JP2002276550A - 電動機内蔵の圧縮機と外部配線との接続方法、それに用いる接続具、それらを用いた電動機内蔵の圧縮機 - Google Patents
電動機内蔵の圧縮機と外部配線との接続方法、それに用いる接続具、それらを用いた電動機内蔵の圧縮機Info
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- H02K5/225—Terminal boxes or connection arrangements
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- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B35/00—Piston pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by the driving means to their working members, or by combination with, or adaptation to, specific driving engines or motors, not otherwise provided for
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- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 シールを含めた接続端子の接続が簡単に作業
性よく行え、必要なら自動車で必要な高いシール性をも
確保できるようにする。 【解決手段】 複数の接続端子２３をハウジング２４に
よりその開口部２５を除いて防水状態に覆うとともに、
ハウジング２４を把持することにより複数の接続端子２
３を一括に取り扱って、それらを開口部２５を通じ外部
接続ピン２１に接続しながらハウジング２４を内外接続
ターミナル４部に被せて容器１に取り付け、この取付け
によってハウジング２４の開口部２５を容器１の外面に
直接またはシール部材２７を介して圧着させて容器１と
の間をシールするようにして、上記の目的を達成する。
性よく行え、必要なら自動車で必要な高いシール性をも
確保できるようにする。 【解決手段】 複数の接続端子２３をハウジング２４に
よりその開口部２５を除いて防水状態に覆うとともに、
ハウジング２４を把持することにより複数の接続端子２
３を一括に取り扱って、それらを開口部２５を通じ外部
接続ピン２１に接続しながらハウジング２４を内外接続
ターミナル４部に被せて容器１に取り付け、この取付け
によってハウジング２４の開口部２５を容器１の外面に
直接またはシール部材２７を介して圧着させて容器１と
の間をシールするようにして、上記の目的を達成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行用のモータ、
またはモータおよびエンジンを持った自動車などの移動
車に好適な、電動機内蔵の圧縮機と給電用配線との接続
方法と、それに用いる接続具、およびそれらを用いた電
動機内蔵の圧縮機に関するものである。
またはモータおよびエンジンを持った自動車などの移動
車に好適な、電動機内蔵の圧縮機と給電用配線との接続
方法と、それに用いる接続具、およびそれらを用いた電
動機内蔵の圧縮機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】エンジンのみで走行する自動車の場合、
元来、エンジンにより駆動する圧縮機を用いて車室内の
空調を行っており、圧縮機はエンジンに横付けして搭載
されてきた。
元来、エンジンにより駆動する圧縮機を用いて車室内の
空調を行っており、圧縮機はエンジンに横付けして搭載
されてきた。
【０００３】一方、電気自動車、あるいはエンジンとモ
ータとを使い分けて走行するハイブリッド自動車が、最
近一般道路用のものとして実用されるようになってい
る。その多くはハイブリッド自動車であり、従来型のエ
ンジン自動車同様にエンジンにより冷凍圧縮機を駆動し
て車内の空調を行っている。
ータとを使い分けて走行するハイブリッド自動車が、最
近一般道路用のものとして実用されるようになってい
る。その多くはハイブリッド自動車であり、従来型のエ
ンジン自動車同様にエンジンにより冷凍圧縮機を駆動し
て車内の空調を行っている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ハイブリッ
ド自動車では、エンジンによる環境への影響を軽減する
という本来の目的から、自動車が信号などで一時停止す
る場合にはエンジンを止めることが提案されている。こ
のような場合、エンジンで駆動する圧縮機を用いると、
自動車が停止する都度乗車中にもかかわらず空調が止ま
ることになり、夏季や冬季、極寒や極暑の地では特に問
題になる。
ド自動車では、エンジンによる環境への影響を軽減する
という本来の目的から、自動車が信号などで一時停止す
る場合にはエンジンを止めることが提案されている。こ
のような場合、エンジンで駆動する圧縮機を用いると、
自動車が停止する都度乗車中にもかかわらず空調が止ま
ることになり、夏季や冬季、極寒や極暑の地では特に問
題になる。
【０００５】そこで、電動機で駆動する圧縮機を採用す
ることが考えられる。また、電気自動車で空調を行うに
は電動機で駆動する圧縮機の採用が当然となる。このよ
うな圧縮機には屋内の空調用に用いるのに従来から量産
されているメンテナンスフリーな電動機内蔵の圧縮機が
あり、これを利用できれば好適である。
ることが考えられる。また、電気自動車で空調を行うに
は電動機で駆動する圧縮機の採用が当然となる。このよ
うな圧縮機には屋内の空調用に用いるのに従来から量産
されているメンテナンスフリーな電動機内蔵の圧縮機が
あり、これを利用できれば好適である。
【０００６】これにつき本発明者等が種々に実験し検討
したところ、屋内の空調用としての圧縮機は室外機内に
収容して設置されるので、雨水などの水に対し要求され
るシール性はあまり高くない。このため、電動機および
圧縮機構を内蔵している容器に設けられる内外接続ター
ミナルの外部接続ピンと外部配線の接続端子との接続部
を覆う樹脂製のカバーを容器にねじ止めし、このねじ止
めによってカバーの開口縁と容器とが圧着する部分にて
シール性を確保する程度である。もっとも、カバーの開
口縁の容器に当接する面には断面山形の凹凸よりなる環
状の山を適数形成してシール性を高めることが行われて
いる。しかし、水やオイルにさらされやすい自動車のエ
ンジンルームなどに設置するには、シール性に不安があ
る。
したところ、屋内の空調用としての圧縮機は室外機内に
収容して設置されるので、雨水などの水に対し要求され
るシール性はあまり高くない。このため、電動機および
圧縮機構を内蔵している容器に設けられる内外接続ター
ミナルの外部接続ピンと外部配線の接続端子との接続部
を覆う樹脂製のカバーを容器にねじ止めし、このねじ止
めによってカバーの開口縁と容器とが圧着する部分にて
シール性を確保する程度である。もっとも、カバーの開
口縁の容器に当接する面には断面山形の凹凸よりなる環
状の山を適数形成してシール性を高めることが行われて
いる。しかし、水やオイルにさらされやすい自動車のエ
ンジンルームなどに設置するには、シール性に不安があ
る。
【０００７】また、接続端子は、例えば、図７に示す本
発明の第１実施例で採用しているファストン端子と呼ば
れる、背部板２３ｂの前面両側に縁巻き部２３ａを持っ
た比較的小さな雌型のものであり、図４〜図６に示す旗
型ピンと呼ばれる板２１ａを一側に持った外部接続ピン
２１に軸線方向から嵌め合わせて接続される。電動機内
蔵の圧縮機においてこのような接続部はその駆動や制御
の方式によって３個、５個などの別がある。３個は三相
の電源の接続用であり、５個は三相の電源の接続と電動
機３の温度を検出するセンサの接続用とである。
発明の第１実施例で採用しているファストン端子と呼ば
れる、背部板２３ｂの前面両側に縁巻き部２３ａを持っ
た比較的小さな雌型のものであり、図４〜図６に示す旗
型ピンと呼ばれる板２１ａを一側に持った外部接続ピン
２１に軸線方向から嵌め合わせて接続される。電動機内
蔵の圧縮機においてこのような接続部はその駆動や制御
の方式によって３個、５個などの別がある。３個は三相
の電源の接続用であり、５個は三相の電源の接続と電動
機３の温度を検出するセンサの接続用とである。
【０００８】これらの接続端子２３の外部接続ピン２１
との嵌め合わせは、図７に示すように外部接続ピン２１
の板２１ａが背部板２３ｂとこれに対向している縁巻き
部２３ａの端部との間に圧入させ、両側の縁巻き部２３
ａが外部接続ピン２１の両側に板２１ａとの間に形成さ
れる狭隘部２１ｂに圧入させて行われるもので、相互の
嵌め合いがきつく人が手に持って接続するのは困難であ
る。このため、接続端子を掴持して取り扱い外部接続ピ
ンに嵌め合わせる工具を必要とするなど、接続作業は煩
雑で手間の掛かるものとなっている。
との嵌め合わせは、図７に示すように外部接続ピン２１
の板２１ａが背部板２３ｂとこれに対向している縁巻き
部２３ａの端部との間に圧入させ、両側の縁巻き部２３
ａが外部接続ピン２１の両側に板２１ａとの間に形成さ
れる狭隘部２１ｂに圧入させて行われるもので、相互の
嵌め合いがきつく人が手に持って接続するのは困難であ
る。このため、接続端子を掴持して取り扱い外部接続ピ
ンに嵌め合わせる工具を必要とするなど、接続作業は煩
雑で手間の掛かるものとなっている。
【０００９】このような接続作業に加え、自動車におい
て必要な程度のシール性を確保するなどのために特別な
シール作業を必要とするのでは、外部配線の接続作業は
さらに複雑になり作業性がより低下する。
て必要な程度のシール性を確保するなどのために特別な
シール作業を必要とするのでは、外部配線の接続作業は
さらに複雑になり作業性がより低下する。
【００１０】本発明の主たる目的は、シールを含めた接
続端子の接続が簡単に作業性よく行える接続方法とそれ
に用いる接続具、およびそれらを用いた電動機内蔵の圧
縮機を提供することにあり、さらには自動車で必要な高
いシール性をも確保できるようにすることにある。
続端子の接続が簡単に作業性よく行える接続方法とそれ
に用いる接続具、およびそれらを用いた電動機内蔵の圧
縮機を提供することにあり、さらには自動車で必要な高
いシール性をも確保できるようにすることにある。
【００１１】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するため、本発明の電動機内蔵の圧縮機と外部配線との
接続方法は、圧縮機構およびこれを駆動する電動機を容
器に収容し、容器に設けた内外接続ターミナルから突出
する複数の外部接続ピンに外部配線の接続端子を接続し
て前記電動機に給電する電動機内蔵の圧縮機と外部配線
との接続において、外部接続ピンに接続する複数の接続
端子をハウジングによりその一面の開口部を除いて防水
状態に覆うとともに、このハウジングを把持することに
よりそれら複数の接続端子を一括に取り扱って、複数の
接続端子をハウジングの開口部を通じ外部接続ピンに接
続しながらハウジングを内外接続ターミナル部に被せて
容器に取り付け、この取付けによってハウジングの開口
部を容器の外面に直接またはシール部材を介して圧着さ
せて容器との間をシールすることを特徴とするものであ
る。
するため、本発明の電動機内蔵の圧縮機と外部配線との
接続方法は、圧縮機構およびこれを駆動する電動機を容
器に収容し、容器に設けた内外接続ターミナルから突出
する複数の外部接続ピンに外部配線の接続端子を接続し
て前記電動機に給電する電動機内蔵の圧縮機と外部配線
との接続において、外部接続ピンに接続する複数の接続
端子をハウジングによりその一面の開口部を除いて防水
状態に覆うとともに、このハウジングを把持することに
よりそれら複数の接続端子を一括に取り扱って、複数の
接続端子をハウジングの開口部を通じ外部接続ピンに接
続しながらハウジングを内外接続ターミナル部に被せて
容器に取り付け、この取付けによってハウジングの開口
部を容器の外面に直接またはシール部材を介して圧着さ
せて容器との間をシールすることを特徴とするものであ
る。
【００１２】このような構成では、複数ある接続端子が
それを覆っているハウジングにより一括して取り扱っ
て、外部配線の外部接続ピンの対応するものにハウジン
グの開口部を通じ同時に接続することができるし、この
接続に伴い、電動機および圧縮機構を内蔵している容器
の外部接続ピンが突出している内外接続ターミナル部ま
わりの部分にハウジングが近づいていって接することに
より、接続端子を防水状態に覆っているハウジングが内
外接続ターミナル部に被さった状態でその開口部を閉じ
る状態にすることができ、この状態のハウジングを容器
に取り付ける作業によってハウジングの開口部と容器と
の間をシールすることができるので、シールを含む接続
作業が簡単で作業性のよいものとなる。
それを覆っているハウジングにより一括して取り扱っ
て、外部配線の外部接続ピンの対応するものにハウジン
グの開口部を通じ同時に接続することができるし、この
接続に伴い、電動機および圧縮機構を内蔵している容器
の外部接続ピンが突出している内外接続ターミナル部ま
わりの部分にハウジングが近づいていって接することに
より、接続端子を防水状態に覆っているハウジングが内
外接続ターミナル部に被さった状態でその開口部を閉じ
る状態にすることができ、この状態のハウジングを容器
に取り付ける作業によってハウジングの開口部と容器と
の間をシールすることができるので、シールを含む接続
作業が簡単で作業性のよいものとなる。
【００１３】各接続端子にファストン端子を用いてもよ
いし、接続端子が所定の単位で１つまたは複数のクラス
ターブロックをなしたものを用いてもよい。いずれにし
ても、接続端子またはおよびクラスターブロックは僅か
な遊びを持つようにハウジング内に支持しておくことに
より、ハウジングによって複数の接続端子を一括して取
り扱い外部接続ピンに接続するのに、互いの位置に少し
のずれがあっても、それを前記遊びにて吸収しながら各
接続端子を対応する外部接続ピンに無理なくスムーズに
接続することができる。
いし、接続端子が所定の単位で１つまたは複数のクラス
ターブロックをなしたものを用いてもよい。いずれにし
ても、接続端子またはおよびクラスターブロックは僅か
な遊びを持つようにハウジング内に支持しておくことに
より、ハウジングによって複数の接続端子を一括して取
り扱い外部接続ピンに接続するのに、互いの位置に少し
のずれがあっても、それを前記遊びにて吸収しながら各
接続端子を対応する外部接続ピンに無理なくスムーズに
接続することができる。
【００１４】ハウジングがゴムなどの柔軟な弾性材料よ
りなり、その開口部を金属や硬質樹脂などの硬質材料よ
りなる押さえ部材により押さえて容器に取付け、開口部
と容器との間をシールすると、ハウジングの柔軟性、弾
性による他との馴染み性や密着性を利用して特別なシー
ル部材やその取付けの必要なしに、容器との間、および
接続端子からハウジング外に延びるリード線や容器との
間に、自動車で要求される高いシール性をも十分に確保
することができる。この場合の押さえ部材は、ハウジン
グの開口部の外向きの口縁を容器との間に挟み付けるリ
ングで足りる。このリングがハウジングの口縁の外周を
まわりから囲うスカート壁を持っていると、ハウジング
の開口部の口縁を容器との間に挟み付けるのに、口縁が
挟み付けによって外回りに延びようとするのをスカート
壁により受け止めて外回りに逃がさなくして、口縁の容
器への密着性を高め、密着状態が経時的に緩むのを防止
することができる。
りなり、その開口部を金属や硬質樹脂などの硬質材料よ
りなる押さえ部材により押さえて容器に取付け、開口部
と容器との間をシールすると、ハウジングの柔軟性、弾
性による他との馴染み性や密着性を利用して特別なシー
ル部材やその取付けの必要なしに、容器との間、および
接続端子からハウジング外に延びるリード線や容器との
間に、自動車で要求される高いシール性をも十分に確保
することができる。この場合の押さえ部材は、ハウジン
グの開口部の外向きの口縁を容器との間に挟み付けるリ
ングで足りる。このリングがハウジングの口縁の外周を
まわりから囲うスカート壁を持っていると、ハウジング
の開口部の口縁を容器との間に挟み付けるのに、口縁が
挟み付けによって外回りに延びようとするのをスカート
壁により受け止めて外回りに逃がさなくして、口縁の容
器への密着性を高め、密着状態が経時的に緩むのを防止
することができる。
【００１５】ハウジングが金属やセラミックス、硬質樹
脂などの硬質材料よりなり、これを容器に取り付ける際
に、開口部と容器との間に挟み付けたシール部材によっ
て開口部と容器との間をシール状態にすると、ハウジン
グを容器に取付けるだけで、容器との間に挟んだシール
部材を互いの間に密着させて自動車で要求される高いシ
ール性をも十分に確保することができる。ハウジングが
シール部材の外回りから囲うスカート壁を有している
と、シール部材が挟み付けによって外回りに延びようと
するのをスカート壁により受け止めて外回りに逃がさな
くして、口縁の容器への密着性を高め、密着状態が経時
的に緩むのを防止することができる。
脂などの硬質材料よりなり、これを容器に取り付ける際
に、開口部と容器との間に挟み付けたシール部材によっ
て開口部と容器との間をシール状態にすると、ハウジン
グを容器に取付けるだけで、容器との間に挟んだシール
部材を互いの間に密着させて自動車で要求される高いシ
ール性をも十分に確保することができる。ハウジングが
シール部材の外回りから囲うスカート壁を有している
と、シール部材が挟み付けによって外回りに延びようと
するのをスカート壁により受け止めて外回りに逃がさな
くして、口縁の容器への密着性を高め、密着状態が経時
的に緩むのを防止することができる。
【００１６】ハウジングが少なくとも開口部に対向する
背部に透明部を有したものを用いると、透明部を透して
接続端子を外部接続ピンに接続するときの相互位置や作
業状態を視認することができ、接続作業がさらに楽にな
る。
背部に透明部を有したものを用いると、透明部を透して
接続端子を外部接続ピンに接続するときの相互位置や作
業状態を視認することができ、接続作業がさらに楽にな
る。
【００１７】上記のような接続方法を達成する接続具と
しては、外部配線接続用のリード線と、このリード線の
先端に設けられて外部接続ピンと接続される複数の接続
端子と、これら接続端子を一括して取り扱えかつ開口部
を除いた部分で防水状態になるように覆うとともに開口
部を通じて接続端子の外部接続ピンへの接続を行わせる
ハウジングと、このハウジングを容器の外面に取り付け
る取付具と、ハウジングの容器の外面への取り付けによ
って開口部と容器との間をシールするシール部とを備え
たもので足りる。
しては、外部配線接続用のリード線と、このリード線の
先端に設けられて外部接続ピンと接続される複数の接続
端子と、これら接続端子を一括して取り扱えかつ開口部
を除いた部分で防水状態になるように覆うとともに開口
部を通じて接続端子の外部接続ピンへの接続を行わせる
ハウジングと、このハウジングを容器の外面に取り付け
る取付具と、ハウジングの容器の外面への取り付けによ
って開口部と容器との間をシールするシール部とを備え
たもので足りる。
【００１８】上記のような接続方法および接続具を用い
た本発明の電動機内蔵の圧縮機は、圧縮機構およびこれ
を駆動する電動機を容器に収容し、走行用のモータ、ま
たは走行用のモータおよびエンジンを持った移動車の空
調に用いられて、容器に設けた内外接続ターミナルから
突出する複数の外部接続ピンに外部配線を接続して給電
するものであって、リード線の先端に設けられて外部接
続ピンと接続される複数の接続端子を一括して取り扱え
かつ開口部を除いた部分で防水状態になるように覆うと
ともに開口部を通じて接続端子の外部接続ピンへの接続
を行わせるハウジングを持ったリード線ユニットと、こ
のリード線ユニットのハウジングを容器の外面に取り付
ける取付具と、を組み合わせ備え、リード線ユニットが
前記取付によって開口部と容器の間をシールするシール
部を備えたもので足りる。
た本発明の電動機内蔵の圧縮機は、圧縮機構およびこれ
を駆動する電動機を容器に収容し、走行用のモータ、ま
たは走行用のモータおよびエンジンを持った移動車の空
調に用いられて、容器に設けた内外接続ターミナルから
突出する複数の外部接続ピンに外部配線を接続して給電
するものであって、リード線の先端に設けられて外部接
続ピンと接続される複数の接続端子を一括して取り扱え
かつ開口部を除いた部分で防水状態になるように覆うと
ともに開口部を通じて接続端子の外部接続ピンへの接続
を行わせるハウジングを持ったリード線ユニットと、こ
のリード線ユニットのハウジングを容器の外面に取り付
ける取付具と、を組み合わせ備え、リード線ユニットが
前記取付によって開口部と容器の間をシールするシール
部を備えたもので足りる。
【００１９】本発明のそれ以上の目的及び特徴は、以下
の詳細な説明及び図面によって明らかになる。本発明の
各特徴は、可能な限りにおいて、それ単独で、あるいは
種々な組み合わせで複合して用いることができる。
の詳細な説明及び図面によって明らかになる。本発明の
各特徴は、可能な限りにおいて、それ単独で、あるいは
種々な組み合わせで複合して用いることができる。
【００２０】
【実施例】以下、本発明における幾つかの実施例に係る
電動機内蔵の圧縮機と給電用配線との接続方法、それに
用いる接続具、およびそれらを用いた電動機内蔵の圧縮
機について図を参照しながら説明し、本発明の理解に供
する。
電動機内蔵の圧縮機と給電用配線との接続方法、それに
用いる接続具、およびそれらを用いた電動機内蔵の圧縮
機について図を参照しながら説明し、本発明の理解に供
する。
【００２１】本実施例は走行用のモータを持った電気自
動車やハイブリッド自動車のエンジンルームに搭載する
のに必要な十分なシール性を確保できるようにした場合
の一例である。しかし、本発明はこれに限られることは
なく、従来の屋内空調用の電動機内蔵の圧縮機にも適用
することができるのは勿論であり、用途によっては高い
シール性を確保しなくてもよい。
動車やハイブリッド自動車のエンジンルームに搭載する
のに必要な十分なシール性を確保できるようにした場合
の一例である。しかし、本発明はこれに限られることは
なく、従来の屋内空調用の電動機内蔵の圧縮機にも適用
することができるのは勿論であり、用途によっては高い
シール性を確保しなくてもよい。
【００２２】本実施例に係る電動機内蔵の圧縮機は、図
８に示すように容器１内に圧縮機構２とそれを駆動する
電動機３を内蔵しており、容器１の外面に臨む内外接続
ターミナル４に外部配線５を接続して給電し、電動機３
を駆動する。電動機３は例えば固定電機子６と磁石回転
子７とを組み合わせたブラシレスモータであり、磁石回
転子７に結合した駆動軸８によって圧縮機構２を駆動す
る。圧縮機構２は容器１に設けられた吸入管９を通じて
冷凍サイクルから戻る冷媒を吸引して圧縮し、圧縮した
冷媒を容器１内に吐出する。容器１内に吐出された冷媒
は電動機３の部分を通過してこれを冷却した後、容器１
に設けられた吐出管１０を通じて外部に吐出し冷凍サイ
クルに供する。容器１の底部にはオイル１１が貯留さ
れ、このオイル１１は駆動軸８を共用して駆動するポン
プ１２によって吸入して駆動軸８の軸受部や圧縮機構２
の摺動部に駆動軸８を通じて圧送しそれらの部分を潤滑
をする。潤滑した後のオイルは供給圧により各摺動部か
ら染み出すように流れでて容器１内に戻る。容器１内に
吐出された冷媒の一部は容器１に貯留されているオイル
１１との相溶性によりそれを持ち運び、前記ポンプ１２
によりオイル１１が圧送されない部分の摺動部を潤滑す
る。以上によって図に示す電動機３内蔵の圧縮機は長期
に亘ってメンテナンスフリーな使用に耐える。
８に示すように容器１内に圧縮機構２とそれを駆動する
電動機３を内蔵しており、容器１の外面に臨む内外接続
ターミナル４に外部配線５を接続して給電し、電動機３
を駆動する。電動機３は例えば固定電機子６と磁石回転
子７とを組み合わせたブラシレスモータであり、磁石回
転子７に結合した駆動軸８によって圧縮機構２を駆動す
る。圧縮機構２は容器１に設けられた吸入管９を通じて
冷凍サイクルから戻る冷媒を吸引して圧縮し、圧縮した
冷媒を容器１内に吐出する。容器１内に吐出された冷媒
は電動機３の部分を通過してこれを冷却した後、容器１
に設けられた吐出管１０を通じて外部に吐出し冷凍サイ
クルに供する。容器１の底部にはオイル１１が貯留さ
れ、このオイル１１は駆動軸８を共用して駆動するポン
プ１２によって吸入して駆動軸８の軸受部や圧縮機構２
の摺動部に駆動軸８を通じて圧送しそれらの部分を潤滑
をする。潤滑した後のオイルは供給圧により各摺動部か
ら染み出すように流れでて容器１内に戻る。容器１内に
吐出された冷媒の一部は容器１に貯留されているオイル
１１との相溶性によりそれを持ち運び、前記ポンプ１２
によりオイル１１が圧送されない部分の摺動部を潤滑す
る。以上によって図に示す電動機３内蔵の圧縮機は長期
に亘ってメンテナンスフリーな使用に耐える。
【００２３】図１〜図８に示す第１実施例、および図９
〜図１４に示す第２実施例では、前記内外接続ターミナ
ル４から突出している複数の外部接続ピン２１に外部配
線５の一部をなすリード線２２を持った複数の接続端子
２３を接続するのに、これら接続端子２３をハウジング
２４によりその一面の開口部２５を除いて防水状態に覆
うとともに、このハウジング２４を把持することにより
それら複数の接続端子２３を一括に取り扱う。このよう
なハウジング２４による一括した取り扱いによって複数
の接続端子２３を前記開口部２５を通じ外部接続ピン２
１に接続しながらハウジング２４を内外接続ターミナル
４に被せてねじ２６などによりねじ止めして容器１に取
り付ける。同時にこの取付けによってハウジング２４の
開口部２５を容器１の外面またはおよび内外接続ターミ
ナル４の外面に第２実施例の図９に示すように直接に、
または第１実施例の図１、図２に示すようにシール部材
２７を介し圧着させて容器１との間をシールする。ねじ
２６は図１、図９に示すように容器１に溶接などして固
定しておき、それにフランジナット１２７をねじ合わせ
て前記ねじ止めを行う。もっとも、これに限られること
はない。
〜図１４に示す第２実施例では、前記内外接続ターミナ
ル４から突出している複数の外部接続ピン２１に外部配
線５の一部をなすリード線２２を持った複数の接続端子
２３を接続するのに、これら接続端子２３をハウジング
２４によりその一面の開口部２５を除いて防水状態に覆
うとともに、このハウジング２４を把持することにより
それら複数の接続端子２３を一括に取り扱う。このよう
なハウジング２４による一括した取り扱いによって複数
の接続端子２３を前記開口部２５を通じ外部接続ピン２
１に接続しながらハウジング２４を内外接続ターミナル
４に被せてねじ２６などによりねじ止めして容器１に取
り付ける。同時にこの取付けによってハウジング２４の
開口部２５を容器１の外面またはおよび内外接続ターミ
ナル４の外面に第２実施例の図９に示すように直接に、
または第１実施例の図１、図２に示すようにシール部材
２７を介し圧着させて容器１との間をシールする。ねじ
２６は図１、図９に示すように容器１に溶接などして固
定しておき、それにフランジナット１２７をねじ合わせ
て前記ねじ止めを行う。もっとも、これに限られること
はない。
【００２４】第１、第２実施例に適用する圧縮機１４
は、図８に示すように電動機３の温度をセンサ１３によ
り検出し、検出した温度によって電動機３の駆動状態が
制御されるようにしたもので、給電用の外部配線を行う
３つの接続端子２３と、センサ１３の信号用の外部配線
を行う２つの接続端子２３とを５本の外部接続ピン２１
に接続する。第１実施例ではファストン端子を接続端子
２３として用いるもので、これに対応する５本の外部接
続ピン２１は、図３、図４、図８に示すように１つの内
外接続ターミナル４におけるガラス封止された座部４ａ
の同一円上に等間隔に配列して設けられている。
は、図８に示すように電動機３の温度をセンサ１３によ
り検出し、検出した温度によって電動機３の駆動状態が
制御されるようにしたもので、給電用の外部配線を行う
３つの接続端子２３と、センサ１３の信号用の外部配線
を行う２つの接続端子２３とを５本の外部接続ピン２１
に接続する。第１実施例ではファストン端子を接続端子
２３として用いるもので、これに対応する５本の外部接
続ピン２１は、図３、図４、図８に示すように１つの内
外接続ターミナル４におけるガラス封止された座部４ａ
の同一円上に等間隔に配列して設けられている。
【００２５】第２実施例は図９、図１０に示すように接
続端子２３の３つを１つのクラスターブロック３１とし
て、これを２つ用い、それらクラスターブロック３１に
おける各接続端子２３に対応する６本の外部接続ピン２
１は、図９、図１０に示すように２つの内外接続ターミ
ナル４の各座部４ａに３つずつ分配して設けられ、６つ
の接続端子２３の１つには外部配線５を接続せず、それ
に対応する１本の外部接続ピン２１とともに無効とする
ようにしてある。このようにすると、２つのクラスター
ブロック３１も、２つの内外接続ターミナル４も、それ
ぞれ同じものどうしを用いることができる。特に、内外
接続ターミナル４は３本の外部接続ピン２１を同一円上
に等間隔に配した従来からあるものを採用しており、こ
れに対応するクラスターブロック３１も従来から用いら
れているものを適用することができる。
続端子２３の３つを１つのクラスターブロック３１とし
て、これを２つ用い、それらクラスターブロック３１に
おける各接続端子２３に対応する６本の外部接続ピン２
１は、図９、図１０に示すように２つの内外接続ターミ
ナル４の各座部４ａに３つずつ分配して設けられ、６つ
の接続端子２３の１つには外部配線５を接続せず、それ
に対応する１本の外部接続ピン２１とともに無効とする
ようにしてある。このようにすると、２つのクラスター
ブロック３１も、２つの内外接続ターミナル４も、それ
ぞれ同じものどうしを用いることができる。特に、内外
接続ターミナル４は３本の外部接続ピン２１を同一円上
に等間隔に配した従来からあるものを採用しており、こ
れに対応するクラスターブロック３１も従来から用いら
れているものを適用することができる。
【００２６】以上のような第１、第２実施例では、それ
ぞれにおいて異なった態様で複数在る５つまたは６つの
接続端子２３がそれを覆っているハウジング２４により
一括して取り扱って、５本または６本在る外部接続ピン
２１の対応するものにハウジング２４の開口部２５を通
じ同時に接続することができる。また、この接続に伴い
電動機３および圧縮機構２を内蔵している容器１の外部
接続ピン２１が突出している内外接続ターミナル４部ま
わりにハウジング２４の開口部２５が近づいていって接
することにより、接続端子２３を防水状態に覆っている
ハウジング２４が図１、図９に示すように内外接続ター
ミナル４部に被さった状態でその開口部２５を閉じるこ
とができ、この状態のハウジング２４を前記ねじ２６な
どにより容器１に取り付ける作業にてハウジング２４の
開口部２５と容器１との間をシールすることができる。
従って、シールを含む接続作業が簡単で作業性のよいも
のとなる。
ぞれにおいて異なった態様で複数在る５つまたは６つの
接続端子２３がそれを覆っているハウジング２４により
一括して取り扱って、５本または６本在る外部接続ピン
２１の対応するものにハウジング２４の開口部２５を通
じ同時に接続することができる。また、この接続に伴い
電動機３および圧縮機構２を内蔵している容器１の外部
接続ピン２１が突出している内外接続ターミナル４部ま
わりにハウジング２４の開口部２５が近づいていって接
することにより、接続端子２３を防水状態に覆っている
ハウジング２４が図１、図９に示すように内外接続ター
ミナル４部に被さった状態でその開口部２５を閉じるこ
とができ、この状態のハウジング２４を前記ねじ２６な
どにより容器１に取り付ける作業にてハウジング２４の
開口部２５と容器１との間をシールすることができる。
従って、シールを含む接続作業が簡単で作業性のよいも
のとなる。
【００２７】図１〜図８に示す第１実施例では、接続端
子２３は個別に僅かな遊びを持つようにハウジング２４
内に支持しておくことにより、図９〜図１４に示す第２
実施例では、１つのクラスターブロック３１における接
続端子２３は個別に僅かな遊びを持つように内蔵し、か
つ、クラスターブロック３１は個別に僅かな遊びを持つ
ようにハウジング２４内に支持しておく。このようにす
ると、複数の接続端子２３、または複数の接続端子２３
およびクラスターブロック３１をハウジング２４によっ
て一括して取り扱い外部接続ピン２１に接続するのに、
互いの位置に少しのずれがあっても、それを前記遊びに
て吸収しながら各接続端子２３を対応する外部接続ピン
２１に無理なくスムーズに接続することができる。
子２３は個別に僅かな遊びを持つようにハウジング２４
内に支持しておくことにより、図９〜図１４に示す第２
実施例では、１つのクラスターブロック３１における接
続端子２３は個別に僅かな遊びを持つように内蔵し、か
つ、クラスターブロック３１は個別に僅かな遊びを持つ
ようにハウジング２４内に支持しておく。このようにす
ると、複数の接続端子２３、または複数の接続端子２３
およびクラスターブロック３１をハウジング２４によっ
て一括して取り扱い外部接続ピン２１に接続するのに、
互いの位置に少しのずれがあっても、それを前記遊びに
て吸収しながら各接続端子２３を対応する外部接続ピン
２１に無理なくスムーズに接続することができる。
【００２８】第１実施例では図１〜図３に示すように、
各接続端子２３をハウジング２４内に設ける樹脂製の支
持部材３２に樹脂ばね部３３を介して個々に一体成形し
た端子ハウジング３４内に収容して保持し、各端子ハウ
ジング３４の樹脂ばね部３３の弾性変形を伴う遊び範囲
内で変位し必要な遊びを確保するようにしてある。ま
た、ハウジング２４が金属やセラミックス、硬質樹脂な
どの硬質材料よりなる。さらに具体的には、ハウジング
２４および端子ハウジング３４を一体に持った支持部材
３２のいずれも、グラファイトが１５％含有したＰＢＴ
よりなる。これらが絶縁性のある樹脂材料であることに
より内外接続ターミナル４を利用したリード線２２の接
続構造部に対する特別な絶縁対策を省略することができ
る。また成形性がよいので製作に便利であるし、前記端
子ハウジング３４に遊びを与える樹脂ばね部３３に必要
な弾性をも満足することができる。しかも軽量で取り扱
いやすい。
各接続端子２３をハウジング２４内に設ける樹脂製の支
持部材３２に樹脂ばね部３３を介して個々に一体成形し
た端子ハウジング３４内に収容して保持し、各端子ハウ
ジング３４の樹脂ばね部３３の弾性変形を伴う遊び範囲
内で変位し必要な遊びを確保するようにしてある。ま
た、ハウジング２４が金属やセラミックス、硬質樹脂な
どの硬質材料よりなる。さらに具体的には、ハウジング
２４および端子ハウジング３４を一体に持った支持部材
３２のいずれも、グラファイトが１５％含有したＰＢＴ
よりなる。これらが絶縁性のある樹脂材料であることに
より内外接続ターミナル４を利用したリード線２２の接
続構造部に対する特別な絶縁対策を省略することができ
る。また成形性がよいので製作に便利であるし、前記端
子ハウジング３４に遊びを与える樹脂ばね部３３に必要
な弾性をも満足することができる。しかも軽量で取り扱
いやすい。
【００２９】第１実施例の図１〜図３に示すハウジング
２４は、内外接続ターミナル４におけるガラス封止され
た座部４ａの回りを囲う大きさを持った円形のカップ型
に形成され、これの中に支持部材３２がシール部材２７
とともに設けられている。支持部材３２は中央に筒状の
支持軸３２ａがあり、この支持軸３２ａから外方へ一体
に延びる複数の樹脂ばね部３３を持ち、この各樹脂ばね
部３３の先端に筒状の端子ハウジング３４が一体成形さ
れている。樹脂ばね部３３は図３に示すように湾曲した
形状に形成され、この湾曲した形状の変形によって端子
ハウジング３４はその軸線のまわりのどの方向にも変位
でき接続端子２３を各種方向に遊ばせることができる。
２４は、内外接続ターミナル４におけるガラス封止され
た座部４ａの回りを囲う大きさを持った円形のカップ型
に形成され、これの中に支持部材３２がシール部材２７
とともに設けられている。支持部材３２は中央に筒状の
支持軸３２ａがあり、この支持軸３２ａから外方へ一体
に延びる複数の樹脂ばね部３３を持ち、この各樹脂ばね
部３３の先端に筒状の端子ハウジング３４が一体成形さ
れている。樹脂ばね部３３は図３に示すように湾曲した
形状に形成され、この湾曲した形状の変形によって端子
ハウジング３４はその軸線のまわりのどの方向にも変位
でき接続端子２３を各種方向に遊ばせることができる。
【００３０】支持部材３２の内外接続ターミナル４と対
向する先端側では、支持軸３２ａおよび各端子ハウジン
グ３４の先端部にシール部材２７の結合孔２７ａを圧入
して双方を一体に取り扱えるようにし、シール部材２７
をハウジング２４の開口部２５内に圧入して装着すると
ともに支持部材３２の各端子ハウジング３４の後端部を
ハウジング２４の背部壁に当接する状態にしてある。
向する先端側では、支持軸３２ａおよび各端子ハウジン
グ３４の先端部にシール部材２７の結合孔２７ａを圧入
して双方を一体に取り扱えるようにし、シール部材２７
をハウジング２４の開口部２５内に圧入して装着すると
ともに支持部材３２の各端子ハウジング３４の後端部を
ハウジング２４の背部壁に当接する状態にしてある。
【００３１】これによって、各端子ハウジング３４に収
容された接続端子２３を外部接続ピン２１にその先端側
から嵌め合わせて接続する際に、各端子ハウジング３４
が後方へ逃げるのをハウジング２４の背部壁によって受
け止め、接続方向に遊びが生じないようにしてある。一
方、各接続端子２３はその背部に切り起こした後端側に
向く係止片２３ａを端子ハウジング３４の背部壁に形成
した溝３４ａ内に嵌め合わせて横方向への振れを防止し
た状態で、この溝３４ａ内に突出するように端子ハウジ
ング３４に一体形成したストッパ３４ｂに後端が当接す
るようにしてあり、これによって接続端子２３を外部接
続ピン２１に嵌め合わせるときの後方への逃げを防止す
る。
容された接続端子２３を外部接続ピン２１にその先端側
から嵌め合わせて接続する際に、各端子ハウジング３４
が後方へ逃げるのをハウジング２４の背部壁によって受
け止め、接続方向に遊びが生じないようにしてある。一
方、各接続端子２３はその背部に切り起こした後端側に
向く係止片２３ａを端子ハウジング３４の背部壁に形成
した溝３４ａ内に嵌め合わせて横方向への振れを防止し
た状態で、この溝３４ａ内に突出するように端子ハウジ
ング３４に一体形成したストッパ３４ｂに後端が当接す
るようにしてあり、これによって接続端子２３を外部接
続ピン２１に嵌め合わせるときの後方への逃げを防止す
る。
【００３２】また、ハウジング２４はその開口部２５の
最外周に容器１の外面に当接してねじ止めされる取付け
フランジ２４ａを持ち、この取付けフランジ２４ａの内
側にシール部材２７を容器１の間に押圧してハウジング
２４および容器１の間をシールする押圧面２４ｂを有し
ている。ここで、ハウジング２４が硬質部材よりなるも
のであるため、接続端子２３を外部接続ピン２１に接続
し終えて開口部２５が容器１に当接した状態にて、ねじ
２６およびフランジナット１２７により容器１にねじ止
めされるだけで、前記シール部材２７を容器１との間に
挟み付けて自動車に要求される高いシール性をも十分に
確保することができる。
最外周に容器１の外面に当接してねじ止めされる取付け
フランジ２４ａを持ち、この取付けフランジ２４ａの内
側にシール部材２７を容器１の間に押圧してハウジング
２４および容器１の間をシールする押圧面２４ｂを有し
ている。ここで、ハウジング２４が硬質部材よりなるも
のであるため、接続端子２３を外部接続ピン２１に接続
し終えて開口部２５が容器１に当接した状態にて、ねじ
２６およびフランジナット１２７により容器１にねじ止
めされるだけで、前記シール部材２７を容器１との間に
挟み付けて自動車に要求される高いシール性をも十分に
確保することができる。
【００３３】特に、押圧面２４ｂは下方に広がる傾斜面
であって、シール部材２７を前記内外接続ターミナル４
における座部４ａの下方に広がる湾曲した外周面４ｂに
押し付けてシールを行う。これによると、押圧面２４ｂ
がハウジング２４のねじ止めによって容器１の外面に近
づくほど外周面４ｂにも近づき双方の間隔が狭まってシ
ール部材２７を圧縮させてシール圧を増すが、外周面４
ｂは押圧面２４ｂとともに下動しているシール部材２７
を湾曲面によって外方に追いやろうとすることによって
シール部材２７を押圧面２４ｂに押し付けるので、前記
シール圧をさらに増大させ、シール効果を高める。ま
た、シール部材２７の前記外周面４ｂと対向する部分に
は１ないし複数外周面４ｂ側に突出した環状のシールリ
ップ２４ｃを形成して、前記圧縮時にこれが先に圧縮さ
れて外周面４ｂに最も強く押圧されることによりシール
効果がさらに向上するようになっている。なお、シール
部材２７はゴムなどの柔軟で弾性に富む材料のものがよ
く、第１実施例ではシリコンゴムを採用している。
であって、シール部材２７を前記内外接続ターミナル４
における座部４ａの下方に広がる湾曲した外周面４ｂに
押し付けてシールを行う。これによると、押圧面２４ｂ
がハウジング２４のねじ止めによって容器１の外面に近
づくほど外周面４ｂにも近づき双方の間隔が狭まってシ
ール部材２７を圧縮させてシール圧を増すが、外周面４
ｂは押圧面２４ｂとともに下動しているシール部材２７
を湾曲面によって外方に追いやろうとすることによって
シール部材２７を押圧面２４ｂに押し付けるので、前記
シール圧をさらに増大させ、シール効果を高める。ま
た、シール部材２７の前記外周面４ｂと対向する部分に
は１ないし複数外周面４ｂ側に突出した環状のシールリ
ップ２４ｃを形成して、前記圧縮時にこれが先に圧縮さ
れて外周面４ｂに最も強く押圧されることによりシール
効果がさらに向上するようになっている。なお、シール
部材２７はゴムなどの柔軟で弾性に富む材料のものがよ
く、第１実施例ではシリコンゴムを採用している。
【００３４】ハウジング２４は、さらに、各接続端子２
３に接続した外部配線５用のリード線２２を外部に引き
出す図２、図３に示すような引出し口１３４を有し、こ
の引出し口１３４に嵌め込んだゴム製のシールブッシュ
３５の通し孔３５ａを通じてリード線２２を引き出すよ
うにしてある。通し孔３５ａは引き出すリード線２２の
太さに応じた大きさを有すると共に、内面に内側に突出
した１つまたは複数の環状なシールリップ３５ｂを有
し、これが引き出すリード線２２との間で圧縮されて相
互間に十分なシール性を確保するようにしてある。
３に接続した外部配線５用のリード線２２を外部に引き
出す図２、図３に示すような引出し口１３４を有し、こ
の引出し口１３４に嵌め込んだゴム製のシールブッシュ
３５の通し孔３５ａを通じてリード線２２を引き出すよ
うにしてある。通し孔３５ａは引き出すリード線２２の
太さに応じた大きさを有すると共に、内面に内側に突出
した１つまたは複数の環状なシールリップ３５ｂを有
し、これが引き出すリード線２２との間で圧縮されて相
互間に十分なシール性を確保するようにしてある。
【００３５】この引き出し口１３４のシール部分はハウ
ジング２４に接続端子２３を収容し、リード線２２を引
き出したリード線ユニット４１を形成する段階で対応し
ておくことができるので、圧縮機１４の内外接続ターミ
ナル４における外部接続ピン２１に接続するときのシー
ル作業には含まれない。また、シール部材２７も予めハ
ウジング２４に取付けておけるので、シール部材２７の
取付け作業も接続端子２３と外部接続ピン２１との接続
時のシール作業には含まれない。従って、上記接続方法
を達成するための接続具としては、リード線ユニット４
１と、これのハウジング２４を容器１に取付けるための
取付け部材としてのねじ、すなわち第１実施例ではフラ
ンジナット２７とを備えればよい。また、前記接続方法
を用いる圧縮機１４としては、この圧縮機１４とリード
線ユニット４１と、取付け部材であるフランジナット１
２７とを備えればよい。
ジング２４に接続端子２３を収容し、リード線２２を引
き出したリード線ユニット４１を形成する段階で対応し
ておくことができるので、圧縮機１４の内外接続ターミ
ナル４における外部接続ピン２１に接続するときのシー
ル作業には含まれない。また、シール部材２７も予めハ
ウジング２４に取付けておけるので、シール部材２７の
取付け作業も接続端子２３と外部接続ピン２１との接続
時のシール作業には含まれない。従って、上記接続方法
を達成するための接続具としては、リード線ユニット４
１と、これのハウジング２４を容器１に取付けるための
取付け部材としてのねじ、すなわち第１実施例ではフラ
ンジナット２７とを備えればよい。また、前記接続方法
を用いる圧縮機１４としては、この圧縮機１４とリード
線ユニット４１と、取付け部材であるフランジナット１
２７とを備えればよい。
【００３６】さらに、第１実施例では図１、図３に示す
ように、ハウジング２４の取付けフランジ２４ａの円周
上非対称な複数の位置、具体的には２つの位置に設けた
取付け孔４０を前記ねじ２６に嵌め合わせてねじ止めを
行うことによって、ハウジング２４の容器１への取付け
向きが一定になるようにしている。これに併せ、支持部
材３２およびシール部材２７の嵌め合わせ体４２はシー
ル部材２７の外周に設けた上向きの位置決め突起４３を
取付けフランジ２４ａの円周上１箇所に設けた位置決め
孔４４に嵌め合わせることにより、ハウジング２４への
取付け向きが一定になるようにしている。これによっ
て、容器１に一定の向きに設けられた内外接続ターミナ
ル４に対しハウジング２４を一定の向きで対向させて前
記接続を行うことによって、給電用の接続端子２３と信
号用の接続端子２３とを対応する外部接続ピン２１に間
違いなく接続させることができる。
ように、ハウジング２４の取付けフランジ２４ａの円周
上非対称な複数の位置、具体的には２つの位置に設けた
取付け孔４０を前記ねじ２６に嵌め合わせてねじ止めを
行うことによって、ハウジング２４の容器１への取付け
向きが一定になるようにしている。これに併せ、支持部
材３２およびシール部材２７の嵌め合わせ体４２はシー
ル部材２７の外周に設けた上向きの位置決め突起４３を
取付けフランジ２４ａの円周上１箇所に設けた位置決め
孔４４に嵌め合わせることにより、ハウジング２４への
取付け向きが一定になるようにしている。これによっ
て、容器１に一定の向きに設けられた内外接続ターミナ
ル４に対しハウジング２４を一定の向きで対向させて前
記接続を行うことによって、給電用の接続端子２３と信
号用の接続端子２３とを対応する外部接続ピン２１に間
違いなく接続させることができる。
【００３７】なお、ハウジング２４がシール部材２７の
外回りから囲うスカート壁４５を有していることによ
り、シール部材２７が前記挟み付けによって外回りに延
びようとするのをスカート壁４５により受け止めて外回
りに逃がさなくして、シール部材２７の容器１への密着
性を高め、密着状態が経時的に緩むのを防止することが
できる。
外回りから囲うスカート壁４５を有していることによ
り、シール部材２７が前記挟み付けによって外回りに延
びようとするのをスカート壁４５により受け止めて外回
りに逃がさなくして、シール部材２７の容器１への密着
性を高め、密着状態が経時的に緩むのを防止することが
できる。
【００３８】図９〜図１４に示す第２実施例では特に、
図９〜図１１に示すハウジング２４がゴムなどの柔軟な
弾性材料よりなり、その開口部２５を金属や硬質樹脂な
どの硬質材料よりなる図１３、図１４に示すような押さ
え部材５１により図９に示すように押さえてねじ２６お
よびフランジナット１２７などによって容器１に取付
け、開口部２５と容器１との間をシールするようにして
ある。これにより、ハウジング２４の柔軟性、弾性によ
る他との馴染み性や密着性を利用して特別なシール部材
やその取付けの必要なしに、容器１との間、および接続
端子２３からハウジング２４外に延びる外部配線接続用
のリード線２２との間、のそれぞれに自動車で必要とさ
れる高いシール性をも十分に確保することができる。こ
の場合の押さえ部材５１は、ハウジング２４の開口部２
５の外向きの口縁２５ａを容器１との間に挟み付けるリ
ング状のもので足りる。また、このリング状の押さえ部
材５１がハウジング２４の口縁２５ａの外周をまわりか
ら囲うスカート壁５２を持っていることにより、ハウジ
ング２４の開口部２５の口縁２５ａを容器１との間に挟
み付けるのに、口縁２５ａが挟み付けによって外回りに
延びようとするのをスカート壁５２により受け止めて外
回りに逃がさなくして、口縁２５ａの容器１への密着性
を高め、密着状態が経時的に緩むのを防止することがで
きる。口縁２５ａの容器１に当接する面にはさらに、容
器１側に突出する１つまたは複数の図１２に示す環状な
シールリップ２５ｂを形成してあり、押さえ部材５１に
よる押さえ付けによってこのシールリップ２５ｂが圧縮
され容器１との間のシール効果を高めるようにしてあ
る。
図９〜図１１に示すハウジング２４がゴムなどの柔軟な
弾性材料よりなり、その開口部２５を金属や硬質樹脂な
どの硬質材料よりなる図１３、図１４に示すような押さ
え部材５１により図９に示すように押さえてねじ２６お
よびフランジナット１２７などによって容器１に取付
け、開口部２５と容器１との間をシールするようにして
ある。これにより、ハウジング２４の柔軟性、弾性によ
る他との馴染み性や密着性を利用して特別なシール部材
やその取付けの必要なしに、容器１との間、および接続
端子２３からハウジング２４外に延びる外部配線接続用
のリード線２２との間、のそれぞれに自動車で必要とさ
れる高いシール性をも十分に確保することができる。こ
の場合の押さえ部材５１は、ハウジング２４の開口部２
５の外向きの口縁２５ａを容器１との間に挟み付けるリ
ング状のもので足りる。また、このリング状の押さえ部
材５１がハウジング２４の口縁２５ａの外周をまわりか
ら囲うスカート壁５２を持っていることにより、ハウジ
ング２４の開口部２５の口縁２５ａを容器１との間に挟
み付けるのに、口縁２５ａが挟み付けによって外回りに
延びようとするのをスカート壁５２により受け止めて外
回りに逃がさなくして、口縁２５ａの容器１への密着性
を高め、密着状態が経時的に緩むのを防止することがで
きる。口縁２５ａの容器１に当接する面にはさらに、容
器１側に突出する１つまたは複数の図１２に示す環状な
シールリップ２５ｂを形成してあり、押さえ部材５１に
よる押さえ付けによってこのシールリップ２５ｂが圧縮
され容器１との間のシール効果を高めるようにしてあ
る。
【００３９】ハウジング２４は図９、図１１に示すよう
にリード線２２を引き出す通し穴５３を直接持ち、通し
穴５３の内面に内側に突出する１つまたは複数の環状な
シールリップ５３ａを形成してある。これにより、リー
ド線２２をハウジング２４の通し孔５３から外部に引き
出すことにより、特別なシール部材なしにハウジング２
４との間を十分にシールすることができる。リード線２
２は通し孔５３からハウジング２４内に延びた部分の剛
性によってクラスターブロック３１を適当な遊びを持つ
ようにハウジング２４内に支持している。
にリード線２２を引き出す通し穴５３を直接持ち、通し
穴５３の内面に内側に突出する１つまたは複数の環状な
シールリップ５３ａを形成してある。これにより、リー
ド線２２をハウジング２４の通し孔５３から外部に引き
出すことにより、特別なシール部材なしにハウジング２
４との間を十分にシールすることができる。リード線２
２は通し孔５３からハウジング２４内に延びた部分の剛
性によってクラスターブロック３１を適当な遊びを持つ
ようにハウジング２４内に支持している。
【００４０】第２実施例の柔軟な材料よりなるハウジン
グ２４は前記シール性確保のために弾力性に富むゴムな
どが適し、具体的にはシリコンゴムが好適である。ま
た、押さえ部材５１は金属が適し、具体的にはｓｐｃｃ
が好適である。
グ２４は前記シール性確保のために弾力性に富むゴムな
どが適し、具体的にはシリコンゴムが好適である。ま
た、押さえ部材５１は金属が適し、具体的にはｓｐｃｃ
が好適である。
【００４１】なお、図示しないが第１、第２実施例にお
いて、ハウジング２４が少なくとも開口部２５に対向す
る背部に透明部を有したものを用いると、透明部を透し
て接続端子を外部接続ピンに接続するときの相互位置や
作業状態を視認することができ、接続作業がさらに楽に
なる。
いて、ハウジング２４が少なくとも開口部２５に対向す
る背部に透明部を有したものを用いると、透明部を透し
て接続端子を外部接続ピンに接続するときの相互位置や
作業状態を視認することができ、接続作業がさらに楽に
なる。
【００４２】
【発明の効果】本発明によれば、上記の説明で明らかな
ように、複数ある接続端子がそれを覆っているハウジン
グにより一括して取り扱って、外部配線の外部接続ピン
の対応するものにハウジングの開口部を通じ同時に接続
することができるし、この接続に伴い、電動機および圧
縮機構を内蔵している容器の外部接続ピンが突出してい
る内外接続ターミナル部まわりにハウジングの開口部が
近づいていって接し、接続端子を防水状態に覆っている
ハウジングの開口部が内外接続ターミナル部に被さった
状態で閉じ、この状態のハウジングを容器に取り付ける
作業によってハウジングの開口部と容器との間をシール
することができるので、シールを含む接続作業が簡単で
作業性のよいものとなる。
ように、複数ある接続端子がそれを覆っているハウジン
グにより一括して取り扱って、外部配線の外部接続ピン
の対応するものにハウジングの開口部を通じ同時に接続
することができるし、この接続に伴い、電動機および圧
縮機構を内蔵している容器の外部接続ピンが突出してい
る内外接続ターミナル部まわりにハウジングの開口部が
近づいていって接し、接続端子を防水状態に覆っている
ハウジングの開口部が内外接続ターミナル部に被さった
状態で閉じ、この状態のハウジングを容器に取り付ける
作業によってハウジングの開口部と容器との間をシール
することができるので、シールを含む接続作業が簡単で
作業性のよいものとなる。
【図１】本発明の第１実施例に係る電動機内蔵の圧縮機
と外部配線との接続方法とそれに用いる接続具、および
それらを用いた電動機内蔵の圧縮機を示す断面図であ
る。
と外部配線との接続方法とそれに用いる接続具、および
それらを用いた電動機内蔵の圧縮機を示す断面図であ
る。
【図２】図１の角度を変えて示す断面図である。
【図３】図１の横断面図である。
【図４】圧縮機の内外接続ターミナル部を持った端面部
の正面図である。
の正面図である。
【図５】図４の端面部の側面図である。
【図６】図４の端面部の図５と角度を変えて見た側面図
である。
である。
【図７】接続端子と外部接続ピンとの接続状態を示す横
断面図である。
断面図である。
【図８】圧縮機を内部機構とともに示す斜視図である。
【図９】本発明の第２実施例を示す電動機内蔵の圧縮機
と外部配線との接続方法とそれに用いる接続具、および
それらを用いた圧縮機を示す側面図である。
と外部配線との接続方法とそれに用いる接続具、および
それらを用いた圧縮機を示す側面図である。
【図１０】図９の接続具の下面図である。
【図１１】図９の接続具におけるハウジングの横断面図
である。
である。
【図１２】図１１のハウジングの開口部を拡大して示す
断面図である。
断面図である。
【図１３】図９の接続具における押さえ部材の下面図で
ある。
ある。
【図１４】図１３の半部を断面して見た側面図である。
１ 容器 ２ 圧縮機構 ３ 電動機 ５ 外部配線 １４ 圧縮機 ２１ 外部接続ピン ２２ リード線 ２３ 接続端子 ２４ ハウジング ２５ 開口部 ２６ ねじ １２７ フランジナット ３１ クラスターブロック ３２ 支持部材 ３３ 樹脂ばね部 ３４ 端子ハウジング ４１ リード線ユニット ４５ スカート壁 ５１ 押さえ部材 ５２ スカート壁
フロントページの続き (72)発明者 牧野 雅彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 阿部 喜文 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 西井 伸之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 小西 良彦 滋賀県犬上郡甲良町尼子1000番地 古河オ ートモーティブパーツ株式会社内 (72)発明者 小八田 憲 東京都千代田区丸の内２丁目６番１号 古 河電気工業株式会社内 Ｆターム(参考） 3H003 AA01 AB05 AC03 CF02
Claims (29)
- 【請求項１】 圧縮機構およびこれを駆動する電動機を
容器に収容し、容器に設けた内外接続ターミナルから突
出する複数の外部接続ピンに外部配線の接続端子を接続
して前記電動機に給電する電動機内蔵の圧縮機と外部配
線との接続方法であって、 外部接続ピンに接続する複数の接続端子をハウジングに
よりその一面の開口部を除いて防水状態に覆うととも
に、このハウジングを把持することによりそれら複数の
接続端子を一括に取り扱って、複数の接続端子をハウジ
ングの開口部を通じ外部接続ピンに接続しながらハウジ
ングを内外接続ターミナル部に被せて容器に取り付け、
この取付けによってハウジングの開口部を容器の外面に
直接またはシール部材を介して圧着させて容器との間を
シールすることを特徴とする電動機内蔵の圧縮機と外部
配線との接続方法。 - 【請求項２】 各接続端子はファストン端子を用いる請
求項１記載の電動機内蔵の圧縮機と外部配線との接続方
法。 - 【請求項３】 各接続端子は所定の単位で１つまたは複
数のクラスターブロックをなしている請求項１に記載の
電動機内蔵の圧縮機と外部配線との接続方法。 - 【請求項４】 各接続端子は僅かな遊びを持つようにハ
ウジング内に支持しておく請求項１〜３のいずれか１項
に記載の電動機内蔵の圧縮機と外部配線との接続方法。 - 【請求項５】 ハウジングはゴムなどの柔軟な弾性材料
よりなり、その開口部を金属や硬質樹脂などの硬質材料
よりなる押さえ部材により押さえて容器に取付けること
により、開口部と容器との間をシールする請求項１〜４
のいずれか１項に記載の電動機内蔵の圧縮機と外部配線
との接続方法。 - 【請求項６】 押さえ部材はハウジングの開口部の外向
きの口縁を容器との間に挟み付けるリングである請求項
５に記載の電動機内蔵の圧縮機と外部配線との接続方
法。 - 【請求項７】 リングはハウジングの口縁の外周をまわ
りから囲うスカート壁を持っている請求項６に記載の電
動機内蔵の圧縮機と外部配線との接続方法。 - 【請求項８】 ハウジングは金属やセラミックス、硬質
樹脂などの硬質材料よりなり、これを容器に取り付ける
際に、開口部と容器との間に挟み付けたシール部材によ
って開口部と容器との間をシール状態にする請求項１〜
５のいずれか１項に記載の電動機内蔵の圧縮機と外部配
線との接続方法。 - 【請求項９】 ハウジングはシール部材の外周を囲うス
カート壁を持っている請求項８に記載の電動機内蔵の圧
縮機と外部配線との接続方法。 - 【請求項１０】 ハウジングは少なくとも開口部に対向
する背部に透明部を有したものを用いる請求項１〜９の
いずれか１項に記載の電動機内蔵の圧縮機と外部配線と
の接続方法。 - 【請求項１１】 圧縮機構およびこれを駆動する電動機
を容器に収容し、容器に設けた内外接続ターミナルから
突出する複数の外部接続ピンに外部配線を接続する接続
具であって、 リード線と、このリード線の先端に設けられて外部接続
ピンと接続される複数の接続端子と、これら接続端子を
一括して取り扱えかつ開口部を除いた部分で防水状態に
なるように覆うとともに開口部を通じて接続端子の外部
接続ピンへの接続を行わせるハウジングと、このハウジ
ングを容器の外面に取り付ける取付具と、ハウジングの
容器の外面への取り付けによって開口部と容器との間を
シールするシール部とを備えたことを特徴とする接続
具。 - 【請求項１２】 各接続端子はファストン端子であり、
ハウジング内に僅かな遊びを持って支持されている請求
項１１記載の接続具。 - 【請求項１３】 各接続端子を個別に収容した端子ケー
スをハウジングにおける支持部に対して弾性部材を介し
て支持し、前記遊びを与えている請求項１２に記載の接
続具。 - 【請求項１４】 各接続端子は所定の単位で１つまたは
複数のクラスターブロックをなし、クラスターブロック
がハウジング内に僅かな遊びを持って支持されている請
求項１１に記載の接続具。 - 【請求項１５】 クラスターブロックはリード線の曲げ
剛性によって遊びを持つように支持されている請求項１
４に記載の接続具。 - 【請求項１６】 ハウジングは金属、セラミック、硬質
樹脂などの硬質材料よりなり、シール部はハウジングと
容器との間に挟み込まれたシール部材である請求項１１
〜１５のいずれか１項に記載の接続具。 - 【請求項１７】 ハウジングはシール部材の外周を囲う
スカート壁を持っている請求項１６に記載の接続具。 - 【請求項１８】 ハウジングはゴムなどの柔軟な弾性材
料よりなり、取付具は金属や硬質樹脂などの硬質材料よ
りなりハウジングを容器に取付ける際にその開口部の外
向きの口縁を容器に押さえ付ける押さえ部材を含み、シ
ール部は押さえ部材と容器との間に挟み付けられる前記
口縁である請求項１１〜１５のいずれか１項に記載の接
続具。 - 【請求項１９】 押さえ部材はリングである請求項１８
に記載の接続具。 - 【請求項２０】 リングはハウジングの口縁の外周を囲
うスカート壁を持っている請求項１９に記載の接続具。 - 【請求項２１】 ハウジングは少なくとも開口部と対向
する背部の一部が透明部とされている請求項１１〜２０
のいずれか１項に記載の接続具。 - 【請求項２２】 圧縮機構およびこれを駆動する電動機
を容器に収容し、走行用のモータ、または走行用のモー
タおよびエンジンを持った移動車の空調に用いられて、
容器に設けた内外接続ターミナルから突出する複数の外
部接続ピンに外部配線を接続して給電する電動機内蔵の
圧縮機であって、 リード線の先端に設けられて外部接続ピンと接続される
複数の接続端子を一括して取り扱えかつ開口部を除いた
部分で防水状態になるように覆うとともに開口部を通じ
て接続端子の外部接続ピンへの接続を行わせるハウジン
グを持ったリード線ユニットと、このリード線ユニット
を容器の外面に取り付ける取付具と、を組み合わせ備
え、リード線ユニットは前記取付によって開口部と容器
の間をシールするシール部を備えていることを特徴とす
る電動機内蔵の圧縮機。 - 【請求項２３】 各接続端子は、ファストン端子、また
は所定の単位で１つまたは複数のクラスターブロックを
なし、個別の接続端子またはおよびクラスターブロック
はハウジング内に僅かな遊びを持って支持されている請
求項２２に記載の電動機内蔵の圧縮機。 - 【請求項２４】 ハウジングは金属、セラミック、硬質
樹脂などの硬質材料よりなり、シール部はハウジングと
容器との間に挟み込まれたシール部材である請求項２２
〜２３のいずれか１項に記載の電動機内蔵の圧縮機。 - 【請求項２５】 ハウジングはシール部材の外周を囲う
スカート壁を持っている請求項２４に記載の電動機内蔵
の圧縮機。 - 【請求項２６】 ハウジングはゴムなどの柔軟な弾性材
料よりなり、取付具は金属や硬質樹脂などの硬質材料よ
りなりハウジングを容器に取付ける際にその開口部の外
向きの口縁を容器に押さえつける押さえ部材を含み、シ
ール部はハウジングの押さえ部材と容器との間に挟み付
けられる前記口縁部である請求項２２〜２５のいずれか
１項に記載の電動機内蔵の圧縮機。 - 【請求項２７】 押さえ部材はリングである請求項２６
に記載の電動機内蔵の圧縮機。 - 【請求項２８】 リングはハウジングの口縁の外周を囲
うスカート壁を持っている請求項２７に記載の電動機内
蔵の圧縮機。 - 【請求項２９】 ハウジングは少なくとも開口部と対向
する背部の一部が透明部とされている請求項２２〜２８
のいずれか１項に記載の電動機内蔵の圧縮機。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001071749A JP2002276550A (ja) | 2001-03-14 | 2001-03-14 | 電動機内蔵の圧縮機と外部配線との接続方法、それに用いる接続具、それらを用いた電動機内蔵の圧縮機 |
| US10/096,279 US6779989B2 (en) | 2001-03-14 | 2002-03-13 | Method for connecting compressor with built-in electric motor and external wiring, connection device used therefor, and compressor with built-in electric motor using the same |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001071749A JP2002276550A (ja) | 2001-03-14 | 2001-03-14 | 電動機内蔵の圧縮機と外部配線との接続方法、それに用いる接続具、それらを用いた電動機内蔵の圧縮機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002276550A true JP2002276550A (ja) | 2002-09-25 |
Family
ID=18929434
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001071749A Withdrawn JP2002276550A (ja) | 2001-03-14 | 2001-03-14 | 電動機内蔵の圧縮機と外部配線との接続方法、それに用いる接続具、それらを用いた電動機内蔵の圧縮機 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6779989B2 (ja) |
| JP (1) | JP2002276550A (ja) |
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| WO2007074852A1 (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-05 | Sanden Corporation | 電動圧縮機 |
| WO2007077857A1 (ja) * | 2006-01-05 | 2007-07-12 | Sanden Corporation | 電動圧縮機 |
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-
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- 2001-03-14 JP JP2001071749A patent/JP2002276550A/ja not_active Withdrawn
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2002
- 2002-03-13 US US10/096,279 patent/US6779989B2/en not_active Expired - Lifetime
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