JP2002277116A - 冷凍装置 - Google Patents

冷凍装置

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JP2002277116A
JP2002277116A JP2001073751A JP2001073751A JP2002277116A JP 2002277116 A JP2002277116 A JP 2002277116A JP 2001073751 A JP2001073751 A JP 2001073751A JP 2001073751 A JP2001073751 A JP 2001073751A JP 2002277116 A JP2002277116 A JP 2002277116A
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flammable refrigerant
concentration
refrigeration
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JP2001073751A
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Munetaka Yamada
宗登 山田
Kenji Takaichi
健二 高市
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Refrigeration Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可燃性冷媒を用いた冷凍装置に関して、冷凍
装置内における可燃性冷媒の濃度が爆発下限界以上であ
っても、電源スイッチを入れるときにスパーク等により
爆発等の不意の事故が起こる可能性をなくす。 【解決手段】 低電圧の電池15を電力源とする漏洩検
知器8が、冷凍装置内の可燃性冷媒の濃度を検知し、爆
発下限界以上であれば、電源スイッチ7を入れても低電
圧リレーがONとならないので、スパーク等が発生せ
ず、爆発等の不意の事故を起こさない。また、低電圧の
電池15であるので、可燃性冷媒を爆発させるだけの電
気エネルギーを持たないので安全性が高い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は可燃性冷媒を用いた
冷凍装置の安全性を確保する手段に関するものである。
【0002】
【従来の技術】オゾン層破壊および地球温暖化等の環境
問題に鑑み、冷凍装置用冷媒には従来より使用している
クロロフルオロカーボン(CFC)冷媒の代替冷媒とし
て可燃性はあるが環境への影響が極めて少ないハイドロ
カーボン(HC)冷媒への展開が図られている。
【0003】しかし、HC冷媒は可燃性を有するため、
安全性に関する重大な問題がある。冷凍装置の冷凍サイ
クル用の冷媒として使用する場合は、何らかの事故、あ
るいは故障、不良等により冷媒漏洩が生じても、爆発等
の災害が生じないようにする必要があり、これを防止す
る手段として少なくとも冷凍装置自体の発火源で爆発が
起きないよう、例えば、特開2000−146429号
公報に示されたものがある。
【0004】以下、図面を参照しながら前記従来の冷凍
装置における爆発防止手段について説明する。
【0005】図12は従来の冷凍装置における要部断面
図、図13は従来の冷凍装置における保護回路の電気回
路図である。図12において、1は圧縮機、2は放熱
器、3は冷却器、4は冷凍装置本体、5は下部室、6は
扉、7は電源スイッチ、8は漏洩検知器である。次に図
13において、9はマイコン、10はリレー、11は電
源コード、12はファンモータ、13はヒータ、14は
庫内サーモである。
【0006】以上のように構成された冷凍装置につい
て、以下その動作を説明する。
【0007】従来の可燃性冷媒を用いた前記冷凍装置
は、電源コード11と冷凍装置本体4との間に電源スイ
ッチ7を設け、前記電源スイッチ7を可燃性冷媒が自重
で溜りやすい下部室5内に設けたことを特徴とするもの
である。この様に、電源スイッチ7の取付け位置を下部
室5内の上部側にしたことによって、据付時に電源スイ
ッチ7を入れる際に下部室5の扉6を開けることで下部
室5内に溜った高濃度の可燃性冷媒を庫外に拡散させる
ことができる。
【0008】また冷却器4の下方近傍に配設した漏洩検
知器8で可燃性冷媒の漏洩をチェックし、漏洩があると
きは電源スイッチ7と直列に結線されたリレー10をO
FFし、圧縮機1,ファンモータ12,およびヒータ1
3への通電を遮断させる。一方、漏洩がないときはリレ
ー10をONし、温度制御用の庫内サーモ14を介して
冷凍装置の運転が行われる。従って、電源コード7を部
屋内コンセントに差し込んだだけでは冷凍装置は運転を
開始せず、可燃性冷媒の漏洩がないことを確認した後、
冷凍装置を運転させる構成としたので、据付または始運
転時に爆発等の事故を未然に防ぐことができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の構成は、漏洩検知器8は電源スイッチ7を入れるこ
とで作動するため、冷凍装置内における可燃性冷媒の濃
度が爆発範囲内であれば、電源スイッチ7を入れるとき
にスパーク等により爆発等の事故が起こる可能性を持つ
という欠点がある。
【0010】本発明は従来の課題を解決するもので、冷
凍装置内における可燃性冷媒の濃度が爆発範囲内であっ
ても、電源スイッチ7を入れるときにスパーク等により
爆発等の事故が起こる可能性がない冷凍装置を提供する
ことを目的とする。
【0011】また、前記従来の構成は、電源スイッチ7
の取付け位置を下部室5内にしたことによって、据付時
に電源スイッチ7を入れる際に下部室5の扉6を開ける
ことで下部室5内に溜った高濃度の可燃性冷媒を冷凍装
置外に拡散させることができるが、使用者が冷凍装置内
における可燃性冷媒の濃度が爆発範囲内にあるうちに扉
6を再び閉める可能性があり、冷凍装置内における可燃
性冷媒の濃度が爆発範囲内である状態が継続するという
欠点がある。
【0012】本発明の他の目的は、可燃性冷媒を冷凍装
置外へ拡散させ、冷凍装置内における可燃性冷媒の濃度
を爆発下限界未満にすることである。
【0013】また、前記従来の構成は、可燃性冷媒の冷
凍装置外への拡散が、可燃性冷媒の自然拡散のみに依
り、可燃性冷媒の濃度を爆発下限界未満にするのに時間
を要するという欠点がある。
【0014】本発明の他の目的は、冷凍装置内における
可燃性冷媒の濃度を爆発下限界未満にする時間を短縮す
ることである。
【0015】また、前記従来の構成は、冷凍装置内にお
ける可燃性冷媒の濃度が爆発範囲内にあっても、冷凍装
置の周囲の者にその状況を伝えないので、冷凍装置の周
囲の者が火気等に注意を払うことができず、爆発等の不
意の事故が起こる可能性を持つという欠点がある。
【0016】本発明の他の目的は冷凍装置内における可
燃性冷媒の濃度が爆発範囲内にあることを冷凍装置の周
囲の者に伝えることである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の発明は、可燃性冷媒を用いた冷凍装置において、低電
圧の電池を電力源とする漏洩検知器と低電圧リレーと制
御マイコンと、前記低電圧リレーと直列に設けられた電
源スイッチを有するものであり、冷凍装置内における可
燃性冷媒の濃度が爆発範囲内にあるときに、低電圧の電
池を設置してスパーク等が発生しても、スパーク等によ
る電気エネルギーは可燃性冷媒の爆発に要するエネルギ
ーよりも小さいので、爆発等の起こる可能性がない。
【0018】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1に記載の発明にさらに、冷凍装置の扉を完全に閉める
ことを不可能にする手段が、低電圧の電池を電力源とす
る漏洩検知器の電気信号により作動するようにしたもの
であり、冷凍装置内における可燃性冷媒の濃度が爆発範
囲内にあるときは、冷凍装置の扉を完全に閉めることが
できないので可燃性冷媒が冷凍装置外へ拡散し、冷凍装
置内における可燃性冷媒の濃度が爆発下限界未満になる
という作用を有する。
【0019】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
1に記載の発明にさらに、可燃性冷媒を拡散させる手段
が、低電圧の電池を電力源とする漏洩検知器の電気信号
により作動するようにしたものであり、冷凍装置内にお
ける可燃性冷媒の濃度が爆発範囲内にあるときは、可燃
性冷媒の拡散手段が作動し、冷凍装置内における可燃性
冷媒を冷凍装置外へと拡散させるので冷凍装置内におけ
る可燃性冷媒の濃度が爆発下限界を下回るのに要する時
間が短縮されるという作用を有する。
【0020】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
1に記載の発明にさらに、可燃性冷媒の漏洩を知らせる
警告手段が、低電圧の電池を電力源とする漏洩検知器の
電気信号により作動するようにしたものであり、冷凍装
置内における可燃性冷媒の濃度が爆発範囲内にあるとき
は、冷凍装置の周囲の者に可燃性冷媒の漏洩を知らせる
ので冷凍装置の周囲の者が火気等に注意を払い、爆発等
の不意の事故が起こる可能性をなくすという作用を有す
る。
【0021】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、低電圧の電池を配置させる
と、低電圧の電池が障璧となり冷凍装置の扉を完全に閉
じることができなくしたものであり、冷凍装置の扉を完
全に閉めることができないことから冷凍装置内に存在す
る可燃性冷媒が速やかに冷凍装置外へと拡散し、冷凍装
置内における可燃性冷媒の濃度が爆発下限界未満になる
という作用を有する。
【0022】本発明の請求項6に記載の発明は、配置さ
れた低電圧の電池を取り外すことにより、運転を開始す
るものであり、低電圧の電池を電力源とする漏洩検知機
の電気信号より作動する安全表示器が、冷凍装置内にお
ける可燃性冷媒の濃度が爆発下限界未満となれば、安全
であることを表示する。そのときに低電圧の電池を取り
外し、リレーをONとするので、スパーク等が発生して
も爆発等の事故が起こる可能性がない。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明による冷凍装置の実
施の形態について、図面を参照しながら説明する。同一
構成については、同一符号を付して詳細な説明を省略す
る。
【0024】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1による可燃性冷媒を用いた冷凍装置の断面図であ
る。図2は、同実施の形態の保護回路の電気回路図であ
る。
【0025】図1,図2において、1は圧縮機、2は放
熱器、3は冷却器、4は冷凍装置本体、5は下部室、6
は扉、7は電源スイッチ、8は漏洩検知器であり、可燃
性冷媒の検知方法としては、例えば接触燃焼法,光波干
渉計法,熱伝導度法,赤外線吸収法,半導体法等が使用
できる。漏洩検知器8は冷凍装置内における可燃性冷媒
の濃度を検知する。
【0026】11は電源コード、15は低電圧の電池で
あり、例えばマンガン乾電池、アルカリ乾電池や各種の
充電式電池であり、24ボルト以下の電圧を有すること
が望ましい。これにより、可燃性冷媒を爆発させるほど
の電気エネルギーを発生しない。
【0027】16は膨張機構であり、膨張弁,キャピラ
リーチューブ,毛細管等を用いることができる。17は
低電圧リレー、18は制御マイコンであり、漏洩検知器
8で発生する電気信号を受信し、冷凍装置内の可燃性冷
媒の濃度が爆発下限界未満のとき、低電圧リレー17を
ONにさせる。Lは冷凍装置の負荷回路であり、圧縮機
1,ファンモータ12,ヒータ13を備えている。
【0028】以上のように構成された冷凍装置につい
て、以下その動作を説明する。
【0029】冷凍装置を運転させるのに、低電圧の電池
15を設置し電源スイッチ7をONにする。冷凍装置内
における可燃性冷媒の濃度が爆発下限界未満のときに
は、漏洩検知器8が送る電気信号を基に制御マイコン1
8が低電圧リレー17をONにして、冷凍装置の運転が
始まる。
【0030】また、冷凍装置内における可燃性冷媒の濃
度が爆発下限界未満以上のとき、漏洩検知器8が送る電
気信号を基に制御マイコン18が低電圧リレー17をO
FFにするので、冷凍装置の運転は始まらない。冷凍装
置内における可燃性冷媒の濃度が爆発下限界の50%以
上のときに、低電圧のリレー17をOFFにするとして
もよい。
【0031】以上のように本実施の形態は、低電圧の電
池を電力源とする漏洩検知器8により冷凍装置内におけ
る可燃性冷媒の濃度を検知し、かつその電気信号にて低
電圧リレー17が作動するので、冷凍装置内における可
燃性冷媒の濃度が爆発範囲内にあるときに電源スイッチ
7を入れても低電圧リレー17が作動しないのでスパー
ク等が発生せず、爆発等の起こる可能性がない。
【0032】(実施の形態2)図3は、本発明の実施の
形態2による可燃性冷媒を用いた冷凍装置の要部断面図
である。図4は、同実施の形態の保護回路の電気回路図
である。
【0033】図3において、19は扉開放手段であり、
突起部20,支持棒21,押出部22から構成される。
押出部が前方に移動し、その動きが支持棒21を通じて
突起部を伝わり、扉6と冷凍装置との接触部に突起を設
け、扉6を完全に閉めきることができないようにする。
なお、扉6と冷凍装置との接触部に突起を設けることが
できるならば、この構成でなくてもよい。
【0034】以上のように構成された冷凍装置につい
て、以下その動作を説明する。
【0035】冷凍装置を運転させるのに、低電圧の電池
15を設置し電源スイッチ7をONにする。冷凍装置内
における可燃性冷媒の濃度が爆発下限界未満のときに
は、漏洩検知器8が送る電気信号を基に制御マイコン1
8が低電圧リレー17をONにして、冷凍装置の運転が
始まる。このとき扉開放手段19は作動しない。
【0036】また、冷凍装置内における可燃性冷媒の濃
度が爆発下限界以上のときは、漏洩検知器8が送る電気
信号を基に制御マイコン18が低電圧リレー17をOF
Fにするので、冷凍装置の運転は始まらない。さらに制
御マイコン18は扉開放手段19を作動させ、扉6と冷
凍装置本体との接触部に突起を設け、扉6と冷凍装置本
体4との間に隙間を設け、扉6を完全に閉めきることが
できないようにする。冷凍装置内における可燃性冷媒の
濃度が爆発下限界の50%以上のときに、扉開放手段1
9が作動するとしてもよい。
【0037】以上のように本実施の形態は、冷凍装置内
における可燃性冷媒の濃度が爆発下限界以上にあるとき
は、扉6と冷凍装置との間に隙間を設け、扉6を完全に
閉めきることができないようにするので、可燃性冷媒が
冷凍装置外へと拡散し、冷凍装置内における可燃性冷媒
の濃度が爆発下限界未満になる。
【0038】(実施の形態3)図5は、本発明の実施の
形態3による可燃性冷媒を用いた冷凍装置の断面図であ
る。図6は、同実施の形態の保護回路の電気回路図であ
る。
【0039】図5において、23は可燃性冷媒の拡散手
段であり、例えばファン等で構成される。可燃性冷媒拡
散手段23の冷凍装置内における位置としては、可燃性
冷媒が自重で溜まりやすい下部室5の下方とすること
で、効率よく可燃性冷媒を拡散させることができる。
【0040】以上のように構成された冷凍装置につい
て、以下その動作を説明する。
【0041】冷凍装置を運転させるのに、低電圧の電池
15を設置し電源スイッチ7をONにする。冷凍装置内
における可燃性冷媒の濃度が爆発下限界未満のときに
は、漏洩検知器8が送る電気信号を基に制御マイコン1
8が低電圧リレー17をONにして、冷凍装置の運転が
始まる。このとき拡散手段23は作動しない。
【0042】また、冷凍装置内における可燃性冷媒の濃
度が爆発下限界以上のときは、漏洩検知器8が送る電気
信号を基に制御マイコン18が低電圧リレー17をON
にしないので、冷凍装置の運転は始まらない。さらに制
御マイコン18は拡散手段23を作動させ、可燃性冷媒
を冷凍装置外へ拡散させることができる。冷凍装置内に
おける可燃性冷媒の濃度が爆発下限界の50%以上のと
きに、拡散手投23を作動させるとしてもよい。
【0043】以上のように本実施の形態は、冷凍装置内
の可燃性冷媒の濃度が爆発下限界以上にあるときは、拡
散手段23が作動し、冷凍装置内の可燃性冷媒を冷凍装
置外へと拡散するので冷凍装置内の可燃性冷媒の濃度が
爆発下限界を下回るのに要する時間が短縮される。
【0044】(実施の形態4)図7は、本発明の実施の
形態4による可燃性冷媒を用いた冷凍装置の断面図であ
る。図8は、同実施の形態の保護回路の電気回路図であ
る。
【0045】図7において、24は警告手段であり、冷
凍装置内における可燃性冷媒の濃度が爆発下限界以上あ
ることを冷凍装置の周囲の者に知らせる。警告手段24
としては、例えばLEDランプのような視覚的手段また
は警告音のような音声による手段が使用できる。また、
冷凍装置内における可燃性冷媒の濃度が爆発下限界以上
であるという事実だけでなく、火気に注意をし、部屋の
換気を行う等の対応事項を冷凍装置の周囲の者に知らせ
ればより安全性が高まる。
【0046】以上のように構成された冷凍装置につい
て、以下その動作を説明する。
【0047】冷凍装置を運転させるのに、低電圧の電池
15を設置し電源スイッチ7をONにする。冷凍装置内
における可燃性冷媒の濃度が爆発下限界未満のときに
は、漏洩検知器8が送る電気信号を基に制御マイコン1
8が低電圧リレー17をONにして、冷凍装置の運転が
始まる。このとき警告手段24は作動しない。
【0048】また、冷凍装置内における可燃性冷媒の濃
度が爆発下限界以上のときは、漏洩検知器8が送る電気
信号を基に制御マイコン18が低電圧リレー17をON
にしないので、冷凍装置の運転は始まらない。さらに制
御マイコン18は警告手段24を作動させ、冷凍装置の
周囲の者に冷凍装置内における可燃性冷媒の濃度が爆発
下限界以上あることを知らせることができる。冷凍装置
内における可燃性冷媒の濃度が爆発下限界の50%以上
のときに、警告手段24を作動させるとしてもよい。
【0049】以上のように本実施の形態は、冷凍装置内
の可燃性冷媒の濃度が爆発下限界以上にあるときは、警
告手段24が作動し冷凍装置の周囲の者に、冷凍装置内
における可燃性冷媒の濃度が爆発下限界以上であること
を知らせるので冷凍装置の周囲の者が火気等に注意を払
うことができ、爆発等の不意の事故が起こる可能性がな
い。
【0050】(実施の形態5)図9は、本発明の実施の
形態5による可燃性冷媒を用いた冷凍装置の要部断面図
である。
【0051】図9において25は電池収納箱であり、電
池収納箱25の奥行きは低電圧の電池15の長さよりも
短いので、低電圧の電池15は、電池収納箱25に配置
しても、扉6を完全に閉じることを不可能にさせる。
【0052】以上のように本実施の形態は、扉6と冷凍
装置との間に隙間を設け、扉6を完全に閉めきることが
できないようにするので、冷凍装置内で漏洩している可
燃性冷媒が存在するときは、可燃性冷媒が冷凍装置外へ
と拡散し、冷凍装置内における可燃性冷媒の濃度が小さ
くなる。
【0053】(実施の形態6)図10は、本発明の実施
の形態6による可燃性冷媒を用いた冷凍装置の要部断面
図である。図11は、本発明の実施の形態6の保護回路
の電気回路図である。図10,図11において、25は
電池収納箱、26は安全表示器であり、漏洩検知機8が
送る電気信号を基に冷凍装置内における可燃性冷媒の濃
度が爆発下限界未満のときに冷凍装置の周囲の者に、冷
凍装置内における可燃性冷媒の濃度が爆発下限界未満で
あることを知らせるもので、LEDランプのような視覚
的手段またはブザー等の音声による手段が使用できる。
27は電源スイッチであり、電池収納箱を奥へ押し込む
とONとなる。28は低電圧リレーで低電圧の電池を配
置するとOFFになる。
【0054】以上のように構成された冷凍装置につい
て、以下その動作を説明する。
【0055】冷凍装置は出荷時において電源スイッチ2
7はOFFで、低電圧リレー28はONとなっている。
据付後、冷凍装置を運転させるのに、低電圧の電池15
を電池収納箱25に配置させ低電圧リレー28をOFF
とする。つぎに、電池収納箱25を奥に押し込んで電源
スイッチ27をONにする。電源スイッチ27は非復帰
型構造であり、一度ONにされるとOFFに戻ることは
ない。冷凍装置内における可燃性冷媒の濃度が爆発下限
界未満のときには、漏洩検知器8が送る電気信号を基に
制御マイコン18が安全表示器26を作動させ、冷凍装
置の周囲の者に、冷凍装置内における可燃性冷媒の濃度
が爆発下限界未満であることを知らせる。そして、低電
圧の電池15を取り外すと低電圧リレー28がONとな
り冷凍装置の運転が始まる。
【0056】また、冷凍装置内における可燃性冷媒の濃
度が爆発下限界以上のときは、漏洩検知機8が送る電気
信号を基に制御マイコン18が安全表示表26を作動さ
せないので、冷凍装置の周囲の者は、冷凍装置内におけ
る可燃性冷媒の濃度が爆発下限界以上であることがわか
る。従って低電圧の電池15を取り外さないので、冷凍
装置の運転は始まらない。冷凍装置内における可燃性冷
媒の濃度が爆発下限界の50%以上のときに、安全表示
器26を作動させないとしてもよい。
【0057】以上のように本実施の形態は、冷凍装置内
における可燃性冷媒の濃度が爆発下限界未満のときに、
安全表示器26の表示を確認した後、電池を取り外すこ
とで低電圧リレー28がONとなるので爆発等の起こる
可能性がない。
【0058】さらに、一度安全性が確認され、冷凍装置
の運転が開始した後は、電源スイッチ27と低電圧スイ
ッチ28はONの状態であるから、低電圧の電池交換の
手間が省ける。また、引越し等の移設のときも、低電圧
の電池15を再度、配置することで、低電圧リレーがO
FFとなり安全表示器の作動を確認することで、可燃性
冷媒の漏洩の危険を回避することができる。この場合電
源コードをコンセントに差し込むのは、低電圧の電池1
5を配置した後でなければならないので、その旨を冷凍
装置に表示して使用者に周知させるとより安全性が高ま
る。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明は、可燃性冷媒を用いた冷凍装置で、電源スイッチと
電源スイッチと直列に設けられた低電圧リレーを備えた
冷凍装置において、低電圧の電池を電力源とする可燃性
冷媒を検知する漏洩検知器を備え、漏洩検知器の電気信
号により前記電源スイッチと直列に設けられた低電圧リ
レーを作動させるので、冷凍装置内の可燃性冷媒の濃度
が爆発下限以上にあるときに電源スイッチを入れても低
電圧リレーが作動しないのでスパーク等が発生せず、爆
発等の事故が起こる可能性がない。
【0060】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、前記漏地検知器の電気信号によ
り作動する、前記冷凍装置の扉を完全に閉めることを不
可能にする手段を備えたものであり、冷凍装置内の可燃
性冷媒の濃度が爆発下限界以上にあるときは、冷凍装置
の扉が完全に閉じないので、可燃性冷媒が冷凍装置外へ
拡散され、冷凍装置内の可燃性冷媒の濃度が爆発下限界
を下回る。
【0061】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、前記漏洩検知器の電気信号によ
り作動する、可燃性冷媒の拡散手段を備えたものであ
り、冷凍装置内の可燃性冷媒の濃度が爆発下限界以上に
あるときは、可燃性冷媒の拡散手段が作動し、冷凍装置
内の可燃性冷媒を冷凍装置外へと拡散するので冷凍装置
内の可燃性冷媒の濃度が爆発下限界を下回るのに要する
時間を短縮することができる。
【0062】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、前記漏洩検知器の電気信号によ
り作動する、冷凍装置内における可燃性冷媒の濃度が爆
発化限界以上であることを冷凍装置の周囲の者に知らせ
る警告手段を備えたものであり、冷凍装置内の可燃性冷
媒の濃度が爆発下限界以上にあるときは、冷凍装置の周
囲の者に冷凍装置内の可燃性冷媒の濃度が爆発下限界以
上にあることを知らせ るので火気等に注意を払い、安
全性が高まる。
【0063】また、請求項5に記載の発明は、低電圧の
電池を配置させると、低電圧の電池が障壁となり冷凍装
置の扉を完全に閉じることができないので、冷凍装置内
において漏洩した可燃性冷媒が存在するときは、可燃性
冷媒が冷凍装置外へ拡散され、冷凍装置内の可燃性冷媒
の濃度が小さくなる。
【0064】また、請求項6に記載の発明は、冷凍装置
内の可燃性冷媒の濃度が爆発下限界未満で作動する安全
表示器で確認してから配置された低電圧の電池を取り外
し、運転を開始するとしたので、爆発等の起こる可能性
がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による冷凍装置の実施の形態1の断面図
【図2】同実施の形態の冷凍装置における保護回路の電
気回路図
【図3】本発明による冷凍装置の実施の形態2の要部断
面図
【図4】同実施の形態の冷凍装置における保護回路の電
気回路図
【図5】本発明による冷凍装置の実施の形態3の断面図
【図6】同実施の形態の冷凍装置における保護回路の電
気回路図
【図7】本発明による冷凍装置の実施の形態4の断面図
【図8】同実施の形態の冷凍装置における保護回路の電
気回路図
【図9】本発明による冷凍装置の実施の形態5の要部断
面図
【図10】本発明による冷凍装置の実施の形態6の要部
断面図
【図11】同実施の形態の冷凍装置における保護回路の
電気回路図
【図12】従来の冷凍装置における要部断面図
【図13】従来の冷凍装置における保護回路の電気回路
【符号の説明】
6 扉 7 電源スイッチ 8 漏洩検知器 15 低電圧の電池 17 低電圧リレー 18 制御マイコン 19 扉開放手段 23 拡散手段 24 警告手段 26 安全表示器 27 電源スイッチ 28 低電圧リレー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3L045 AA02 BA01 CA02 DA02 EA01 GA07 HA01 JA13 LA17 LA18 MA00 NA03 NA15 NA19 PA04 PA05 PA06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可燃性冷媒を用いた冷凍装置において、
    低電圧の電池を電力源とする漏洩検知器と低電圧リレー
    と制御マイコンと、前記低電圧リレーと直列に設けられ
    た電源スイッチを有する冷凍装置。
  2. 【請求項2】 冷凍装置の扉を完全に閉めることを不可
    能にする手段が、低電圧の電池を電力源とする漏洩検知
    器の電気信号により作動する請求項1に記載の冷凍装
    置。
  3. 【請求項3】 可燃性冷媒を拡散させる手段が、低電圧
    の電池を電力源とする漏洩検知器の電気信号により作動
    する請求項1に記載の冷凍装置。
  4. 【請求項4】 可燃性冷媒の漏洩を知らせる警告手段
    が、低電圧の電池を電力源とする漏洩検知器の電気信号
    により作動する請求項1に記載の冷凍装置。
  5. 【請求項5】 低電圧の電池を配置させると、低電圧の
    電池が障壁となり冷凍装置の扉を完全に閉じることがで
    きない請求項1に記載の冷凍装置。
  6. 【請求項6】 可燃性冷媒を用いた冷凍装置において、
    低電圧の電池を電力源とする漏洩検知器と低電圧リレー
    と制御マイコンと安全表示器と、前記低電圧リレーと直
    列に設けられた電源スイッチを有し、低電圧の電池を取
    り外すことにより、運転を開始する冷凍装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6868678B2 (en) * 2002-03-26 2005-03-22 Ut-Battelle, Llc Non-intrusive refrigerant charge indicator
JP2010203655A (ja) * 2009-03-02 2010-09-16 Hoshizaki Electric Co Ltd 冷蔵庫
CN112545257A (zh) * 2019-09-26 2021-03-26 威海新北洋数码科技有限公司 一种双温陈列柜

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