JP2002274621A - 移動棚におけるケーブル支持装置 - Google Patents

移動棚におけるケーブル支持装置

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JP2002274621A
JP2002274621A JP2001071280A JP2001071280A JP2002274621A JP 2002274621 A JP2002274621 A JP 2002274621A JP 2001071280 A JP2001071280 A JP 2001071280A JP 2001071280 A JP2001071280 A JP 2001071280A JP 2002274621 A JP2002274621 A JP 2002274621A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケーブルが、離間状態にある移動棚間に形成
される通路上に垂れ下がることを防止し、かつ、ケーブ
ルに作用する外力を極力小さくしてその耐久性を確保す
ることのできる移動棚におけるケーブル支持装置を提供
することを目的とする。 【解決手段】 移動棚10に回転自在に装着されたガイ
ドプーリ14と、隣り合う移動棚に装着された一対のガ
イドプーリ上に載置されるガイド部材15とを備え、こ
のガイド部材に、ケーブル11の途中を収納してなるこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動棚に搭載され
た駆動装置へ、駆動電流や制御信号等を送り込むケーブ
ルを案内するケーブル支持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、倉庫等における物品の収納手段と
して、図6に示す構造のものが知られている。この収納
手段は、多数の物品収納部1が水平方向ならびに鉛直方
向に沿って形成された移動棚2の複数を、前記物品収納
部1の搬入出口が対向するように設置するとともに、そ
れぞれの移動棚2に駆動装置を搭載しておき、この駆動
装置によって、各移動棚2を、その搬入出口が離間する
方向に相対移動させることにより、両移動棚2間に通路
3を形成するとともに、目的とする物品収納部1の搬入
出口の前方を大きく開放するようにしている。
【0003】そして、前述のようにして形成された通路
3内にフォークリフトFが入り込んで、物品の出し入れ
を行うようになっている。
【0004】一方、前記各移動棚2には、搭載されてい
る駆動装置の駆動制御をなす制御盤4が、図7に示すよ
うに、各移動棚2の対向面以外の側面に装着されている
とともに、これらの各制御盤4をつなぐようにケーブル
5が設けられている。このケーブル5は、倉庫の適宜位
置に設けられた指令装置へ接続されて、物品の搬入出に
応じた信号ならびに駆動電流を前記駆動装置へ送出ある
いは供給するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の移動棚にあっては、つぎのような改善すべき問題
点が残されている。すなわち、前記ケーブル5は、隣接
する移動棚2間において、これらの離間距離分の余長部
5aが設けられているが、前記両移動棚2を離間させた
状態において、前記ケーブル5の余長部5aが、前記通
路3上に垂れ下がってしまう。
【0006】このように、前記ケーブル5の余長部5a
が通路3上に垂れ下がると、この通路内を走行するフォ
ークリフトFと干渉することが想定される。そして、こ
のような不具合を解消するためには、前述した余長部5
aの垂れ下がり分を考慮して、前記移動棚2におけるケ
ーブル5の支持位置を上方へ移動させる必要があるが、
このような対処方法であると、その分、前記移動棚2の
高さ方向の寸法が大きくなってしまう。また、倉庫の天
井が低い場合等にあっては、前述した対処が施せない場
合も生じる。
【0007】また、このような不具合への対処方法とし
て、図8に示すように、一対の管状のケーブル支持部材
6を、その一端部において蝶番7によって連結するとと
もに、これらのケーブル支持部材6の他端部を、それぞ
れ、隣接する移動棚2の上部に蝶番8を介して連結して
おき、これらのケーブル支持部材6内に前記ケーブル5
を収納して、このケーブル5の支持を行うことが考えら
れている。
【0008】この方法は、隣接する移動棚2を接近させ
る際に、前記両ケーブル支持部材6を、蝶番7において
中折れ状に折り畳み、また、隣接する移動棚2を離間さ
せる際には、前記両ケーブル支持部材6を開く方向に相
対移動させることにより、前述した両移動棚2の相対移
動を許容するようにしている。
【0009】このようなケーブル支持部材6によって、
前記ケーブル5の余長部5aが通路3上へ垂れ下がる現
象は回避できるが、前記ケーブル支持部材6を折り畳ん
だ状態において、その折り曲げ角度が大きく、前記ケー
ブル5が損傷してしまう。また、前記両ケーブル支持部
材6を折り畳んだ状態と開いた状態とのそれぞれにおけ
る角度が大きく異なることから、前記ケーブル5に加わ
る繰り返しの曲げ荷重も大きく、この点からも、前記ケ
ーブル5の耐久性に影響を与えてしまう。
【0010】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、ケーブルが、離間状態にある移動棚
間に形成される通路上に垂れ下がることを防止し、か
つ、ケーブルに作用する外力を極力小さくしてその耐久
性を確保することのできる移動棚におけるケーブル支持
装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の移動棚におけるケーブル支持装置は、前述した目的を
達成するために、複数の移動棚間に架け渡されるように
設けられ、前記移動棚に搭載された駆動装置へ、駆動電
流や制御信号等を送り込むケーブルを案内するケーブル
支持装置であって、前記移動棚に装着されたガイド部材
と、隣り合う移動棚に装着された一対のガイド部材上に
載置されるケーブル支持部材とを備え、このケーブル支
持部材に、前記ケーブルの途中を収納してなることを特
徴とする。
【0012】本発明の請求項2に記載の移動棚における
ケーブル支持装置は、請求項1に記載の前記ケーブル支
持部材の両端部には、前記隣り合う移動棚が、相互に離
間した位置に移動させられた状態において、前記各ガイ
ド部材に当接して、前記ケーブル支持部材の落下を防止
するストッパが設けられていることを特徴とする。
【0013】本発明の請求項3に記載の移動棚における
ケーブル支持装置は、請求項1または請求項2に記載の
前記各ガイド部材の上方には、このガイド部材に載置さ
れた前記ケーブル支持部材の上方に対峙させられて、こ
のケーブル支持部材の浮き上がりを防止する押えローラ
が設けられていることを特徴とする。
【0014】本発明の請求項4に記載の移動棚における
ケーブル支持装置は、請求項1ないし請求項3の何れか
に記載の前記ケーブル支持部材の側部には、隣り合う移
動棚が接近方向に相対移動させられた際に、前記移動棚
との係合によって、前記ケーブル支持部材と移動棚との
相対移動量を規制する係合片が設けられていることを特
徴とする。
【0015】本発明の請求項5に記載の移動棚における
ケーブル支持装置は、請求項1ないし請求項4の何れか
に記載の前記ケーブル支持部材が、管によって構成され
ていることを特徴とする。
【0016】本発明の請求項6に記載の移動棚における
ケーブル支持装置は、請求項1ないし請求項4の何れか
に記載の前記ケーブル支持部材が、上方が開放された樋
状に形成されていることを特徴とする。
【0017】本発明の請求項7に記載の移動棚における
ケーブル支持装置は、請求項5または請求項6に記載の
前記ケーブル支持部材に、電気シールド効果のある材質
で形成されたセパレータが設けられていることを特徴と
する。
【0018】本発明の請求項8に記載の移動棚における
ケーブル支持装置は、請求項1ないし請求項6の何れか
に記載の前記ケーブル支持部材が、電気シールド効果の
ある材質で形成されていることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て、図1ないし図3を参照して説明する。図1におい
て、符号10は、本実施形態における移動棚を示し、従
来と同様に、複数の移動棚10が平行に設置されるとと
もに、相互に接近離間する方向に相対移動可能となされ
ている。
【0020】そして、これらの複数の移動棚10間に架
け渡されるように、各移動棚10に搭載された駆動装置
へ、駆動電流や制御信号等を送り込むケーブル11が設
けられ、このケーブル11は、動力線と信号線とによっ
て構成されている。本実施形態においては、前記各移動
棚10の側部に設けられた制御盤12を介して図示しな
い駆動装置へ接続され、かつ、前記ケーブル11は、前
記制御盤12どうしを接続するように設けられている。
【0021】そして、前記隣り合う移動棚10の上部間
に、本実施形態に係わるケーブル支持装置13が設けら
れている。
【0022】これらのケーブル支持装置13は、前記移
動棚10に回転自在に装着されたガイド部材14と、隣
り合う移動棚10に装着された一対の前記ガイド部材1
4上に載置されるケーブル支持部材15とを備え、この
ケーブル支持部材15に、前記ケーブル11の途中(す
なわち余長部)を収納した構成となっている。
【0023】さらに詳述すれば、前記ガイド部材14
は、図1および図2に示すように、前記各移動棚10に
取り付けられたブラケット16によって支持されてお
り、、前記移動棚10の移動方向に対して直交した回転
軸線となされている。
【0024】前記一つの移動棚10に取り付けられるガ
イド部材14は、前記移動棚10の移動方向に間隔をお
いて2箇所に設けられており、一方のガイド部材14
が、他方のガイド部材14よりも、前記移動棚10の側
部から離れて位置されている。そして、隣り合う移動棚
10間において対向させられるガイド部材14が同一位
置に位置させられている。また、前記各ブラケット16
には、これらのブラケット16に取り付けられているガ
イド部材14の上方に所定間隔をおいて、押えローラ1
7が、図3に示すように設けられており、これらのガイ
ド部材14と押えローラ17間に、前記ケーブル支持部
材15が挿通されるようになされている。
【0025】そして、前述したように、一方のガイド部
材14が、他方のガイド部材14よりも、前記移動棚1
0の側部から離れて位置されていることから、これらに
支持される前記ケーブル支持部材15が、図2に示すよ
うに、前記移動棚10に対して接近した位置と、離間し
た位置とに交互に配置されるようになっている。
【0026】前記ケーブル支持部材15は、本実施形態
においては、管状部材が用いられており、その内部に、
前記ケーブル11の中間部が挿通されて支持されるよう
になっている。そして、前記ケーブル支持部材15の両
端部には、図3に示すように(図3においては一方の端
部のみ示した)、隣り合う移動棚10が、相互に離間し
た位置に移動させられた状態において、前記各ガイド部
材14に当接して、前記ケーブル支持部材15の落下を
防止するストッパとしての下方へ向かう湾曲部15aが
設けられている。この湾曲部15aは、曲がりが緩やか
に形成されて、前記ケーブル支持部材15に挿通される
前記ケーブル11を滑らかに湾曲させて下方へ案内する
ようになされている。
【0027】また、前記ケーブル支持部材15の側部に
は、隣り合う移動棚が接近方向に相対移動させられた際
に、前記ブラケット16との係合によって、前記ケーブ
ル支持部材15とブラケット16との相対移動量を規制
する係合片18が設けられている。
【0028】ついで、このように形成された本実施形態
に係わるケーブル支持装置13の作用について説明す
る。まず、移動棚10どうしを接近させた状態において
は、隣接する移動棚10に取り付けられているガイド部
材14が相互に接近させられるとともに、両ガイド部材
14と前記ケーブル支持部材15との位置関係が、図4
に示すように、前記両ブラケット16と、前記ケーブル
支持部材15に設けられている各係合片18とが接近な
いしは当接するような位置関係となされている。すなわ
ち、前記ケーブル支持部材15が、そのほぼ中間部両側
において、一対のガイド部材14によって支持された状
態となされている。
【0029】そして、このような状態において、前記ケ
ーブル11は、前記ケーブル支持部材15の両端部の湾
曲部15aに沿って下方へ案内されるとともに、下方に
位置する制御盤12へ接続されている。
【0030】一方、前記移動棚10を離間させて、その
間に通路3を形成しようとした場合、前記移動棚10の
相対移動に伴って、前記ガイド部材14が、図4に矢印
で示すように、相互に離間する方向に相対移動させら
れ、それぞれ、図4に鎖線で示すように、前記ケーブル
支持部材15の両端部まで移動させられる。
【0031】このようにして両移動棚10を離間させ
て、図1に示すように通路19を形成した状態におい
て、前記ケーブル11の中間部(すなわち余長部)が、
前記ケーブル支持部材15によって支持されていること
から、このケーブル11の垂れ下がりが防止され、前記
通路19の上部空間が大きく確保される。
【0032】したがって、各移動棚10の高さを高くす
ることなく、通路上部の空間を大きく確保することがで
き、ケーブル11とフォークリフト等との干渉を確実に
回避することができる。
【0033】そして、前述したような移動棚10の開き
方向の移動に際して、ケーブル支持部材15の両端部と
制御盤12との位置関係が変化し、これに伴い、前記ケ
ーブル支持部材15と制御盤12との間に露出されてい
るケーブル11が、前記制御盤12との接続部分を中心
として揺動させられるが、その揺動範囲が、図1に符号
RとLとによって示した狭い範囲に抑えられる。したが
って、前記ケーブル11へかかる負荷を軽減して、その
損傷を防止することができる。また、前記移動棚10の
移動に伴うガイド部材14とケーブル11とが相対移動
される部分にあっては、前記ケーブル11がケーブル支
持部材15によって被覆されていることにより、前記ケ
ーブル11の損傷が防止される。
【0034】一方、前述した移動棚10の移動に際し
て、前記ケーブル支持部材15が、回転自在なガイド部
材14と押えローラ17とによって支持されていること
により、前記移動棚10の移動が円滑に行われる。ま
た、前記ケーブル支持部材15が、ガイド部材14と押
えローラ17とによって挟み込まれるようにして保持さ
れていることから、前記ケーブル支持部材15が前記ガ
イド部材14から脱落することもない。さらに、前記移
動棚10の開き方向への移動が停止した際に、前記ケー
ブル支持部材15が、その慣性によって長さ方向への移
動を継続することが想定されるが、このケーブル支持部
材15の慣性による移動は、このケーブル支持部材15
の両端部に設けられているストッパとしての湾曲部15
aが、前記ガイド部材14に当接することによって停止
され、この点からも、前記ケーブル支持部材15の落下
防止が確実に回避される。
【0035】さらに、前述したようにして開放状態にあ
る両移動棚10を、再度、近接する方向に相対移動させ
ると、前記ガイド部材14が、図4に示す矢印と反対方
向に、前記ケーブル支持部材15に対して相対移動させ
られる。
【0036】ここで、一方のガイド部材14側と他方の
ガイド部材14側とにおいて、摩擦が不均一であると、
両ガイド部材14がケーブル支持部材15に対して均一
な移動とならず、何れか一方のガイド部材14が、先に
前記ケーブル支持部材15の中央へ向けて移動させられ
ることがある。このような場合にあっては、前記先に移
動させられるガイド部材14を支持するブラケット16
が、前記ケーブル支持部材15に設けられている係合片
18に当接させられて、その相対移動が規制されるとと
もに、前記ケーブル支持部材15が、前記ブラケット1
6によって他方のガイド部材14側へ押し込まれ、結果
的に、図4に示すように、前記ケーブル支持部材15
が、その長さ方向の中間を中心としてその両側に均一な
距離をおいた部位において、前記両ガイド部材14によ
って支持される。このような動作により、前記ケーブル
支持部材15の傾斜が小さく抑えられ、これによって、
ケーブル支持部材15と各ガイド部材14との相対移動
が円滑に行われ、したがって、前記移動棚10の移動が
円滑に行われる。
【0037】なお、前記実施形態において示した各構成
部材の諸形状や寸法等は一例であって、設計要求等に基
づき種々変更可能である。たとえば、前記実施形態にお
いて示した管状のケーブル支持部材15に代えて、図5
(a)(b)に示すように、上方が開放された樋状に形
成されたケーブル支持部材20とすることもできる。こ
のような構成のケーブル支持部材20を用いると、ケー
ブル支持部材20の上方が開放されていることにより、
このケーブル支持部材20へのケーブル11の装着が容
易となる。
【0038】そして、このようなケーブル支持部材20
を用いる場合にあっても、両端部において、その底壁部
分を突出させるとともに、下方へ向け緩やかに湾曲させ
てケーブルのストッパ21を形成しておくことにより、
挿入されるケーブル11の案内を緩やかなものとし、か
つ、ガイド部材14との係合によるケーブル支持部材2
0の落下防止機能を確保することができる。
【0039】また、前記ケーブル支持部材20に、ケー
ブル11を構成する動力線と信号線とを分離するセパレ
ータ20aを設けるとともに、このセパレータ20aを
電気シールド効果のある材料によって構成することも可
能である。これによって、前記動力線による信号線への
磁気的影響を抑制することができる。
【0040】さらに、図5(c)に示すように、前記ケ
ーブル支持部材20を環状に形成することも可能であ
り、前記ケーブル支持部材15、20自体を電気シール
ド効果のある、たとえば鉄材等の材料で形成することも
可能である。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の移動棚に
おけるケーブル支持装置によれば、複数の移動棚間に架
け渡されるように設けられ、前記移動棚に搭載された駆
動装置へ、駆動電流や制御信号等を送り込むケーブルを
案内するケーブル支持装置であって、前記移動棚に回転
自在に装着されたガイド部材と、隣り合う移動棚に装着
された一対のガイド部材上に載置されるケーブル支持部
材とを備え、このケーブル支持部材に、前記ケーブルの
途中を収納してなることを特徴とするもので、移動棚を
開放方向に移動させた際に、これらの移動棚間に位置す
るケーブルを、前記ケーブル支持部材によって直線状に
保持し、これによって、移動棚間に形成される通路の上
方の空間部を確保することができる。
【0042】この結果、前記通路内を走行するフォーク
リフト等と前記ケーブルとの干渉を確実に防止すること
ができるとともに、移動棚の高さを必要以上に高くする
必要がなくなり、天井の低い倉庫等にあっても、移動棚
を確実に設置することができる。しかも、移動棚の移動
時おけるケーブルの屈曲量を小さく抑え、これによっ
て、ケーブルの損傷を抑えるとともに、その耐久性を向
上させることができる。
【0043】また、ケーブル支持部材の両端部に、前記
隣り合う移動棚が、相互に離間した位置に移動させられ
た状態において、前記各ガイド部材に当接して、前記ケ
ーブル支持部材の落下を防止するストッパを設けること
により、前記ケーブル支持部材の不用意な落下を防止す
ることができる。
【0044】また、前記各ガイド部材の上方に、このガ
イド部材に載置された前記ケーブル支持部材の上方に対
峙させられて、このケーブル支持部材の浮き上がりを防
止する押えローラを設けることにより、前記ケーブル支
持部材がガイド部材から浮き上がるのを防止して、その
脱落を確実に防止することができる。
【0045】また、前記ケーブル支持部材の側部に、隣
り合う移動棚が接近方向に相対移動させられた際に、前
記移動棚との係合によって、前記ケーブル支持部材と移
動棚との相対移動量を規制する係合片を設けておくこと
により、移動棚を接近させた状態における、両ガイド部
材による前記ケーブル支持部材の支持を、このケーブル
支持部材のナサ方向の中間部を中心としてほぼ同一距離
の部位とし、これによって、安定した支持を得ることが
できる。
【0046】一方、前記ケーブル支持部材を、管によっ
て構成することにより、ケーブルを全周にわたって保護
することができる。
【0047】さらに、前記ケーブル支持部材を、上方が
開放された樋状に形成することにより、このケーブル支
持部材へのケーブルの挿入を簡便なものとすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す正面図である。
【図2】本発明の一実施形態帯を示す要部の平面図であ
る。
【図3】本発明の一実施形態を示すもので、(a)は、
ガイド部材を示す拡大正面図であり、(b)は、拡大側
面図である。
【図4】本発明の一実施形態の作用を説明するための要
部の正面図である。
【図5】本発明の他の実施形態を示すもので、(a)
は、ガイド部材を示す拡大側面図、(b)は拡大正面
図、(c)は、さらに、他の実施形態を示す拡大縦断面
図である。
【図6】移動棚の一従来例を示す斜視図である。
【図7】移動棚の一従来例を示す正面図である。
【図8】移動棚の他の従来例を示すもので、(a)は正
面図、(b)はケーブル支持装置の外観斜視図である。
【符号の説明】
1 物品収納部 2 移動棚 3 通路 4 制御盤 5 ケーブル 5a 余長部 6 ケーブル支持部材 7 蝶番 8 蝶番 10 移動棚 11 ケーブル 12 制御盤 13 ケーブル支持装置 14 ガイド部材 15 ケーブル支持部材 15a 湾曲部(ストッパ) 16 ブラケット 17 押えローラ 18 係合片 20 ケーブル支持部材 20a セパレータ 21 ストッパ F フォークリフト
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02G 11/00 H02G 11/00 W Y 510 510D H05K 7/00 H05K 7/00 B

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の移動棚間に架け渡されるように設
    けられ、前記移動棚に搭載された駆動装置へ、駆動電流
    や制御信号等を送り込むケーブルを案内するケーブル支
    持装置であって、前記移動棚に装着されたガイド部材
    と、隣り合う移動棚に装着された一対のガイド部材上に
    載置されるケーブル支持部材とを備え、このケーブル支
    持部材に、前記ケーブルの途中を収納してなることを特
    徴とする移動棚におけるケーブル支持装置。
  2. 【請求項2】 前記ケーブル支持部材の両端部には、前
    記隣り合う移動棚が、相互に離間した位置に移動させら
    れた状態において、前記各ガイド部材に当接して、前記
    ケーブル支持部材の落下を防止するストッパが設けられ
    ていることを特徴とする請求項1に記載の移動棚におけ
    るケーブル支持装置。
  3. 【請求項3】 前記各ガイド部材の上方には、このガイ
    ド部材に載置された前記ケーブル支持部材の上方に対峙
    させられて、このケーブル支持部材の浮き上がりを防止
    する押えローラが設けられていることを特徴とする請求
    項1または請求項2に記載の移動棚におけるケーブル支
    持装置。
  4. 【請求項4】 前記ケーブル支持部材の側部には、隣り
    合う移動棚が接近方向に相対移動させられた際に、前記
    移動棚との係合によって、前記ケーブル支持部材と移動
    棚との相対移動量を規制する係合片が設けられているこ
    とを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れかに記載
    の移動棚におけるケーブル支持装置。
  5. 【請求項5】 前記ケーブル支持部材が、管によって構
    成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4
    の何れかに記載の移動棚におけるケーブル支持装置。
  6. 【請求項6】 前記ケーブル支持部材が、上方が開放さ
    れた樋状に形成されていることを特徴とする請求項1な
    いし請求項4の何れかに記載の移動棚におけるケーブル
    支持装置。
  7. 【請求項7】 前記ケーブル支持部材に、電気シールド
    効果のある材質で形成されたセパレータが設けられてい
    ることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の移
    動棚におけるケーブル支持装置。
  8. 【請求項8】 前記ケーブル支持部材が、電気シールド
    効果のある材質で形成されていることを特徴とする請求
    項1ないし請求項6の何れかに記載の移動棚におけるケ
    ーブル支持装置。
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