JP2002276409A - アイドルストップ制御装置 - Google Patents
アイドルストップ制御装置Info
- Publication number
- JP2002276409A JP2002276409A JP2001082953A JP2001082953A JP2002276409A JP 2002276409 A JP2002276409 A JP 2002276409A JP 2001082953 A JP2001082953 A JP 2001082953A JP 2001082953 A JP2001082953 A JP 2001082953A JP 2002276409 A JP2002276409 A JP 2002276409A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- idle stop
- stop control
- circuit
- control circuit
- control device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】アイドルストップ制御回路が運転者の操作によ
り禁止状態に設定されたまま、長時間にわたり運転され
ることを防止する。アイドルストップ制御回路を有効に
利用することを促し、アイドルストップ制御による燃料
消費の経済化および環境保全をはかる。 【解決手段】アイドルストップ制御回路を運転者が操作
により無効化しても、いったんキースイッチをオフにし
さらにキースイッチをオンに操作したときには、自動的
にアイドルストップ制御回路が動作状態になるように構
成する。
り禁止状態に設定されたまま、長時間にわたり運転され
ることを防止する。アイドルストップ制御回路を有効に
利用することを促し、アイドルストップ制御による燃料
消費の経済化および環境保全をはかる。 【解決手段】アイドルストップ制御回路を運転者が操作
により無効化しても、いったんキースイッチをオフにし
さらにキースイッチをオンに操作したときには、自動的
にアイドルストップ制御回路が動作状態になるように構
成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両が停車した状
態で一定の条件が成立すると、その車両の内燃機関を自
動的に停止させるアイドルストップ制御装置の改良に関
する。
態で一定の条件が成立すると、その車両の内燃機関を自
動的に停止させるアイドルストップ制御装置の改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】アイドルストップ制御装置の一例を説明
すると、ブレーキセンサの出力がブレーキ作動状態にあ
り、車速がゼロ値になった時点からt秒後(たとえばt
=4秒)に、内燃機関を自動的に停止させる論理回路を
備えた装置である(特開平11−141367号公報参
照)。このような装置は、この論理回路の制御により内
燃機関が停止しているときに、運転者がクラッチペダル
を所定位置以上深く踏む、あるいは左足で操作するフッ
トスイッチを踏むなどの操作により、内燃機関は自動的
に再始動する。
すると、ブレーキセンサの出力がブレーキ作動状態にあ
り、車速がゼロ値になった時点からt秒後(たとえばt
=4秒)に、内燃機関を自動的に停止させる論理回路を
備えた装置である(特開平11−141367号公報参
照)。このような装置は、この論理回路の制御により内
燃機関が停止しているときに、運転者がクラッチペダル
を所定位置以上深く踏む、あるいは左足で操作するフッ
トスイッチを踏むなどの操作により、内燃機関は自動的
に再始動する。
【0003】アイドルストップ制御装置は、定期バスの
停留所での乗客の乗り降りの期間、配送用貨物車の運転
者が車を降りて荷物の配達を行う期間、あるいは渋滞道
路での信号待ちの期間、その他内燃機関を回転させてお
くことが必要ない期間に、それぞれは短い時間であって
もひんぱんに内燃機関を停止させることができるから、
全体として燃料消費量の経済化および環境保全に優れた
効果がある。
停留所での乗客の乗り降りの期間、配送用貨物車の運転
者が車を降りて荷物の配達を行う期間、あるいは渋滞道
路での信号待ちの期間、その他内燃機関を回転させてお
くことが必要ない期間に、それぞれは短い時間であって
もひんぱんに内燃機関を停止させることができるから、
全体として燃料消費量の経済化および環境保全に優れた
効果がある。
【0004】このようなアイドルストップ制御装置は、
一時的にその作動を禁止することができる。たとえば、
運転者が一時的にアイドルストップ制御装置を作動させ
たくないときには、クラッチペダルを踏みつづけること
により、自動的なアイドルストップを禁止することがで
きる。
一時的にその作動を禁止することができる。たとえば、
運転者が一時的にアイドルストップ制御装置を作動させ
たくないときには、クラッチペダルを踏みつづけること
により、自動的なアイドルストップを禁止することがで
きる。
【0005】さらに、クラッチペダルを踏みつづけるよ
うな操作を行うことは不便であるとして、アイドルスト
ップ制御装置には、操作により前記論理回路の動作を禁
止するスイッチ回路が設けられることになった。これ
は、路面状況などの周囲状況から、運転者がアイドルス
トップ制御装置を作動させない方がよいと判断した場合
に、運転席にすわったままで操作できるようになってい
るものである。このスイッチ回路は、これを操作して手
をはなしてもアイドルストップ制御装置の作動禁止状態
は継続する。そして、アイドルストップ制御装置の作動
を禁止しなければならない周囲状況がなくなったとき
に、運転者の操作によりその禁止状態を解除することが
できる。
うな操作を行うことは不便であるとして、アイドルスト
ップ制御装置には、操作により前記論理回路の動作を禁
止するスイッチ回路が設けられることになった。これ
は、路面状況などの周囲状況から、運転者がアイドルス
トップ制御装置を作動させない方がよいと判断した場合
に、運転席にすわったままで操作できるようになってい
るものである。このスイッチ回路は、これを操作して手
をはなしてもアイドルストップ制御装置の作動禁止状態
は継続する。そして、アイドルストップ制御装置の作動
を禁止しなければならない周囲状況がなくなったとき
に、運転者の操作によりその禁止状態を解除することが
できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このようなアイドルス
トップ制御装置を装備した車両を運行させているバス会
社や運送会社は、アイドルストップ制御装置を利用する
ことにより燃料消費量が小さくなることを期待してい
る。しかしこれらの車両を運転している運転者には個人
差があり、ある運転者は好みによりアイドルストップ制
御装置を利用しない者がある。そのような運転者は、朝
勤務について車両の運転を開始する時点で、アイドルス
トップ制御装置の動作を禁止するようにスイッチ回路を
操作して、これを夕方の勤務が終っても解除せず、次の
日の運行でも動作しない状態が継続しつづける場合がか
さねて経験された。
トップ制御装置を装備した車両を運行させているバス会
社や運送会社は、アイドルストップ制御装置を利用する
ことにより燃料消費量が小さくなることを期待してい
る。しかしこれらの車両を運転している運転者には個人
差があり、ある運転者は好みによりアイドルストップ制
御装置を利用しない者がある。そのような運転者は、朝
勤務について車両の運転を開始する時点で、アイドルス
トップ制御装置の動作を禁止するようにスイッチ回路を
操作して、これを夕方の勤務が終っても解除せず、次の
日の運行でも動作しない状態が継続しつづける場合がか
さねて経験された。
【0007】これは会社がその運転者に対して、燃料消
費量が小さくなるように、アイドルストップ制御装置を
利用して運転するように説得すべきことであり、説得を
受けた運転者はそのように会社に協力して運転すべきで
あろう。しかしユーザ会社から、アイドルストップ制御
装置の作動を禁止するためのスイッチ回路の位置につい
て、運転席を離れなければ操作できない位置に取付け、
簡単に操作できないようにしてほしい、との要望が自動
車メーカに出されたことがある。出願人はこの要望を検
討したが、動作禁止用のスイッチ回路を運転席から操作
できない位置に設けることは、正常な運転操作を行う手
順の中で不便であり、この要望を採用することにはなら
なかった。
費量が小さくなるように、アイドルストップ制御装置を
利用して運転するように説得すべきことであり、説得を
受けた運転者はそのように会社に協力して運転すべきで
あろう。しかしユーザ会社から、アイドルストップ制御
装置の作動を禁止するためのスイッチ回路の位置につい
て、運転席を離れなければ操作できない位置に取付け、
簡単に操作できないようにしてほしい、との要望が自動
車メーカに出されたことがある。出願人はこの要望を検
討したが、動作禁止用のスイッチ回路を運転席から操作
できない位置に設けることは、正常な運転操作を行う手
順の中で不便であり、この要望を採用することにはなら
なかった。
【0008】アイドルストップ制御を禁止状態にするス
イッチ回路に、タイマを設けて、アイドルストップ制御
が禁止された状態が長くつづかないようにすることも検
討された。
イッチ回路に、タイマを設けて、アイドルストップ制御
が禁止された状態が長くつづかないようにすることも検
討された。
【0009】本発明はこのような背景に行われたもので
あって、アイドルストップ制御装置の利用をはかること
を目的とする。本発明は運転者が操作によりアイドルス
トップ制御装置の操作を禁止しても、それが長く継続す
ることがないように改良することを目的とする。
あって、アイドルストップ制御装置の利用をはかること
を目的とする。本発明は運転者が操作によりアイドルス
トップ制御装置の操作を禁止しても、それが長く継続す
ることがないように改良することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、アイドルスト
ップ制御装置の作動を禁止するためのスイッチ手段を禁
止状態に操作しても、それはいったん内燃機関のキース
イッチをオフにすると、その禁止状態が継続しないよう
にリセットされる構成とすることを最大の特徴とする。
ップ制御装置の作動を禁止するためのスイッチ手段を禁
止状態に操作しても、それはいったん内燃機関のキース
イッチをオフにすると、その禁止状態が継続しないよう
にリセットされる構成とすることを最大の特徴とする。
【0011】すなわち本発明は、車両が停止した後に一
定の条件が成立すると、内燃機関を自動的に停止させる
論理回路を備えたアイドルストップ制御装置において、
操作により前記論理回路の動作を禁止させるスイッチ回
路と、このスイッチ回路が禁止状態に操作されていると
きに前記内燃機関のキースイッチがいったんオフにされ
さらにオンにされることに連動して前記スイッチ回路の
禁止状態を解除するリセット手段とを備えたことを特徴
とする。前記リセット手段は、前記論理回路に電源電流
を供給する回路に設けた保持リレーを含む構成とするこ
とができる。
定の条件が成立すると、内燃機関を自動的に停止させる
論理回路を備えたアイドルストップ制御装置において、
操作により前記論理回路の動作を禁止させるスイッチ回
路と、このスイッチ回路が禁止状態に操作されていると
きに前記内燃機関のキースイッチがいったんオフにされ
さらにオンにされることに連動して前記スイッチ回路の
禁止状態を解除するリセット手段とを備えたことを特徴
とする。前記リセット手段は、前記論理回路に電源電流
を供給する回路に設けた保持リレーを含む構成とするこ
とができる。
【0012】この構成により、運転者がアイドルストッ
プ制御装置の作動を禁止状態に操作しても、運転者が車
を離れる、基地に帰着する、終点で時間待ちをする、新
たな荷物の積み込みを行う、などにさいして内燃機関の
キースイッチをオフ状態にすると、つぎにキースイッチ
をオン状態にしたときには、前記リセット手段が作用し
て、アイドルストップ制御装置の作動を禁止する状態は
解除されている。したがって、あらためてスイッチ回路
を禁止状態に操作するまでは、アイドルストップ制御が
有効に作動することになる。
プ制御装置の作動を禁止状態に操作しても、運転者が車
を離れる、基地に帰着する、終点で時間待ちをする、新
たな荷物の積み込みを行う、などにさいして内燃機関の
キースイッチをオフ状態にすると、つぎにキースイッチ
をオン状態にしたときには、前記リセット手段が作用し
て、アイドルストップ制御装置の作動を禁止する状態は
解除されている。したがって、あらためてスイッチ回路
を禁止状態に操作するまでは、アイドルストップ制御が
有効に作動することになる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明第一実施例装置の要
部構成図、図2は本発明第二実施例装置のスイッチ回路
の構成図。図3は本発明第二実施例装置の要部フローチ
ャートである。図4はアイドルストップ制御装置のブロ
ック構成図である。
部構成図、図2は本発明第二実施例装置のスイッチ回路
の構成図。図3は本発明第二実施例装置の要部フローチ
ャートである。図4はアイドルストップ制御装置のブロ
ック構成図である。
【0014】はじめに、図4を用いてアイドルストップ
制御装置の概略を説明する。このアイドルストップ制御
回路11はプログラム制御回路(CPU)であり、この
アイドルストップ制御回路11の中に前記論理回路が設
けられている。すなわち、車両が停止した後に一定の条
件が成立すると内燃機関を自動的に停止させる論理回路
は、このアイドルストップ制御回路11にソフトウェア
として実装されている。このアイドルストップ制御回路
11は、別のプログラム制御回路である自動変速制御回
路13、およびさらに別のプログラム制御回路であるエ
ンジン制御回路12と接続され、互いに情報交換をしな
がら作動する。すなわち、エンジン制御回路からは、エ
ンジンの回転速度情報、およびエンジンがアイドルスト
ップ可能な状態にあることを示すアイドルストップ許可
信号などが入力する。また自動変速制御回路13から
は、変速機の状態がアイドルストップ可能な状態にある
ことを示すアイドルストップ許可信号その他が入力す
る。
制御装置の概略を説明する。このアイドルストップ制御
回路11はプログラム制御回路(CPU)であり、この
アイドルストップ制御回路11の中に前記論理回路が設
けられている。すなわち、車両が停止した後に一定の条
件が成立すると内燃機関を自動的に停止させる論理回路
は、このアイドルストップ制御回路11にソフトウェア
として実装されている。このアイドルストップ制御回路
11は、別のプログラム制御回路である自動変速制御回
路13、およびさらに別のプログラム制御回路であるエ
ンジン制御回路12と接続され、互いに情報交換をしな
がら作動する。すなわち、エンジン制御回路からは、エ
ンジンの回転速度情報、およびエンジンがアイドルスト
ップ可能な状態にあることを示すアイドルストップ許可
信号などが入力する。また自動変速制御回路13から
は、変速機の状態がアイドルストップ可能な状態にある
ことを示すアイドルストップ許可信号その他が入力す
る。
【0015】アイドルストップ制御回路11には、車速
センサ14から車速情報、運転者が左足で操作するよう
に設けられたフットスイッチ15の操作情報、ブレーキ
の動作情報16が入力する。そしてこのアイドルストッ
プ制御回路11は、エンジン24を制御するエンジン制
御回路12に、エンジン停止要求信号を送出する。エン
ジン制御回路12は、このエンジン停止要求信号を受け
ると、エンジンに供給する燃料流量を零にしてエンジン
を停止させる。またこのアイドルストップ制御回路11
は、始動モータ23を制御する始動リレー18に始動信
号を送出する。すなわちアイドルストップによりエンジ
ンが停止している状態にあるとき、フットスイッチ15
が操作される、その他再始動の条件が成立するとエンジ
ンを再始動させる。
センサ14から車速情報、運転者が左足で操作するよう
に設けられたフットスイッチ15の操作情報、ブレーキ
の動作情報16が入力する。そしてこのアイドルストッ
プ制御回路11は、エンジン24を制御するエンジン制
御回路12に、エンジン停止要求信号を送出する。エン
ジン制御回路12は、このエンジン停止要求信号を受け
ると、エンジンに供給する燃料流量を零にしてエンジン
を停止させる。またこのアイドルストップ制御回路11
は、始動モータ23を制御する始動リレー18に始動信
号を送出する。すなわちアイドルストップによりエンジ
ンが停止している状態にあるとき、フットスイッチ15
が操作される、その他再始動の条件が成立するとエンジ
ンを再始動させる。
【0016】このアイドルストップ制御回路11はスイ
ッチ回路2の操作により、その制御を禁止状態にするこ
とができる。スイッチ回路2は運転席に着席した状態で
操作することができる。また運転席にはインジケータ1
9により、アイドルストップ制御回路の作動状態が表示
される。
ッチ回路2の操作により、その制御を禁止状態にするこ
とができる。スイッチ回路2は運転席に着席した状態で
操作することができる。また運転席にはインジケータ1
9により、アイドルストップ制御回路の作動状態が表示
される。
【0017】(第一実施例)第一実施例装置は、リセッ
ト手段を上記アイドルストップ制御回路11に電源電流
を供給する電源回路に設けたものである。図1はアイド
ルストップ制御回路11に、車両電源(24V)から電
源電流が供給される経路の回路図である。車両電源はキ
ースイッチ1およびアイドルストップ制御を禁止するた
めのスイッチ回路2を介して供給される。スイッチ回路
2には、保持リレー3が設けられ、アイドルストップ制
御回路11に供給される電源電流は、この保持リレー3
の接点aを介して供給される。このスイッチ回路2に
は、運転席から操作できるオフ・ボタン4(動作禁止)
が設けられている。オフ・ボタン4はノーマリ・オフの
スイッチである。
ト手段を上記アイドルストップ制御回路11に電源電流
を供給する電源回路に設けたものである。図1はアイド
ルストップ制御回路11に、車両電源(24V)から電
源電流が供給される経路の回路図である。車両電源はキ
ースイッチ1およびアイドルストップ制御を禁止するた
めのスイッチ回路2を介して供給される。スイッチ回路
2には、保持リレー3が設けられ、アイドルストップ制
御回路11に供給される電源電流は、この保持リレー3
の接点aを介して供給される。このスイッチ回路2に
は、運転席から操作できるオフ・ボタン4(動作禁止)
が設けられている。オフ・ボタン4はノーマリ・オフの
スイッチである。
【0018】キースイッチ1は、運転者が管理するキー
により操作され、この車両の電気回路に電源電流を供給
するための主スイッチであり、車両の運転をはじめると
きにオンに操作される。このとき、保持リレー3の接点
aからアイドルストップ制御回路11に電流が供給さ
れ、アイドルストップ制御回路11が動作状態となる。
により操作され、この車両の電気回路に電源電流を供給
するための主スイッチであり、車両の運転をはじめると
きにオンに操作される。このとき、保持リレー3の接点
aからアイドルストップ制御回路11に電流が供給さ
れ、アイドルストップ制御回路11が動作状態となる。
【0019】運転者がオフ・ボタン4を操作して、アイ
ドルストップ制御回路11の動作を禁止すると、保持リ
レー3が付勢されて接点がaからbに切り替わる。これ
によりアイドルストップ制御回路11には動作電流が供
給されなくなって、アイドルストップ制御回路11はそ
の動作を停止する。そして運転者がオフ・ボタン4から
手を離しても、リレー3は接点bを経由して付勢された
状態が維持される。
ドルストップ制御回路11の動作を禁止すると、保持リ
レー3が付勢されて接点がaからbに切り替わる。これ
によりアイドルストップ制御回路11には動作電流が供
給されなくなって、アイドルストップ制御回路11はそ
の動作を停止する。そして運転者がオフ・ボタン4から
手を離しても、リレー3は接点bを経由して付勢された
状態が維持される。
【0020】このときのアイドルストップ制御回路11
の動作をさらに詳しく説明すると、アイドルストップ制
御回路11は上述のようにプログラム制御回路である。
電源電流の供給が停止されると突然動作を停止するので
はなく、内蔵のコンデンサ(または電池)にチャージさ
れている電荷を利用して、終了動作を実行するように構
成されている。終了動作に要する時間はたとえば1秒程
度である。この終了動作によりアイドルストップ制御回
路11はつぎに電源電流が供給されたときに、正常に立
ち上げ動作を実行することができる。
の動作をさらに詳しく説明すると、アイドルストップ制
御回路11は上述のようにプログラム制御回路である。
電源電流の供給が停止されると突然動作を停止するので
はなく、内蔵のコンデンサ(または電池)にチャージさ
れている電荷を利用して、終了動作を実行するように構
成されている。終了動作に要する時間はたとえば1秒程
度である。この終了動作によりアイドルストップ制御回
路11はつぎに電源電流が供給されたときに、正常に立
ち上げ動作を実行することができる。
【0021】いま保持リレー3の接点がbにあって、ア
イドルストップ制御回路11の動作が禁止されている状
態にあるものとする。このときキースイッチ1がオフに
操作されると、すなわちエンジンを停止すると、保持リ
レー3の付勢が消滅して接点はbからaに復帰する。し
たがって、つぎにキースイッチ1がオン状態になると、
アイドルストップ制御回路11にははじめから自動的に
電源電流が供給され、立ち上げ動作が実行され、アイド
ルストップの条件が成立するときには自動的にアイドル
ストップを実行する動作状態となる。
イドルストップ制御回路11の動作が禁止されている状
態にあるものとする。このときキースイッチ1がオフに
操作されると、すなわちエンジンを停止すると、保持リ
レー3の付勢が消滅して接点はbからaに復帰する。し
たがって、つぎにキースイッチ1がオン状態になると、
アイドルストップ制御回路11にははじめから自動的に
電源電流が供給され、立ち上げ動作が実行され、アイド
ルストップの条件が成立するときには自動的にアイドル
ストップを実行する動作状態となる。
【0022】(第二実施例)第二実施例装置は、上述の
リセット手段をアイドルストップ制御回路の中に、すな
わちアイドルストップ制御回路に制御プログラムの一部
として設けたものである。図2は第二実施例装置のスイ
ッチ回路の回路図である。図3は同じく第二実施例装置
の制御を説明する要部フローチャートである。この例で
は、アイドルストップ制御を禁止するスイッチ回路2
は、運転者が押している間だけ導通するノーマリ・オフ
のスイッチ6により構成される。すなわち、アイドルス
トップ制御回路11への主電源電流は、このスイッチ6
をバイパスして供給され、スイッチ6を通過する信号
は、アイドルストップ制御回路11を禁止状態にするた
めのオン・オフ信号として利用される。運転者がスイッ
チ回路2のスイッチ6を操作すると、アイドルストップ
制御回路11はそのソフトウェアにより、アイドルスト
ップ制御を禁止する禁止状態にされている。アイドルス
トップ制御回路11が作動状態であるか禁止状態にされ
ている。アイドルストップ制御回路11が作動状態であ
るか禁止状態であるかは、インジケータ19にランプに
より運転席に表示される。
リセット手段をアイドルストップ制御回路の中に、すな
わちアイドルストップ制御回路に制御プログラムの一部
として設けたものである。図2は第二実施例装置のスイ
ッチ回路の回路図である。図3は同じく第二実施例装置
の制御を説明する要部フローチャートである。この例で
は、アイドルストップ制御を禁止するスイッチ回路2
は、運転者が押している間だけ導通するノーマリ・オフ
のスイッチ6により構成される。すなわち、アイドルス
トップ制御回路11への主電源電流は、このスイッチ6
をバイパスして供給され、スイッチ6を通過する信号
は、アイドルストップ制御回路11を禁止状態にするた
めのオン・オフ信号として利用される。運転者がスイッ
チ回路2のスイッチ6を操作すると、アイドルストップ
制御回路11はそのソフトウェアにより、アイドルスト
ップ制御を禁止する禁止状態にされている。アイドルス
トップ制御回路11が作動状態であるか禁止状態にされ
ている。アイドルストップ制御回路11が作動状態であ
るか禁止状態であるかは、インジケータ19にランプに
より運転席に表示される。
【0023】図3に示すようにアイドルストップ制御回
路は、キースイッチ1がオフになって電源電流が断の状
態になると、これを検出して、プログラム制御回路はコ
ンデンサ(または電池)に蓄電されている電気エネルギ
を使って終了処理の動作を実行する。このとき、アイド
ルストップ制御が禁止状態にある場合には、まずこの禁
止状態を解除してから通常の終了処理の動作を実行す
る。したがって、つぎにキースイッチ1がオンに操作さ
れ、電源電流が供給されたときには、アイドルストップ
制御が実行される状態としてプログラムが立ち上がるこ
とになる。
路は、キースイッチ1がオフになって電源電流が断の状
態になると、これを検出して、プログラム制御回路はコ
ンデンサ(または電池)に蓄電されている電気エネルギ
を使って終了処理の動作を実行する。このとき、アイド
ルストップ制御が禁止状態にある場合には、まずこの禁
止状態を解除してから通常の終了処理の動作を実行す
る。したがって、つぎにキースイッチ1がオンに操作さ
れ、電源電流が供給されたときには、アイドルストップ
制御が実行される状態としてプログラムが立ち上がるこ
とになる。
【0024】(その他)上記二つの実施例は、リセット
手段が電源回路に設けられたもの、およびリセット手段
がプログラム制御回路の論理回路に設けられたものを説
明したが、リセット手段は運転者の操作により禁止状態
を指令する指令信号、論理回路が送出するエンジン停止
要求信号、その他信号通路に設け、この信号を禁止状態
に設定したときに電源電圧のオン・オフによりリセット
されるように構成しても同様に本発明を実施することが
できる。
手段が電源回路に設けられたもの、およびリセット手段
がプログラム制御回路の論理回路に設けられたものを説
明したが、リセット手段は運転者の操作により禁止状態
を指令する指令信号、論理回路が送出するエンジン停止
要求信号、その他信号通路に設け、この信号を禁止状態
に設定したときに電源電圧のオン・オフによりリセット
されるように構成しても同様に本発明を実施することが
できる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の装置で
は、エンジンが停止している状態からキースイッチをオ
ンにして運転を開始するときには、つねに自動的にアイ
ドルストップ制御が有効になる。かりにアイドルストッ
プ制御を禁止状態に操作してあっても、いったんキース
イッチをオフにすると、アイドルストップ制御回路の禁
止状態はリセットされる。したがって、運転者が朝、出
庫時にアイドルストップ制御回路を禁止状態に操作し
て、これを夕方勤務が明けるまで継続させておくような
ことにはならない。その運転者がアイドルストップ制御
を有効に利用するように会社から説得を受けているな
ら、アイドルストップ制御を禁止するためのスイッチ回
路を操作するたびにそれを思い起こすことになって、ア
イドルストップ制御回路が有効利用され、燃料消費量を
小さく排気ガスの排出量を小さくすることができる。
は、エンジンが停止している状態からキースイッチをオ
ンにして運転を開始するときには、つねに自動的にアイ
ドルストップ制御が有効になる。かりにアイドルストッ
プ制御を禁止状態に操作してあっても、いったんキース
イッチをオフにすると、アイドルストップ制御回路の禁
止状態はリセットされる。したがって、運転者が朝、出
庫時にアイドルストップ制御回路を禁止状態に操作し
て、これを夕方勤務が明けるまで継続させておくような
ことにはならない。その運転者がアイドルストップ制御
を有効に利用するように会社から説得を受けているな
ら、アイドルストップ制御を禁止するためのスイッチ回
路を操作するたびにそれを思い起こすことになって、ア
イドルストップ制御回路が有効利用され、燃料消費量を
小さく排気ガスの排出量を小さくすることができる。
【図1】本発明第一実施例装置の回路構成図。
【図2】本発明第二実施例装置のスイッチ回路構成図。
【図3】本発明第二実施例装置の要部制御フローチャー
ト。
ト。
【図4】アイドルストップ制御系を説明するブロック構
成図。
成図。
1 キースイッチ 2 スイッチ回路 3 保持リレー 4 オフ・ボタン(動作禁止) 6 スイッチ 11 アイドルストップ制御回路 12 エンジン制御回路 13 自動変速制御回路 14 車速センサ 15 フットスイッチ 16 ブレーキ情報 18 始動リレー 19 インジケータ 23 始動モータ 24 エンジン
Claims (2)
- 【請求項1】車両が停止した後に一定の条件が成立する
と、内燃機関を自動的に停止させる論理回路を備えたア
イドルストップ制御装置において、 操作により前記論理回路の動作を禁止させるスイッチ回
路と、このスイッチ回路が禁止状態に操作されていると
きに前記内燃機関のキースイッチがいったんオフにされ
さらにオンにされることに連動して前記スイッチ回路の
禁止状態を解除するリセット手段とを備えたことを特徴
とするアイドルストップ制御装置。 - 【請求項2】前記リセット手段は、前記論理回路に電源
電流を供給する回路に設けた保持リレーを含む請求項1
記載のアイドルストップ制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001082953A JP2002276409A (ja) | 2001-03-22 | 2001-03-22 | アイドルストップ制御装置 |
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JP2001082953A JP2002276409A (ja) | 2001-03-22 | 2001-03-22 | アイドルストップ制御装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2001
- 2001-03-22 JP JP2001082953A patent/JP2002276409A/ja active Pending
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