JP2002282171A - 便器及びトイレ - Google Patents

便器及びトイレ

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JP2002282171A
JP2002282171A JP2001088198A JP2001088198A JP2002282171A JP 2002282171 A JP2002282171 A JP 2002282171A JP 2001088198 A JP2001088198 A JP 2001088198A JP 2001088198 A JP2001088198 A JP 2001088198A JP 2002282171 A JP2002282171 A JP 2002282171A
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toilet
toilet seat
seat
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cradle
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JP2001088198A
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English (en)
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Akito Hirofuji
明人 広藤
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Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストで簡単に設置できる回動可能な便器
及び該便器が取り付けられたトイレを提供する。 【解決手段】 便器本体10と便座3とを備える便器1
において、便器本体10と便座3の間に便座3を支持す
る便座受け台6が設けられ、便座3は、便器受け台6の
上面6cに沿うように回動可能である。便座受け台6に
は、便座3の回動方向をガイドする略円弧状のガイド溝
7が設けられ、便座3にはガイド溝7に係合する係合部
4、4が設けられている。各係合部4は、支持部4bよ
りも頭部4aが方が大きく、ガイド溝7は係合部4、4
が抜けないように断面形状が逆T字状に形成されてい
る。さらにガイド溝7には、係合部4、4の頭部4a、
4aが外れるように切り欠き7a、7aが設けられてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回動可能な便座を
備える便器と該便器が取り付けられているトイレに関す
る。
【0002】
【背景の技術】従来より、回動可能に構成された便器が
提案されている。例えば、実開昭62―155697号
公報には、使用時のツイスト運動を可能とするとともに
便器周辺の掃除が容易になるように、ほぼ便器全体が回
動自在に構成されたツイスト便器が記載されている。こ
のツイスト便器のように回動可能であると、上記のよう
な作用効果の他に、足腰が不自由で体の向きを変えにく
い高齢者等にとっては、便器の向きを変えることで便座
上に座りやすくなるなどの効果があり利便性が高い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公報の発
明は、便器本体全体を回動するように構成されており、
配管のことも含めて構造が複雑になり、設置しようとす
れば大掛かりな設置工事が必要になるとともに、従来の
家庭で使用されている便器を取り外し専用の便器を設置
しなければならずコストが高くなるという問題があっ
た。
【0004】本発明の課題は、低コストで簡単に設置で
きる回動可能な便器及び該便器が取り付けられたトイレ
を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、例えば、図1及び図2に示
すように、汚物を受ける鉢部10aを有する便器本体1
0と、使用者が座る便座3とを備える便器1において、
便器本体10と便座3の間に、便器本体10の上縁部1
0bを覆うように、便座3を支持する便座受け台6が設
けられ、便座3は、便器受け台6の上面6cにほぼ沿う
ように回動可能であることを特徴とする。
【0006】請求項1に記載の発明によれば、便器本体
10と便座3の間に便器受け台6を介設し、便座3は便
座受け台6の上面6cに沿うように回動可能であって、
便座3のみが回動するので、従来の便器本体が回動する
ような場合に比較して、簡単な構造で済む。さらに、便
座受け台6を設け、便座3は便座受け台6に対して回動
する構成であるので、便器本体10については既設の一
般的なものを利用することができる。以上のように、請
求項1の便器1によれば、簡単な回動構造で済み、また
一般的な便器本体を利用することができることから、設
置作業も容易であり、コストを抑えることができる。ま
た、便座3は便座受け台6の上面6cにほぼ沿うように
回動することから、便座3が回動し便器本体10に対し
て斜めに向いたとしても、便座3は便座受け台6の上面
6c上にある状態は変わらないので、便座受け台6に十
分に支持され、その状態で使用者は着座することができ
る。なお、上記実開昭62―155697号公報には、
固定した便器上で一定の範囲内で回動する便座について
も記載されているが、便器上に補助回転ボールを介設し
た状態でどのように取り付けられるのかといったことは
不明であり、従来の一般的な便器を利用することは難し
いと思われる。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
便器において、便座受け台6及び便座3のいずれか一方
には、便座3の回動方向をガイドする略円弧状のガイド
部(ガイド溝)7が設けられ、他方にはガイド部に係合
する係合部4、4が設けられていることを特徴とする。
ここで、「略円弧状のガイド部」としては、例えば円弧状
の溝(ガイド溝7)や、円弧状の突条やレールが挙げら
れる。突条やレールの場合、連続していてもよいが、断
続的に形成されていてもよい。また係合部としては、ガ
イド部に係合し、これに沿って移動できる形状に形成さ
れた突起(係合部4、4)、爪、車などが挙げられ、複
数個設けられていてもよい。請求項2に記載の発明によ
れば、便座受け台6及び便座3のいずれか一方に略円弧
状のガイド部7が設けられ、他方にガイド部7に係合す
る係合部4、4が設けられているので、係合部4、4が
ガイド部7にガイドされることにより、便座3は便座受
け台6上を回動できる。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項2記載の
便器において、係合部4、4は突起からなり、その先端
部(頭部)4aの方が先端部4aを支持する支持部4
b、4bより大きく形成され、ガイド部7は溝(ガイド
溝)7からなり、溝に係合した状態の係合部の先端部が
抜けないように開口7c側の方が底7d側より幅が狭く
形成されていることを特徴とする。ここで、「先端部の
方が支持部より大きい」係合部の形状としては、断面形
状でT字状や台形状などが挙げられる。また、ガイド部
を構成する溝は、「係合部の先端部が抜けないように」底
側よりも開口側の方が幅が狭く形成されていればよく、
突起の形状に対応した形状、例えば係合部が断面T字状
であれば断面逆T字状に形成してもよいし、特に対応し
た形状でなくてもよい。請求項3に記載の発明によれ
ば、突起である係合部4、4が溝であるガイド部7に沿
ってガイドされることで、便座3は便座受け台6上で回
動するようになる。また係合部4、4は先端部4aが支
持部4bより大きく、溝であるガイド部7は先端部4a
が抜けないように開口7c側が底7d側よりも幅が狭く
形成されているので、便座3を回動させるときに、係合
部4、4がガイド部7から容易に抜けることはない。
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の便器において、ガイド部7には、係合部4、4の先端
部4a、4aが外れるように切り欠き7a、7aが設け
られていることを特徴とする。請求項4に記載の発明に
よれば、ガイド部7には係合部4、4の先端部4a、4
aが外れるように切り欠き7a、7aが設けられている
ので、この切り欠き7a、7aの位置に係合部4、4を
合わせれば、係合部4、4をガイド部7から外し、便座
3を便座受け台6から取り外すことができ、清掃等の際
に便利である。
【0010】請求項5に記載の発明は、例えば図4に示
すように、請求項1〜4のいずれかに記載の便器1が設
置されているとともに、便器1の側方に手すり(L型手
すり)21が設けられていることを特徴とするトイレ2
0である。高齢者などの使いやすさを考慮し便器の側方
に手すりが設けられているトイレはこれまでにも知られ
ている。しかし、側方に設けられているということは片
手しか使えず、無理に両手でつかむと便座に対して体や
腰を大きくねじるような体勢になり体の弱い者にとって
は使いにくいものであった。そこで、請求項5に記載の
トイレ20であれば、請求項1〜4に係る便座3が回動
可能に構成されている便器1が設置され、かつ便器1の
側方に手すり21が設けられていることから、足腰の弱
い高齢者などが手すり21につかまりながら便座3を使
用する場合、便座3を所望の向きに回しておくことで、
両手で手すり21につかまった状態でもあまり体や腰を
ねじらなくても便座3に正しい向きで着座することがで
きるので、側方の手すり21を有効に利用しながら、使
いやすいトイレ20となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を詳細に説明する。
【0012】図1には、本発明の一例としての便器1の
背面図を示す。図1に示すように、主に便器1は、蓋
2、便座3、便座受け台6、便器本体10から構成され
ている。便器本体10は、汚物を受ける鉢部10aを有
し、その上縁部10bは楕円形状に形成されている。蓋
2は、略楕円形状に形成された平板であり後述の便座3
及び鉢部10aを覆うものである。蓋2は、背面側を軸
にして上下方向に回動するように便器本体10に対して
取り付けられており、使用時には蓋2を上方向に開け
る。図1では、蓋2の取り付け構造は省略している。
【0013】図2(a)には、便座3の下面3a側を示
した。便座3は、前側が切れており、全体として略楕円
形状に形成されている。下面3aには、後述の便座受け
台6のガイド溝7に係合可能な突起である係合部4、4
が設けられている。各係合部4は、円板状の頭部(先端
部)4aと頭部4aより細い円柱形の支持部4bとから
なる。
【0014】図2(b)には、便座受け台6を示した。
便座受け台6は、略楕円形のリング状に形成され、便器
本体10のの上縁部10bを覆うように便器本体10上
に設けられる。便座受け台6の背部には軸孔6bを有す
る回動部6aが設けられ、この軸孔6bに対して便器本
体10に固定された軸部11(図1)を通すことで、便
座受け台6は便器本体10に対して軸部11を中心に上
下に回動可能に取り付けられる。便器受け台6の上面6
cには、便座3の係合部4、4が係合する略円弧状のガ
イド溝(ガイド部)7が形成されている。ガイド溝7の
断面形状は、前述に述べた係合部4、4の形状に対応し
て、図2(c)に示すように開口7c側の幅Aの方が、
底7d側の幅Bよりも狭く、逆T字状に形成されてい
る。幅Aは係合部4の支持部4bが容易に通り、かつ頭
部4aが通ることができない長さであり、幅Bは頭部4
aも容易に通ることができる長さである。
【0015】また、ガイド溝7には、後方に向かうよう
に2つの切り欠き7a、7aが形成されている。切り欠
き7a、7aは、2つの係合部4、4の間隔とほぼ同じ
間隔で形成され、各係合部4の頭部4aが外れるような
大きさを有する。便座3を便座受け台6に取り付ける際
には、便座3を図2(a)の状態から裏返し、各係合部
4の頭部4a、4aを、ガイド溝7の切り欠き7a、7
a内に挿入する。その頭部4a、4aが切り欠き7a、
7a内に入り込んだ状態で、係合部4、4をガイド溝7
内に導くことで、図3(a)のように便座3は便座受け
台6に取り付けられた状態になる。そして、通常は、図
3(a)の状態(通常状態)で使用される。便座3を便
座受け台6から外すときには逆に、係合部4、4が切り
欠き7a、7aに対応する位置にあるときに便座3を後
方に押して、切り欠き7a、7a内に係合部4、4を合
わせれば、便座3を容易を外すことができる。
【0016】上記構成を有する便器1において、図3
(a)のように便座受け台6に取り付けられた便座3
は、手などで矢印C方向に回すことで、係合部4、4が
ガイド溝7に沿ってガイドされて、便座3は便座受け台
6の上面6cにほぼ沿うように回動する。例えば、図3
(a)の状態から時計周りに便座3を回すと、図3
(b)に示すように、便座受け台6に対して便座3が斜
めに向いた状態にすることができる。なお、便座3と便
座受け台6の大きさは、内周側については、排泄物によ
って便座受け台6が汚れないように便座3の方がわずか
に内側になっている。外周については、便座受け台6が
少し張り出しており、便座受け台6によって便座3が十
分に支持されるようになっている。
【0017】図4には、便器1を設置したトイレの一例
としてのトイレ20内の様子を示した。トイレ20で
は、紙面下側の図示しないドアから入ると、右側の壁に
水が溜められるタンク12が設置され、その前に便器1
が設置されている。トイレ20の奥の壁にはL型手すり
21が固定されている。従って、便器1に座った使用者
に対して右側方にL型手すり21は位置することにな
る。L型手すり21は、図5に示すように、壁に対して
縦方向の縦部21aと横方向に向いた横部21bとから
なる。
【0018】このようなトイレ20を使用する場合、例
えば図4に示すように、車椅子Qに乗って足の不自由な
使用者Pが入ってくると、使用者Pは、まず、手で便座
3をL型手すり21に向かうように回動させる。次い
で、L型手すり21の横部21bに両手でつかまりなが
ら、腰を上げて、L型手すり21の方に向いている便座
3に腰をおろす。便座3がL型手すり21の方に向いて
おらず通常状態のままであると、使用者Pは車椅子Qか
ら腰を上げた状態からかなり腰を回転しないと便座3に
正しく座れないが、図4のようにL型手すり21側に回
動した状態であれば、腰を上げた状態からわずかに回れ
ば便座3に正しい向きで座ることができ、車椅子Qから
の移乗が楽である。
【0019】L型手すり21を主体に見れば、L型手す
り21が便器1の側方に位置していることから、便座3
が回転しないのであれば、車椅子Qから移乗するとき、
片手でつかまった方が体を大きく回転しやすいので、右
手のみでL型手すり21につかまって便座3に座ろうと
する。しかし、便座3が回動し向きを変えることで、上
記のように両手でつかまりやすくなるので、L型手すり
21を効果的に使用していると言える。なお、便座3に
座った後は、斜めに向いたまま排泄してもよいし、図5
のように縦部21aにつかまりながら体を少し回して便
座3を通常状態に戻しで排泄してもよい。
【0020】以上の便器1によれば、便器本体10と便
座3の間に便器受け台6を介設し、便座3に設けた係合
部4、4を便座受け台6のガイド溝7に係合させること
で、極めて簡単な構造で便座3のみが便座受け台6の上
面6cに沿うように回動できる。また、便座受け台6を
設けたことで、便器本体10について特別な構造は必要
としないので既設の一般的なものを利用して、便座受け
台6と便座3を取り付けることが可能となる。以上のよ
うに、便器1によれば、簡単な回動構造であるので、配
管のことなど考慮する必要もなく、またそれまで使用し
てきた一般的な便器本体も利用することができることか
ら、設置作業も容易であり、従来の便器本体が回動する
ような構造に比較してコストをはるかに低く抑えること
ができる。また、便座3は便座受け台6の上面6cにほ
ぼ沿うように回動することから、図3(b)のように便
座3が回動し便器本体10に対して斜めに向いたとして
も、便座3は便座受け台6の上面6cによってほぼ支持
され十分な強度を有するので、この状態で使用者が着座
しても問題ない。
【0021】また、便器1において、各係合部4は、頭
部4aが支持部4bより大きく、ガイド溝7は開口7c
側が底7d側よりも幅が狭く形成されているので、便座
3を回動させるべく動かしても、係合部4、4がガイド
溝7から容易に抜けることはない。さらに、ガイド溝7
には切り欠き7a、7aが設けられているので、切り欠
き7a、7aの位置に係合部4、4を合わせれば、便座
3を便座受け台6から容易に取り外すことができ、清掃
等の際に便利である。
【0022】加えて、便座受け台6が便器本体10に対
して上下に回動可能であるので、一般家庭で使用されて
いる便座同様に、便座3を使用しないときや清掃時には
便座受け台6ごと便座3を上方に回動させればよい。
【0023】また、本発明のトイレ20によれば、足腰
の弱い高齢者などがトイレを使用する場合、便座3を所
望の向きに回しておくことで、両手でL型手すり21に
つかまった状態でもそれほど体や腰をねじらずに便座3
に正しい向きで着座することができるので、側方に設け
られているL型手すり21を有効に利用しながら、使い
やすいトイレとなる。
【0024】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
ず、具体的な形状、構造等は適宜変更可能であるのは勿
論である。例えば、便座と便座受け台との係合は、便座
に溝を設け便座受け台に係合部を設けてもよい。さら
に、溝と係合部による係合でなくてもよく、便座が便座
受け台に対してスムーズに回動すれば具体的な構造は特
に限定されず、例えば便座の下面に小さな車輪を設け、
便座受け台上には車輪が係合可能なレールを設けたりと
いったことでもよい。さらに、便座の回動は手動でなく
電動にしてもよい。
【0025】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、便器本
体と便座の間に便器受け台を介設し、便座は便座受け台
の上面に沿うように回動可能であって、便座のみが回動
するので、従来の便器本体が回動するような場合に比較
して、簡単な構造で済む。さらに、便座受け台を設け、
便座は便座受け台に対して回動する構成であるので、便
器本体については既設の一般的なものを利用することが
できる。以上のように、請求項1の便器によれば、簡単
な回動構造で済み、また一般的な便器本体を利用するこ
とができることから、設置作業も容易であり、コストを
抑えることができる。また、便座は便座受け台の上面に
ほぼ沿うように回動することから、便座が回動し便器本
体に対して斜めに向いたとしても、便座が便座受け台の
上面にある状態は変わらないので、便座受け台に十分に
支持され、その状態で使用者は着座することができる。
【0026】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、便座
受け台及び便座のいずれか一方に略円弧状のガイド部が
設けられ、他方にガイド部に係合する係合部が設けられ
ているので、係合部がガイド部にガイドされることによ
り、便座は便座受け台上を回動できる。
【0027】請求項3に記載の発明によれば、請求項2
記載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、突
起である係合部が溝であるガイド部に沿ってガイドされ
ることで、便座が便座受け台上で回動するようになる。
また係合部は先端部が支持部より大きく、溝であるガイ
ド部は開口側が底側よりも幅が狭く形成されているの
で、便座を回動させるときに、係合部がガイド部から容
易に抜けることはない。
【0028】請求項4に記載の発明によれば、請求項3
記載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、ガ
イド部には係合部の先端部が外れるように切り欠きが設
けられているので、この切り欠きの位置に係合部を合わ
せれば、係合部をガイド部から外し、便座を便座受け台
から取り外すことができ、清掃等の際に便利である。
【0029】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
〜4に係る便座が回動可能に構成されている便器が設置
され、かつ便器の側方に手すりが設けられていることか
ら、請求項1〜4記載の発明と同様の効果が得られるの
は勿論のこと、足腰の弱い高齢者などが手すりにつかま
りながら便座を使用する場合、便座を所望の向きに回し
ておくことで、両手で手すりにつかまった状態でもあま
り体や腰をねじらなくても便座に正しい向きで着座する
ことができるので、側方の手すりを有効に利用しなが
ら、使いやすいトイレとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した便器の一例を示す背面図であ
る。
【図2】(a)は便座の下面を示す斜視図であり、
(b)は便座受け台を示す斜視図であり、(c)は便座
受け台の断面を模式的に示す図である。
【図3】(a)は便座が便座受け台に対して通常状態に
あるときの平面図であり、(b)は便座が便座受け台に
対して回動し斜めに向いた状態を示す平面図である。
【図4】図1の便座を設置した本発明のトイレの一例を
示す平面図である。
【図5】図4のトイレ内における排泄状況を示す概略斜
視図である。
【符号の説明】
1 便器 2 蓋 3 便座 4 係合部 4a 頭部(先端部) 4b 支持部 6 便座受け台 6a 回動部 7 ガイド溝(ガイド部) 7a 切り欠き 10 便器本体 20 トイレ 21 L型手すり(手すり)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 汚物を受ける鉢部を有する便器本体と、
    使用者が座る便座とを備える便器において、 便器本体と便座の間に、便器本体の上縁部を覆うよう
    に、便座を支持する便座受け台が設けられ、 便座は、便器受け台の上面にほぼ沿うように回動可能で
    あることを特徴とする便器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の便器において、 便座受け台及び便座のいずれか一方には、便座の回動方
    向をガイドする略円弧状のガイド部が設けられ、他方に
    はガイド部に係合する係合部が設けられていることを特
    徴とする便器。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の便器において、 係合部は突起からなり、その先端部の方が先端部を支持
    する支持部より大きく形成され、 ガイド部は溝からなり、溝に係合した状態の係合部の先
    端部が抜けないように開口側の方が底側より幅が狭く形
    成されていることを特徴とする便器。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の便器において、 ガイド部には、係合部の先端部が外れるように切り欠き
    が設けられていることを特徴とする便器。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の便器が
    設置されているとともに、便器の側方に手すりが設けら
    れていることを特徴とするトイレ。
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