JP2005332100A - 印刷設定共有化支援装置 - Google Patents

Abstract

【課題】
或るプリンタを利用する複数台のコンピュータ内に、当該プリンタ用の，デフォルトの印刷設定情報が同一のもの（メーカー側が指定したものとは異なる，ユーザによって指定されたもの）となっているプリンタドライバがインストールされている状況を極めて容易に実現できる印刷設定共有化支援装置を、提供する。
【解決手段】
印刷設定共有化支援装置１０を、デフォルトの動作条件が，ユーザがＷｅｂブラウズが可能なコンピュータを利用して指定したものとなっているプリンタドライバをコンピュータにインストールすることが出来る設定変更済ドライバインストール用ファイルを作成してＨＤＤ１１内に保存することと、ＨＤＤ１１内に保存してあるドライバインストール用ファイルをＷｅｂブラウズが可能なコンピュータに提供することが可能な装置として構成しておく。
【選択図】 図１

Description

本発明は、或るプリンタを利用する複数台のコンピュータ内に、当該プリンタ用の，デフォルトの動作条件が同一のものとなっているプリンタドライバがインストールされている状況を実現するための印刷設定共有化装置に、関する。

周知のように、プリンタドライバ（及びそのインストーラー）は、通常、プリンタドライバのメーカにより設定された印刷設定情報がデフォルトの印刷設定情報となる形で、コンピュータにインストールされるものとなっている。ここで、印刷設定情報とは、プリンタドライバの動作条件を定める情報（印刷に使用する給紙装置を指定する情報や、両面印刷／片面印刷のいずれを行うかを指定する情報等からなる情報）のことである。また、デフォルトの印刷設定情報とは、ユーザが印刷設定情報を変更する作業を行わなかった場合に使用される印刷設定情報のことである。

また、一般的なプリンタドライバは、デフォルトの印刷設定情報をユーザにとって好ましい内容のもの（ユーザによって指定／設定されたもの）に変更できるプログラムとなっており、ユーザによって指定された印刷設定情報のエクスポートやインポートが可能なプリンタドライバ（例えば、特許文献１参照）も、開発されている。

ただし、既存の一般的なプリンタドライバ（及びそのインストーラ）は、いずれも（そのプリンタドライバが印刷設定情報のエクスポート及びインポートが可能なものであってもなくても）、複数台のコンピュータからの通常の印刷時（印刷設定情報を意図的に変更しない場合における印刷時）に、ユーザが所望する内容の印刷設定情報（インストール直後のものとは異なる印刷設定情報）に従った印刷が行われるようにするためには、複数台のコンピュータのそれぞれについて、プリンタドライバをインストールする作業と、インストールしたプリンタドライバのデフォルトの印刷設定情報を変更する作業とを、行わなければならないものとなっている。
特開２０００−１８５４５０号公報

そこで、本発明の課題は、或るプリンタを利用する複数台のコンピュータ内に、当該プリンタ用の，デフォルトの印刷設定情報がユーザが希望するものとなっているプリンタドライバがインストールされている状況を極めて容易に実現できる印刷設定共有化支援装置を、提供することにある。

上記課題を解決するために、本発明では、印刷設定共有化支援装置を、特定の機種用のプリンタドライバをコンピュータにインストールするためのドライバインストール用ファイルを複数個記憶可能な記憶手段と、Ｗｅｂブラウズが可能なコンピュータにＷｅｂページを表示させることにより、当該コンピュータのユーザから、プリンタドライバの動作条件を指定する印刷設定情報を取得する情報取得手段と、情報取得手段がユーザから取得した印刷設定情報が指定する動作条件がデフォルトの動作条件となる形で、プリンタドライバをコンピュータにインストールすることが出来るドライバインストール用ファイルを作成して記憶手段に記憶する作成・記憶手段と、記憶手段に記憶されている，ユーザによって指定されたドライバインストール用ファイルを当該ユーザのコンピュータに送信するファイル送信手段とを備えた装置として構成しておく。

すなわち、本発明に係る印刷設定共有化支援装置は、デフォルトの動作条件が，ユーザがＷｅｂブラウズが可能なコンピュータを利用して指定したものとなっているプリンタドライバをコンピュータにインストールすることが出来るドライバインストール用ファイルを作成して内部に保存すること、並びに、内部に保存してあるドライバインストール用ファイルをＷｅｂブラウズが可能なコンピュータに提供することが、行える構成を有する。従って、この印刷設定共有化支援装置を、Ｗｅｂブラウズが可能なコンピュータが接続されているネットワークに接続しておけば、或るユーザが印刷設定共有化支援装置に作成させたドライバインストール用ファイルを、Ｗｅｂブラウズが可能な任意のコンピュータに供給（ダウンロード）できる環境，すなわち、或るプリンタを利用する複数台のコンピュータ内に、当該プリンタ用の，デフォルトの印刷設定情報がユーザが希望するものとなっているプリンタドライバをインストールする作業を極めて容易に行える環境，を実現できることになる。

本発明の印刷設定共有化支援装置を製造するに際しては、複数の機種のプリンタに関するドライバインストール用ファイルをコンピュータに提供できるようにするために、情報取得手段として、コンピュータのユーザから、プリンタの機種を指定する機種指定情報と、プリンタドライバの動作条件を指定する印刷設定情報とを取得する手段を採用し、作成・記憶手段が、情報取得手段がユーザから取得した機種指定情報にて指定される機種用のプリンタドライバを、情報取得手段がユーザから取得した印刷設定情報が指定する動作条件がデフォルトの動作条件となる形でコンピュータにインストールすることが出来るドライバインストール用ファイルを作成して記憶手段に記憶する手段を採用しておくことが望ましい。

以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して詳細に説明する。

まず、図１を用いて、本発明の一実施形態に係る印刷設定共有化支援装置１０の概要を説明する。

図１に模式的に示してあるように、本実施形態に係る印刷設定共有化支援装置１０は、そのＨＤＤ１１に、ファイル管理用データベース２１，印刷設定共有化支援プログラム２２，各種のＷｅｂページ用ソースファイル，各種の印刷設定ファイル，各種の設定変更済ドライバインストール用ファイル等が、記憶されている状態で動作する装置である。なお、詳細説明は省略するが、ＴＣＰ／ＩＰ通信が可能なコンピュータに、各種のプログラム、データをインストールすることにより構成された装置となっており、印刷設定共有化支援装置１０のＨＤＤ１１には、各種のプログラム（ＯＳ，ＨＴＴＰデーモンプログラム等）に関するファイル等や、各種の標準ドライバインストール用ファイルも、記憶されている。

この印刷設定共有化支援装置１０は、ユーザ（ユーザの，Ｗｅｂブラウザがインストールされているコンピュータ）からインターネットを介して指示された内容の印刷設定ファイルや設定変更済ドライバインストール用ファイルを作成してＨＤＤ１１に記憶する処理や、ＨＤＤ１１に記憶されている印刷設定ファイルや設定変更済ドライバインストール用ファイルをインターネットを介してユーザに提供する処理を行うことが出来る装置である。なお、印刷設定ファイルとは、プリンタドライバのデフォルトの動作条件を定める情報に関するファイルのことである。この印刷設定ファイルは、プリンタドライバのインストール時にファイル内の情報が利用されるファイルとなっている。また、設定変更済ドライバインストール用ファイル（本発明のドライバインストール用ファイルに相当）とは、それを実行したコンピュータのＨＤＤに、或る機種のプリンタ用のプリンタドライバ本体に関するファイルや、ユーザにより指定された内容の印刷設定ファイル等が、それらをコンピュータにインストールするためのインストーラと共に生成されるファイル（いわゆる自己解凍形式の圧縮ファイル）のことである。そして、標準ドライバインストール用ファイル（図示が省略してあるファイル）とは、それを実行したコンピュータのＨＤＤに、或る機種のプリンタ用のプリンタドライバ本体に関するファイルや、印刷設定共有化支援装置１０の運用者により指定された内容の印刷設定ファイル等が、それらをコンピュータにインストールするためのインストーラと共に生成されるファイルのことである。

本印刷設定共有化支援装置１０のＨＤＤ１１に記憶されている各Ｗｅｂページ用ソースファイルは、ユーザから各種の指示を得るために、そのまま，或いは，加工されてから、ユーザのコンピュータ（Ｗｅｂブラウザ）に提供されるファイルである。

ＨＤＤ１１に記憶されているファイル管理用データベース２１は、印刷設定共有化支援装置１０を利用可能なユーザを識別するための情報（本実施形態では、ユーザＩＤとパスワードとからなる情報；以下、認証用情報と表記する）を記憶しておくためのデータベースである。このファイル管理用データベース２１は、各ユーザによって作成された印刷設定ファイルや設定変更済ドライバインストール用ファイルに関する実際のファイル名と作成日時と設定名からなる情報（以下、作成ファイル情報と表記する）を、各ユーザの認証用情報に対応づけた形で記憶しておくためのデータベースともなっている。

印刷設定共有化支援プログラム２２は、印刷設定共有化支援装置１０が受信した所定種類のＨＴＴＰリクエストを処理するプログラムである。この印刷設定共有化支援プログラム２２の機能については後述するが、本実施形態に係る印刷設定共有化支援プログラム２２は、複数のＣＧＩプログラムで構成されたプログラムとなっている。

以上のことを前提に、以下、本実施形態に係る印刷設定共有化支援装置１０の構成及び動作を、さらに具体的に説明する。

本印刷設定共有化支援装置１０は、所定のＨＴＴＰリクエスト（以下、メインページリクエストと表記する）を受信した場合、当該メインページリクエストの送信元コンピュータ（Ｗｅｂブラウザ）に、メインページ用ソースデータを送信するように構成されている。

ここで、メインページ用ソースデータとは、それを受信したコンピュータ（Ｗｅｂブラウザ）を以下のように動作させるデータのことである。

メインページ用ソースデータを受信したコンピュータ（Ｗｅｂブラウザ）は、図２に示した構成のメインページ、すなわち、ユーザＩＤを入力するためのユーザＩＤ入力欄，パスワードを入力するためのパスワード入力欄，“ログオン”ボタン及び“ユーザ登録”ボタンを備えたメインページを、ディスプレイ上（Ｗｅｂブラウザのウィンドウ内）に表示して、ユーザＩＤやパスワードの入力を受け付ける状態となる。

このメインページに設けられている“ログオン”ボタンは、ユーザ登録が既に完了しているユーザが、ユーザＩＤ入力欄，パスワード入力欄に、それぞれ、自身に関するユーザＩＤ，パスワードを入力した後に押下するボタンである。この“ログオン”ボタンが押下された場合、メインページを表示しているコンピュータは、ユーザＩＤ入力欄に入力されている情報とパスワード入力欄に入力されている情報とを含めた，印刷設定共有化支援装置１０が受信することになるＨＴＴＰリクエスト（以下、ログオンリクエストと表記する）を、インターネット上に送信する。

“ユーザ登録”ボタンは、ユーザ登録を未だ行っていないユーザが、ユーザＩＤ入力欄，パスワード入力欄に、それぞれ、適当なユーザＩＤ，パスワードを入力した後に押下するボタンである。この“ユーザ登録”ボタンが押下された場合、メインページを表示しているコンピュータは、ユーザＩＤ入力欄に入力されている情報とパスワード入力欄に入力されている情報とを含めた，印刷設定共有化支援装置１０が受信することになるＨＴＴＰリクエスト（ログオンリクエストとは異なる内容のもの；以下、ユーザ登録リクエストと表記する）を、インターネット上に送信する。

そして、印刷設定共有化支援装置１０は、インターネット上に送信されたユーザ登録リクエスト或いはログオンリクエストを受信した場合、印刷設定共有化支援プログラム２２（及びＨＴＴＰデーモンプログラム及びＯＳ）の制御下、以下の処理を行う装置となっている。

ユーザ登録リクエストを受信した場合、印刷設定共有化支援装置１０は、当該ユーザ登録リクエストに含まれるユーザＩＤと同じユーザＩＤがファイル管理用データベース２１内に記憶されているか否かを判断する。そして、印刷設定共有化支援装置１０は、ユーザ登録リクエストに含まれているユーザＩＤと同じユーザＩＤがファイル管理用データベース２１内に記憶されていた場合には、所定のＷｅｂページをユーザ登録リクエストの送信元コンピュータに表示させることにより、ユーザＩＤを変えてユーザ登録作業をやり直すべきことをユーザに通知する。一方、ユーザ登録リクエストに含まれているユーザＩＤと同じユーザＩＤがファイル管理用データベース２１内に記憶されていなかった場合、印刷設定共有化支援装置１０は、ユーザ登録リクエストに含まれているユーザＩＤとパスワードとからなる認証用情報をファイル管理用データベース２１に登録する処理を行った後に、ファイル作成・ダウンロードページ提供処理（詳細は後述）を行う。

また、ログオンリクエストを受信した場合、印刷設定共有化支援装置１０は、当該ログオンリクエストに含まれる認証用情報（ユーザＩＤとパスワードとからなる情報）と同じ認証用情報がファイル管理用データベース２１内に記憶されているか否かを判断する。そして、印刷設定共有化支援装置１０は、ログオンリクエストに含まれている認証用情報と同じ認証用情報がファイル管理用データベース２１内に記憶されていなかった場合には、ログイン作業をやり直すべきことをユーザに通知するための処理（所定のＷｅｂページをログインリクエストの送信元コンピュータに表示させる処理）を行う。一方、ログオンリクエストに含まれている認証用情報と同じ認証用情報がファイル管理用データベース２１内に記憶されていた場合、印刷設定共有化支援装置１０は、ファイル作成・ダウンロードページ提供処理を行う。

ログオンリクエスト或いはユーザ登録リクエストを受信した印刷設定共有化支援装置１０が行うファイル作成・ダウンロードページ提供処理は、ファイル管理用データベース２１から、ログオンリクエスト或いはユーザ登録リクエストに含まれていた認証用情報に対応づけられている各作成ファイル情報（実際のファイル名と作成日時と設定名からなる情報）を読み出し、読み出した各作成ファイル情報と、ログオンリクエスト或いはユーザ登録リクエストに含まれていたユーザＩＤ（以下、処理対象ユーザＩＤと表記する）とを、所定の雛型データに組み込むことにより、ファイル作成・ダウンロードページ用ソースデータを作成して、ログオンリクエスト或いはユーザ登録リクエストの送信元コンピュータに送信する処理である。

以下、ファイル作成・ダウンロードページ提供処理により作成されるファイル作成・ダウンロードページ用ソースデータを受信したコンピュータ（Ｗｅｂブラウザ）の動作と、ファイル作成・ダウンロードページ用ソースデータを受信したコンピュータが送信する各種リクエストに対する印刷設定共有化支援装置１０の動作とを、説明する。

ファイル作成・ダウンロードページ用ソースデータを受信したコンピュータ（Ｗｅｂブラウザ）は、図３に示した構成のファイル作成・ダウンロードページをディスプレイ上（Ｗｅｂブラウザのウィンドウ内）に表示する。

このファイル作成・ダウンロードページに設けられている対象機種指定欄２１は、プリンタの機種を指定するためのアイテムである。一覧領域４１，一覧領域４２は、それぞれ、ユーザが作成した各印刷設定ファイル，各設定変更済ドライバインストール用ファイルに関する情報（作成日時及び設定名）が示される領域である。なお、一覧領域４１，４２は、いずれも、対象機種指定欄２１内に示されている機種のプリンタについて作成されたファイルに関する情報のみが示される領域（対象機種指定欄２１内に示されている機種が変われば、示される情報が変わる領域）となっている。

ファイル作成・ダウンロードページに設けられている設定名入力欄３２は、作成する印刷設定ファイル或いは設定変更済ドライバインストール用ファイルの設定名を入力するためのアイテムある。ファイル作成・ダウンロードページに設けられている，点線枠３３内の各種設定用アイテムは、印刷設定情報（プリンタドライバの動作条件を指定す情報）を設定するためのアイテムである。

“設定作成”ボタン３４は、対象機種指定欄２１内に示されている機種のプリンタ用のプリンタドライバを、各種設定用アイテム群が示している印刷設定情報がデフォルトの印刷設定情報となるものとすることが出来る印刷設定ファイルを新規に作成して印刷設定共有化支援装置１０内に保存したい場合にユーザが押下すべきボタンである。

この“設定作成”ボタン３３が押下された場合、ファイル作成・ダウンロードページを表示しているコンピュータは、処理対象ユーザＩＤ（図３では、“Ａｂｃｄｅｆ”），対象機種指定欄２１内に表示されている機種名，設定名入力欄３２内に表示されている設定名，及び，各設定用アイテムの値（状態）を示す設定値情報を含めた，印刷設定共有化支援装置１０により処理されることになるＨＴＴＰリクエスト（以下、印刷設定ファイル作成リクエストと表記する）をインターネット上に送信する。そして、印刷設定ファイル作成リクエストを受信した印刷設定共有化支援装置１０は、印刷設定ファイル作成リクエストに含まれる機種名で識別されるプリンタ用のプリンタドライバを、印刷設定ファイル作成リクエストに含まれる各種設定値情報が示している印刷設定情報がデフォルトの印刷設定情報となっているものとするための印刷設定ファイルを作成してＨＤＤ１１に記憶する。なお、本印刷設定共有化支援装置１０が作成する印刷設定ファイルは、既存の印刷設定ファイルと置き換えて使用するファイル（既存の印刷設定ファイルと置き換えてから、プリンタドライバをインストール或いは再インストールすることにより、当該プリンタドライバを、各種設定用アイテム群が示している印刷設定情報がデフォルトの印刷設定情報となるものとすることが出来るファイル）となっている。

また、印刷設定ファイルを作成・記憶した印刷設定共有化支援装置１０は、その印刷設定ファイルの実際のファイル名（印刷設定共有化支援装置１０が自動的に付けたもの），印刷設定ファイル作成リクエストに含まれていた設定名，及び，現在日時（すなわち、印刷設定ファイルの作成日時）からなる作成ファイル情報を生成する。そして、印刷設定共有化支援装置１０は、生成した作成ファイル情報を、ファイル管理用データベース２１に、印刷設定ファイル作成リクエストに含まれていた処理対象ユーザＩＤと同じユーザＩＤに対応づけられた情報として登録して、印刷設定ファイル作成リクエストに対する処理を終了する。

“設定ダウンロード”ボタン３５は、ＨＤＤ１１に記憶されている印刷設定ファイルをダウンロードしたい場合に、ユーザが、その印刷設定ファイルを表す，一覧領域４１内に示されている情報を選択した後に押下すべきボタンである。この“設定ダウンロード”ボタン３５が押下された場合、コンピュータは、一覧領域４１内に示されている，選択されている情報を表す情報（以下、ファイル指定情報と表記する）を含めた，印刷設定共有化支援装置１０により処理されることになるＨＴＴＰリクエスト（以下、印刷設定ファイルダウンロードリクエストと表記する）をインターネット上に送信する。

この印刷設定ファイル作成リクエストを受信した印刷設定共有化支援装置１０は、印刷設定ファイル作成リクエストに含まれるファイル指定情報にて特定される印刷設定ファイルをＨＤＤ１１から読み出して印刷設定ファイルダウンロードリクエストの送信元コンピュータに送信する処理を行う。

“設定適用ドライバ作成”ボタン３６は、対象機種指定欄２１内に示されている機種のプリンタ用のプリンタドライバを、各種設定用アイテム群が示している印刷設定情報がデフォルトの印刷設定情報となる形でコンピュータにインストールするこことが出来る設定変更済ドライバインストール用ファイルを新規に作成して印刷設定共有化支援装置１０内に保存したい場合にユーザが押下すべきボタンである。

この“設定適用ドライバ作成”ボタン３６が押下された場合、コンピュータは、処理対象ユーザＩＤ，対象機種指定欄２１内に表示されている機種名，設定名入力欄３２内に表示されている設定名，及び，各種設定値情報を含めた，印刷設定共有化支援装置１０により処理されることになるＨＴＴＰリクエスト（以下、設定適用ドライバ作成リクエストと表記する）をインターネット上に送信する。

この設定適用ドライバ作成リクエストを受信した印刷設定共有化支援装置１０は、設定適用ドライバ作成リクエストに含まれる機種名で識別されるプリンタ用のプリンタドライバを、設定適用ドライバ作成リクエストに含まれる各種設定用アイテムの値が示している動作条件がデフォルトの動作条件となる形でコンピュータにインストールするこことが出来る設定変更済ドライバインストール用ファイルを作成してＨＤＤ１１に記憶する処理を、行う。なお、この処理は、ＨＤＤ１１に記憶されている，設定適用ドライバ作成リクエストに含まれる機種名に対応づけられている標準ドライバインストール用ファイルを利用して行われる処理となっている。

そして、設定変更済ドライバインストール用ファイルを作成・記憶した印刷設定共有化支援装置１０は、その設定変更済ドライバインストール用ファイルの実際のファイル名（印刷設定共有化支援装置１０が自動的に付けたもの），設定適用ドライバ作成リクエストに含まれていた設定名，及び，現在日時（すなわち、印刷設定ファイルの作成日時）からなる作成ファイル情報を生成し、生成した作成ファイル情報を、ファイル管理用データベース２１に、印刷設定ファイル作成リクエストに含まれていた処理対象ユーザＩＤと同じユーザＩＤに対応づけられた情報として登録する処理を行ってから、受信した設定適用ドライバ作成リクエストに対する処理を終了する。

“設定適用ドライバダウンロード”ボタン３７は、既に作成されている設定変更済ドライバインストール用ファイルをダウンロードしたい場合に、ユーザが、その設定変更済ドライバインストール用ファイルを表す，一覧領域４２内に示されている情報を選択した後に押下すべきボタンである。この“設定適用ドライバダウンロード”ボタン３７が押下された場合、コンピュータは、一覧領域４２内に示されている，選択されている情報を表す情報（以下、ファイル指定情報と表記する）を含めた，印刷設定共有化支援装置１０により処理されることになるＨＴＴＰリクエスト（以下、設定変更済ドライバダウンロードリクエストと表記する）をインターネット上に送信する。

この設定変更済ドライバダウンロードリクエストを受信した印刷設定共有化支援装置１０は、設定変更済ドライバダウンロードリクエストに含まれるファイル指定情報にて特定される設定変更済ドライバインストール用ファイルをＨＤＤ１１から読み出して設定変更済ドライバダウンロードリクエストの送信元コンピュータに送信する処理を、行う。

以上、説明したように、本実施形態に係る印刷設定共有化支援装置１０は、デフォルトの印刷設定情報／動作条件が，ユーザがＷｅｂブラウズが可能なコンピュータを利用して指定したものとなっているプリンタドライバをコンピュータにインストールすることが出来る設定変更済ドライバインストール用ファイルを作成して内部に保存する機能と、内部に保存してあるドライバインストール用ファイルをＷｅｂブラウズが可能なコンピュータに提供する機能とを有する装置となっている。

従って、この印刷設定共有化支援装置１０を、Ｗｅｂブラウズが可能なコンピュータが接続されているネットワークに接続しておけば、或るユーザが印刷設定共有化支援装置１０に作成させたドライバインストール用ファイルを、Ｗｅｂブラウズが可能な任意のコンピュータに供給（ダウンロード）できる環境、すなわち、或るプリンタを利用する複数台のコンピュータ内に、当該プリンタ用の，デフォルトの印刷設定情報がユーザが希望したもの（プリンタドライバを単純にインストールした場合とは異なるもの）となっているプリンタドライバをインストールする作業が極めて容易に行える環境を、実現できることになる。

また、印刷設定共有化支援装置１０は、既存の印刷設定ファイルと置換することにより、プリンタドライバのデフォルトの印刷設定情報／動作条件を所望のものとすることが出来る印刷設定ファイルを作成して保存する機能と、保存してある印刷設定ファイルをＷｅｂブラウズが可能なコンピュータに提供する機能とを有する装置ともなっている。従って、印刷設定共有化支援装置１０がインターネットに接続されている環境下では、既にプリンタドライバがインストールされている複数台のコンピュータに、印刷設定共有化支援装置１０から同一の印刷設定ファイルをダウンロードすることにより、それらのコンピュータ内の各プリンタドライバのデフォルトの動作条件を同一のものとすることも、行えることになる。

また、印刷設定共有化支援装置１０の運用者は、ＨＤＤ１１に記憶されている印刷設定ファイル，設定変更済ドライバインストール用ファイルの内容に基づき、ユーザが望むプリンタドライバの動作条件を把握して、その把握結果を、ＣＤ−ＲＯＭ等にてプリンタユーザに提供するプリンタドライバのインストール用ファイルの内容に反映させることが可能となる。

＜変形形態＞
上記した印刷設定共有化支援装置１０は、各種の変形を行うことが出来る。例えば、印刷設定共有化支援装置１０を、印刷設定ファイルを作成する機能を有さない装置に変形しておくことが出来る。また、印刷設定共有化支援装置１０を、一機種のプリンタ用の設定変更済ドライバインストール用ファイルしか作成できない装置に変形することも、出来る。さらに、印刷設定共有化支援装置１０を、ローカルなネットワークに接続して使用しても良いことや、印刷設定共有化支援装置１０を、上記したものとは構成が異なるメインページやファイル作成・ダウンロードページをコンピュータ（Ｗｅｂブラウザ）に表示させるものに変形しても良いことなどは、当然のことである。

本発明の一実施形態に係る印刷設定共有化支援装置の構成及び使用形態の説明図。 実施形態に係る印刷設定共有化支援装置がＷｅｂブラウザに表示させるメインページの説明図。 実施形態に係る印刷設定共有化支援装置がＷｅｂブラウザに表示させるファイル作成・ダウンロードページの説明図。

符号の説明

１０ 印刷設定共有化支援装置、 １１ ＨＤＤ
２１ ファイル管理用データベース、 ２２ 印刷設定共有化支援プログラム

Claims (2)

1. 特定の機種用のプリンタドライバをコンピュータにインストールするためのドライバインストール用ファイルを複数個記憶可能な記憶手段と、
   Ｗｅｂブラウズが可能なコンピュータにＷｅｂページを表示させることにより、当該コンピュータのユーザから、前記プリンタドライバの動作条件を指定する印刷設定情報を取得する情報取得手段と、
   前記情報取得手段がユーザから取得した印刷設定情報が指定する動作条件がデフォルトの動作条件となる形で、前記プリンタドライバをコンピュータにインストールすることが出来るドライバインストール用ファイルを作成して前記記憶手段に記憶する作成・記憶手段と、
   前記記憶手段に記憶されている，ユーザによって指定されたドライバインストール用ファイルを当該ユーザのコンピュータに送信するファイル送信手段と
   を備えることを特徴とする印刷設定共有化支援装置。
2. 前記情報取得手段が、前記コンピュータのユーザから、プリンタの機種を指定する機種指定情報と、プリンタドライバの動作条件を指定する印刷設定情報とを取得する手段であり、
   前記作成・記憶手段が、前記情報取得手段がユーザから取得した機種指定情報にて指定される機種用のプリンタドライバを、前記情報取得手段がユーザから取得した印刷設定情報が指定する動作条件がデフォルトの動作条件となる形でコンピュータにインストールすることが出来るドライバインストール用ファイルを作成して前記記憶手段に記憶する手段である
   ことを特徴とする請求項１記載の印刷設定共有化支援装置。