JP2002276026A - 接合金具 - Google Patents

接合金具

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Masayoshi Takayama
正義 高山
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Takayama Metal Industrial Co Ltd
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TAKAYAMA METAL IND CO Ltd
Takayama Metal Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に、接合金具の曲げ方向の強度を向上させ
た接合金具を提供することを課題とする。 【解決手段】 建築物の少なくとも二つの連結部材を接
合すべく、該接合されされる連結部材にまたがって固着
される金属板からなる接合金具であって、前記金属板に
は、それぞれの連結部材に固定される固定具を挿通する
貫通孔が設けられ、しかも、前記貫通孔の周囲には該金
属板の面と段差を有するように凹部が、背面側に突設さ
れ、前記凹部同士を連結するリブが設けられていること
にある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば木造の建築
物において、二つ以上の木部材を接合するために用いら
れる接合金具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、木造の建築物における柱や梁等の
部材を接合(連結)する構造としては、それぞれの部材
にほぞ及びほぞ穴を形成して、これらを嵌め合わせる構
造等が知られている。しかし、このような木部材の加工
による接合方法だけでは、両方の木部材を離脱させよう
とする力や、接合部のまで曲げ力に対して充分な強度が
得られない場合がある。
【0003】そこで、従来では、少なくとも二つの木部
材を接合すべく、該結合される木部材(ほぞ及びほぞ穴
を有している場合と有していない場合の両方を含む。)
にまたがって固着される金属板からなる接合金具が使用
される場合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような接合金具は、一枚の平な金属板から構成されてい
るだけなので、金属板の引っ張り方向には強度を得られ
たとしても、曲げ方向には十分な強度が得られないとい
う欠点があった。
【0005】本発明は上記従来の課題を解決するために
なされたものであり、特に、接合金具の曲げ方向の強度
を向上させた接合金具を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、上記課題を解決す
るために本発明が採った手段は、建築物の少なくとも二
つの連結部材を接合すべく、該接合されされる連結部材
にまたがって固着される金属板からなる接合金具であっ
て、前記金属板には、それぞれの連結部材に固定される
固定具を挿通する貫通孔が設けられ、しかも、前記貫通
孔の周囲には該金属板の面と段差を有するように凹部
が、背面側に突設され、前記凹部同士を連結するリブが
設けられていることにある。
【0007】しかも、前記凹部及びリブは、金属板をプ
レス加工することにより形成されているのが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本願に係る発明の実施の形
態を図に基づいて説明する。図1(イ)及び(ロ)は、
本発明の一実施形態である接合金具1を示す。
【0009】接合金具1は、平面視略三角形状の一枚の
ステンレス鋼板3から構成されており、該鋼板3の適宜
位置には、ステンレス鋼板3の表面と段差を有する複数
の凹部5が形成され、各凹部5は鋼板3の背面側に突出
している。具体的には、連結部材としての第一の木部材
が取り付けられる単数又は複数の第一凹部5aと、第二
の木部材が取り付けられる単数又は複数の第二凹部5b
とからなる。そして、各凹部5a,5bの中央部には、
締結具としてのビスを挿通するための貫通孔6a,6b
がそれぞれ形成され、ここに、前記貫通孔6a,6bの
周囲にはステンレス鋼板3の面と段差を有するように、
各凹部5a,5bがステンレス鋼板3の背面側に突設さ
れることとなる。
【0010】前記接合金具1の平坦な部分1bの厚さ
(第一凹部5a及び第二凹部5bの突出部分を除く厚
さ)は、0.3mm〜1.0mmの範囲で設定するのが
好ましく、より好ましくは、略0.4mmに設定されて
いる。この厚さが0.3mm未満であると、接合金具の
強度が十分に得られず、また、前記厚さが1.0mmを
超えると、接合金具1の厚さが厚くなるため、木部材に
取り付けた場合に、木部材から突出して木部材に面板を
取り付けるのに不利となると共に、複数の凹部5等を形
成するためのステンレス鋼板3のプレス加工上不利とな
る。
【0011】前記第一凹部5a及び第二凹部5bは、リ
ブ10a,10bで適宜連結されている。具体的には、
リブ10a,10bは前記ステンレス鋼板にプレス加工
を施すことにより形成するのであるが、前記第一凹部5
a及び第二凹部5bと同時に設けても、あるいは、別工
程で設けることも可能である。また、リブ10a,10
bは、図1(イ)に示す如く第一凹部5a同士や、第二
第二凹部5bであっても、または、任意の凹部5a,5
b同士を連結するように設けることが可能である。
【0012】前記リブ10a,10bの突出量は、第一
凹部5a及び第二凹部5bの突出量以下に設定するのが
好ましい。しかも、ステンレス鋼板3の外周部の全週又
は一部分には、図1(ロ)に仮想線で示す如くステンレ
ス鋼板3の背面側に屈曲された周リブ12を設けること
も可能である。
【0013】図2は、前記接合金具1の使用例を示す概
略斜視図である。水平方向の土台20の上に柱21を垂
直方向に接合する場合について説明する。土台20と柱
21との側面に、双方にまたがるように接合金具1を当
接させる。そして、第一凹部5aの貫通孔6aにそれぞ
れビス25を挿通し、接合金具1を柱21に締結固定す
る。
【0014】また、第二の凹部5bの貫通孔6bにそれ
ぞれビス27を挿通し、接合金具1を土台20に締結固
定する。従って、接合金具1が土台20と柱21に跨が
るように固着される。このとき、土台20と柱21にビ
ス25,27を強く螺合することにより、第一凹部5a
及び第二凹部5b及び各リブ10は木部材内に押し込ま
れ、接合金具1の背面側が土台20と柱21の表面に密
着する。また、各ビス15の頭部もそれぞれの凹部内に
納まり、金属板の表面からほとんど突出しない。従っ
て、土台20と柱21の表面に例えば壁を構成する合
板、石膏ボード等の面板を固着する際に、接合金具1が
邪魔になることはほとんどない。
【0015】一方、土台20と柱21の反対側面にも、
前記接合金具1を同様にして取り付けることができる。
【0016】本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、例えば、図3(イ)に示す如く、横方向等の
梁22aと梁22bとを連結する場合で合っても良い。
かかる場合の接合金具1は、平面視矩形状を呈してお
り、各梁22a,22bに対応して第一凹部5a及び第
二凹部5bや、リブ10a,10bが形成されている。
【0017】また、前記接合金具1は、2本の連結部材
を連結する以外に、図3(ロ)に示す如く土台20と柱
21と筋かい23を連結するものであっても良い。かか
る接合金具1は、前記柱21に対応する第一凹部5aや
土台20に対応する第二凹部5b以外に、筋かい23に
対応する第三凹部5cを設けている。また、各第三凹部
5cを連結するリブ10cが設けられている。そして、
上記と同様の方法で接合金具1を固着することで、3部
材を強固に接合することができる。
【0018】以上のように、前記接合金具1はリブ10
a,10b…を任意の凹部に連結して形成していること
から、リブを設けていないものに比し、曲げ方向の強度
が向上する。従って、接合される複数の部材の相対移動
を拘束する補強部材として機能し、構造物の耐震性等を
向上させることができる。しかも、前記周リブ12を設
けることにより、更に補強を図ることができる。
【0019】なお、上記実施形態では、接合金具を構成
する部材としてステンレス鋼板を用いたが、これに限定
されるものではなく、鋼、銅など他の金属板を用いても
よい。また、木部材接合金具を取り付ける部材としてビ
スを用いたが、釘を用いても同様に固定することができ
る。
【0020】また、接合する木部材に関しても、上記実
施形態に限定されるものではなく、2本の木部材の係合
以外に、 3本以上の複数の木部材の接合に使用すること
も可能である。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本願発明に係る接
合金具の金属板には、それぞれの連結部材に固定される
固定具を挿通する貫通孔が設けられ、しかも、前記貫通
孔の周囲には該金属板の面と段差を有するように凹部
が、背面側に突設され、前記凹部同士を連結するリブが
設けられているので、特に接合金具の曲げ方向の強度を
向上させることができる。
【0022】しかも、固定具の頭部を凹部に収容できる
ため、接合金具を木部材に固定する固定具が接合金具か
ら突出するのを防止して木部材の接合部分にも面材を支
障なく取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る接合金具の一実施の形態を示し、
(イ)は全体斜視図、(ロ)は(イ)のX−X線矢視断
面図である。
【図2】本発明に係る接合金具で土台と柱を連結した状
態の斜視図である。
【図3】(イ)は本発明に係る接合金具で梁同士を連結
した状態の斜視図、(ロ)は土台、柱及び筋かいを連結
した状態の斜視図である。
【符号の説明】
1…接合金具、3…ステンレス鋼板(金属板)、5a…
第一凹部(凹部)、5b…第二凹部(凹部)、5c…第
三凹部(凹部)、20…土台(連結部材)、21…柱
(連結部材)、22a,22b…梁(連結部材)、23
…筋かい(連結部材)
フロントページの続き (72)発明者 玉岡 富彦 大阪市生野区巽中2丁目2番10号 タカヤ マ金属工業株式会社内 Fターム(参考) 2E125 AA03 AA13 AA18 AA33 AB12 AC23 AG03 AG04 AG13 BA54 BA55 BB02 BB22 BB33 BB37 BD01 BE02 BE06 BE08 BF01 CA02 CA14 DA01 EA17 EA25

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築物の少なくとも二つの連結部材を接
    合すべく、該接合されされる連結部材にまたがって固着
    される金属板からなる接合金具であって、前記金属板に
    は、それぞれの連結部材に固定される固定具を挿通する
    貫通孔が設けられ、しかも、前記貫通孔の周囲には該金
    属板の面と段差を有するように凹部が、背面側に突設さ
    れ、前記凹部同士を連結するリブが設けられていること
    を特徴とする接合金具。
  2. 【請求項2】 前記凹部及びリブは、金属板をプレス加
    工することにより形成されている請求項1に記載の接合
    金具。
JP2001071837A 2001-03-14 2001-03-14 接合金具 Expired - Lifetime JP3599676B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004245034A (ja) * 2003-01-20 2004-09-02 Porasu Kurashi Kagaku Kenkyusho:Kk 木質部材の接合構造

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