JP2002281309A - データ補正装置及びデータ補正方法 - Google Patents
データ補正装置及びデータ補正方法Info
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Abstract
を処理する際に、メモリ使用量及び演算量を抑えたデー
タ補正装置及びデータ補正方法を提供することにある。 【解決手段】 本発明のデータ補正装置10は、入力デ
ータの補正を行うための高次多項式を、直交展開するた
めの展開係数及び基底関数のそれぞれの演算結果である
展開係数配列データ32及び基底関数配列データ36が
記憶された演算用メモリ22と、展開係数配列データ3
2及び基底関数配列データ36を利用して入力データの
補正を行う演算部20と、を含む。高次多項式を直交展
開したため、演算用メモリ22の使用量を抑えることが
できる。また、演算部20の演算時間を抑えることもで
きる。
Description
oupled device)から出力されたデータを補正するため
のデータ補正装置及びデータ補正方法に関する。
センサ及びディジタルカメラなどを利用した画像処理を
行う場合、ラインセンサなどを構成する各CCDは、受
光感度にばらつきがある。従って、図5に示すCCDの
入出力特性は、CCDごとに異なる。CCDの入出力特
性を補正するために、LUT(Look up table)が必要
になる。LUTを使用したLUT変換は、ハードウェア
あるいはソフトウェアによって実行されていた。
合、入力データをSRAM(Static RAM)のアドレス線
に入力し、SRAMに記憶された補正後のデータを取得
し、このデータを出力データとする。LUT変換の例と
して、8bitのデータ(取りうる値は0−255)の
変換の場合、予め変換後の数値を格納した要素数が25
6個の配列をメモリに用意し、入力データの値を引数と
して配列にアクセスする。アクセスした配列のデータが
LUT変換後のデータである。配列のメモリ使用量は2
56バイトとなる。10bitのデータの場合(とりう
る値は0−1023)は、要素数が1024個の配列を
用意する。メモリは通常8ビット単位で構成されるの
で、配列のメモリ使用量は2048バイトとなる。
CCDの画素ごとにLUTが必要となるので、LUTの
メモリ使用量は、3000×2KB=6MBとなる。し
かし、LUT変換は、ラインセンサの画像出力と同等の
速度(一例としてピクセルレート30MHz)で動作し
なければならず、6MBもの高速SRAMで構成する必
要がある。これは、価格的、実装面積的に制約が大き
く、実現が困難である。
のマイクロプロセッサであるDSP(Digital signal p
rocessor)を使用し、ソフトウェアによりLUT変換を
構成することも可能である。一例として、30個のDS
Pで3000画素を分割して処理する場合、各DSPは
100画素を処理する。従って、各DSPにはLUT変
換のために200KBの内部SRAMが必要となる。
も48KB程度までであるため、現実的ではない。更
に、DSPの本来の目的は画像データ取得後の画像処理
にあるため、内部SRAMの一部に大容量のLUTが常
駐することは好ましくない。
率を改善するため、LUT変換を多項式で近似して行う
方法もある。図5に示すようにCCDごとの入出力特性
は非線形である。入出力特性は連続であり、例えば4次
関数を使用して近似する場合、入出力特性カーブは式1
のようになる。係数は、予め入出力特性を基に決定して
おく。
加算4回が必要である。ただし、倍精度演算が必要であ
り、単精度演算に換算すると、乗算40回に相当する。
なお、加算回数についてはプロセッサ・アーキテクチャ
によって変動するので、比較を行わない。ピクセルレー
トを30MHzとすると、DSP1つ当たりの乗算の処
理能力は、少なくとも1200メガ演算/秒の処理能力
が必要である。DSPの現実的な処理能力はDSPを制
御するプログラムによって異なる。しかし、1000メ
ガ演算/秒を超えており、更に加算を行う必要があるた
め、DSPの処理能力をはるかに超えている。
回数を減らす場合、例えば式2のように変形する。
しかし、上記と同じように単精度演算に換算すると、乗
算16回になる。ピクセルレートを30MHzとする
と、DSP1つ当たり少なくとも480メガ演算/秒の
乗算の処理能力が必要である。更に加算が必要であるた
め、1000メガ演算/秒を越える恐れがあり、DSP
の処理能力を超えてしまう場合がある。
は、CCDから出力されたデータを処理する際に、メモ
リ使用量及び演算量を抑えたデータ補正装置及びデータ
補正方法を提供することにある。
の要旨とするところは、複数の入力素子で構成された入
力部に入力された入力データを補正するデータ補正装置
において、前記データの補正を行うための高次多項式
を、直交展開するための展開係数及び基底関数のそれぞ
れの演算データである展開係数配列データ及び基底関数
配列データが記憶された演算用メモリと、前記展開係数
配列データ及び基底関数配列データを利用して入力デー
タの補正を行う演算部と、を含むことにある。
るところは、複数の入力素子で構成された入力部に入力
された入力データを、演算部が補正するデータ補正方法
において、前記入力データの補正を行うための高次多項
式を、直交展開するための展開係数及び基底関数のそれ
ぞれの演算データである演算用メモリに記憶された展開
係数配列データ及び基底関数配列データを、前記演算部
が得るステップと、前記演算部が、前記展開係数配列デ
ータと前記基底関数配列データを乗算するステップと、
前記乗算するステップによって求められた結果を、前記
演算部が加算するステップと、を含むことにある。
タ補正方法の実施の形態を図面を基に説明する。
は、データの補正を行うための高次多項式を直交展開し
たときの展開係数及び基底関数を演算した結果である演
算データが、それぞれ展開係数配列データ及び基底関数
配列データとして記憶された演算用メモリ22と、その
展開係数配列データ及び基底関数配列データを参照して
データの補正を行う演算部20と、を含む。展開係数配
列データ及び基底関数配列データは、演算用メモリ22
の展開係数配列及び基底関数配列を構成する要素であ
る。演算用メモリ22及び演算部20は複数設けられて
いる。また、2次元のデータを取り込み入力データとし
て入出力制御部16に出力する入力部12、入力データ
を記憶する複数のデータ用メモリ24、入力部12で取
り込まれたデータを、演算部20を介して各データ用メ
モリ24に振り分ける入出力制御部16、入出力制御部
16及び各演算部20を制御する演算制御部14及び演
算部20とPCI BUS(Peripheral Component Interconne
ct BUS)28の接続を制御するPCIインターフェース2
6が含まれる。入力部12は複数のCCD(入力素子)
で構成されているラインセンサである。本発明におい
て、演算用メモリ22はSRAM(Static RAM)を使用
し、データ用メモリ24はSDRAM(Synchronous Dy
namic RAM)を使用する。
ぞれDSP(Digital signal processor)18の演算回
路及び内部メモリである。入力部12で取り込まれた入
力データは1ラインずつ所定の順序でDSP18に分配
され、並列処理により処理効率を高めるようにされてい
る。一例として、CCDの数が3000個の場合、DS
Pの数は30個である。また、1つ当たりのDSPのク
ロックは250MHzである。入出力制御部16は、F
IFO(First-In First-Out)を使用する。データ用メ
モリ24の容量は48MBである。
行うための高次多項式は、LUT(Look up table)変
換を行うために近似された多項式であり、従来技術で示
した式1である。展開計数及び基底関数は、式1を直交
展開するときに使用するものである。一般に、区間[0,
T]で定義された関数f(x)は式3のように級数展開され
る。
データの補正後のデータである。Ψ m(x)は基底関
数、bmは展開係数である。Ψm(x)が正規直交基底
の場合、bmは式4のように求められる。
ある。例えば、CCDが100個あれば、そのそれぞれ
について式4を演算して演算データを求め、図3(a)
に示すように、この演算データを展開係数配列データ3
2としてそれぞれの演算用メモリ22に記憶し、展開係
数配列30を構成する。図3(a)において、A1乃至
Apは展開係数配列の配列要素番号(添字)であり、C
CDの数が100個であればP=100になる。即ち、
展開係数配列の配列要素番号の数は、CCDの数に対応
する。更に、本発明において、展開係数配列30は0乃
至4次のそれぞれの展開係数について作成する。即ち、
5個の展開係数配列30が演算用メモリ22に構成され
る。従って、CCDの数が100個の場合、演算用メモ
リ22に記憶される全ての展開配列データ32は500
個になる。また、次元数をM次に変更することによっ
て、0次乃至M次の展開係数配列30を作成することが
可能である。
近似される場合、基底関数としてチェビシェフ関数(Ch
ebychev)を選択することが可能になり、m=4の場合
は、式6のように近似関数f’(x)が得られる。
数である。0次乃至4次のチェビシェフ関数C[Ψm]
を以下の式7乃至11に示す。
値、nはxを間隔1で離散化したときのサンプル数であ
る。定義域は、入力データの取りうる値である。本発明
において入力データは、CCDが2次元の画像のデータ
を取り込み、出力した輝度のデータである。入力データ
が10bitのデータの場合、定義域は0乃至1023
になる。km(m=0,1,2,3,4)は、正規化を
行うための係数である。
る。
なっている。更に、演算回数を減らすために、式6の右
辺の0次と1次の項をまとめて記述すると式13にな
る。
の展開係数を(b0k0−b1k1xc)と定義するこ
とによって、0次及び1次のチェビシェフ関数の項は、
それぞれ1とxになる。xは入力データ、即ち、入力画
素値であるため、演算部20が行う式12の演算は、以
下の式15のようになる。
4次のチェビシェフ関数を全ての定義域で演算して演算
データを求め、図3(b)に示すように、チェビシェフ
関数配列(基底関数配列)データ36としてそれぞれの
演算用メモリ22に記憶し、チェビシェフ関数配列(基
底関数配列)34を構成する。図3(b)に示すB1乃
至Bqはチェビシェフ関数配列の配列要素番号(添字)
であり、入力データが10bitの場合、q=1024
になる。チェビシェフ関数配列の配列要素番号は、入力
データの取りうる値と同じ値を使用する。また、2次乃
至4次のチェビシェフ関数のそれぞれについて、チェビ
シェフ関数配列データ36を求めるため、3個のチェビ
シェフ関数配列34が、演算用メモリ22に作成され
る。従って、入力データが10bitの場合、3×10
24=3072個のチェビシェフ関数配列データ36
が、演算用メモリ22に記憶される。なお、2次乃至4
次のチェビシェフ関数についてチェビシェフ関数配列3
4を作成したが、次元数をM次に変更することによっ
て、チェビシェフ関数配列34も2次乃至M次に変更さ
れる。
力データを補正したデータである。演算回数は、乗算が
4回、加算が4回になっている。式15より、0次及び
1次のチェビシェフ関数の演算結果は、それぞれ1と入
力画素値になっているため演算用メモリ22には記憶さ
れない。
表すものであり、式15においてm次展開係数配列[画
素番号](mは0乃至4)は、演算部20が画素番号を
引数として、演算用メモリ22の0乃至4次のそれぞれ
の展開係数配列30にアクセスした際の展開係数配列デ
ータ32である。即ち、演算部20は画素番号を引数と
して演算用メモリ22の0乃至4次のそれぞれの展開係
数配列30にアクセスし、アクセスされた画素番号の展
開係数配列データ32を得る。
ータであり、m次チェビシェフ関数配列[入力画素値]
(mは2乃至4)は、演算部20が入力画素値を引数と
して、演算用メモリ22の2乃至4次のそれぞれのチェ
ビシェフ関数配列34にアクセスした際のチェビシェフ
関数配列データ36である。即ち、演算部20は入力画
素値を引数として演算用メモリ22の2次乃至4次のそ
れぞれのチェビシェフ関数配列34にアクセスし、アク
セスされた入力画素値のチェビシェフ関数配列データ3
6を得る。
は、図4に示すように、定義域(0乃至1023)では
発散しないことが保証されており、16ビットで表現で
きる。式15では、2項の16ビット乗算(16ビット
×16ビット)であるため、乗算結果は単精度演算であ
る32ビットになる。即ち式15の演算は単精度演算に
なり、計算時間が短縮される。
個のチェビシェフ関数配列34とが、それぞれの演算用
メモリ22に構成される。例えば、CCDの数が100
個で、入力データの取りうる値が0乃至1023である
場合、1つ当たりの展開係数配列30の展開係数配列デ
ータ32は100個、1つ当たりのチェビシェフ関数配
列34のチェビシェフ関数配列データ36は1024個
になる。従って、500個の展開係数配列データ32
と、3072個のチェビシェフ関数配列データ36が演
算用メモリ22に記憶される。
したデータ補正方法について説明する。データの補正は
図2のフローチャートに従って行われる。入力部12で
あるラインセンサが、1ラインずつ2次元の画像データ
を読み取り、入力画素データとして入出力制御部16に
出力する(ステップ1)。1ラインに100個のCCD
がある場合、100個の入力画素データが読み取られ
る。また、入力画素データを10bitのデータとした
場合、取りうる値は0乃至1023の整数である。1ラ
インの100個の入力データは入出力制御部16によっ
て、演算部20を介して複数あるデータ用メモリ24の
いずれかに記憶される。入力データが記憶されるデータ
用メモリ24は、番号付けを行っておき、順番に入力デ
ータを記憶する。記憶するとき、CCDごとに画素番号
を決定し、データ用メモリ24の配列の配列要素番号
(添字)を画素番号にすることによって、CCDからの
入力データを配列のその画素番号の領域に記憶する。各
DSP18が1ラインの入力画素データを順次に受け取
る。
タは、データ用メモリ24に接続された演算部20によ
って補正される。演算用メモリ22には、LUT変換を近
似した高次多項式を直交展開するための展開係数及び基
底関数(チェビシェフ関数)を使用して演算された、0
乃至4次の展開係数配列データ32及び2次乃至4次の
チェビシェフ関数配列データ36が記憶されている。演
算部20は、データ用メモリ24に記憶された1ライン
の画素の各画素毎に、画素番号を引数として、演算用メ
モリ22の0次乃至4次のそれぞれの展開係数配列30
にアクセスし、それぞれの展開係数配列30から展開係
数配列データ32を取得する(ステップ2)。例えば画
素番号がA1の場合、図3(a)において、A1を引数
として演算用メモリ22の展開係数配列30にアクセス
し、そのA1を配列要素番号として記録されている展開
係数配列データ32を取得する。なお、図3(a)の展
開係数配列30は、0乃至4次について有するので、そ
のそれぞれについて展開係数配列データ32の取得を行
う。
に記憶された入力データ(入力画素値)を引数として、
2乃至4次のそれぞれのチェビシェフ関数配列34にア
クセスし、それぞれのチェビシェフ関数配列34からチ
ェビシェフ関数配列データ36を得る(ステップ3)。
例えば入力データがB1の場合、図3(b)において、
B1を引数として演算用メモリ22のチェビシェフ関数
配列34アクセスし、そのB1を配列要素番号として記
録されているチェビシェフ関数配列データ36を取得す
る。なお、図3(b)のチェビシェフ関数配列34は、
2乃至4次について有するので、そのそれぞれについて
チェビシェフ関数配列データ36の取得を行う。
れた0次乃至4次の展開係数配列データ32及び2次乃
至4次のチェビシェフ関数配列データ36を取得した
後、式15にその展開係数配列データ32及びチェビシ
ェフ関数配列データ36を代入し、演算(乗算及び加
算)を行う(ステップ4)。なお、1次展開係数配列デ
ータ32に乗算されるのは入力データ(入力画素値)で
ある。
ータを補正した値である出力画素値が求められる。求め
られた出力画素値は、PCIインターフェース26を介
してPCI BUS28に出力される。
した場合のメモリ使用量について説明する。画素数(C
CD数)をImax、入力データの取りうる値(定義
域)をn、高次多項式の次元数をMとする。展開係数配
列及びチェビシェフ関数配列を合わせた配列の要素数
(データ数)は、Imax×(M+1)+(M−1)×
nになる。Imax=100、n=1024、M=4の
場合、配列の要素数は3572になり、メモリの使用量
は7144バイトになる。
合、配列の要素数はImax×nであり、Imax=1
00、n=1024の場合、配列の要素数は10240
0になり、メモリの使用量は204800バイトにな
る。また、従来技術の高次多項式(式2)を完全に計算
した場合、配列の要素数はImax×(M+1)であ
り、Imax=100、M=4であれば、配列の要素数
は500になり、メモリの使用量は1000バイトにな
る。
した場合の演算負荷について説明する。式15より乗算
4回、加算4回である。なお、倍精度加算を単精度加算
の繰り返しで行う場合の繰り返し回数は、プロセッサア
ーキテクチャーによって変動するので、比較を行わな
い。演算用メモリ22に記憶された展開係数配列データ
32及びチェビシェフ関数配列(基底関数配列)データ
36は、正規化されたものである。従って、乗算は単精
度乗算(16ビット×16ビット)であり、単精度乗算
回数は4回である。ピクセルレート30MHzの場合、
120メガ演算/秒の演算負荷になる。
いので演算回数は0回である。また、高次多項式(式
2)を完全に演算する場合、乗算4回になる。この場合
の乗算は、長精度乗算(32ビット×32ビット)であ
り、長精度乗算を単精度乗算に換算する場合、たすきが
けで4回の単精度乗算を行う必要とするため、長精度乗
算4回は単精度乗算16回になる。ピクセルレート30
MHzの場合、480メガ演算/秒の演算負荷になる。
に示す。
びデータ補正方法によって、LUT変換を使用した場合
のように、演算用メモリ22の使用量が必要以上に大き
くなることはない。即ち、演算用メモリ22の容量を小
さくすることができ、価格を抑えたり、実装面積を小さ
くできる。また、LUT変換を近似した高次多項式のよ
うに、演算部20の処理能力以上の処理速度を必要とさ
れることはない。基底関数を正規化することによって、
演算が単精度演算になり、演算スピードが速くなる。基
底関数にチェビシェフ関数を選択することにより、0次
及び1次のチェビシェフ関数配列データを演算用メモリ
22に記憶することはなく、演算用メモリ22の使用量
を抑えられる。更に、0次のチェビシェフ関数が1であ
るため、0次の展開係数配列データと0次のチェビシェ
フ関数配列データの乗算を行う必要はなく、演算時間を
抑えることができる。
補正方法について実施形態を記載したが、本発明のデー
タ補正装置及びデータ補正方法は上記の実施形態に限定
されるものではない。例えば、基底関数は、正規直交系
のものであればチェビシェフ関数以外の関数を使用する
ことができる。
な基底関数を使用することも可能である。
フェース26を介してPCI BUS28に出力された
が、DSP18演算部20が画像認識の機能を備えてい
る場合、出力画素値を使用して画像認識を行うことがで
きる。
ンサなどを使用した場合、1度に2次元画像を取り込
み、取り込んだ2次元画像を1ラインずつ出力すること
もできる。
囲で当業者の知識に基づき種々なる改良、修正及び変形
を加えた態様で実施できるものである。
用メモリに展開係数配列及び基底関数配列を記憶するこ
とにより、演算部での演算時間を抑えることができる。
また、演算用メモリの消費量も抑えることができる。
単精度演算回数が乗算4回と加算4回であり、LUT変
換を近似した高次多項式をそのまま演算するのに比べ
て、単精度演算回数が少なくなっている。従って、演算
スピードを早くすることができる。
る。
ある。
展開係数配列を示す図であり、(b)はチェビシェフ関
数配列を示す図である。
Claims (12)
- 【請求項1】 複数の入力素子で構成された入力部が取
り込んだ入力データを補正するデータ補正装置におい
て、前記入力データの補正を行うための高次多項式を、
直交展開するための展開係数及び基底関数のそれぞれの
演算データである展開係数配列データ及び基底関数配列
データが記憶された演算用メモリと、前記展開係数配列
データ及び基底関数配列データを利用して入力データの
補正を行う演算部と、を含むデータ補正装置。 - 【請求項2】 前記演算用メモリ及び演算部が複数個で
ある請求項1に記載のデータ補正装置。 - 【請求項3】 前記展開係数配列データが、前記複数の
入力素子ごとに、前記展開係数を演算して求められたデ
ータである請求項1または2に記載のデータ補正装置。 - 【請求項4】 前記基底関数配列データが、前記入力デ
ータが取りうる値ごとに、前記基底関数を演算して求め
られたデータである請求項1乃至3に記載のデータ補正
装置。 - 【請求項5】 前記基底関数が、チェビシェフ関数であ
る請求項1乃至4に記載のデータ補正装置。 - 【請求項6】 前記チェビシェフ関数が2次乃至4次の
チェビシェフ関数である請求項5に記載のデータ補正装
置。 - 【請求項7】 前記高次多項式が、LUT(Look up ta
ble)変換を近似した式である請求項1乃至6に記載の
データ補正装置。 - 【請求項8】 前記演算部がDSP(Digital signal p
rocessor)の演算回路であり、前記演算用メモリが該D
SPの内部メモリである請求項1乃至7に記載のデータ
補正装置。 - 【請求項9】 複数の入力素子で構成された入力部が取
り込んだ入力データを、演算部が補正するデータ補正方
法において、前記入力データの補正を行うための高次多
項式を、直交展開するための展開係数及び基底関数のそ
れぞれの演算データである演算用メモリに記憶された展
開係数配列データ及び基底関数配列データを、前記演算
部が得るステップと、前記演算部が、前記展開係数配列
データと前記基底関数配列データを乗算するステップ
と、前記乗算するステップによって求められた結果を、
前記演算部が加算するステップと、を含むデータ補正方
法。 - 【請求項10】 前記演算部が得るステップは、前記演
算部が前記入力データ及び複数の入力素子を識別する画
素番号を参照して行われる請求項9に記載のデータ補正
方法。 - 【請求項11】 前記演算部は、前記入力データを参照
することによって、前記基底関数配列データを得る請求
項10に記載のデータ補正方法。 - 【請求項12】 前記演算部は、前記複数の入力素子を
識別する画素番号を参照することによって、前記展開係
数配列データを得る請求項10または11に記載のデー
タ補正方法。
Priority Applications (2)
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