JP2002275707A - 女性用衣料 - Google Patents
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Abstract
帯状の縁布やワイヤーボーン等が露出することなく、肌
当たりが良好で、着用感に優れているとともに、バイヤ
ステープやワイヤーボーンを縫着するための縫い糸が、
バストカップ部の表面に現れたり、バストカップ部の輪
郭が不本意に強調されてしまうことがなく、外観やファ
ッション性に優れ、アウターとしての着用に適した女性
用衣料を提供することを課題とする。 【解決手段】 少なくとも一部に凸状に膨出した膨出部
を有する女性用衣料において、前記女性用衣料の膨出部
を構成する表面側及び裏面側の素材の少なくとも一方
が、モールド成形によって所定の膨出形状に形成され、
前記裏面側の素材にファンデーション機能を付与すると
ともに、前記表面側の素材にファッション性を付与する
ように構成して課題を解決した。
Description
表現できるブラジャーやガードル等のファンデーション
機能を有するトップ(ブラジャー付スリップ)やボトム
等の女性用衣料に関し、更には、ドレス等のアウター、
水着、リゾートウエア、ホームウエア、アンダーウエア
等、又はトップとボトムが一体化されたボディスーツ、
レオタード、ワンピースタイプの水着等の女性用衣料に
関するものである。
の女性用衣料は、バストやヒップなどの形を整えたり、
プロポーションを美しく見せるため、ブラジャー100
等の表面側及び裏面側を構成する布片等の各素材10
1、102を、図20に示すように、バストの外形に略
沿った形状にそれぞれ裁断(カット)するとともに、図
21に示すように、所定の形状にモールド成形し、これ
らのブラジャー100等の表面側及び裏面側を構成する
布片101、102とバストパッド103とを積層した
状態で、図22に示すように、上端縁及び下端縁にバイ
ヤステープ104を縫着するとともに、被覆されたワイ
ヤーボーン105を、バストカップ部106の下端縁に
沿って縫着することによって構成されている。
構成する表面側の布片101などは、図22に示すよう
に、バイヤステープ104やワイヤーボーン105とと
もに、バストパッド103を介して裏面側を構成する布
片102と一体的に縫着されて、バストカップ部106
を所定の形状に仕上げるように構成されている。
来技術の場合には、次のような問題点を有している。す
なわち、上記従来のブラジャー100等の女性用衣料の
場合には、図22に示すように、当該ブラジャー100
等の女性用衣料を構成する表面側の布片101などが、
バイヤステープ104やワイヤーボーン105ととも
に、バストパッド103を介して裏面側を構成する布片
102と一体的に縫着されているので、ブラジャー10
0等の女性用衣料の裏面側(肌側)に、バイヤステープ
104やワイヤーボーン105等が露出し、凸起が多く
肌当たりが悪いという問題点を有していた。
性用衣料の場合には、当該ブラジャー100等の女性用
衣料を構成する表面側の布片101などが、バイヤステ
ープ104やワイヤーボーン105とともに、バストパ
ッド103を介して裏面側を構成する布片と一体的に縫
着されて、バストカップ部106を所定の形状に仕上げ
るように構成されているので、バイヤステープ104や
ワイヤーボーン105を縫着するための縫い糸が、バス
トカップ部106の表面に現れてしまうため、外観やフ
ァッション性が低下してしまい、アウターとして着用す
るには適さないという問題点を有していた。
女性用衣料の場合には、当該ブラジャー100等の女性
用衣料を構成する表面側の布片101などが、バストパ
ッド103を介して裏面側を構成する布片102と一体
的に縫着されて、バストカップ部106を所定の形状に
仕上げるように構成されているので、図23に示すよう
に、略円錐形状のバストカップ部106が身頃部107
とつながる斜線が、平面的に角度を成して交わるため、
バストカップ部106の輪郭が不本意に強調されてしま
い、バストカップ部106から身頃部107につながる
滑らかな曲線を創出することができず、この点からも、
外観やファッション性が低下してしまい、アウターとし
て着用するには適さないという問題点を有していた。
点を解決するためになされたものであり、その目的とす
るところは、ブラジャー等の女性用衣料の裏面側に、帯
状の縁布やワイヤーボーン等が露出することなく、肌当
たりが良好で、着用感に優れているとともに、バイヤス
テープやワイヤーボーンを縫着するための縫い糸が、バ
ストカップ部の表面に現れたり、バストカップ部の輪郭
が不本意に強調されてしまうことがなく、外観やファッ
ション性に優れ、アウターとしての着用に適した女性用
衣料を提供することにある。
載の発明は、少なくとも一部に凸状に膨出した膨出部を
有する女性用衣料において、前記女性用衣料の膨出部を
構成する表面側及び裏面側の素材の少なくとも一方が、
モールド成形によって所定の膨出形状に形成され、前記
裏面側の素材にファンデーション機能を付与するととも
に、前記表面側の素材にファッション性を付与したこと
を特徴とする女性用衣料である。
用衣料の裏面側の素材は、縫着線が表面に現れないよう
に、表面側の素材と縫着されていることを特徴とする請
求項1記載の女性用衣料である。
性用衣料の裏面側の素材は、パッド状の部材からなり、
当該ハッド状部材の表面側に、補正機能を持たせたワイ
ヤーボーンが装着されていることを特徴とする請求項1
又は2記載の女性用衣料である。
女性用衣料の裏面側の素材は、膨出部の外形を形成する
部分と、人体への装着性を高める部分と、人体の矯正機
能を発揮する部分のうち、少なくとも一つの部分を含む
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の女
性用衣料である。
性用衣料の表面側の素材は、裏面側の素材に対して略相
似形状ではなく、膨出部の輪郭形状が滑らかな曲線を形
成するように成形されていることを特徴とする請求項1
乃至4のいずれかに記載の女性用衣料である。
衣料の表面側の素材は、当該女性用衣料の膨出部と身頃
部を一体的に形成することを特徴とする請求項1乃至5
のいずれかに記載の女性用衣料である。
ついて図面を参照して説明する。
のブラジャーを示すものである。
トラップレスのブラジャーを示すものであり、このブラ
ジャー1は、女性のバストをそれぞれ覆う膨出部として
の左右のカップ部2、3を備えている。これらの左右の
カップ部2、3は、当該左右のカップ部2、3の側方に
設けられる身頃布4、5や、左右のカップ部2、3の下
側に必要に応じて設けられる下辺連結布等と一体的に形
成されている。上記ブラジャー1は、身頃布4、5の背
面側を構成する素材に伸縮性を持たせるとともに、当該
身頃布を円筒状に形成することによって、フックやアイ
等からなる係止具を使用しないように構成されている。
なお、上記ブラジャー1は、身頃布の背面側を構成する
素材の両端部に、フックやアイ等からなる図示しない係
止具を、縫着等の手段によって取り付けられるように構
成しても良い。
3に示すように、当該カップ部2、3の表面側を構成す
る素材6と、当該カップ部2、3の裏面側を構成する素
材7トから構成されている。なお、上記左右のカップ部
2、3は、図4に示すように、当該カップ部2、3の表
面側を構成する素材6と、当該カップ部2、3の裏面側
を構成する素材7と、これら表面側を構成する素材6と
裏面側を構成する素材7との間に介在されたパッド状部
材としての乳房パッド8とから構成しても勿論よい。
料では、女性用衣料の膨出部を構成する表面側及び裏面
側の素材が、モールド成形によって所定の膨出形状に形
成され、前記裏面側の素材にファンデーション機能を付
与するとともに、前記表面側の素材にファッション性を
付与するように構成されている。
料の裏面側の素材は、縫着線が表面に現れないように、
表面側の素材と縫着されるように構成されている。
の裏面側の素材は、パッド状の部材からなり、当該パッ
ド状部材の表面側に、必要に応じて、補正機能を持たせ
たワイヤーボーンが装着されるように構成されている。
用衣料の表面側の素材は、裏面側の素材に対して略相似
形状ではなく、膨出部の輪郭形状が滑らかな曲線を形成
するように成形されている。
プ部2、3は、それぞれ同一の構成を有しているが、こ
こでは、一方のカップ部2を例にして説明する。
及び図4に示すように、当該カップ部2の表面側及び裏
面側を構成する素材6、7と、このカップ部2と一体的
に形成された身頃部4を構成する素材9として、ポリエ
ステル、ナイロン、アセテート等の熱成形性を有する布
状片を、所定の形状に裁断(カット)したものが用いら
れている。なお、上記カップ部2の表面側を構成する素
材6は、原則として、成形性並びにフィット性を考慮し
て選択されるが、これらの条件を満たすものであれば、
特に限定されない。
する素材6、7は、裏面側の素材7が、女性のバスト形
状に応じた形状に裁断(カット)されているのに対し
て、表面側の素材6は、裏面側の素材7に対して略相似
形状ではなく、カップ部2の身頃部4との境目に位置す
る輪郭形状が滑らかな曲線を形成するように裁断(カッ
ト)されている。その結果、上記カップ部2の表面側を
構成する素材6は、特に、カップ部2の下端部近傍の形
状が、裏面側を構成する素材7よりもある程度大きくな
るように形成するのが望ましい。
カップ部2の表面側及び裏面側を構成する素材6、7
は、図6及び図7に示すように、それぞれ異なる形状の
モールド金型10、11を用いて、加熱加圧成形されて
いる。上記カップ部2の裏面側を構成する素材7は、図
6に示すように、バスト部の輪郭を明確に仕上げるた
め、カップ部2の輪郭部10a’、10b’が明確な角
部を形成したモールド金型10a、10bを用いて、加
熱加圧成形される。一方、上記カップ部2の表面側を構
成する素材6は、図7に示すように、バスト部の輪郭形
状に滑らかな曲線を形成するため、カップ部2の輪郭部
11a’、11b’が湾曲した曲面を形成したモールド
金型11a、11bを用いて、加熱加圧成形されるよう
になっている。
を構成する素材6、7の特性としては、前者が表面側素
材6の特性×後者が裏面側素材7の特性とすると、<フ
ァッション素材×機能素材><ソフト素材×ハード素材
><高伸縮率×低伸縮率><非またはセミ造形性×造形
性><シーム無し×シーム有り><ランジェリー及びア
ウター機能×ファンデーション機能><1−2パターン
×複数パターン>等が考えられる。
る素材6は、必ずしもモールドプレス加工を施さなくて
も、プリーツのように伸びるテクニック素材や、ストッ
キングのように超伸縮率の高い素材により形成すること
もできる。
成形されたカップ部2の表面側及び裏面側を構成する素
材6、7は、図3又は図4に示すように、その上端縁部
及び下端縁部が縫着されるが、その際、縫着線が表面に
現れないように、互いに縫着されるように構成されてい
る。また、このとき、上記カップ部2の表面側を構成す
る素材6は、バスト部の輪郭形状が滑らかな曲線を形成
するように加熱加圧成形されているので、当該カップ部
2の表面側を構成する素材6の下端部や側面部近傍は、
裏面側を構成する素材7との間に、間隙Gが形成され
る。
い方としては、例えば、表裏を重ね合わせ縫いした後、
表裏を反転する袋縫いや、一辺を袋縫いにし、他の一辺
を纏り縫いとするもの、あるいは上縁を袋縫いにし、下
縁を本縫い等によるアウター的仕上げをする、更には縁
を装飾性を兼ねたテープ(加へテープ)等により仕上げ
る、また更には共地やサテン地等のバイヤス地にて玉縫
いとする方法などがある。
を構成する素材6、7の間に、乳房パッド8を介在させ
る場合には、図4に示すように、表面側の素材6の端縁
6aを裏面側の素材7側へ二重に折り返し、当該二重に
折り返された表面側の素材6と、裏面側の素材7と、乳
房パッド8の上端縁部及び下端縁部が、縫着線12が表
面に現れないように、互いに縫着される。なお、上記カ
ップ部2の上端縁部及び下端縁部の縫着方法としては、
図5(a)(b)に示すように、加へ方式や玉縁方式と
しても良い。ここで、加へ方式とは、所定の幅の生地の
編み立て又は織りの設計を、当初から双股に織って使用
することを前提にテープ状化し、これを双股に織って縫
着時に製品の縁をカバーするものである。ブラジャー等
の機能を失わないためには、ストレッチ性を有すること
が望ましい。また、アウターとしての機能を高めるため
には、サテン地等、装飾性とステッチが目立たない配慮
が望ましい。
を構成する素材6、7や、乳房パッド8を、モールド金
型を用いて加熱加圧成形する際には、図8に示すよう
に、人体骨格に適合する三次元の湾曲形状とするのが好
ましい。更に説明すると、上記カップ部2の表面側及び
裏面側を構成する素材6、7や、乳房パッド8は、人体
の胸部にフィットするように、三次元的な湾曲形状に形
成されており、バストの両サイドに位置する部分が、人
体の胸部の側面に沿うように湾曲した形状となっている
とともに、カップ部2の下端縁部の一部13が、人体の
胸部の断面形状に沿うように、上方に窪んだ湾曲した形
状に形成されている。
側を構成する素材6、7の間に、乳房パッド8を介在さ
せる場合であって、図9に示すように、当該乳房パッド
8が部分的に肉厚が異なり、バストの補正機能を有して
いる場合には、表面側の素材6を裏面側へ二重に折り返
し、裏面側の素材7を設けずに、当該二重に折り返され
た表面側の素材6と、乳房パッド8の上端縁部及び下端
縁部が、縫着線12が表面に現れないように、直接縫着
しても良い。なお、この場合であっても、裏面側の素材
7を設けても良いことは勿論である。
面側を構成する素材6、7の間に、乳房パッド8を介在
させ、しかもバスト矯正用のワイヤーボーン15を用い
る場合には、図9(c)に示すように、乳房パッド8の
表面側であって、その外周縁の略下端部近傍に、ワイヤ
ーボーン15を配置することにより、当該ワイヤーボー
ン15が人体に当たって装着感を損ねるのを防止するこ
とができる。その際、上記乳房パッド8の表面側には、
その外周縁の略下端部近傍に、ワイヤーボーン15を埋
設する凹溝16を形成することにより、ワイヤーボーン
15の形状が外形に響くのを確実に防止できるととも
に、当該ワイヤーボーン15と乳房パッド8が一体とな
り、バスト矯正効果を一層高めることができる。
般ブラジャーの各機能をデザインすることは当然可能で
あるが、原則として身頃部4、5と一体化構成にするこ
とから、一般ブラジャーのボーン機能を身頃部4、5に
内臓させるラーメン構造とすることができる。
ー1の裏面側に、ワイヤーボーン等が露出することな
く、肌当たりが良好で、着用感に優れているとともに、
バイヤステープやワイヤーボーン15を縫着するための
縫い糸12が、バストカップ部2、3の表面に現れた
り、バストカップ部2、3の輪郭が不本意に強調されて
しまうことがなく、外観やファッション性に優れ、アウ
ターとしての着用に適した女性用衣料としてのブラジャ
ーを提供することができる。
であり、この実施の形態2では、パッド状部材として、
ワイヤー状の部材を用いるのではなく、パッド状部材を
構成する素材を加熱加圧処理する際に、当該パッド状部
材を構成する素材の一部の圧縮率を、他の部分に対して
高く設定し、前記パッド状部材の一部の素材特性を他の
部分と異ならせたり、パッド状部材の一部に材質の異な
るシート状部材を積層することによって、パッド状部材
を形成するように構成されている。
ド状部材を構成する素材の下辺に位置する端縁部を、他
の部分に対して相対的に厚肉に形成し、当該厚肉に形成
された素材の加熱加圧処理時の圧縮率を高めることによ
り、前記乳房パッドの下辺に位置する端縁部の弾性及び
剛性の少なくとも一方を、他の部分よりも高く構成した
ものである。
示すように、パッド状部材20のカップ部2、3以外の
部分20aを、当該パッド状部材20を構成する素材の
圧縮率を高く設定し、当該部分の剛性を高め、バストの
補正力を高めるように構成されている。上記パッド状部
材の素材としては、ストレッチ性と弾性を有する素材が
望ましく、ストレッチ性と弾性を有するポリウレタン以
外に、ラテックス系、エステル系、ポリエチレン系等の
他の素材を用いても良い。
ように、そのカップ部2、3以外の部分に、合成樹脂フ
ィルム21を接着等の手段によって積層することによ
り、当該部分の剛性を高め、バストの補正力を高めるよ
うに構成しても良い。
すように、カップ部2以外の部分全体の剛性を高めるの
ではなく、カップ部の外周に位置する輪郭部20aのみ
剛性を高めるように構成しても良い。
ように、パッド状部材20が、バストをリフト並びに支
え且つバストを中央に寄せる補正力を持たせるハード性
又は厚みを有するバストアンダーサイド部分20aと、
前記移動した乳頭部を隆起させる補正力を持たせるセミ
ハード性又は厚みを有する部分20bと、更に人体のセ
ンター上部に移動する乳房容積の移動を妨げず且つチェ
ストラインを構成するソフト又は薄い部分20cとを有
するように構成しても良い。
に示すように、カップ部2、3の下辺に位置する端縁部
全体20aを、その圧縮率が最も高く設定して、その弾
性及び剛性が高いハードな部分として構成し、当該パッ
ド状部材20の端縁部20aの上部に位置する周縁部分
20bを、その圧縮率が次に高く設定して、その弾性及
び剛性がやや高いセミハードな部分として構成し、当該
パッド状部材7のそれ以外の部分20cを、その圧縮率
が低くなるように設定して、その弾性及び剛性が低いソ
フトな部分として構成されている。
成するパッド状部材20は、ファンデーション機能を発
揮するものであるため、当該パッド状部材20を構成す
る素材は、バストシルエットを形成する部分、人体への
フィット性を高める部分、更には矯正を司る部分等の領
域からなり、この領域を<編み組織を変える><更には
混入糸を変える><発泡体等の芯体を圧縮率の変化によ
り創設する>等により創設することを基本とするが、極
力パターンを省力化することを前提に、パターンの切り
替えをして、目的別の素材を複合化して用いるように構
成しても良い。
する素材の圧縮率を、段階的に変化させるのではなく、
図12に示すように、均一な厚さのパッド状部材7の表
面側に、剛性を高める程度に応じて、合成樹脂製のシー
ト状部材21を、1層あるいは2層に積層して、当該シ
ート状部材21が積層されたパッド状部材20の剛性
を、段階的に変化させるように構成しても良い。
1と同様であるので、その説明を省略する。
の実施の形態3では、ブラジャー等の女性用衣料の仕上
げ処理と、パッド状部材を複数の部材に分割して、これ
らの複数の部材を互いに縫着して、パッド状部材を構成
するように構成されている。
女性用衣料としてのブラジャー1を、図13(a)に示
すように、カップ部2の表面側を構成する素材6と、そ
の裏面側に配設されるパッド状部材とから構成しても良
いが、この場合には、例えば、表面側を構成する素材6
の上端縁6aは、図13(b)に示すように、二重に折
り返して、パッド状部材30の上端縁に、縫着線12が
表面側の素材6に現れないように縫着される。また、表
面側を構成する素材6の下端縁6bは、一重に折り返し
て、パッド状部材30の下端縁に、バイヤステープ31
を介して、縫着線12が表面側の素材6に現れないよう
に縫着される。
ド状部材30を複数(図示例では、上下2つ)の部材3
0a、30bに分割し、これら上下のパッド状部材の素
材片30a、30bを、互いに縫着して、その後、更に
仕上げプレスを施すことにより、図14に示すように、
乳頭部32に丸みを持たせると同時に、前記実施の形態
2のように、ボーン構造を創設することが可能となる。
例では、上下2つ)の部材30a、30bに分割し、こ
れら上下のパッド状部材の素材片30a、30bを、互
いに縫着してパッド状部材を構成する場合には、図15
及び図16に示すように、上下の素材片30a、30b
を接ぎ線33、34を、カップ部2のトップ位置よりや
や下方に下げるとともに、上下の素材片30a、30b
の接ぎ線33、34の長さを、下側の素材片30bの接
ぎ線34よりも、上側の素材片30aの接ぎ線33を長
くするように設定する。こうすることによって、上下の
素材片30a、30bの縫着部を、図14及び図15に
示すように、先端を含めて丸みを帯びた形状とすること
ができ、上下の素材片30a、30bの接ぎ線の長さを
互いに等しく設定して、これら上下の素材片を互いに縫
着した場合のように、当該上下の素材片の縫着部の先端
が、図17に示すように、鳶口状に尖った形状となっ
て、表着に響くのを防止することができる。
としてのブラジャー1は、例えば、そのカップ部2が、
当該カップ部2の表面側を構成する素材6と、その裏面
側を構成する素材7とから構成されるか、これら表面側
を構成する素材6と裏面側を構成する素材7との間に、
図18に示すように、パッド状の部材を配設して構成さ
れるが、図19に示すように、パッド状部材の裏面側
が、製品としてのブラジャーの裏身頃を構成しても良
い。この場合には、パッド状部材の裏面側を二重編にし
たり、肌当たりの良い素材をコーテイングするなどする
ことによって、着用感をアップすることができる。
1と同様であるので、その説明を省略する。
して、ブラジャーに適用した場合について説明したが、
これに限定されるわけではなく、この発明は、ガードル
等のファンデーション機能を有するボトム等の女性用衣
料や、更には、アウター、水着、リゾートウエア、ホー
ムウエア、アンダーウエア等、又はヒップとボトムが一
体化されたボディスーツ、レオタード、ワンピースタイ
プの水着等の女性用衣料に応用することが出来ることは
勿論である。
は、女性用衣料としてのブラジャー等のカップ部2が、
上端部まで二重乃至三重に形成した場合について説明し
たが、裏面側の素材7をカップ部2の途中までとし、カ
ップ部2の上部を1枚の布地で構成しても良い。
ば、ブラジャー等の女性用衣料の裏面側に、帯状の縁布
やワイヤーボーン等が露出することなく、肌当たりが良
好で、着用感に優れているとともに、バイヤステープや
ワイヤーボーンを縫着するための縫い糸が、バストカッ
プ部の表面に現れたり、バストカップ部の輪郭が不本意
に強調されてしまうことがなく、外観やファッション性
に優れ、アウターとしての着用に適した女性用衣料を提
供することができる。
衣料としてのストラップレスのブラジャーを示す斜視説
明図である。
衣料としてのストラップレスのブラジャーを示す斜視構
成図である。
衣料としてのストラップレスのブラジャーを示す断面構
成図である。
衣料としてのストラップレスのブラジャーを示す断面構
成図である。
衣料としてのストラップレスのブラジャーの端縁部の処
理方法を示す構成図である。
ャーの裏面側を構成する素材の成形方法を示す説明図で
ある。
ャーの表面側を構成する素材の成形方法を示す説明図で
ある。
ャーを示す要部説明図である。
ャーの要部を示す構成図である。
性用衣料としてのストラップレスのブラジャーを示す要
部構成図である。
性用衣料としてのストラップレスのブラジャーを示す要
部構成図である。
性用衣料としてのストラップレスのブラジャーを示す要
部構成図である。
性用衣料としてのストラップレスのブラジャーを示す要
部構成図である。
ラジャーのパッド状部材を示す構成図である。
ラジャーを示す側面構成図である。
ラジャーのパッド状部材を示す構成図である。
ある。
ラジャーを示す構成図である。
ラジャーを示す構成図である。
ある。
を示す構成図である。
ある。
明図である。
部(膨出部)、4、5:左右の身頃部、6:カップ部2
の表面側を構成する素材、7:カップ部2の裏面側を構
成する素材、10、11:モールド金型。
Claims (6)
- 【請求項1】 少なくとも一部に凸状に膨出した膨出部
を有する女性用衣料において、 前記女性用衣料の膨出部を構成する表面側及び裏面側の
素材の少なくとも一方が、モールド成形によって所定の
膨出形状に形成され、前記裏面側の素材にファンデーシ
ョン機能を付与するとともに、前記表面側の素材にファ
ッション性を付与したことを特徴とする女性用衣料。 - 【請求項2】 前記女性用衣料の裏面側の素材は、縫着
線が表面に現れないように、表面側の素材と縫着されて
いることを特徴とする請求項1記載の女性用衣料。 - 【請求項3】 前記女性用衣料の裏面側の素材は、パッ
ド状の部材からなり、当該ハッド状部材の表面側に、補
正機能を持たせたワイヤーボーンが装着されていること
を特徴とする請求項1又は2記載の女性用衣料。 - 【請求項4】 前記女性用衣料の裏面側の素材は、膨出
部の外形を形成する部分と、人体への装着性を高める部
分と、人体の矯正機能を発揮する部分のうち、少なくと
も一つの部分を含むことを特徴とする請求項1乃至3の
いずれかに記載の女性用衣料。 - 【請求項5】 前記女性用衣料の表面側の素材は、裏面
側の素材に対して略相似形状ではなく、膨出部の輪郭形
状が滑らかな曲線を形成するように成形されていること
を特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の女性用
衣料。 - 【請求項6】 前記女性用衣料の表面側の素材は、当該
女性用衣料の膨出部と身頃部を一体的に形成することを
特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の女性用衣
料。
Priority Applications (1)
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