JP2002281955A - 菌検出器 - Google Patents

菌検出器

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JP2002281955A JP2001090923A JP2001090923A JP2002281955A JP 2002281955 A JP2002281955 A JP 2002281955A JP 2001090923 A JP2001090923 A JP 2001090923A JP 2001090923 A JP2001090923 A JP 2001090923A JP 2002281955 A JP2002281955 A JP 2002281955A
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    • C12M37/00Means for sterilizing, maintaining sterile conditions or avoiding chemical or biological contamination

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、菌の密閉性および内封物の滴下性
に優れるとともに、安全に廃棄でき、かつ、廉価な製造
原価で製作可能な操作性に優れた菌検出器の提供を目的
とする。 【解決手段】 菌検出器1aは、各外装体2,3,5,
6を具備し、培養液用容器42と消毒液用容器62に樹
脂製シート状の蓋42b,62bを使用し、各突子4
6,66が、各凹溝47a,47b,47c,57a,
57b,57cに沿って移動操作されると、蓋42b,
62bに円弧状の長穴をあけることができ、また、第一
ストッパ45および第二ストッパ56を設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、食堂,飲
食店,食料品店あるいは家庭などにおいて、食中毒菌等
を検出する場合に使用して好適な菌検出器に関する。
【0002】
【従来の技術】飲食物の摂取は、人が生命を維持してゆ
く上で必要不可欠なことである。そして、この飲食物の
摂取に起因して、嘔吐,下痢あるいは腹痛等を伴う食中
毒が発生することがあり、これを予防するためには、例
えば、調理器具や手指を清潔に保つことは勿論のこと、
この他に種々の予防対策を講じることも極めて重要であ
る。特に、食堂等の施設においては、大量の飲食物を多
数の利用者に供給することから、その重要性は高くな
る。
【0003】近年、食中毒などの予防対策の一つとし
て、ハンディタイプの菌検出器を使用することにより、
食中毒の原因となる菌がないことを、自主的に検査する
ことができるようになり、保健所等の専門機関を利用し
なくても、簡便かつ容易に検査できることから、利用者
が増加している。
【0004】また、様々な菌検出器が提案されており、
例えば、特開平10−70974号公報において、「菌
検出器およびその使用方法」の技術が開示されている。
ここで、上記技術を、図面を参照して説明する。 (第一従来例)第一従来例における菌検出器111は、
図7に示すように、第一外装体112と第二外装体11
3と容器割具114と菌採取具115と操作部材116
と容器117とを備えている。
【0005】第一外装体112は、通常、全体が透明性
を有する合成樹脂からなる、菌培養用の空間部112a
を有する有底筒状の形状としてある。また、第二外装体
113は、この第一外装体112の開口端部に着脱自在
に配設され、空間部112aに挿抜可能な菌採取具11
5,保持片118及び容器割具114を有する無底筒状
の形状としてある。
【0006】操作部材116は、第一外装体112が装
着される側の開口端部と反対側の第二外装体113の開
口端部に配設され、容器割具114に対して進退可能な
構成としてある。また、容器117は、この操作部材1
16と第一外装体112との間に配設され第二外装体1
13内に収納可能かつ容器割具114によって破壊可能
な構成としてある。
【0007】また、この容器117は、培養変化検出用
の指示薬を含有する培養液117aを内封しており、さ
らに、操作部材116が第一外装体112と接近する方
向へ移動操作されると、容器割具114に当接して破壊
されるような位置に位置付けられている。
【0008】上記構成の菌検出器111は、操作部材1
16が第一外装体112と接近する方向に移動操作され
ると、同図(b)に示すように、容器117が容器割具
114に押し当てられて破壊され、容器117中の培養
液117aが、保持片118の貫通孔119を通って第
一外装体112の底部に流れ込み菌採取具115と接触
し、菌の培養を行うことができる。
【0009】したがって、菌検出器111は、操作部材
116の移動操作によるワンタッチ操作で、培養液11
7aの内封された容器117を第二外装体113内の容
器割具114に当接させて破壊することができ、操作性
が改善されている。また、操作部材116の移動操作に
よって移動する容器117を、容器割具114に当接さ
せて破壊できるので、第二外装体113の破壊発生を防
止することができ、安全性を保証することができる。
【0010】次に、特開平11−42080号公報にお
いて開示された、菌の有無を確認した後の培地を、消毒
剤で消毒する菌検出器具について、図面を参照して説明
する。 (第二従来例)第二従来例における菌検出器具121
は、図8に示すように、菌採取部122と容器123と
第一蓋体構成部材124とアンプル(培地用)125と
第二蓋体構成部材126とアンプル(消毒剤用)127
とキャップ部材128とを備えている。
【0011】容器123は、有底筒状の形状としてあ
り、第一蓋体構成部材124に着脱自在に螺合されとと
もに、第一蓋体構成部材124に突設された菌採取部1
22を収納可能な構成としてある。
【0012】第一蓋体構成部材124は、筒状の形状と
してあり、貫通孔およびくさび型の突起を有する第一の
仕切り部材124aと、アンプル(培地用)125と、
貫通孔およびくさび型の突起を有する第二の仕切り部材
124bとを有する構成としてある。
【0013】第二蓋体構成部材126は、第一蓋体構成
部材124の上部に嵌入される筒状の形状としてあり、
下部にアンプル(消毒剤用)127と、上部に雌ねじを
有する構成としてある。
【0014】キャップ部材128は、下部に、第二蓋体
構成部材126の雌ねじ部に螺合する雄ねじ部と、上部
に押したり廻したりしやすくするための円筒部を有する
構成としてある。
【0015】上記構成の菌検出器具121は、菌採取部
122に検査試料が採取され、容器123が装着される
と、キャップ部材128が容器123側に押され、アン
プル(培地用)125が第一の仕切り部材124aのく
さび型突起と当接して破壊され、内封してある培地が第
一の仕切り部材124aの貫通孔を通って落下し、検査
試料と接触する。このようにすると、検査試料に菌があ
ると、培地で繁殖するので、菌の有無を検出することが
できる。
【0016】また、菌検出器具121は、菌の有無を確
認した後に、キャップ部材128が容器123側に移動
するようにねじ締めされると、アンプル(消毒剤用)1
27が第二の仕切り部材124bのくさび型突起と当接
して破壊され、内封してある消毒剤が第二の仕切り部材
124bの貫通孔および第一の仕切り部材124aの貫
通孔を通って落下し、検査試料および培地と接触する。
このようにすると、培地で繁殖した有害な菌を消毒する
ことができる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の菌検
出器111は、第一外装体112の着脱部と第二外装体
113の着脱部との間に、空気逃がし用の通路(図示せ
ず)が形成してあり、密閉性について改良の余地があっ
た。また、菌検出器具121も、同様に、第二蓋体構成
部材126を押し込むと、菌及び培地を密閉できるもの
の、誤って第二蓋体構成部材126を引っ張ると密閉性
を維持できなくなり、密閉性について改良の余地があっ
た。
【0018】また、菌検出器111および菌検出器具1
21は、通常、容器117及びアンプル125,127
がガラス製であり、その他の部材が樹脂製であることか
ら、菌検出器111および菌検出器具121を廃棄する
際、容器117及びアンプル125,127を、他の樹
脂製部材から分別できず、廃棄処理について改良の余地
があった。
【0019】また、容器117及びアンプル125,1
27は、破壊されることにより内封物が漏出するが、細
かい破片が貫通孔を塞ぐと、内封物の滴下が妨げられ、
あるいは、滴下に長い時間を要する場合があり、改良の
余地があった。
【0020】また、菌検出器具121は、アンプル(消
毒剤用)126を有するものの、構造が複雑であり製造
原価が高額となったり、取扱者が、誤って培地用アンプ
ル125より先に消毒剤用アンプル126を破壊する危
険があるといった問題があった。
【0021】本発明は、上記改良点を改善し、かつ、問
題を解決すべく、菌の密閉性および内封物の滴下性に優
れるとともに、安全に廃棄でき、かつ、廉価な製造原価
で製作可能な操作性に優れた菌検出器の提供を目的とす
る。
【0022】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載の菌検出器は、菌培養用の
空間部を有する有底筒状の第一外装体と、この第一外装
体の開口端部に着脱自在かつ密閉可能に配設され、前記
第一外装体の空間部に挿抜可能な菌採取具,菌を培養す
る培養液の内封された容器を破壊する割具,及び,破壊
された前記容器内の培養液を前記空間部に滴下させる落
下孔を有する無底筒状の第二外装体と、この第二外装体
の反第一外装体側開口端部に密閉可能に配設され、前記
割具に対して移動可能な第三外装体と、前記第二外装体
又は第三外装体に内包された前記容器とを具備し、前記
第三外装体が前記第一外装体と接近する方向へ移動され
ると、前記容器が前記割具と当接して破壊される構成と
してある。
【0023】このようにすると、菌採取後の第一外装体
と第二外装体、及び、第二外装体と第三外装体は、常
に、密閉状態にあるので、菌及び培養液が誤操作などに
より、菌検出器から漏出するのを防止することができ
る。
【0024】請求項2記載の発明は、請求項1記載の菌
検出器において、前記第三外装体が、前記第一外装体と
接近する方向へ移動しないように、取り外し可能なスト
ッパを有する構成としてある。
【0025】このようにすると、輸送中の衝撃や誤操作
などによって、培養液用の容器が破壊されるのを、より
確実に防止することができる。
【0026】請求項3記載の発明は、請求項2記載の菌
検出器において、前記ストッパを、前記第二外装体の反
第一外装体側開口端部と、前記第三外装体との間に配設
した構成としてある。
【0027】このようにすると、単純な構造で大きな押
力に対抗でき、かつ、製造原価のコストダウンを図るこ
とができる。
【0028】請求項4記載の発明は、請求項1〜3のい
ずれかに記載の菌検出器において、前記第三外装体と前
記容器を一体形成した構成としてある。
【0029】このように、第三外装体と培養液用の容器
を一体形成すると、部品点数を減らすことができコスト
ダウンを図ることができる。
【0030】請求項5記載の発明は、請求項1〜4のい
ずれかに記載の菌検出器において、前記第三外装体に、
前記第二外装体の反第一外装体側開口端部と密閉性を保
持した状態で嵌入する円筒部を形成した構成としてあ
る。
【0031】このようにすると、第三外装体と第二外装
体は、たとえば、Oリングやパッキンなどのシール部材
を用いなくても密閉性を保持することができ、製造原価
のコストダウンを図ることができる。
【0032】また、本発明の請求項6に記載の菌検出器
は、菌培養用の空間部を有する有底筒状の第一外装体
と、この第一外装体の開口端部に着脱自在かつ密閉可能
に配設され、前記第一外装体の空間部に挿抜可能な菌採
取具,菌を培養する培養液の内封された培養液用の容器
を破壊する培養液用の割具,及び,破壊された前記培養
液用の容器内の培養液を前記空間部に滴下させる落下孔
を有する無底筒状の第二外装体と、この第二外装体の反
第一外装体側開口端部に密閉可能に配設され、消毒液の
内封された消毒液用の容器を破壊する消毒液用の割具、
および、破壊された前記消毒液用の容器内の消毒液を前
記第二外装体の内部に滴下させる落下孔が形成された、
前記培養液用の割具に対して移動可能な無底筒状の中間
外装体と、前記第二外装体又は中間外装体に内包された
前記培養液用の容器と、前記中間外装体の反第二外装体
側開口端部に密閉可能に配設され、前記消毒液用の割具
に対して移動可能な第四外装体と、前記中間外装体又は
第四外装体に内包された前記消毒液用の容器とを具備
し、前記中間外装体が前記第一外装体と接近する方向へ
移動されると、前記培養液用の容器が、前記培養液用の
割具と当接して破壊され、かつ、前記第四外装体が前記
中間外装体と接近する方向へ移動されると、前記消毒液
用の容器が、前記消毒液用の割具と当接して破壊される
構成としてある。
【0033】このようにすると、検査後の菌及び培養液
を消毒することができるので、菌検出器を容易に廃棄す
ることができ、また、菌採取後の第一外装体と第二外装
体,第二外装体と中間外装体及び中間外装体と第四外装
体は、常に、密閉状態にあるので、菌及び培養液が菌検
出器から誤操作などにより漏出するのを防止できる。
【0034】請求項7記載の発明は、請求項6記載の菌
検出器において、前記中間外装体が前記第一外装体と接
近する方向へ移動しないように、取り外し可能な第一の
ストッパを有し、かつ、前記第四外装体が前記中間外装
体と接近する方向へ移動しないように、取り外し可能な
第二のストッパを有する構成としてある。
【0035】このようにすると、輸送中の衝撃や誤操作
などによって、培養液用の容器や消毒液用の容器が破壊
されるのを、より確実に防止することができる。
【0036】請求項8記載の発明は、請求項7記載の菌
検出器において、前記第一のストッパを、前記第二外装
体の反第一外装体側開口端部と、前記中間外装体との間
に配設し、かつ、前記第二のストッパを、前記中間外装
体の反第二外装体側開口端部と、前記第四外装体との間
に配設した構成としてある。
【0037】このようにすると、単純な構造で大きな押
力に対抗でき、かつ、製造原価のコストダウンを図るこ
とができる。
【0038】請求項9記載の発明は、請求項6〜8のい
ずれかに記載の菌検出器において、前記中間外装体と前
記培養液用の容器、及び/又は、前記第四外装体と前記
消毒液用の容器を一体形成した構成としてある。
【0039】このように、中間外装体と培養液用の容器
及び第四外装体と消毒液用の容器の両方又はいずれか一
方を一体形成することにより、コストダウンを図ること
ができる。
【0040】請求項10記載の発明は、請求項6〜9の
いずれかに記載の菌検出器において、前記中間外装体
に、前記第二外装体の反第一外装体側開口端部と密閉性
を保持した状態で嵌入する第一の円筒部を形成し、か
つ、前記第四外装体に、前記中間外装体の反第二外装体
側開口端部と密閉性を保持した状態で嵌入する第二の円
筒部を形成した構成としてある。
【0041】このようにすると、中間外装体と第二外装
体、及び、第四外装体と中間外装体は、たとえば、Oリ
ングやパッキンなどのシール部材を用いなくても密閉性
を保持することができ、製造原価のコストダウンを図る
ことができる。
【0042】請求項11記載の発明は、請求項6〜10
のいずれかに記載の菌検出器において、前記第四外装体
の第二の円筒部を、前記中間外装体の第一の円筒部と同
じ形状とした構成としてある。
【0043】このようにすると、中間外装体の代りに、
第四外装体を第二外装体に装着できる。
【0044】請求項12記載の発明は、請求項1〜11
のいずれかに記載の菌検出器において、前記第二外装体
に、前記第一外装体の開口端部と密閉性を保持した状態
で嵌入する円筒部を形成した構成としてある。
【0045】このようにすると、第二外装体と第一外装
体は、たとえば、Oリングやパッキンなどのシール部材
を用いなくても密閉性を保持することができ、製造原価
のコストダウンを図ることができる。
【0046】請求項13記載の発明は、請求項1〜12
のいずれかに記載の菌検出器において、前記外装体と前
記容器を、樹脂で形成した構成としてある。
【0047】このようにすると、菌検出器の全ての部材
が樹脂で形成されることとなり、菌検出器を廃棄する
際、例えば、ガラスなどを分別処理する必要がなく、面
倒な手間をかけずに安全に廃棄することができる。
【0048】請求項14記載の発明は、請求項1〜13
のいずれかに記載の菌検出器において、前記樹脂製の容
器を、容器基部とシート状の蓋とで構成してある。
【0049】このようにすると、シート状の蓋が破壊さ
れても、破片が発生しないので、落下孔を破片が塞いで
内封物の滴下を妨げるといった不具合を防止することが
できる。
【0050】請求項15記載の発明は、請求項14のい
ずれかに記載の菌検出器において、前記割具が、前記容
器の蓋を破る構成としてある。
【0051】このようにすると、ガラスや硬質樹脂から
なる容器を破壊する力より小さな力で蓋を破壊すること
ができ、操作性を改善できる。
【0052】請求項16記載の発明は、請求項2〜5又
は7〜15のいずれかに記載の菌検出器において、前記
ストッパに、あるいは、前記ストッパの周辺に、操作順
番を示す表示を付した構成としてある。
【0053】このようにすると、取扱者が、先に培溶液
用の容器を破壊してから消毒液用の容器を破壊するとい
った順番を間違える不具合を効果的に防止することがで
きる。
【0054】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施形態につ
き、図面を参照して説明する。先ず、菌検出器の第一実
施形態について、図面を参照して説明する。
【0055】「菌検出器の第一実施形態」図1は、本発
明に係る菌検出器の第一実施形態を説明するための、概
略図を示しており、(a)は正面図を、(b)は断面図
を示している。同図において、菌検出器1は、第一外装
体2と、第二外装体3と、第三外装体4とからなってい
る。なお、断面図は、理解しやすいように、180°対
称に配設された第一突子46と軸線を含む断面図として
ある。
【0056】第一外装体2は、菌培養用の空間部21を
有する有底筒状の形状としてあり、上部に、第二外装体
3と着脱自在に接合するための接合部22を形成した構
成としてある。なお、筒状は、円筒状に限定するものは
なく、三角筒状などの角筒状とすることもできるが、製
造コスト等の観点から、円筒状とすることが好ましい。
【0057】接合部22は、様々な構成とすることがで
き、接合部22として、例えば、雄ねじを形成し、第二
外装体3に雌ねじを形成する構成としたり、あるいは、
同図(b)に示すように、複数の嵌合用凸部(接合部2
2)を形成し、第二外装体3に雌ねじ又は係止部の付い
た嵌合用凹部を形成する構成とすることができる。
【0058】ここで、好ましくは、菌検出器1は、菌が
繁殖するまで、一般的に、数十分から数時間放置する必
要があり、かつ、この間、菌検出器1は、ほぼ垂直に立
てておかなければならないことから、図示してないが、
例えば、第一外装体2の底部に、菌検出器1を支える矩
形平板などの台や脚部を設けた構成とするとよく、この
ようにすると、横置きされたために、菌が十分培養液と
接触できずに、繁殖が十分行われず、菌があるのに菌が
ないものと判断するといった不具合の発生を防止するこ
とができる。
【0059】また、第一外装体2は、材料として、一般
的に、無色透明な樹脂、例えば、ポリプロピレン等の合
成樹脂が採用される。なお、上記樹脂は、無色透明に限
定するものではなく、有色透明な樹脂や半透明な樹脂を
採用してもよい。
【0060】また、同様の目的に応じて、表面に有色で
遮光性を有する塗料などを塗布する構成としてもよい。
ただし、菌が繁殖したことを、外部から目視で認識でき
なければならないので、遮光性を有する塗料を塗布する
場合は、塗料を塗布しない部分を設けて、その部分に遮
光シールを貼るとよく、このようにすると、第一外装体
2全体に遮光シールを貼るより、確実に遮光でき、か
つ、遮光シールのコストダウンを図ることができる。
【0061】なお、図示してないが、好ましくは、第一
外装体2の空間部21に、特定菌以外の菌の繁殖を効果
的に抑制する特性を有する抗生剤入りの乾燥ディスクチ
ップを収納するとよく、このようにすると、検出しよう
とする菌が、他の菌の繁殖によって、十分繁殖できなか
ったり、繁殖した菌を識別できずに誤った判断を行うと
いった不具合を防止することができる。また、特定菌以
外の菌の繁殖を効果的に抑制するために抗生剤は、上記
乾燥ディスクチップとして使用する場合に、限定される
ものではなく、例えば、培養液41中に含有させてもよ
いことは、勿論である。
【0062】第二外装体3は、第一外装体2の開口端部
に着脱自在かつ密閉可能に配設され、筒状部37を有す
る無底筒状の形状としてあり、下部に、第一外装体2と
着脱自在に接合するための被接合部31(雌ねじ部)を
有する構造としてある。なお、この被接合部31は、様
々な構成とすることができ、例えば、上述したように、
係止部の付いた嵌合用凹部を形成する構成とすることが
できる。また、被接合部付近の外周面に、軸線方向に多
数のスリット32を設けるとよく、このようにすると、
第二外装体3を、第一外装体2に着脱する際、手の滑り
を防止することができる。
【0063】また、好ましくは、第二外装体3に、第一
外装体2の開口端部と密閉性を保持した状態で嵌入する
円筒部(インナーリング)38を形成するとよく、この
ようにすると、第二外装体3と第一外装体2は、たとえ
ば、Oリングやパッキンなどのシール部材を用いなくて
も密閉性を保持することができ、製造原価のコストダウ
ンを図ることができる。また、第二外装体3と第一外装
体2の密閉性が保持され、菌及び培溶液41が菌検出器
1から漏れ出ることを防止できることは、勿論である。
なお、この円筒部38は、第一外装体2の開口端部に嵌
入しやすいように先端にテーパ面が形成され、さらに、
外径が開口端部の内径より大きく設定してあり、嵌入さ
れるとシール面を形成する構成としてある。
【0064】なお、この密閉構造は、上記構造に限定す
るものではなく、たとえば、第一外装体2の開口部端面
と、当該開口部端面と当接する第二外装体3の奥側の端
面をシール面とし、これら端面を密着させて密閉性を保
持する構成としてもよい。なお、この場合、少なくとも
一方のシール面を、弾性を有する樹脂で形成するとよ
く、このようにすると、密閉性をより高めることができ
る。
【0065】第二外装体3は、菌採取具33が突設して
あり、この菌採取具33は、一端部に菌採取部33aを
有し、他端部が多孔板34に取り付けられている。この
菌採取具33は、第一外装体2の軸線方向に延在する綿
棒としてあり、空間部21に挿抜される。
【0066】第二外装体3は、多孔板34の上部に、先
端が尖った突起物からなる培養液用割具35が形成して
あり、この培養液用割具35は、培養変化検出用の指示
薬を含有する培養液41の内封された培養液用容器42
を、破壊することができる。また、本明細書において、
「容器を破壊する」とは、容器が硬質樹脂製またはガラ
ス製などのアンビルの場合は、アンビルを割ることをい
い、容器が容器基部とシート状の蓋とで構成してある場
合は、蓋に穴をあけたり、蓋を剥がしたり切ったり破る
ことをいうものとする。
【0067】多孔板34は、無底筒状の形状からなる第
二外装体3を軸線方向の中段で仕切っており、破壊され
た培養液用容器42内の培養液41が空間部21に滴下
できるように、培養液41が通過する培養液用落下孔3
6を複数穿設した構成としてある。
【0068】また、第二外装体3は、材料として、無色
透明な樹脂,有色透明な樹脂、あるいは、半透明な樹脂
などを使用するとよく、このようにすると、培溶液用容
器42に封入された培養液41の状態などを見ることが
でき、菌検出器1の操作性を向上させることができる。
具体的には、第二外装体3は、例えば、全体が透明性お
よび高剛性を有するポリスチロール等の合成樹脂によっ
て形成されている。
【0069】菌検出器1は、第二外装体3における第一
外装体2が装着される側の開口端部と反対側の開口端部
(適宜、反第一外装体側開口端部と略称する。)に密閉
可能に配設され、培養液用割具35に対して移動可能な
第三外装体4を備えた構成としてある。
【0070】ここで、好ましくは、第三外装体4に、第
二外装体3の反第一外装体側開口端部と密閉性を保持し
た状態で嵌入する第一円筒部44を形成した構成とする
とよい。つまり、第一円筒部44は、図2に示すよう
に、第二外装体3の筒状部37に嵌入しやすいように先
端にテーパ面が形成され、さらに、外径が第二外装体3
の筒状部37の内径より大きく設定してあり、嵌入され
るとシール面を形成する構成としてある。
【0071】このようにすると、第三外装体4が軸線方
向や円周方向に移動しても、第三外装体4と第二外装体
3は、常に密閉状態を維持でき、さらに、たとえば、O
リングやパッキンなどのシール部材を用いなくても密閉
性を保持することができ、製造原価のコストダウンを図
ることができる。また、菌及び培養液41が誤操作など
により漏出するのを防止できる。
【0072】また、第三外装体4は、培養液用割具35
に対する移動を容易に行えるように、第一操作部43を
有する構成としてある。ここで、好ましくは、第一操作
部43を、断面形状が第一外装体2や第二外装体3の外
径より大きな多角形の筒状体とするとよく、このように
すると、例えば、菌を採取する前に、菌検出器1を調理
台などの上に横置きしても、転がって落下するのを効果
的に防止することができるとともに、周方向に回転させ
るとき、手の滑りを防止することができる。
【0073】また、第一操作部43の色を、検出する菌
の種類に対応させるとよく、このようにすると、第一操
作部43の色によって、菌検出器1が検出する菌の種類
を容易に識別することができる。なお、第一操作部43
の上面に、採取日時などを記入できるラベルなどを貼り
付けるとよく、このようにすると、検出作業に伴う手間
を改善することができる。
【0074】また、好ましくは、菌検出器1は、第三外
装体4の第一操作部43が、輸送中の衝撃や誤操作など
によって、第一外装体2と接近する方向へ移動しないよ
うに、取り外し可能な第一ストッパ45を有する構成と
するとよく、このようにすると、輸送中の衝撃や誤操作
などによって、培養液用容器42が破壊されるのを、よ
り確実に防止することができる。
【0075】つまり、菌検出器1は、図3に示すよう
に、第二外装体3の反第一外装体側開口端部(筒状部3
7の端面)と、第一操作部43(理解しやすいように、
図示せず。)の第二外装体3側の端面との間に、切り込
みと取手が形成されたほぼ円筒状の第一ストッパ45を
配設した構成とするとよく、このようにすると、単純な
構造で大きな押力に対抗できる。
【0076】さらに、第一ストッパ45は、筒状部37
の端面と微小断面積でつながる接合部を数箇所に有する
構成とするとよく、このようにすると、第一外装体2を
脱着するときなどに、簡単に第一ストッパ45が外れる
ことを防止できる。ここで、第一ストッパ45を取り外
すと、接合部が破断され、取り外した第一ストッパ45
は、再び筒状部37に取り付けることができなくなり、
取扱者に培養液41が培養液用容器42から漏れ出てい
る可能性があることを知らせるといったバージンシール
的な効果を発揮する。
【0077】また、菌検出器1は、図1(a)に示すよ
うに、第三外装体4に、抜け止め用の第一突子46を設
け、かつ、第二外装体3に、第一突子46が移動自在に
係合する周方向一部に延在する第一凹溝47aおよびこ
の第一凹溝47aに連通しかつ軸線方向に延在する第二
凹溝47bと、第一凹溝47b内に第一突子46の第一
凹溝47a位置から第二凹溝47b位置への移動を規制
するストッパ48を形成した構成とするとよい。
【0078】このようにすると、第一突子46の移動が
制限されるので、培養液用容器42を開封した後に、取
扱者が誤って第三外装体4を引っ張って取り外してしま
い、培養液41が菌検出器1の外部に漏れ出るといった
不具合を防止でき、また、取扱者は、第三外装体4を第
一外装体2の方向に移動させるために、第一突子46
を、ストッパ48により狭くなった第一凹溝47aに沿
って移動させて、第二凹溝47bの端まで移動させなけ
ればならず、取扱者の誤操作を防止することができる。
【0079】菌検出器1は、第二外装体3又は第三外装
体4に内包された培養液用容器42とを具備した構成と
してある。なお、本明細書において、“第二外装体又は
第三外装体に内包された”とは、培養液用容器42が、
第二外装体3又は第三外装体4のいずれか一方に内包さ
れた場合だけでなく、図1(b)に示すように、第二外
装体3と第三外装体4の双方にまたがって内包された場
合をも含むものとする。なお、後述する消毒液用容器6
2についても、同様とする。
【0080】ここで、好ましくは、第一外装体2,第二
外装体3,第三外装体4及び培養液用容器42を、樹脂
で形成した構成とするとよく、このようにすると、菌検
出器1の全ての部材が樹脂で形成されることとなり、菌
検出器1を廃棄する際、例えば、ガラスなどを分別処理
する必要がなく、面倒な手間をかけずに安全に廃棄する
ことができる。
【0081】また、好ましくは、培養液用容器42の樹
脂を、殺菌するためのγ線,高圧及び高温に耐えること
ができる樹脂とするとよく、このようにすると、培養液
用容器42に付着している菌および培養液41中の菌を
効率良く殺菌することができ、容器あるいは培溶液中に
混ざり込んだ菌が、培養液用容器42の中で繁殖してし
まうといった不具合を防止することができる。
【0082】また、好ましくは、培養液用容器42を、
容器基部42aとシート状の蓋42bとで構成するとよ
く、このようにすると、シート状の蓋が破壊されても、
破片が発生しないので、落下孔を破片が塞いで内封物の
滴下を妨げるといった不具合を防止することができる。
なお、容器基部42aと蓋42bの形状や位置関係は、
本実施形態における円筒状の容器基部42aと、下部を
覆う蓋42bといった形状や位置関係に限定するもので
はなく、様々な形状や位置関係からなる構成とすること
ができることは勿論である。
【0083】菌検出器1は、第三外装体4が第一外装体
2と接近する方向へ移動されると、培養液用容器42が
培養液用割具35と当接して破壊される構成としてあ
る。
【0084】ここで、好ましくは、培養液用割具35
が、培養液用容器42の蓋42bの外周部を破る位置に
配設され、さらに、第二凹溝47bの第一外装体2に接
近する方向の端部と連通しかつ周方向一部分に延在する
第三凹溝47cを有する構成とするとよい。このように
すると、第三外装体4が第一外装体2方向に移動し、第
一突子46が第二凹溝47bのA点に移動すると、図4
に示すように、培養液用割具35(図示せず)が蓋42
bを破りa点に穴をあけ、さらに、第三外装体4が周方
向に移動し、第一突子46が第三凹溝47cのB点に移
動すると、蓋42bは、培養液用割具35により、a点
からb点まで円弧状の長穴に破かれ、培養液41を効率
良く滴下させることができる。
【0085】また、第三凹溝47cのB点に移動した第
一突子46がもどらないように、第三凹溝47cに段部
47dを設けるとよく、このようにすると、第三外装体
4が固定されるので、取扱者に安心感を与えるととも
に、後述する第四外装体6を設けるときは、第四外装体
6を移動しやすくなり、操作性をさらに向上させること
ができる。
【0086】さらにまた、菌検出器1は、第三外装体4
と培養液用容器42の容器基部42aを一体形成した構
成としてある。このようにすると、部品点数を減らすこ
とができコストダウンを図ることができる。
【0087】なお、菌検出器1は、大きさをペンサイ
ズ、すなわち、全長および外径がそれぞれ135mm以
下の寸法と15mm以下の寸法となるように設定すると
よく、このようにすると、菌検出器1の携帯性および保
管性を改善することができる。
【0088】また、培溶液41は、菌の培養に適する液
体であり、特定の食中毒菌の繁殖にもとづいてpH変化
を検出するpH指示薬を含有しており、培養液用容器4
2に封入されている。なお、乾燥ディスクチップ(図示
せず)は、特定の食中毒菌以外の菌の生育を抑制する抗
生物質を含浸するプラスチックチップによって形成され
ている。
【0089】このように構成された菌検出器1を使用す
るには、次に示すようにして行う。先ず、第二外装体3
を第一外装体2から離脱させて、第一外装体2の外に菌
採取具33を露出させ、次いで菌採取具33の菌採取部
33aを検査対象としての調理具等に擦り付けて菌を採
取し、しかる後、菌採取具33を空間部21(第一外装
体2)内に挿入して第二外装体3を第一外装体2に装着
する。
【0090】続いて、菌検出器1全体を起立させるよう
にして、片手で第一外装体2および第二外装体3を把持
し、先ず、第一ストッパ45を取り外し、続いて、第一
突子46を、第一凹溝47aおよび第二凹溝47bに沿
って移動させ、第一操作部43を第一外装体2と接近す
る方向へ押圧して移動操作する。
【0091】このとき、第一突子46は、ストッパ48
により、第一外装体2側に離間する方向に移動してか
ら、第一凹溝47aを円周方向に移動し、続いて、第二
凹溝47bを第二外装体3に向かって移動する。する
と、蓋42bは、培養液用割具35によって、a点に穴
があけられ、続いて、第一突子46が第三凹溝47cの
B点に移動すると、蓋42bは、培養液用割具35によ
って、a点からb点まで円弧状の長穴に破かれ、培養液
41が効率良く流出する。流出した培養液41は、培養
液用落下孔36を通って空間部21に流入し、第一外装
体2の底に貯溜される。
【0092】これにより、菌採取部33aおよび乾燥デ
ィスクチップが、培養液41に浸漬されるため、所定の
温度条件下において所定の時間経過後に培養液41の色
変化を観察する。このとき、乾燥ディスクチップに含浸
した抗生物質によって、特定の食中毒菌以外の菌の繁殖
が抑制されるため、特定の食中毒菌が選択的に繁殖する
ことになる。そして、培養液41中のpH指示薬の変色
の程度にもとづいて、特定の食中毒菌を検出することが
できる。
【0093】このように、本発明における菌検出器は、
菌の密閉性および内封物の滴下性に優れるとともに、操
作性に優れている。
【0094】次に、本発明の第二実施形態につき、図面
を用いて説明する。図5は、本発明の第二実施形態に係
る菌検出器を説明するための概略正面図を示している。
また、図6は、本発明の第二実施形態に係る菌検出器を
説明するための概略断面図を示している。
【0095】同図において、菌検出器1aは、第一外装
体2と、第二外装体3と、中間外装体5と、第二外装体
又3は中間外装体5に内包された培養液用容器42と、
第四外装体6と、中間外装体5又は第四外装体6に内包
された消毒液用容器62とからなっている。
【0096】ここで、中間外装体5は、形状が無底筒状
としてあり、第二外装体3の反第一外装体側開口端部に
密閉可能に配設され、培養された菌を消毒する消毒液6
1の内封された消毒液用容器62を破壊する消毒液用割
具51、および、破壊された消毒液用容器62の消毒液
61を第二外装体3の内部に滴下させる消毒液用落下孔
52が形成されるとともに、培養液用割具35に対して
移動可能な構成としてある。
【0097】また、中間外装体5は、中段部に配設され
た、一以上の消毒液用落下孔52が穿設された多孔板5
3と、多孔板53の下部に形成された培養液用容器4
2,第一円筒部44及び第一突子46と、多孔板53の
上部に形成された消毒液用割具51,筒状部54及び中
間操作部55を有している。
【0098】第四外装体6は、中間外装体5の反第二外
装体側開口端部に密閉可能に配設され、消毒液用割具5
1に対する移動を容易に行えるようにするための第二操
作部63および中間外装体5の筒状部54に移動自在に
嵌入され密閉性を保持する第二円筒部64を有するとと
もに、消毒液用割具51に対して移動可能な構成として
ある。
【0099】また、菌検出器1aは、中間外装体5が第
一外装体2と接近する方向へ移動されると、培養液用容
器42が、培養液用割具35と当接して破壊され、か
つ、第四外装体6が中間外装体5と接近する方向へ移動
されると、消毒液用容器62が、消毒液用割具51と当
接して破壊される構成としてある。このようにすると、
検査後の菌及び培養液を消毒することができるので、菌
検出器1aを容易に廃棄することができ、また、菌採取
後の第一外装体2と第二外装体3,第二外装体3と中間
外装体5及び中間外装体5と第四外装体6は、常に、密
閉状態にあるので、菌及び培養液が菌検出器1aから誤
操作などにより漏出するのを防止できる。
【0100】ここで、第二操作部63,消毒液用容器6
2及び第二円筒部64は、それぞれ、第一操作部43,
培養液用容器42及び第一円筒部44とほぼ同様の構造
としてあり、同様の効果を発揮する。なお、消毒液用容
器62と培養液用容器42の内封物が異なることは勿論
である。
【0101】このようにすると、菌検出器1aは、検査
後の菌及び培養液41を消毒することができるので、検
査後の菌検出器1aを特別に消毒処理等行わなくても廃
棄することができ、また、第四外装体6と第三外装体5
は、常に密閉状態にあるので、菌及び培養液が誤操作な
どにより漏出するのを防止することができる。
【0102】ここで、好ましくは、菌検出器1aは、中
間外装体5が第一外装体2と接近する方向へ移動しない
ように、取り外し可能な第一ストッパ45を有し、か
つ、第四外装体6が中間外装体5と接近する方向へ移動
しないように、取り外し可能な第二ストッパ56を有す
る構成とするとよく、このようにすると、輸送中の衝撃
や誤操作などによって、培養液用容器42や消毒液用容
器62が破壊されるのを、より確実に防止することがで
きる。
【0103】また、より好ましくは、菌検出器1aは、
第一ストッパ45を、第二外装体3の反第一外装体側開
口端部と、中間外装体5との間に配設し、かつ、第二ス
トッパ56を、中間外装体5の反第二外装体側開口端部
と、第四外装体6との間に配設した構成とするとよく、
このようにすると、単純な構造で大きな押力に対抗でき
る。
【0104】また、好ましくは、中間外装体5と培養液
用容器42及び第四外装体6と消毒液用容器62の両方
又はいずれか一方を一体形成するとよく、このようにす
ると、部品点数を減らすことができコストダウンを図る
ことができる。
【0105】また、好ましくは、中間外装体5に、第二
外装体3の反第一外装体側開口端部と密閉性を保持した
状態で嵌入する第一円筒部44を形成し、かつ、第四外
装体6に、中間外装体5の反第二外装体側開口端部と密
閉性を保持した状態で嵌入する第二円筒部64を形成し
た構成とするとよく、このようにすると、中間外装体5
と第二外装体3、及び、第四外装体6と中間外装体5
は、たとえば、Oリングやパッキンなどのシール部材を
用いなくても密閉性を保持することができ、製造原価の
コストダウンを図ることができる。
【0106】また、好ましくは、第四外装体6の第二円
筒部64を、中間外装体5の第一円筒部44と同じ形状
とした構成とするとよく、このようにすると、中間外装
体5の代りに、第四外装体6を第二外装体3に装着でき
る。なお、この場合、第二外装体3の筒状部37と、中
間外装体5の筒状部54も同じ形状となることは勿論で
ある。
【0107】つまり、培養液用容器42と中間外装体5
の代りに、消毒液用容器62と第四外装体6を装着する
と、消毒液を内包する単段の菌検出器となり、また、培
養液用容器42と第四外装体6を装着すると、培溶液を
内包する単段の菌検出器1となる。したがって、第三外
装体4と第四外装体6を共用化できるので、いずれか一
方の金型が不要となり、また、これら部品の在庫数を低
減できるので、コストダウンを図ることができる。
【0108】また、好ましくは、第一ストッパ45およ
び第二ストッパ56に、あるいは、第一ストッパ45お
よび第二ストッパ56の周辺に、操作順番を示す番号の
表示59aや操作方向の表示59bなどを付した構成と
するとよく、このようにすると、取扱者が、指示薬と消
毒液の順番を間違えるといった不具合を効果的に防止す
ることができる。
【0109】また、好ましくは、菌検出器1aは、第四
外装体6に、抜け止め用の第二突子66を設け、かつ、
中間外装体5の筒状部54に、第二突子66が移動自在
に係合する周方向一部に延在する第四凹溝57aおよび
この第四凹溝57aに連通しかつ軸線方向に延在する第
五凹溝57bと、第四凹溝57a内に形成され、第二突
子66の第四凹溝57a位置から第五凹溝57b位置へ
の移動を規制するストッパ58を形成した構成とすると
よく、このようにすると、特に、消毒液61を封入後
に、取扱者が誤って第四外装体6を引っ張って取り外し
てしまうといった不具合を防止することができ、取扱者
の誤操作を防止することができる。
【0110】また、好ましくは、菌検出器1aは、消毒
液用割具51が、消毒液用容器62の蓋62bの外周部
を破る位置に配設され、さらに、第五凹溝57bの第二
外装体に接近する方向の端部と連通しかつ周方向一部に
延在する第六凹溝57cを有する構成とするとよい。こ
のようにすると、第四外装体6が第一外装体方向に移動
することによって、消毒液用割具51が、穴をあけて蓋
62bを破り、さらに、第四外装体6が周方向に移動す
ることによって、円弧状の長穴とすることができるの
で、蓋62bが大きく破れ消毒液がスムースに落下す
る。そして、消毒液61は、消毒液用落下孔52及び培
養液用落下孔36を通ってさらに滴下し、菌及び培養液
41を消毒する。
【0111】つまり、菌検出器1aは、第三外装体5の
筒状部54が、第一ストッパ45と同様な第二ストッパ
56を有し,各凹溝47a,47b,47cとそれぞれ
同様な第四凹溝57a,第五凹溝57b,第六凹溝57
cを有し,ストッパ48と同様なストッパ58を有し,
さらに,段部47dと同様な段部57dを有しており、
これら第二ストッパ56などは、それぞれ第一ストッパ
45などと同様の効果を発揮する。なお、中間操作部5
5は、外形が第一操作部43と同形としてあるので、第
一操作部43と同様の効果を発揮する。
【0112】また、菌検出器1aは、全長および外径が
それぞれ175mm以下の寸法と15mm以下の寸法と
なるように設定するとよく、このようにすると、菌検出
器1aの携帯性および保管性を改善することができる。
なお、第二実施形態における菌検出器1aは、その他の
構造及び作用については、第一実施形態における菌検出
器1と同様としてある。
【0113】このように、第二実施形態における菌検出
器1aによれば、検査終了後に、菌及び培養液を殺菌す
ることができ、たとえ、菌が培溶液中で繁殖したとして
も殺菌でき、また、菌が繁殖しなかったときは、培溶液
の培養する効果を失わせることができるので、取扱者
は、容易に殺菌処理を行ってから菌検出器1aを廃棄す
ることができる。
【0114】なお、本発明に係る菌検出器において、取
り外し可能なストッパを有する菌検出器,このストッパ
を所定の位置に配設した菌検出器,外装体と容器を一体
形成した菌検出器,外装体に密閉性を保持する円筒部を
形成した菌検出器,第四外装体の第二の円筒部を、中間
外装体の第一の円筒部と同じ形状とした菌検出器,第二
外装体に前記第一外装体の開口端部と密閉性を保持する
円筒部を形成した菌検出器,外装体と容器を樹脂で形成
した菌検出器,容器基部とシート状の蓋を有する菌検出
器,割具が容器の蓋を破る菌検出器,ストッパに操作順
番を示す表示を付した菌検出器は、それぞれ単独で実施
することができるとともに、これらの組み合わせとして
も実施することができ、それぞれの効果を発揮すること
ができることは勿論である。
【0115】さらに、各実施形態においては、培養液用
容器容器に培養液を内封して菌を検出する例を示した
が、これに限定されず、培養粉末を内封しても菌を検出
することが可能であることは、勿論である。また、各実
施形態においては、食中毒菌を検出する場合に適用する
例を示したが、本発明はこれに限定されず、他の特定菌
を検出する場合にも各実施形態と同様に適用できる。
【0116】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の菌検出器
によれば、菌及び培養液などを確実に密閉し安全性を向
上させることができる。また、本発明の菌検出器は、培
養液用容器や消毒液用容器にシート状の蓋(膜)を使用
し、この蓋を破ることにより、取扱者が容易に内封物を
取り出すことができ、さらに、消毒液用容器を第四外装
体に設けることにより、検査後の菌等を消毒できるの
で、安全に廃棄できる。
【0117】また、本発明の菌検出器によれば、部品の
共用化などにより、廉価な製造原価での製作が可能とな
り、さらに、各突子,ストッパ,凹溝,段部及び/又は
表示によって、誤操作を防止するとともに、容易に操作
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第一実施形態に係る菌検出器
を説明するための概略図であり、(a)は正面図を、
(b)は断面図を示している。
【図2】図2は、本発明の菌検出器の密閉性を説明する
ための、要部の概略拡大断面図を示している。
【図3】図3は、本発明の菌検出器の第一ストッパを説
明するための概略拡大斜視図を示している。
【図4】図4は、本発明の菌検出器における培養液用容
器の蓋の破れ状態を説明するための、要部の概略拡大斜
視図を示している。
【図5】図5は、本発明の第二実施形態に係る菌検出器
を説明するための概略正面図を示している。
【図6】図6は、本発明の第二実施形態に係る菌検出器
を説明するための概略断面図を示している。
【図7】図7は、第一従来例における菌検出器を説明す
るための概略図であり、(a)は容器が破壊される前の
断面図を、(b)は容器が破壊された後の断面図を示し
ている。
【図8】図8は、第二従来例における菌検出器具を説明
するための概略断面図を示している。
【符号の説明】
1,1a 菌検出器 2 第一外装体 3 第二外装体 4 第三外装体 5 中間外装体 6 第四外装体 21 空間部 22 接合部 31 被接合部 32 スリット 33 菌採取具 33a 菌採取部 34,53 多孔板 35 培養液用割具 36 培養液用落下孔 37,54 筒状部 38 円筒部(インナーリング) 41 培養液 42 培養液用容器 42a,62a 容器基部 42b,62b 蓋 43 第一操作部 44 第一円筒部 45 第一ストッパ 46 第一突子 47a 第一凹溝 47b 第二凹溝 47c 第三凹溝 47d,57d 段部 48,58 ストッパ 51 消毒液用割具 52 消毒液用落下孔 55 中間操作部 56 第二ストッパ 57a 第四凹溝 57b 第五凹溝 57c 第六凹溝 59a 操作順番を示す番号の表示 59b 操作方向の表示 61 消毒液 62 消毒液用容器 63 第二操作部 64 第二円筒部 66 第二突子 111 菌検出器 112 第一外装体 112a 空間部 113 第二外装体 114 容器割具 115 菌採取具 116 操作部材 117 容器 117a 培養液 118 保持片 119 貫通孔 121 菌検出器具 122 菌採取部 123 容器 124 第一蓋体構成部材 124a 第一の仕切り部材 124b 第二の仕切り部材 125 アンプル(培地用) 126 第二蓋体構成部材 127 アンプル(消毒剤用) 128 キャップ部材

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 菌培養用の空間部を有する有底筒状の第
    一外装体と、この第一外装体の開口端部に着脱自在かつ
    密閉可能に配設され、前記第一外装体の空間部に挿抜可
    能な菌採取具,菌を培養する培養液の内封された容器を
    破壊する割具,及び,破壊された前記容器内の培養液を
    前記空間部に滴下させる落下孔を有する無底筒状の第二
    外装体と、 この第二外装体の反第一外装体側開口端部に密閉可能に
    配設され、前記割具に対して移動可能な第三外装体と、 前記第二外装体又は第三外装体に内包された前記容器と
    を具備し、 前記第三外装体が前記第一外装体と接近する方向へ移動
    されると、前記容器が前記割具と当接して破壊されるこ
    とを特徴とする菌検出器。
  2. 【請求項2】 前記第三外装体が、前記第一外装体と接
    近する方向へ移動しないように、取り外し可能なストッ
    パを有することを特徴とする請求項1記載の菌検出器。
  3. 【請求項3】 前記ストッパを、前記第二外装体の反第
    一外装体側開口端部と、前記第三外装体との間に配設し
    たことを特徴とする請求項2記載の菌検出器。
  4. 【請求項4】 前記第三外装体と前記容器を一体形成し
    たことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の菌
    検出器。
  5. 【請求項5】 前記第三外装体に、前記第二外装体の反
    第一外装体側開口端部と密閉性を保持した状態で嵌入す
    る円筒部を形成したことを特徴とする請求項1〜4のい
    ずれかに記載の菌検出器。
  6. 【請求項6】 菌培養用の空間部を有する有底筒状の第
    一外装体と、 この第一外装体の開口端部に着脱自在かつ密閉可能に配
    設され、前記第一外装体の空間部に挿抜可能な菌採取
    具,菌を培養する培養液の内封された培養液用の容器を
    破壊する培養液用の割具,及び,破壊された前記培養液
    用の容器内の培養液を前記空間部に滴下させる落下孔を
    有する無底筒状の第二外装体と、 この第二外装体の反第一外装体側開口端部に密閉可能に
    配設され、消毒液の内封された消毒液用の容器を破壊す
    る消毒液用の割具、および、破壊された前記消毒液用の
    容器内の消毒液を前記第二外装体の内部に滴下させる落
    下孔が形成された、前記培養液用の割具に対して移動可
    能な無底筒状の中間外装体と、 前記第二外装体又は中間外装体に内包された前記培養液
    用の容器と、 前記中間外装体の反第二外装体側開口端部に密閉可能に
    配設され、前記消毒液用の割具に対して移動可能な第四
    外装体と、 前記中間外装体又は第四外装体に内包された前記消毒液
    用の容器とを具備し、 前記中間外装体が前記第一外装体と接近する方向へ移動
    されると、前記培養液用の容器が、前記培養液用の割具
    と当接して破壊され、かつ、前記第四外装体が前記中間
    外装体と接近する方向へ移動されると、前記消毒液用の
    容器が、前記消毒液用の割具と当接して破壊されること
    を特徴とする菌検出器。
  7. 【請求項7】 前記中間外装体が前記第一外装体と接近
    する方向へ移動しないように、取り外し可能な第一のス
    トッパを有し、かつ、前記第四外装体が前記中間外装体
    と接近する方向へ移動しないように、取り外し可能な第
    二のストッパを有することを特徴とする請求項6記載の
    菌検出器。
  8. 【請求項8】 前記第一のストッパを、前記第二外装体
    の反第一外装体側開口端部と、前記中間外装体との間に
    配設し、かつ、前記第二のストッパを、前記中間外装体
    の反第二外装体側開口端部と、前記第四外装体との間に
    配設したことを特徴とする請求項7記載の菌検出器。
  9. 【請求項9】 前記中間外装体と前記培養液用の容器、
    及び/又は、前記第四外装体と前記消毒液用の容器を一
    体形成したことを特徴とする請求項6〜8のいずれかに
    記載の菌検出器。
  10. 【請求項10】 前記中間外装体に、前記第二外装体の
    反第一外装体側開口端部と密閉性を保持した状態で嵌入
    する第一の円筒部を形成し、かつ、前記第四外装体に、
    前記中間外装体の反第二外装体側開口端部と密閉性を保
    持した状態で嵌入する第二の円筒部を形成したことを特
    徴とする請求項6〜9のいずれかに記載の菌検出器。
  11. 【請求項11】 前記第四外装体の第二の円筒部を、前
    記中間外装体の第一の円筒部と同じ形状としたことを特
    徴とする請求項6〜10のいずれかに記載の菌検出器。
  12. 【請求項12】 前記第二外装体に、前記第一外装体の
    開口端部と密閉性を保持した状態で嵌入する円筒部を形
    成したことを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記
    載の菌検出器。
  13. 【請求項13】 前記外装体と前記容器を、樹脂で形成
    したことを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載
    の菌検出器。
  14. 【請求項14】 前記樹脂製の容器を、容器基部とシー
    ト状の蓋とで構成したことを特徴とする請求項13記載
    の菌検出器。
  15. 【請求項15】 前記割具が、前記容器の蓋を破ること
    を特徴とする請求項14記載の菌検出器。
  16. 【請求項16】 前記ストッパに、あるいは、前記スト
    ッパの周辺に、操作順番を示す表示を付したことを特徴
    とする請求項2〜5又は7〜15のいずれかに記載の菌
    検出器。
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