JP2002282096A - アジャストファスナー開防止用フラップ付き子守帯 - Google Patents

アジャストファスナー開防止用フラップ付き子守帯

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JP2002282096A JP2001088037A JP2001088037A JP2002282096A JP 2002282096 A JP2002282096 A JP 2002282096A JP 2001088037 A JP2001088037 A JP 2001088037A JP 2001088037 A JP2001088037 A JP 2001088037A JP 2002282096 A JP2002282096 A JP 2002282096A
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  • Purses, Travelling Bags, Baskets, Or Suitcases (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乳幼児の重みでアジャストファスナーが不用
意に開くことを防止するアジャストファスナー開防止用
フラップ付き子守帯を提供する。 【解決手段】 背当て部52と股当て部53と胸当て部
とで袋を形成し、袋内で乳幼児を起立状態に保持し、袋
の深さを調節するアジャストファスナー2を背当て部5
2と股当て部53との間に取り付けた子守帯であって、
背当て部52にアジャストファスナー側へ延出したアジ
ャストファスナー開防止用フラップ3を設け、該フラッ
プ3に第一の係止手段31を設け、股当て部53に第一
の係止手段と係合する第二の係止手段32を設け、第一
の係止手段と第二の係止手段とが係合することで、フラ
ップ3でアジャストファスナー2を覆うように構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、保護者が乳幼児を
抱っこ又はおんぶして歩行する際に用いるアジャストフ
ァスナー付きの子守帯に関し、特にアジャストファスナ
ーまわりの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】保護者が乳幼児を抱っこするときに用い
る子守帯としては、図11に示すように縦抱きの袋タイ
プの子守帯100が一般に用いられている。この縦抱き
用の子守帯100は、乳幼児を起立状態に保持する袋
が、背当て部101とこの背当て部101に連接して乳
幼児の臀部を保持する股当て部102とこの股当て部1
02と連接して袋状に乳幼児の腹部と胸部を包む胸当て
部103とで形成されている。この子守帯100には、
子供の成長にあわせて袋の深さが2段階に調節できるア
ジャストファスナー付きのものがある。このような袋の
深さが調節可能な子守帯100は、図11及び図12に
示すように、アジャストファスナー110を背当て部1
01と股当て部102との間に取り付け、乳幼児が小さ
いときはアジャストファスナー110を閉じて袋の深さ
を浅くして使用し、成長に伴ってアジャストファスナー
110を開いて、乳幼児の脇の下から子守帯の袋までの
距離を長く(深く)することによって2段階に調節でき
るようにしている。このアジャストファスナー110
は、ファスナー引き手部111をバイアス112,11
3で押さえ込むことにより、ファスナー引き手部111
が垂れ下がってアジャストファスナー110が容易に開
かないように配慮されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、アジャ
ストファスナー110をバイアス112,113で上下
方向から押さえ込んで、その引き手部111の垂れ下が
りを防止するようにしているが、このアジャストファス
ナー110の取り付け位置が丁度、股当て部102の近
傍の、乳幼児の足が出る領域に位置しているため、乳幼
児の自重と足の重さによりアジャストファスナーまわり
の生地が押し広げられ、アジャストファスナー110が
自然に開いてしまう場合がある。
【0004】また、アジャストファスナー110として
ロックファスナーを用いても、図13に示すように、乳
幼児が動くことで乳幼児の自重や足の重さなどが原因と
なって、ファスナー引き手部111が垂れ下がり、さら
に、乳幼児等の動きによりロックが解除してしまうと、
アジャストファスナー110が開いてしまうおそれがあ
った。
【0005】そこで、本発明は、上記課題に鑑みて創作
されたものであって、乳幼児の自重や足の重さ或いは乳
幼児が動くことによりアジャストファスナーが不用意に
開くのを防止するアジャストファスナー開防止用フラッ
プ付き子守帯を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、背当て部と股当て部と胸当て部とで袋を
形成し、この袋内で幼児を起立状態に保持するととも
に、この袋の深さを調節するアジャストファスナーを背
当て部と股当て部との間に設けた子守帯であって、上記
背当て部に上記アジャストファスナー側に延出したアジ
ャストファスナー開防止用のフラップを設け、さらに、
このフラップに第一の係止手段を設けるとともに、股当
て部に第一の係止手段と係合する第二の係止手段を設
け、第一の係止手段と第二の係止手段との係合で、フラ
ップがアジャストファスナーの少なくとも引き手部を覆
うようにしたアジャストファスナー開防止用フラップ付
き子守帯を提供するものである。以上の構成において、
前記フラップは、アジャストファスナーの閉時に、少な
くともファスナー引き手部を覆うように形成されてい
る。好ましくは、前記アジャストファスナーがロックフ
ァスナーで構成され、該ロックファスナーの引き手部を
フラップで押圧して覆うことにより、ロックファスナー
が引き手部にてロック状態に保持される。前記第二の係
止手段とアジャストファスナーとの間の距離は、好まし
くは、フラップの第一の係止手段とアジャストファスナ
ーとの間の距離よりも長く形成されており、フラップの
第一の係止手段が第二の係止手段に係合すると、アジャ
ストファスナーと第二の係止手段との間で股当て部が歪
ませられる。
【0007】本発明によれば、アジャストファスナー開
防止用フラップがアジャストファスナーを覆って、背当
て部と股当て部との間に配置され、アジャストファスナ
ーの閉時に係止手段で係合されているので、幼児の重み
などでファスナーが押し広げられることがない。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。本発明の実施形態に係るアジャスト
ファスナー開防止用フラップ付きの子守帯(以下、単に
子守帯と称す)は、アジャストファスナーを備え、乳幼
児の足の重さや乳幼児の自重あるいは乳幼児の動きなど
が原因でアジャストファスナーが開いてしまうのを防止
するようにしたものである。以下、本発明の実施形態に
係る子守帯が、生後1年未満の、主として首が座らない
乳児を水平状態に保持するのに使用し得るとともに、首
が座った乳児又は幼児(以下、総称して乳幼児とい
う。)を縦抱きに、すなわち起立状態で保持するのに併
用し得る、兼用タイプのものに例をとって説明する。
【0009】図1及び図2は、本発明の実施形態に係る
子守帯1を示す斜視図であり、この図1及び図2に示す
子守帯1は、基本的には、乳幼児用ヘッドサポート4
と、乳幼児用ヘッドサポート4を上端で保持した子守帯
本体5と、子守帯本体5に固定した2本の肩帯部64
a,64bと、肩帯部64a,64bの各々の下端に係
止バックル61a,61bを介して接続される調節ベル
ト65a,65bと、を備えている。調節ベルト65
a,65bには、その長さを調節する係止機能をもった
環具66a,66bが設けられ、環具66a,66bか
ら延びるベルトの先にはウエストバックル67a,67
bが設けられている。また、肩帯部64a,64bに
は、フックメス63a,63bが設けられており、乳幼
児用ヘッドサポート4の両端近傍にはフックメス63
a,63bに対して係脱可能なフックオス43a,43
bが設けられている。ここで、この乳幼児用ヘッドサポ
ート4は、例えば、乳幼児が寝てしまい頭部がふらつく
のを防止するためのものである。
【0010】上記子守帯本体5は、背当て部52と、こ
の背当て部52に連接した股当て部53と、この股当て
部53と連接して乳幼児の腹部と胸部を包む胸当て部5
4とで袋状に構成されている。背当て部52は、乳幼児
の背中から頭部にかけて当たる部分であり、略長円形状
で内部に適宜の柔軟性を有する芯材が入っている。この
背当て部52から下方へU状の股当て部53が連接され
て袋の底部を形成しており、その両側には乳幼児の臀部
を載せて左右の足を両側へ出すための足出し口35が形
成されている。そして、乳幼児の胸に当たる胸当て部5
4が略長方形状に形成されて、股当て部53から前方へ
立ち上がって連続している。これら背当て部52、股当
て部53、胸当て部54は綿などの布製によって一体に
構成され、それらが連続して袋状の子守帯本体5が構成
される。また、背当て部52と胸当て部54とは、子守
帯本体5の一方の側面で連接しており(図1中、矢印A
参照)、それと対向する側面では、図2に示すように互
いにスナップ係合するホック89bで開閉自在に係合さ
れるようになっている。なお、図中において、ホック8
9bと係合するホックの図示を省略している。
【0011】なお、背当て部52の表側(乳幼児に触れ
ない側)の面にはポケット82が設けられている。ポケ
ット82の表面には、後述するヘッドキープ9の取り付
け時に使用するプラスチックホック83a、83bや面
ファスナー84等が設けられている。また、ポケット8
2のフラップ83の裏面には、面ファスナー84と係合
する面ファスナー85が設けられ、ヘッドキープ9を使
用しない時にこの面ファスナー84と面ファスナー85
とが係合してフラップ83でポケット82を塞ぐように
なっている。また、背当て部52から胸当て部54にか
けての外側に、バックル87a,87b(図3参照)を
備えた安全帯86a,86bを有している。この安全帯
86a,86bの長さを調節することによって、乳幼児
の胴回りの調節をする。
【0012】さて、図3に示すように、背当て部52と
これに連接する股当て部53との間には、アジャストフ
ァスナー2が取り付けられており、乳幼児の体型又は成
長の度合いに応じてアジャストファスナー2を開閉して
互いに係合状態を解くことによって子守帯本体5の深さ
を2段階に調節できるようになっている。このように子
守帯本体5の深さを2段階に調節できるよう、背当て部
52と股当て部53との間に、襠(まち)7が設けられ
ている。この襠7はアジャストファスナー2が閉じられ
ると折り畳まれ、アジャストファスナー2を開くと展開
して子守帯本体5を深くするようになっている。図1及
び図2は、襠7がアジャストファスナー2を閉じること
により折り畳まれている状態を示した図である。なお、
襠7は、図示の例では背当て部52と股当て部53を構
成する生地と一体に構成されているが、別体の生地を背
当て部52と股当て部53とに連結して形成し得る。
【0013】ここで、図4は本発明の実施形態に係るア
ジャストファスナーの取付け部近傍を示す図である。こ
の図に示すように、背当て部52の下端の一部から下方
へ垂下してアジャストファスナー2側へアジャストファ
スナー開防止用フラップ3が延出して形成されている。
このアジャストファスナー開防止用フラップ3は、ファ
スナー引き手部2aを引いてアジャストファスナー2を
閉じたときに、この閉じた状態でファスナー引き手部2
aを押圧しながら覆うためのものであり、これにより、
ファスナー引き手部2aが垂れ下がってロックが不用意
に解除し、その結果ファスナーが開いたりしないように
できる。上記アジャストファスナー開防止用フラップ3
は、このフラップ3の内面と股当て部53とにそれぞれ
固着されたプラスチックホックや面ファスナーなどによ
り股当て部53に係止されるようになっている。以下、
プラスチックホックで係止する例を説明するが、面ファ
スナーにより構成した場合も同様である。なお、このア
ジャストファスナー開防止用フラップ3は、背当て部5
2と同様の生地で一体に形成され得る。
【0014】図5は本発明の実施形態に係るアジャスト
ファスナー開防止用フラップ3による係合を説明する図
であり、アジャストファスナー開防止用フラップ3の裏
面に、第一の係止手段としてのプラスチックホック31
が設けられるとともに、このプラスチックホック31と
係止すべき股当て部53の所定位置に、第二の係止手段
としてのプラスチックホック32が設けられている。こ
のプラスチックホック32は、図5に示すように、アジ
ャストファスナー開防止用フラップ3を股当て部53に
押し当ててプラスチックホック31が衝接する位置から
さらに距離が若干離れた奥側(図5において下側)に設
けられる。すなわち、股当て部53のプラスチックホッ
ク32(第二の係止手段)とアジャストファスナー2と
の間隔L1は、アジャストファスナー開防止用フラップ
3のプラスチックホック31(第一の係止手段)が衝接
する股当て部53の位置とアジャストファスナー2との
間隔L2に比べて長く形成されている。
【0015】このようにして、アジャストファスナー2
のファスナー引き手部2aは、アジャストファスナー開
防止用フラップ3に押さえられつつ、外部に露呈しない
よう覆い隠される。なお、図4に示すアジャストファス
ナー開防止用フラップ3は、アジャストファスナー閉時
にファスナー引き手部2aのみを隠すように部分的に延
出部を有するよう形成されているが、図6に示すよう
に、アジャストファスナー閉時に、アジャストファスナ
ー2全体を覆うように形成されてもよい。この場合に
は、図6に示すように、好ましくは二対のプラスチック
ホック31,32が設けられる。なお、アジャストファ
スナー2は、ロックファスナーで構成されるのが望まし
い。
【0016】アジャストファスナー2を開状態にするに
は、先ず係合しているプラスチックホック31,32を
解除し、次いで、ファスナー引き手部2aを引くこと
で、アジャストファスナー2が図7に示すように開かれ
る。これにより、子守帯本体5の袋が全体として深くな
るので、乳幼児の成長に応じた適宜の長さに子守帯を調
節することができる。
【0017】なお、図8は子守帯本体5の上端で保持さ
れる乳幼児用ヘッドサポート4を示しており、図8
(A)はヘッドサポートの表側面(すなわち、頭部の触
れない外側面)、同(B)は裏側面(すなわち、頭部が
触れる内側面)、同(C)は図8(A)の乳幼児用ヘッ
ドサポート4を上から見た図である。このヘッドサポー
ト4は、頭部を支持する中心部41の左右アーム部42
a,42b両端近傍にフックオス43a,43bを有し
ており、背当て部52の挿通部521にヘッドサポート
4を通して、フックオス43a,43bを肩帯部64
a、64bの上部に設けたフックメス63a、63b
(図2、図3参照)に係合させればよい。
【0018】ここで、本明細書の冒頭で述べたように、
本実施の形態による子守帯は、乳幼児を縦抱きに、すな
わち起立状態で保持するのに使用し得るとともに、横抱
きに、すなわち水平状態で保持するのに併用する兼用タ
イプのものであるが、通常、横抱きの場合は、本発明で
用いるアジャストファスナー開防止用フラップ3は必要
とされない。ただし、アジャストファスナーを閉じた状
態の子守帯本体5の袋に乳幼児を保持するのが窮屈なと
きは、これを開いた状態で使用すれば便宜である。因み
に、乳幼児を横抱きする場合は、ヘッドサポート4の代
わりに付属のヘッドキープ9を用いる。このヘッドキー
プ9は、図9に示すように側面立上がり部91からアー
ム部92a,92bが左右に延び、その両端近傍で乳児
頭部の触れない側に、子守帯本体5(図2,3参照)の
フックメス63a、63bと係合するフックオス93
a,93bが設けられている。また、このヘッドキープ
9は、乳児が横たわる敷布部94とこの敷布部94に重
ねたフラップ部95とを有し、敷布部94とフラップ部
95を重ねた上部(乳児頭部側)を側面立ち上がり部9
1と一体に縫い合わせ、また、その横部の下方と下部は
縫い合わせずに自由端とし、全体でポケット状をなして
いる。このポケット状内部に子守帯本体5(図4参照)
の背当て部52が挿入されることにより、図10に示す
ように乳児用ヘッドキープ9が子守帯本体5に取り付け
られるようになる。
【0019】次に、乳幼児を縦抱きに保持する場合は、
子守帯本体5にヘッドサポート4を装着し、調節ベルト
65a,65bを調節して子守帯本体5内に乳幼児を入
れ、そのサイドのホック89a,89bを留め、バック
ル87a,87bを留める。その後、安全帯86の長さ
を調節し、左右の肩帯部64a、64bを掛けて係止バ
ックル61a、61bを留める。そして、ヘッドサポー
ト4のフックオス43a,43bを肩帯部64a、64
bのフックメス63a,63bと係合する。この状態
で、乳幼児は起立状態で袋内に入れられて保持される。
なお、ここでヘッドサポート4は、必ず使用されるもの
ではない。
【0020】上記の如く構成される本発明の実施形態に
係る子守帯1のアジャストファスナー開防止用フラップ
3の作用について説明する。図5に示すように、アジャ
ストファスナー開防止用フラップ3のプラスチックホッ
ク31を股当て部53のプラスチックホック32に係止
させると、前記したように股当て部53のプラスチック
ホック32の取付位置が、アジャストファスナー開防止
用フラップ3のプラスチックホック31が衝接する位置
からさらに深い位置に外れて取り付けられているため、
股当て部53のプラスチックホック32とアジャストフ
ァスナー2との間の布地に歪みが生じる。
【0021】この状態で子守帯1の袋内に乳幼児を起立
状態に収容すると、乳幼児の自重等により背当て部52
と股当て部53とに張力がはたらくが、プラスチックホ
ック31,32で股当て部53に固着されたアジャスト
ファスナー開防止用フラップ3がその張力を受けるの
で、アジャストファスナー2に直接この張力が伝わるこ
とがない。従って、アジャストファスナー2の引き手部
2aがロック解除されて不用意に開くようなことがな
い。また、アジャストファスナー開防止用フラップ3を
プラスチックホック31,32にて股当て部53に係止
することによって、アジャストファスナー2のファスナ
ー引き手部2aをファスナー側に押さえ込むことになる
ので、引き手部2aがアジャストファスナー開防止用フ
ラップ3内で確実に保持され、下方へ垂れ下がることが
ない。
【0022】したがって、本発明の実施形態に係る子守
帯1によれば、乳幼児を縦抱きする場合において、袋に
収容された乳幼児の自重などによる全張力(背当て部5
2と股当て部53とを共に反対方向に引っ張る力)を、
アジャストファスナー開防止用フラップ3が受けるの
で、この張力はアジャストファスナー2に伝達されず、
アジャストファスナー2が乳幼児の自重等により開いて
しまうのを防止することができる。
【0023】また、アジャストファスナー開防止用フラ
ップ3が、アジャストファスナー2の閉時に、ファスナ
ー引き手部2aをファスナーに押さえ込んだ状態を保持
するので、ファスナー引き手部2aの動きが規制され、
同様に、アジャストファスナーの開きを防止することが
できる。さらに、アジャストファスナー2がロックファ
スナーで構成される場合には、防止用フラップ3がファ
スナー引き手部2aをより完全にファスナー側に倒すよ
うに押さえ込むので、ファスナー引き手部2aの動きを
より確実に防止することができる。
【0024】そして、アジャストファスナー開防止用フ
ラップ3を股当て部53に係止する際、股当て部53と
アジャストファスナー2との間の布地に歪みが生じるの
で、乳幼児の自重により生じる張力を、アジャストファ
スナー2に伝えるのを確実に防止することができる。な
お、股当て部53のプラスチックホック32は、アジャ
ストファスナー開防止用フラップ3のプラホック31が
衝接する位置に一致して設けてもよく、この場合におい
ても、防止用フラップ3により乳幼児の自重により生ず
る張力をアジャストファスナー2に伝えるのを防止する
ことができる。
【0025】上記の説明では、子守帯が乳児用の水平状
態の運搬と乳幼児用の起立状態の運搬との両方に使用で
きるものである場合を例にしたが、本発明のアジャスト
ファスナー開防止用フラップ付き子守帯は、乳幼児を起
立状態でのみ収容する縦抱き専用の子守帯に適用するこ
ともできることは勿論である。さらに、上記詳述した以
外に、本発明は、発明の趣旨を逸脱しない範囲で様々な
形態で実施することができる。
【0026】
【発明の効果】以上のように、本発明のアジャストファ
スナー開防止用フラップ付き子守帯によれば、袋に収容
された起立状態の乳幼児の重みで生じる張力を、アジャ
ストファスナー開防止用フラップにて全て受けることに
なるので、アジャストファスナーへ張力が伝達されず、
アジャストファスナーが乳幼児の自重等により開いてし
まうのを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るアジャストファスナー
開防止用フラップ付き子守帯の正面側から見た斜視図で
ある。
【図2】本発明の実施形態に係るアジャストファスナー
開防止用フラップ付き子守帯の内面側から見た斜視図で
ある。
【図3】本発明の実施形態に係るアジャストファスナー
開防止用フラップ付き子守帯を示す正面図である。
【図4】本発明の実施形態に係るアジャストファスナー
開防止用フラップ付き子守帯の要部を示す図である。
【図5】アジャストファスナー開防止用フラップの係止
位置の説明図である。
【図6】アジャストファスナー開防止用フラップの他の
例を示す図である。
【図7】本発明の実施形態に係るアジャストファスナー
開防止用フラップ付き子守帯の、袋を深くした状態の要
部を示す図である。
【図8】本発明の実施形態に係るヘッドサポートを示
し、(A)は正面図、(B)は背面図、(C)は側面図
である。
【図9】本発明の実施形態に係るヘッドキープを示す斜
視図である。
【図10】図9のヘッドキープを図3の子守帯本体に装
着した状態を示す正面図である。
【図11】従来の子守帯の使用例を示す斜視図である。
【図12】従来の子守帯の底面図である。
【図13】従来の子守帯のアジャストファスナーの取り
付けまわりを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 アジャストファスナー開防止用フラップ付き子
守帯 2 アジャストファスナー 2a ファスナー引き手部 3 アジャストファスナー開防止用フラップ(防止
用フラップ) 31 プラスチックホック(第一の係止手段) 32 プラスチックホック(第二の係止手段) 35 足出し口 4 ヘッドサポート 5 子守帯本体 52 背当て部 53 股当て部 54 胸当て部 7 襠 9 ヘッドキープ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 背当て部と股当て部と胸当て部とで袋を
    形成し、この袋内で幼児を起立状態に保持するととも
    に、この袋の深さを調節するアジャストファスナーを上
    記背当て部と上記股当て部との間に設けた子守帯であっ
    て、 上記背当て部に上記アジャストファスナー側に延出した
    アジャストファスナー開防止用のフラップを設け、 さらに、上記フラップに第一の係止手段を設けるととも
    に、上記股当て部に第一の係止手段と係合する第二の係
    止手段を設け、 上記第一の係止手段と第二の係止手段との係合で、上記
    フラップが上記アジャストファスナーの少なくとも引き
    手部を覆うようにしたことを特徴とする、アジャストフ
    ァスナー開防止用フラップ付き子守帯。
  2. 【請求項2】 前記フラップが、前記アジャストファス
    ナーの閉時に、少なくともファスナー引き手部を覆うよ
    うに形成されていることを特徴とする、請求項1記載の
    アジャストファスナー開防止用フラップ付き子守帯。
  3. 【請求項3】 前記アジャストファスナーがロックファ
    スナーで構成され、該ロックファスナーの引き手部を前
    記フラップで押圧して覆うことにより、ロックファスナ
    ーが引き手部にてロック状態に保持されることを特徴と
    する、請求項1又は2記載のアジャストファスナー開防
    止用フラップ付き子守帯。
  4. 【請求項4】 前記第二の係止手段と前記アジャストフ
    ァスナーとの間の距離が、前記フラップの第一の係止手
    段と前記アジャストファスナーとの間の距離よりも長く
    形成され、 前記フラップの第一の係止手段が前記第二の係止手段に
    係合すると、前記アジャストファスナーと第二の係止手
    段との間で股当て部が歪ませられることを特徴とする、
    請求項1〜3のいずれかに記載のアジャストファスナー
    開防止用フラップ付き子守帯。
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