JP2002278710A - 使用プリンタ表示プログラム、プリンタホスト及びこれを備えたプリンタシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷条件設定時に指定したプリンタの位置を
簡単に把握できるようにする。 【解決手段】 プリンタホスト及び全てのプリンタの位
置情報を受け付け、これらの位置情報の基づいて、プリ
ンタホスト及び全てのプリンタの配置がわかるように、
これらをシンボル６，５で示すプリンタ配置地図を表示
する。さらに、使用プリンタ名及びドキュメント名を受
け付けて、使用プリンタのシンボル５を点滅表示すると
共に、このシンボル５の傍にドキュメント名９を表示す
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタを制御す
るプリンタホスト、これを備えたプリンタシステム、プ
リンタホストに搭載されるプリンタ表示プログラムに関
する。

【０００２】

【従来の技術】一般的に、あるドキュメントの印刷を実
行させる際には、このドキュメントを指定すると共に、
このドキュメントを印刷するプリンタを指定する。この
プリンタ指定は、プリンタホストに接続されている複数
のプリンタの名称がプルダウン表示され、表示された複
数のプリンタ名称からいずれかを選択することで行われ
ている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術では、プリンタホストに多数のプリンタが接続されて
いる場合、ユーザは、印刷条件設定時に指定したプリン
タがどこに配置されているか分からないことがあり、印
刷物の回収に手間がかかるという問題点がある。

【０００４】本発明は、このような従来の問題点に着目
し、印刷条件設定時に指定したプリンタの位置が簡単に
把握でき、印刷物の回収に手間がかからないプリンタホ
スト、これを備えたプリンタシステム、プリンタホスト
に搭載されるプリンタ表示プログラムを提供することを
目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の第一のプリンタ表示プログラムは、プリンタホストに
接続されているプリンタの位置情報を取得するプリンタ
位置情報取得ステップと、ドキュメントを印刷させる使
用プリンタの指定を受け付ける受付ステップと、前記プ
リンタ位置情報取得ステップで取得した前記プリンタ位
置情報に基づいて、建物内のプリンタの配置をシンボル
で示すプリンタ配置地図を作成する地図作成ステップ
と、前記受付ステップで、前記使用プリンタの指定を受
け付けると、前記地図作成ステップで作成された前記プ
リンタ配置地図中の前記シンボルのうち、該使用プリン
タのシンボルが他のシンボルと区別がつくようにして、
該プリンタ配置地図を表示する使用プリンタ表示ステッ
プと、を実行させることを特徴とするものである。

【０００６】前記目的を達成するための第二の使用プリ
ンタ表示プログラムは、前記第一の使用プリンタ表示プ
ログラムにおいて、前記使用プリンタ表示ステップは、
前記受付ステップで前記使用プリンタの指定を受付け、
且つ印刷実行指示を受付けると、起動することを特徴と
するものである。

【０００７】前記目的を達成するための第三の使用プリ
ンタ表示プログラムは、前記第一の使用プリンタ表示プ
ログラムにおいて、前記ドキュメントの印刷条件設定開
始により、前記地図作成ステップで作成された前記プリ
ンタ配置地図を表示する地図表示ステップを実行させ、
前記使用プリンタ表示ステップでは、前記受付ステップ
で前記使用プリンタの指定を受付けると、前記地図表示
ステップで表示されている前記プリンタ配置地図中の前
記シンボルのうち、該使用プリンタのシンボルを区別表
示させる、ことを特徴とするものである。

【０００８】前記目的を達成するためのプリンタホスト
は、接続されているプリンタの位置情報を取得するプリ
ンタ位置情報取得手段と、ドキュメントを印刷させる使
用プリンタの指定を受付ける受付手段と、前記プリンタ
位置情報取得手段で取得した前記プリンタ位置情報に基
づいて、建物内のプリンタの配置をシンボルで示すプリ
ンタ配置地図を作成する地図作成手段と、前記受付手段
で、前記使用プリンタの指定を受付けると、前記地図作
成手段で作成された前記プリンタ配置地図中の前記シン
ボルのうち、該使用プリンタのシンボルが他のシンボル
と区別がつくようにして、該プリンタ配置地図を表示す
る使用プリンタ表示制御手段と、を備えていることを特
徴とするものである。

【０００９】また、前記目的を達成するためのプリンタ
システムは、前記目的を達成するための前記プリンタホ
ストと、該プリンタホストから前記プリンタ制御コマン
ドを受信して印刷を実行するプリンタと、を備え、前記
プリンタは、自身の位置を把握する位置把握手段と、該
位置把握手段で把握した位置情報を前記プリンタホスト
へ送信する送信手段と、を有することを特徴とするもの
である。

【００１０】

【発明の実施の形態】以下、本発明に係るの実施形態に
ついて、図面を用いて説明する。

【００１１】以下、本発明に係るプリンタシステムの実
施形態について、図面を用いて説明する。

【００１２】まず、図１〜図４を用いて、本発明に係る
プリンタシステムの第一の実施形態について説明する。

【００１３】本実施形態のプリンタシステムは、図１に
示すように、プリンタホスト１０と、このプリンタホス
ト１０から出力されたプリンタ制御コマンドに基づいて
印刷する複数のプリンタ３０,３０,…と、を備えてい
る。

【００１４】プリンタホスト１０は、ホスト本体１１
と、ディスプレイ装置１２と、キーボード１３と、を備
えている。ホスト本体１１は、各種プログラムを実行す
るＣＰＵ２０と、各種データや各種プログラムが記憶さ
れているＲＯＭ２１と、各種データや各種プログラムが
一時的に記憶されるＲＡＭ２２と、ディスプレイ装置１
２を制御するディスプレイコントローラ２３と、キーボ
ード１３を制御するキーボードコントローラ２４と、フ
ロッピー（登録商標）ディスクドライブ２５と、ハード
ディスクドライブ２６と、ＣＤ−ＲＯＭドライブ２７
と、インタフェース２８と、を有している。

【００１５】プリンタ３０は、印刷機構３８と、これら
を制御する印刷制御部３１と、を有している。印刷制御
部３１は、各種プログラムを実行するＣＰＵ３２と、各
種データや各種プログラムが記憶されているＲＯＭ３３
と、各種データや各種プログラムが一時的に記憶される
ＲＡＭ３４と、モニタ３７を制御するモニタコントロー
ラ３５と、インタフェース３６と、モニタ３７と、を有
している。

【００１６】また、ホスト本体１１は、機能的には、図
２に示すように、アプリケーション４０と、オペレーテ
ィングシステム４１と、プリンタドライバ４５と、プリ
ンタ表示プログラム５０と、を有している。

【００１７】プリンタドライバ４５は、印刷条件等をキ
ーボード１３等から受け付けたり印刷条件等をディスプ
レイ装置１２に表示させたりするユーザインタフェース
４６と、アプリケーション４０からの描画コマンドをプ
リンタ３０が解釈できるプリンタ制御コマンドに変換す
るコマンド化部４７と、このプリンタ制御コマンドをプ
リンタ３０へ送る送受信部４８と、を有している。

【００１８】プリンタ表示プログラム５０は、全てのプ
リンタ３０,３０,…に対してプリンタ位置情報等を要求
する情報要求部５１と、全てのプリンタ３０,３０,…と
の間でデータの送受信を行う送受信部（位置情報取得手
段）５２と、全てのプリンタ３０からのプリンタ位置情
報等に基づいてプリンタ配置地図を作成する地図作成部
（地図作成手段）５３と、地図作成部５３で作成された
プリンタ配置地図等を記憶する記憶部５４と、記憶部５
４に記憶されているプリンタ配置地図をディスプレイ１
２に表示させる地図表示部（使用プリンタ表示制御手
段）５５と、を有している。

【００１９】なお、プリンタドライバ４５及びプリンタ
表示プログラム５０の各機能構成要素は、いずれも、各
種プログラムが記憶されているＲＡＭ２２と、このＲＡ
Ｍ２２に記憶されているプログラムを実行するＣＰＵ２
０とを有して構成される。すなわち、以上の各機能構成
要素は、以上の各機能を実現するためのプログラム４
５，５０が記憶されているＣＤ−ＲＯＭ１７（図１に示
す）をＣＤ−ＲＯＭドライブ２７で再生し、これらをハ
ードディスドライブ２６にインストールし、さらにこれ
らのプログラム４５，５０をＲＡＭ２２にロードして、
これらをＣＰＵ２０が実行することで機能する。また、
ここでは、以上の各機能を実現するためのプログラム４
５，５０は、ＣＤ−ＲＯＭ１７により供給されることを
前提としているが、ＤＶＤ等の他の記憶媒体により供給
されてもよいし、インターネット回線を介して所定のサ
ーバから供給されるようにしてもよい。

【００２０】プリンタ３０の印刷制御部３１は、機能的
には、図２に示すように、プリンタホスト１０との間で
データの送受信を行う送受信部（送信手段）６１と、プ
リンタホスト１０から受信したプリンタ制御コマンドを
解釈して制御信号を作成し、この制御信号を印策機構へ
出力する制御信号作成部６１と、自身の位置を把握する
位置把握部（位置把握手段）６２と、この位置把握部６
２で把握された位置情報を記憶しておく記憶部６３と、
を有している。

【００２１】なお、この実施形態の位置把握部６２は、
モニタ３７を有して構成されており、プリンタ位置情報
の把握は、このモニタ３７により、プリンタ３０が置か
れている建物の階数及びその階の室内におけるプリンタ
位置座標の入力で行われる。

【００２２】次に、本実施形態におけるプリンタホスト
１０の動作について、図３に示すフローチャートに従っ
て説明する。なお、図３のフローチャートにおいて、一
点破線で囲まれた二つの枠のうち、左側の枠内が使用プ
リンタ表示プログラム５０によるプリンタホスト１０の
動作で、右側の枠内がプリンタドライバ４５によるプリ
ンタホストの動作を示している。

【００２３】アプリケーション４０でドキュメントを作
成し、この印刷条件を設定すべく、表示画面内の「印
刷」ボタンをクリックすると、プリンタドライバ４５及
びプリンタ表示プログラム５０が起動する（ステップ
１，１１）。

【００２４】プリンタドライバ４５が起動すると（ステ
ップ１）、プリンタドライバ４５のユーザインタフェー
ス４６が印刷条件設定画面をディスプレイ１２に表示
し、使用プリンタ名や印刷用紙サイズ等の印刷条件の受
付を行う（ステップ２）。そして、印刷条件設定画面中
の「印刷実行」ボタンがクリックされると（ステップ
３）、ユーザインタフェース４６がその旨をコマンド化
部４７に伝え、このコマンド化部４７により、アプリケ
ーション４０で作成されたドキュメントに関する描画コ
マンドがプリンタ制御コマンドに変換される（ステップ
４）。このプリンタ制御コマンドは、送受信部４８及び
オペレーティングシステム４１を介して、プリンタ３０
へ送信させる（ステップ５）。

【００２５】一方、使用プリンタ表示プログラム５０が
起動すると（ステップ１１）、使用プリンタ表示プログ
ラム５０の情報要求部５１が、送受信部５１及びオペレ
ーティングシステム４１を介して、全てのプリンタ３
０,３０,…に対してプリンタ位置情報及び現在未処理の
ジョブ数を要求する（ステップ１２）。この要求に対し
て、各プリンタ３０は、記憶部６３に記憶されているプ
リンタ位置情報及びジョブ数を、送受信部６１を介して
プリンタホスト１０へ送る。プリンタ位置情報は、前述
したように、プリンタ３０が置かれている建物の階数及
びその階の室内におけるプリンタ位置座標の情報を含
み、ユーザが、位置把握部６２を構成するモニタ３７を
操作することで入力される。また、ジョブ数は、プリン
タホスト１０からのプリンタ制御コマンドを管理し且つ
解釈する制御信号作成部６１が把握している。

【００２６】プリンタホスト１０の地図作成部５３は、
全てのプリンタホスト３０,３０,…から受信したプリン
タ位置情報及びジョブ数（ステップ１３）、プリンタド
ライバ４５のユーザインタフェース４６が受け付た使用
プリンタ名及びドキュメント名（ステップ１４）、及び
予め記憶部５４に記憶されていたホスト位置情報に基づ
いて、プリンタ配置地図を作成し、これを記憶部５４に
記憶する（ステップ１５）。

【００２７】地図表示部５５は、ステップ３の印刷実行
指示を待って、記憶部５４に記憶されているプリンタ配
置地図をディスプレイ１２に表示する（ステップ１
６）。このプリンタ配置地図には、図４に示すように、
使用プリンタ（プリンタＢ）８が配置されている階のプ
リンタ配置図４が前面に示されると共に、その後面に他
の階のプリンタ配置図２，３に示される。各階のプリン
タ配置図には、各プリンタの位置情報に基づいて、各プ
リンタのシンボル５，６，６が表示されると共に、使用
プリンタホスト１０の位置情報に基づいて、このプリン
タホスト１０のシンボル７も表示される。さらに、各プ
リンタシンボル５，６，６の傍には、各プリンタの未処
理ジョブ数８，８，８が表示される。使用プリンタシン
ボル５は、他のプリンタシンボル６，６と区別するため
に、点滅表示される。この使用プリンタシンボル５の傍
には、前述したジョブ数８の他に、このプリンタ３０で
印刷させようとしているドキュメント名９も表示され
る。

【００２８】プリンタ配置地図が表示されてから、所定
時間経過すると、情報要求部５１が地図に関する新たな
設定事項があるか否かをディスプレイ１２に表示させ、
ユーザから新たな設定事項を待つ（ステップ１７）。こ
こで、地図に関する新たな設定事項としては、プリンタ
ホスト１０の位置変更によるホスト位置情報や、各プリ
ンタ３０の名称変更等がある。新たな設定事項がない場
合には、この使用プリンタ表示プログラムが終了し、新
たな設定事項があり、これを受け付けると（ステップ１
８）、これが記憶部５４に記憶される（ステップ１
９）。例えば、この使用プリンタ表示プログラム５０を
インストールしてから、最初に使用プリンタ表示プログ
ラム５０を起動した場合には、プリンタホスト１０の位
置情報が登録されていないので、プリンタホスト１０の
シンボルは表示されないが、以上のステップ１７〜１９
の処理でホスト位置情報を受け付けておけば、次回、プ
リンタ配置地図を表示させる際に、図４に示すように、
プリンタホスト１０のシンボル７が表示される。また、
プリンタホスト１０の位置を変更した場合や、各プリン
タ３０の表示名称を変更したい場合にも、このステップ
１７〜１９の処理で、新たなホスト位置情報や新たなプ
リンタ名称等を受け付けることで、次回、プリンタ配置
地図を表示させる際に、新たな位置にプリンタホストシ
ンボルが表示され、新たなプリンタ名称が表示される。

【００２９】以上のように、本実施形態では、ドキュメ
ントを印刷させるプリンタ３０の配置が表示されるの
で、このプリンタ３０がどこに配置されているか迷うこ
とがなく、印刷物の回収を迅速に行うことができる。ま
た、本実施形態では、各プリンタの未処理ジョブ数も表
示されるので、各プリンタの稼動状況を容易に把握する
ことができる。

【００３０】なお、以上の実施形態では、プリンタ配置
地図を表示する一連の処理中（ステップ１１〜１９）
に、新たな設定事項の受付（ステップ１７〜１９）の処
理を行うようにしているが、この新たな設定事項の受付
処理を、例えば、使用プリンタ表示プログラムのインス
トール時の初期設定事項として実行するようにしてもよ
いし、また、プリンタ配置地図の画面中に「設定事項変
更」のボタンを設けておき、このボタンがクリックされ
たときに実行するようにしてもよい。

【００３１】次に、本発明に係るプリンタシステムの第
二の実施形態について、図５〜図７を用いて説明する。
なお、本実施形態のプリンタシステムのハードウェア構
成及び機能構成は、基本的に第一の実施形態と同じなの
で、これらの説明に関しては省略し、プリンタシステム
の動作のみについて説明する。

【００３２】第一の実施形態と同様に、印刷条件を設定
すべく、表示画面中の「印刷」ボタンをクリックする
と、プリンタドライバ４５及びプリンタ表示プログラム
５０が起動する（ステップ１，２１）。

【００３３】プリンタドライバ４５が起動すると（ステ
ップ１）、第一の実施形態と同様に、印刷条件受付（ス
テップ２）、印刷実行指示受付（ステップ３）、プリン
タ制御コマンド作成（ステップ４）、プリンタ制御コマ
ンド送信（ステップ５）が行われる。

【００３４】一方、使用プリンタ表示プログラム５０が
起動すると、直ちに、地図表示部５５が記憶部５４に記
憶されているプリンタ配置地図を呼び出し（ステップ２
１）、図７に示すように、これをディスプレイ１２に表
示させる（ステップ２３）。すなわち、この実施形態で
は、プリンタドライバ５０の起動で表示される印刷条件
設定画面と、このプリンタ配置地図とが同時に表示され
る。但し、この時点でのプリンタ配置地図には、各プリ
ンタシンボル６，６，６及びホストシンボル７が表示さ
れるものの、印刷するドキュメント名は表示されていな
いし、使用プリンタのシンボルも点滅表示されていな
い。

【００３５】ユーザは、このプリンタ配置地図の各プリ
ンタの未処理ジョブ数を見て、どのプリンタを使用する
かを決め、前述した印刷条件受付（ステップ２）で、使
用プリンタを指定する。

【００３６】プリンタ配置地図が表示されると（ステッ
プ２３）、地図作成部５３は、印刷条件受付処理（ステ
ップ２）で使用プリンタ等を受け付けるのを待つ。そし
て、地図作成部５３は、これら受け付けると（ステップ
２４）、図４に示すように、現在表示中のプリンタ配置
地図中の使用プリンタのシンボル５を点滅表示させると
共に、このシンボル５の傍にドキュメント名９を表示さ
せる。

【００３７】続いて、第一の実施形態のステップ１７〜
１９と同様に、新たな設定事項の受付処理（ステップ２
６〜２８）が行われ、一連の処理が終了する。

【００３８】ところで、この実施形態では、ステップ２
２において、記憶部５４から呼び出されるプリンタ配置
地図の情報取得は、以上のルーチンとは別のルーチンで
行われる。

【００３９】この地図情報取得のルーチンは、予め定め
られたタイミングで実行され、図６に示すように、ま
ず、使用プリンタ表示プログラム５０の情報要求部５１
が、全てのプリンタ３０に対してプリンタ位置情報及び
現在未処理のジョブ数を要求し（ステップ３１）、各プ
リンタ３０からプリンタ位置情報及びジョブ数を受信す
る（ステップ３２）。そして、地図作成部５３は、全て
のプリンタホスト３０から受信したプリンタ位置情報及
びジョブ数に基づいて、プリンタ配置地図を作成し、こ
れを記憶部５４に記憶する（ステップ３４）。

【００４０】この地図情報取得ルーチンの実行タイミン
グは、例えば、一週間毎、一ヶ月毎等、予め定められた
期間毎でもよいし、プリンタホスト１０が特定のプリン
タ３０に対してプリンタ制御コマンドを送信した後等で
あってもよい。但し、プリンタ位置情報の取得タイミン
グに関しては、以上のようなタイミングでよいが、各プ
リンタ３０の未処理ジョブ数に関しては、現時点での情
報でないと意味をなさないので、使用プリンタ表示プロ
グラムの起動（ステップ２１）と同時に行うようにする
ことが好ましい。

【００４１】以上のように、本実施形態でも、第一の実
施形態と同様に、ドキュメントを印刷させるプリンタ３
０の配置が表示されるので、このプリンタ３０がどこに
配置されているか迷うことがなく、印刷物の回収を迅速
に行うことができる。さらに、本実施形態では、印刷条
件設定中に、各プリンタの未処理ジョブ数が表示される
ので、各プリンタの稼動状況を容易に把握することがで
き、位置的にさらに稼動状況的に適切なプリンタを選択
することができる。

【００４２】なお、以上の実施形態では、いずれも、使
用プリンタのシンボルを点滅表示させているが、本発明
はこれに限定されるものではなく、使用プリンタのシン
ボルが他のシンボルと区別がつけば、どのように表示し
てもよく、例えば、使用プリンタのシンボルのみを赤色
表示してもよいし、使用プリンタのシンボル枠を太くし
てもよいし、逆に使用プリンタのシンボル以外のシンボ
ルを薄く表示するようにしてもよい。

【００４３】また、以上の実施形態では、プリンタ３０
のモニタ３７で位置把握部６２を構成したが、例えば、
プリンタのキャスタに移動量センサを設け、これを位置
把握部としてもよいし、プリンタにＧＰＳを設けて、こ
れを位置把握部としてもよい。

【００４４】また、以上の実施形態では、プリンタ３０
からプリンタ位置情報を取得するためには、プリンタホ
スト１０に接続されている全てのプリンタ３０,３０,…
に位置把握部が設けられている必要があるが、この位置
把握部が設けられていないプリンタがある場合でも、本
発明を適用できるようにするために、プリンタホスト１
０のキーボード１３等から、プリンタ位置情報を入力で
きるようにしてもよい。

【００４５】

【発明の効果】本発明によれば、ドキュメントを印刷さ
せるプリンタの配置が表示されるので、このプリンタが
どこに配置されているか迷うことがなく、印刷物の回収
を迅速に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る第一の実施形態におけるプリンタ
システムの回路ブロック図である。

【図２】本発明に係る第一の実施形態におけるプリンタ
システムの機能ブロック図である。

【図３】本発明に係る第一の実施形態におけるプリンタ
ホストの動作を示すフローチャートである。

【図４】本発明に係る第一の実施形態におけるプリンタ
配置地図の表示例を示す説明図である。

【図５】本発明に係る第二の実施形態におけるプリンタ
ホストの動作を示すフローチャートである。

【図６】本発明に係る第二の実施形態におけるプリンタ
ホストの地図情報取得の動作を示すフローチャートであ
る。

【図７】本発明に係る第二の実施形態におけるプリンタ
配置地図の表示例を示す説明図である。

【符号の説明】

５…使用プリンタのシンボル ７…プリンタホストのシンボル ８…ジョブ数 ９…ドキュメント名 １０…プリンタホスト １１…ホスト本体 １７…ＣＤ−ＲＯＭ ２０…ＣＰＵ ２１…ＲＯＭ ２２…ＲＡＭ ３０…プリンタ ３８…印刷機構 ４０…アプリケーション ４５…プリンタドライバ ５０…使用プリンタ表示プログラム ５１…情報要求部 ５２…送受信部 ５３…地図作成部 ５４…記憶部 ５５…地図表示部 ６２…位置把握部 ６３…記憶部。

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】プリンタホストに搭載される使用プリンタ
   表示プログラムにおいて、 前記プリンタホストに接続されているプリンタの位置情
   報を取得するプリンタ位置情報取得ステップと、 ドキュメントを印刷させる使用プリンタの指定を受け付
   ける受付ステップと、 前記プリンタ位置情報取得ステップで取得した前記プリ
   ンタ位置情報に基づいて、建物内のプリンタの配置をシ
   ンボルで示すプリンタ配置地図を作成する地図作成ステ
   ップと、 前記受付ステップで、前記使用プリンタの指定を受け付
   けると、前記地図作成ステップで作成された前記プリン
   タ配置地図中の前記シンボルのうち、該使用プリンタの
   シンボルが他のシンボルと区別がつくようにして、該プ
   リンタ配置地図を表示する使用プリンタ表示ステップ
   と、 を実行させることを特徴とするコンピュータ読取可能な
   使用プリンタ表示プログラム
2. 【請求項２】請求項１に記載の使用プリンタ表示プログ
   ラムにおいて、 前記使用プリンタ表示ステップは、前記受付ステップで
   前記使用プリンタの指定を受付け、且つ印刷実行指示を
   受付けると、起動する、ことを特徴とするコンピュータ
   読取可能な使用プリンタ表示プログラム。
3. 【請求項３】請求項１に記載の使用プリンタ表示プログ
   ラムにおいて、 前記ドキュメントの印刷条件設定開始により、前記地図
   作成ステップで作成された前記プリンタ配置地図を表示
   する地図表示ステップを実行させ、 前記使用プリンタ表示ステップでは、前記受付ステップ
   で前記使用プリンタの指定を受付けると、前記地図表示
   ステップで表示されている前記プリンタ配置地図中の前
   記シンボルのうち、該使用プリンタのシンボルを区別表
   示させる、 ことを特徴とするコンピュータ読取可能な使用プリンタ
   表示プログラム。
4. 【請求項４】請求項１から３のいずれか一項に記載の使
   用プリンタ表示プログラムにおいて、 前記受付ステップでは、前記プリンタで印刷させるドキ
   ュメント名を受け付け、 前記使用プリンタ表示ステップでは、前記受付ステップ
   で受け付けた前記ドキュメントの名を、前記使用プリン
   タのシンボルの傍に表示する、 ことを特徴とするコンピュータ読取可能な使用プリンタ
   表示プログラム。
5. 【請求項５】請求項１から４のいずれか一項に記載の使
   用プリンタ表示プログラムにおいて、 前記プリンタホストに接続されている全てのプリンタか
   ら未処理のジョブ数を取得するジョブ数取得ステップを
   実行させ、 前記使用プリンタ表示ステップでは、全てのプリンタの
   シンボルの傍に、各プリンタのジョブ数を表示する、 ことを特徴とするコンピュータ読取可能な使用プリンタ
   表示プログラム。
6. 【請求項６】請求項１から５のいずれか一項に記載の使
   用プリンタ表示プログラムにおいて、 前記プリンタホストの位置情報を受け付けるホスト位置
   情報受付ステップを実行させ、 前記使用プリンタ表示ステップでは、前記ホスト位置情
   報受付ステップで受け付けた前記プリンタホストの位置
   情報に基づき、前記プリンタ配置地図中に該プリンタホ
   ストのシンボルを表示する、 ことを特徴とするコンピュータ読取可能な使用プリンタ
   表示プログラム。
7. 【請求項７】請求項１から６のいずれか一項に記載の使
   用プリンタ表示プログラムにおいて、 前記プリンタの位置情報には、建物の階数が含まれてい
   る、 ことを特徴とするコンピュータ読取可能な使用プリンタ
   表示プログラム。
8. 【請求項８】プリンタに対して、プリンタ制御コマンド
   を送信するプリンタホストにおいて、 接続されているプリンタの位置情報を取得するプリンタ
   位置情報取得手段と、 ドキュメントを印刷させる使用プリンタの指定を受付け
   る受付手段と、 前記プリンタ位置情報取得手段で取得した前記プリンタ
   位置情報に基づいて、建物内のプリンタの配置をシンボ
   ルで示すプリンタ配置地図を作成する地図作成手段と、 前記受付手段で、前記使用プリンタの指定を受付ける
   と、前記地図作成手段で作成された前記プリンタ配置地
   図中の前記シンボルのうち、該使用プリンタのシンボル
   が他のシンボルと区別がつくようにして、該プリンタ配
   置地図を表示する使用プリンタ表示制御手段と、 を備えていることを特徴とするプリンタホスト。
9. 【請求項９】請求項８に記載のプリンタホストと、 前記プリンタホストから前記プリンタ制御コマンドを受
   信して印刷を実行するプリンタと、を備え、 前記プリンタは、自身の位置を把握する位置把握手段
   と、該位置把握手段で把握した位置情報を前記プリンタ
   ホストへ送信する送信手段と、を有する、 ことを特徴とするプリンタシステム。