JP2002275416A - 紫外線遮蔽膜形成用塗布液と紫外線遮蔽膜およびこの紫外線遮蔽膜を有する積層体 - Google Patents

紫外線遮蔽膜形成用塗布液と紫外線遮蔽膜およびこの紫外線遮蔽膜を有する積層体

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JP2002275416A
JP2002275416A JP2001077050A JP2001077050A JP2002275416A JP 2002275416 A JP2002275416 A JP 2002275416A JP 2001077050 A JP2001077050 A JP 2001077050A JP 2001077050 A JP2001077050 A JP 2001077050A JP 2002275416 A JP2002275416 A JP 2002275416A
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shielding film
ultraviolet shielding
forming
ultraviolet
ultraviolet light
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Itaru Hayakawa
至 早川
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Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C17/00Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating
    • C03C17/28Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with organic material
    • C03C17/30Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with organic material with silicon-containing compounds

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ガラスクリーナー等のアルカリ性物質により
紫外線遮蔽膜が黄変し難い紫外線遮蔽膜形成用塗布液と
紫外線遮蔽膜およびこの紫外線遮蔽膜を有する積層体を
提供すること。 【解決手段】 2、2’、4、4’−テトラヒドロキシ
ベンゾフェノンとイソシアノ基を有するアルコキシシラ
ンとを触媒の存在下で反応させて得られた下記一般式
(1)の硬化性紫外線吸収剤、希釈溶媒および硬化触媒
を含有し、かつ常温で硬化可能な紫外線遮蔽膜形成用塗
布液、およびこの塗布液により形成された紫外線遮蔽膜
等であって、2、2’、4、4’−テトラヒドロキシベ
ンゾフェノン1モルに対して、イソシアノ基を有するア
ルコキシシランが2モル以上10モル未満の割合で配合
されていることを特徴とする。 [Xは、加水分解によってシラノールを生ずるアルコキ
シル基。Rは、C1〜3のアルキレン鎖。]

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラス、プラスチ
ック、その他紫外線遮蔽機能を必要とする透明基材に適
用可能な紫外線遮蔽材料に係り、特に、太陽光線の特定
波長を選択的に吸収する成分を含み、かつ、常温硬化が
可能である紫外線遮蔽膜形成用塗布液と紫外線遮蔽膜お
よびこの紫外線遮蔽膜を有する積層体の改良に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】太陽光線、あるいは、蛍光灯やブラウン
管などの人工光線中の400nm以下の短波長領域の紫
外線は、日焼け、しみ、発癌、視力障害など人体への悪
影響があり、また、物品の機械的強度の低下、色褪せ等
の外観劣化、食品劣化、印刷物の色調低下なども引き起
こす。
【0003】これらの有害な紫外線を遮蔽するため、従
来、ガラス、プラスチック、フィルムなどの基材上に紫
外線遮蔽膜を形成した紫外線遮蔽機能を有する積層材が
使用されている。
【0004】そして、上記紫外線遮蔽膜に適用される紫
外線吸収剤としては、短波長領域の紫外線を効率よく吸
収する透明材料として、ベンゾフェノン系、ベンゾトリ
アゾール系、シアノアクリレート系、サリチル酸系など
有機紫外線吸収剤が知られている。但し、これらの紫外
線吸収剤は単独で塗膜を形成することができないため、
バインダー成分に添加して用いられる。また、これらの
紫外線吸収剤は長時間使用すると蒸散などが起こり積層
材の紫外線遮蔽能が劣化する問題があった。
【0005】このため、積層材の紫外線遮蔽能を長時間
持続させるには紫外線吸収剤を多量に使用することが必
要となるが、多量の紫外線吸収剤を使用すると紫外線吸
収剤が表面にしみ出したり(以下、これを「ブリードア
ウト」という。)、基材に曇りが生じたりする別の問題
が存在した。
【0006】そこで、特開2000−160130号公
報には、ヒドロキシベンゾフェノンとイソシアノ基を有
するアルコキシシランとを触媒下で反応させて得られた
硬化性紫外線吸収剤を含む塗布液の調製方法が記載され
ている。すなわち、この方法においては、上記ヒドロキ
シベンゾフェノンとイソシアノ基を有するアルコキシシ
ランとを結合させることによって、紫外線吸収剤を多量
に使用してもブリードアウトや基材の曇りが生じないこ
とを目的としていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特開200
0−160130号公報において、その合成例1では
2、2’、4、4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン
57gとγ−イソシアネートプロピルトリエトキシシラ
ン77g(モル比1:1.4の配合割合)を、また、合
成例2では2、2’、4、4’−テトラヒドロキシベン
ゾフェノン57gとγ−イソシアネートプロピルトリメ
トキシシラン77g(モル比1:1.6の配合割合)を
反応させて上記硬化性紫外線吸収剤を合成する方法が示
されている。
【0008】そして、このようにして得られた硬化性紫
外線吸収剤を含む塗布液により形成された紫外線遮蔽膜
は、上述したブリードアウトや基材の曇りを確かに改善
することが可能であった。
【0009】但し、上記塗布液により形成された紫外線
遮蔽膜については、ガラスクリーナーなどのアルカリ性
物質によって黄色く変色するという新たな問題点(以
下、これを「黄変」という。)を有することが分かって
きた。
【0010】本発明はこのような問題点に着目してなさ
れたもので、その課題とするところは、ガラスクリーナ
ーなどのアルカリ性物質によって紫外線遮蔽膜が黄変し
難い紫外線遮蔽膜形成用塗布液と紫外線遮蔽膜およびこ
の紫外線遮蔽膜を有する積層体を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者は、ガ
ラスクリーナーなどのアルカリ性物質によって紫外線遮
蔽膜が黄変するという問題点を解決するため、上記硬化
性紫外線吸収剤の合成反応に着目して鋭意研究を行った
結果、ベンゾフェノンとイソシアノ基を有するアルコキ
シシランとの配合比を最適化することによってアルカリ
性物質により黄変し難い紫外線遮蔽膜形成用塗布液が得
られることを見出すに至った。
【0012】本発明はこのような技術的発見に基づき完
成されている。
【0013】すなわち、請求項1に係る発明は、2、
2’、4、4’−テトラヒドロキシベンゾフェノンとイ
ソシアノ基を有するアルコキシシランとを触媒の存在下
で反応させて得られた下記一般式(1)で示される硬化
性紫外線吸収剤、希釈溶媒および硬化触媒を含有し、か
つ、常温で硬化可能な紫外線遮蔽膜形成用塗布液を前提
とし、上記2、2’、4、4’−テトラヒドロキシベン
ゾフェノン1モルに対して、イソシアノ基を有するアル
コキシシランが2モル以上10モル未満の割合で配合さ
れていることを特徴とする。
【0014】
【化2】 但し、一般式(1)中のXは、加水分解によってシラノ
ールを生ずるアルコキシル基を示し、一般式(1)中の
Rは、炭素数1〜3のアルキレン鎖を示す。
【0015】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
記載の発明に係る紫外線遮蔽膜形成用塗布液を前提と
し、上記硬化性紫外線吸収剤の含有量が、塗布液総量に
対して0.5〜53wt%であることを特徴とし、請求
項3に係る発明は、請求項1〜2のいずれかに記載の発
明に係る紫外線遮蔽膜形成用塗布液を前提とし、上記硬
化触媒が、パラトルエンスルホン酸であることを特徴と
し、請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれかに
記載の発明に係る紫外線遮蔽膜形成用塗布液を前提と
し、固形分としてアクリル樹脂または/およびコロイダ
ルシリカを含むことを特徴とする。
【0016】次に、請求項5に係る発明は、紫外線遮蔽
膜を前提とし、基材に塗布された請求項1〜4のいずれ
かに記載の紫外線遮蔽膜形成用塗布液が硬化して成るこ
とを特徴とし、請求項6に係る発明は、基材と紫外線遮
蔽膜を備える積層材を前提とし、上記紫外線遮蔽膜が請
求項5に記載の紫外線遮蔽膜で構成されていることを特
徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳細に説明する。
【0018】まず、本発明の硬化性紫外線吸収剤は、
2、2’、4、4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン
と、イソシアノ基を有するアルコキシシランとを、触媒
の存在下で反応させて得られたものである。そして、上
記ベンゾフェノンとアルコキシシランの配合比について
は、ベンゾフェノン1モルに対してアルコキシシラン2
モル以上10モル未満であることを要する。上記アルコ
キシシランの配合比をベンゾフェノン1モルに対して2
モル未満とした場合、塗布硬化して得られる紫外線遮蔽
膜がガラスクリーナーなどのアルカリ性物質に対して著
しく黄変するからである。この原因として、上記アルコ
キシシランの配合比が低い場合にベンゾフェノンが単独
で存在することとなりベンゾフェノン中のパラ位水酸基
の電子状態がアルカリによって変化することが考えられ
る。また、上記アルコキシシランの配合比をベンゾフェ
ノン1モルに対して10モル以上とした場合には、高い
紫外線遮蔽能が得られるよう合成された上記紫外線吸収
剤を希釈したときに塗布液の粘度が高くなって均一な塗
布ができなくなる弊害を生じ、また、均一な塗布が可能
となるよう上記紫外線吸収剤を希釈したときにはベンゾ
フェノン骨格の割合が減少してしまい、塗布硬化して得
られる紫外線遮蔽膜の紫外線遮蔽能が著しく低下する弊
害を生ずるからである。
【0019】ここで、上記イソシアノ基を有するアルコ
キシシランとしては、γ−イソシアネートプロピルトリ
メトキシシランやγ−イソシアネートプロピルトリエト
キシシラン等を挙げることができ、また、上記触媒とし
てはジブチルスズジラウレート、ジブチルスズオクトエ
ート、ジオクチルスズジラウレート等が望ましい。ま
た、反応は、常温〜60℃程度の加温下で約30分〜2
時間程度で完了する。
【0020】そして、得られる反応物は一般式(1)で
表される。
【0021】
【化3】 但し、一般式(1)中のXは、加水分解によってシラノ
ール基を生じるアルコキシル基を示し、一般式(1)中
のRは、炭素数1〜3のアルキレン鎖を示す。
【0022】尚、加水分解によってシラノール基を生じ
る上記アルコキシル基Xには、例えば、メトキシ基、エ
トキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基等が挙げられる。
【0023】また、本発明で適用される上記硬化性紫外
線吸収剤は、分子内にベンゾフェノン系の骨格をもち、
これが紫外線の吸収に寄与する。また、分子端のアルコ
キシ基は加水分解して反応性の高いシラノールを生じ、
これが縮合重合することによって自身で高分子化、ある
いは他のバインダー成分と結合することができる。尚、
この硬化性紫外線吸収剤は、アルコキシル基が加水分解
し、シラノールが縮合重合したオリゴマーの形態でも存
在し得る。
【0024】次に、本発明に係る紫外線遮蔽膜形成用塗
布液は、上記硬化性紫外線吸収剤を少なくとも一種類含
有するものであるが、その硬化は硬化性紫外線吸収剤の
アルコキシル基の加水分解とこれに続くシラノールの縮
合重合による高分子化によって起こり、他のバインダー
成分は必須ではない。このように硬化性紫外線吸収剤自
体が重合し、堅牢な塗膜を形成するため、紫外線吸収剤
の上述したブリードアウトはない。
【0025】また、上記硬化性紫外線吸収剤には湿気硬
化性があるが、常温での硬化速度を実用的なものとする
ために、硬化触媒の添加が必須である。この硬化触媒と
してはパラトルエンスルホン酸が望ましい(請求項
3)。
【0026】次に、上記紫外線遮蔽膜形成用塗布液中の
希釈溶媒は特に限定されるものではなく、塗布条件や、
塗布環境、塗布液中の固形分の種類に合わせて適宜選択
可能である。例えば、メタノール、エタノール、イソブ
チルアルコール等のアルコール類、エチレングリコール
モノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエ
ーテル等のエーテルアルコール類、酢酸メチル、酢酸エ
チル等のエステル類、メチルエチルケトン、シクロヘキ
サン等のケトン類など各種溶媒が使用可能である。ま
た、用途によって1種または2種以上の溶媒を組み合わ
せて使用してもよい。
【0027】また、上記紫外線遮蔽膜形成用塗布液中に
おける硬化性紫外線吸収剤の含有量は原則として任意で
あるが、ZnO、CeO2、Fe23、FeOOHなど
の無機紫外線吸収剤と併用しない場合は、12〜53w
t%であることが望ましい(請求項2)。含有量が12
wt%未満であると塗布硬化して得られる紫外線遮蔽膜
の紫外線遮蔽能が低くなる場合があり、53wt%を超
えるとその他の固形分を添加しない場合でも塗布液の粘
度が上昇して塗布性が悪化することがあるからである。
【0028】但し、ZnO、CeO2、Fe23、FeO
OHなどの上記無機紫外線吸収剤と併用する場合は、紫
外線遮蔽膜形成用塗布液中の濃度はこれよりも低くても
よく、0.5〜12wt%の添加濃度でも充分実用性の
ある紫外線遮蔽膜形成用塗布液として使用可能である
(請求項2)。
【0029】また、紫外線遮蔽膜形成用塗布液中の固形
分として、アクリル樹脂、ウレタン樹脂等の有機樹脂、
コロイダルシリカ、Al23、TiO2、ZrO2等の無
機超微粒子、種々のシランカップリング剤等を1種また
は2種以上添加してもよい。これによって塗布液の塗布
性の改良、塗布膜の硬度の改良、基材への密着性の改良
などが成される。
【0030】そして、本発明に係る紫外線遮蔽膜形成用
塗布液を、ガラス、プラスチック板、フィルムなどの基
材に塗布し、常温で硬化させることによって、基材上に
長期間安定な紫外線遮蔽能をもつ紫外線遮蔽膜を形成す
ることができる。塗布液の塗布方法は特に限定されるも
のではなく、スピンコート法、スプレーコート法、ディ
ップコート法、スクリーン印刷法、布や刷毛による方法
等、液を平坦に且つ薄く均一に塗布できる方法であれば
いかなる方法でもよい。
【0031】基材上に形成された紫外線遮蔽膜は、基材
に長期間安定な紫外線遮蔽機能を付与するとともに、基
材そのものの紫外線による劣化を抑制する。
【0032】
【実施例】[実施例1]2、2’、4、4’−テトラヒ
ドロキシベンゾフェノン57gとγ−イソシアネートプ
ロピルトリエトキシシラン143gをビーカーにとり、
ジブチルスズジラウレートを1g加えてメカニカルスタ
ーラーで混合撹拌を行った。発熱反応が起こるがそのま
ま約1時間放置冷却し、目的の反応性紫外線吸収剤を含
む赤褐色、高粘度の液を得た(合成液1)。合成液1中
のγ−イソシアネートプロピルトリエトキシシラン量
は、2、2’、4、4’−テトラヒドロキシベンゾフェ
ノン1モルに対して2.5モルである。
【0033】次に、24.3gの合成液1と13.1g
のエタノールを混合撹拌し、均一に溶解した。更に、溶
媒としてエチレングリコールモノメチルエーテル45.
4gとエチレングリコールエチルエーテル25.2g、
硬化触媒としてパラトルエンスルホン酸(一水和物)
0.4gを加えて混合撹拌した。塗布液中の硬化性紫外
線吸収剤の含有量は22.4wt%である。
【0034】この紫外線遮蔽膜形成用塗布液を厚さ3m
mのソーダライム系ガラス基板上にバーコーターを用い
て塗布し、常温で硬化して塗布膜を得た。
【0035】塗布膜の透過率を日立製作所製の分光光度
計を用いて測定し、JIS R 3106に従って可視
光透過率(τv)を、ISO 9050に従って紫外線
透過率(τuv)を算出した。
【0036】塗布硬化してから常温の室内に放置し、3
0日後に膜表面の観察を行ってブリードアウトの有無を
調べた。また、ジョンソン社製ガラスクリーナー(弱ア
ルカリ性)を吹き付けた布を用いて、100gの荷重で
往復50回の拭き取りを行い、黄変の程度を確認した。
【0037】塗布膜の黄変の程度は、JIS Z 87
29に従ってL***表色系を用い黄方向の強さを表
すb*の値を拭き取り前後で比較した。拭き取り前後の
*の変化量が1を超えると目視で黄変が確認される。
さらに、テーバー磨耗試験機で磨耗輪CS10fを用い
て荷重250g、50回転の磨耗試験を行い、試験前後
のヘイズの変化量(ΔH)で膜の磨耗強度を評価した。
【0038】触指乾燥までの硬化時間は60分であっ
た。τvは87.9%、τuvは0.1%であったこと
から、上記塗布膜は可視光透過性があり、高い紫外線遮
蔽能をもつことがわかった。
【0039】また、30日後の膜面にブリードアウトは
観察されなかった。すなわち上記塗布膜は一般式(1)
で示されるように、ベンゾフェノン骨格がイソシアノ基
をもつアルコキシシランと酸素原子を介して結合してい
るために、紫外線吸収能を有するベンゾフェノン骨格が
バインダー中に安定化してブリードアウトを抑制したも
のである。
【0040】また、ガラスクリーナーを用いた拭き取り
前後のb*の変化量(Δb*値)は図1に示すように0.
1であり、黄変は目視によって確認されなかったことか
ら、上記塗布膜は耐アルカリ性に優れたものであること
が確認できた。
【0041】更に、爪では全く傷がつかない強固な膜が
形成されており、テーバー磨耗試験によるヘイズの劣化
ΔH値は9.5%となった。
【0042】[実施例2]実施例1と同様に合成液1を
得た。100.0gの合成液1と13.1gのエタノー
ルを混合撹拌し、均一に溶解した。更に溶媒としてエチ
レングリコールモノメチルエーテル45.4gとエチレ
ングリコールエチルエーテル25.2g、硬化触媒とし
てパラトルエンスルホン酸(一水和物)0.4gを加え
て混合撹拌した。塗布液中の硬化性紫外線吸収剤の含有
量は、54.3wt%である。
【0043】この紫外線遮蔽膜形成用塗布液は粘度が高
く、その塗布適性は実施例1に係る紫外線遮蔽膜形成用
塗布液より若干劣っていたが、ブリードアウトの有無、
黄変の程度、摩耗強度などについては実施例1に係る紫
外線遮蔽膜形成用塗布液と略同一の特性を示した。
【0044】[実施例3]γ−イソシアネートプロピル
トリエトキシシラン量が、2、2’、4、4’−テトラ
ヒドロキシベンゾフェノン1モルに対して2モルである
点を除き実施例1と同様の方法にて実施例3に係る硬化
性紫外線吸収剤を合成し、かつ、この硬化性紫外線吸収
剤の含有量が22.4wt%である実施例3に係る紫外
線遮蔽膜形成用塗布液を実施例1と同様の方法にて調製
した。
【0045】この紫外線遮蔽膜形成用塗布液にて形成さ
れた紫外線遮蔽膜の評価は、実施例1と同様な方法で行
った。
【0046】すなわち、触指乾燥までの硬化時間は40
分であった。τvは89.9%、τuvは0.03%で
あったことから、上記塗布膜は可視光透過性があり、高
い紫外線遮蔽能をもつことがわかった。
【0047】また、30日後の膜面にブリードアウトは
観察されなかった。すなわち上記塗布膜は一般式(1)
で示されるように、ベンゾフェノン骨格がイソシアノ基
をもつアルコキシシランと酸素原子を介して結合してい
るために、紫外線吸収能を有するベンゾフェノン骨格が
バインダー中に安定化してブリードアウトを抑制したも
のである。
【0048】また、ガラスクリーナーを用いた拭き取り
前後のb*の変化量(Δb*値)は図1に示すように0.
8であり、実施例1より数値は若干悪いものの黄変は目
視によって確認されなかったことから、上記塗布膜は耐
アルカリ性に優れたものであることが確認できた。
【0049】更に、爪では全く傷がつかない強固な膜が
形成されており、テーバー磨耗試験によるヘイズの劣化
ΔH値は12.5%となった。
【0050】[実施例4]γ−イソシアネートプロピル
トリエトキシシラン量が、2、2’、4、4’−テトラ
ヒドロキシベンゾフェノン1モルに対して5モルである
点を除き実施例1と同様の方法にて実施例4に係る硬化
性紫外線吸収剤を合成し、かつ、この硬化性紫外線吸収
剤の含有量が22.4wt%である実施例4に係る紫外
線遮蔽膜形成用塗布液を実施例1と同様の方法にて調製
した。
【0051】この紫外線遮蔽膜形成用塗布液にて形成さ
れた紫外線遮蔽膜の評価は、実施例1と同様な方法で行
った。
【0052】すなわち、触指乾燥までの硬化時間は80
分であった。τvは84.9%、τuvは0.2%であ
ったことから、上記塗布膜は可視光透過性があり、高い
紫外線遮蔽能をもつことがわかった。
【0053】また、30日後の膜面にブリードアウトは
観察されなかった。
【0054】また、ガラスクリーナーを用いた拭き取り
前後のb*の変化量(Δb*値)は図1に示すように0.
05であり、黄変は目視によって確認されなかったこと
から、上記塗布膜は耐アルカリ性に優れたものであるこ
とが確認できた。
【0055】更に、爪では全く傷がつかない強固な膜が
形成されており、テーバー磨耗試験によるヘイズの劣化
ΔH値は7.5%となった。
【0056】[比較例1]2、2’、4、4’−テトラ
ヒドロキシベンゾフェノン57gとγ−イソシアネート
プロピルトリエトキシシラン77gをビーカーにとり、
ジブチルスズジラウレートを1g加えてメカニカルスタ
ーラーで混合撹拌を行った。発熱反応が起こるがそのま
ま約1時間放置冷却し、目的の反応性紫外線吸収剤を含
む赤褐色、高粘度の液を得た(合成液2)。合成液2中
のγ−イソシアネートプロピルトリエトキシシラン量
は、2、2’、4、4’−テトラヒドロキシベンゾフェ
ノン1モルに対して1.4モルである。
【0057】次に、13.5gの合成液2と13.1g
のエタノールを混合撹拌し、均一に溶解した。更に溶媒
としてエチレングリコールモノメチルエーテル45.4
gとエチレングリコールエチルエーテル25.2g、硬
化触媒としてパラトルエンスルホン酸(一水和物)0.
4gを加えて混合撹拌した。塗布液中の硬化性紫外線吸
収剤の含有量は13.8wt%である。
【0058】この紫外線遮蔽膜形成用塗布液を厚さ3m
mのソーダライム系ガラス基板上にバーコーターを用い
て塗布し、常温で硬化して比較例1に係る紫外線遮蔽膜
を得た。この紫外線遮蔽膜の評価は実施例1と同様の方
法で行った。
【0059】そして、τuvは0.3%であり、ブリー
ドアウトは観察されなかったが、この紫外線遮蔽膜はガ
ラスクリーナーによって著しい黄変を示し、Δb*値は
図1に示すように7.2であり、黄変は目視によって確
認されたことから上記紫外線遮蔽膜は耐アルカリ性に劣
るものであることが確認された。
【0060】また、テーバー磨耗試験によるヘイズの劣
化ΔH値は19.5%となり、用途によっては実用上問
題ないが、実施例1に記載の紫外線遮蔽膜と比較して強
度は低いものであった。
【0061】[比較例2]2、2’、4、4’−テトラ
ヒドロキシベンゾフェノン57gとγ−イソシアネート
プロピルトリエトキシシラン686gをビーカーにと
り、ジブチルスズジラウレートを1g加えてメカニカル
スターラーで混合撹拌を行った。発熱反応が起こるがそ
のまま約1時間放置冷却し、目的の反応性紫外線吸収剤
を含む赤褐色、高粘度の液を得た(合成液3)。合成液
3中のγ−イソシアネートプロピルトリエトキシシラン
量は、2、2’、4、4’−テトラヒドロキシベンゾフ
ェノン1モルに対して12モルである。
【0062】次に、24.3gの合成液3と13.1g
のエタノールを混合撹拌し、均一に溶解した。更に溶媒
としてエチレングリコールモノメチルエーテル45.4
gとエチレングリコールエチルエーテル25.2g、硬
化触媒としてパラトルエンスルホン酸(一水和物)0.
4gを加えて混合撹拌した。塗布液中の硬化性紫外線吸
収剤の含有量は22.4wt%である。
【0063】この紫外線遮蔽膜形成用塗布液は粘度が高
く、3mmのソーダライムガラス基板上には均一に塗布
することができなかった。
【0064】[比較例3]比較例2と同様に合成液3を
得た。8.0gの合成液3と13.1gのエタノールを
混合撹拌し、均一に溶解した。更に溶媒としてエチレン
グリコールモノメチルエーテル45.4gとエチレング
リコールエチルエーテル25.2g、硬化触媒としてパ
ラトルエンスルホン酸(一水和物)0.4gを加えて混
合撹拌した。塗布液中の硬化性紫外線吸収剤の含有量は
8.7wt%である。
【0065】この紫外線遮蔽膜形成用塗布液を厚さ3m
mのソーダライム系ガラス基板上にバーコーターを用い
て塗布し、常温で硬化して比較例3に係る紫外線遮蔽膜
を得た。この紫外線遮蔽膜の評価は実施例1と同様の方
法で行った。
【0066】そして、上記紫外線遮蔽膜のτuvは5
0.00%となり、紫外線遮蔽能は著しく低下した。
【0067】
【発明の効果】請求項1〜4記載の発明に係る紫外線遮
蔽膜形成用塗布液によれば、2、2’、4、4’−テト
ラヒドロキシベンゾフェノン1モルに対して、イソシア
ノ基を有するアルコキシシランが2モル以上10モル未
満の割合で配合されているため、耐アルカリ性に優れた
紫外線遮蔽膜を形成できる効果を有する。
【0068】また、請求項5記載の発明に係る紫外線遮
蔽膜および請求項6記載の発明に係る積層材の紫外線遮
蔽膜は、請求項1〜4記載の発明に係る紫外線遮蔽膜形
成用塗布液により形成されているため、ガラスクリーナ
ーなどのアルカリ性物質を用いて洗浄しても変色せずに
長期間安定な紫外線遮蔽機能を保持できる効果を有して
いる。
【図面の簡単な説明】
【図1】イソシアネートシラン/ベンゾフェノン配合比
と、Δb*の関係を示したグラフ図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09D 133/00 C09D 133/00 4J038 C09K 3/00 104 C09K 3/00 104A // C03C 17/30 C03C 17/30 A C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 Fターム(参考) 4F100 AA20B AG00 AK25B AT00A BA02 BA07 CA07B EH462 GB48 JN28 JN30 4G059 AA01 AC07 FA01 FA28 FA29 FB05 4H039 CA72 CA92 CF40 4H049 VN01 VP02 VQ38 VR21 VR43 VS44 VT10 VT26 VU29 VW02 VW31 4J035 GA01 HA03 LB01 4J038 CG001 DL032 EA011 HA446 JC13 JC32 JC35 KA04 NA19

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2、2’、4、4’−テトラヒドロキシベ
    ンゾフェノンとイソシアノ基を有するアルコキシシラン
    とを触媒の存在下で反応させて得られた下記一般式
    (1)で示される硬化性紫外線吸収剤、希釈溶媒および
    硬化触媒を含有し、かつ、常温で硬化可能な紫外線遮蔽
    膜形成用塗布液において、 上記2、2’、4、4’−テトラヒドロキシベンゾフェ
    ノン1モルに対して、イソシアノ基を有するアルコキシ
    シランが2モル以上10モル未満の割合で配合されてい
    ることを特徴とする紫外線遮蔽膜形成用塗布液。 【化1】 但し、一般式(1)中のXは、加水分解によってシラノ
    ールを生ずるアルコキシル基を示し、一般式(1)中の
    Rは、炭素数1〜3のアルキレン鎖を示す。
  2. 【請求項2】上記硬化性紫外線吸収剤の含有量が、塗布
    液総量に対して0.5〜53wt%であることを特徴と
    する請求項1に記載の紫外線遮蔽膜形成用塗布液。
  3. 【請求項3】上記硬化触媒が、パラトルエンスルホン酸
    であることを特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載
    の紫外線遮蔽膜形成用塗布液。
  4. 【請求項4】固形分としてアクリル樹脂または/および
    コロイダルシリカを含むことを特徴とする請求項1〜3
    のいずれかに記載の紫外線遮蔽膜形成用塗布液。
  5. 【請求項5】基材に塗布された請求項1〜4のいずれか
    に記載の紫外線遮蔽膜形成用塗布液が硬化して成ること
    を特徴とする紫外線遮蔽膜。
  6. 【請求項6】基材と紫外線遮蔽膜を備える積層材におい
    て、 上記紫外線遮蔽膜が請求項5に記載の紫外線遮蔽膜で構
    成されていることを特徴とする積層材。
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