JP2002281072A - インターネットワーク装置及びインターネットワーク方法 - Google Patents

インターネットワーク装置及びインターネットワーク方法

Info

Publication number
JP2002281072A
JP2002281072A JP2001077585A JP2001077585A JP2002281072A JP 2002281072 A JP2002281072 A JP 2002281072A JP 2001077585 A JP2001077585 A JP 2001077585A JP 2001077585 A JP2001077585 A JP 2001077585A JP 2002281072 A JP2002281072 A JP 2002281072A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packet
module
bus
identifier
function
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001077585A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4481517B2 (ja
Inventor
Shigeki Yoshino
茂樹 吉野
Hidemitsu Higuchi
秀光 樋口
Naoya Ikeda
尚哉 池田
Yoshitaka Sainomoto
義貴 才ノ元
Yukihide Inagaki
幸秀 稲垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2001077585A priority Critical patent/JP4481517B2/ja
Priority to US10/093,525 priority patent/US7092392B2/en
Publication of JP2002281072A publication Critical patent/JP2002281072A/ja
Priority to US11/449,614 priority patent/US7609704B2/en
Priority to US12/560,485 priority patent/US7983283B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4481517B2 publication Critical patent/JP4481517B2/ja
Priority to US13/087,484 priority patent/US8514869B2/en
Priority to US13/961,917 priority patent/US8995452B2/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/58Association of routers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/46Interconnection of networks
    • H04L12/4604LAN interconnection over a backbone network, e.g. Internet, Frame Relay
    • H04L12/462LAN interconnection over a bridge based backbone
    • H04L12/4625Single bridge functionality, e.g. connection of two networks over a single bridge
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L49/00Packet switching elements
    • H04L49/10Packet switching elements characterised by the switching fabric construction
    • H04L49/102Packet switching elements characterised by the switching fabric construction using shared medium, e.g. bus or ring

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 1つまたは複数の機能拡張モジュールを搭載
することで、機能拡張モジュールによる付加機能の処理
とルーティング処理を高速に行い、スケーラブルに機能
拡張できるようにする。 【解決手段】 ハードウェアによるルーティング処理も
可能である高速なルーティングモジュール32に、拡張
機能を実行する機能実行モジュール62を接続して機能
拡張モジュール6を構成することによって、機能実行モ
ジュール62によるパケットデータの加工により新たな
アドレス情報を持つパケットが生成された場合でも、接
続している当該ルーティングモジュール32により、パ
ケットの新たなルーティング先を選び転送するルーティ
ング処理の高速性を維持し、機能実行モジュール62を
複数枚接続することでスケーラブルな機能拡張モジュー
ルによる機能拡張を可能にする。また、機能の異なる機
能実行モジュール62を複数載せることで、複数の機能
を1台のインターネットワーク装置に組込むことも可能
になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネットワ
ーク装置及びインターネットワーク方法に係り、特に、
ルータ装置、LANスイッチ装置を利用する機能拡張モ
ジュールを搭載したインターネットワーク装置及びイン
ターネットワーク方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数のネットワークを接続する装
置としては、ネットワークシステム階層のうちデータリ
ンク層において相互接続を行いその受信パケット中のM
ACアドレスにより中継を制御する装置であるブリッ
ジ、さらにその上位層であるネットワーク層において接
続を行うルータ装置などがある。
【0003】図18は、従来のルータ装置のブロック図
の一例である。このルータは、メインプロセッサモジュ
ール2、ルーティングモジュール31〜3n、下位バス
41〜4n、回線制御モジュール51〜5nを備える。
ルータはネットワーク層の数あるプロトコルを制御する
が、ここでは代表的なIP(Internet Pro
tocol)プロトコルを例にあげルーティングの流れ
を説明する。ある通信回線からパケットを受信した回線
制御モジュール51は、そのパケットを下位バス41を
通してルーティング処理を制御するルーティングモジュ
ール31に送る。ルーティングモジュール31は、受信
した当該パケット中のIPアドレスによるアドレス情報
により経路情報を検索して、あらかじめ定められた経路
あるいは最適な経路を選択し、例えばルーティングモジ
ュール32を選ぶ。それからルーティングモジュール3
1は、上位側の上位バス1を通して選んだ宛先のルーテ
ィングモジュール32へ受信パケットの中継を行う。さ
らにルーティングモジュール32の下位側の下位バス4
2を通って回線制御モジュール52へ送られ通信回線へ
パケットが送信されるものである。また、逆に回線制御
モジュール52から回線制御モジュール51へパケット
を送る際は、この逆の順路を通ってパケットのルーティ
ングが行われる。
【0004】このような従来のルータ装置において、各
種の機能補助を行うために補助プロセッサを該上位バス
に接続した例として、特開平5−199230号公報が
ある。これによると、ルータを管理する主プロセッサと
ルーティング処理を行う複数のルーティングアクセラ
レータとを相互に接続している結合手段であるルータバ
スを介して、主プロセッサの機能補助をする補助プロセ
ッサを接続するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ブリッジもルータもパ
ケットの中継を行う装置であるが、この中継の際に、あ
る機能を実施してパケット内の情報の検出やパケットの
加工といった機能拡張を行いたい。現存するルータ装置
ならび新規のルータ装置において、機能拡張を実行する
ための機能拡張モジュールを複数枚搭載して、スケーラ
ブルに拡張が行える装置を考えた場合、ルータ装置にル
ーティングモジュールが複数枚搭載できることを利用し
て、ルーティングモジュールの一部を機能拡張モジュー
ルに置き換えて搭載する方が良い。このとき機能拡張モ
ジュールはルーティングモジュールと同じ結合手段につ
ながるユニットとしての制限を受ける。しかも、当該機
能拡張モジュールによるパケットデータの加工により新
たなアドレス情報を持つパケットが生成された場合、次
のルーティング先を経路計算し直さなければならないの
で、ルーティングモジュールと同等のルーティング機能
を持つことが必要となる。
【0006】しかし、機能拡張モジュールとして上記従
来技術の補助プロセッサを用いて、補助プロセッサにル
ーティングソフトウェアを実行しても、ソフトウェアに
よる低速なルーティング処理ではパケットの中継速度が
遅くなってしまう問題がある。
【0007】そこで、本発明の目的は、以上の点に鑑
み、現存するインターネットワーク装置ならび新たに作
成するインターネットワーク装置において、1つまたは
複数の機能拡張モジュールを搭載することで、機能拡張
モジュールによる付加機能の処理とルーティング処理を
高速に行うことができ、スケーラブルに機能拡張できる
インターネットワーク装置を提供する。
【0008】また、本発明は、機能実行モジュールとル
ーティングモジュールの組み合わせによる高速処理を行
うことを目的とする。本発明は、機能実行モジュールに
よる機能拡張が現存するルータ装置に適用することによ
り、既に購入しているユーザの装置にも適用が可能とす
ることを目的とする。また、本発明は、ルーティングモ
ジュール機能を除いて機能実行モジュールの機能を実現
することで開発コストを削減することを目的とする。ま
た、本発明は、機能実行モジュールをスケーラブルに搭
載することにより、拡張性を具備し、同一又は異なる複
数の機能を搭載し、さらに、複数の機能実行モジュール
に負荷分散して処理することで、処理性能を向上させる
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、ハードウェアによるルーティング処理も可能である
高速なルーティングモジュールに、拡張機能を実行する
機能実行モジュールを接続して機能拡張モジュールを構
成することによって、機能実行モジュールによるパケッ
トデータの加工により新たなアドレス情報を持つパケッ
トが生成された場合でも、接続している当該ルーティン
グモジュールにより、パケットの新たなルーティング先
を選び転送することを実現する。そのための機能実行モ
ジュールの接続方法を以下に例示する。
【0010】(1)機能拡張モジュールの構成として、
インターネットワーク装置に使われる高速なルーティン
グモジュールをそのまま使用して、その配下に機能実行
モジュールを接続する方法。機能拡張モジュールにルー
ティング機能が必要ならば、高速なルーティングモジュ
ールをそのまま利用して、その配下に機能実行モジュー
ルを接続すれば、高速で改造量を最小限にした機能拡張
モジュールの搭載が可能である。そこで、機能実行モジ
ュールの接続方法としては、ルーティングモジュールに
接続している回線制御モジュールの代わりに機能実行モ
ジュールを接続することで実現できる。
【0011】(2)機能拡張モジュールの構成として、
インターネットワーク装置に使われる高速なルーティン
グモジュールをそのまま使用して、回線制御モジュール
の接続とは別のインタフェースに機能実行モジュールを
接続する方法。機能拡張モジュールにルーティング機能
が必要ならば、高速なルーティングモジュールをそのま
ま利用して、回線制御モジュールの接続とは別に、拡張
機能を実行する機能実行モジュールを接続するインタフ
ェースを設けて、機能実行モジュールを接続すること
で、高速で改造量を最小限にした機能拡張モジュールの
搭載が可能である。
【0012】この方法としては次の2つの手段がある。 (i)機能実行モジュールの接続方法としては、ルーテ
ィングモジュールから汎用バスまたは特定のインタフェ
ースの線を取り出して、そこに機能実行モジュールをつ
なげ、使用しなくなった回線制御モジュールを取り外し
てしまう手段。 (ii)機能実行モジュールの接続方法としては、ルーテ
ィングモジュールから汎用バスまたは特定のインタフェ
ースの線を取り出して、そこに機能実行モジュールをつ
なげる手段。ルーティングモジュールが、パケットに付
加された識別子によって機能拡張モジュールと回線制御
モジュールの両方を使い分けて使用するか、または、機
能実行モジュールと機能実行モジュールを切り替えて使
用する。
【0013】(3)上記の(1)〜(2)において、各
々のルーティングモジュールに複数の機能実行モジュー
ルを搭載する方法。 (4)上記の(1)〜(3)において、ルーティングモ
ジュール内に機能実行モジュールを一緒に組込んで、一
つのボード上に載せて機能拡張モジュールとしてしまう
方法。
【0014】本発明のひとつの特徴としては、複数のネ
ットワークを相互に接続し、パケットデータを中継する
インターネットワーク装置であって、当該インターネッ
トワーク装置全体を管理する手段を具備するメインプロ
セッサモジュールを有し、該メインプロセッサモジュー
ルに接続され、相互に接続ができる結合手段を有し、受
信パケットデータのアドレス情報及び予め記憶された中
継経路選択情報により経路検索を行うルーティング機能
と、中継先ネットワークへの該受信パケットデータの中
継処理を該結合手段を介して相互に行う機能を具備した
複数のルーティングモジュールを有し、各々の該ルーテ
ィングモジュールに直結し、ネットワークを制御して前
記パケットデータの送受を行う回線制御モジュールを有
するインターネットワーク装置に対して、パケット加工
やプロトコル処理などの機能を付加する機能拡張モジュ
ールを追加するため、当該機能拡張モジュールの構成と
して、上記ルーティングモジュールの内、1つまたは複
数を利用し、当該ルーティングモジュールに接続してい
る当該回線制御モジュールの代わりに、付加機能の実行
を行うことができる機能実行モジュールを接続するとい
う手段によって、当該機能実行モジュールによるパケッ
トデータの加工により新たなアドレス情報を持つパケッ
トが生成された場合でも、接続している当該ルーティン
グモジュールにより当該パケットの新たなルーティング
先を選び転送することができることを特徴とした機能拡
張モジュールを搭載したインターネットワーク装置を提
供することにある。
【0015】本発明の他の特徴としては、複数のネット
ワークを相互に接続し、パケットデータを中継するイン
ターネットワーク装置であって、当該インターネットワ
ーク装置全体を管理する手段を具備するメインプロセッ
サモジュールを有し、該メインプロセッサモジュールに
接続され、相互に接続ができる結合手段を有し、受信パ
ケットデータのアドレス情報及び予め記憶された中継経
路選択情報により経路検索を行うルーティング機能と、
中継先ネットワークへの該受信パケットデータの中継処
理を該結合手段を介して相互に行う機能を具備した複数
のルーティングモジュールを有し、各々の該ルーティン
グモジュールに直結し、ネットワークを制御して前記パ
ケットデータの送受を行う回線制御モジュールを有する
インターネットワーク装置に対して、パケット加工やプ
ロトコル処理などの機能を付加する機能拡張モジュール
を追加するため、当該機能拡張モジュールの構成とし
て、上記ルーティングモジュールの内、1つまたは複数
を利用し、当該ルーティングモジュールと 汎用バスま
たは特定のインタフェースを介して、付加機能の実行を
行うことができる機能実行モジュールを接続し、不要と
なった当該回線制御モジュールを取り外すという手段に
よって、当該機能実行モジュールによるパケットデータ
の加工により新たなアドレス情報を持つパケットが生成
された場合でも、接続している当該ルーティングモジュ
ールにより当該パケットの新たなルーティング先を選び
転送することができることを特徴とした機能拡張モジュ
ールを搭載したインターネットワーク装置を提供するこ
とにある。
【0016】さらに、本発明の他の特徴としては、複数
のネットワークを相互に接続し、パケットデータを中継
するインターネットワーク装置であって、当該インター
ネットワーク装置全体を管理する手段を具備するメイン
プロセッサモジュールを有し、該メインプロセッサモジ
ュールに接続され、相互に接続ができる結合手段を有
し、受信パケットデータのアドレス情報及び予め記憶さ
れた中継経路選択情報により経路検索を行うルーティン
グ機能と、中継先ネットワークへの該受信パケットデー
タの中継処理を該結合手段を介して相互に行う機能を具
備した複数のルーティングモジュールを有し、各々の該
ルーティングモジュールに直結し、ネットワークを制御
して前記パケットデータの送受を行う回線制御モジュー
ルを有するインターネットワーク装置に対して、パケッ
ト加工やプロトコル処理などの機能を付加する機能拡張
モジュールを追加するため、当該機能拡張モジュールの
構成として、上記ルーティングモジュールの内、1つま
たは複数を利用し、当該ルーティングモジュールに回線
制御モジュールの接続とは別の汎用バスまたは特定のイ
ンタフェースを介して、付加機能の実行を行うことがで
きる機能実行モジュールを接続するという手段によっ
て、当該回線制御モジュールと当該機能実行モジュール
の両方もしくは切り替えて使用することができることを
特徴とした機能拡張モジュールを搭載したインターネッ
トワーク装置を提供することにある。
【0017】また、上述のようなインターネットワーク
装置において、各々の当該ルーティングモジュールに対
して、複数の当該機能実行モジュールを同時に接続する
構成を持った機能拡張モジュールを搭載するようにして
もよい。また、上述のような記載インターネットワーク
装置において、当該ルーティングモジュール内に当該機
能実行モジュールをいっしょに組込んで、一つのボード
上に載せてしまった機能拡張モジュールを搭載するよう
にしてもよい。
【0018】本発明の第1の解決手段によると、パケッ
トの中継処理を行うひとつ又は複数のルーティングモジ
ュールと、下位バスを介して前記ルーティングモジュー
ルと接続され、任意の付加機能を処理するひとつ又は複
数の機能実行モジュールとを有する第1のモジュール
と、パケットの中継処理を行うひとつ又は複数の第2の
モジュールと、前記第1及び第2のモジュールを相互に
接続する上位バスとを備えた情報中継装置であって、前
記第1のモジュールにおいて、前記ルーティングモジュ
ールは、上位バスからの識別子が付加されたパケットを
識別子内のモジュール番号に基づき受信する上位バス送
受信部と、回線番号に対応して物理回線制御モジュール
番号及び/又は物理回線番号を記憶した回線テーブルを
検索し、前記上位バス送受信部により受信したパケット
の識別子内の回線番号に基づき物理回線制御モジュール
番号及び/又は物理回線番号を得る回線テーブル検索部
と、前記回線テーブル検索部により得られた物理回線制
御モジュール番号で示された前記機能実行モジュールに
向けて、パケットを下位バスに送信する下位バス送受信
部と、を備え、前記機能実行モジュールは、下位バスか
らのパケットを物理回線制御モジュール番号により認識
して受信し、一方、付加機能処理が施された後のパケッ
トを受信して下位バスへパケットを送信するバス連結部
と、前記バス連結部から転送されたパケットを受信して
パケットの識別子を削除した後に、付加機能処理を施
し、パケットを前記バス連結部へ転送する機能アクセラ
レータとを備えたインターネットワーク装置を提供す
る。
【0019】本発明の第2の解決手段によると、パケッ
トの中継処理を行うひとつ又は複数のルーティングモジ
ュールと、下位バスを介して前記ルーティングモジュー
ルと接続され、任意の付加機能を処理するひとつ又は複
数の機能実行モジュールとを有する第1のモジュール
と、パケットの中継処理を行うひとつ又は複数の第2の
モジュールと、前記第1及び第2のモジュールを相互に
接続する上位バスとを備えた情報中継装置であって、前
記第1のモジュールにおいて、前記ルーティングモジュ
ールは、上位バスからの識別子が付加されたパケットを
識別子内のモジュール番号に基づき受信する上位バス送
受信部と、回線番号に対応して物理回線制御モジュール
番号及び/又は物理回線番号を記憶した回線テーブルを
検索し、前記上位バス送受信部により受信したパケット
の識別子内の回線番号に基づき物理回線制御モジュール
番号及び/又は物理回線番号を得る回線テーブル検索部
と、前記回線テーブル検索部により得られた物理回線制
御モジュール番号が第1の値であれば、汎用バスを介し
て前記機能実行モジュールにパケットを送信する汎用バ
ス送受信部とを備え、前記機能実行モジュールは、汎用
バスからのパケットを物理回線制御モジュール番号又は
物理回線番号に基づき認識して受信し、パケットの識別
子を削除した後に、付加機能処理を施し、前記汎用バス
送受信部に向けて汎用バスへパケットを送る機能アクセ
ラレータとを備えたインターネットワーク装置を提供す
る。
【0020】本発明の第3の解決手段によると、パケッ
トの中継処理を行うひとつ又は複数のルーティングモジ
ュールと、下位バスを介して前記ルーティングモジュー
ルと接続され、任意の付加機能を処理するひとつ又は複
数の機能実行モジュールとを有する第1のモジュール
と、パケットの中継処理を行うひとつ又は複数の第2の
モジュールと、前記第1及び第2のモジュールを相互に
接続する上位バスとを備えた情報中継装置におけるイン
ターネットワーク方法であって、前記第1のモジュール
において、前記ルーティングモジュールは、上位バスか
らの識別子が付加されたパケットを識別子内のモジュー
ル番号に基づき受信するステップと、回線番号に対応し
て物理回線制御モジュール番号及び/又は物理回線番号
を記憶した回線テーブルを検索し、受信したパケットの
識別子内の回線番号に基づき物理回線制御モジュール番
号及び/又は物理回線番号を得るステップと、得られた
物理回線制御モジュール番号で示された前記機能実行モ
ジュールに向けて、パケットを下位バスに送信するステ
ップと、を備え、前記機能実行モジュールは、下位バス
からのパケットを物理回線制御モジュール番号により認
識して受信するステップと、受信されたパケットに対し
てパケットの識別子を削除した後に、付加機能処理を施
し、パケットを転送するステップと、付加機能処理が施
された後のパケットを受信して下位バスへパケットを送
信するステップと、を含むインターネットワーク方法を
提供する。
【0021】本発明の第4の解決手段によると、パケッ
トの中継処理を行うひとつ又は複数のルーティングモジ
ュールと、下位バスを介して前記ルーティングモジュー
ルと接続され、任意の付加機能を処理するひとつ又は複
数の機能実行モジュールとを有する第1のモジュール
と、パケットの中継処理を行うひとつ又は複数の第2の
モジュールと、前記第1及び第2のモジュールを相互に
接続する上位バスとを備えた情報中継装置におけるイン
ターネットワーク方法であって、前記第1のモジュール
において、前記ルーティングモジュールは、上位バスか
らの識別子が付加されたパケットを識別子内のモジュー
ル番号に基づき受信するステップと、回線番号に対応し
て物理回線制御モジュール番号及び/又は物理回線番号
を記憶した回線テーブルを検索し、受信したパケットの
識別子内の回線番号に基づき物理回線制御モジュール番
号及び/又は物理回線番号を得るステップと、得られた
物理回線制御モジュール番号が第1の値であれば、汎用
バスを介して前記機能実行モジュールにパケットを送信
するステップとを備え、前記機能実行モジュールは、汎
用バスからのパケットを物理回線制御モジュール番号又
は物理回線番号に基づき認識して受信し、パケットの識
別子を削除した後に、付加機能処理を施し、汎用バスへ
パケットを送るステップとを含むインターネットワーク
方法を提供する。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図面を用いて説明する。なお、インターネットワー
ク装置は、以下の説明では本来の目的であるルーティン
グ処理を主体に説明することとし、ここではインターネ
ットワーク装置としてルータを代表として説明する。
【0023】図1は、従来のルータ装置に、機能拡張モ
ジュールを設けたときのルータ装置のブロック図であ
り、複数のルーティングモジュール51〜5nを接続し
ている結合手段と同じ上位バス1に、機能拡張モジュー
ル6を接続している基本構成図である。
【0024】図2は、本発明の機能拡張モジュールの構
成としてルーティングモジュールに機能実行モジュール
を接続したインターネットワーク装置全体のブロック図
である。このインターネットワーク装置は、上位バス
1、メインプロセッサモジュール2、機能拡張モジュー
ル6、ルーティングモジュール31、ルーティングモジ
ュール33〜3n、下位バス41、下位バス43〜4
n、回線制御モジュール51、回線制御モジュール53
〜5nを備える。機能拡張モジュール6は、ルーティン
グモジュール32、下位バス42もしくは他のインター
フェース、機能実行モジュール62を備える。まず、各
部の説明を行う。上位バス1は、ルータの中心となる高
速な結合手段であり、一般的にはスイッチング構造を持
つものやバス構造を持つものがある。この上位バス1に
は装置全体の管理機能とルーティングテーブルの生成・
配布等の機能を持つメインプロセッサモジュール2が接
続されている。更に上位バス1には、高速にパケットデ
ータのルーティングを行う機能を持つ一つまたは複数の
ルーティングモジュール31〜3nが接続される。この
ルーティングモジュール31の下位側には回線制御モジ
ュール51と接続するための下位バス41があり、下位
バス41はパケットデータ等を転送するためのインタフ
ェースである。回線制御モジュール51は、LANや回
線のプロトコルを制御しルータ装置の外部との通信が行
われる通信制御部である。機能実行モジュール62は、
該メインプロセッサモジュール2や該ルーティングモジ
ュール31〜3nではできなかった新しい機能や該メイ
ンプロセッサモジュール2では処理が遅くなる機能を高
速に実現するための拡張機能を実行をするものであり、
下位バス42もしくは他のインタフェースを使ってルー
ティングモジュール32と接続される。
【0025】本発明の実施の形態としては、回線制御モ
ジュールの代わりに機能実行モジュールを接続する方法
と、回線制御モジュールとは別のインタフェースに機能
実行モジュールを接続する方法に大別できるので、ま
ず、この2ケースについて詳しく説明する。
【0026】(1)第1の実施の形態 本発明の1つの手段としては、ルーティングモジュール
32の下位側の下位バス42のコネクタに回線制御モジ
ュールを接続する代わりに機能実行モジュール62を接
続する方法である。この方法では、ルーティングモジュ
ール32のハードウェアを全く変更することなく機能実
行モジュール62を接続できる利点がある。また、一つ
のボード上にルーティングモジュール32と機能実行モ
ジュール62の両方を載せてしまって下位バスでつない
でもよい。
【0027】この方法は高速なルーティングモジュール
32を利用できるので、機能実行モジュール62を上位
バス1に高速にインタフェースすることができる利点が
ある。図3は、本発明の一実施の形態を用いた場合の機
能実行モジュールを接続したルータ装置のブロック図で
ある。以下に、構成ならびに各部の説明を行う。ここで
は機能拡張モジュール6は、特に、その機能を実行する
ために、複雑なプロトコルをソフトウェア処理する手段
と、高速なハードウェア処理を実行する手段を搭載した
機能実行モジュール62を備える。機能実行モジュール
62は、汎用バス95と、下位バス42と汎用バス95
との間でパケットデータ等の転送を行って両方のバスを
ブリッジ接続するバス連結部91と、汎用バス95に接
続されるCPU96、CPU96用のメモリ97、汎用
バス95に接続する1つまたは複数の機能アクセラレー
タ98を有する。バス連結部91は、下位バス受信部9
2、下位バス送信部93、データ転送制御部94を備え
る。
【0028】各ルーティングモジュール31,32,3
3には本情報中継装置内で重複を起さない番号を割り当
てる。この番号をモジュール番号と表記する。また、回
線制御モジュール51、53や機能実行モジュール62
には、各ルーティングモジュール配下に複数の回線制御
モジュールなどを接続した場合のために、ルーティング
モジュール内で重複を起さない番号を割り当てる。この
番号を物理回線制御モジュール番号と表記する。さら
に、回線制御モジュール51に接続する回線23に対し
て、各回線制御モジュール配下で重複しない番号を割り
当てる。同様に回線制御モジュール53に接続する回線
23に対して、各回線制御モジュール配下で重複しない
番号を割り当てる。この番号を物理回線番号と表記す
る。物理回線番号に対して、装置内部で閉じる論理的な
回線番号を考えてもよい。この論理的な回線番号と物理
的な回線23に一意に対応する物理回線番号とは1対1
に対応する必要はない。例えば、ATM回線の場合、1
本のATM回線において複数のVC(Virtual
Connection)を設定することができる。以
降、この論理的な回線番号を単に回線番号と表記する。
また以降の説明では、パケットを受信した回線23を収
容しているルーティングモジュール31を受信側ルーテ
ィングモジュール、逆にパケットを送出する回線23を
収容しているルーティングモジュール33を送信側ルー
ティングモジュールと表記する。
【0029】ルーティングモジュール31、32、33
は、IPパケット経路検索部17、IP経路情報テーブ
ル18、回線テーブル検索部15、回線テーブル16、
経路情報書換え部20、パケット検出部21、検出条件
テーブル22、IPパケット判別部14、パケットバッ
ファ13、CPU11、メモリ12、上位バス送受信部
10、下位バス送受信部19を備える。
【0030】ルーティングモジュール31が受信側ルー
ティングモジュールである場合、下位バス送受信部19
は、下位バス41経由で送信、受信するパケットのハン
ドリングを行う。下位バス送受信部19は、下位バス4
1から受信したパケットをパケットバッファ13に格納
する処理を行う。その際、下位バス送受信部19は、パ
ケットの先頭部分に識別子を付加する。識別子は、情報
中継装置内での各モジュール間の転送で、該パケットに
関する中継情報を伝達する為に使う。
【0031】図4は、パケットへの識別子挿入書式の例
を示す図である。パケット105に対する識別子101
は、一例として送出経路情報であるモジュール番号10
2、回線番号103、次ノードIPアドレス104を含
む。識別子101のモジュール番号102、回線番号1
03、次ノードIPアドレス104には、後述の経路情
報テーブル検索の結果得られるモジュール番号、回線番
号、次ノードIPアドレスを格納する。送信側ルーティ
ングモジュールはこの識別子101を参照し、対応する
回線23への送信処理を行う。
【0032】なお、この付加した識別子101を削除す
るところは、ルーティングモジュール33の回線モジュ
ール53にて削除するが、別の方法としてはパケットの
データ転送量を少しでも減らすために、ルーティングモ
ジュール33から回線モジュール53へパケットを送る
直前で削除する方法でもよい。
【0033】一方、機能実行モジュール62で付加機能
を処理した後にルーティングモジュール32の再ルーテ
ィング処理を行うために、機能実行モジュール62でこ
の識別子101を削除し(またはルーティングモジュー
ル32の下位バス送受信部19から機能実行モジュール
62にパケットを送る直前にこの識別子101を削除
し)、再びルーティングモジュール32の下位バス送受
信部19が、下位バス42から受信したパケットをパケ
ットバッファ13に格納する処理を行う際、パケットの
先頭部分に新たな識別子101を付加する。これについ
ては、別の方法としては、機能実行モジュール62では
識別子101の削除は行わずに、再びルーティングモジ
ュール32の下位バス送受信部19が、下位バス42か
ら受信したパケットをパケットバッファ13に格納する
処理を行う際、パケットに付加されている識別子の上に
新たな識別子101で上書きする方法もある。
【0034】また、図5は、経路情報テーブルの構成例
を示す図である。経路情報テーブル18は、図に例示さ
れるように、IPパケットの送出経路情報のモジュール
番号203、回線番号204、次ノードIPアドレス2
05と宛先IPアドレス201、サブネットマスク20
2が対応付けられて格納されている。
【0035】ルーティングモジュール33を送信側ルー
ティングモジュールとした場合、モジュール番号203
は、該IPパケットを送信するネットワークに直接、又
は間接的につながる回線23を収容する送信側ルーティ
ングモジュール33を指す番号である。回線番号204
は、該IPパケットを送信するネットワークに直接、又
は間接的につながる回線23を指す番号である。次ノー
ドIPアドレス205は、本情報中継装置の次に該IP
パケットを中継する情報中継装置を指すIPアドレスで
ある。IPパケット経路検索部17は、パケットバッフ
ァ13に格納されたIPパケットのIPヘッダに記載さ
れた宛先IPアドレスからサブネットマスク202を使
ってネットワークアドレス部分を抽出する。これを検索
キーとし、経路情報テーブル18の宛先IPアドレス2
01を検索する。結果、該IPパケットに対する送出経
路情報(モジュール番号203、回線番号204、次ノ
ードIPアドレス205)を得る。
【0036】また、図6は、回線テーブルの構成例を示
す図である。回線テーブル16は、図に例示されるよう
に、回線番号401と物理回線モジュール番号403、
物理回線番号402が対応付けられて格納されている。
回線テーブル検索部15は、上位バス1から受信したパ
ケットに対して、パケットに付加されている識別子10
1に記載された回線番号103を検索キーとし、回線テ
ーブル16の回線番号401を検索する。結果、該パケ
ットを送出する物理回線モジュール番号403と物理回
線番号402が求まる。
【0037】また、図7は、検出条件テーブルの構成例
を示す図である。検索条件テーブル22は、IP付加機
能処理を施す対象のIPパケットを検出する条件が格納
してある。検索条件テーブル22は、図に例示されるよ
うに、IP付加機能処理を施す対象のIPパケットを検
出するための検出条件301と、該IP付加機能処理を
処理する機能拡張モジュール6のモジュール番号30
2、回線番号303、次ノードIPアドレス304が対
応付けられて格納されている。検出条件の例として、宛
先IPアドレスや、送り元IPアドレスがある。また例
えば、TCP(Transmission Contr
ol Protocol)、UDP(User Dat
agram Protocol)のポート番号など、I
P層以上のプロトコル情報が記憶されていてもよい。な
お、モジュール番号302のみを用いても機能拡張モジ
ュール6の特定は可能である。さらに、回線番号303
及び次ノードIPアドレス304を用いることで、複数
の機能実行モジュ-ル(1)〜(N)を備えた場合に
も、各装置への振り分けを行うことができる。
【0038】パケット検出部21は、パケットバッファ
13に格納されたIPパケットのIP、もしくはさらに
上位層のプロトコルの情報で検索条件テーブル22の検
出条件301を検索する。パケット検出部21は、検索
の結果、その情報と検索条件301とが合致した場合、
該IPパケットに対してIP付加機能処理を施すと識別
できると共に、その処理を行う機能拡張モジュール6の
モジュール番号302、回線番号303、次ノードIP
アドレス304を得る。経路情報書換え部20は、IP
付加機能の処理を施す対象のIPパケットをパケット検
出部21にて検出した場合、パケットに付加されている
識別子101の情報を、前記検出条件テーブル22を検
索して得られたモジュール番号302、回線番号30
3、次ノードIPアドレス304で上書きする。IPパ
ケット判別部14は、下位バス送受信部19によって下
位バス5経由で受信したパケットがIPパケットか否か
の判定を行う。パケットバッファ13は、下位バス送受
信部19または上位バス送受信部10から受信したパケ
ットを格納する。
【0039】CPU11とメモリ12は、その上でソフ
トウエアを動作させる。このソフトウエアはルーティン
グモジュール2の各種装置管理機能、メインプロセッサ
モジュール2から伝達される設定情報などを各テーブル
等へ格納する機能等を有する。またIPパケット以外の
パケットをメインプロセッサモジュール2へ転送する機
能を有する。
【0040】上位バス送受信部10は、上位バス1経由
で送信、受信するパケットのハンドリングを行う。上位
バス送受信部10は、パケットの先頭部分に付加された
識別子101のモジュール番号102に従って、上位バ
ス1を介して適するデバイスにパケットを送信する。
【0041】次に本発明の上記手段におけるパケットデ
ータの流れを説明する。図3における符号のt1の矢印
線がパケットの流れである。これを以下のフローチャー
トを使ってパケットの処理手順を説明する。
【0042】 図8は受信側ルーティングモジュール
31でのパケット処理手順である。回線制御モジュール
51で回線23からのパケット受信を認識する(ステッ
プ1001)。下位バス送受信部19は受信パケットを
パケットバッファ13に格納する(ステップ100
2)。この際、下位バス送受信部19は、パケットの先
頭部分に識別子101を付加する(ステップ100
3)。
【0043】次にIPパケット判別部14は、パケット
バッファ13に格納されたパケットがIPパケットであ
るか否かを判別する(ステップ1004)。パケットが
IPパケットである場合、IP経路検索部17は、パケ
ットバッファ13に格納したパケットのIPアドレスか
らサブネットマスク202を使ってネットワークアドレ
ス部分を抽出し、それを検索キーとして経路情報テーブ
ル18を検索する(ステップ1005)。例えば、サブ
ネットマスク202の設定によりIPアドレスの何ビッ
トから何ビット目を検索キーとして用いるかが求まり、
それをマスクとして、受信IPパケットのIPアドレス
の一部又は全部のビットを検索キーをして用いる。IP
経路検索部17は、ステップ1005の検索がヒットし
た場合、そのIPパケットに対する送出経路情報(モジ
ュール番号203、回線番号204、次ノードIPアド
レス205)を得る。そして経路情報書換え部20は、
パケット105識別子101に該送出経路情報を格納す
る(ステップ1006)。続けて、パケット検出部21
が検出条件テーブル22を検索条件で検索する(ステッ
プ1007)。
【0044】ステップ1007の検索がヒットした場
合、該IPパケットに対してIP付加機能処理を施すと
識別できると共に、そのIP付加機能処理を行う機能拡
張モジュール6のモジュール番号302、ならびに回線
番号303、次ノードIPアドレス304を得る。経路
情報書換え部20にて、上記検索の結果得たモジュール
番号302、回線番号303、次ノードIPアドレス3
04を識別子101に上書きで格納する(ステップ10
08)。これがパケットデータの流れt1の一般的な処
理手順である。一方、ステップ1007の検索がヒット
しなかった場合、識別子101への送出経路情報の上書
きは行わない。以上の処理を行った後、上位バス送受信
部10が識別子101のモジュール番号102に従い、
上位バス1を介して適するデバイスへパケットを送出す
る(ステップ1009)。
【0045】一方ステップ1005のIP経路検索部1
7で経路情報テーブル18の検索に失敗した場合、パケ
ット検出部21が検索条件テーブル22を検索条件によ
る検索(ステップ1010)を行い、もし検索が成功で
あれば、先と同様に送出経路情報を識別子101に上書
きで格納した後(ステップ1008)、上位バス1へ送
出する(ステップ1009)。また、ステップ1010
のパケット検出部21での検索が失敗した場合、パケッ
トを廃棄(ステップ1011)して受信処理を終了す
る。
【0046】ステップ1004の判別でIPパケット以
外であると判別した場合、IPパケット判別部14はパ
ケットをCPU11の管理するメモリ12に格納する
(ステップ1012)。CPU11上で動作するソフト
ウエアは、パケットをメインプロセッサモジュール2へ
転送する(ステップ1013)。メインプロセッサモジ
ュール2では、転送されたパケットの種類に応じた処理
を施す。中継する必要があるパケットであれば中継処理
をする。以上の処理手順によりIP付加機能処理を施す
対象のIPパケットを機能拡張モジュール6へ転送する
ことができる。
【0047】 図9は、機能拡張モジュール6内での
上位バスから機能実行モジュールまでのパケット処理手
順を示すフローチャートである。機能拡張モジュール6
内のルーティングモジュール32では、上位バス送受信
部10が、上位バス1からのパケット受信を識別子10
1のモジュール番号102等により認識する(ステップ
4101)。上位バス送受信部10は受信パケットをパ
ケットバッファ13に格納する(ステップ4102)。
続いて回線テーブル検索部15は、パケットに付加され
た識別子101に格納されている回線番号103を検索
キーにして、回線テーブル16を検索する(ステップ4
103)。回線テーブル検索部15は、ステップ410
3の検索が成功した場合、パケットを送信する物理回線
制御モジュール番号403と物理回線番号402を得
る。下位バス送受信部19は、物理回線制御モジュール
番号403と該物理回線番号402で示された(回線制
御モジュールの代わりに接続している)機能実行モジュ
ール62に送信を指示する(ステップ4104)。この
ように、受信パケット105の識別子101中の回線番
号103に基づき、転送する機能モジュール62が適宣
選択・設定される。これがパケットデータの流れt1の
一般的な処理手順である。一方、もしステップ4103
の検索が失敗した場合は、パケットを廃棄(ステップ4
107)して送信処理を終了する。
【0048】 図10は、機能実行モジュール62で
のパケット処理手順を示すフローチャートである。機能
実行モジュール62の下位バス受信部92が、下位バス
42からのパケット受信を物理回線制御モジュール番号
403又は物理回線番号402等により認識する(ステ
ップ2101)。下位バス受信部92はパケットをデー
タ転送制御部94に送る(ステップ2102)。データ
転送制御部94は機能アクセラレータ98に向けて汎用
バス95にパケットを転送する(ステップ2103)。
機能アクセラレータ98がパケットを受信する(ステッ
プ2104)。なお、汎用バス95は物理回線制御モジ
ュール番号403又は物理回線番号402に基づいて、
処理すべきパケットの受信を識別することも可能であ
る。機能アクセラレータ98が受信パケットについて、
IP付加機能処理を施す(ステップ2105)。ここで
行われる機能の一例を挙げると、例えば、IETF(I
nternetEngineering Task Fo
rce)がRFC(Request For Comme
nts)と称して通し番号をつけて公開しているもので
RFC2401などの暗号処理を行うIPsec機能な
どがある。機能アクセラレータ98は、処理を施された
後のパケットの識別子101を削除し(ステップ210
6)、データ転送制御部94に向けて汎用バス95にパ
ケットを転送する(ステップ2107)。データ転送制
御部94は汎用バス95からパケットを受信する(ステ
ップ2108)。データ転送制御部94は下位バス送信
部93を使って下位バス42の先のルーティングモジュ
ール32へパケットを送る(ステップ2109)。
【0049】なお、IPsecのカプセリングは、パケット
の先頭に新しいパケットヘッダを付加するという処理を
伴う。また、機能実行モジュールにて暗号化処理を行う
際には、識別子101を除いた本来のパケットデータ部
分にのみ暗号化を施すことになる。したがって、このよ
うな場合には識別子101を削除した(ステップ210
6)後に、付加機能処理を行う(ステップ2105)よ
うにしても良い。この場合について、図19に、機能実
行モジュール62でのパケット処理手順についての他の
フローチャートを示す。
【0050】また、前述の識別子101の削除に関する
別の方法として、ルーティングモジュール32の下位バ
ス送受信部19から機能実行モジュール62にパケット
を送る直前にこの識別子101を削除する方式をとった
場合、または、この後ルーティングモジュール32の下
位バス送受信部19が、下位バス42から受信したパケ
ットをパケットバッファ13に格納する処理を行う際に
パケットに付加されている識別子の上に新たな識別子1
01で上書きする方式をとった場合は、ステップ210
6の識別子101を削除する処理は必要ない。
【0051】 図11は、ルーティングモジュール3
2の再ルーティングによるパケット処理手順を示すフロ
ーチャートである。ルーティングモジュール32の下位
バス送受信部19が下位バス42から、付加処理を施さ
れたパケット受信を認識する(ステップ1101)。下
位バス送受信部19は受信パケットをパケットバッファ
13に格納する(ステップ1102)。この際、下位バ
ス送受信部19は、パケットの先頭部分に識別子101
を付加する(ステップ1103)。
【0052】次にIPパケット判別部14は、パケット
バッファ13に格納されたパケットがIPパケットであ
るか否かを判別する(ステップ1104)。パケットが
IPパケットである場合、IP経路検索部17は、パケ
ットバッファ13に格納したパケットのIPアドレスか
らサブネットマスク202を使ってネットワークアドレ
ス部分を抽出し、それを検索キーとして経路情報テーブ
ル18を検索する(ステップ1105)。ステップ11
05の検索がヒットした場合、そのIPパケットに対す
る送出経路情報(モジュール番号203、回線番号20
4、次ノードIPアドレス205)を得る。そして経路
情報書換え部20は、パケット105の識別子101に
該送出経路情報を格納する(ステップ1106)。続け
て、パケット検出部21が検出条件テーブル22を検索
条件で検索する(ステップ1107)。
【0053】ステップ1107の検索がヒットしなかっ
た場合、識別子101への送出経路情報の上書きは行わ
ない。以上の処理を行った後、上位バス送受信部10が
識別子101のモジュール番号102に従い、上位バス
1を介して送信側ルーティングモジュール33へパケッ
トを送出する(ステップ1109)。これがパケットデ
ータの流れt1の一般的な処理手順である。一方、ステ
ップ1107の検索がヒットした場合、該IPパケット
に対してIP付加機能処理を施すと識別できると共に、
そのIP付加機能処理を行う機能拡張モジュール6のモ
ジュール番号302、ならびに回線番号303、次ノー
ドIPアドレス304を得る。経路情報書換え部20に
て、上記検索の結果得たモジュール番号302、回線番
号303、次ノードIPアドレス304を識別子101
に上書きで格納する(ステップ1108)。以上の処理
を行った後、上位バス送受信部10が識別子101のモ
ジュール番号102に従い、上位バス1を介して適する
デバイスへパケットを送出する(ステップ1109)。
このようにして、さらに他の機能拡張モジュール6へパ
ケットを転送することができる。
【0054】一方ステップ1105のIP経路検索部1
7で経路情報テーブル18の検索に失敗した場合、パケ
ット検出部21の検索(ステップ1110)を行い、も
し検索が成功であれば、先と同様に送出経路情報を識別
子101に上書きで格納した後(ステップ1108)、
上位バス1へ送出する(ステップ1109)。また、ス
テップ1110のパケット検出部21での検索が失敗し
た場合、パケットを廃棄(ステップ1111)して受信
処理を終了する。
【0055】また、ステップ1104の判別でIPパケ
ット以外であると判別した場合、IPパケット判別部1
4はパケットをCPU11の管理するメモリ12に格納
する(ステップ1112)。CPU11上で動作するソ
フトウエアは、パケットをメインプロセッサモジュール
2へ転送する(ステップ1113)。メインプロセッサ
モジュール2では、転送されたパケットの種類に応じた
処理を施す。中継する必要があるパケットであれば中継
処理をする。
【0056】 図12は、送信側ルーティングモジュ
ールでのパケット処理手順を示すフローチャートであ
る。送信側ルーティングモジュール33の上位バス送受
信部10が、上位バス1からのパケット受信を識別子1
01のモジュール番号102等により認識する(ステッ
プ4001)。上位バス送受信部10はパケットをパケ
ットバッファ13に格納する(ステップ4002)。続
いて回線テーブル検索部15は、パケットに付加された
識別子101に格納されている回線番号103を検索キ
ーにして、回線テーブル16を検索する(ステップ40
03)。もしステップ4003の検索が失敗した場合
は、パケットを廃棄(ステップ4007)して送信処理
を終了する。一方、ステップ4003の検索が成功した
場合、回線テーブル16によりパケットを送信する回線
23の物理回線番号402を得る。下位バス送受信部1
9は、該物理回線番号402の指す回線23を制御する
回線制御モジュール3に送信を指示する(ステップ40
04)。指示を受けた回線制御モジュール3は、パケッ
トバッファ13からパケットをとりだし、パケットの先
頭部分に付加された識別子101を削除した後(ステッ
プ4005)、パケットを回線23へ送出する(ステッ
プ4006)。以上が、パケットデータの流れt1の一
般的な処理手順である。
【0057】なお、前述の識別子101を削除する別の
方法として、ルーティングモジュール33から回線モジ
ュール53へパケットを送る直前で削除する方式をとっ
た場合は、ステップ4005の識別子101を削除する
処理は必要ない。なお、本発明では、機能実行モジュー
ル62は、複数の機能アクセラレータ98を備え各種付
加機能を実行してもよいし、さらに、機能拡張モジュー
ル6が複数の機能実行モジュール62を備え、各種付加
機能を実行することができる。
【0058】(2)第2の実施の形態 本発明のもう1つの手段としては、ルーティングモジュ
ール34に汎用バスもしくは特定のインタフェースのコ
ネクタを設けて機能実行モジュールを接続する方法であ
る。この方法では、ルーティングモジュールのハードウ
ェアの変更を最小限にして機能実行モジュールを接続で
きる利点がある。また、一つのボード上にルーティング
モジュールと機能実行モジュールの両方を載せてしまっ
て汎用バスもしくは特定のインタフェースでつないでも
よい。
【0059】この方法も高速なルーティングモジュール
34を利用できるので、機能実行モジュール64を上位
バス1に高速にインタフェースすることができる利点が
ある。図13は本発明の一実施の形態を用いた場合の、
機能拡張モジュールの構成としてルーティングモジュー
ルに機能実行モジュールを搭載したルータ装置のブロッ
ク図である。構成ならびに各部の説明を行う。これから
の説明は、主に第1の実施の形態と異なる部分について
説明する。
【0060】機能実行モジュールの機能を含む機能拡張
モジュール6は、複雑なプロトコルをソフトウェア処理
する手段と、高速なハードウェア処理を実行する手段を
搭載した機能実行モジュール64を備える。機能実行モ
ジュール64は、ルーティングモジュール34との間を
汎用バス74で接続し、汎用バス74に接続されるCP
U96、およびCPU96用のメモリ97、同じ汎用バ
ス74に接続する1つまたは複数の機能アクセラレータ
98を持つ。
【0061】各ルーティングモジュール31,33、3
4には本情報中継装置内で重複を起さない番号を割り当
てる。この番号をモジュール番号と表記する。また、回
線制御モジュール51、53、54や機能実行モジュー
ル64には、ルーティングモジュール内で重複を起さな
い番号を割り当てる。この番号を物理回線制御モジュー
ル番号と表記する。さらに、回線制御モジュール51に
接続する回線23に対して、各回線制御モジュール配下
で重複しない番号を割り当てる。同様に回線制御モジュ
ール53ならび54に接続する回線23に対して、各回
線制御モジュール配下で重複しない番号を割り当てる。
この番号を物理回線番号と表記する。物理回線番号に対
して、装置内部で閉じる論理的な回線番号を考えてもよ
い。この論理的な回線番号と物理的な回線23に一意に
対応する物理回線番号とは1対1に対応する必要はな
い。
【0062】ルーティングモジュール31、33、34
は、IPパケット経路検索部17、IP経路情報テーブ
ル18、回線テーブル検索部15、回線テーブル16、
経路情報書換え部20、パケット検出部21、検出条件
テーブル22、IPパケット判別部14、パケットバッ
ファ13、CPU11、メモリ12、上位バス送受信部
10、下位バス送受信部19を備える。ルーティングモ
ジュール34は、このような構成に加え、汎用バス送受
信部85が追加されていて、汎用バス74を介して機能
実行モジュール64を接続できる。
【0063】ルーティングモジュール31が受信側ルー
ティングモジュールである場合、下位バス送受信部19
は、下位バス41経由で送信、受信するパケットのハン
ドリングを行う。下位バス送受信部19は、下位バス4
1から受信したパケットをパケットバッファ13に格納
する処理を行う。その際、パケットの先頭部分に識別子
を付加する。識別子は、情報中継装置内での各モジュー
ル間の転送で、該パケットに関する中継情報を伝達する
為に使う。上述のように、この識別子の一例を図4に示
す。識別子101は、送出経路情報であるモジュール番
号102、回線番号103、次ノードIPアドレス10
4を含む。識別子101のモジュール番号102、回線
番号103、次ノードIPアドレス104には、後述の
経路情報テーブル検索の結果得るモジュール番号、回線
番号、次ノードIPアドレスを格納する。送信側ルーテ
ィングモジュールはこの識別子101を参照し、対応す
る回線23への送信処理を行う。
【0064】なお、この付加した識別子101を削除す
るところは、ルーティングモジュール33の回線モジュ
ール53にて削除するが、別の方法としてはパケットの
データ転送量を少しでも減らすために、ルーティングモ
ジュール33から回線モジュール53へパケットを送る
直前で削除する方法でもよい。
【0065】また、機能実行モジュール64で付加機能
を処理した後にルーティングモジュール34の再ルーテ
ィング処理を行うために、機能実行モジュール64でこ
の識別子101を削除し(またはルーティングモジュー
ル34の汎用バス送受信部85から機能実行モジュール
64にパケットを送る直前にこの識別子を削除し)、再
びルーティングモジュール34の汎用バス送受信部85
が、汎用バス74から受信したパケットをパケットバッ
ファ13に格納する処理を行う際、パケットの先頭部分
に新たな識別子101を付加する。これについては、別
の方法としては、機能実行モジュール64では識別子1
01の削除は行わずに、再びルーティングモジュール3
4の汎用バス送受信部85が、汎用バス74から受信し
たパケットをパケットバッファ13に格納する処理を行
う際、パケットに付加されている識別子の上に新たな識
別子101で上書きする方法もある。
【0066】次にこの実施の形態におけるパケットデー
タの流れについて動作を説明する。図13における符号
のt2の矢印線がパケットの流れである。この実施の形
態では先の実施の形態と比べて処理手順とは同様で
あり、処理手段の部分が異なるので、これらの部
分を以下のフローチャートを使ってパケットの処理手順
について説明する。
【0067】 図14は、機能拡張モジュール6内で
の上位バスから機能実行モジュールまでのパケット処理
手順を示すフローチャートである。機能拡張モジュール
6内のルーティングモジュール34では、上位バス送受
信部10が、上位バス1からのパケット受信を識別子1
01のモジュール番号102等により認識する(ステッ
プ4201)。上位バス送受信部10は受信パケットを
パケットバッファ13に格納する(ステップ420
2)。続いて回線テーブル検索部15は、パケットに付
加された識別子101に格納されている回線番号103
を検索キーにして、回線テーブル16を検索する(ステ
ップ4203)。回線テーブル検索部15は、ステップ
4203の検索が成功した場合、パケットを送信する物
理回線制御モジュール番号403と物理回線番号402
を得る。下位バス送受信部19は、この物理回線制御モ
ジュール番号403からパケットを機能実行モジュール
64に送るか回線制御モジュール54に送るかを選択す
る。例えば物理回線制御モジュール番号の値が0ならば
パケットの送り先は回線制御モジュール54、物理回線
制御モジュール番号の値が1ならばパケットの送り先は
機能実行モジュール64と決めておくことで振り分ける
ことができる。(ステップ4204)
【0068】汎用バス送受信部85は、物理回線制御モ
ジュール番号403を参照して、この例では、物理回線
制御モジュール番号の値が1ならば、機能実行モジュー
ル64にパケットを送信を指示する(ステップ420
5)。これがパケットデータの流れt2の一般的な処理
手順である。一方、ステップ4204の判定で下位バス
送受信部19は、物理回線制御モジュール番号403を
参照して、物理回線制御モジュール番号の値が0なら
ば、回線制御モジュール54にパケットを送信をする
(ステップ4206)。この手順から外れた場合を説明
すると、もしステップ4203の検索が失敗した場合
は、パケットを廃棄(ステップ4107)して送信処理
を終了する。
【0069】 図15は、機能実行モジュール64で
のパケット処理手順を示すフローチャートである。機能
実行モジュール64の機能アクセラレータ98が汎用バ
ス送受信部85から汎用バス74を経てパケット受信を
物理回線制御モジュール番号403又は物理回線番号4
02等により、認識する(ステップ2201)。機能ア
クセラレータ98が物理回線制御モジュール番号403
又は物理回線番号402等によりパケットを受信する
(ステップ2202)。機能アクセラレータ98が受信
パケットについてIP付加機能処理を施す(ステップ2
203)。処理を施した後のパケットは、識別子101
が削除され(ステップ2204)、機能アクセラレータ
98が汎用バス送受信部85に向けて汎用バス74へパ
ケットを送る(ステップ2205)。
【0070】なお、IPsecのカプセリングは、パケット
の先頭に新しいパケットヘッダを付加するという処理を
伴う。また、機能実行モジュールにて暗号化処理を行う
際には、識別子101を除いた本来のパケットデータ部
分にのみ暗号化を施すことになる。したがって、このよ
うな場合には識別子101を削除した(ステップ220
4)後に、付加機能処理を行う(ステップ2203)よ
うにしても良い。この場合について、図20に、機能実
行モジュール64でのパケット処理手順についての他の
フローチャートを示す。
【0071】また、前述の識別子101を削除に関する
別の方法として、ルーティングモジュール34の汎用バ
ス送受信部85から機能実行モジュール64にパケット
を送る直前にこの識別子を削除する方式をとった場合、
または、この後ルーティングモジュール34の汎用バス
送受信部85が、汎用バス74から受信したパケットを
パケットバッファ13に格納する処理を行う際にパケッ
トに付加されている識別子の上に新たな識別子101で
上書きする方式をとった場合は、ステップ2106の識
別子101を削除する処理は必要ない。
【0072】 図16は、ルーティングモジュール3
4の再ルーティングによるパケット処理手順を示すフロ
ーチャートである。ルーティングモジュール34の汎用
バス送受信部85が汎用バス74から、付加処理を施さ
れたパケット受信を認識する(ステップ1201)。汎
用バス送受信部85は受信パケットをパケットバッファ
13に格納する(ステップ1202)。この際、下位バ
ス送受信部19は、パケットの先頭部分に識別子101
を付加する(ステップ1203)。
【0073】次にIPパケット判別部14は、パケット
バッファ13に格納されたパケットがIPパケットであ
るか否かを判別する(ステップ1204)。パケットが
IPパケットである場合、IP経路検索部17は、パケ
ットバッファ13に格納したパケットのIPアドレスか
らサブネットマスク202を使ってネットワークアドレ
ス部分を抽出し、それを検索キーとして経路情報テーブ
ル18を検索する(ステップ1205)。ステップ12
05の検索がヒットした場合、そのIPパケットに対す
る送出経路情報(モジュール番号203、回線番号20
4、次ノードIPアドレス205)を得る。そして経路
情報書換え部20は、パケット105の識別子101に
該送出経路情報を格納する(ステップ1206)。続け
て、パケット検出部21が検出条件テーブル22を検索
条件で検索する(ステップ1207)。
【0074】ステップ1207の検索がヒットしなかっ
た場合、識別子101への送出経路情報の上書きは行わ
ない。以上の処理を行った後、上位バス送受信部10が
識別子101のモジュール番号102に従い、上位バス
1を介して送信側ルーティングモジュール33へパケッ
トを送出する(ステップ1209)。これがパケットデ
ータの流れt2の一般的な処理手順である。一方、ステ
ップ1207の検索がヒットした場合、該IPパケット
に対してIP付加機能処理を施すと識別できると共に、
そのIP付加機能処理を行う機能拡張モジュール6のモ
ジュール番号302、ならびに回線番号303、次ノー
ドIPアドレス304を得る。経路情報書換え部20に
て、上記検索の結果得たモジュール番号302、回線番
号303、次ノードIPアドレス304を識別子101
に上書きで格納する(ステップ1208)。以上の処理
を行った後、上位バス送受信部10が識別子101のモ
ジュール番号102に従い、上位バス1を介して適する
デバイスへパケットを送出する(ステップ1209)。
このようにして、さらに他の機能拡張モジュール6へパ
ケットを転送することができる。
【0075】一方ステップ1205のIP経路検索部1
7で経路情報テーブル18の検索に失敗した場合、パケ
ット検出部21の検索(ステップ1210)を行い、も
し検索が成功であれば、先と同様に送出経路情報を識別
子101に上書きで格納した後(ステップ1208)、
上位バス1へ送出する(ステップ1209)。また、ス
テップ1210のパケット検出部21での検索が失敗し
た場合、パケットを廃棄(ステップ1211)して受信
処理を終了する。
【0076】また、ステップ1104の判別でIPパケ
ット以外であると判別した場合、IPパケット判別部1
4はパケットをCPU11の管理するメモリ12に格納
する(ステップ1212)。CPU11上で動作するソ
フトウエアは、パケットをメインプロセッサモジュール
2へ転送する(ステップ1213)。メインプロセッサ
モジュール2では、転送されたパケットの種類に応じた
処理を施す。中継する必要があるパケットであれば中継
処理をする。
【0077】(3)第3の実施の形態 図17は本発明の一実施の形態を用いた場合の、機能拡
張モジュールの構成として一つのルーティングモジュー
ルに複数の機能実行モジュールを搭載したルータ装置の
ブロック図である。この図のように機能実行モジュール
の搭載方法としては、 例えば1つのルーティングモジ
ュール32の下位側の下位バス42に複数の機能実行モ
ジュール62を接続してもよい。また、ルーティングモ
ジュール31の下位側の下位バス41に接続する回線制
御モジュール51のなかの一部を機能実行モジュール6
1にしても実施可能である。
【0078】この複数の回線制御モジュールならび機能
実行モジュールへのパケットの振り分け方法は、図14
のステップ4204のように物理回線制御モジュール番
号の値で行える。なお、物理回線番号により、さらに、
振り分けるようにしてもよい。この値と各モジュールと
の対応の設定を増やすことで2個以上のモジュールでも
振り分けることが可能となる。
【0079】また、機能モジュール6内で、ルーティン
グモジュール32,34と機能実行モジュールとの間の
パケットに、物理回線制御モジュール番号、物理回線番
号をさらに識別情報として付加することで送受信の識別
判断等を行うようにしてもよい。以上のように、本実施
の形態によれば従来のルータにない機能を実現したり高
速な処理を行ったりする機能実行モジュールを使用した
パケットデータ中継を行うことができる。
【0080】
【発明の効果】本発明によれば、例えば、以下の効果が
ある。 ・機能実行モジュールとルーティングモジュールの組み
合わせによる高速処理が行える。 ・機能実行モジュールによる機能拡張が現存するルータ
装置に適用できるので、既に購入しているユーザの装置
にも適用が可能となる。 ・ルーティングモジュール機能を除いて機能実行モジュ
ールの機能を実現できるので開発コストを削減できる。 ・機能実行モジュールをスケーラブルに搭載することが
でき、拡張性がある。 ・機能実行モジュールをスケーラブルにできるので 複
数の機能を搭載することができる。 ・機能実行モジュールをスケーラブルにできるので 異
なる複数の機能を搭載することができる。 ・機能実行モジュールをスケーラブルにできるので 複
数の機能実行モジュールに負荷分散して処理すること
で、処理性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関して、機能拡張モジュールを設けた
ときのルータ装置のブロック図である。
【図2】本発明の機能拡張モジュールの構成としてルー
ティングモジュールに機能実行モジュールを接続したイ
ンターネットワーク装置全体の概略ブロック図である。
【図3】本発明の一実施の形態を用いた場合の、機能拡
張モジュールの構成としてルーティングモジュールに機
能実行モジュールを接続したルータ装置のブロック図で
ある。
【図4】本発明の一実施の形態としての、パケットへの
識別子挿入書式の例を示す図である。
【図5】本発明の一実施の形態としての、経路情報テー
ブルの構成例を示す図である。
【図6】本発明の一実施の形態としての、回線テーブル
の構成例を示す図である。
【図7】本発明の一実施の形態としての、検出条件テー
ブルの構成例を示す図である。
【図8】本発明の一実施の形態における、受信側ルーテ
ィングモジュールでのパケット処理手順である。
【図9】本発明の第一の実施の形態としての、上位バス
から機能実行モジュールまでのパケット処理手順であ
る。
【図10】本発明の第一の実施の形態における、機能実
行モジュールでのパケット処理手順である。
【図11】本発明の第一の実施の形態における、ルーテ
ィングモジュールの再ルーティングによるパケット処理
手順である。
【図12】本発明の一実施の形態としての、送信側ルー
ティングモジュールでのパケット処理手順である。
【図13】本発明の一実施の形態を用いた場合の、機能
拡張モジュールの構成としてルーティングモジュールに
機能実行モジュールを搭載したルータ装置のブロック図
である。
【図14】本発明の第二の実施の形態における、上位バ
スからのパケット処理手順示すフローチャートである。
【図15】本発明の第二の実施の形態における、機能実
行モジュールでのパケット処理手順を示すフローチャー
トである。
【図16】本発明の第二の実施の形態における、ルーテ
ィングモジュールの再ルーティングによるパケット処理
手順示すフローチャートである。
【図17】本発明の一実施の形態を用いた場合の、機能
拡張モジュールの構成として一つのルーティングモジュ
ールに複数の機能実行モジュールを搭載したルータ装置
のブロック図である。
【図18】従来のルータ装置の一例の構成を示すブロッ
ク図である。
【図19】機能実行モジュール62でのパケット処理手
順についての他のフローチャート。
【図20】機能実行モジュール64でのパケット処理手
順についての他のフローチャート。
【符号の説明】
1・・・上位バス 2・・・メインプロセッサモジュール 4・・・下位バス 6・・・機能拡張モジュール 10・・・上位バス送受信部 11・・・CPU 12・・・メモリ 13・・・パケットバッファ 14・・・IPパケット判別部 15・・・回線テーブル検索部 16・・・回線テーブル 17・・・IP経路検索部 18・・・経路情報テーブル 19・・・下位バス送受信部 20・・・経路情報書換え部 21・・・パケット検出部 22・・・検出条件テーブル 23・・・回線 31〜34,3n・・・ルーティングモジュール 41〜44,4n・・・下位バス 51〜54,5n・・・回線制御モジュール 62・・・機能実行モジュール 64・・・機能実行モジュール 74・・・汎用バス 85・・・汎用バス制御部 91・・・バス連結部 92・・・下位バス送信部 93・・・下位バス受信部 94・・・データ転送制御部 95・・・汎用バス 96・・・CPU 97・・・メモリ 98・・・機能アクセラレータ t1・・・パケットデータの流れ t2・・・パケットデータの流れ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 尚哉 神奈川県秦野市堀山下1番地 株式会社日 立製作所エンタープライズサーバ事業部内 (72)発明者 才ノ元 義貴 神奈川県秦野市堀山下1番地 株式会社日 立製作所エンタープライズサーバ事業部内 (72)発明者 稲垣 幸秀 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所横浜 ラボラトリ内 Fターム(参考) 5K030 HA08 HC01 HD03 JL07 KA05 KA11 KA13 LB05 LE01 5K033 AA09 CB08 CC01 DA05 DA13 DB12 DB14 DB17 DB18 EC03

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パケットの中継処理を行うひとつ又は複数
    のルーティングモジュールと、下位バスを介して前記ル
    ーティングモジュールと接続され、任意の付加機能を処
    理するひとつ又は複数の機能実行モジュールとを有する
    第1のモジュールと、 パケットの中継処理を行うひとつ又は複数の第2のモジ
    ュールと、 前記第1及び第2のモジュールを相互に接続する上位バ
    スとを備えた情報中継装置であって、前記第1のモジュ
    ールにおいて、前記ルーティングモジュールは、 上位バスからの識別子が付加されたパケットを識別子内
    のモジュール番号に基づき受信する上位バス送受信部
    と、 回線番号に対応して物理回線制御モジュール番号及び/
    又は物理回線番号を記憶した回線テーブルを検索し、前
    記上位バス送受信部により受信したパケットの識別子内
    の回線番号に基づき物理回線制御モジュール番号及び/
    又は物理回線番号を得る回線テーブル検索部と、 前記回線テーブル検索部により得られた物理回線制御モ
    ジュール番号で示された前記機能実行モジュールに向け
    て、パケットを下位バスに送信する下位バス送受信部
    と、を備え、前記機能実行モジュールは、 下位バスからのパケットを物理回線制御モジュール番号
    により認識して受信し、一方、付加機能処理が施された
    後のパケットを受信して下位バスへパケットを送信する
    バス連結部と、 前記バス連結部から転送されたパケットを受信してパケ
    ットの識別子を削除した後に、付加機能処理を施し、パ
    ケットを前記バス連結部へ転送する機能アクセラレータ
    とを備えたインターネットワーク装置。
  2. 【請求項2】パケットの中継処理を行うひとつ又は複数
    のルーティングモジュールと、下位バスを介して前記ル
    ーティングモジュールと接続され、任意の付加機能を処
    理するひとつ又は複数の機能実行モジュールとを有する
    第1のモジュールと、 パケットの中継処理を行うひとつ又は複数の第2のモジ
    ュールと、 前記第1及び第2のモジュールを相互に接続する上位バ
    スとを備えた情報中継装置であって、前記第1のモジュ
    ールにおいて、前記ルーティングモジュールは、 上位バスからの識別子が付加されたパケットを識別子内
    のモジュール番号に基づき受信する上位バス送受信部
    と、 回線番号に対応して物理回線制御モジュール番号及び/
    又は物理回線番号を記憶した回線テーブルを検索し、前
    記上位バス送受信部により受信したパケットの識別子内
    の回線番号に基づき物理回線制御モジュール番号及び/
    又は物理回線番号を得る回線テーブル検索部と、 前記回線テーブル検索部により得られた物理回線制御モ
    ジュール番号が第1の値であれば、汎用バスを介して前
    記機能実行モジュールにパケットを送信する汎用バス送
    受信部とを備え、前記機能実行モジュールは、 汎用バスからのパケットを物理回線制御モジュール番号
    又は物理回線番号に基づき認識して受信し、パケットの
    識別子を削除した後に、付加機能処理を施し、前記汎用
    バス送受信部に向けて汎用バスへパケットを送る機能ア
    クセラレータとを備えたインターネットワーク装置。
  3. 【請求項3】前記回線テーブル検索部により得られた物
    理回線制御モジュール番号が第2の値である場合、回線
    制御モジュールにパケットを送信する下位バス送受信部
    をさらに備えた請求項2に記載のインターネットワーク
    装置。
  4. 【請求項4】前記ルーティングモジュールは、 受信パケットからアドレス部分を抽出し、それを検索キ
    ーとしてアドレスに対応して送出経路情報が記憶された
    経路情報テーブルを検索し、付加機能処理後のパケット
    に対する第1の送出経路情報を得て、識別子に第1の送
    出経路情報を格納する経路検索部をさらに備え、 前記下位バス送受信部は、下位バスからの付加機能処理
    後のパケットを受信し、識別子を付加し、 前記経路検索部は、受信パケットの識別子に第1の送出
    経路情報を格納し、 前記上位バス送受信部は、識別子に従い、上位バスを介
    してパケットを送出することを特徴とした請求項1又は
    2に記載のインターネットワーク装置。
  5. 【請求項5】前記ルーティングモジュールは、 予め定められた検索条件に対応して他の第1のモジュー
    ルのモジュール番号を含む送出経路情報が記憶された検
    出条件テーブルを検索し、検索条件に該当する場合、該
    受信パケットに対する第2の送出経路情報を得るパケッ
    ト検出部と、 識別子の第1の送出機能情報を第2の送出経路情報に書
    き換える経路情報書換え部とをさらに備えた請求項1又
    は2に記載のインターネットワーク装置。
  6. 【請求項6】前記パケット検出部は、前記経路検索部で
    経路情報テーブルにより第1の送出経路情報を検索でき
    なかった場合、検出条件テーブルを検索条件で検索し、
    検索条件に該当する場合、該パケットに対して、その付
    加機能処理を行う機能拡張モジュールのモジュール番号
    を含む第3の送出経路情報を得て、 前記経路情報書換え部は、識別子の第1の送出機能情報
    を第3の送出経路情報に書き換えることとをさらに特徴
    とした請求項5に記載のインターネットワーク装置。
  7. 【請求項7】前記ルーティングモジュールの下位バスに
    接続された複数の前記回線制御モジュール又は汎用バス
    に接続された複数の前記機能実行モジュール若しくは前
    記機能アクセラレータをさらに備え、 これら複数の前記回線制御モジュール又は前記機能実行
    モジュール若しくは前記機能アクセラレータへのパケッ
    トの振り分けを、物理回線制御モジュール番号又は物理
    回線番号により行うことを特徴とする請求項1乃至6の
    いずれかに記載のインターネットワーク装置。
  8. 【請求項8】前記第2モジュールは、 受信パケットの先頭部分に識別子を付加する下位バス送
    受信部と、 受信パケットからアドレス部分を抽出し、それを検索キ
    ーとしてアドレスに対応して送出経路情報が記憶された
    経路情報テーブルを検索し、受信パケットに対する第4
    の送出経路情報を得て、識別子に第4の送出経路情報を
    格納する経路検索部と、 予め定められた検索条件に対応して前記機能拡張モジュ
    ールのモジュール番号を含む第5の送出経路情報が記憶
    された検出条件テーブルを検索し、検索条件に該当する
    場合、該受信パケットに対する第5の送出経路情報を得
    るパケット検出部と、 識別子の第4の送出機能情報を第5の送出経路情報に書
    き換える経路情報書き換え部と、 識別子の付加された受信パケットを上位バスに出力する
    上位バス送受信部とを備えた請求項1乃至7のいずれか
    に記載のインターネットワーク装置。
  9. 【請求項9】パケットの中継処理を行うひとつ又は複数
    のルーティングモジュールと、下位バスを介して前記ル
    ーティングモジュールと接続され、任意の付加機能を処
    理するひとつ又は複数の機能実行モジュールとを有する
    第1のモジュールと、 パケットの中継処理を行うひとつ又は複数の第2のモジ
    ュールと、 前記第1及び第2のモジュールを相互に接続する上位バ
    スとを備えた情報中継装置におけるインターネットワー
    ク方法であって、 前記第1のモジュールにおいて、前記ルーティングモジ
    ュールは、 上位バスからの識別子が付加されたパケットを識別子内
    のモジュール番号に基づき受信するステップと、 回線番号に対応して物理回線制御モジュール番号及び/
    又は物理回線番号を記憶した回線テーブルを検索し、受
    信したパケットの識別子内の回線番号に基づき物理回線
    制御モジュール番号及び/又は物理回線番号を得るステ
    ップと、 得られた物理回線制御モジュール番号で示された前記機
    能実行モジュールに向けて、パケットを下位バスに送信
    するステップと、を備え、前記機能実行モジュールは、 下位バスからのパケットを物理回線制御モジュール番号
    により認識して受信するステップと、 受信されたパケットに対してパケットの識別子を削除し
    た後に、付加機能処理を施し、パケットを転送するステ
    ップと、 付加機能処理が施された後のパケットを受信して下位バ
    スへパケットを送信するステップと、を含むインターネ
    ットワーク方法。
  10. 【請求項10】パケットの中継処理を行うひとつ又は複
    数のルーティングモジュールと、下位バスを介して前記
    ルーティングモジュールと接続され、任意の付加機能を
    処理するひとつ又は複数の機能実行モジュールとを有す
    る第1のモジュールと、 パケットの中継処理を行うひとつ又は複数の第2のモジ
    ュールと、 前記第1及び第2のモジュールを相互に接続する上位バ
    スとを備えた情報中継装置におけるインターネットワー
    ク方法であって、前記第1のモジュールにおいて、前記
    ルーティングモジュールは、 上位バスからの識別子が付加されたパケットを識別子内
    のモジュール番号に基づき受信するステップと、 回線番号に対応して物理回線制御モジュール番号及び/
    又は物理回線番号を記憶した回線テーブルを検索し、受
    信したパケットの識別子内の回線番号に基づき物理回線
    制御モジュール番号及び/又は物理回線番号を得るステ
    ップと、 得られた物理回線制御モジュール番号が第1の値であれ
    ば、汎用バスを介して前記機能実行モジュールにパケッ
    トを送信するステップとを備え、前記機能実行モジュー
    ルは、 汎用バスからのパケットを物理回線制御モジュール番号
    又は物理回線番号に基づき認識して受信し、パケットの
    識別子を削除した後に、付加機能処理を施し、汎用バス
    へパケットを送るステップとを含むインターネットワー
    ク方法。
  11. 【請求項11】前記第1モジュールでは、識別子を機能
    実行モジュールで削除する代わりに、前記ルーティング
    モジュールの前記下位バス送受信部から前記機能実行モ
    ジュールにパケットを送る直前にこの識別子を削除する
    ステップをさらに含む請求項9又は10に記載のインタ
    ーネットワーク方法。
  12. 【請求項12】前記ルーティングモジュールの前記下位
    バス送受信部が、下位バスからパケットを受信した際に
    パケットに付加されている識別子の上に新たな識別子を
    上書きするステップをさらに含む請求項9又は10に記
    載のインターネットワーク方法。
  13. 【請求項13】送出側前記ルーティングモジュールは、 上位バスからのパケットを識別子に基づいて認識して受
    信するステップと、 パケットに付加された識別子に基づき、パケットを送信
    する回線の物理回線番号を得るステップと、物理回線番
    号の指す回線を制御する回線制御モジュールは、パケッ
    トの先頭部分に付加された識別子を削除した後、パケッ
    トを回線へ送出するステップをさらに含む請求項9乃至
    12のいずれかに記載のインターネットワーク方法。
JP2001077585A 1992-08-27 2001-03-19 インターネットワーク装置及びインターネットワーク方法 Expired - Lifetime JP4481517B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001077585A JP4481517B2 (ja) 2001-03-19 2001-03-19 インターネットワーク装置及びインターネットワーク方法
US10/093,525 US7092392B2 (en) 2001-03-19 2002-03-11 Packet routing apparatus
US11/449,614 US7609704B2 (en) 2001-03-19 2006-06-09 Packet routing apparatus
US12/560,485 US7983283B2 (en) 2001-03-19 2009-09-16 Packet routing apparatus
US13/087,484 US8514869B2 (en) 2001-03-19 2011-04-15 Packet routing apparatus
US13/961,917 US8995452B2 (en) 1992-08-27 2013-08-08 Packet routing apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001077585A JP4481517B2 (ja) 2001-03-19 2001-03-19 インターネットワーク装置及びインターネットワーク方法

Related Child Applications (3)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010032297A Division JP4728435B2 (ja) 2010-02-17 2010-02-17 インターネットワーク装置
JP2010032322A Division JP4728436B2 (ja) 2010-02-17 2010-02-17 インターネットワーク装置
JP2010032367A Division JP4786749B2 (ja) 2010-02-17 2010-02-17 インターネットワーク装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002281072A true JP2002281072A (ja) 2002-09-27
JP4481517B2 JP4481517B2 (ja) 2010-06-16

Family

ID=18934321

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001077585A Expired - Lifetime JP4481517B2 (ja) 1992-08-27 2001-03-19 インターネットワーク装置及びインターネットワーク方法

Country Status (2)

Country Link
US (5) US7092392B2 (ja)
JP (1) JP4481517B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7633885B2 (en) 2004-06-30 2009-12-15 Fujitsu Limited Route computing system
JP2010109739A (ja) * 2008-10-30 2010-05-13 Iwatsu Electric Co Ltd Ipボタン電話装置
JP2010154551A (ja) * 2010-02-17 2010-07-08 Hitachi Ltd インターネットワーク装置
US7961733B2 (en) 2002-12-13 2011-06-14 Nvidia Corporation Method and apparatus for performing network processing functions
US8514869B2 (en) 2001-03-19 2013-08-20 Hitachi, Ltd. Packet routing apparatus
US9858096B2 (en) 2014-01-27 2018-01-02 Alaxala Networks Corporation Communication device migration method of extension function and communication system
WO2021192015A1 (ja) * 2020-03-24 2021-09-30 日本電信電話株式会社 ルータ装置、パケット転送方法及びパケット転送プログラム

Families Citing this family (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3873639B2 (ja) * 2001-03-12 2007-01-24 株式会社日立製作所 ネットワーク接続装置
EP1406415B1 (en) * 2002-10-01 2008-02-20 NEC Infrontia Corporation Bridge apparatus and bridge method
US20040146052A1 (en) * 2003-01-27 2004-07-29 Tanli Chang Apparatus and method for address filtering in a multi-host network interface
US20050010668A1 (en) * 2003-07-07 2005-01-13 Shiwen Chen Traversable network address translation with hierarchical internet addressing architecture
JP2005117206A (ja) 2003-10-06 2005-04-28 Hitachi Ltd ネットワークプロセッサアクセラレータ
JP4365672B2 (ja) * 2003-12-04 2009-11-18 株式会社日立製作所 パケット通信ノード装置
JP4626221B2 (ja) * 2004-06-24 2011-02-02 ソニー株式会社 情報処理装置、情報記録媒体、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラム
JP4369351B2 (ja) * 2004-11-30 2009-11-18 株式会社日立製作所 パケット転送装置
US8130679B2 (en) * 2006-05-25 2012-03-06 Microsoft Corporation Individual processing of VoIP contextual information
WO2008021372A2 (en) * 2006-08-11 2008-02-21 Slt Logic Llc Enhanced ethernet protocol for shortened data frames within a constrained neighborhood based on unique id
US10469556B2 (en) * 2007-05-31 2019-11-05 Ooma, Inc. System and method for providing audio cues in operation of a VoIP service
US9225626B2 (en) * 2007-06-20 2015-12-29 Ooma, Inc. System and method for providing virtual multiple lines in a communications system
JP2009055243A (ja) * 2007-08-24 2009-03-12 Sharp Corp 多機能印刷装置
JP2009077024A (ja) * 2007-09-19 2009-04-09 Panasonic Corp Tcpパケット通信装置およびその関連技術
US20090168755A1 (en) * 2008-01-02 2009-07-02 Dennis Peng Enforcement of privacy in a VoIP system
US8515021B2 (en) * 2008-02-25 2013-08-20 Ooma, Inc. System and method for providing personalized reverse 911 service
JP2009290332A (ja) * 2008-05-27 2009-12-10 Fujitsu Ltd 接続確認機能を有する伝送装置
US20130215069A1 (en) * 2010-10-26 2013-08-22 Tsu-Chang Lee Apparatus for network based modular electronic systems
CN102137005B (zh) * 2010-12-31 2014-04-02 华为技术有限公司 一种通信系统中的数据转发方法、装置和系统
US9282034B2 (en) 2013-02-20 2016-03-08 International Business Machines Corporation Directed route load/store packets for distributed switch initialization
US9252965B2 (en) 2013-03-15 2016-02-02 International Business Machines Corporation Directed route load/store packets for distributed switch initialization
US9386148B2 (en) 2013-09-23 2016-07-05 Ooma, Inc. Identifying and filtering incoming telephone calls to enhance privacy
US9560198B2 (en) 2013-09-23 2017-01-31 Ooma, Inc. Identifying and filtering incoming telephone calls to enhance privacy
US10769931B2 (en) 2014-05-20 2020-09-08 Ooma, Inc. Network jamming detection and remediation
US9633547B2 (en) 2014-05-20 2017-04-25 Ooma, Inc. Security monitoring and control
US10553098B2 (en) 2014-05-20 2020-02-04 Ooma, Inc. Appliance device integration with alarm systems
US11330100B2 (en) 2014-07-09 2022-05-10 Ooma, Inc. Server based intelligent personal assistant services
US10410109B2 (en) * 2014-08-25 2019-09-10 International Business Machines Corporation Peripheral device interconnections for neurosynaptic systems
US10009286B2 (en) 2015-05-08 2018-06-26 Ooma, Inc. Communications hub
US10771396B2 (en) 2015-05-08 2020-09-08 Ooma, Inc. Communications network failure detection and remediation
US10911368B2 (en) 2015-05-08 2021-02-02 Ooma, Inc. Gateway address spoofing for alternate network utilization
US9521069B2 (en) 2015-05-08 2016-12-13 Ooma, Inc. Managing alternative networks for high quality of service communications
US11171875B2 (en) 2015-05-08 2021-11-09 Ooma, Inc. Systems and methods of communications network failure detection and remediation utilizing link probes
US10116796B2 (en) 2015-10-09 2018-10-30 Ooma, Inc. Real-time communications-based internet advertising

Family Cites Families (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3113742B2 (ja) 1991-08-30 2000-12-04 株式会社日立製作所 インタネットワーク装置
US5434863A (en) 1991-08-30 1995-07-18 Hitachi, Ltd. Internetworking apparatus for connecting plural network systems and communication network system composed of plural network systems mutually connected
JP4481517B2 (ja) * 2001-03-19 2010-06-16 株式会社日立製作所 インターネットワーク装置及びインターネットワーク方法
US5490252A (en) 1992-09-30 1996-02-06 Bay Networks Group, Inc. System having central processor for transmitting generic packets to another processor to be altered and transmitting altered packets back to central processor for routing
JP2518515B2 (ja) 1993-05-27 1996-07-24 日本電気株式会社 高速コネクション設定パケット交換機
JP3290302B2 (ja) 1994-06-30 2002-06-10 富士通株式会社 データの交換処理方法及び装置
JP3515263B2 (ja) * 1995-05-18 2004-04-05 株式会社東芝 ルータ装置、データ通信ネットワークシステム、ノード装置、データ転送方法及びネットワーク接続方法
US5978844A (en) * 1995-09-08 1999-11-02 Hitachi, Ltd. Internetworking apparatus for load balancing plural networks
JPH09200239A (ja) 1996-01-19 1997-07-31 Hitachi Ltd リング接続を用いたデータ転送方法及び情報処理システム
JP3603524B2 (ja) 1997-02-05 2004-12-22 株式会社日立製作所 ネットワーキング方法
US6115756A (en) 1997-06-27 2000-09-05 Sun Microsystems, Inc. Electro-optically connected multiprocessor and multiring configuration for dynamically allocating time
US6496510B1 (en) * 1997-11-14 2002-12-17 Hitachi, Ltd. Scalable cluster-type router device and configuring method thereof
EP1005780B1 (en) 1998-06-19 2012-05-02 Juniper Networks, Inc. Method and system for encapsulating/decapsulating data on a per channel basis in hardware
JP3449294B2 (ja) 1999-06-18 2003-09-22 日本電気株式会社 マルチプロトコル処理装置、回線インターフェース及びそれらを有するマルチプロトコルスイッチシステム
US6724769B1 (en) 1999-09-23 2004-04-20 Advanced Micro Devices, Inc. Apparatus and method for simultaneously accessing multiple network switch buffers for storage of data units of data frames
US6704794B1 (en) 2000-03-03 2004-03-09 Nokia Intelligent Edge Routers Inc. Cell reassembly for packet based networks
US6604147B1 (en) * 2000-05-09 2003-08-05 Lucent Technologies Inc. Scalable IP edge router
JP4006169B2 (ja) 2000-05-30 2007-11-14 株式会社日立製作所 ラベルスイッチング型パケット転送装置
US20020083344A1 (en) 2000-12-21 2002-06-27 Vairavan Kannan P. Integrated intelligent inter/intra networking device
JP3873639B2 (ja) * 2001-03-12 2007-01-24 株式会社日立製作所 ネットワーク接続装置
JP4481518B2 (ja) * 2001-03-19 2010-06-16 株式会社日立製作所 情報中継装置及び転送方法
US7905177B2 (en) * 2005-11-14 2011-03-15 Foster-Miller, Inc. Safe and arm system for a robot
US8058692B2 (en) 2008-12-29 2011-11-15 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. Multiple-gate transistors with reverse T-shaped fins

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8514869B2 (en) 2001-03-19 2013-08-20 Hitachi, Ltd. Packet routing apparatus
US7961733B2 (en) 2002-12-13 2011-06-14 Nvidia Corporation Method and apparatus for performing network processing functions
US7633885B2 (en) 2004-06-30 2009-12-15 Fujitsu Limited Route computing system
JP2010109739A (ja) * 2008-10-30 2010-05-13 Iwatsu Electric Co Ltd Ipボタン電話装置
JP2010154551A (ja) * 2010-02-17 2010-07-08 Hitachi Ltd インターネットワーク装置
US9858096B2 (en) 2014-01-27 2018-01-02 Alaxala Networks Corporation Communication device migration method of extension function and communication system
WO2021192015A1 (ja) * 2020-03-24 2021-09-30 日本電信電話株式会社 ルータ装置、パケット転送方法及びパケット転送プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
US20140105217A1 (en) 2014-04-17
US8995452B2 (en) 2015-03-31
US20060251048A1 (en) 2006-11-09
JP4481517B2 (ja) 2010-06-16
US7609704B2 (en) 2009-10-27
US7983283B2 (en) 2011-07-19
US7092392B2 (en) 2006-08-15
US20020150088A1 (en) 2002-10-17
US20110194565A1 (en) 2011-08-11
US8514869B2 (en) 2013-08-20
US20100002713A1 (en) 2010-01-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002281072A (ja) インターネットワーク装置及びインターネットワーク方法
JP4481518B2 (ja) 情報中継装置及び転送方法
US7167450B2 (en) Network management method and communications network system
US5434863A (en) Internetworking apparatus for connecting plural network systems and communication network system composed of plural network systems mutually connected
EP1613015A1 (en) Network protocol processing device
JP2002314571A (ja) スイッチングノードのための分類およびタグ付け規則
US7203195B2 (en) Method for packet transferring and apparatus for packet transferring
US6625147B1 (en) Communications network control system
US7068661B1 (en) Method and apparatus for providing control information in a system using distributed communication routing
JP4827833B2 (ja) グローバルインターネットプロトコルプレフィックス番号モビリティ
JPH10303965A (ja) ルータ装置に於けるルーティング方式
EP1128611A2 (en) Method for table lookup
WO2006098043A1 (ja) ネットワークシステム及びネットワーク接続機器
WO2006073066A1 (ja) 通信装置、ルーティング方法及びプログラム
JP4988053B2 (ja) ネットワーク装置
JP2004088658A (ja) パケット転送装置及びパケット処理方法
JPH06197111A (ja) インタネットワーク装置
JP4786749B2 (ja) インターネットワーク装置
JP4728435B2 (ja) インターネットワーク装置
JP4728436B2 (ja) インターネットワーク装置
JPH11331268A (ja) パケット中継装置
JPH11191790A (ja) 通信データ処理方法及びそのネットワーク間接続装置
JP4778094B2 (ja) 情報中継装置及び転送方法
JPH08139725A (ja) ネットワーク管理方法
KR20060080003A (ko) 네트워크 구성요소 및 패킷 포워딩 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071102

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091211

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100217

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100309

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100318

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130326

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4481517

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130326

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term