JP2002276938A - ガス遮断装置 - Google Patents

ガス遮断装置

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JP2002276938A
JP2002276938A JP2001072241A JP2001072241A JP2002276938A JP 2002276938 A JP2002276938 A JP 2002276938A JP 2001072241 A JP2001072241 A JP 2001072241A JP 2001072241 A JP2001072241 A JP 2001072241A JP 2002276938 A JP2002276938 A JP 2002276938A
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忠徳 白澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はガス遮断装置に関するものであり、
従来の強制遮断を伴う通信の情報量増加と遮断を伴わな
い通信を実施する。 【解決手段】 通信解析部2はセンタ通信部1からの受
信電文Aを受け取ると情報データCと応答要求信号Dを
出力する。通信電文作成部4は応答要求信号Dまたは通
信要求信号Fを受け取ると情報保持部3が保持している
情報データCを用いて送信電文Bを出力する。信号判定
部6は信号入力部5の受信信号Eを判定しある定められ
た信号であると通信要求信号Fを出力する。センタ通信
部1と外部出力部7は送信電文Bに基づき通信を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガスメータより下流
(ガス器具側)のガス使用時に、ガス使用上の安全性を
図るガス遮断装置に関するものである。特に通信機能に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のガス遮断装置は図6に示
されているように、センタ通信部21は通信回線(例え
ば、電話回線のノーリンギング通信を利用してNCU装
置を用いて変調されている信号を復調して行われる通信
のような公共回線を用いたもの、インターネット通信、
あるいは専用回線を用いたものを含む)を介してガス遮
断装置を監視している監視センタからの通信を受け取る
と受信電文aを出力し、送信電文bを受け取ると監視セ
ンタへ通信し、通信解析部22は前記センタ通信部21
の前記受信電文aを受け取ると情報データc(例えば、
受信電文中に含まれているデータ部を抽出したり、ある
いは通信された時点でのガス遮断装置の情報収集を指示
しても良い)と応答要求信号dを出力し、情報保持部2
3は前記通信解析部22の前記情報データcまたは情報
収集部29の前記情報データcを保持し、通信電文作成
部24は前記通信解析部22の前記応答要求信号dを受
け取ると前記情報保持部23の前記情報データcを取得
して前記送信電文bを出力し、信号入力部25は外部の
装置からの信号(例えば、磁力・光等を利用した非接触
による信号)を受け取ると受信信号eを出力し、強制遮
断判定部34は前記信号入力部25の前記受信信号eが
予め定められた信号(ある一定時間以上の連続信号)で
あるかを判定し、予め定められた信号と一致すれば事象
発生信号jと遮断要求信号gと外部出力信号k(例えば
LEDを発光させる一定間隔の点滅信号でも良いし、L
CDを表示させる点灯信号でも同等の効果が得られる。
【0003】あるいは圧電ブザー等による音による出力
や電磁コイル等による磁気出力でも同等の効果が得られ
る)を出力し、外部出力部27は前記強制遮断判定部3
4や流量判定部31の前記外部出力信号kを受け取ると
外部に報知(例えば、LEDやLCDの表示手段によ
り、あるいは音や磁力により)し、あるいは外部通信部
35の外部通信信号mを受け取ると外部の装置に通信
(例えば、LEDやLCDの表示手段により、あるいは
音や磁力により)し、流量入力部30はガス通路内に流
れるガス流量を流量信i(例えば、一定量のガスが通過
する毎に流量信号を出力したり、ガス流量を分配して圧
力の増減をガス圧センサの振動として得ることで振動周
期から瞬間的な流速を算出して流量信号を出力したり、
ガス通路内に取りつけた熱電対のガスが流れることによ
り奪われる温度を抵抗値として取得し流速を算出して流
量信号を出力したり、あるいはガス通路内の上流側と下
流側に音波センサを取りつけ上流側から下流側と下流側
から上流側へ向けて音波を発しガスが流れているときの
音の伝播時間ずれを取得して流速を算出して流量信号を
出力しても同等の効果が得られる)として出力し、前記
流量判定部31は前記流量入力部30の前記流量信号i
を取得すると予め保持している値と比較し、前記流量信
号iが予め保持している値以上であれば異常と判定して
前記事象発生信号jと前記遮断要求信号gと前記外部出
力信号kを出力し、前記情報収集部29は前記強制遮断
判定部34あるいは前記流量判定部31の前記事象発生
信号jを受け取ると(あるいは地震を検知するセンサや
ガス圧力を検知するセンサからの情報やガス遮断装置を
駆動している電池電圧低下等の情報を情報データとして
も良い)前記情報データcを出力し、弁駆動部32は前
記強制遮断判定部34あるいは前記流量判定部31の前
記遮断要求信号gを受け取ると弁駆動信号hを出力し、
弁33は前記弁駆動部32の前記弁駆動信号hを受け取
るとガス通路を閉栓し、開栓時には復帰信号lを出力
し、前記外部通信部35は前記弁33の前記復帰信号l
を受け取ると前記情報保持部23の前記情報データcを
取得し前記信号入力部25の前記受信信号eと同期を取
りながらハンドシェークにより前記外部通信信号m(ハ
ンドシェークにより送られてきたデータを返すと共に、
前記情報データcと合致しているか否かの結果を付加し
た信号)を出力するようになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ガス遮断装置では、外部に接続された設定器等と同期を
取って外部通信させるためには強制遮断により一旦ガス
通路を閉栓しその後開栓する操作が必要で、さらに外部
通信の内容としてはハンドシェークにより送信したデー
タとガス遮断装置が保持している情報データとが合致し
たか否かの結果のみを取得できるにすぎなかった。すな
わちガス遮断装置を監視しているセンタが行うセンタ通
信とでは情報量(センタ通信ではガス遮断装置の情報デ
ータそのものをデータとして取得することができる)が
格段に少ないものになっていた。
【0005】このことより、ガスを使用しているユーザ
は外部通信が終了するまで(さらに一旦ガス通路を閉じ
たのであるから開栓後にガス漏れがないかを検査する数
分間の検査期間が必要であり、この検査期間を無事合格
した後にユーザはガスの使用が許可される)ガスの使用
を我慢せねばならなかった。また外部通信により得られ
る結果は合否のみであることより、1つの事象に対して
複数の状態が存在する場合、例えば、安定したガス流量
に対してガスを使いはじめてから一定時間経過後にガス
通路を閉栓する機能をガス遮断装置は有しているが、こ
の一定時間(例えば60分、120分、240分、48
0分の4通り)をどの時間に選択していたかを確認する
ためには、1つづつ確認せねばならず、n通りの選択肢
があれば最大n−1回の通信を行わなければならないと
いう課題を有していた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明1は上記課題を解
決するために、外部に接続された設定器等とガス遮断装
置の同期を取るためだけに強制遮断をさせていたものを
なくすことでガスを使用しているユーザの利便性を向上
させるとともに、外部接続された設定器でもセンタ通信
と同じように、より情報量(例えば、微細なガス通路の
亀裂によるガス漏れと小型ガス給湯器等において出湯時
に直ぐにバーナーを点火できるようにするために常に焚
かれている口火を区別するために口火流量を登録する機
能をガス遮断装置は有しているが、従来の外部通信では
登録の有無に対する合否のみによる確認であったが、セ
ンタ通信と同じ情報量であると登録した口火流量値その
ものを確認することが出来る)の多い情報を取得するこ
とが可能となるとともに、合否の合格がでるまでの場当
たり的に実施していた通信を省くことが可能となり、通
信に従事する時間を短縮することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、通信回
線を介してガス遮断装置を監視している監視センタから
の通信を受け取ると受信電文を出力し、送信電文を受け
取ると前記監視センタへ通信をするセンタ通信部と、前
記センタ通信部の前記受信電文を受け取ると情報データ
と応答要求信号を出力する通信解析部と、前記通信解析
部の前記情報データを受け取ると前記情報データを保持
する情報保持部と、前記通信解析部の前記応答要求信号
を受け取るかまたは通信要求信号を受け取ると前記情報
保持部の前記情報データを用いて前記送信電文を作成す
る通信電文作成部と、前記監視センタ以外の外部の装置
からの信号を受け取ると受信信号を出力する信号入力部
と、前記信号入力部の前記受信信号が予め定められた信
号であるかを判定し、予め定められた信号と一致すれば
前記通信要求信号を出力する信号判定部と、前記通信電
文作成部の前記送信電文を受け取ると前記センタ以外の
外部の装置に前記送信電文の内容を出力する外部出力部
とを有するものである。
【0008】また、請求項2に記載の発明は、外部の装
置から予め定められた複数の受信信号を受け取ると複数
の通信要求信号を出力する複数信号判定部と、複数の前
記通信要求信号を受け取ると前記通信要求信号に対応し
た複数または1つの送信電文を作成する通信電文作成部
と、ガス遮断装置の状態を収集し情報データを出力する
情報収集部とを加えたものである。
【0009】また請求項3に記載の発明は、センタ通信
部の受信電文を受け取ると監視センタ以外の外部の装置
に前記受信電文の内容を出力する外部出力部に変更した
ものである。
【0010】あるいは、請求項4に記載の発明は、セン
タ通信部を用いて通信をするか、外部出力部を用いて通
信をするか、あるいは前記センタ通信部と前記外部出力
部の両方を用いて通信するかを選択できる通信許可情報
を付加した送信電文を作成する通信電文作成部と、その
通信許可情報を識別して通信を行う前記センタ通信部と
前記外部出力部とを有するものである。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
【0012】(実施例1)図1は本発明の実施例1のガ
ス遮断装置の機能ブロック図である。また図2は実施例
1のプログラムフロー図である。
【0013】図1において、センタ通信部1は通信回線
(例えば、電話回線のノーリンギング通信を利用してN
CU装置を用いて変調されている信号を復調して行われ
る通信のような公共回線を用いたもの、インターネット
通信、あるいは専用回線を用いたものを含む)を介して
ガス遮断装置を監視している監視センタからの通信を受
け取ると受信電文Aを出力し、センタ通信(センタ通信
にはガス遮断装置を監視しているセンタとガス遮断装置
とが非同期で動作していても同期がとれるプロトコルを
有している)が許可された送信電文Bを受け取ると監視
センタへセンタ通信する。
【0014】通信解析部2はセンタ通信部1の受信電文
Aを受け取ると情報データC(例えば、受信電文中に含
まれているデータ部を抽出したり、あるいは通信された
時点でのガス遮断装置の情報収集を指示しても良い)と
応答要求信号Dを出力する。
【0015】情報保持部3は通信解析部2の情報データ
Cまたは情報収集部9の情報データCを保持し、通信電
文作成部4は通信解析部2の応答要求信号Dを受け取る
と、あるいは信号判定部6または複数信号判定部8の通
信要求信号Fを受け取ると情報保持部3の情報データC
を取得してセンタ通信、外部出力からの通信あるいはセ
ンタ通信と外部出力からの通信の両方を行う通信許可情
報(通信許可の選択(センタ通信はセンタ通信のみ等の
各組み合わせの指示)は予めガス遮断装置に保持してお
いても良いし、センタ通信部1からの受信電文Aや信号
判定部6または複数信号判定部8からの通信要求信号F
に付加しておいても同等の効果が得られる)を付加した
送信電文Bを出力する。
【0016】信号入力部5は図7に示すように外部に取
りつけられた設定器71からの信号(例えば、磁力・光
等を利用した非接触による信号。または強制遮断を検知
する入力部以外の入力手段を使用しても同等の効果が得
られる)を受け取ると受信信号Eを出力し、信号判定部
6は信号入力部5の受信信号Eのオンオフパターンを判
定する。
【0017】例えば、受信信号Eは図3に示すようにあ
る一定時間以上の連続信号であった場合には、従来機能
の強制遮断と判定される。この連続信号の判定方法とし
ては(1)に示すように検出時間を測定して判定する方
法と、(2)に示すように一定間隔毎に信号を検知し連
続して同一状態であれば連続した信号とみなす方法が考
えられる。ところで、連続信号を発生する外部に取りつ
けられた設定器とガス遮断装置は非連動で動作している
ため一定間隔方式においては、ある検知タイミングで確
実にオンを判定させるには外部に取りつけた設定器とガ
ス遮断装置間の誤差(例えばガス遮断装置が保有してい
る他機能の割込み処理等により検知タイミングがずれ
る)を考慮して(3)のように一定間隔より少し幅の広
いオン信号とする必要があるが、例えば2度連続してオ
ンを検知すると連続信号ありとみなし強制遮断する場合
においては、上側の検知タイミングでは1度の検知であ
るのに対して、下側の検知タイミングでは2度連続と検
知してしまい強制遮断することとなってしまう。そこで
図4では一定間隔よりも少し幅の狭いオン信号αを、例
えばαの半分の幅のオフ信号βをはさんで2回送信する
ことで、2回検知の可能性のある幅の広いオン信号を出
す代わりに、1連続の通信で確実に1回のオンを検知さ
せることが可能(少し幅の狭いオン信号を1回だけ出力
すると検知タイミング間に挟まった場合にはオン信号を
検知できないことがあり、検知できなければ再度外部に
取りつけた設定器から通信しなおさなければならない。
さらに再度通信しても先の理由と同様に未検出タイミン
グになる場合が有る)となる。
【0018】受信信号Eが連続信号(例えば2回連続オ
ン検知)であると事象発生信号Jと遮断要求信号Gと外
部出力信号K(例えばLEDを発光させる一定間隔の点
滅信号でも良いし、LCDを表示させる点灯信号でも同
等の効果が得られる。あるいは圧電ブザー等による音に
よる出力や電磁コイル等による磁気出力でも同等の効果
が得られる)を出力する。
【0019】受信信号Eが予め定められた信号、例えば
図5の(4)に示すように、オン信号とオフ信号が繰り
返されることを判定することでノイズと区別することが
可能となる(外部に取りつけた設定器の1度の操作で確
実に通信するには(4)の信号を図4に示すような形式
(β時間ずらして同一内容を送信する)で送信しても良
い)を検知した場合にはセンタ通信、外部出力からの通
信あるいはセンタ通信と外部出力からの通信の両方を行
う通信許可情報(通信許可の選択(センタ通信はセンタ
通信のみ等の各組み合わせの指示)は予めガス遮断装置
に保持しておいても良いし、センタ通信部1からの受信
電文Aや信号判定部6または複数信号判定部8からの通
信要求信号Fに付加しておいても同等の効果が得られ
る)を付加した通信要求信号Fを出力する。
【0020】複数信号判定部8は信号入力部5の受信信
号Eを受け取り複数の予め定められた信号、(例えば複
数の電文を扱うには図5の(5)〜(7)に示すように
電文長を伸ばし、オンオフパターンを組合わせることで
可能である。ただし外部に取りつけられた設定器からの
信号はシリアルな通信であるため、より多くの電文を取
り扱うには通信長をさらに長くする必要がある。例えば
(7)のように最初のオンを起点としてデータ長を固定
(データ長が不定であるとオフ信号なのか電文が短くて
終わったのかの判定が出来ない)として判定しても良い
し、あるいは(4)の信号を受け取った後は一定時間
(例えば1分間)の間2回以上オンが連続したデータを
送っても強制遮断とみなさないようにすることで外部に
取りつけた設定器からの信号を短縮することが出来る)
であれば複数のセンタ通信、外部出力からの通信あるい
はセンタ通信と外部出力からの通信の両方を行う通信許
可情報(通信許可の選択(センタ通信はセンタ通信のみ
等の各組み合わせの指示)は予めガス遮断装置に保持し
ておいても良いし、センタ通信部1からの受信電文Aや
信号判定部6または複数信号判定部8からの通信要求信
号Fに付加しておいても同等の効果が得られる)を付加
した通信要求信号Fを出力する。
【0021】外部出力部7は信号判定部6や流量判定部
11の外部出力信号Kを受け取ると外部に報知(例え
ば、LEDやLCDの表示手段により、あるいは音や磁
力により)し、あるいはセンタ通信部1の受信電文Aや
通信電文作成部4の外部出力からの通信を許可された送
信電文Bを受け取ると外部の装置にセンタ通信と同じ電
文構造で同じ内容(例えば、微細なガス通路の亀裂によ
るガス漏れと小型ガス給湯器等において出湯時に直ぐに
バーナーを点火できるようにするために常に焚かれてい
る口火を区別するために口火流量を登録する機能をガス
遮断装置は有しているが、従来の外部通信では登録の有
無に対する合否のみによる確認であったが、センタ通信
と同じ情報量であると登録した口火流量値そのものを確
認することが出来る)の通信(例えば、LEDやLCD
の表示手段により、あるいは音や磁力により)する。
【0022】流量入力部10はガス通路内に流れるガス
流量を流量信号I(例えば、一定量のガスが通過する毎
に流量信号を出力したり、ガス流量を分配して圧力の増
減をガス圧センサの振動として得ることで振動周期から
瞬間的な流速を算出して流量信号を出力したり、ガス通
路内に取りつけた熱電対のガスが流れることにより奪わ
れる温度を抵抗値として取得し流速を算出して流量信号
を出力したり、あるいはガス通路内の上流側と下流側に
音波センサを取りつけ上流側から下流側と下流側から上
流側へ向けて音波を発しガスが流れているときの音の伝
播時間ずれを取得して流速を算出して流量信号を出力し
ても同等の効果が得られる)として出力する。
【0023】流量判定部11は流量入力部10の流量信
号Iを取得すると予め保持している値と比較し、流量信
号Iが予め保持している値以上であれば異常と判定して
事象発生信号Jと遮断要求信号Gと外部出力信号Kを出
力する。
【0024】情報収集部9は信号判定部6あるいは流量
判定部11の事象発生信号Jを受け取ると(あるいは地
震を検知するセンサやガス圧力を検知するセンサからの
情報やガス遮断装置を駆動している電池電圧低下等の情
報を情報データとしても良い)情報データCを出力す
る。
【0025】弁駆動部12は信号判定部6あるいは流量
判定部11の遮断要求信号Gを受け取ると弁駆動信号H
を出力し、弁13は弁駆動部12の弁駆動信号Hを受け
取るとガス通路を閉栓する。
【0026】次に動作、作用について説明すると、図2
に上記手段のプログラムフローを処理S1から処理S2
0に示す。今、処理開始から処理終了までのフローはそ
れぞれインターバルカレンダ等により周期的に処理され
るものとする。
【0027】ガス遮断装置の信号入力部5において処理
S1は信号(例えば、磁力・光等を利用した非接触によ
る信号)の有無を判定して信号があれば処理S2へ移行
し、信号がなければ処理S3へ移行する。
【0028】信号判定部6において処理S2は図3の
(3)で示すように2回連続した検知タイミングでオン
を検知すると処理S5へ移行し、2回連続でなければ処
理S3へ移行する。処理S3は信号のオンオフパターン
を判定しある定められたパターンの場合に処理S12へ
移行し、定められたパターンでなければ処理S4へ移行
する。
【0029】複数信号判定部8において処理S4は複数
番目のパターンであるかを判定し、複数番目であれば処
理S13へ移行し、複数のどのパターンでもなければ処
理S8へ移行する。
【0030】情報収集部9において処理S5は強制遮断
したという情報を情報保持部3に保持させて処理S6へ
移行する。弁駆動部12において処理S6はガス通路を
閉栓する信号を出力して処理S7へ移行する。弁13に
おいて処理S7はガス通路を閉栓して処理S8へ移行す
る。
【0031】センタ通信部1において処理S8はガス遮
断装置を監視しているセンタからの通信の有無を判定
し、センタからの通信があれば処理S9へ移行し、通信
がなければ処理S18へ移行する。
【0032】通信解析部2において処理S9はセンタか
ら送られてきた電文の情報を取り出して処理S10へ移
行する。情報保持部3において処理S10は処理S9で
取り出した情報を保持して処理S11へ移行する。
【0033】通信解析部2において処理S11は応答す
る電文を選別して処理S12や処理S13(より多くの
複数電文を処理する場合はより多くの複数先に分岐する
構成とする)に移行する。
【0034】通信電文作成部4において処理S12はn
番目の送信電文を情報保持部3の情報データを用いて作
成し処理S14へ移行し、処理S13はn+1番目の送
信電文を情報保持部3の情報データを用いて作成し処理
S14へ移行する。
【0035】センタ通信部1において処理S14はセン
タ通信の許可を判定し、センタ通信が許可されていれば
処理S15へ移行し、センタ通信が許可されていなけれ
ば処理S16へ移行する。処理S15はセンタに送信電
文を通信して処理S16へ移行する。外部出力部7にお
いて処理S16は外部出力からの通信の許可を判定し、
外部出力からの通信が許可されていれば処理S17へ移
行し、外部出力からの通信が許可されていなければ処理
S18へ移行する。処理S17は外部の装置にセンタ通
信と同じ電文構造の通信を実施して処理S18へ移行す
る。
【0036】流量入力部10において処理S18は流量
信号の有無を判定して、流量信号があれば処理S19へ
移行し、流量信号がなければ処理を終了する。
【0037】流量判定部11において処理S19は流量
信号を予め保持している値と比較し、予め保持している
値以上であれば異常と判定して処理S20へ移行し、予
め保持している値未満であれば処理を終了する。
【0038】情報収集部9において処理S20はある値
以上の異常な流量信号で遮断したという情報を情報処理
部3に保持させて処理S6へ移行する。
【0039】なお実施例1に記載したセンタ通信部1お
よび通信解析部2を保持しないガス遮断装置において
も、信号入力部5および外部出力部7を介することでセ
ンタ通信と同じ情報量(例えば、微細なガス通路の亀裂
によるガス漏れと小型ガス給湯器等において出湯時に直
ぐにバーナーを点火できるようにするために常に焚かれ
ている口火を区別するために口火流量を登録する機能を
ガス遮断装置は有しているが、従来の外部通信では登録
の有無に対する合否のみによる確認であったが、センタ
通信と同じ情報量であると登録した口火流量値そのもの
を確認することが出来る)を取得することができる。
【0040】あるいはガスを使用するユーザのところに
実施例1に記載したセンタ通信部1および通信解析部2
を保持しないガス遮断装置を設置しても、ガス遮断装置
を監視しているセンタと通信回線を使用して通信するた
め別途設置するTNCUに、外部に取りつけた設定器と
同様の予め定められた信号と外部出力部7から取得した
送信電文Bをセンタに通報する機能を持たせることで、
実施例1のガス遮断装置と同じ情報(例えば、ガス遮断
装置が有している機能で流量信号を逐次積算することで
得られる総積算値から、月1回実施される1ヶ月間のガ
スの使用量等の情報)を得ることができ、当初はセンタ
通信機能を持たないガス遮断装置を取り付けていても、
ガス遮断装置を監視するセンタを開設した時点で、外部
出力部からの送信電文を取り扱えるTNCUを設置すれ
ばガス遮断装置をセンタ通信機能つきのものに交換しな
くても通信によるサービスを開始することができる。
【0041】なお、本実施例では監視センタ以外の外部
の装置として設定器で説明したがこれに限るものではな
く、ガス遮断装置と通信するものであればよい。
【0042】以上のように本発明によれば検知タイミン
グよりも少し幅の狭いオン信号を用いることで、従来の
ように強制遮断をさせる必要がなく外部通信が行うこと
が可能となり、新たな入力部(他の機能の入力部に対し
ても同様に本来の機能を作動させずに、新たな機能を追
加することができる)を追加しなくても良いだけではな
く、ガスを使用しているユーザの利便性が増すととも
に、ガス遮断装置を駆動している電池の消耗を、弁駆動
をなくすことで抑えることが出来る(従来の強制遮断を
伴う通信での通信速度に対してセンタ通信では30倍の
通信速度となりため、外部出力部にセンタ通信と同じ情
報を出力しても外部出力部で消費される電池の消耗は従
来と同等かそれ以下となる)。
【0043】またセンタ通信と外部出力からの通信を選
択することを可能にすることで通信の目的に合わせるこ
とが可能となり、ガス遮断装置を駆動している電池の消
耗を抑えることができる。
【0044】さらにセンタ通信と同等の内容を外部出力
部で取得できることで、ガスを管理している管理者がガ
ス遮断装置を設置している現場において、ガス遮断装置
を監視しているセンタを介さずに短時間で容易にガス遮
断装置のより詳細な情報を把握することができる。
【0045】あるいはガス管理者がガス遮断装置を設置
している現場において、ガス遮断装置を監視しているセ
ンタとガス遮断装置がセンタ通信を実施しているかを、
確認する手段はなかったが通信状態が外部出力部に表示
されるため、ガス遮断装置の取り外し工事によりセンタ
通信が中断されることがなくなったり、設置工事後にガ
ス遮断装置を監視しているセンタへの開通通信を実施す
る場合、従来ではセンタ通信の状態が確認できなかった
ために別途電話で正しく通信できたか(正しく取りつけ
られているか)を確認せねばならなかったが、ガス管理
者が現場で外部出力部を監視することでセンタ通信が正
しく行われていることを確認することができる。
【0046】あるいはガス管理者がガス遮断装置を設置
している現場において、ガス管理者が操作した内容が、
ガス遮断装置を監視しているセンタにも通報されること
になるので遠隔でのモニタリングが可能となり、センタ
でガス管理者が的確な作業を実施しているかを確認する
ことが出来たり、遠隔から新人のガス管理者に対してO
JT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)を行うことが
可能となる。
【0047】以上のことにより強制遮断やセンタ通信機
能を省くことで電池を小容量のものに設計することが可
能となり小型の電池を使用することでガス遮断装置の小
型化を図ったり、あるいは同容量の電池を使用しても製
品寿命を延長することができるという有利な効果を有す
る。
【0048】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、設定器等
とガス遮断装置の同期を取るためだけに強制遮断をさせ
ていたものをなくすことでガスを使用しているユーザの
利便性を向上させるとともに、外部接続された設定器等
でもセンタ通信と同じように、より情報量(例えば、微
細なガス通路の亀裂によるガス漏れと小型ガス給湯器等
において出湯時に直ぐにバーナーを点火できるようにす
るために常に焚かれている口火を区別するために口火流
量を登録する機能をガス遮断装置は有しているが、従来
の外部通信では登録の有無に対する合否のみによる確認
であったが、センタ通信と同じ情報量であると登録した
口火流量値そのものを確認することが出来る)の多い情
報を取得することが可能となるとともに、合否の合格が
でるまでの場当たり的に実施していた通信を省くことが
可能となり、通信に従事する時間を短縮することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のガス遮断装置の機能ブロッ
ク図
【図2】本発明の実施例1のガス遮断装置のプログラム
フロー図
【図3】本発明の外部に取り付けられた設定器からの信
号図
【図4】本発明の外部に取り付けられた設定器からの信
号図
【図5】本発明の外部に取り付けられた設定器からの信
号図
【図6】従来のガス遮断装置の機能ブロック図
【図7】ガス遮断装置と外部に取りつけられた設定器の
模式図
【符号の説明】
1 センタ通信部 2 通信解析部 3 情報保持部 4 通信電文作成部 5 信号入力部 6 信号判定部 7 外部出力部 8 複数信号判定部 9 情報収集部 10 流量入力部 11 量判定部 12 弁駆動部 13 弁 71 設定器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 9/00 321 H04Q 9/00 321E (72)発明者 木場 康雄 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3H061 AA10 CC22 CC30 GG05 3K068 KA00 LA00 MB07 5K048 BA36 DC07 EB10 EB12 HA01 HA02 5K101 KK12 KK13 LL01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回線を介してガス遮断装置を監視し
    ている監視センタからの通信を受け取ると受信電文を出
    力し、送信電文を受け取ると前記監視センタへ通信をす
    るセンタ通信部と、前記センタ通信部の前記受信電文を
    受け取ると情報データと応答要求信号を出力する通信解
    析部と、前記通信解析部の前記情報データを受け取ると
    前記情報データを保持する情報保持部と、前記通信解析
    部の前記応答要求信号を受け取るかまたは通信要求信号
    を受け取ると前記情報保持部の前記情報データを用いて
    前記送信電文を作成する通信電文作成部と、前記監視セ
    ンタ以外の外部の装置からの信号を受け取ると受信信号
    を出力する信号入力部と、前記信号入力部の前記受信信
    号が予め定められた信号であるかを判定してそれが一致
    すれば前記通信要求信号を出力する信号判定部と、前記
    通信電文作成部の前記送信電文を受け取ると前記監視セ
    ンタ以外の外部の装置に前記送信電文の内容を出力する
    外部出力部とを有するガス遮断装置。
  2. 【請求項2】 外部の装置から予め定められた複数の受
    信信号を受け取ると複数の通信要求信号を出力する複数
    信号判定部と、複数の前記通信要求信号を受け取ると前
    記通信要求信号に対応した複数または1つの送信電文を
    作成する通信電文作成部と、ガス遮断装置の状態を収集
    し情報データを出力する情報収集部とを有する請求項1
    記載のガス遮断装置。
  3. 【請求項3】 センタ通信部からの受信電文を受け取る
    と監視センタ以外の外部の装置に前記受信電文の内容を
    出力する外部出力部を有する請求項1記載のガス遮断装
    置。
  4. 【請求項4】 センタ通信部を用いて通信をするか、外
    部出力部を用いて通信をするか、あるいは前記センタ通
    信部と前記外部出力部の両方を用いて通信するかを選択
    できる通信許可情報を付加した送信電文を作成する通信
    電文作成部と、その通信許可情報を識別して通信を行う
    前記センタ通信部と前記外部出力部とを有する請求項1
    記載のガス遮断装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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