JP4369351B2 - パケット転送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、パケット転送装置に関し、更に詳しくは、パケット転送装置の機能を拡張するための装置構成に関する。
IPネットワークなどのパケット通信ネットワークは、パケットを中継するための複数のパケット転送装置で構成される。端末装置から送信されたパケットは、これらのパケット転送装置を経由して、宛先の端末またはサーバに到達する。各パケット転送装置は、各入力回線から受信したパケットのヘッダに含まれる宛先アドレスに従って経路テーブルを参照し、受信パケットを転送すべき出力回線を特定する。また、受信パケットのヘッダ情報に適切な更新処理を施した後、上記出力回線を介して次のパケット転送装置に受信パケットを送信する。
従来のパケット転送装置は、受信パケットの処理能力に制約があり、処理能力を大幅に変更したい場合は、パケット転送装置全体を新たな装置と交換する必要がある。新たなパケット転送装置への交換は、大きな設備投資を必要とするため、ユーザニーズに応じてネットワーク機能を頻繁に変更することは困難となる。
上記問題に対処する1つの解決策として、パケット転送装置の機能を或る程度拡張可能な構造に設計しておき、必要に応じて、パケット転送装置の一部を変更または新たな機能ボードを追加することが考えられる。例えば、特開2002−28107号公報(特許文献1)には、パケット転送装置の内部スイッチに接続されるネットワークインタフェースカードを機能拡張カードと交換することによって、機能の拡張を可能にしたインターネットワーク装置及びインターネットワーク方法が提案されている。
特開2002−281072号公報
然るに、特許文献1で提案された拡張方式では、パケット転送装置が備えるメーカ独自の内部スイッチに接続されるネットワーク・インタフェースのハードウェアを新規に開発し、既設のパケット転送装置と部品交換する必要がある。この方式は、パケット転送装置全体を新たな機種と置き換える場合に比較して低コストとなるが、新規インタフェースボードの提供には、パケット転送装置のハードウェアに関する専門的な理解力が必要とされ、ハードウェアの設計と試作に依然として高いコストを必要とする。また、新規インタフェースボードには、既存のボードに置き換えるためにサイズ的な制約もある。
本発明の目的は、既存のハードウェアを変更することなく新たな拡張機能を容易に追加可能な構造のパケット転送装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、複数種類の新たな拡張機能を容易に追加可能な構造のパケット転送装置を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、追加された新たな拡張機能を他のパケット転送装置と共用可能な構造のパケット転送装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明のパケット転送装置は、外部ネットワークに接続するための汎用的な複数のネットワーク・インタフェースのうちの少なくとも1つを拡張インタフェースに指定し、追加機能を備えた拡張装置を上記拡張インタフェースを介してパケット転送装置に接続しておき、他のネットワーク・インタフェースが受信した追加機能を利用すべき受信パケットを上記拡張装置に転送し、拡張機能によって処理された受信パケットを上記拡張インタフェースを介してパケット転送装置に再入力し、受信パケットの宛先アドレスと対応したネットワーク・インタフェースから外部ネットワークに送出するようにしたことを特徴とする。
更に詳述すると、上記各ネットワーク・インタフェースは、受信回線インタフェースと送信回線インタフェースとからなり、本発明のパケット転送装置は、各受信回線インタフェースに付随して設けられた受信パケット処理部と、各送信回線インタフェースに付随して設けられた複数の送信パケット処理部と、各受信パケット処理部からの出力パケットを内部ヘッダに含まれる転送先識別子で特定される何れかの送信パケット処理部に転送するための内部パケット転送部とからなる。ここで、各送信パケット処理部は、受信回線インタフェースからの受信パケットを受信回線インタフェースの識別子と転送先識別子とを含む内部ヘッダをもった内部パケットに変換して、内部パケット転送部に出力する。
本発明の1つの特徴は、拡張インタフェース以外のネットワーク・インタフェースに付随する各受信パケット処理部が、予め指定されたヘッダ条件に該当する受信パケットに、転送先識別子で上記拡張インタフェースを指定した内部ヘッダを付加し、内部パケットとして内部パケット転送部に出力する機能を備え、上記拡張インタフェースに付随する送信パケット処理部が、上記内部パケット転送部から受信した内部パケットに、宛先アドレスとして上記拡張装置のアドレスを含む外部ネットワーク用ヘッダを付加し、送信パケットとして送信回線インタフェースに出力し、上記拡張インタフェースに付随する受信パケット処理部が、受信回線インタフェースから受信した上記拡張装置で処理されたパケットから外部ネットワーク用ヘッダを除去し、内部パケットとして上記内部パケット転送部に出力することにある。
拡張装置が、パケット転送装置の各受信パケット処理部に代わって受信パケットを処理するためには、受信パケットのヘッダ情報の他に、例えば、受信インタフェース識別子のような受信パケットの属性情報が必要となる。本発明では、拡張インタフェース以外のネットワーク・インタフェースに付随する各受信パケット処理部が、拡張装置に転送すべき受信パケットに、拡張装置が必要とするパケットの属性情報含む内部ヘッダを付加し、拡張インタフェースに付随する送信パケット処理部が、上記内部パケットに外部ネットワーク用ヘッダを付加した形の送信パケットを送信回線インタフェースに出力しているため、拡張装置は、受信パケットの属性情報とヘッダ情報に基づいたパケット処理を実行することが可能となる。
拡張装置は、受信パケットの内部ヘッダ情報とパケットヘッダ情報に基づいて、受信パケットをルーティング処理し、ヘッダ変換されたパケットをパケット転送装置の拡張インタフェースに送り返す。本発明では、拡張インタフェースに付随する受信パケット処理部が、受信回線インタフェースから受信したパケットから外部ネットワーク用ヘッダを除去し、拡張装置でヘッダ変換された内部ヘッダとパケットヘッダとをもつ内部パケットを内部パケット転送部に出力するようにしているため、上記内部パケットは、内部ヘッダが示す転送先識別子に従って、受信パケットの宛先アドレスと対応した送信パケット処理部に転送され、内部ヘッダを除去した形で外部ネットワークに送出される。
本発明によれば、汎用的なネットワーク・インタフェースで接続された拡張装置を用いて、パケット転送装置の機能を拡張することが可能となる。拡張装置としては、目的機能に応じて、例えば、サーバやネットワークプロセッサなど、汎用的なネットワーク・インタフェースをもつ各種の機器を適用できる。
以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する。
本発明の実施例1として、IPv4パケットの経路制御機能を備えたパケット転送装置に対して、ネットワーク・インタフェースのうちの一つを介してIPv6拡張装置を接続することにより、IPv6経路制御機能を追加した場合のシステム構成と動作について説明する。
図1は、本発明によるパケット転送装置10の1実施例を示す。
パケット転送装置10は、複数の受信回線インタフェース11(11−1〜11−n)と、複数の送信回線インタフェース12(12−1〜12−n)と、受信回線インタフェース11に接続された複数の受信パケット処理部13(13−1〜13−n)と、送信回線インタフェース12に接続された複数の送信パケット処理部14(14−1〜14−n)と、制御部15と、これらの受信パケット処理部13、送信パケット処理部14および制御部15に接続された内部パケット転送部16とからなる。90は、制御部15に接続された制御端末を示す。
尚、ここでは、内部パケット転送部16として、各受信パケット処理部13から受信したパケットを内部ヘッダに従ってルーティングする内部スイッチを採用した構成について説明するが、本発明のパケット転送装置は、各受信パケット処理部13が内部ヘッダ付きの受信パケットを内部バスに出力し、各送信パケット処理部14が内部バスから自分宛のパケットを選択的に受信するバス型の内部パケット転送部を採用することもでき、内部パケット転送部の構造に特別な限定はない。
互いに対をなす受信回線インタフェース11−iと送信回線インタフェース12−i(i=1〜n)で1つのネットワーク・インタフェースを形成しており、各ネットワーク・インタフェースは、外部ネットワークNW(NW−1、NW−2、…)、またはIPv6拡張装置40に接続されている。本実施例では、各ネットワーク・インタフェースは、外部ネットワークNWまたはIPv6拡張装置40との間で、外部ネットワーク用ヘッダとしてレイヤ2ヘッダをもつIPパケットを送受信するものとする。
図示した例では、IPv6拡張装置40は、第nネットワーク・インタフェース(受信回線インタフェース11−nと送信回線インタフェース12−n)を介して、パケット転送装置10に接続されている。また、外部ネットワークNWに接続されたネットワーク・インタフェースは、外部ネットワークNWから受信したIPv4パケットについては、通常のルーティング処理機能を有し、IPv6パケットについては、IPv6拡張装置40にルーティング処理を委ねるものとする。
受信パケット処理部13−j(j=1〜n−1)は、受信回線インタフェース11−jが外部ネットワークNWから受信したL2ヘッダをもつパケットに内部ヘッダを付加し、内部パケット形式で内部スイッチ部に入力する。後で詳述するように、IPv6拡張装置40と第nネットワーク・インタフェースとの間で送受信されるパケットは、内部パケット形式のパケットに更にL2ヘッダを付加した特殊なパケット形式となっている。従って、受信パケット処理部13−nは、受信回線インタフェース11−nがIPv6拡張装置40から受信したパケットからL2ヘッダを除去して得られた内部パケットを内部スイッチ部16に入力する。
内部スイッチ部16は、各受信パケット処理部13から受信した内部パケットを内部ヘッダ情報によって特定される何れかの送信パケット処理部14に転送する。外部ネットワークNWと対応付けられた送信パケット処理部14−j(j=1〜n−1)は、内部スイッチ部16から受信した内部パケットから不要となった内部ヘッダを除去し、得られたL2ヘッダ付きのIPパケットを送信回線インタフェース12−j(j=1〜n−1)を介して外部ネットワークNWに出力する。一方、IPv6拡張装置40と対応付けられた送信パケット処理部14−nは、内部スイッチ部16から受信した内部パケットに、宛先L2アドレスでIPv6拡張装置40を指定した新たなL2ヘッダを付加し、得られたパケットを送信回線インタフェース12−nを介してIPv6拡張装置40との接続回線に出力する。
図2(A)は、受信回線インタフェース11−jと送信回線インタフェース12−j(j=1〜n−1)とからなるネットワーク・インタフェースが外部ネットワークNWとの間で送受信するパケットPK1のフォーマットを示す。
パケットPK1は、IPペイロード80と、IPv4バージョンまたはIPv6バージョンのIPヘッダ81と、L2ヘッダ82とからなる。例えば、IPv6バージョンの場合、IPヘッダ81は、バージョン811、クラス812、フローラベル813、ペイロード長814、次ヘッダ種別815、ホップリミット(中継限界数)816と、128ビットの送信元IPアドレス81Sおよび宛先IPアドレス81Dを含む。また、L2ヘッダ82は、送信元L2アレス82Sと宛先L2アドレス82Dを含む。
図2(B)は、内部スイッチ部16に入力される内部パケットPK2のフォーマットの1例を示す。
内部パケットPK2は、パケットPK1に内部ヘッダ83を付加したものであり、内部ヘッダ83は、本実施例の場合、パケットの受信回線を示す受信回線インタフェース識別子(ID)831と、パケットの送信回線を示す送信回線インタフェース識別子(ID)832と、内部スイッチ部16から該パケットを受信した送信パケット処理部14で実行すべき処理を指定する送信パケット処理識別子833とを含む。内部スイッチ部16は、各受信パケット処理部13から受信した内部パケットPK2を内部ヘッダに含まれる送信回線インタフェースID832で特定される何れかの送信パケット処理部14に転送する。
図2(C)は、受信回線インタフェース11−nと送信回線インタフェース12−nとからなるネットワーク・インタフェースがIPv6拡張装置40との間で送受信するパケットPK3のフォーマットを示す。
パケットPK3は、内部パケットPK2の先頭に、送信元L2ヘッダ84Sと宛先L2ヘッダ84Dとを含む新たなL2ヘッダ84を付加したフォーマットとなっている。以下の説明では、L2ヘッダ84を拡張L2ヘッダ、L2ヘッダ82をオリジナルL2ヘッダと呼ぶことにする。
図3は、受信パケット処理部13−i(i=1〜n)の詳細を示す。
受信パケット処理部13−iは、受信回線インタフェース11−iから受信したパケットを一時的に格納するためのバッファメモリ21と、受信パケットを内部パケットに変換する受信パケットプロセッサ22と、受信パケットプロセッサ22から出力された内部パケットを内部スイッチ部16の入力ポートに転送するための内部スイッチインタフェース23とからなる。
受信パケットプロセッサ22は、受信回線インタフェース11−iが、外部ネットワークNWに接続された通常のインタフェース(以下、通常INFと言う)か、IPv6拡張装置40に接続されたインタフェース(以下、拡張INFと言う)かの識別情報となるフラグ(以下、拡張フラグと言う)を記憶するためのレジスタ221を有し、拡張フラグの状態によって異なった受信パケット処理を実行する。後述するように、各送信パケット処理部14も拡張フラグレジスタ331を備えている。以下の説明では、拡張フラグ「1」は、受信回線インタフェース11−kおよび送信回線インタフェース12−kが拡張装置(図1ではIPv6拡張装置40)に接続された拡張INFであることを示し、拡張フラグ「0」は、受信回線インタフェース11−kおよび送信回線インタフェース12−kが外部ネットワークNWに接続された通常INFであることを示すものとする。
各ネットワーク・インタフェースのレジスタ221、331は、初期状態で拡張フラグ=「0」に設定してあり、拡張フラグ=「1」の設定は、制御端末90からのオペレータ指令に応答して、制御部15が行う。具体的には、パケット転送装置10の管理者が、制御端末90から、拡張装置が接続されたネットワーク・インタフェースの識別子(図1の例では「n」)を指定して、制御部15に該当する受信パケット処理部と送信パケット処理部への拡張フラグの設定を指令する。制御部15は、上記指令に応答して、指定された識別子「n」をもつ受信パケット処理部13−nと送信パケット処理部14−nの拡張フラグレジスタに値「1」を書き込む。
各受信パケット処理部13と送信パケット処理部14は、上記拡張フラグを参照するによって、ネットワーク・インタフェースでの送受信パケットが拡張装置を相手とするものか否か判定する。
受信パケットプロセッサ22は、レジスタ221が示す拡張フラグが「0」状態の時、受信パケット識別テーブル24または通常パケット経路テーブル25に従って内部ヘッダを生成し、バッファメモリ21から読み出された受信パケットPK1を内部パケットPK2に変換する内部ヘッダ付加機能222と、拡張フラグが「1」状態の時、バッファメモリ21から読み出された受信パケットPK3から拡張L2ヘッダ84を除去することによって、受信パケットPK3を内部パケットPK2に変換するL2ヘッダ除去機能223とを備えている。
図4は、受信パケット識別テーブル24の1例を示す。
受信パケット識別テーブル24には、拡張処理すべき受信パケット、すなわち、IPv6拡張装置40に転送すべき受信パケットの識別条件241と、この条件に該当した受信パケットの転送先インタフェースの識別子242と、送信パケット処理識別子243との関係を示す1つ又は複数のテーブルレコード240(240−1、240−2、…)が登録されている。
図1に示したネットワーク構成の場合、パケット転送装置10には、拡張装置としてIPv6拡張装置40のみが接続されているため、受信パケット識別テーブル24には、拡張処理パケット識別条件241でIPv6パケットの識別条件を示し、転送先インタフェース識別子242で送信回線インタフェース12−nを指定し、送信パケット処理識別子243で送信パケット処理部14−nが実行すべきパケット処理を指定したテーブルエントリ240−1のみが必要となる。
IPv6用以外の拡張装置として、例えば、受信回線回線インタフェース11−iと送信回線インタフェース12−iにPPPoE用の拡張装置が接続された場合、受信パケット識別テーブル24には、テーブルエントリ240−2が示すように、拡張処理パケット識別条件241でPPPoEパケットの識別条件を示し、転送先インタフェース識別子242で送信回線インタフェース12−iを指定し、送信パケット処理識別子243で送信パケット処理部14−iが実行すべきパケット処理を指定したテーブルエントリが追加される。
パケット転送装置10には、同一機能をもつ複数の拡張装置、例えば、複数のIPv6拡張装置が接続されてもよい。この場合、拡張処理パケット識別条件241で、Ipv6パケットをグループ分けし、転送先インタフェース識別子242で、グループ毎に異なったネットワーク・インタフェースを指定すればよい。
図5は、バッファメモリ21に受信パケットが格納された時、受信パケットプロセッサ22が実行する受信パケット処理ルーチン260のフローチャートを示す。
受信パケットプロセッサ22は、バッファメモリ21から受信パケットを読み出し(ステップ261)、レジスタ221が示す拡張フラグの状態を判定する(262)。拡張フラグが「0」の場合、受信パケットは、図2(A)に示したパケットPK1のフォーマットとなっている。この場合、受信パケットプロセッサ22は、受信パケット識別テーブル24を検索し(263)、受信パケットのヘッダ情報が何れかのテーブルエントリの拡張処理パケット識別条件241に該当するか否かを判定する(264)。
受信パケット識別テーブル検索の結果、受信パケットが何れかのテーブルエントリの拡張処理パケット識別条件241に該当した場合、受信パケットのIPヘッダ81は、受信パケットプロセッサ22ではルーティングできないIPv4以外のバージョン(図1の構成では、IPv6ヘッダ)となっている。この場合、受信パケットプロセッサ22は、検索されたテーブルエントリが示す転送先インタフェース識別子242および送信パケット処理識別子24をそれぞれ送信回線インタフェース識別子832、送信パケット処理識別子833として含む内部ヘッダ83を生成する(265)。尚、内部ヘッダ83の受信回線インタフェースID831には、受信パケットプロセッサ22に予め指定されているネットワーク・インタフェースの内部識別子(上記受信パケットが入力された受信回線インタフェース識別子)の値が設定される。
受信パケットがテーブルエントリのどの拡張処理パケット識別条件241にも該当しなかった場合、受信パケットプロセッサ22は、受信パケットが自分でルーティング可能なIPv4パケットであると判断し、通常パケット経路テーブル25から受信パケットの宛先IPアドレスに該当するエントリを検索する(266)。通常パケット経路テーブル25には、宛先IPアドレスと、送信回線インタフェース識別子と、送信パケット処理識別子との関係を示す複数のテーブルエントリが登録されている。
受信パケットプロセッサ22は、通常パケット経路テーブル25からの検索エントリが示す送信回線インタフェース識別子および送信パケット処理識別子を送信回線インタフェース識別子832、送信パケット処理識別子833として含む内部ヘッダ83を生成する(267)。内部ヘッダ83の受信回線インタフェースID831には、予め指定されているネットワーク・インタフェースの内部識別子の値が設定される。この後、受信パケットプロセッサ22は、ステップ165または266で生成した内部ヘッダ83を受信パケットPK1に付加し(268)、内部パケットPK2として内部スイッチインタフェース23に出力する(270)。
一方、ステップ262で拡張フラグが「1」の場合、受信パケットは、図2(C)に示したパケットPK3のフォーマットとなっている。この場合、受信パケットプロセッサ22は、受信パケットPK3から拡張L2ヘッダ84を除去(269)することによって、受信パケットを図2(B)に示した内部パケット形式に変換して、内部スイッチインタフェース23に出力する(270)。
図6は、送信パケット処理部14−i(i=1〜n)の詳細を示す。
送信パケット処理部14−iは、内部スイッチ部16の出力ポートから内部パケットを受信するための内部スイッチインタフェース31と、内部スイッチインタフェース31で受信された内部パケットを一時的に格納するためのバッファメモリ32と、バッファメモリ32から読み出された内部パケットを図2(A)に示すパケットPK1または図2(C)に示すパケットPK3に変換するための送信パケットプロセッサ33とからなる。
送信パケットプロセッサ33は、拡張フラグを記憶するためのレジスタ331と、内部パケットPK2から不要となった内部ヘッダ83を除去して、パケットPK1に変換する内部ヘッダ除去機能332と、送信パケット処理テーブル34に従って拡張L2ヘッダ84を生成し、内部パケットPK2を拡張L2ヘッダ付きのパケットPK3に変換するL2ヘッダ付加機能333と、送信元L2アドレスレジスタ334と、宛先L2アドレスレジスタ335とを備えている。送信元L2アドレスレジスタ334は、送信パケット処理部14−iに割り当てられたL2アドレスの値、宛先L2アドレスレジスタ335は、受信パケットの転送先となる拡張装置のL2アドレスの値を示す。宛先L2アドレスレジスタ335は拡張フラグが「1」の場合に有効となる。
図7は、送信パケット処理テーブル34の1例を示す。
送信パケット処理テーブル34には、送信パケット処理識別子341と処理内容342との関係を示す少なくとも1つのテーブルエントリ340(340−1、340−2、…)が登録されている。ここに示した例では、処理内容342は、L2ヘッダ82の宛先L2アドレス82Dとして適用すべきアドレス値を示している。但し、送信パケット処理テーブル34には、エントリ340−3のように、処理内容342として「アドレス変更なし」を指定するエントリも含まれる。
図8は、バッファメモリ32に内部パケットが格納された時、送信パケットプロセッサ33が実行する送信パケット処理ルーチン360のフローチャートを示す。
送信パケットプロセッサ33は、バッファメモリ32から内部パケットPK2を読み出し(ステップ361)、レジスタ331に記憶された拡張フラグの状態を判定する(362)。
拡張フラグが「0」、すなわち、送信パケットプロセッサ33が、通常INFに接続された送信パケット処理部14−iに所属している場合、送信パケットプロセッサ33は、内部パケットPK2の内部ヘッダ83が示す送信パケット処理識別子833に基づいて、送信パケット処理テーブル34を検索する(36)。
送信パケット処理テーブル34から送信パケット処理識別子833に該当するエントリが見つかった場合は(364)、送信パケットプロセッサ33は、内部パケットPK2のオリジナルL2ヘッダに含まれる宛先L2アドレス82Dを検索エントリの処理内容342に従って変換し、送信元L2アドレスをレジスタ334が示す送信元L2アドレスに置換する(365)。但し、検索エントリの処理内容342が、例えば、エントリ340−3のように、アドレス変換不要を示していた場合は、上述したL2アドレスの変換は行われない。
送信パケットプロセッサ33は、この後、内部パケットPK2から内部ヘッダ84を除去し、パケットPK1として送信回線インタフェース12−iに出力する(366)。送信パケット処理テーブル34から送信パケット処理識別子833に該当するエントリが見つからなかった場合、送信パケットプロセッサ33は、オリジナルL2ヘッダを変換することなく内部ヘッダ84を除去し、パケットPK1を送信回線インタフェース12−iに出力する(366)。
拡張フラグが「1」の場合、送信パケットプロセッサ33は、レジスタ334および335が示すL2アドレスをそれぞれ送信元L2アドレス84S、宛先L2アドレス84Dとして含む拡張L2ヘッダ84を生成し(370)、内部パケットPK2を拡張L2ヘッダ付きのパケットPK3に変換して、送信回線インタフェース12−iに出力する(371)。この場合、オリジナルL2ヘッダ82と内部ヘッダ83の状態を維持したまま、受信パケットが拡張装置に転送されることになる。
次に、拡張INFに接続されたIPv6拡張装置40の構成と動作について説明する。
図9は、IPv6拡張装置40の詳細を示す。
IPv6拡張装置40は、ネットワークを介してパケット転送装置10と接続するためのネットワーク・インタフェース41と、ネットワーク・インタフェース41に接続された受信バッファ42および送信バッファ43と、これらのバッファに接続されたIPv6経路制御部44とからなる。IPv6経路制御部44は、受信パケット判定テーブル45とIPv6経路テーブル46を備えている。
図10は、受信パケット判定テーブル45の1例を示す。
受信パケット判定テーブル45には、受信回線インタフェース識別子451とL2アドレス452との関係を示す複数のエントリ450(450−1〜450−n)が登録されている。
図11は、IPv6経路テーブル46の1例を示す。
IPv6経路テーブル46には、受信パケットに含まれる宛先IPv6アドレス461と、受信パケットを出力すべき転送先送信回線インタフェース識別子462と、送信回線インタフェースから送出されるパケットに付すべき宛先L2アドレスとの関係を示す複数のエントリ460−1、460−2、・・・が登録されている。
図12は、ネットワーク・インタフェース41で受信されたパケットPK3が受信バッファ42に格納された時、IPv6経路制御部44が実行するIPv6パケット処理ルーチン500のフローチャートを示す。
受信バッファ42には、図2(C)に示したように、IPv6パケットにオリジナルL2ヘッダ82、内部ヘッダ83、拡張ヘッダ84を付した形式のパケットPK3が格納される。
IPv6経路制御部4は、受信バッファ42から受信パケットPK3を読み出し(ステップ501)、内部ヘッダ83から受信回線インタフェース識別子831の値INF−ID(Rx)を抽出し(502)、オリジナルL2ヘッダ82から宛先L2アドレスの値L2−DSTを抽出する(503)。この後、受信回線インタフェース識別子の値INF−ID(Rx)を検索キーとして、受信パケット判定テーブル45を検索する(504)。これによって、受信回線インタフェース識別子451がINF−ID(Rx)に一致するエントリ450−kが検索され、該エントリ450−kから、パケット転送装置10における上記パケットの受信回線インタフェースがもつL2アドレス452の値INF−L2(Rx)が判明する。
IPv6経路制御部4は、次に、アドレス値INF−L2(Rx)とL2−DSTとを比較する(505)。アドレス値INF−L2(Rx)とL2−DSTとが一致しなかった場合、IPv6経路制御部4は、受信パケットがパケット転送装置10でルーティングすべきパケットではないと判断し、受信パケットを廃棄する(506)。アドレス値INF−L2(Rx)とL2−DSTとが一致した場合、IPv6経路制御部4は、以下に述べるIPv6経路制御のための処理を実行する。
IPv6経路制御において、IPv6経路制御部44は、IPv6ヘッダ81から宛先IPv6アドレス81Dの値を抽出し(508)、これを検索キーとして、IPv6経路テーブル46から宛先IPv6アドレス461の最長一致検索を実行する(509)。上記テーブル検索で見つかったテーブルエントリ460−kから、受信パケットを出力すべき転送先送信回線インタフェース識別子462の値INF−Txと、宛先L2アドレス463の値L2−Nextが判明する。
IPv6経路制御部44は、パケット転送装置10が上記受信パケットを適切な送信回線インタフェース12−jから送信できるように、内部ヘッダ83の送信回線インタフェース識別子832を上記INF−Txに書き換え、受信パケット転送先の送信パケット処理部14−jが受信パケットのヘッダ変換を行わないように、内部ヘッダ83の送信パケット処理識別子833を特定値(図7に示した送信パケット処理テーブルの例では「3」)に書き換え(510)、パケット転送装置10が送信回線インタフェース12−jから送信したパケットが次の転送先装置に正しく到達するように、オリジナルL2ヘッダ82の宛先L2アドレス81DをL2−Nextに書き換える(511)。
IPv6経路制御部44は、次に、INF−Txを検索キーとして、受信パケット判定テーブル45を検索し(512)、オリジナルL2ヘッダ82の送信元L2アドレス82Sを上記受信パケット判定テーブル45から検索されたエントリのL2アドレス452が示すアドレス値に書き換える(513)。また、受信パケットがパケット転送装置10を経由したことを示すため、IPv6ヘッダ81にあるホップリミット816の値を1だけ減算する(514)。
このようにIPv6ヘッダ81、オリジナルL2ヘッダ82、内部ヘッダ83に変更を加えた受信パケットをパケット転送装置10に返送するため、IPv6経路制御部44は、拡張L2ヘッダ84の宛先L2アドレス84Dと送信元L2アドレス84Sを互いに入れ替えて(515)、ヘッダ変換後のパケットPK3を送信バッファ43に出力する(516)。上記パケットPK3は、ネットワーク・インタフェース41を介して、パケット転送装置10に送信される。
パケット転送装置10は、IPv6拡張装置40が返送したパケットPK3を受信回線インタフェース11−nで受信し、図5で説明した受信パケット処理ルーチン260に従って処理する。この場合、受信回線インタフェース11−nに接続された受信パケット処理部13−nでは、拡張フラグが「1」となっているため、パケットPK3から拡張L2ヘッダ84を除去して得られた内部パケットPK2が内部スイッチ部16に入力される。
上記内部パケットPK2は、内部ヘッダ83が示す送信回線インタフェース識別子832で特定される出力パケット処理部14−jに転送される。送信パケット処理部14−jは、受信した内部パケットPK2から内部ヘッダ83を除去し、パケットPK1に変換する。上記パケットPK1は、送信回線インタフェース12−jを介して外部ネットワークNW−jに送出される。
図13は、具体的な動作例として、図1に示したIPv6端末TE−1がIPv6端末TE−2宛に送信したIPv6パケットのヘッダ変化の過程を示す。
図13(A)は、IPv6端末TE−1から送信されたパケットPK1の主要部分を示している。ここで、送信元IPアドレス81Sは、IPv6端末TE−1のIPv6アドレス、宛先IPアドレス81Dは、IPv6端末TE−2のIPv6アドレスを示す。また、送信元L2アドレス82Sは、IPv6端末TE−1のL2アドレス、宛先L2アドレス82Sは、パケット転送装置10の受信回線インタフェース11−1のL2アドレスを示している。
受信回線インタフェース11−1に接続された受信パケット処理部13−1は、上記パケットPK1を図5で説明した受信パケット処理ルーチン260に従って処理する。受信回線インタフェース11−1は通常INFであり、受信パケットプロセッサ22の拡張フラグは「0」に設定されている。従って、受信パケットプロセッサ22は、ステップ263を実行し、受信パケット識別テーブル24からIPv6パケット用のテーブルエントリ240−1の検索に成功する。受信パケットプロセッサ22は、次に、ステップ265を実行し、上記テーブルエントリの記述内容に従って、送信回線インタフェース識別子=「n」、送信パケット処理識別子=「1」、受信回線インタフェース識別子=「1」を含む内部ヘッダ83を生成し、ステップ268で生成した図13(B)に示す内部パケットPK2をステップ270で内部スイッチインタフェース23に出力する。
図13(B)では、簡単化のために、内部ヘッダ83の受信回線インタフェース識別子831を「元」、送信回線インタフェース識別子832を「先」、送信パケット処理識別子833を「処理」で表示している。上記内部パケットPK2は、内部スイッチ部16によって、送信回線インタフェース識別子832の値「n」で特定される送信パケット処理部14−nに転送される。
送信パケット処理部14−nは、図8で説明した送信パケット処理ルーチン360に従って、受信パケットPK2を処理する。送信パケット処理部14−nが接続された送信回線インタフェース12−nは拡張INFとなっているため、送信パケットプロセッサ33の拡張フラグは「1」に設定されている。従って、送信パケットプロセッサ33は、ステップ370で拡張L2ヘッダ84を生成し、ステップ371で、拡張L2ヘッダ付きのパケットPK3を送信回線インタフェース12−nに出力する。上記拡張L2ヘッダは、図13(C)に示すように、送信元L2アドレス84Sとして送信回線インタフェース12−nのL2アドレス、宛先L2アドレスとしてIPv6拡張装置のネットワーク・インタフェースのL2アドレスを含んでいる。これらのL2アドレスは、レジスタ334、335から得られる。
上記パケットPK3は、IPv6拡張装置40のネットワーク・インタフェース41で受信され、受信バッファ42に格納され、IPv6経路制御部44によって、図12で説明したIPv6パケット処理ルーチン500に従って処理される。IPv6経路制御部44は、受信パケットPK3の内部ヘッダ83から、受信回線インタフェース識別子「1」を抽出し(502)、オリジナルL2ヘッダ82から宛先L2アドレス82Dの値「66:77:88:99:AA:BB」を抽出する(503)。次に、受信パケット判定テーブル45を検索した結果、受信回線インタフェース識別子「1」に対応するL2アドレスが「66:77:88:99:AA:BB」であることを知る(504)。本例の場合、オリジナルL2ヘッダ82の宛先L2アドレスは、上記受信パケット判定テーブル45が指定したL2アドレスの値と一致しているため、IPv6経路制御部44は、上記パケットがパケット転送装置10で中継すべき正当なパケットであると判断し、IPv6経路処理を実行する。
IPv6経路制御部44は、ステップ508で、IPv6ヘッダ81から宛先IPv6アドレス81Dの値「3ffe::1」を抽出し、これを検索キーとして、ステップ09でIPv6経路テーブル46を検索した結果、図11に示すテーブルエントリ460−5から、転送先送信回線インタフェース識別子462の値「2」と、宛先L2アドレス463の値「FE:DC:BA:98:76:54」を得る。IPv6経路制御部44は、上記検索結果と、既知のインタフェース識別子および送信パケット処理識別子の値に従って、内部ヘッダ83の受信回線インタフェース識別子831、送信回線インタフェース識別子832および送信パケット処理識別子833と、オリジナルL2ヘッダ82の宛先L2アドレス82Dを書き換え(ステップ511、512)、受信パケット処理テーブル45から検索されたL2アドレス「CC:DD:EE:FF:00:11」に従って、オリジナルL2ヘッダの送信元L2アドレス82Sを書き換え(ステップ512、513)、IPv6ヘッダのホップリミット816を更新(ステップ514)した後、拡張L2ヘッダを書き換える(ステップ515)。
上記IPv6経路処理の実行によって、受信パケットPK3は、図13(D)に示すパケットPK3に変換され、パケット転送装置10に返送される。
ヘッダ変換されたパケットPK3は、パケット転送装置10の受信回線インタフェース11−nで受信され、受信パケット処理部13−nの受信パケットプロセッサ22によって、図5に示した受信パケット処理ルーチン260に従って処理される。受信回線インタフェース11−nは拡張INFとなっているため、受信パケットプロセッサ22の拡張フラグは「1」に設定されている。従って、受信パケットプロセッサ22は、ステップ268を実行し、受信パケットPK3から拡張L2ヘッダ84を削除し、図13(E)に示す内部パケットPK2形式として、内部スイッチインタフェース23に出力する(ステップ270)。
上記内部パケットPK2は、内部スイッチ部16によって、内部ヘッダ83の送信回線インタフェース識別子832の値「2」と対応する送信パケット処理部14−2に転送される。送信パケット処理部14−2で受信された内部パケットPK2は、送信パケットプロセッサ33が実行する図8の送信パケット処理ルーチン360に従って処理される。
送信パケット処理部14−2は、通常INFである送信回線インタフェース12−2に接続されているため、送信パケットプロセッサ33の拡張フラグは「0」に設定されている。この場合、送信パケットプロセッサ33は、ステップ363で、内部ヘッダ83から送信パケット処理識別子「3」を抽出し、これを検索キーとして、送信パケット処理テーブル34を検索する。図7に示した送信パケット処理テーブル34によれば、上記検索によって、テーブルエントリ340−3が検索される。
送信パケットプロセッサ33は、検索されたテーブルエントリの処理内容342から、今回の受信パケットについては「アドレス変更なし」と判断し、ステップ365で何も行うことなく、ステップ366で受信パケットPK2から内部ヘッダ83を除去し、図13(F)に示すパケットPK1を送信回線インタフェース12−2に出力する。パケットPK1は、送信回線インタフェース12−2によって外部ネットワークNW−2に送出され、宛先IPv6アドレスで指定されたIPv6端末TE−2に到着する。
以上の実施例から、本発明によれば、IPv4パケットのルーティング機能を備えたパケット転送装置10に、ネットワーク・インタフェースのうちの1つを介してIPv6拡張装置40を接続しておき、他のネットワーク・インタフェースで受信したIPv6パケットを、受信パケット識別テーブル24に従って、IPv6拡張装置40に転送させることにより、実質的にIPv6経路制御機能を追加できることがわかる。
図14は、拡張装置40の他の応用例を示す。
本実施例は、複数のパケット転送装置10−1〜10−mが、1つの拡張装置40を共有することによって、各パケット転送装置が専用の拡張装置を備える場合に比較して、システムコストの大幅ダウンを可能としたものである。ここに示した例では、IPv4パケットのルーティング機能をもつパケット転送装置10−1〜10−mが、L2ネットワークNW−Sを介して、共用のIPv6拡張装置40に接続されている。各パケット転送装置は、受信パケットがIPv6パケットの場合、上述した実施例1と同様、IPv6拡張装置40によって受信パケットの経路処理を行い、IPv6拡張装置40からヘッダ変換されたパケットを受信して、宛先IPv6アドレスに対応する適切なネットワーク・インタフェースに受信パケットを転送する。
図15は、複数のパケット転送装置で共用されるIPv6拡張装置40の1実施例を示す。
共用型のIPv6拡張装置40は、パケット送信元のパケット転送装置に応じて処理内容を切替えられるようにするために、IPv6経路制御部44に接続して、切替えテーブル47と、各パケット転送装置に対応した複数組の受信パケット判定テーブル45−1〜45−m、IPv6経路テーブル46−1〜46−mを備えている。
図16は、切替えテーブル47の1例を示す。
切替えテーブル47は、送信元L2アドレス471とテーブル識別子472との関係を示す複数のテーブルエントリ470−1、470−2、…からなる。
IPv6拡張装置40は、パケット転送装置1−i(i=1〜m)からに図2に示した拡張L2ヘッダ付きのパケットPK3を受信すると、拡張L2ヘッダの送信元L2アドレスを検索キーとして、切替えテーブル47からテーブル識別子472を検索し、検索されたテーブル識別子472の値kで特定された組の受信パケット判定テーブル45−kとIPv6経路テーブル46−kを使用して、図12で説明したIPv6パケット処理ルーチン500を実行する。
具体的には、IPv6経路制御部44は、ステップ501で受信バッファ42からパケットを読み出すと、受信パケットの拡張L2ヘッダ84から送信元L2アドレス84Dを抽出し、切替えテーブル47から、送信元L2アドレス471が上記抽出された送信元L2アドレス84Dに一致するエントリを検索することによって、パケット送信元のパケット転送装置と対応したテーブル識別子472の値kを決定する。
IPv6経路制御部44は、IPv6パケット処理ルーチン500におけるテーブル検索ステップ504、509、512において、上記テーブル識別子の値kで特定された受信パケット判定テーブル45−kまたはIPv6経路テーブル46−kを使用する。
このように、受信パケットPK3の送信元アドレスに応じて、IPv6経路制御に必要なテーブルを切替えことによって、単一のIPv6拡張装置40を複数のパケット転送装置10で共用することが可能となる。尚、テーブル識別子472の値kは、実際に受信パケット判定テーブル45−kまたはIPv6経路テーブル46−kが参照される前に決定できればよいため、上述した送信元L2アドレス84Dの抽出と切替えテーブル47の検索は、図12のステップ501〜503の間の任意のステップで実行すればよい。
図17は、パケット転送装置10の他の実施例を示す。
本実施例は、1つのパケット転送装置10に、L2ネットワークNW−Sを介して複数台の拡張装置40−1〜40−mを接続することによって、パケット転送装置の機能を順次に拡張できるようにしたものである。本実施例を実現するためには、パケット転送装置10の拡張INFに接続された送信パケット処理部に、送信パケットの種類に応じて宛先となる拡張装置の切替え機能が必要となる。
図18は、本実施例に適したパケット転送装置10の送信パケット処理部14−iの構成を示す。本実施例では、拡張ヘッダ付きのパケットPK3の宛先を切替えるため、送信パケットプロセッサ33に、パケット宛先切替えテーブル45を用意する。
パケット宛先切替えテーブル45には、例えば、図19に示すように、送信パケット処理識別子351と宛先L2アドレス352との関係を示す複数のテーブルエントリを登録する。登録されるテーブルエントリの数は、パケット転送装置10が使用する拡張装置40の台数によって決まる。
図20は、図18に示した送信パケットプロセッサ33が実行する送信パケット処理ルーチン360のフローチャートを示す。
ステップ361〜366は、図8で説明した実施例1と同一である。
L2ネットワークNW−Sに接続された送信回線インタフェース12−nに付随する出力パケット処理部14−nの送信パケットプロセッサ33では、拡張フラグが「1」に設定されている。本実施例の場合、送信パケットプロセッサ33は、拡張フラグが「1」となっていることを確認すると、バッファメモリ32から読み出された内部パケットの内部ヘッダ83から送信パケット処理識別子833を抽出し(ステップ368)、これを検索キーとして、パケット宛先切替えテーブル35から、送信パケット処理識別子833と対応する宛先L2アドレス352の値を検索する(369)。
実施例1では、レジスタ334と335が示す送信元L2アドレスと宛先L2アドレスを使用して拡張L2ヘッダが生成されたが、本実施例では、送信パケットプロセッサ33は、レジスタ334が示す送信元L2アドレスと、上記パケット宛先切替えテーブル35から検索された宛先L2アドレス352とを適用して拡張L2ヘッダを生成し(370)、拡張L2ヘッダ付きのパケットPK3を送信回線インタフェース12−nに出力する(371)。
本実施例のように、単一のパケット転送装置10に複数の拡張装置を接続する場合、受信パケット処理部13の受信パケット識別テーブル24には、拡張装置の台数に合わせた複数のテーブルエントリを登録しておき、拡張処理パケット識別条件241によって、各拡張装置に転送すべき受信パケットの種類を識別するようにすればよい。
実施例1〜実施例3では、各受信パケット処理部13(受信パケットプロセッサ22)と各送信パケット処理部14(送信パケットプロセッサ33)に拡張フラグレジスタ221と331を配置した構成となっているが、これらの拡張フラグレジスタの内容を制御部15にテーブル形式で保持することによって、通常INFと拡張INFとの切替えを容易にすることができる。
図21は、制御部15が備える拡張フラグテーブル150の1例を示す。
拡張フラグテーブル150は、ネットワーク・インタフェース(受信回線インタフェース11−iと送信回線インタフェース12−iの組)の個数に等しい複数のテーブルエントリからなり、各エントリは、インタフェース識別子151と拡張フラグ152との関係を示している。インタフェース識別子kを検索キーとして、拡張フラグテーブル150を検索することにより、受信パケット処理部13−kと送信パケット処理部14−kの拡張フラグの状態を判断できる。また、制御端末90を操作するオペレータが、制御部15の拡張フラグテーブル150の内容を参照し、特定のインタフェース識別子kと対応する拡張フラグ152の状態を変更することによって、各送受信パケット処理部13−k、14−kの機能を変更することができる。
本実施例のように、制御部15に拡張フラグテーブル150を備えた場合、各送受信パケット処理部13、14から拡張フラグレジスタ221、331を排除し、受信パケットプロセッサ22と送信パケットプロセッサ33が、上記拡張フラグテーブル150を参照して、それぞれの拡張フラグの状態を判定するようにしてもよい。
本発明によるパケット転送装置10の1実施例を示す図。 図(A)は、図1におけるパケット転送装置10と外部ネットワークNW(NW−1、NW−2)との間で送受信されるパケットPK1のフォーマット、図(B)は、パケット転送装置10の内部パケットPK2のフォーマット、図(C)は、パケット転送装置10と拡張装置40との間で送受信されるパケットPK3のフォーマットを示す。 パケット転送装置10の受信パケット処理部13−iの詳細図。 受信パケット処理部13−iが備える受信パケット識別テーブル24の1例を示す図。 受信パケット処理部13−iの受信パケットプロセッサ22が実行する受信パケット処理ルーチン260のフローチャート。 送信パケット処理部14−iの詳細図。 送信パケット処理部14−iが備える送信パケット処理テーブル34の1例を示す図。 送信パケット処理部14−iの送信パケットプロセッサ33が実行する送信パケット処理ルーチン360のフローチャート。 IPv6拡張装置40の1実施例を示す図。 IPv6拡張装置40が備える受信パケット判定テーブル45の1例を示す図。 IPv6拡張装置40が備えるIPv6経路テーブル46の1例を示す図。 IPv6拡張装置40のIPv6経路制御部44が実行するIPv6パケット処理ルーチン500のフローチャート。 図1のシステム構成におけるIPv6パケットのヘッダ変化の過程を示す図。 IPv6拡張装置40の他の応用例を示す図。 図14に示したIPv6拡張装置40の1実施例を示す図。 図14のIPv6拡張装置40が備える切替えテーブル47の1例を示す図。 本発明によるパケット転送装置10の他の実施例を示す図。 図17に示したパケット転送装置10の送信パケット処理部14−iの構成を示す図。 図17の送信パケット処理部14−iが備えるパケット宛先切替えテーブル35の1例を示す図。 図18に示した送信パケットプロセッサ33が実行する送信パケット処理ルーチン360のフローチャート。 本発明のパケット転送装置の更に他の実施例において、制御部15が備える拡張フラグテーブル150の1例を示す図。
符号の説明
TE:IPv6端末、NW:外部ネットワーク、40:IPv6拡張装置、
10:パケット転送装置、11:受信回線インタフェース、12:送信回線インタフェース、13:受信パケット処理部、14:送信パケット処理部、15:制御部、16:内部スイッチ部、
21:バッファメモリ、22:受信パケットプロセッサ、23:内部スイッチインタフェース、24:受信パケット識別テーブル、25:通常パケット経路テーブル、221:拡張フラグレジスタ、222:内部ヘッダ付加部、223:L2ヘッダ除去部、
31:内部スイッチインタフェース、32:バッファメモリ、33:送信パケットプロセサア、34:送信パケット処理テーブル、35:パケット宛先切替えテーブル、
331:拡張フラグレジスタ、332:内部ヘッダ除去部、333:L2ヘッダ付加部、334:送信元L2アドレスレジスタ、335:宛先L2アドレスレジスタ、
41:ネットワーク・インタフェース、42:受信バッファ、43:送信バッファ、44:IPv6経路制御部、45:受信パケット判定テーブル、46:IPv6経路テーブル、47:切替えテーブル、150:拡張フラグテーブル。

Claims (7)

  1. 少なくとも1つの機能拡張装置と連携してパケットの転送制御を行うパケット転送装置であって、
    それぞれ受信回線インタフェースと送信回線インタフェースとからなる複数のネットワーク・インタフェースと、
    各受信回線インタフェースに付随して設けられ、受信回線インタフェースからの受信パケットを受信回線インタフェースの識別子と転送先識別子とを含む内部ヘッダをもった内部パケットに変換して出力する複数の受信パケット処理部と、
    各送信回線インタフェースに付随して設けられた複数の送信パケット処理部と、
    各受信パケット処理部からの出力パケットを内部ヘッダに含まれる転送先識別子で特定される何れかの送信パケット処理部に転送するための内部パケット転送部とからなり、
    上記ネットワーク・インタフェースのうちの1つが上記機能拡張装置に接続される拡張インタフェースとして指定されており、
    拡張インタフェース以外のネットワーク・インタフェースに付随する各受信パケット処理部が、予め指定されたヘッダ条件に該当する受信パケットに、上記拡張インタフェースを示す転送先識別子を含む内部ヘッダを付加し、内部パケットとして上記内部パケット転送部に出力する機能を備え、
    上記拡張インタフェースに付随する送信パケット処理部が、上記内部パケット転送部から受信した内部パケットに、宛先アドレスとして上記拡張装置のアドレスを含む外部ネットワーク用ヘッダを付加し、送信パケットとして送信回線インタフェースに出力し、
    上記拡張インタフェースに付随する受信パケット処理部が、受信回線インタフェースから受信した上記拡張装置で処理されたパケットから外部ネットワーク用ヘッダを除去し、内部パケットとして上記内部パケット転送部に出力することを特徴とするパケット転送装置。
  2. 前記拡張インタフェース以外のネットワーク・インタフェースに付随する各受信パケット処理部が、拡張インタフェースに転送すべき受信パケットの識別条件と転送先識別子との関係を示す受信パケット識別テーブルを有し、上記識別条件に該当する受信パケットに上記受信パケット識別テーブルが示す転送先識別子を含む内部ヘッダを付加し、内部パケットとして前記内部パケット転送部に出力し、
    前記拡張インタフェース以外のネットワーク・インタフェースに付随する各送信パケット処理部が、前記内部パケット転送部から受信した内部パケットから内部ヘッダを除去し、送信パケットとして送信回線インタフェースに出力することを特徴とする請求項1に記載のパケット転送装置。
  3. 前記各受信パケット処理部と送信パケット処理部が、それぞれに付随するネットワーク・インタフェースが拡張インタフェースか否かを示すフラグ情報を記憶し、該フラグ情報の状態によって、前記受信回線インタフェースおよび内部パケット転送部からの受信パケットの処理モードを切り換えることを特徴とする請求項2に記載のパケット転送装置。
  4. 前記各受信パケット処理部が、受信パケットの宛先アドレスと転送識別子との関係を示す経路テーブルを備え、前記フラグ情報が拡張モードを示す場合は、前記受信回線インタフェースからの受信パケットから外部ネットワーク用ヘッダを除去し、前記フラグ情報が通常モードを示す場合は、前記受信パケット識別テーブルを参照して、受信パケットが前記識別条件に該当するパケットか否かを判定し、識別条件に該当するパケットは、該受信パケット識別テーブルが示す転送先識別子を含む内部ヘッダをもつ内部パケットに変換し、識別条件に該当しないパケットは、上記経路テーブルから検索された転送先識別子を含む内部ヘッダをもつ内部パケットに変換することを特徴とする請求項3に記載のパケット転送装置。
  5. 前記拡張インタフェース以外のネットワーク・インタフェースに付随する各受信パケット処理部が、拡張インタフェースに転送すべき受信パケットの識別条件と転送先識別子との関係を示す複数のテーブルエントリからなる受信パケット識別テーブルを有し、
    前記ネットワーク・インタフェースのうちの複数が拡張インタフェースとして指定されていることを特徴とする請求項2〜請求項4の何れかに記載のパケット転送装置。
  6. 前記拡張インタフェース以外のネットワーク・インタフェースに付随する各受信パケット処理部が、拡張インタフェースに転送すべき受信パケットの識別条件と転送先識別子と送信パケット処理識別子の関係を示す複数のテーブルエントリからなる受信パケット識別テーブルを有し、上記識別条件に該当する受信パケットに上記受信パケット識別テーブルが示す転送先識別子と送信パケット処理識別子とを含む内部ヘッダを付加し、内部パケットとして前記内部パケット転送部に出力し、
    前記拡張インタフェースに付随する送信パケット処理部が、送信パケット処理識別子と宛先アドレスとの関係を示す宛先切替えテーブルを備え、前記内部パケット転送部から受信した内部パケットに、上記宛先切替えテーブルから検索された該内部パケットが示す送信パケット処理識別子と対応する宛先アドレスを含む外部ネットワーク用ヘッダを付加し、送信パケットとして送信回線インタフェースに出力することを特徴とする請求項2〜請求項4の何れかに記載のパケット転送装置。
  7. 前記拡張インタフェース以外の受信回線インタフェースが、外部ネットワーク用ヘッダ付きの受信パケットを出力し、上記受信回線インタフェースに付随する入力パケット処理部が、上記受信パケットに受信回線インタフェースの識別子と転送先識別子と送信パケット処理識別子とを含む内部ヘッダを付加し、内部パケットとして前記内部パケット転送部に出力し、
    前記拡張インタフェースが外部ネットワークから受信するパケットの内部ヘッダが、アドレス変換不要を指示する送信パケット処理識別子を含み、
    前記拡張インタフェース以外のネットワーク・インタフェースに付随する各送信パケット処理部が、前記内部パケット転送部から受信した内部パケットの内部ヘッダをチェックし、送信パケット処理識別子がアドレス変換不要を指示していた場合は、内部ヘッダを除去した受信パケットを送信パケットとして出力し、送信パケット処理識別子がアドレス変換を指定していた場合は、受信パケットに含まれる外部ネットワーク用ヘッダのアドレスを変換し、内部ヘッダを除去した受信パケットを送信パケットとして出力することを特徴とする請求項1〜請求項6の何れかに記載のパケット転送装置。
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