JP2002278444A - 点字形成装置 - Google Patents

点字形成装置

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JP2002278444A
JP2002278444A JP2001081342A JP2001081342A JP2002278444A JP 2002278444 A JP2002278444 A JP 2002278444A JP 2001081342 A JP2001081342 A JP 2001081342A JP 2001081342 A JP2001081342 A JP 2001081342A JP 2002278444 A JP2002278444 A JP 2002278444A
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JP
Japan
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braille
heat
heat conductor
conductor
forming
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JP2001081342A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Shibata
哲哉 柴田
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Aiphone Co Ltd
Original Assignee
Aiphone Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】機構的に動作する部分をなくし、安価に製造で
き、故障の少ない点字形成装置を提供する。 【解決手段】文字を表現する点字要素5を視覚障害者が
読み取るための点字形成装置であって、固定台4の内部
に熱の伝導を遮断する遮温体3を備え、遮温体の内部に
は点字要素を形成する熱伝導体1が設置され、熱伝導体
に熱を供給するための発熱体2を備え、視覚障害者が熱
伝導体に触れたときに伝わる温度を感知することによっ
て文字を読み取るようにする。点字要素を形成する熱伝
導体は固定台の面6から突出しており、発熱体はペルチ
ェ効果を有する素子によって構成されている。温度の高
低によって点字の凹凸を表現するので、点字形成に機構
的な動作部分がなく故障をなくすことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、点字形成装置に係
り、特に機械的な動作を必要とせず熱により点字の表示
パターンを変更できる点字形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】視覚障害者に利用される点字としてよく
知られている6点点字は、縦3点の列が横に2列並んだ
6つの点の突出、非突出の組合せパターンにより文字が
構成されており、視覚障害者はこれを指先で触知して文
字と認識することができる。この6点点字の他にも、漢
字を表現することができる6点式漢点字、8点式漢点字
(縦4点×横2点)等の点字がある。これらの点字を構成
する突出した6点または8点からなる点群を説明の都合
上「点字要素」と呼ぶことにする。
【0003】点字は紙やプラスチックの板などに点筆と
いわれるペンで凹凸をつけて使用することが一般的だ
が、これは打ち間違えると直しが大変であること、非常
に手間暇がかかるという難点がある。時々刻々と更新さ
れる膨大な情報の把握が求められる現代では、点筆を用
いて打たれる従来の点字に加え、表示内容を書き換え可
能な点字表示器が非常に利用価値のある機器として認め
られている。
【0004】この種の書き換え可能な点字表示器とし
て、機械的な作用によって表示素子を凹凸させて任意の
点字を表現する点字形成装置が、特開平11−2124
46号公報に開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の点字形成装
置では、電磁気力、熱による膨張力などを使用して表示
素子を上下させることで凹凸を表現している。上下動の
ように機構的に動作する部分がある場合、表示素子の凹
凸を繰り返し行うと、摩擦などの摩耗により故障が起こ
りやすいという難点がある。故障すれば修理にコストが
かかる。また、故障を未然に防ぐためにはメンテナンス
を頻繁に行う必要も生じる。
【0006】本発明では、このような難点を解消するた
めになされたもので、機構的に動作する部分をなくし、
安価に製造でき、故障の少ない点字形成装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明による点字形成装置は、文字を表現する点字
要素を視覚障害者が読み取るための点字形成装置であっ
て、固定台の内部に熱の伝導を遮断する遮温体を備え、
遮温体の内部には点字要素を形成する熱伝導体が設置さ
れ、熱伝導体に熱を供給するための発熱体を備え、視覚
障害者が熱伝導体に触れたときに伝わる温度を感知する
ことによって文字を読み取るものである。
【0008】そして点字要素を形成する熱伝導体は固定
台の面から突出して、発熱体はペルチェ効果を有する素
子によって構成されている。
【0009】このような点字形成装置では、遮温体内部
に設けられた熱伝導体に触れたときに伝わる熱によって
視覚障害者は文字を読みとることができ、点字形成に機
構的な動作がなくなり、故障が少なく安価に製造でき
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の点字形成装置の実
施例を、図面を参照して詳述する。
【0011】図1に示すように、本発明の点字形成装置
は、文字を表現する点字要素5を視覚障害者が読み取る
ための点字形成装置であって、視覚障害者が指等で触れ
たときに伝わる温度を感知することによって文字を読み
取る熱伝導体1と、熱伝導体1に熱を供給するための発
熱体2と、発熱体2で発生した熱を逃がさないよう熱の
伝導を遮断する遮温体3とを備え、熱伝導体1は発熱体
2に、発熱体2は遮温体3に、遮温体3は固定台4にそ
れぞれ接着等の方法によって固定されている。
【0012】遮温体3は、固定台4の内部に熱の伝導を
遮断するものであって、断熱効果を有するプラスチック
等の有機素材を用いて熱伝導体1および発熱体2から隔
離した状態で固定されている。
【0013】発熱体2は、熱伝導体1を加熱したり冷却
したりする作用を持つペルチェ素子によって作られてい
るが、フリヂスタ素子でも同様に好適である。
【0014】図1および図2に示すように、視覚障害者
が読み取る点字要素5を形成する熱伝導体1は、その上
面の触指部1aが固定台4の面6から突出するように固
定台4に挟持されて遮温体3の内部に設置される。材質
としては熱の伝導率の良いアルミニューム等が好適であ
る。
【0015】図1に点字要素5の近傍を大きさを誇張し
模式的に示したが、発熱体2で熱伝導体1を加熱するこ
とで、遮温体3に覆われていない熱伝導体1の上面の触
指部1aまで熱が伝わり、視覚障害者はその触指部1a
を触れて温度が熱ければ凸と判断する。逆に、発熱体2
で熱伝導体1を冷却することで、遮温体3に覆われてい
ない触指部1aまで冷却され、視覚障害者はその触指部
1aに触れて温度が冷たければ凹と判断する。
【0016】このように、温冷の感触に置換して凹凸の
感触を判断することで、点字形成に機構的な動作がなく
なり、点字形成装置の故障が少なく安価に製造できる。
【0017】なお、遮温体3内に発熱体2を配置するの
で、発生した熱は固定台4へ逃げないため、熱伝導体1
と固定台4の温度差は大きく明瞭になり、視覚障害者に
とっても温度の感知が容易である。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明の
熱による点字形成装置によれば、文字を表現する点字要
素を視覚障害者が読み取るための点字形成装置であっ
て、固定台の内部に熱の伝導を遮断する遮温体を備え、
遮温体の内部には点字要素を形成する熱伝導体が設置さ
れ、熱伝導体に熱を供給するための発熱体を備え、視覚
障害者が熱伝導体に触れたときに伝わる温度を感知する
ことによって文字を読み取るもので、点字要素を形成す
る熱伝導体は固定台の面から突出して、発熱体はペルチ
ェ効果を有する素子によって構成されているので、遮温
体内部に設けられた熱伝導体に触れたときに伝わる熱の
高低によって視覚障害者は点字を読みとることができ、
点字形成に機構的な動作がなくなり、故障が少なく安価
に製造できる。
【0019】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の点字形成装置を説明する要部の断面
図。
【図2】本発明の点字形成装置の点字要素を説明する平
面図。
【符号の説明】
1…熱伝導体 2…発熱体 3…遮温体 4…固定台 6…固定台の面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】文字を表現する点字要素(5)を視覚障害
    者が読み取るための点字形成装置であって、 固定台(4)の内部に熱の伝導を遮断する遮温体(3)
    を備え、前記遮温体の内部には前記点字要素を形成する
    熱伝導体(1)が設置され、前記熱伝導体に熱を供給す
    るための発熱体(2)を備え、前記視覚障害者が前記熱
    伝導体に触れたときに伝わる温度を感知することによっ
    て前記文字を読み取ることを特徴とする点字形成装置。
  2. 【請求項2】前記点字要素を形成する熱伝導体は前記固
    定台の面(6)から突出していることを特徴とする請求
    項1記載の点字形成装置。
  3. 【請求項3】前記発熱体はペルチェ効果を有する素子に
    よって構成されていることを特徴とする請求項1または
    2記載の点字形成装置。
JP2001081342A 2001-03-21 2001-03-21 点字形成装置 Withdrawn JP2002278444A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7782494B2 (en) * 2002-03-11 2010-08-24 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Communication device
JP2011180369A (ja) * 2010-03-01 2011-09-15 Nec Corp ディスプレイ装置、およびディスプレイ方法
US8411058B2 (en) 2010-08-26 2013-04-02 Sony Corporation Method and system for tactile display
KR20140055443A (ko) * 2012-10-31 2014-05-09 에스케이텔레콤 주식회사 점자 출력 장치
JP2015079252A (ja) * 2014-11-05 2015-04-23 レノボ・イノベーションズ・リミテッド(香港) ディスプレイ装置、およびディスプレイ方法
JP2019003470A (ja) * 2017-06-16 2019-01-10 国立大学法人 東京大学 触覚温冷デバイス及び触覚温冷デバイスの製造方法

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Effective date: 20080603