JP2002281937A - 健康食品及び健康飲料 - Google Patents
健康食品及び健康飲料Info
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Abstract
少させ、常用に適したうこん健康食品、また、酢の酸味
を減少させ、常飲に適した酢健康飲料を提供する。 【解決手段】 粉末うこん11の100重量部に対し
て、外分で10〜1000重量部のシルクパウダー12
を用意し、これらを混ぜ合わせた。
Description
有するうこん健康食品、また、酢健康飲料に関する。
用、染料、鑑賞用などに幅広く使用されてきたうこんに
は、黄色の色素成分であるクルクミン、精油成分である
ターメロン、シネオール、アルファークルクメン、クル
クモール、ウラボノイド、アズレン、カンファーテルペ
ン類等の成分が含まれており、これらに薬効があること
が知られている。そして、肝機能の改善作用に卓効があ
るとされ、その他高血圧、動脈硬化、糖尿病、心臓疾患
その他の多くの諸疾患に効果があるとして昔から漢方
薬、民間薬として広く用いられてきた。特に二日酔いの
予防としてお酒を飲む前にはうこんの乾燥粉末を飲む事
が一般に良く行われている。また、特にクルクミンが胆
嚢の活動を盛んにし、尿の出を良くすると共に、肝臓の
解毒作用を助ける働きがある事が科学的にも証明される
と共に、近年には、うこん、特にクルクミンに老化やが
んの一因とされている活性酸素を消去する抗酸化作用が
あることが指摘され、抗酸化作用を有する物質としての
うこんの働きが注目されている。一方、酢は体内の血液
をアルカリ性にするアルカリ食品として調理に使用され
るのみでなく、健康飲料として飲む事が提唱され、飲用
の酢として黒酢やりんご酢等が販売されている。
は、苦味が強く、その苦味のため常用食品にはなってお
らず、うこんにイースト菌を加え、発酵させることによ
りうこんの苦みを除去する方法、有機溶媒抽出によって
うこんの苦味成分を減少させる方法等がとられている
が、未だ、有効な方法は見つかっていない。一方、酢も
酸味が強いため、健康に良い事はわかっていても日常的
に継続して服用するのは中々であった。本発明はかかる
事情に鑑みてなされたもので、多くの有効な薬効を有す
るうこんの苦味を減少させ、常用に適したうこん健康食
品、また、酢の酸味を減少させ、常飲に適した酢健康飲
料を提供することを目的とする。
記載の健康食品は、粉末うこん100重量部に対して、
外分で10〜1000重量部のシルクパウダー、好まし
くは外分で30〜100重量部を用意し、これらを混ぜ
合わせたことを特徴とする。請求項2記載の健康食品
は、請求項1記載の健康食品において、前記シルクパウ
ダーと前記粉末うこんは真空パックされていることを特
徴とする。ここで、粉末うこんとはうこんの根茎を洗浄
後、乾燥した生薬のうこんを粉末化したものであるが、
うこん全草を乾燥粉末としたものも本発明に含まれる。
本発明者は多くの薬効を有しつつ、その苦みのために常
用されていないうこんの苦みを取る方法について、鋭意
研究の結果、うこん粉末に適当量のシルクパウダーを混
ぜることにより、うこん特有の苦みがまろやかになり常
用に適したうこん健康食品ができ、さらにはシルクパウ
ダーの薬効も加味されることを発見し本発明を完成させ
るに至った。また、うこん粉末、シルクパウダーの両者
を一緒に服用しても、両者を混合物にして保存しても、
本発明者の知る限り、両者が互いに反応する事は無く、
お互いの薬効、栄養価が増すことはあっても落ちる事は
無かった。更に、両者の混合物を真空パック詰めとする
ことにより、混合物の安定性がより高まり、長期の保存
が可能となった。
度と特異的なアミノ酸配列を持つ繊維状の高分子蛋白で
あるシルクをアルカリや酸で加水分解した絹蛋白加水分
解物を粉末化したものである。シルクパウダーは18種
類のアミノ酸、オリゴペプチド、低分子蛋白質などを含
み、特にグリシン、アラニン、セリン、チロシンの4つ
のアミノ酸が多いのが特徴である。これを食べることに
より体内でオリゴペプチドが自己免疫作用を抑制し、ア
トピー等の改善、血中コレステロールの低下作用などに
役立つといわれている。また、シルクの作用として、全
身の筋肉や各組織の強化に役立つ、肝機能を強化する、
ぼけや痴呆症の予防に効果、血糖値を下げる、がんや老
化の原因になる活性酸素を押さえる等の効果が期待され
ると同時に、シルクプロテインには上品で美しい光沢、
滑らかで心地良い歯触り、旨味等がある。
にシルクパウダーを混ぜることにより、常用に適し、そ
の上、肝臓病、高脂血症、食欲不振、腰痛、痔、ジンマ
シン、高血圧、特に、現代人の多くが悩まされる二日酔
い、高脂血症、肝臓病の予防及び治療に有効な複合作用
を持った、うこん・シルクパウダー混合物ができること
になった。
けなどの不快な症状を指し、これはアルコールを大量に
摂取したため肝細胞で有害物質であるアセトアルデヒド
が十分に処理されない事による急性の中毒症状であり、
本発明に係るうこん・シルクパウダー混合物は肝機能増
加作用を有するうこんと、豊富なアミノ酸を含有するシ
ルクパウダーによる胃壁の保護及び肝機能増加作用とい
う、うこんとシルクパウダー両者の複合作用によりアル
コール代謝を促進させ、二日酔い予防・治療に多大な効
果を発揮する。更には脂肪肝の防止、血中コレステロー
ルの低下、その他多くの効果が期待できる。
部に対して、外分で10〜1000重量部、好ましくは
3〜50重量部のシルクパウダーを用意し、これらを混
ぜ合わせたことを特徴とする。請求項4記載の健康飲料
は、請求項3記載の健康飲料において、前記酢は黒酢で
あることを特徴とする。
発酵させたもので、酢の色が黒くなることから、黒酢の
名前で知られた食酢の一種であり、アミノ酸や有機酸を
豊富にバランス良く含んでおり、毎日続けて飲む事で食
欲増進や疲労回復などの健康な体造りに役立つと言われ
ているが、やはり、酸味が強く常用するのは中々である
のに、シルクパウダーを混ぜることにより、酸味がまろ
やかになる。同時にシルクパウダーの肝機能強化作用、
ぼけや痴呆症の予防、血糖値降下作用、血中コレステロ
ール降下作用、がんや老化の原因になる活性酸素を押さ
える等の効果、更にその上、豊富なアミノ酸の栄養が加
わり、栄養価が高いと同時に優れた薬効を有し、なおか
つ飲みやすい黒酢・シルクパウダー混合飲料ができるこ
とになる。
はアルカリの加水分解物を粉末化したものであるため酢
に溶け、酢と混合してもアミノ酸が壊れることなく、薬
効、及び栄養価が下がることが無いが光による変質をさ
け、長期保存のためには遮光性のある容器例えば、褐色
瓶、あるいは遮光フィルムでコーティングした樹脂性の
真空パックの上部に口を設けた容器に入れるのが好まし
い。
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。図1は本発明の第一の発明に係る第
1の実施の形態に係る健康食品の調整方法を示す図、図
2は本発明の第一の発明に係る第2の実施の形態に係る
健康食品の調整方法に用いる容器を示す図、図3
(a)、(b)は本発明の第二の発明に係る健康飲料の
調整方法を示す図であり、(c)は本実施例に使用する
他の容器の例を示す。
のうこんを粉末としたうこん粉末11、シルクパウダー
として市販のシルクパウダー12のそれぞれ2:1量を
用意し、容器13内で両者を良く混合し、うこん・シル
クパウダー混合物14とし、これを自動分包機を用いて
通常1回服用である1gずつの真空パック詰めとし、う
こん・シルクパウダー真空パック15を作る。服用する
際には通常1包ずつを水あるいはお湯で服用するが、野
菜ジュース、牛乳等で服用する事も可能である。ここ
で、この真空パックは内部がフィルムコーティングされ
た遮光性のパックを用いたが、遮光性のパックを用いな
い場合も本発明に含まれる。
施の形態を示す。第1の実施の形態とはうこん・シルク
パウダー混合物14を調整する迄は同じであり、うこん
・シルクパウダー混合物14の一定量例えば、500g
を上部にチャック16の付いた真空パック17詰めと
し、服用に際して、添付の匙18を用いて1回量ずつを
取り出して水あるいはお湯、野菜ジュース、牛乳等で服
用する。
コーティングされた遮光性のパックを用いたが、遮光性
のパックを用いない場合、あるいは真空パックではなく
単なるパックに包装する場合も本発明に含まれる。ま
た、本実施例ではうこん・シルクパウダー混合物は粉末
状のままでパック詰めしたが、粉末状のうこん・シルク
パウダー混合物を錠剤化したもの、ソフトカプセルに入
れたものも本発明に含まれる。本発明ではうこん・シル
クパウダー混合物の割合をうこん粉末2に対してシルク
パウダーを1の割合で混合したが、粉末うこん100重
量部に対して、外分で10〜1000重量部のシルクパ
ウダーの範囲で、好ましくは外分で30〜100重量部
のシルクパウダーの範囲で混合割合を変える事も自由で
あるし、分包量を1gでなく、例えば2g等、用途に応
じて変更する事も自由である。
茎を洗浄後、乾燥、粉末化したものを用いたが、うこん
全体を粉末にしたものを用いる場合も本発明に含まれ
る。又、本発明ではシルクパウダーとして市販のシルク
パウダーを用いたが、シルクを加水分解後、乾燥、粉末
したものであれば何を使用しても良い。
に示すように250mLの褐色びん21、黒酢22を1
50mL、シルクパウダー23を50g用意し、ロート
24を用いて黒酢22をびん21に挿入し、次にシルク
パウダー23を少しずつ加え、図3(b)に示すよう
に、掻き混ぜ棒25を用いて、容器内を掻き混ぜ、シル
クパウダー23を黒酢22に溶解させながら、シルクパ
ウダー23の全量を加えて黒酢・シルクパウダー溶液2
6を調整する。服用する際には添付の計量カップ27で
1日量としてカップ27の目盛り28の所迄を服用する
が、服用者の好み、その時の状態によって、服用量を変
更するのは自由である。図3(c)は黒酢・シルクパウ
ダー溶液26を入れる容器の他の例であるが、内部を遮
光性の或るフィルムでコーティングされ、蓋30を有す
る口31の付いたパック29に入れるのも良い。この場
合、パック29は真空パックにするのが、黒酢・シルク
パウダー溶液の変質を防ぎ、長期の保存を可能とするの
で、より好ましい。
合を黒酢150mLに対し、シルクパウダーを50g、
つまり、略3:1の割合で調整したが、酢100重量部
に対して、外分で1〜1000重量部の割合、好ましく
は外分で3〜50重量部の割合であれば、調整割合を変
更するのは自由である。ここで、黒酢とシルクパウダー
の配合割合によっては、黒酢にシルクパウダーが溶けな
い場合もあるが、その場合も本発明に含まれるし、シル
クパウダーが溶けていない場合には、びんを振ってシル
クパウダーを均等にしてから、服用するのが好ましい。
更に、シルクパウダーが黒酢より多い場合には、シルク
パウダーに黒酢を入れて黒酢・シルクパウダー混合物を
作る。この混合物の1g量あるいは2g量を分包しても
いいが、錠剤化する場合、ソフトカプセルに入れた形に
する場合も本発明に含まれる。本発明では酢として黒酢
を用いたが、食酢であれば、りんご酢、米酢、玄米酢、
ワインビネガー等いずれの酢を用いることも自由であ
る。また、本発明では黒酢・シルクパウダーを入れるび
んに遮光性のある褐色瓶を用いたが、白色瓶を用いる場
合、真空パックでない、口のついたフィルムコーティン
グされた遮光性の樹脂性容器を用いる場合も本発明に含
まれる。
効を有しながら、苦みの強く常用に不適なうこんに多く
の薬効を有すると共に旨味を有し、うこんとは反応しな
いシルクパウダーを混合させているので、うこんの苦み
が消失し、薬効は更に拡大し、優秀な健康食品ができ
た。特に請求項2記載の健康食品はうこん・シルクパウ
ダー混合物を真空パック詰めとしているので、両者が変
質せず、長期の保存が可能である。請求項3、4記載の
健康飲料は健康に非常にいいとされながら、酸味のた
め、中々常用されなかった酢に、多くの薬効を有すると
共に旨味を有するシルクパウダーを混合しているので、
酢の強い酸味が消失し、薬効は更に拡大し、優秀な健康
飲料ができた。特に請求項4記載の健康飲料は酢に黒酢
を用いているので、健康に非常にいい。
係る健康食品の調整方法を示す図である。
係る健康食品の調整方法に用いる容器を示す図である。
る健康飲料の調整方法を示す図であリ、(c)は本実施
例に使用する他の容器の例を示す。
器、14:うこん・シルクパウダー混合物、15:うこ
ん・シルクパウダー真空パック、16:チャック、1
7:真空パック、18:匙、21:褐色びん、22:黒
酢、23:シルクパウダー、24:ロート、25:掻き
混ぜ棒、26:黒酢・シルクパウダー溶液、27:計量
カップ、28:目盛り、29:遮光性のパック、30:
蓋、31:口
Claims (4)
- 【請求項1】 粉末うこん100重量部に対して、外分
で10〜1000重量部、好ましくは外分で30〜10
0重量部のシルクパウダーを用意し、これらを混ぜ合わ
せたことを特徴とする健康食品。 - 【請求項2】 請求項1記載の健康食品において、前記
シルクパウダーと前記粉末うこんは真空パックされてい
ることを特徴とする健康食品。 - 【請求項3】 酢100重量部に対して、外分で1〜1
000重量部、好ましくは3〜50重量部のシルクパウ
ダーを用意し、これらを混ぜ合わせたことを特徴とする
健康飲料。 - 【請求項4】 請求項3記載の健康飲料において、前記
酢は黒酢であることを特徴とする健康飲料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001095002A JP2002281937A (ja) | 2001-03-29 | 2001-03-29 | 健康食品及び健康飲料 |
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JP2001095002A JP2002281937A (ja) | 2001-03-29 | 2001-03-29 | 健康食品及び健康飲料 |
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JP2001095002A Pending JP2002281937A (ja) | 2001-03-29 | 2001-03-29 | 健康食品及び健康飲料 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2002281937A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005032569A1 (ja) * | 2003-10-02 | 2005-04-14 | Kowa Co., Ltd. | 医薬組成物 |
JP2012040010A (ja) * | 2011-09-14 | 2012-03-01 | Biogrand Co Ltd | 組成物の食品または機能性食品に対する添加剤としての使用 |
-
2001
- 2001-03-29 JP JP2001095002A patent/JP2002281937A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2005032569A1 (ja) * | 2003-10-02 | 2005-04-14 | Kowa Co., Ltd. | 医薬組成物 |
JPWO2005032569A1 (ja) * | 2003-10-02 | 2007-11-15 | 興和株式会社 | 医薬組成物 |
JP4667244B2 (ja) * | 2003-10-02 | 2011-04-06 | 興和株式会社 | 医薬組成物 |
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JP2012040010A (ja) * | 2011-09-14 | 2012-03-01 | Biogrand Co Ltd | 組成物の食品または機能性食品に対する添加剤としての使用 |
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