JP2002277851A - 空間光変調装置 - Google Patents

空間光変調装置

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JP2002277851A
JP2002277851A JP2001081266A JP2001081266A JP2002277851A JP 2002277851 A JP2002277851 A JP 2002277851A JP 2001081266 A JP2001081266 A JP 2001081266A JP 2001081266 A JP2001081266 A JP 2001081266A JP 2002277851 A JP2002277851 A JP 2002277851A
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Japan
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light
lens
spatial light
light modulator
slm
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JP2001081266A
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Norio Fukuchi
昇央 福智
Yasunori Igasaki
泰則 伊ケ崎
Yuji Kobayashi
祐二 小林
Tsutomu Hara
勉 原
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Hamamatsu Photonics KK
Original Assignee
Hamamatsu Photonics KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光アドレス型空間光変調器の解像度に係わら
ず、常に、透過型の電気アドレス型素子の画素構造に起
因する信号成分を除去しつつ所望の画質の画像を出力す
ることができる空間光変調装置の提供。 【解決手段】 LCD4の光入射層4a上に、マイクロ
レンズアレイ3が設けられている。PAL−SLM6
は、その書き込み部6aがLCD4の光伝達層4bに対
向するように、配置されている。レンズ5が、LCD4
の光伝達層4bとPAL−SLM6の書き込み部6aと
の間に設けられ、LCD4の光伝達層4bから出射した
書き込み情報光をPAL−SLM6の書き込み部6aに
伝達する。レンズ位置調整機構12が、レンズ5とLC
D4とPAL−SLM6との相対的位置を調整すること
で、各画素が所望の集光状態で集光して形成された画像
をPAL−SLM6に伝達する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空間光変調装置に関し、
特に、光アドレス型空間光変調器を用い、当該光アドレ
ス型空間光変調器に入射させる書き込み情報光の生成の
ために透過型の電気アドレス型素子を用いた空間光変調
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】国際公開第WO99/66368号公報に、透過型
の電気アドレス型素子と光アドレス型空間光変調器とを
レンズにより結合し、透過型の電気アドレス型素子に電
気アドレス表示されている情報を光アドレス型の空間光
変調器に伝達させるタイプの空間光変調装置が知られて
いる。この空間光変調装置では、光アドレス型空間光変
調器として、平行配向液晶空間光変調器が採用されてい
る。
【0003】このタイプの空間光変調装置では、所定の
条件を満足する開口数を有するレンズを使用することに
より、透過型の電気アドレス型素子の画素構造に起因す
る信号成分を消去している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、個々の
光アドレス型空間光変調器は、感度や応答速度、使用波
長といった様々な特性により、その解像度が異なってい
る。特に、平行配向液晶空間光変調器は、その解像度自
体が経時劣化していく特性を有している。したがって、
上記従来の空間光変調装置では、所望の画質の出力画像
が得られない場合がある。
【0005】そこで、本発明は、光アドレス型空間光変
調器の解像度に係わらず、常に、透過型の電気アドレス
型素子の画素構造に起因する信号成分を除去しつつ所望
の画質の画像を出力することができる空間光変調装置を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、光入射部と光変調部と光伝達部とからな
り、該光変調部が電気アドレス駆動される画素構造を備
え、該光入射部上にマイクロレンズアレイが設けられた
透過型の電気アドレス型素子と、書き込み部と読み出し
部とを備え、該書き込み部が、前記透過型の電気アドレ
ス型素子の該光伝達部に対向して配置された光アドレス
型空間光変調器と、前記透過型の電気アドレス型素子の
該光伝達部と前記光アドレス型空間光変調器の該書き込
み部との間に設けられ、前記透過型の電気アドレス型素
子の該光伝達部から出射した書き込み情報光を、前記光
アドレス型空間光変調器の該書き込み部に伝達するため
のレンズと、前記レンズと前記透過型の電気アドレス型
素子と前記光アドレス型空間光変調器との相対的位置を
調整するための相対的位置調整機構とを備えることを特
徴とする空間光変調装置を提供している。
【0007】透過型の電気アドレス型素子では、光変調
部の画素構造が、所望の情報に関する電気信号によって
アドレスされる。一様な書き込み光がマイクロレンズア
レイに照射されると、当該書き込み光は、マイクロレン
ズアレイにより集光され、光入射部を経て、光変調部に
入射する。当該書き込み光は、光変調部にて変調され
て、該所望の情報を担持した書き込み情報光を生成す
る。この書き込み情報光は、光伝達部から出射し、レン
ズによって、光アドレス型空間光変調器の書き込み部に
伝達される。
【0008】ここで、レンズと前記透過型電気アドレス
型素子と前記光アドレス型空間光変調器との相対的位置
が相対的位置調整機構によって所望の位置に調整される
と、書き込み情報光が所望の度合いで集光されて形成さ
れた画像が、光アドレス型空間光変調器の書き込み部に
結像される。光アドレス型空間光変調器の読みだし部に
読みだし光が入射すると、読みだし光は、読みだし部に
て、書き込み部に結像されている画像に応じた変調を受
けた後、出射する。
【0009】このように、本発明の空間光変調装置にお
いては、レンズと透過型の電気アドレス型素子と前記光
アドレス型空間光変調器との相対的位置を調整すること
によって、書き込み情報光が所望の集光状態にて集光さ
れて形成された画像を、光アドレス型空間光変調器に結
像させることができる。したがって、本発明の空間光変
調装置は、透過型の電気アドレス型素子の画素構造を消
去しつつ、所望の画質の画像を出力することができる。
【0010】ここで、画素構造は、複数の画素からな
る。また、マイクロレンズアレイは、複数のマイクロレ
ンズからなる。ここで、複数のマイクロレンズは、当該
複数の画素に1対1に対応して設けられていることが好
ましい。各マイクロレンズは、入射した書き込み光を集
光し、対応する画素で変調させる。ここで、レンズと透
過型の電気アドレス型素子と前記光アドレス型空間光変
調器との相対的位置を調整することによって、各画素で
変調された書き込み情報光が所望の集光状態で集光して
形成された画像を光アドレス型空間光変調器に結像させ
ることができる。したがって、本発明の空間光変調装置
は、透過型の電気アドレス型素子の画素構造を消去しつ
つ、所望の画質の画像を出力することができる。
【0011】相対的位置調整手段としては、透過型電気
アドレス型素子の位置と光アドレス型空間光変調器の位
置とを固定しておき、レンズの位置を透過型電気アドレ
ス型素子と光アドレス型空間光変調器とに対して調整す
るようにすれば良い。レンズの位置を調整するだけで、
所望の画質の画像を得ることができる。
【0012】逆に、レンズの位置を固定しておき、透過
型電気アドレス型素子の位置と光アドレス型空間光変調
器の位置とをレンズに対して調整するようにしても良
い。細かい調整を行うことができ、所望の画質の画像を
得ることができる。
【0013】ここで、前記透過型電気アドレス型素子
は、透過型液晶素子であることが好ましい。透過型液晶
素子によれば、歪みの少ない画像を形成することができ
る。
【0014】前記光アドレス型空間光変調器は、平行配
向液晶空間光変調器であることが好ましい。平行配向液
晶空間光変調器がどのような解像度を有している場合で
も、レンズと前記透過型電気アドレス型素子と平行配向
液晶空間光変調器との相対的位置を調整するだけで、透
過型電気アドレス型素子の画素構造を消去しつつ、所望
の画質の画像を出力させることができる。また、平行配
向液晶空間光変調器は読みだし光の位相のみを変調する
ことができるため、高い回折効率を得ることができる。
しかも、レンズと前記透過型電気アドレス型素子と平行
配向液晶空間光変調器との相対的位置を調整するだけ
で、透過型電気アドレス型素子の画素構造による回折を
小さくすることができる。
【0015】また、本発明の空間光変調装置は、レーザ
光源と、前記レーザ光源からのレーザ光をコリメートし
て前記透過型の電気アドレス型素子の前記マイクロレン
ズアレイに照射するためのコリメートレンズとを、更に
備えていることが好ましい。
【0016】レンズと透過型電気アドレス型素子と前記
光アドレス型空間光変調器との相対的位置をマイクロレ
ンズアレイの後焦点面に対して調整することで、所望の
程度ぼけさせた画像を光アドレス型空間光変調器に伝達
することができる。したがって、透過型電気アドレス型
素子の画素構造を消去しつつ、所望の程度の画質の画像
を出力させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態による空間光
変調装置について図1乃至図11に基づき説明する。
【0018】本実施の形態による空間光変調装置100
は、図1に示すように、マイクロレンズアレイ3が取り
付けられた透過型液晶ディスプレイ(Liquid Crystal D
isplay(以下、LCDという))4と、平行配向液晶空
間光変調器(Parallel-Aligned nematic-liquid-crysta
l Spatial Light Modulator(以下、PAL−SLMと
いう))6と、LCD4とPAL−SLM6とを光カッ
プリングするためのレンズ5と、前記レンズ5に接続さ
れたレンズ位置調整機構12とを備えている。
【0019】LCD4は、透過型の液晶素子であり、画
像信号に応じて電気アドレス駆動されることにより、透
過する書き込み光を変調して書き込み情報光を生成する
機能を有する電気アドレス型素子である。LCD4は、
画像歪みが無く、高いコントラスト特性を持つ。
【0020】レンズ5は、LCD4によって生成・出射
された書き込み情報光をPAL−SLM6に伝達するた
めのものである。
【0021】PAL−SLM6は、レンズ5からの書き
込み情報光により読み出し光を変調するための光アドレ
ス型空間光変調器である。
【0022】LCD4とPAL−SLM6とは、レンズ
5の光軸方向に所定の距離を隔てて固定されている。
【0023】レンズ位置調整機構12は、レンズ5をそ
の光軸方向に移動できるようになっており、レンズ5と
LCD4との距離、及び、レンズ5とPAL−SLM6
との距離を調整できるようになっている。
【0024】かかる構成の空間光変調装置100は、そ
の使用の際、図1に示すように、LCD4が、計算機等
の電気信号発生回路11に電気的に接続される。電気信
号発生回路11は、計算機によって計算された画像やコ
ンピュータ合成ホログラムなどの画像情報をビデオ信号
やRGB信号等に変換し、LCD4に供給することで、
LCD4を電気アドレス駆動する。
【0025】空間光変調装置100は、更に、書き込み
用光源1とコリメートレンズ2とに光学的に接続され
る。書き込み用光源1は、例えば、レーザ装置であり、
一様な書き込み光を出射する。コリメートレンズ2は、
書き込み用光源1からの一様な書き込み光をコリメート
して、平行な書き込み光を形成する。書き込み用光源1
とコリメートレンズ2とは、コリメートレンズ2からの
平行な書き込み光がマイクロレンズアレイ3へ入射する
ように、配置される。
【0026】空間光変調装置100は、更に、読み出し
用光源10,空間フィルタ9,レンズ8,及び、ハーフ
ミラー7に光学的に接続される。読み出し用光源10
は、例えば、レーザ装置であり、一様な読みだし光を出
射する。空間フィルタ9は、読みだし用光源10からの
読みだし光をきれいなガウシアン形状として得ることが
できる。レンズ8は、空間フィルタ9からの読みだし光
をコリメートして平行な読みだし光を形成する。ハーフ
ミラー7は、レンズ8からの読みだし光を透過させてP
AL−SLM6に照射させると共に、PAL−SLM6
によって変調され出射した読みだし光を反射して、出力
させる。これら読み出し用光源10,空間フィルタ9,
レンズ8,及び、ハーフミラー7は、ハーフミラー7を
透過した読みだし光がPAL−SLM6へ入射するよう
に、配置される。
【0027】図1に示すように、LCD4は、光入射層
4a,光変調層4c,及び、光伝達層4bとからなる。
本実施の形態では、LCD4の光入射層4a上に、マイ
クロレンズアレイ3が固定されている。したがって、コ
リメートレンズ2からの平行光(書き込み光)は、マイ
クロレンズアレイ3に入射すると、集光され、LCD4
の光入射層4aを介して光変調層4cに入射する。光変
調層4cは、電気信号発生回路11に接続されており、
電気アドレス駆動されている。したがって、光変調層4
cは、入射した書き込み光を変調して信号画像を担持し
た書き込み情報光を生成する。信号画像を担持した書き
込み情報光は、光伝達層4bを伝達されて出射する。
【0028】次に、図2を参照して、LCD4の構造の
一例を詳細に説明する。
【0029】光入射層4aは、透明ガラス基板41と偏
光板40とから構成されている。また、光伝達層4b
は、他の透明ガラス基板48と偏光板49とから構成さ
れている。光変調層4cは、透明ガラス基板41上に形
成されたシリコン単結晶フィルム42と、透明ガラス基
板48上に形成された対向電極47と、これら対向電極
47とシリコン単結晶フィルム42との間に形成された
ツイストネマチック液晶層46とから構成されている。
シリコン単結晶フィルム42上には、所定のピッチPを
有する画素構造45が形成されている。
【0030】より詳しくは、シリコン単結晶フィルム4
2上には、複数の透明画素電極43が所定のピッチPに
て2次元マトリックス状に配列されている。隣り合う透
明画素電極43の間には、薄膜トランジスタTFTから
なるスイッチング素子44が設けられており、遮光マス
クにより覆われている。各透明画素電極43が書き込み
光に対する開口部として機能し、各スイッチング素子4
4が書き込み光を遮蔽する光遮蔽部として機能する。こ
うして、開口部43が所定のピッチPで配列した画素構
造45が形成されている。
【0031】スイッチング素子44は、電気信号発生回
路11に接続されており、電気信号発生回路11が画像
信号により所望のスイッチング素子44を駆動すること
で、所望の画素電極43を選択できるようになってい
る。
【0032】以上の構成により、液晶層46は、電気信
号発生回路11により選択駆動された画素電極43と対
向電極47との間の領域にて液晶分子の配向状態を変化
させ、もって、マイクロレンズアレイ3を介して入射し
た書き込み光の偏光状態を変調する。偏光状態が変調さ
れた書き込み光は、偏光板40及び49の作用により、
その強度が変調され、信号画像を形成する。
【0033】なお、LCD4の具体的な構造としては、
例えば、国際公開第WO99/66368号公報に記載された構成
を採用することができる。
【0034】マイクロレンズアレイ3は、LCD4の偏
光板40上に固定されている。このマイクロレンズアレ
イ3は、複数の画素電極43に1対1に対応して設けら
れた複数のマイクロレンズ30から構成されている。す
なわち、各マイクロレンズ30は、偏光板40上におい
て、対応する画素電極43が形成されている位置に設け
られている。図3に示されているように、コリメートレ
ンズ2からの平行光は、各マイクロレンズ30に入射す
ると、対応する透明画素電極43を通過して、マイクロ
レンズ30の後焦点面F上に一旦集光され、その後、再
び拡がっていく。ここで、複数の透明画素電極43が選
択的にオフされることで、書き込み光が選択的に遮断さ
れ、画像が担持された書き込み情報光が生成される。
【0035】ここで、透明画素電極43は、所定のピッ
チPにて配列されている。したがって、LCD4によっ
て生成・伝達可能な信号画像の最大空間周波数(LCD
4の解像度)、すなわち、隣り合う透明画素電極43に
交互に白黒を表示した場合の空間周波数は、1/2Pで
ある。一方、透明画素電極43自体に起因する信号成分
の空間周波数は1/Pであり、上記信号画像最大空間周
波数(1/2P)の2倍の大きさである。
【0036】PAL−SLM6は、書き込み部6aと読
み出し部6bとを有している。PAL−SLM6は、そ
の書き込み部6aがレンズ5を介してLCD4の光伝達
層4bに対向するように配置されている。かかる配置構
成により、PAL−SLM6は、LCD4に対してレン
ズ5により光カップリングされており、LCD4から出
射された書き込み情報光がレンズ5を伝達されてPAL
−SLM6の書き込み部6aに入射・結像するようにな
っている。
【0037】PAL−SLM6には、読み出し用光源1
0から出射された読み出し光が空間フィルタ9、レンズ
8、及び、ハーフミラー7を通じて読み出し部6bに入
射される。読み出し部6bは、書き込み部6aに入射さ
れた書き込み情報光の情報に応じて読み出し光を変調す
る。当該読み出し光は、書き込み部6aと読み出し部6
bとの境界で反射し、変調読みだし光として出射して、
ハーフミラー7で所定の方向へ反射されて出力する。
【0038】次に、図4を参照して、PAL−SLM6
の構造を詳細に説明する。
【0039】PAL−SLM6は、誘電体多層膜ミラー
63を境に書き込み部6aと読み出し部6bとに分けら
れている。書き込み部6aは、光導電層61と、透明電
極64aと、書き込み光入力端である透明基板65a及
び反射防止コート66aとから構成されている。透明基
板65aは好ましくはガラス製であり、レンズ5からの
書き込み光を透過させて光導電層61に入射させる。光
導電層61は好ましくはアモルファスシリコン製であ
り、書き込み光が入射されることによって結晶構造が可
逆的に変化し、書き込み光の明暗に対応してインピーダ
ンスが変化して導電性を示す光導電性を有する。なお、
必要に応じて光導電層61と誘電体多層膜ミラー63と
の間に光遮蔽層を設置しても良い。
【0040】読み出し部6bは、液晶層62と、透明電
極64bと、読み出し光入力端である好ましくはガラス
製の透明基板65b及び反射防止コート66bとから構
成されている。液晶層62としてはネマティック液晶が
用いられ、配向層62c及びスペーサー62dによって
配置・固定されている。液晶層62の両側に位置する配
向層62cとしては、例えばポリイミド等が用いられ、
液晶層62の液晶分子を透明電極64a及び64bに対
して平行に捻れなく一様に配向させるようになってい
る。このため、光導電層61に書き込み光が入射してい
ないオフ状態においては、液晶分子は、図5の(a)に
示されているように、捻れなく平行に配向している。
【0041】透明電極64a及び64bとしては、好ま
しくはインジウム錫酸化物(ITO)が用いられる。透
明電極64a及び64bは交流電源60に接続されてお
り、これら透明電極64a及び64bの間に数ボルトの
交流電圧が印加されるようになっている。また、誘電体
多層膜ミラー63としては、読み出し光の波長に対応す
る所定の波長域の光を反射させるように多層膜として形
成されたものを用いて、これによって読み出し光を反射
して出力を行う。
【0042】このような構成のPAL−SLM6におい
て、書き込み部6aに書き込み光が入射すると、光導電
層61の結晶構造が変化してその電気抵抗が変化する。
このとき、透明電極64a及び64bの間には数ボルト
の交流電圧が印加されているが、光導電層61の電気抵
抗が変化することによって、液晶層62に与えられる電
圧が変化する。液晶層62の液晶分子は、液晶層62に
対して与えられた電圧の変化によって、図5の(b)の
ように、読み出し光の伝搬方向Aに傾く。これにより生
じる液晶層62の屈折率(複屈折率)の変化(ECB
(Electrically Controlled Birefringence)効果)
が、液晶層62中を伝搬する読み出し光の液晶分子の配
向方向と平行な偏光面を位相変調させる。ただし、当該
屈折率の変化は、液晶分子の配向方向に対して垂直な偏
光面に対しては位相変調を起こさせない。読み出し光
は、誘電体多層膜ミラー63にて反射し、液晶層62中
を再び伝搬して、透明基板65bと反射防止コート66
bとを経て、位相変調された画像として出力する。
【0043】かかる構成のPAL−SLM6は、読み出
し光源10からの読み出し光の偏光方向が液晶層62の
液晶分子の配向方向(図5の(a)に示すオフ状態の液
晶配向方向)と平行である場合、読み出し光の位相のみ
の変調を行うことができる。また、読み出し光源10か
らの読み出し光の偏光方向が液晶層62の液晶分子の配
向方向に対し45度傾いている場合には、偏光面の変化
が起こるため、出力側に偏光板を置くことで、強度変調
出力を得ることができる。
【0044】レンズ位置調整機構12は、レンズ5の位
置をその光軸方向に調整することで、レンズ5とLCD
4との距離、及び、レンズ5とPAL−SLM6との距
離を調整する。レンズ位置調整機構12は、たとえば、
レンズ5を保持する図示しない保持手段とこの保持手段
をレンズ5の光軸方向にスライドする図示しないスライ
ド手段とからなる。
【0045】レンズ5が、例えば、図3に実線で示され
ているように、マイクロレンズアレイ3の後焦点面F上
の像をPAL−SLM6の書き込み部6a(光導電層6
1)に結像する位置に配置されている場合には、LCD
4の各画素を、図6の(a)に示されているようなぼけ
ていない状態で、PAL−SLM6に結像する。また、
レンズ5が、図3に破線で示されているように、マイク
ロレンズアレイ3の後焦点面Fからずれた位置の像をP
AL−SLM6の書き込み部6a(光導電層61)に結
像する位置に配置されている場合には、LCD4の各画
素を、図6の(b)に示されているように幾分ぼけてい
る状態で、PAL−SLM6に結像する。なお、図6の
(a)及び(b)は、レンズ5を、それぞれ、図3の実
線及び破線の位置に配置した場合において、PAL−S
LM6の位置にPAL−SLM6の代わりにCCD撮像
装置を配置して撮像した撮像図である。これらの図6
(a)、(b)より、レンズ5が伝達する画像の各画素
の大きさが、レンズ5の位置によって変動することがわ
かる。したがって、レンズ5の位置を所望の位置に調整
すれば、各画素が所望の集光状態で集光して形成された
画像(図6の(a)や(b))をPAL−SLM6に伝
達できることがわかる。
【0046】ところで、PAL−SLM6は、個々の特
性により解像度が異なっている。また、個々のPAL−
SLM6の解像度自体も、経時的に劣化していく。PA
L−SLM6は、解像度が良い場合には、図7の破線で
示されるMTF特性(Modulation Transfer Function特
性)を有する。一方、解像度が悪い場合には、図7の一
点鎖線で示されるMTF特性を有する。ここで、空間光
変調装置100全体としては、PAL−SLM6の解像
度に関わらず、常に、LCD4による信号画像を良好に
伝達しつつ、LCD4の画素43による回折をほとんど
伝達しないようにすることが望ましい。すなわち、空間
光変調装置100は、図7の実線で示される最適なMT
F特性を有することが望ましい。ここで、当該最適なM
TF特性においては、MTFは、LCD4の解像度(信
号画像の最大空間周波数)1/2P以下の空間周波数に
対しては高く、LCD4の画素構造45の空間周波数1
/P以上の空間周波数に対しては低い。
【0047】本実施形態では、PAL−SLM6が有す
るMTF特性がどのような状態であっても、レンズ5の
位置を調整することで、空間光変調装置100のMTF
特性を常に最適なMTF特性とすることができる。
【0048】具体的には、PAL−SLM6の解像度が
悪く図7の一点鎖線で示されるMTF特性を有する場合
には、レンズ5を、図3の実線で示されている位置に配
置し、マイクロレンズアレイ3の後焦点面F上の像をP
AL−SLM6の書き込み部6a(光導電層61)に結
像させる。図6の(a)に示されているぼけていない画
像をPAL−SLM6に結像させることにより、空間光
変調装置100全体としてのMTF特性を、図7の実線
で示されている最適なMTF特性に調整することができ
る。
【0049】逆に、PAL−SLM6の解像度が良く図
7の破線で示されるMTF特性を有する場合には、レン
ズ5を、図3の破線で示されている位置に配置し、マイ
クロレンズアレイ3の後焦点面Fからずれた位置におけ
る像をPAL−SLM6の書き込み部6a(光導電層6
1)に結像させる。図6の(b)に示されているぼけた
画像をPAL−SLM6に結像させることにより、空間
光変調装置100全体としてのMTF特性を、やはり、
図7の実線で示されている最適なMTF特性に調整する
ことができる。
【0050】したがって、空間光変調装置100を製造
する際には、搭載するPAL−SLM6の解像度に応じ
てレンズ5の位置を調整し、所望の画質を有し、かつ、
画素構造が消去されている出力が得られるようにする。
また、空間光変調装置100を使用するにあたっても、
PAL−SLM6の解像度の経時劣化に合わせてレンズ
5の位置を調整し、所望の画質を有し、かつ、画素構造
が消去された出力が得られるようにする。この結果、空
間光変調装置100は、PAL−SLM6の解像度の影
響を受けることなく、常に、画素構造を消去しつつ、L
CD4の表示情報を所望の画質にて出力することができ
る。
【0051】以上の構成を有する空間光変調装置100
の動作を、以下、説明する。
【0052】電気信号発生回路11が所望の信号情報に
関する電気ビデオ信号を出力することにより、画素電極
43をアドレス駆動する。書き込み用光源1からの書き
込み光がコリメートレンズ2にてコリメートされ、平行
光としてマイクロレンズアレイ3に入射して、LCD4
の光変調層4c(液晶層46)内で集光する。書き込み
光は、光変調層4c(液晶層46)内で変調され、光伝
達層4bを介して出射する。この出射書き込み光には所
望の信号画像が担持されている。すなわち、この時、L
CD4は当該所望の信号画像を表示する。このようにし
て、LCD4は、信号画像を伝達する書き込み情報光を
生成し、出射する。
【0053】LCD4により生成され出射した書き込み
情報光は、レンズ5により、PAL−SLM6の書き込
み部6a(光導電層61)に結像される。読み出し用光
源10からの読み出し光が読みだし部6b(液晶層6
2)に入射すると、当該読み出し光は、書き込み部6a
(光導電層61)に結像された書き込み情報光に応じて
変調され出射する。当該読み出し光は、ハーフミラー7
で反射される。
【0054】ここで、空間光変調装置100を信号画像
の表示等に使用したい場合には、図8に示すように、空
間光変調装置100を結像レンズ(例えば拡大レンズ)
13と検光子14に光学的に接続する。すなわち、ハー
フミラー7で反射された出力光が結像レンズ13及び検
光子14を通過するようにし、結像レンズ13の結像面
15に得られる信号画像を観測する。また、PAL−S
LM6を、読み出し光に対し強度変調を行うよう動作さ
せる。具体的には、読み出し用光源10が直線偏光の読
み出し光を出射するものである場合、読み出し用光源1
0を、その偏光方向が液晶層62の液晶配向方向(図5
の(a)に示すオフ状態の液晶配向方向)に対し45度
傾いているように配置する。なお、光源10の後段に偏
光子を配置して、読みだし光の偏光方向が液晶配向方向
に対し45度傾くようにしてもよい。液晶層62は、か
かる偏光状態の読み出し光に対し、偏光面の変調を施
す。検光子14を、読み出し用光源10(または、その
後段に偏光子を設けた場合には、当該偏光子)に対し、
その偏光方向が90度ずれるように配置することで、強
度変調された読み出し光による信号画像が結像面15に
形成される。
【0055】本実施の形態では、こうして得られた結像
面15上の出力画像を観察し、当該出力画像が、画素構
造が除去されており、かつ、所望の画質が得られている
像となるように、レンズ5の位置をレンズ位置調整機構
12にて調整する。かかる調整により、PAL−SLM
6がどのような解像度を有していても、空間光変調装置
100の出力は、常に、図9に示すように、画素構造が
除去され、かつ、所望の画質が保たれている像となる。
なお、図9は、結像面15にCCD撮像装置を配置して
得られた撮像図である。
【0056】一方、空間光変調装置100を信号画像の
回折現象の測定等に使用したい場合には、図10に示す
ように、空間光変調装置100をフーリエ変換レンズ1
6に光学的に接続する。すなわち、ハーフミラー7で反
射された出力光をフーリエ変換レンズ16にてフーリエ
変換し、フーリエ変換像をフーリエ面17にて観測する
ようにする。また、PAL−SLM6を、読み出し光に
対し位相のみの変調を行うよう動作させる。具体的に
は、読み出し用光源10が直線偏光の読み出し光を出射
するものである場合、読み出し用光源10を、その偏光
方向が液晶層62の液晶配向方向(図5の(a)に示す
オフ状態の液晶配向方向)と平行になるように配置す
る。なお、光源10の後段に偏光子を配置し、読みだし
光の偏光方向が液晶配向方向と平行になるようにしても
よい。液晶層62は、かかる偏光状態の読み出し光に対
し、位相のみの変調を施す。位相のみを変調された読み
出し光は、フーリエ面17上に、回折像を高回折効率に
て形成する。本実施の形態では、フーリエ面17上の回
折像の回折効率を測定し、回折効率が所望の程度に高く
なり、かつ、画素構造45による回折が少なくなるよう
に、レンズ5の位置をレンズ位置調整機構12にて調整
する。かかる調整により、PAL−SLM6がどのよう
な解像度を有していても、空間光変調装置100の出力
は、常に、画素構造による回折が少なく所望の高回折効
率を達成する。
【0057】以上のように、本実施の形態では、LCD
4にマイクロレンズアレイ3を設け、かつ、レンズ5を
レンズ位置調整機構12にて位置調整可能としたため、
空間光変調装置100は、常に、透過型液晶素子の画素
構造を除去しつつ所望の画質の画像を出力することがで
きる。
【0058】本発明による空間光変調装置は上述した実
施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した範囲
で種々の変形や改良が可能である。
【0059】例えば、上述の実施の形態では、LCD4
とPAL−SLM6とを固定し、レンズ5を位置調整可
能としたが、逆に、図11に示すように、レンズ5を固
定し、LCD4とPAL−SLM6とに、それぞれ、液
晶素子位置調整機構20とPAL−SLM位置調整機構
21とを設けて、これらLCD4とPAL−SLM6と
を位置調整可能にしても良い。
【0060】また、上述の実施の形態では、複数のマイ
クロレンズ30は、複数の画素電極43に対し1対1に
対応して設けられていたが、そのように設けなくてもよ
い。たとえば、1個の画素電極43に対し複数のマイク
ロレンズ30を設けてもよく、逆に、複数の画素電極4
3に対し1個のマイクロレンズ30を設けてもよい。複
数のマイクロレンズ30により書き込み光を集光させ、
かかる集光された光を複数の画素電極43において変調
させれば良い。
【0061】透過型の電気アドレス型素子としては、図
2を示して説明した構造のLCDでなく、他の構造を有
するLCDでもよい。図2の構造では、液晶層62にツ
イストネマチック液晶を用いたため、偏光板40,49
が必要となったが、液晶層にゲストホスト型液晶やポリ
マー分散型液晶を用いる場合には、偏光板を必要としな
い。したがって、その場合には、マイクロレンズアレイ
3は、ガラス基板41上に直接設けられる。
【0062】また、透過型の電気アドレス型素子とし
て、他の透過型の液晶素子を用いても良く、他の透過型
の電気アドレス型素子を用いても良い。
【0063】また、上述の実施の形態では、光アドレス
型空間光変調器として平行配向液晶空間光変調器を用い
たが、他の光アドレス型空間光変調器を用いても良い。
【0064】LCD4に入射させる書き込み光として
は、レーザ光でなくても良い。また、コリメートレンズ
2にて平行とさせず、所定の収束光または拡散光をマイ
クロレンズアレイ3に照射するのでも良い。
【0065】レンズ5としては、単一のレンズから構成
されるものでも良いが、複数のレンズから構成されるも
のでもよい。
【0066】
【発明の効果】請求項1記載の空間光変調装置によれ
ば、光アドレス型空間光変調器の解像度によらず、常
に、透過型の電気アドレス型素子の画素構造を消去しつ
つ、所望の画質の画像を出力することができる。
【0067】請求項2記載の空間光変調装置によれば、
透過型の液晶素子により、画像歪みの少ない書き込み情
報光を生成することができる。
【0068】請求項3記載の空間光変調装置によれば、
平行配向液晶空間光変調器の解像度に依らず、常に、透
過型の電気アドレス型素子の画素構造を消去しつつ所望
の画質を維持した画像を出力することができる。また、
透過型電気アドレス型素子の画素構造による回折を小さ
くし、高い回折効率を得ることができる。
【0069】請求項4記載の空間光変調装置によれば、
レンズと透過型の電気アドレス型素子と光アドレス型空
間光変調器との相対的位置をマイクロレンズの後焦点面
に対して調整することによって、透過型の電気アドレス
型素子に表示された画像を、所望の程度だけぼけた状態
で、光アドレス型空間光変調器に結像させることができ
る。このため、透過型電気アドレス型素子の画素構造を
消去しつつ、所望の画質の画像を出力することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による空間光変調装置の構
成を示す図。
【図2】図1の空間光変調装置における透過型液晶素子
の拡大構成図。
【図3】コリメートレンズからの平行光が、マイクロレ
ンズアレイの1つのマイクロレンズにより集光され、レ
ンズによりPAL−SLMに伝達される状態を示す図。
【図4】図1の空間光変調装置におけるPAL−SLM
の拡大構成図。
【図5】(a)は、図4のPAL−SLMの液晶層の液
晶分子の配向状態を示す説明図。(b)は、(a)の液
晶分子の配向状態が変化する様子を示す説明図。
【図6】(a)は、レンズが、図3の実線のように、マ
イクロレンズアレイの後焦点面上に形成された画像をP
AL−SLMに結像する位置に調整されている場合に、
レンズが伝達する画像の撮像図。(b)は、レンズが、
図3の破線のように、マイクロレンズアレイの後焦点面
からずれた位置に形成された画像をPAL−SLMに結
像する位置に調整されている場合に、レンズが伝達する
画像の撮像図。
【図7】MTF特性を示すグラフ。
【図8】図1の空間光変調装置の使用形態を示す構成
図。
【図9】図1の空間光変調装置の出力像の撮像図。
【図10】図1の空間光変調装置の他の使用形態を示す
構成図。
【図11】本発明の空間光変調装置の変更例を示す図。
【符号の説明】
1 書き込み用光源 2 コリメートレンズ 3 マイクロレンズアレイ 4 LCD 4a 光入射層 4b 光伝達層 4c 光変調層 5 レンズ 6 PAL−SLM 6a 書き込み部 6b 読みだし部 7 ハーフミラー 8 レンズ 9 空間フィルタ 10 読み出し用光源 11 電気信号発生回路 12 レンズ位置調整機構 13 結像レンズ 14 検光子 15 結像面 16 フーリエ変換レンズ 17 フーリエ面 20 液晶素子位置調整機構 21 PAL―SLM位置調整機構 43 透明画素電極 45 画素構造 100 空間光変調装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 祐二 静岡県浜松市市野町1126番地の1 浜松ホ トニクス株式会社内 (72)発明者 原 勉 静岡県浜松市市野町1126番地の1 浜松ホ トニクス株式会社内 Fターム(参考) 2H043 AB02 AB10 2H088 EA19 EA44 GA02 GA10 HA08 HA18 HA22 HA24 HA25 HA28 JA06 JA11 MA02 2H091 FA08X FA08Z FA15Z FA26X FA26Z FA29Z FA41Z HA06 LA17

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光入射部と光変調部と光伝達部とからな
    り、該光変調部が電気アドレス駆動される画素構造を備
    え、該光入射部上にマイクロレンズアレイが設けられた
    透過型の電気アドレス型素子と、 書き込み部と読み出し部とを備え、該書き込み部が、前
    記透過型の電気アドレス型素子の該光伝達部に対向して
    配置された光アドレス型空間光変調器と、 前記透過型の電気アドレス型素子の該光伝達部と前記光
    アドレス型空間光変調器の該書き込み部との間に設けら
    れ、前記透過型の電気アドレス型素子の該光伝達部から
    出射した書き込み情報光を、前記光アドレス型空間光変
    調器の該書き込み部に伝達するためのレンズと、 前記レンズと前記透過型の電気アドレス型素子と前記光
    アドレス型空間光変調器との相対的位置を調整するため
    の相対的位置調整機構とを備えることを特徴とする空間
    光変調装置。
  2. 【請求項2】前記透過型の電気アドレス型素子が透過型
    液晶素子であることを特徴とする請求項1記載の空間光
    変調装置。
  3. 【請求項3】前記光アドレス型空間光変調器が平行配向
    液晶空間光変調器であることを特徴とする請求項1記載
    の空間光変調装置。
  4. 【請求項4】レーザ光源と、前記レーザ光源からのレー
    ザ光をコリメートして前記透過型の電気アドレス型素子
    の前記マイクロレンズアレイに照射するためのコリメー
    トレンズとを、更に備えることを特徴とする請求項1記
    載の空間光変調装置。
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