JP2002277340A - シャシダイナモメータの検定装置 - Google Patents

シャシダイナモメータの検定装置

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JP2002277340A
JP2002277340A JP2001077500A JP2001077500A JP2002277340A JP 2002277340 A JP2002277340 A JP 2002277340A JP 2001077500 A JP2001077500 A JP 2001077500A JP 2001077500 A JP2001077500 A JP 2001077500A JP 2002277340 A JP2002277340 A JP 2002277340A
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JP
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calculating
vehicle
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JP2001077500A
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Takao Satonaka
隆夫 里中
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 形式などの異なるシャシダイナモメータ間の
試験結果を比較できるようにする。 【解決手段】 駆動輪出力を算出するためのセンサが備
えられた検定用車両12を、シャシダイナモメータ上で
所定走行モードで走行させる。そして、このとき検定用
車両12が実際にした仕事Wrを求める。一方、所定走
行モードにおける理論的な仕事である目標仕事Wo、シ
ャシダイナモメータに設定した負荷に基づく仕事である
設定仕事Wcを算出する。目標仕事Woまたは設定仕事W
cに対する実仕事Wrの誤差を求める。前記検定用車両を
用いて、各シャシダイナモメータの前記の誤差を求めて
おくことにより、各シャシダイナモメータ間の試験結果
が比較可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の性能を定置
で評価するためのシャシダイナモメータに関し、特にそ
の検定に関する。
【0002】
【従来の技術】所定の走行モードにおける車両の性能試
験、例えば排出ガスや燃料消費にかかる試験を実際に路
上を走行して行うことは困難である。シャシダイナモメ
ータは、路上の走行を模擬することにより、定置で試験
を行うことができるようにするものである。シャシダイ
ナモメータは、実際の路面に相当するローラ上に試験対
象となる車両の駆動輪を乗せ、駆動輪の出力を吸収し、
走行状態を模擬する。このため、シャシダイナモメータ
には走行抵抗に相当する負荷を加える装置が設けられて
いる。
【0003】近年、排出ガスや燃料消費に関する規制が
強化されており、測定対象となる排気ガス成分の絶対量
は減少している。したがって、相対的に、測定装置の精
度に起因する誤差が大きくなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、測定装
置、特にシャシダイナモメータの測定条件の相違、その
設定に起因する誤差が無視できなくなっている。一つの
シャシダイナモメータで、試験を行えば、相対的な評価
を行うことはできる。しかし、別個のシャシダイナモメ
ータで測定された結果は、それらのダイナモメータの測
定条件などの相違のために、直接比較することができな
いという問題があった。
【0005】本発明は、前述の課題を解決するためにな
されたものであり、複数のシャシダイナモメータの間で
試験結果を共有できるようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに本発明にかかるシャシダイナモメータの検定装置
は、所定走行モードで検定用車両が走行した場合の理論
的な仕事である目標仕事を算出する目標仕事算出手段
と、前記所定走行モードにおいて検定用車両が走行した
場合の、シャシダイナモメータで設定可能な負荷に基づ
き算出される仕事である設定仕事を算出する設定仕事算
出手段と、検定用車両が、当該シャシダイナモメータ上
で前記所定走行モードにおいて実際に発生した仕事であ
る実仕事を算出する実仕事算出手段とのうち少なくとも
二つの仕事算出手段を有し、さらに算出された各仕事に
基づき、各仕事の誤差率を算出する誤差率算出手段と、
を有している。
【0007】各シャシダイナモメータの誤差率を求めて
おくことで、複数のシャシダイナモメータ間の測定結
果、試験結果を比較することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態(以下
実施形態という)を、図面に従って説明する。図1は、
本実施形態のシャシダイナモメータの検定装置の概略構
成を示す図である。シャシダイナモメータのローラ10
には、検定用車両12の駆動輪14が載置されている。
検定用車両12は、地面に対して固定されており、駆動
輪14が駆動されると、路面に相当するローラ10が回
転、すなわち車両12に対し移動する。ローラ10に
は、走行抵抗に相当する負荷などを与えるための走行抵
抗制御装置(ころがり抵抗・慣性抵抗など)が設けられ
ている。図示するローラ10は、一つのローラ上に駆動
輪を乗せる1軸型であるが、このほか、二つのローラを
平行に配置し、これらのローラにより形成された谷部分
に駆動輪を乗せる2軸型の形式もある。また、慣性抵抗
は、機械慣性方式や電気慣性方式などの方式がある。
【0009】前述の1軸型か2軸型かのローラ形式の
差、ローラ径の違い、慣性装置の方式の差等が存在す
る。また、負荷の設定は定常状態、すなわち車両の速度
一定の状態で行われる。したがって、過渡状態を含む走
行モードを走行した場合、ローラ形式、径の違いによる
タイヤの転がり損失、2軸型ローラの場合のタイヤの前
ローラへの乗り上げによる損失、電気慣性の遅れ時間な
どにより、測定された結果が異なってくる。
【0010】本実施形態においては、所定走行モードで
検定用車両が走行した場合の理論的な仕事である目標仕
事Woを算出する目標仕事算出部16と、所定の走行モ
ードにおいて検定用車両が走行した場合のシャシダイナ
モメータで設定可能な負荷に基づき算出される仕事であ
る設定仕事Wcを算出する設定仕事算出部18と、検定
車両が実際に発生した仕事である実仕事Wrを算出する
実仕事算出部20が設けられている。
【0011】目標仕事算出部16は、設定された検定用
車両の目標走行抵抗、車両等価慣性重量、タイヤ動荷重
半径および走行モードから、検定用車両が前記設定され
た走行モードで走行を行ったときの理論的な仕事である
目標仕事Woを算出する。設定仕事算出部18において
は、前述の目標走行抵抗に代えてシャシダイナモメータ
に設定された走行抵抗を用い、前記設定された走行モー
ドで走行したときの仕事である設定仕事Wcを算出す
る。シャシダイナモメータに設定される走行抵抗、すな
わち負荷は、前述のように定常状態、すなわち車両速度
が一定の状態で定められたものである。このため、特
に、車両加速時など過渡的な状況において、実際の負荷
と設定された負荷とが一致しない。この設定仕事Wc
は、この設定負荷と実際の負荷の差に起因する誤差を求
めるために算出される。さらに実仕事算出部20は、車
両の駆動輪出力に基づき、前記設定された走行モードに
おける仕事である実仕事Wrを算出する。駆動輪出力
は、駆動軸トルクと駆動軸の回転速度を検出することに
より、算出することが可能である。
【0012】前述の3種の仕事算出部の算出結果に基づ
き、誤差率算出・表示部22において誤差率の算出が行
われる。誤差率は、次式に示す3つが演算され、表示さ
れる。
【0013】
【数1】εc=(Wc−Wo)/Wo×100% εr=(Wr−Wo)/Wo×100% εr'=(Wr−Wc)/Wc×100%
【0014】これらの誤差率の他、前記各仕事、駆動輪
トルク、駆動輪回転速度、目標走行抵抗、設定走行抵抗
などを表示または出力することができる。
【0015】以上により、目標仕事、または設定仕事に
対し、車両が実際に走行した結果得られる仕事の誤差率
を算出することができる。そして、車両の性能試験、例
えば排出ガス、燃費などの試験結果の補正に用いること
ができる。そして、各種のシャシダイナモメータで、同
一設定負荷により検定用車両12を走行させて補正値を
求めておくことにより、複数のシャシダイナモメータ間
で情報を共有化し、統一された基準で車両の性能評価を
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態の概略構成を示す図である。
【符号の説明】
10 シャシダイナモメータのローラ、12 検定用車
両、14 駆動輪、16 目標仕事算出部、18 設定
仕事算出部、20 実仕事算出部、22 誤差率算出・
表示部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の性能を定置で評価するためのシャ
    シダイナモメータの検定装置であって、 所定走行モードで検定用車両が走行した場合の理論的な
    仕事である目標仕事を算出する目標仕事算出手段と、 検定用車両が、当該シャシダイナモメータ上で前記所定
    走行モードにおいて実際に発生した仕事である実仕事を
    算出する実仕事算出手段と、 当該シャシダイナモメータの前記目標仕事に対する前記
    実仕事の誤差率を算出する誤差率算出手段と、を有する
    シャシダイナモメータの検定装置。
  2. 【請求項2】 車両の性能を定置で評価するためのシャ
    シダイナモメータの検定装置であって、 所定走行モードで検定用車両が走行した場合の理論的な
    仕事である目標仕事を算出する目標仕事算出手段と、 前記所定走行モードにおいて検定用車両が走行した場合
    の、シャシダイナモメータで設定可能な負荷に基づき算
    出される仕事である設定仕事を算出する設定仕事算出手
    段と、 当該シャシダイナモメータの前記目標仕事に対する設定
    仕事の誤差率を算出する誤差率算出手段と、を有するシ
    ャシダイナモメータの検定装置。
  3. 【請求項3】 車両の性能を定置で評価するためのシャ
    シダイナモメータの検定装置であって、 前記所定走行モードにおいて検定用車両が走行した場合
    の、シャシダイナモメータで設定可能な負荷に基づき算
    出される仕事である設定仕事を算出する設定仕事算出手
    段と、 検定用車両が、当該シャシダイナモメータ上で前記所定
    走行モードにおいて実際に発生した仕事である実仕事を
    算出する実仕事算出手段と、 当該シャシダイナモメータの前記設定仕事に対する実仕
    事の誤差率を算出する誤差率算出手段と、を有するシャ
    シダイナモメータの検定装置。
JP2001077500A 2001-03-19 2001-03-19 シャシダイナモメータの検定装置 Withdrawn JP2002277340A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008082857A (ja) * 2006-09-27 2008-04-10 Meidensha Corp シャシーダイナモメータの制御装置
JP2013019669A (ja) * 2011-07-07 2013-01-31 A & D Co Ltd 車両試験装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008082857A (ja) * 2006-09-27 2008-04-10 Meidensha Corp シャシーダイナモメータの制御装置
JP2013019669A (ja) * 2011-07-07 2013-01-31 A & D Co Ltd 車両試験装置

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Date Code Title Description
A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20040212