対位置さえ合致すればよいので記載を省略する。
その他の部品の細長保持板18や飛出防止板19は、特に寸法にはこだわることはなく図13と図14を見れば分かると思うので寸法記載を省略する。
また、角棒基台体12と角細棒体13に設ける切欠部14は、図6〜図8と図10と図11に示したように、指先が引っ掛かるような凹部とすればよいので、この実施例1では木製だからそれぞれの両端部の一部をノミで削除して設けた。
床用カーペットを除く他の主材を、それぞれ合成樹脂で成型した硬質なプラスチック製としたものとする。合成樹脂の種類は、硬質なら公知で慣用されているものでよいし、例えば前方台1と後方台5を合板製、平角長板15を木製として、結合用凸部9や結合用凹部10があるような脚体11は合成樹脂製とするが如く両者の混用もよいだろう。
なお、図9に示した角細棒体13は、合成樹脂製とした一例であるが、その結合用凸部9や結合用凹部10が長い条状形状としたものである。実際には長さ方向へのずれ防止用に、図示省略した衝立状の板でも両端に設けたものとしている。
この考案の実施例の斜視図である。 図1の平面図である。 図1の背面図である。 図1の側面図であり、併せて使用状態を示した。 図1の実施例を、前方台は裏面を、後方台は一部を示した斜視図である。 この考案の実施例で、角細棒体を3本とした脚体の正面図である。 図6を互いに分離した状態で示した正面図である。 図7の側面図である。 この考案の他の実施例で、角細棒体の斜視図である。 図6〜図8の角棒基台体の端部のみを示す斜視図である。 図6〜図8の角細棒体の端部のみを示す斜視図である。 この考案の実施例の付加板の斜視図である。 この考案の実施例の飛出防止板の斜視図である。 図3に全部品を収納した状態で示した背面図である。
符号の説明
1 前方台
2 前方台前辺
3 前方台後辺
4 付加板
5 後方台
6 後方台前辺
7 後方台後辺
8 前方台取付角材
9 結合用凸部
10 結合用凹部
11 脚体
12 角棒基台体
13 角細棒体
14 切欠部
15 平角長板
16 間隙
17 空間面
18 細長保持板
19 飛出防止板
20 食込部

Claims (9)

  1. 仰臥状の臀部近傍から両脚の後大腿部を膝窩部まで上方へ傾斜して載置する方形の前方台(1)の前方台後辺(3)と、腓腹部と踵部を載置する方形の後方台(5)の後方台前辺(6)とが連結して成る脚台において、結合用凸部(9)とそれに嵌着する結合用凹部(10)を有して連結する複数の角細棒体(13)を、上記後方台(5)の後方台前辺(6)及び後方台後辺(7)に対して平行状に、それぞれ必要な本数を連結して高さを調整するようにした2組の脚体(11)と成し、その脚体(11)の1組を上記後方台(5)の後方台前辺(6)近傍に、他の1組を後方台後辺(7)近傍へと着脱自在に設け、かつ、上記後方台(5)の裏面側に、前方台(1)と脚体(11)等の全部品を並べるように収納し得る構成としたことを特徴とする方形状収納形脚台。
  2. 後方台(5)の後方台前辺(6)側の平角長板(15)外側面に、上面を斜面として少なくとも長さ方向に離れた2ヶ所に結合用凸部(9)を有した前方台取付角材(8)の広側面を固着させ、前方台(1)の前方台後辺(3)近傍にある結合用凹部(10)を上記結合用凸部(9)に挿入させて、前方台(1)と後方台(5)とを着脱自在に連結させた請求項1記載の方形状収納形脚台。
  3. 脚体(11)は、組立て時に後方台(5)裏面に接設させる角棒基台体(12)と、それより高さの低い複数の角細棒体(13)を連結して全体としての幅は同一とし、かつ、上記角棒基台体(12)と角細棒体(13)の両端部には脚体(11)の分解時に指先を掛ける切欠部(14)を有した請求項1又は請求項2記載の方形状収納形脚台。
  4. 角細棒体(13)の結合用凸部(9)をダボとし、結合用凹部(10)をダボ孔とした請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の方形状収納形脚台。
  5. 前方台(1)の裏面の前方台前辺(2)近傍に、該前方台前辺(2)に対し平行に配置して高さを調整するための複数の付加板(4)を着脱自在に設けるようにした請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の方形状収納形脚台。
  6. 後方台(5)の裏面側には、その周囲を脚体(11)の幅よりも大なる高さとした平角長板(15)で囲い、かつ、後方台前辺(6)側と後方台後辺(7)側とにも、脚体(11)の幅側を嵌着し得る間隙(16)を有して、上記平角長板(15)を同じ高さとして設けた請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の方形状収納形脚台。
  7. 後方台(5)の裏面側における周囲を平角長板(15)にて形成されて生じた広い空間面(17)に、2つの間隙(16)を形成して相対する両平角長板(15)間に渡って、上記空間面(17)とは少なくとも脚体(11)の幅側の端部を挿入できる間隔を有して幅狭な細長保持板(18)を当該周囲の平角長板(15)の側面に設け、該細長保持板(18)の下方へ、前方受台(1)と脚体(11)等の全部品の端部を順じ挿入して上記空間面(17)に並べ載置させ、上記細長保持板(18)とは反対側に、上記両間隙(16)を形成する側の上記両平角長板(15)の端部に設けた切込に、飛出防止板(19)の両端の食込部(20)を着脱自在に挿着して収納し得るよう構成した請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の方形状収納形脚台。
  8. 少なくとも前方台(1)、後方台(5)、脚体(11)等の主要な構成部分を、木製とした請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の方形状収納形脚台。
  9. 少なくとも前方台(1)、後方台(5)、脚体(11)等の主要な構成部分を、硬質の合成樹脂製とした請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の方形状収納形脚台。
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