JP2002276377A - 2サイクル内燃エンジン - Google Patents

2サイクル内燃エンジン

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JP2002276377A
JP2002276377A JP2001080737A JP2001080737A JP2002276377A JP 2002276377 A JP2002276377 A JP 2002276377A JP 2001080737 A JP2001080737 A JP 2001080737A JP 2001080737 A JP2001080737 A JP 2001080737A JP 2002276377 A JP2002276377 A JP 2002276377A
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scavenging
piston
combustion
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Tsuneo Araki
恒雄 荒木
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Kioritz Corp
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    • F02B63/02Adaptations of engines for driving pumps, hand-held tools or electric generators; Portable combinations of engines with engine-driven devices for hand-held tools
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 従来のエンジン構成を大きく変えないで、燃
焼に供せられることなく排出される吹き抜け量を低減で
きて、燃費、出力の向上、排ガス中の有害成分の低減等
を図るとともに、コストを抑えることができる2サイク
ル内燃エンジンを提供する。 【解決手段】 掃気通路30、30の上流端に設けられ
た掃気入口30b、30bをクランク室18に連通させ
るべく、ピストン20のスカート部20Aに貫通穴25
又は連通溝26が設けられ、ピストンの下降行程におい
て、スカート部で掃気入口を塞ぎつつ、燃焼作動室15
から燃焼廃ガスEを掃気出口30a、30aを介して掃
気通路内に導入し、その後、ピストンの下降に同期し
て、クランク室から混合気Mを貫通穴25又は連通溝及
び掃気入口を介して掃気通路に導入し、掃気通路内の燃
焼廃ガスを掃気流として燃焼作動室に混合気に先行して
導入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば携帯型動力
作業機等に使用される2サイクル内燃エンジンに係り、
特に、燃焼に供せられることなく排出される混合気量、
いわゆる吹き抜け量を可及的に少なくできるようにした
ものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より刈払機やチェーンソー等の携帯
型動力作業機に使用されている一般的な2サイクル内燃
エンジンは、通常、シリンダの頭部には点火プラグが配
設され、シリンダの胴部にはピストンにより開閉される
吸気口、掃気口、排気口が形成され、吸気、排気のため
だけの独立した行程はなく、前記ピストンの2行程で1
サイクルを完了するようになっている。
【0003】より詳細には、前記ピストンの上昇行程に
より前記吸気口から前記ピストン下方のクランク室に混
合気を吸入するとともに、該混合気を前記ピストンの下
降行程により予圧縮し、前記掃気口から前記予圧縮され
た混合気を前記ピストン上方の燃焼作動室(燃焼室、作
動室、シリンダ室等とも呼ばれるが、本明細書ではこれ
らを総称して燃焼作動室と称する)に吹き出すことによ
り燃焼廃ガスの前記排気口への排出を行う、言い換えれ
ば、混合気のガス流動を利用して燃焼廃ガスの掃気を行
うようになっている関係上、燃焼廃ガス(排ガス)中に
未燃混合気が混入しやすく、燃焼に供せられることなく
そのまま大気中へ排出される混合気量、いわゆる吹き抜
け量が大きく、4サイクル内燃エンジンに比して燃費が
悪いだけでなく、排ガス中に有害成分であるHC(燃料
の未燃成分)やCO(燃料の不完全燃焼成分)等が多く
含まれ、小型とはいえ、環境汚染が懸念されている。
【0004】そこで、前記燃焼作動室に混合気に先行し
てエアーを導入することによって燃焼廃ガスの掃気を行
ない、前記混合気の吹き抜け量を低減するようにした2
サイクル内燃エンジンが従来種々提案されている(例え
ば、特開平9−125966号公報、特開平5−336
57号公報等)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来のエアー先行導入式の2サイクル内燃エンジンで
は、当然のことながら、エアー導入通路や逆止弁等を別
途に設ける必要があり、構成が複雑となり、コストが大
幅にアップするのは避けられない。また、エアーが燃焼
作動室に過剰に導入されることになるので、燃焼安定性
が低下しやすく、セッティングも難しいといった問題も
あった。
【0006】本発明は、前記した如くの従来の問題に鑑
みてなされたもので、その目的とするところは、従来の
エンジン構成を大きく変えることを要しないで、燃焼に
供せられることなく排出される混合気量、いわゆる吹き
抜け量を可及的に低減できて、燃費、出力の向上、排ガ
ス中の有害成分の低減等を図ることができるとともに、
コストを可及的に抑えることができる2サイクル内燃エ
ンジンを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成すべ
く、本発明に係る2サイクル内燃エンジンは、ピストン
上方の燃焼作動室とクランク室とを連通するように、排
気口を二分割する縦断面を挟んで対称的にシュニューレ
掃気式をとる一対又は複数対の掃気通路が設けられると
ともに、該掃気通路の上流端に設けられた掃気入口を前
記クランク室に連通させるべく、前記ピストンのスカー
ト部に貫通穴又は連通溝が設けられ、前記ピストンの下
降行程において、前記スカート部で前記掃気入口を塞ぎ
つつ、前記燃焼作動室から燃焼廃ガスを前記掃気通路の
下流端に設けられた掃気出口を介して前記掃気通路内に
導入し、その後、前記ピストンの下降に同期して、前記
クランク室から混合気を前記貫通穴又は前記連通溝を介
して前記掃気通路に導入し、該掃気通路内の前記燃焼廃
ガスを掃気流として前記燃焼作動室に混合気に先行して
導入するようにされていることを特徴としている。好ま
しい態様では、前記ピストンの下降行程において、前記
排気口が開かれた後、若干遅れて前記掃気出口が開か
れ、その後、前記掃気入口が前記貫通穴又は前記連通溝
により開かれるようにされる。
【0008】本発明に係る2サイクル内燃エンジンの他
の一つは、ピストン上方の燃焼作動室とクランク室とを
連通するように、排気口を二分割する縦断面を挟んで対
称的にシュニューレ掃気式をとる、前記排気口側に位置
する一対の第一掃気通路と、前記排気口と反対側に位置
する一対の第二掃気通路と、が設けられるとともに、前
記第二掃気通路の上流端に設けられた第二掃気入口を前
記クランク室に連通させるべく、前記ピストンのスカー
ト部に貫通穴又は連通溝が設けられ、かつ、前記第一掃
気通路の上流端が前記第二掃気通路に絞り連通路を介し
て連通せしめられ、前記ピストンの下降行程において、
前記スカート部で前記第二掃気入口を塞ぎつつ、前記燃
焼作動室から燃焼廃ガスを前記第一掃気通路の下流端に
設けられた第一掃気出口を介して前記第一掃気通路内に
導入し、その後、前記ピストンの下降に同期して、前記
クランク室から混合気を前記貫通穴又は前記連通溝及び
前記第二掃気入口を介して前記第二掃気通路に導入する
とともに、前記絞り連通路を介して前記第一掃気通路に
も導入し、前記第一掃気通路内の燃焼廃ガスを掃気流と
して前記燃焼作動室に混合気に先行して導入するように
されていることを特徴としている。
【0009】好ましい態様では、前記ピストンの下降行
程において、前記排気口が開かれた後、若干遅れて前記
第一掃気出口が開かれ、その後、前記第二掃気入口が前
記貫通穴又は前記連通溝により開かれるとともに、前記
第二掃気出口が開かれるようにされる。このような構成
とされた本発明に係る2サイクル内燃エンジンの好まし
い態様においては、ピストンの上昇行程において、ピス
トン下方のクランク室には気化器等の混合気生成手段か
らの混合気が吸入貯留される。
【0010】そして、前記ピストン上方の燃焼作動室内
の混合気が点火せしめられて爆発燃焼すると、前記ピス
トンが燃焼ガスにより押し下げられる。このピストンの
下降行程においては、前記クランク室内の混合気が前記
ピストンにより圧縮せしめられるとともに、まず最初
に、排気口が開かれて、燃焼廃ガスが前記排気口から外
部へ排出され始める。
【0011】さらに前記ピストンが下降すると、掃気通
路の下流端の掃気出口が開かれる。このときは、前記掃
気通路の掃気入口は、前記ピストンのスカート部により
閉じられている。したがって、爆発燃焼した前記燃焼作
動室内の燃焼ガス(燃焼廃ガス)は、前記掃気通路内の
混合気に作用している圧力よりはるかに高圧であるの
で、燃焼廃ガスの一部が前記掃気出口からブローダウン
して前記掃気通路内に導入され貯留される。
【0012】続いて、さらに前記ピストンが下降する
と、前記掃気入口が前記ピストンのスカート部に設けら
れた貫通穴により開かれ、前記クランク室内の予圧縮さ
れた混合気が前記貫通穴及び前記掃気入口を介して前記
掃気通路に導入され、これにより、該掃気通路内の燃焼
廃ガスは、そこに導入された混合気に押されて前記掃気
出口から前記燃焼作動室側に吹き出され、この吹き出さ
れた燃焼廃ガスの掃気流により、前記燃焼作動室内の燃
焼廃ガスが前記排気口側へ押し出される。また、前記掃
気通路からは、燃焼廃ガスに続いて混合気も前記燃焼作
動室に吹き出され、先に前記燃焼作動室に導入された燃
焼廃ガスを完全に前記排気口側に押し出す。つまり、本
発明では、掃気開始時期を排気開始時期(前記排気口が
開く時期)より故意に遅らせ、燃焼廃ガスで掃気を行
い、それに続いて、予圧縮された高圧の新気(混合気)
を前記燃焼差動室に一気に送り込むようにされる。
【0013】ここで、従来の、混合気を掃気流として使
用した2サイクル内燃エンジンでは、図13においてハ
ッチング領域(面積)で示される部分が新気(混合気)
の吹き抜け量に相当するので、かなり多量の混合気が吹
き抜けるのに対し、本発明の2サイクル内燃エンジンで
は、混合気に代えて燃焼廃ガスを掃気流として使用する
ので、図12においてハッチング領域(面積)で示され
る部分が新気(混合気)の吹き抜け量に相当するものと
なり、混合気の吹き抜け量がかなり低減されることが理
解されよう。
【0014】したがって、本発明の2サイクル内燃エン
ジンでは、燃焼に供せられることなく排出される混合気
量、いわゆる吹き抜け量を可及的に低減できて、燃費、
出力の向上、排ガス中の有害成分の低減等を図ることが
できる。また、ピストンに若干の改造(貫通穴等を設け
る)を施すだけで、エンジン構成は従来のものから大き
く変える必要はない。そのため、コストを可及的に低く
抑えることができる。
【0015】さらに、従来においては、排ガス中の有害
物質(排気エミッション)の低減化には、吸排気のタイ
ミング(時間面積)を狭めて排ガス量全体を減らすの
(出力低下が避けられない)が一般的であったが、その
必要はあまりない。また、過剰にエアーを導入すること
もないので、燃焼安定性を低下させることもなく、セッ
ティングも容易である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る2サイクル内
燃エンジンの実施形態を図面を参照しながら説明する。
図1〜図8は、本発明に係る2サイクル内燃エンジンの
第一実施形態を示す概略縦断面図、図9は排気口を通る
概略横断面図である。
【0017】なお、便宜上、図1〜図8においては、排
気口34と吸気口33とが同じ側面に配設されているよ
うに図示され、また、図9においては、排気口34と吸
気口33とが同じ高さ位置に配設されているように図示
されているが、実際には、吸気口33は、排気口34に
対して180°反対側で、かつ、排気口34の下側に配
設されており、掃気通路30は90°ずれた位置に配置
されている。
【0018】図示実施形態の2サイクル内燃エンジン1
は、携帯型動力作業機等に使用される二流掃気式の小型
空冷2サイクルガソリンエンジンであり、ピストン20
が嵌挿されるシリンダ12と、前記ピストン20をコン
ロッド24を介して往復昇降させるクランクシャフト2
2を軸支するクランクケース14と、を有している。前
記シリンダ12の外周部には図示していないが多数の冷
却フィンが設けられ、その頭部には、燃焼作動室15を
構成するスキッシュドーム形(半球形)の燃焼室部15
aが設けられ、該燃焼室部15aには点火プラグ17が
臨設されている。
【0019】また、前記シリンダ12の胴部一側(図9
の左側)には排気口34が設けられるとともに、その胴
部他側(図9の右側)には吸気口33が設けられ、前記
ピストン20上方の前記燃焼作動室15と前記クランク
ケース14で画成されたクランク室18とを連通するよ
うに、前記排気口34を二分割する縦断面F−F(図
9)を挟んで左右対称的に、シュニューレ掃気式をとる
左右一対の掃気通路30、30が設けられている。該掃
気通路30、30の上端(下流端)には、前記燃焼作動
室15に開口する掃気出口30a、30aが設けられる
とともに、その下端(上流端)には、前記クランク室1
8に開口する掃気入口30b、30bが設けられてい
る。
【0020】ここでは、前記排気口34に対して前記掃
気出口30a、30aの高さ位置は、hだけ下側にされ
ており、前記掃気出口30a、30aは、前記ピストン
20の下降時に前記hに相当するクランク角度分(例え
ば10°程度)だけ遅く開くようになっている。
【0021】また、前記ピストン20には、図10に示
される如くに、前記掃気通路30、30の上流端に設け
られた前記掃気入口30b、30bを、前記クランク室
18に連通させるべく、そのスカート部20Aに矩形の
貫通穴25が設けられている。なお、前記ピストン20
の前記スカート部20Aには、該貫通穴25に代えて、
図11に示される如くの、横倒しコ字状ないしL字状の
連通溝26を設けてもよい。
【0022】このような構成とされた本実施形態の2サ
イクル内燃エンジン1においては、ピストン20の上昇
行程において、該ピストン20下方のクランク室18に
は、気化器等の混合気生成手段からの混合気Mが、吸気
口33を介して吸入貯留される。
【0023】そして、図1に示される如くに、前記ピス
トン20上方の燃焼作動室15内の圧縮された混合気M
が点火せしめられて爆発燃焼すると、前記ピストン20
が燃焼ガスEにより押し下げられる(図2参照)。この
ピストン20の下降行程においては、前記クランク室1
8内の混合気Mが前記ピストン20により圧縮せしめら
れるとともに、まず最初に、図3に示される如くに、排
気口34が開かれて、燃焼廃ガスEが前記排気口34か
ら外部へ排出され始める。
【0024】さらに前記ピストン20が下降すると、図
4に示される如くに、前記掃気通路30、30の下流端
の掃気出口30a、30aが開かれる。このときは、前
記掃気通路30、30の掃気入口30b、30bは、前
記ピストン20のスカート部20Aにより閉じられてい
る。したがって、爆発燃焼した前記燃焼作動室15内の
燃焼ガス(燃焼廃ガス)Eは、前記掃気通路30、30
内の混合気Mに作用している圧力よりはるかに高圧であ
るので、燃焼廃ガスEの一部が前記掃気出口30a、3
0aからブローダウンして前記掃気通路30、30内に
導入され貯留される。
【0025】続いて、さらに前記ピストン20が下降す
ると、図5に示される如くに、前記掃気入口30b、3
0bが前記ピストン20の前記スカート部20Aに設け
られた貫通穴25により開かれ、前記クランク室18内
の予圧縮された混合気Mが前記貫通穴25及び前記掃気
入口30b、30bを介して前記掃気通路30、30に
導入され、これにより、該掃気通路30、30及び前記
燃焼作動室15内の燃焼廃ガスEは、前記ピストン20
が下死点(図6参照)に達した後上昇に転じ(図7参
照)、図8に示される如くに、前記掃気出口30a、3
0aを閉じるまでの期間、前記掃気出口30a、30a
から吹き出された混合気Mの掃気流により、前記排気口
34へ押し出される。すなわち、前記掃気通路30、3
0からは、燃焼廃ガスEに続いて混合気Mも前記燃焼作
動室15に吹き出され、先に前記燃焼作動室15に導入
されたものも含めた燃焼廃ガスEのすべてを、前記排気
口34に押し出す(図9も参照)。
【0026】つまり、本発明では、掃気開始時期を排気
開始時期(前記排気口34が開く時期)より故意に遅ら
せ、燃焼廃ガスEで掃気を行い、それに続いて、予圧縮
された高圧の新気(混合気)Mを前記燃焼差動室15に
一気に送り込むようにされる。ここで、従来の、混合気
を掃気流として使用した2サイクル内燃エンジンでは、
図13においてハッチング領域(面積)で示される広い
面積の部分が新気(混合気)の吹き抜け量に相当するの
で、かなり多量の混合気が吹き抜けるのに対し、本実施
形態の2サイクル内燃エンジン1では、混合気に代えて
燃焼廃ガスを掃気流として使用するので、図12におい
てハッチング領域(面積)で示される狭い面積の部分が
新気(混合気)の吹き抜け量に相当するものとなり、混
合気の吹き抜け量がかなり低減されることが理解されよ
う。
【0027】したがって、本実施形態の2サイクル内燃
エンジン1では、燃焼に供せられることなく排出される
混合気量、いわゆる吹き抜け量を可及的に低減できて、
燃費、出力の向上、排ガス中の有害成分の低減等を図る
ことができる。また、ピストンに若干の改造(貫通穴等
を設ける)を施すだけで、エンジン構成は従来のものか
ら大きく変える必要はない。そのため、コストを可及的
に低く抑えることができる。
【0028】さらに、従来においては、排ガス中の有害
物質(排気エミッション)の低減化には、吸排気のタイ
ミング(時間面積)を狭めて排ガス量全体を減らす(出
力低下が避けられない)のが一般的であったが、その必
要はあまりない。また、過剰にエアーを導入することも
ないので、燃焼安定性を低下させることもなく、セッテ
ィングも容易である。
【0029】図14は、本発明に係る2サイクル内燃エ
ンジンの第二実施形態を示す、排気口、吸気口を二分割
する概略縦断面図、図15〜図19は図14に示される
2サイクル内燃エンジンの他の概略縦断面図、図20は
排気口を通る概略横断面図である。
【0030】なお、便宜上、図15〜図19において
は、左側に第二掃気通路、右側に第一掃気通路31を通
る縦断面図が合成図示されているが、実際には、第一及
び第二掃気通路は、左右に一対ずつ配設されている。ま
た、図20においては、排気口34と吸気口33とが同
じ高さ位置に配設されているように図示されているが、
実際には、吸気口33は排気口34の下側に配設されて
いる。図14〜図20において、前述した第一実施形態
の2サイクル内燃エンジン1の各部に対応する部分に
は、同一の符号を付して、重複説明を省略し、以下にお
いては、相違点を重点的に説明する。
【0031】図示の第二実施形態の2サイクル内燃エン
ジン2は、ピストン20上方の燃焼作動室15とクラン
ク室18とを連通するように、排気口34を二分割する
縦断面Fを挟んで対称的にシュニューレ掃気式をとる、
前記排気口34側に位置する一対の第一掃気通路31、
31と、前記排気口34と反対側に位置する一対の第二
掃気通路32、32と、が設けられるとともに、前記第
二掃気通路32、32の上流端に設けられた第二掃気入
口32b、32bを前記クランク室18に連通させるべ
く、前記ピストン20のスカート部20Aに、前記第一
実施形態のものと同様な貫通穴25が設けられている。
【0032】また、前記第一掃気通路31、31の上流
端が、前記第二掃気通路32、32に絞り連通路31
e、31eを介して連通せしめられている。ここでは、
前記排気口34に対して第一掃気出口31a、31aの
高さ位置は、h1 だけ下側にされており、第二掃気出口
32a、32aの高さ位置は、前記排気口34よりh’
だけ、前記第一掃気出口31a、31aよりh2 だけ下
側にされている。
【0033】このような構成とされた本実施形態の2サ
イクル内燃エンジン2においては、ピストン20の上昇
行程において、該ピストン20下方のクランク室18に
は、気化器等の混合気生成手段からの混合気Mが吸入貯
留される。そして、図14、図15に示される如くに、
前記ピストン20上方の燃焼作動室15内の混合気Mが
点火せしめられて爆発燃焼すると、前記ピストン20が
燃焼ガスEにより押し下げられる。このピストン20の
下降行程においては、前記クランク室18内の混合気M
が、前記ピストン20により圧縮せしめられるととも
に、まず最初に、図16に示される如くに、排気口34
が開かれて、燃焼廃ガスEが前記排気口34から外部へ
排出され始める。
【0034】さらに前記ピストン20が下降すると、図
17に示される如くに、前記第一掃気通路31、31の
下流端の第一掃気出口31a、31aが開かれる。この
ときは、前記第二掃気通路32、32の第二掃気入口3
2b、32bは、前記ピストン20のスカート部20A
により閉じられている。したがって、爆発燃焼した前記
燃焼作動室15内の燃焼ガス(燃焼廃ガス)Eは、前記
第一掃気通路31、31内の混合気Mの圧力よりはるか
に高圧であるので、燃焼廃ガスEの一部が前記第一掃気
出口31a、31aから前記第一掃気通路31、31内
に導入されて貯留される。
【0035】続いて、さらに前記ピストン20が下降す
ると、図18に示される如くに、前記第二掃気入口32
b、32bが前記貫通穴25により開かれるとともに、
前記第二掃気出口32a、32aも開かれる。これによ
り、前記クランク室18から混合気Mが前記貫通穴25
及び前記第二掃気入口32b、32bを介して前記第二
掃気通路32、32に導入されるとともに、前記絞り連
通路31e、31eを介して前記第一掃気通路31、3
1にも導入され、前記第一掃気通路31、31内の燃焼
廃ガスEが掃気流として前記燃焼作動室15に混合気M
に先行して導入されるとともに、前記第二掃気通路3
2、32内の混合気Mも燃焼作動室15に導入される。
【0036】この場合、図20を参照すればよくわかる
ように、前記第一掃気通路31、31からの燃焼廃ガス
Eの掃気流は、前記第二掃気通路32、32からの混合
気Mの掃気流より前記排気口34側に位置するので、前
記燃焼作動室15に導入された燃焼廃ガスEは、混合気
Mで排気口34に押し出され、この掃気期間は、前記ピ
ストン20が下死点に達した後上昇に転じ、図19に示
される如くに、前記第一及び第二掃気出口31a、31
a、32a、32aを全て閉じるまでの期間続く。
【0037】このうようにされることにより、本実施形
態の2サイクル内燃エンジン2においても、燃焼に供せ
られることなく排出される混合気量、いわゆる吹き抜け
量を可及的に低減できて、燃費、出力の向上、排ガス中
の有害成分の低減等を図ることができる。
【0038】さらに、従来においては、排ガス中の有害
物質(排気エミッション)の低減化には、吸排気のタイ
ミング(時間面積)を狭めて排ガス量全体を減らすのが
一般的であったが、その必要はあまりない。また、過剰
にエアーを導入することもないので、燃焼安定性を低下
させることもなく、セッティングも容易である。以上、
本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、前記
実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に
記載された発明の精神を逸脱しない範囲で、設計におい
て、種々の変更ができるものである。
【0039】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明によれば、従来のエンジン構成を大きく変えることを
要しないで、燃焼に供せられることなく排出される混合
気量、いわゆる吹き抜け量を可及的に低減できて、燃
費、出力の向上、排ガス中の有害成分の低減等を図るこ
とができるとともに、コストを可及的に抑えることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態の2サイクル内燃エンジ
ンのピストンが上死点にある状態を示す概略縦断面図。
【図2】図1の2サイクル内燃エンジンのピストンが上
死点より若干下降した状態を示す概略縦断面図。
【図3】図1の2サイクル内燃エンジンのピストンが下
降して排気口が開き始めた直後の状態を示す概略縦断面
図。
【図4】図1の2サイクル内燃エンジンのピストンが下
降して掃気出口が開き始めた直後の状態を示す概略縦断
面図。
【図5】図1の2サイクル内燃エンジンのピストンが下
降して該ピストンの貫通穴が掃気入口に開いた直後の状
態を示す概略縦断面図。
【図6】図1の2サイクル内燃エンジンのピストンが下
死点にある状態を示す概略縦断面図。
【図7】図1の2サイクル内燃エンジンのピストンが下
死点から若干上昇した状態を示す概略縦断面図。
【図8】図1の2サイクル内燃エンジンのピストンが上
昇して掃気出口及び掃気入口を閉じた状態を示す概略縦
断面図。
【図9】図1に示される2サイクル内燃エンジンの横断
面図。
【図10】図1に示される2サイクル内燃エンジンに使
用されるピストンの一例を示す斜視図。
【図11】図1に示される2サイクル内燃エンジンに使
用されるピストンの他の例を示す斜視図。
【図12】図1に示される2サイクル内燃エンジンの特
性の説明に供されるグラフ。
【図13】従来の2サイクル内燃エンジンの特性の説明
に供されるグラフ。
【図14】本発明の第二実施形態の2サイクル内燃エン
ジンのピストンが上死点にある状態を示し、排気口を二
分割する面での概略縦断面図。
【図15】図14に示される2サイクル内燃エンジンの
ピストンが上死点にある状態を示し、排気口に直交する
面での概略縦断面図。
【図16】図15に示される2サイクル内燃エンジンの
ピストンが下降して排気口を開き始めた直後の状態を示
す概略縦断面図。
【図17】図15に示される2サイクル内燃エンジンの
ピストンが下降して第一掃気出口を開いた直後の状態を
示す概略縦断面図。
【図18】図15に示される2サイクル内燃エンジンの
ピストンが下降して第二掃気出口を開いた直後の状態を
示す概略縦断面図。
【図19】図15に示される2サイクル内燃エンジンの
ピストンが下死点から上昇して第一掃気出口及び第二掃
気出口を閉じた直後の状態を示す概略縦断面図。
【図20】図14に示される2サイクル内燃エンジンの
横断面図。
【符号の説明】
1 2サイクル内燃エンジン(第一実施形態) 2 2サイクル内燃エンジン(第二実施形態) 15 燃焼作動室 18 クランク室 20 ピストン 20A スカート部 25 貫通穴 26 連通溝 27 挿通穴 30 掃気通路 31 第一掃気通路 32 第二掃気通路 30a 掃気出口 31a 第一掃気出口 32a 第二掃気出口 30b 掃気入口 32b 第二掃気入口 31e 絞り連通路 34 排気口 F 排気口の縦断面 M 混合気 E 燃焼廃ガス
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年5月22日(2001.5.2
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】さらに、従来においては、排ガス中の有害
物質(排気エミッション)の低減化には、吸排気のタイ
ミング(時間面積)を狭めて排ガス量全体を減らす(出
力低下が避けられない)のが一般的であったが、その必
要はあまりない。また、過剰にエアーを導入することも
ないので、燃焼安定性を低下させることもなく、セッテ
ィングも容易である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】また、前記ピストン20には、図10に示
される如くに、前記掃気通路30、30の上流端に設け
られた前記掃気入口30b、30bを、前記クランク室
18に連通させるべく、そのスカート部20Aに矩形の
貫通穴25が設けられている。なお、前記ピストン20
の前記スカート部20Aには、前記貫通穴25に代え
て、図11に示される如くの、横倒しコ字状ないしL字
状の連通溝26を設けてもよい。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストン(20)上方の燃焼作動室(1
    5)とクランク室(18)とを連通するように、排気口
    (34)を二分割する縦断面(F)を挟んで対称的にシ
    ュニューレ掃気式をとる一対又は複数対の掃気通路(3
    0、30)が設けられるとともに、該掃気通路(30、
    30)の上流端に設けられた掃気入口(30b、30
    b)を前記クランク室(18)に連通させるべく、前記
    ピストン(20)のスカート部(20A)に貫通穴(2
    5)又は連通溝(26)が設けられ、前記ピストン(2
    0)の下降行程において、前記スカート部(20A)で
    前記掃気入口(30b、30b)を塞ぎつつ、前記燃焼
    作動室(15)から燃焼廃ガス(E)を前記掃気通路
    (30、30)の下流端に設けられた掃気出口(30
    a、30a)を介して前記掃気通路(30、30)内に
    導入し、その後、前記ピストン(20)の下降に同期し
    て、前記クランク室(18)から混合気(M)を前記貫
    通穴(25)又は前記連通溝(26)を介して前記掃気
    通路(30、30)に導入し、該掃気通路(30、3
    0)内の前記燃焼廃ガス(E)を掃気流として前記燃焼
    作動室(15)に混合気(M)に先行して導入するよう
    にされていることを特徴とする2サイクル内燃エンジ
    ン。
  2. 【請求項2】 前記ピストン(20)の下降行程におい
    て、前記排気口(34)が開かれた後、若干遅れて前記
    掃気出口(30a、30a)が開かれ、その後、前記掃
    気入口(30b、30b)が前記貫通穴(25)又は前
    記連通溝(26)により開かれるようにされていること
    を特徴とする請求項1に記載の2サイクル内燃エンジ
    ン。
  3. 【請求項3】 ピストン(20)上方の燃焼作動室(1
    5)とクランク室(18)とを連通するように、排気口
    (34)を二分割する縦断面(F)を挟んで対称的にシ
    ュニューレ掃気式をとる、前記排気口(34)側に位置
    する一対の第一掃気通路(31、31)と、前記排気口
    (34)と反対側に位置する一対の第二掃気通路(3
    2、32)と、が設けられるとともに、前記第二掃気通
    路(32、32)の上流端に設けられた第二掃気入口
    (32b、32b)を前記クランク室(15)に連通さ
    せるべく、前記ピストン(20)のスカート部(20
    A)に貫通穴(25)又は連通溝(26)が設けられ、
    かつ、前記第一掃気通路(31、31)の上流端が前記
    第二掃気通路(32、32)に絞り連通路(31e、3
    1e)を介して連通せしめられ、前記ピストン(20)
    の下降行程において、前記スカート部(20A)で前記
    第二掃気入口(32b、32b)を塞ぎつつ、前記燃焼
    作動室(15)から燃焼廃ガス(E)を前記第一掃気通
    路(31、31)の下流端に設けられた第一掃気出口
    (31a、31a)を介して前記第一掃気通路(31、
    31)内に導入し、その後、前記ピストン(20)の下
    降に同期して、前記クランク室(18)から混合気
    (M)を前記貫通穴(25)又は前記連通溝(26)及
    び前記第二掃気入口(32b、32b)を介して前記第
    二掃気通路(32、32)に導入するとともに、前記絞
    り連通路(31e、31e)を介して前記第一掃気通路
    (31、31)にも導入し、前記第一掃気通路(31、
    31)内の燃焼廃ガス(E)を掃気流として前記燃焼作
    動室(15)に混合気(M)に先行して導入するように
    されていることを特徴とする2サイクル内燃エンジン。
  4. 【請求項4】 前記ピストン(20)の下降行程におい
    て、前記排気口(34)が開かれた後、若干遅れて前記
    第一掃気出口(31a、31a)が開かれ、その後、前
    記第二掃気入口(32b、32b)が前記貫通穴(2
    5)又は前記連通溝(26)により開かれるとともに、
    前記第二掃気出口(32a、32a)が開かれるように
    されていることを特徴とする請求項3に記載の2サイク
    ル内燃エンジン。
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