JP2002279040A - 店舗献立情報提案方法、献立情報提案用サーバおよびプログラム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザの好みを重視した献立に関する情
報およびその食材を容易に入手可能とすることにある。 【解決手段】 ネットワーク１を通してユーザ端末３に
献立提案内容を提供する献立情報提案用サーバであっ
て、ネットワークを通して商品情報の提供要請に対し、
商品情報を扱うメーカ端末２から提供されるメーカ名を
含む商品情報を登録する商品情報データベース１７と、
同じくネットワークを通して献立提案の会員募集に対
し、ユーザ端末３から会員条件として送信されてくるユ
ーザ情報を登録するユーザ情報データベース１８と、ユ
ーザ端末から献立に関するリクエスト情報を受信したと
き、このリクエスト情報とユーザ情報とから献立提案内
容を作成し、ユーザ端末に提案する献立提案内容作成処
理装置本体１６とを備えた構成である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、エンドユーザであ
る一般家庭、各個人からの献立に関するリクエスト情報
に基づいて食生活上の献立提案を提供する献立情報提案
方法、献立情報提案用サーバおよびプログラムに関す
る。

【０００２】

【従来の技術】従来、商品情報を盛り込んだＷｅｂペー
ジを利用した商品売買方法は、ネットワーク上に多数存
在するが、その中の多くは商品販売会社が一方的に多数
の商品情報を提供し、ユーザが多数の商品の中から必要
な商品を選択し購入する方法である。

【０００３】他の１つは、食品材料製造会社が自社で製
造される材料例えば醤油などを利用した献立料理のレシ
ピーを提供し、その献立に必要な材料及び材料の販売店
舗などを紹介する献立情報提案型方法がある。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
商品売買方法では、膨大な数の商品の中から所要の商品
を選択しなければならず、不慣れなユーザの場合には操
作を含めて所要の商品を選択するのが非常に難しい問題
がある。

【０００５】また、後者の献立情報提案型方法は、Ｗｅ
ｂページ上のリンクを辿りながら所要の献立料理のレシ
ピー−材料−販売店舗先などを順次検索していくことか
ら、操作が非常に煩雑であり、しかも食品材料製造会社
側から一方的に提供される献立料理のレシピーであるの
で、ユーザの嗜好にマッチしない場合も多く、利用し難
い問題がある。

【０００６】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、ユーザの好みを重視した献立に関する情報およびそ
の食材の入手先を提示し、ユーザの食生活に付随する負
担を軽減する献立情報提案方法、献立情報提案用サーバ
およびプログラムを提供することを目的とする。

【０００７】また、本発明の他の目的は、各ユーザが利
用しやすい操作環境を取りつつ献立に関する情報を通知
可能とする献立情報提案方法を提供することにある。

【０００８】また、本発明の他の目的は、各ユーザの好
みを重視しつつ献立に関する提案を提供する献立情報提
案用サーバを提供することにある。

【０００９】また、本発明の他の目的は、各ユーザの好
みを重視しつつ献立提案内容を作成するプログラムを提
供することにある。

【００１０】

【課題を解決するための手段】（１） 上記課題を解決
するために、本発明に係わる献立情報提案方法は、事前
に店舗端末から入力される店舗名・商品情報および各ユ
ーザ端末から会員条件として入力されるユーザ情報が登
録されている献立情報提案システムであって、前記ユー
ザ端末からのアクセスに基づいて献立に関するリクエス
ト画面を提供するステップと、このリクエスト画面から
１つのリクエスト情報が選択されると、当該リクエスト
情報に基づいて前記ユーザ情報を参照しながら複数の献
立候補を作成するステップと、この作成された献立候補
に基づき前記商品情報を扱う店舗名を選択するステップ
と、前記作成された複数の献立候補及び選択された店舗
名とからなる献立提案内容を該当ユーザ端末に提示する
ステップと、この提示後に該当ユーザ端末によって１つ
の献立候補が選択されたとき、前記選択された店舗端末
に対して選択された献立候補に関する注文情報を通知す
るステップとを有するものである。

【００１１】本発明は、以上のような方法を採用するこ
とにより、一般家庭、個人のユーザ端末から要求があっ
たとき、そのユーザ端末に複数の献立に関するメニュー
をもつリクエスト画面を提供し、この画面内から１つの
メニューのリクエスト情報を選択させることにより、複
数の献立候補の献立提案をユーザ端末に提供し、その中
から１つの献立候補を選択させる方法であるので、非常
に簡単な操作によりユーザの欲する献立情報を提供で
き、しかも選択された献立の商品を扱う店舗端末にユー
ザの購入方法を含めて注文情報を通知するので、ユーザ
の食生活に付随する負担を大幅に軽減させることが可能
となる。

【００１２】（２） 本発明に係わる献立情報提案用サ
ーバは、ネットワークを通して商品情報の提供要請に対
し、商品情報を扱う店舗端末から提供される店舗名を含
む商品情報を登録する商品情報記憶媒体と、前記ネット
ワークを通して献立提案に関する会員募集に対し、ユー
ザ端末から会員条件として送信されてくるユーザ情報を
登録するユーザ情報記憶媒体と、前記ユーザ端末から献
立に関するリクエスト情報を受信したとき、このリクエ
スト情報と前記ユーザ情報記憶媒体に登録されるユーザ
情報とから献立提案内容を作成処理する献立提案内容作
成処理装置本体とを備えた構成である。

【００１３】なお、前記献立提案内容作成処理装置本体
としては、ユーザ端末から献立に関するリクエスト情報
を受信したとき、このリクエスト情報に基づいて前記ユ
ーザ情報を参照しながら処理エンジン（推論エンジン）
により複数の献立候補とこれら献立候補に使用する材料
を扱う前記商品情報の店舗名とからなる献立提案を作成
する献立提案作成処理手段と、この作成された献立提案
をＷｅｂサーバまたはメールサーバを介してリクエスト
情報を提供されたユーザ端末に送信する献立提案送信手
段と、この送信手段によって送信された献立提案に対
し、ユーザ端末から１つの献立候補が選択されたか否か
を確認する献立提案良否確認手段と、この確認手段にて
１つの献立候補の選択が確認されたとき、前記選択され
た店舗端末に対して選択された献立候補に関する注文情
報を通知する通知手段とを備えたものである。

【００１４】本発明は、以上のような構成とすることに
より、予め事前に店舗名を含む商品情報および会員募集
によって提供されるユーザ情報が記憶媒体に登録されて
いる。この状態において、献立提案内容作成処理装置本
体がユーザ端末から献立に関するリクエスト情報を受信
すると、このリクエスト情報とユーザ情報を参照しなが
ら複数の献立候補とこれら献立候補に使用する材料を扱
う商品情報の店舗名とからなる献立提案を作成しユーザ
端末に提供し、１つの献立候補を選択させるので、各ユ
ーザの好みを重視しつつ献立提案を作成可能である。

【００１５】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。

【００１６】図１は本発明に係わる献立情報提案方法の
適用、献立情報提案用サーバおよび献立情報提案システ
ムを備えたネットワークシステムの構成図である。

【００１７】このネットワークシステムは、ネットワー
クとして例えばインターネット１が用いられ、このンタ
ーネット１上には、地域のスーパー、小売店などの参入
店舗が所持するパーソナルコンピュータ、携帯電話機な
どの店舗端末２，…、一般家庭や各個人が所持するパー
ソナルコンピュータ、携帯電話機などのユーザ端末３，
…および各ユーザ端末３，…からの献立に関するリクエ
スト情報に基づいて複数の献立候補からなる献立提案を
作成し、要求元のユーザ端末３，…に提案する献立情報
提案システム４が接続されている。

【００１８】前記店舗端末２，…は、献立情報提案シス
テム４側のＷｅｂページまたは電子メールによる献立料
理に必要な商品情報の提供要請に対し、献立情報提案シ
ステム４側の企業と所要の契約のもとに参入会員とな
り、商品情報の提供に参加する店舗所持端末であって、
メールソフトを含む所要とする通信用ソフトの他、ＨＴ
ＭＬを解析表示するためのＷＷＷブラウザソフトその他
通信上必要なアプリケーションが搭載されている。

【００１９】ここで、商品情報とは、例えば商品名、個
数、価格等の基本的な事項から配送形態、商品集約場
所、決済方法、お買い得品などの情報である。この商品
情報の提供は、献立情報提案システム４側から提供され
るＷｅｂページをアクセスし、Ｗｅｂページにリンクさ
れる所要の商品情報ファイルなどに登録するか、或いは
電子メールによる送信によって登録される。

【００２０】前記ユーザ端末３，…は、献立情報提案シ
ステム４側のＷｅｂページまたは電子メールによる献立
提案の会員募集に対し、献立情報提案企業に設置される
献立情報提案システム４にユーザ情報を登録を登録する
ことにより会員となり、かつ、ユーザ情報の登録後には
献立に関するリクエスト情報を提案する一般家庭、各人
が所持する端末であって、店舗側端末２と同様にメール
ソフトを含む所要とする通信用ソフトの他、ＨＴＭＬを
解析表示するためのＷＷＷブラウザソフトその他通信上
必要なアプリケーションが搭載されている。

【００２１】ユーザ情報とは、住所，氏名，電話番号，
年令，家族構成，メールアドレス等の一般的な事項の
他、例えば冷蔵庫の庫内情報，乾物在庫情報，現在所有
する調理器具等が挙げられる。ユーザ情報としては、過
去の献立データも登録保管するものとする。なお、後者
の冷蔵庫の庫内情報等は日々その情報が変化するので、
前述するリクエスト情報の提案時にもユーザ付加情報と
して登録要請し、該当するユーザ情報の該当エリアに登
録する構成でもよい。

【００２２】また、リクエスト情報とは、実際に利用す
る際に登録するものであって、例えば本日の献立で食べ
たい材料、もしくは予算、余っている材料の優先利用、
さっぱり系、濃厚系などのメニューに基づいき、ユーザ
端末３，…から任意の１つを選択を提案するものとす
る。このリクエスト情報は、当日の登録或いは事前に短
／長期のスケジュールで提案しておいてもよい。

【００２３】前記献立情報提案システム４は、商品情報
を提供する参入店舗の加入や献立提案を必要とする会員
を募集したり、ユーザ側のリクエスト情報に基づいて献
立提案（献立、購入必要材料、価格、購入方法等）を作
成しユーザ端末３，…に提供し、その献立提案に対する
ユーザ端末３，…から献立提案ＯＫの確認を得たとき、
商品情報の提供された店舗端末２，…にＯＫされた献立
に使用する商品の注文情報を通知する機能をもってい
る。

【００２４】この献立情報提案システム４は、具体的に
は、ＨＴＭＬという言語で記述される商品情報提供要請
用Ｗｅｂページ情報、献立提案会員募集用Ｗｅｂページ
情報を格納するデータベース１１をもつＷＷＷサーバ１
２、各会員のメールアドレス、メール内容を格納するデ
ータベース１３をもつメールサーバ１４、セキュリティ
の観点から設置されるフアイアウオール１５および献立
情報提案用サーバ１６が接続されている。

【００２５】なお、ＷＷＷサーバ１２およびメールサー
バ１４は何れか一方だけでもよい。また、献立情報提案
用サーバ１６は、広義にはＷＷＷサーバ１２およびメー
ルサーバ１４の何れか一方または両方を含む場合もあ
る。

【００２６】前記献立情報提案用サーバ１６には、店舗
端末２から提供される商品情報を登録する商品情報デー
タベース１７およびユーザ端末３から会員条件としてＷ
ＷＷサーバ１２のＷｅｂページへの書込みまたはメール
サーバ１４にて受け取る電子メールによるユーザ情報を
登録するユーザ情報データベース１８の他、受信情報そ
の他処理中，処理後の情報を一時的に記憶するバッファ
メモリ１９、献立提案処理用プログラムを記憶する記憶
媒体２０などが設けられている。

【００２７】なお、献立情報提案用サーバとは、商品情
報データベース１７、ユーザ情報データベース１８を含
む場合もありうるので、献立情報提案用サーバ１６は例
えば請求項との関係では献立提案内容作成処理装置本体
と呼ぶことにする。

【００２８】この献立情報提案用サーバ１６は、機能的
には図２に示すように、参入店舗端末２から提供される
商品情報を商品情報データベース１７に登録する商品情
報登録手段２１、ユーザ側端末３から会員条件として送
られてくるユーザー情報をユーザ情報データベース１８
に登録するユーザ情報登録手段２２、各家庭，各個人の
ユーザ側端末３からＷＷＷサーバ１２またはメールサー
バ１４を介して入力される献立に関するリクエスト情報
を受けたとき、記憶媒体２０に記憶されるプログラム及
び処理エンジンを用いて献立提案内容を作成するＣＰＵ
で構成される献立提案作成処理手段２３、この献立提案
作成処理手段２３によって作成された複数の献立候補か
らなる献立提案をＷＷＷサーバ１２またはメールサーバ
１４を介してリクエスト情報発生元ユーザ端末３に提供
する献立提案送信手段２４、この送信手段２４による献
立提案の送信結果に基づき、ユーザ端末３からＷｅｂペ
ージによる選択クリックまたはメールサーバ１４を介し
て入力される選択結果から献立提案の良否を確認する献
立提案良否確認手段２５、献立提案が悪ければ再度献立
提案作成処理手段２３を実行させるが、複数の献立候補
の中から１つの献立候補が選択されているとき献立提案
が良しと確認し、献立提案内容に使用される商品情報を
提供した店舗端末２にメールサーバ１４などを介して注
文情報を通知する通知手段２６等によって構成されてい
る。

【００２９】次に、以上のようなシステムの動作および
本発明に係わる献立情報提案方法について図３および図
４を参照して説明する。図３は献立情報提案システム
４、店舗端末２、ユーザ端末３相互間の処理手順を示す
図、図４は献立情報提案用サーバ１６における献立提案
作成処理の一例を説明するフローチャートである。

【００３０】先ず、献立情報提案用サーバ１６は、ＷＷ
Ｗサーバ１２を介して商品情報提供要請用Ｗｅｂページ
を提供するか、或いはメールサーバ１４を介して商品情
報提供要請の電子メールを所要とする店舗端末２に送信
する。

【００３１】同様にＷＷＷサーバ１２を介して献立提案
会員募集用Ｗｅｂページ情報を提供するか、或いはメー
ルサーバ１４を介して献立提案会員募集の電子メールを
ユーザ端末３に送信する。これら商品情報提供要請と献
立提案会員募集との時間の前後は特に問題としない。

【００３２】以上のような商品情報提供要請に対し、店
舗端末２からのアクセスに基づいて商品情報提供要請用
Ｗｅｂページへの書込み或いは電子メールにて、商品
名、個数、価格の他、配送、集約、決済方法、お買い得
などの商品情報が送信されてくると、商品情報登録手段
２１が商品情報データベース１７に登録する。また、献
立提案会員募集に対し、同様にユーザ端末３からのアク
セスに基づいて献立提案会員募集用Ｗｅｂページへの書
込み或いは電子メールにて、会員登録の条件である少な
くとも住所，氏名，電話番号，年令，家族構成，メール
アドレス等の基本的な事項のユーザ情報が送信されてく
ると、ユーザ情報登録手段２２がユーザ情報データベー
ス１８に登録する。

【００３３】以上のようにして必要情報が登録された
後、図３に示すように家庭内ＰＣまたは携帯電話機など
のユーザ端末３を立上げた後（３１）、例えば本日夕食
の献立を立てる段階で、ＵＲＬのもとにＷＷＷサーバ１
２にアクセスし、献立提案用Ｗｅｂページ情報を取り込
み、そのページに記述されるリクエスト用画面を表示す
る（３２）。

【００３４】このリクエスト用画面は、例えば図５に示
すように庫内在庫エリアとリクエスト選択エリアとで構
成され、庫内在庫エリアにはユーザ端末３にて庫内在庫
情報および積極的に使用する食材を書込み、リクエスト
選択エリアには、例えば本日献立で食べたい材料、和食
・洋食・中華等のカテゴリ、庫内在庫情報等優先、予算
額等の中から１つを選択させるようになっている。な
お、庫内在庫エリアに何ら記述無しの場合、リクエスト
選択エリアで選択される１つのリクエスト情報を優先す
る（３３，３４）。なお、本日食べたい材料の場合には
食べたい材料名を入力する。また、予算額の場合には実
際の予算額を記入するか、複数の予算額から選択させる
方法を採用する。

【００３５】しかる後、ユーザ端末３の所有者が以上の
ようにしてリクエスト用画面から所要とするリクエスト
情報を選択した後、登録ボタン２８をクリックし、登録
処理を実行する（３５）。なお、庫内在庫情報は他のデ
ジタル家電から電子メールなどで入力してもよい。ま
た、一定の書式に従って、庫内在庫情報等およびリクエ
スト情報を電子メールで送信する形式であってもよい。

【００３６】ユーザ端末３からリクエスト用画面への書
込みまたは電子メールにてリクエスト情報が入力される
と、献立情報提案用サーバ１６は、献立候補作成処理お
よび献立候補に対する対応店舗の選択処理を行い、献立
提案内容を作成する（３６）。

【００３７】そして、献立提案内容が作成されたなら
ば、該当ユーザ端末３に提示し（３７）、献立提案内容
の中から所要とする献立があればその１つを選択させ
（３８）、この選択された献立の材料を取り扱う店舗端
末２に注文情報を通知する（３９）。

【００３８】ところで、献立情報提案用サーバ１６にお
いては、記憶媒体２０に記憶されるプログラムに従って
例えば図４に一例として示すような献立提案の作成処理
を実行する。

【００３９】すなわち、献立情報提案用サーバ１６は、
不要なデータを消去するなどの初期化処理を行った後
（Ｓ１）、ＷＷＷサーバ１２またはメールサーバ１４に
対するリクエスト情報等の有無を判断し（Ｓ２：リクエ
スト情報有無判断機能）、リクエスト情報等の入力有り
と判断したとき、そのリクエスト情報に庫内在庫情報が
付加されているか否かを判断し、付加されている場合に
は庫内在庫情報等をユーザ情報データベース１８に登録
するとともに（Ｓ３，Ｓ４：ユーザ付随情報登録機
能）、リクエスト情報をバッファメモリ１９などに格納
する。

【００４０】しかる後、リクエスト用画面の中から何れ
のリクエスト情報を選択したか、或いは電子メールによ
り同様にリクエスト情報が記述されているか判断し（Ｓ
５ａ，Ｓ５ｂ，Ｓ５ｃ，Ｓ５ｄ，…：リクエスト情報判
断機能）、そのリクエスト情報とユーザ情報登録データ
ベース１８に事前に保存されている家族構成、嗜好，過
去提案採用履歴情報および今回登録されたユーザ付随情
報などに基づき、処理エンジンを用いて複数の献立候
補、献立候補の材料を扱う店舗名の他、価格、決済方法
を選択し、別画面である献立提案用Ｗｅｂページ又は電
子メールにてユーザ端末３に提示し（Ｓ６ａ〜Ｓ６ｄ，
…、Ｓ７ａ〜Ｓ７ｄ，…：献立提案作成機能）、ユーザ
端末３が複数候補の何れを選択するか否かを判断し（Ｓ
８ａ〜Ｓ８ｄ，…）、選択した場合にはメールサーバを
介して例えば選択献立、価格，材料，個数，購入方法等
の注文情報を対応店舗端末３に電子メールで通知する
（Ｓ９：通知機能）。

【００４１】ユーザ端末３としては、献立提案内容を受
け取ると、図３に示すように複数の候補の中から献立提
案内容を吟味し、最適と思われる提案内容を採用する。
最適な献立提案内容が存在しないときには再度献立提案
内容の作成を要請する（Ｓ６ａ〜６ｄ）。

【００４２】そして、店舗側端末２で最終的に決定され
た注文情報を受け取ると、ユーザの購入方法に従って必
要な材料を集約する。なお、注文商品は直接取引或いは
デリバリーサービスによりユーザに届けられる。支払い
は、献立情報提案システム４を所持する企業が行うか、
或いは外部の代行サービス、さらには直接取引きで実施
する。

【００４３】従って、以上のような実施の形態によれ
ば、各ユーザは献立情報提案システム４に会員条件とし
てユーザ情報を登録しておけば、必要なときにＷｅｂペ
ージをアクセスし、または電子メールにて、献立に関す
るリクエスト情報を入力すれば、献立情報提案用サーバ
１６が処理エンジンを用いて複数の献立提案内容を提示
し、かつ、商品の配送・集約等の方法を提示するので、
各ユーザにとって適切な献立内容を選択することがで
き、食生活上に付随する負担を大幅に低減できる。特
に、昼間会社に勤務する者が携帯電話機からリクエスト
情報を送信し、例えば近くのコンビニエンスストアに配
送してもらうとか、自宅近くの適宜な場所に配送をする
ようにすれば、容易に必要な食材を入手でき、時間を合
理的に利用できる。

【００４４】また、各ユーザが献立に関するリクエスト
情報のメニューから選択するだけで、献立提案内容が提
示されるので、非常に簡単な操作で最適な献立候補およ
び材料の調達先を見つけ出すことができる。

【００４５】さらに、献立提案に関し、複数の献立候補
を提示し選択させるようにしているので、嗜好を重視し
つつ献立に係わる情報を的確にユーザに通知することが
できる。

【００４６】なお、上記実施の形態は、献立提案に限ら
ず、例えばガーデニングなどの他のマーケットにも容易
に適用できるものである。

【００４７】その他、本願発明は、上記実施の形態に限
定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々
変形して実施できる。また、各実施の形態は可能な限り
組み合わせて実施することが可能であり、その場合には
組み合わせによる効果が得られる。さらに、上記各実施
の形態には種々の上位，下位段階の発明が含まれてお
り、開示された複数の構成要素の適宜な組み合わせによ
り種々の発明が抽出され得るものである。例えば問題点
を解決するための手段に記載される全構成要件から幾つ
かの構成要件が省略されうることで発明が抽出された場
合には、その抽出された発明を実施する場合には省略部
分が周知慣用技術で適宜補われるものである。

【００４８】

【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ユ
ーザの好みを重視した献立に関する情報およびその商品
を容易に入手でき、ユーザの食生活に付随する負担を大
幅に軽減できる献立情報提案方法、献立情報提案用サー
バおよびプログラムを提供できる。

【００４９】また、本発明は、各ユーザが利用しやすい
ようなルールを取りつつ献立料理に係わる情報を確実に
通知できる献立情報提案方法を提供できる。

【００５０】また、本発明は、各ユーザの好みを重視し
つつ献立料理に係わる情報を的確に通知できる献立情報
提案用サーバを提供できる。

【００５１】さらに、本発明は、各ユーザの好みを重視
しつつ献立料理に係わる情報を作成し通知するプログラ
ムを提供できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明に係わる献立情報提案方法、献立情報
提案用サーバを適用した献立情報提案システムを備えた
ネットワークの系統構成図。

【図２】 図１に示す献立情報提案用サーバの一実施の
形態を示す機能ブロック図。

【図３】 献立情報提案システムの動作手順を説明する
図。

【図４】 図１に示す献立情報提案用サーバの動作およ
びプログラムによる一連の処理を示すフローチャート。

【図５】 各ユーザに提供するリクエスト用画面例を示
す図。

【符号の説明】

１…ネットワーク ２…メーカ端末 ３…ユーザ端末 ４…献立情報提案システム １２…ＷＷＷサーバ １４…メールサーバ １６…献立情報提案用サーバ（献立情報提案装置本体） １７…商品情報データベース １８…ユーザ情報データベース ２０…記憶媒体 ２１…商品情報登録手段 ２２…ユーザ情報登録手段 ２３…献立提案作成処理手段 ２４…献立提案送信手段 ２５…献立提案良否確認手段 ２６…通知手段

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀野 和浩 東京都港区芝浦一丁目１番１号 株式会社 東芝本社事務所内

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 事前に店舗端末から入力される店舗名・
   商品情報および各ユーザ端末から会員条件として入力さ
   れるユーザ情報が登録されている献立情報提案システム
   において、 前記ユーザ端末からのアクセスに基づいて献立に関する
   リクエスト画面を提供するステップと、このリクエスト
   画面から１つのリクエスト情報が選択されると、当該リ
   クエスト情報に基づいて前記ユーザ情報を参照しながら
   複数の献立候補を作成する献立候補作成ステップと、こ
   の作成された複数の献立候補からなる献立提案を該当ユ
   ーザ端末に提示するステップと、この提示後に該当ユー
   ザ端末によって１つの献立候補が選択されたとき、この
   １つの献立候補に関する前記商品情報を扱う店舗端末に
   対して選択された献立候補に関する注文情報を通知する
   ステップとを有することを特徴とする献立情報提案方
   法。
2. 【請求項２】 事前に店舗端末から入力される店舗名・
   商品情報および各ユーザ端末から会員条件として入力さ
   れるユーザ情報が登録されている献立情報提案システム
   において、 前記ユーザ端末から電子メールにより送信されてくる献
   立に関するリクエスト情報を受信するステップと、この
   受信されたリクエスト情報に基づいて前記ユーザ情報を
   参照しながら複数の献立候補を作成する献立候補作成ス
   テップと、この作成された複数の献立候補からなる献立
   提案を電子メールにより該当ユーザ端末に提示するステ
   ップと、この提示後に該当ユーザ端末から１つの献立候
   補の選択通知があったとき、この１つの献立候補に関す
   る前記商品情報を扱う店舗端末に対して選択された献立
   候補に関する注文情報を通知するステップとを有するこ
   とを特徴とする献立情報提案方法。
3. 【請求項３】 請求項１または請求項２記載の献立情報
   提案方法において、 前記献立情報提案システムから各店舗端末に商品情報の
   提供を要請するステップと、この要請に対して前記店舗
   端末から提供される店舗名を含む商品情報を登録する商
   品情報登録ステップと、前記献立情報提案システムから
   献立提案に関する会員募集を行うステップと、この会員
   募集に対してユーザ端末から送信されてくる会員の条件
   であるユーザ情報を登録するユーザ情報登録ステップと
   を有することを特徴とする献立情報提案方法。
4. 【請求項４】 請求項１ないし請求項３のいずれか一項
   に記載の献立情報提案方法において、 前記献立候補作成ステップで作成された献立候補に基づ
   き前記商品情報を扱う店舗名を選択するステップを付加
   し、前記献立提案に複数の献立候補に店舗名を含めて献
   立提案とすることを特徴とする献立情報提案方法。
5. 【請求項５】 請求項１ないし請求項４のいずれか一項
   に記載の献立情報提案方法において、 前記ユーザ端末から選択するリクエスト情報には、庫内
   在庫情報および積極的に使用する商品情報などのユーザ
   付随情報が付加されていることを特徴とする献立情報提
   案方法。
6. 【請求項６】 請求項１ないし請求項４のいずれか一項
   に記載の献立情報提案方法において、 ユーザ端末から提供されるユーザ情報としては、氏名，
   住所，電話番号等の基本的な事項の他、家族構成，嗜
   好，庫内在庫情報、乾物在庫情報、調理器具の何れか１
   種類以上のデータであることを特徴とする献立情報提案
   方法。
7. 【請求項７】 ネットワークを通してユーザ端末に献立
   提案内容を提供する献立情報提案用サーバにおいて、 前記ネットワークを通して商品情報の提供要請に対し、
   商品情報を扱う店舗端末から提供される店舗名を含む商
   品情報を登録する商品情報記憶媒体と、前記ネットワー
   クを通して献立提案に関する会員募集に対し、ユーザ端
   末から会員条件として送信されてくるユーザ情報を登録
   するユーザ情報記憶媒体と、前記ユーザ端末から献立に
   関するリクエスト情報を受信したとき、このリクエスト
   情報と前記ユーザ情報記憶媒体に登録されるユーザ情報
   とから献立提案内容を作成処理する献立提案内容作成処
   理装置本体とを備えたことを特徴とする献立情報提案用
   サーバ。
8. 【請求項８】 請求項７記載の献立情報提案用サーバに
   おいて、 前記献立提案内容作成処理装置本体は、前記ユーザ端末
   から献立に関するリクエスト情報を受信したとき、この
   リクエスト情報に基づいて前記ユーザ情報を参照しなが
   ら複数の献立候補とこれら献立候補に使用する材料を扱
   う前記商品情報の店舗名とからなる献立提案を作成する
   献立提案作成処理手段と、この作成された献立提案をＷ
   ｅｂサーバまたはメールサーバを介してリクエスト情報
   を提供されたユーザ端末に送信する献立提案送信手段
   と、この送信手段によって送信された献立提案に対し、
   ユーザ端末から１つの献立候補が選択されたか否かを確
   認する献立提案良否確認手段と、この確認手段にて１つ
   の献立候補の選択が確認されたとき、前記選択された店
   舗端末に対して選択された献立候補に関する注文情報を
   通知する通知手段とを備えたことを特徴とする献立情報
   提案用サーバ。
9. 【請求項９】 事前に店舗端末から入力される店舗名・
   商品情報および各ユーザ端末から入力されるユーザ情報
   が登録され、前記ユーザ端末から献立に関するリクエス
   ト情報に基づいて献立提案内容を作成するコンピュータ
   に、 前記ユーザ端末から献立に関するリクエスト情報が送信
   されてきたか否かを判断するリクエスト情報有無判断機
   能と、リクエスト情報入力と判断されたとき、そのリク
   エスト情報に庫内在庫情報等が付加されているか否かを
   判断し、付加されている場合には庫内在庫情報等のユー
   ザ付随情報を登録するユーザ付随情報登録機能と、前記
   リクエスト情報と事前のユーザ情報、今回登録されたユ
   ーザ付随情報とを用いて複数の献立候補からなる献立提
   案を作成し前記リクエスト情報を提供されたユーザ端末
   に提供する献立提案作成機能と、この機能によって提供
   された献立提案の中から何れか１つの献立候補が選択さ
   れたかを確認する確認機能と、この確認機能によって１
   つの献立候補が選択されたと確認したとき、この１つの
   献立候補に関する前記商品情報を扱う該当店舗端末に対
   して選択された献立候補に関する注文情報を通知する通
   知機能を実現させるためのプログラム。
10. 【請求項１０】 請求項９記載のプログラムにおいて、 前記献立提案作成機能に、複数の献立候補に対応する前
    記商品情報を扱う店舗名を含めて前記献立提案とするこ
    とを特徴とするプログラム。