JP2002274401A - 回転式流体圧装置と、該装置を有する全流リンク式ステアリングシステム - Google Patents

回転式流体圧装置と、該装置を有する全流リンク式ステアリングシステム

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JP2002274401A JP2002026853A JP2002026853A JP2002274401A JP 2002274401 A JP2002274401 A JP 2002274401A JP 2002026853 A JP2002026853 A JP 2002026853A JP 2002026853 A JP2002026853 A JP 2002026853A JP 2002274401 A JP2002274401 A JP 2002274401A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速車両に好適な流体圧パワーステアリング
システムを提供する。 【解決手段】 ステアリングホイール操作に応じて、圧
力源11からステアリングアクチュエータ19まで流体流を
制御する流体コントローラ21を備える流体圧ステアリン
グシステムである。コントローラ21は回転自在のスター
を含む流体メータ65を備え、スターの移動をアクチュエ
ータ19に流れる流体流に合わせる。コントローラ21はセ
ンサ125を備えてスターの移動を感知し、流体メータ65
内を流れる流体を示す電気信号127を出力する。そして
車載型マイクロプロセッサ25を用いて信号127と操舵車
輪位置信号107を比較し、「誤差」を示す操作信号111、
113、115を発生させて弁23に伝送し、流体メータ65の移
動と操舵車輪の差をなくすようにステアリングアクチュ
エータ19まで流れる流路に調整流体を流出入させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用の流体圧
(例えば、油圧)パワーステアリングシステムに関する
ものである。より特徴的には、本発明は比較的高速走行
する車両用のパワーステアリングシステムに関するもの
であって、具体例を挙げると、自動車、軽トラックをは
じめとする「ハイウェー(例えば、高速道路)」走行す
る車両、及び「高速」トラクター等の車両用の流体圧パ
ワーステアリングシステムに関するものである。ただ
し、これら車両の具体例は本発明の請求の範囲を限定し
ない。また、これら車両は約30mph以上の速度で走行
するものとする。以下、理解の容易化を図るため、本明
細書で使用する車両には上記「ハイウェー」走行及び
「高速」走行する車両の双方を抱合するものとして説明
する。
【0002】
【従来の技術】上述のように本発明は車両用の流体圧パ
ワーステアリングシステムに関するが、より特徴的に
は、本発明は全流リンク式ステアリングコントロールユ
ニット(SCU:steering control unit)を備えるタ
イプの車両用の流体圧パワーステアリングシステムに関
するものである。この際、SCUは圧力源(例えば、パ
ワーステアリングポンプ)から流体を操舵車輪と連動
し、流体圧によって操作するアクチュエータに流動する
ように制御する。このSCUの操作は車両の運転者の手
動操作に応答するように行われる。さらに、本発明に関
するシステムは調整弁手段(compensation valving)を
備えて、ステアリング入力(ステアリングホイール位
置)とステアリング出力(操舵車輪位置)の間の「誤差
(error)」を感知することに応じて、アクチュエータ
に調整用の流体を流出入させる。このタイプのシステム
は米国特許第6,076,349号によって開示されて
いる。この米国特許は本出願の譲受人に譲渡されてお
り、この内容は参照上、本説明に抱合される。
【0003】尚、本発明に抱合され、上記米国特許に開
示されるタイプのステアリングシステムを実現するため
には、流体圧アクチュエータの任意の場所にセンサを付
設して操舵車輪位置を検出するとともに、ステアリング
コラムに近接してセンサを付設してステアリングホイー
ル位置を検出する。
【0004】本発明に抱合され、上記米国特許に開示さ
れるSCUの重要な特徴は、繰り返しセンタリングされ
るばねの剛性(ばね定数)を実質的に増大させること
で、SCUのスプール弁(主弁部材)及びスリーブ弁
(追従弁部材)の相対変位がない場合でも、ステアリン
グホイールの回転開始に応じて、ステアリングアクチュ
エータに流体を送ることができる点にある。しかしなが
ら、ステアリングホイールと(繰り返しセンタリングさ
れるばねの剛性によって測定する)流体メータの間の位
置関係は、主に流体の圧縮性(compressability)及び
ホース(導管)を含む様々なシステムエレメントの弾性
(compliance)に基いて定められるSCUの流体メータ
と操舵車輪の位置関係と比較して、比較的関連が弱かっ
た。ただし、操舵車輪と流体メータの間には比較的強い
関連がある一方、この関連には流体の漏出という問題が
生じることがあり、このことを主な原因として、システ
ムに「調整」流体を加えていた。
【0005】従って、本発明に抱合する上記米国特許を
改良するため、システムコントローラが操舵車輪位置と
ステアリングホイール位置との間に誤差を検出する場合
は、常に一つまたは複数の問題が発生したことを判断し
て、SCUとステアリングアクチュエータの間の流体に
調整を加えることを開始させる。この流路(回路)に加
える調整用の流体はステアリング流路の圧力を増大さ
せ、そしてこの圧力増大が流体メータに衝撃(負荷)を
与える。この際、流体メータの位置はステアリングホイ
ール位置と、SCUのスプール弁とスリーブ弁の間の変
位または偏差によって主に決められるが、上述したよう
に、ステアリングホイールと流体メータの間の関連(繰
り返しセンタリングされるばね)は比較的弱く、圧力増
大が流体メータに衝撃を加える結果、車両の運転者によ
って感じられるように、ステアリングホイールの抵抗ト
ルクに好ましくない増加または減少が生じる。
【0006】上記システムに関する他の問題として、S
CUのスプール弁とスリーブ弁の偏差の不透明さがあ
る。この不透明さはシステムの制御性能に限界を定め
る。換言すると、ステアリングホイール位置と操舵車輪
位置との間の差、つまり誤差は、システム全体の不透明
さよりも小さくすることができず、そして瞬間的なスプ
ール弁の偏差が実質的にこの不透明さに加えられてい
る。
【0007】本発明に係るタイプのステアリングシステ
ムでは、ステアリング操作入力を感知する必要がある
が、このステアリングシステムの性能は操作位置信号を
生じさせるセンサの解像度を増大することによって向上
する。尚、「解像度(resolution)」は、コントローラ
(車載型マイクロプロセッサ)によって移動毎に検出さ
れる個々のポイントの総数である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の点に
鑑みてなされたものであり、先行技術の有する上記問題
を克服する、ハイウェー用車両またはハイウェー以外で
高速走行する車両に適切に改良した、流体圧ステアリン
グシステムを提供することを目的とする。
【0009】本発明に係る他の目的は、上記問題を克服
するとともにステアリング操作中に運転者に与える操作
感覚を実質的に向上させる流体圧ステアリングシステム
を提供することを目的とする。
【0010】本発明に係るさらなる目的は、実質的に高
価な構造をステアリングコントロールユニットに加える
ことなく、より優れた解像度の操作位置信号を容易に提
供する、改良したステアリングコントロールユニットを
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するための手段として、ステアリング装置への手動入力
に応じて車両の一組の操舵車輪に入力運動を与える、改
良した全流リンク式ステアリングシステムを備えること
を特徴とする。ただし、このステアリングシステムは圧
力源(流体ポンプ)、流体コントローラ(回転式流体圧
装置またはステアリングコントロールユニット)、そし
て流体圧作動型アクチュエータ(ステアリングアクチュ
エータ)を備え、また該アクチュエータを一組の操舵車
輪と連動して備えて、ステアリング装置への手動入力に
応じて、この一組の操舵車輪に入力運動を与えるように
構成する。また、流体コントローラは圧力源と流通する
入口ポートとアクチュエータと流通する制御ポートを有
するハウジングを備えるとともに、さらに流体メータを
備え、この流体メータ内を流れる流体を測定するために
流体メータ内に可動部材(スター部材)を備える。さら
に流体コントローラは弁機構(バルブ手段)を備え、ス
テアリング装置への手動入力に応答して、入口ポートか
ら流体メータへ、さらに制御ポートまで流れる流体流を
制御する。この際、弾性部材(ばね)を用いて弁機構を
ニュートラル位置に偏向させる。そして、操舵車輪用位
置センサを使用して、操舵車輪の瞬間の位置を示す信号
を車載型マイクロプロセッサに伝送する。
【0012】上記改良型ステアリングシステムは流体コ
ントローラと連動しかつ流体メータ内の可動部材(スタ
ー部材)の移動を感知する入力位置センサを用いて、車
載型マイクロプロセッサに流体メータの瞬間の位置を伝
送することを特徴とする。また、車載型マイクロプロセ
ッサはコンパレータ(比較測定器)を備えて、流体メー
タの位置信号と操舵車輪の位置信号を比較して、操作信
号を出力する。さらに、システムは圧力源と流通する入
口とアクチュエータと流通する出口を有する調整弁(co
rrection valve)を備えて、この調整弁に操作信号を受
信させて、入力位置信号と操舵車輪の位置信号との間の
差をゼロにするようにアクチュエータへ流れる流体流を
調整する。
【0013】また、本発明に係る他の特徴では、流体コ
ントローラに回転式流体圧装置(流体コントローラまた
はステアリングコントロールユニット)を備える。この
装置は入口ポートと出口ポートを有するハウジングと、
このハウジングに連接する流動機構(流体メータ)と、
そして内歯付リング部材と外歯付スター部材(可動部
材)を備え、スター部材は偏心してリング部材内に収容
されて、このリング部材内で軌道及び回転移動(orbita
l and rotational movement)を行う。このスター部材
の軌道及び回転移動に伴って、互いに噛合するスター部
材とリング部材はリング部材の内側で複数Nの膨張、収
縮する流量チャンバを形成する。また、ハウジング内に
回転弁機構(バルブ手段)を連動して備えて、この入口
ポートを膨張する流量チャンバと流通させるとともに、
出口ポートを収縮する流量チャンバと流通させる。そし
て、センサアセンブリを回転式流体圧装置と連動して備
えて、この装置の操作状態を示す出力電気信号を出力す
る。
【0014】さらに、本発明に係る改良型回転式流体圧
装置は、センサアセンブリに第1部材(クランク部材)
をスター部材の軌道状の移動速度に対応する速度で回転
させるように、スター部材と連動して備えることを特徴
とする。さらに、センサアセンブリはセンサ素子を備え
て、第1部材の回転速度を感知し、そしてスター部材の
変位を示す電気信号を提供するようにセンサ素子を操作
することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明に係る特徴並びに発明の要
点は、詳細な説明、請求項、並びに図面を参照すること
により、より明瞭に理解される。図1は、本発明の実施
の形態に係る流体圧パワーステアリングシステムを示す
略図である。図示されるように、本発明の実施の形態に
係るシステムは、入口をシステムリザーバRと流通させ
る流体ポンプ(圧力源)11を備える。ポンプ11の出
口は導管13を介して、符号15に示す負荷感知型主流
用制御弁(load sensing priority flow control valv
e)の入口と流通する。尚、この弁15は米国特許第
3,455,210号によって開示されており、本発明
の譲受人に譲渡され、本発明の参照上、抱合される。そ
して圧力リリーフ弁17を用いて、流体ポンプ11の出
口の圧力が所定の最大値を越える場合には、超過分の圧
力をシステムリザーバRまで戻すように流体ポンプ11
の出口圧力を制限する。
【0016】図1に示したシステムは負荷感知型である
が、しかしながら当業者であれば本明細書の説明から、
本発明に係る実施の形態はクローズドセンタータイプ
(closed center type)またはオープンセンタータイプ
(open center type)の双方の流体圧パワーステアリン
グシステムに使用できることを理解できるであろう。さ
らに、本発明に係る実施の形態は負荷反応型システムに
従って図解、説明されているが、本発明に係る実施の形
態は非負荷反応型システムに従って構成されてもよい。
【0017】本発明の実施の形態に係る流体圧パワース
テアリングシステムはこの他複数の部材から構成され、
例えばステアリングアクチュエータ(流体圧作動型アク
チュエータ)19、符号21に示す流体コントローラま
たはステアリングコントロールユニット(回転式流体圧
装置、図1では説明を容易にするために簡略化して示し
ているが、この部材の詳細は図2に示してある)、符号
23に示す電気油圧制御(EHC:Electro-Hydraulic
Control)弁アセンブリ(調整弁)、そして符号25に
示す車載型マイクロプロセッサ(ECU)を含む。
【0018】負荷感知制御技術における当業者には公知
のように、主弁15は導管27と接続する「CF(cont
rol flow)」(制御流または主流)出口と、導管29と接
続する「EF(excess flow)」(超過流または補助流)
出口を備える。図1に示すように、導管27は、SCU
21及びEHC弁アセンブリ23の双方に流通する導管
31に対してT字状に接続される。また、図1に示すよ
うに、導管29は導管33に対してT字状に接続され、
また導管33はシステムリザーバRへ戻される導管35
に対してT字状に接続される。
【0019】本発明に係る実施の形態では、例示に過ぎ
ないが、アクチュエータ19を出力軸37あるいは他の
適当な回転出力部材を有するモータ(即ちロータリーア
クチュエータ)として概略的に示している。この回転出
力部材(出力軸)37は、例えばピットマンアーム及び
ドラッグリンクによって機械的に連結されて、一対の操
舵車輪(図示略)に対して実際上の機械入力を与える。
尚、当業者であれば、使用するアクチュエータ19の具
体的な形態及び操舵車輪へステアリング入力を提供する
具体的な方法は、本発明に係る実施の形態を構成する上
で本質的な特徴ではないことを理解できるであろう。例
えば、本発明の請求の範囲を逸脱することなく、ロータ
リーアクチュエータの替わりにシリンダを使用すること
は可能である。そして、アクチュエータ19の両側に導
管39及び41を接続して、導管39内の加圧流体(流
体圧)によって車両の右旋回を行うとともに、導管41
内の加圧流体(流体圧)によって車両の左旋回を行う。
【0020】導管31には符号43に示す、SCU21
に操作上連動する、2位置2方向切換型ソレノイド弁が
接続される。このソレノイド弁43の出口は導管45に
よって、SCU21の入口ポート47(図2参照)に接続
される。また、導管33に接続するようにして導管49
を設け、また導管35を介して導管49をシステムリザ
ーバRに接続する。そして、導管49にSCU21の戻
りポート51(図2参照)を接続する。
【0021】上述したように、導管31はEHC弁アセ
ンブリ23への入力としても機能する。本発明に係る実
施形態では、例示に過ぎないが、EHC弁アセンブリ2
3を一対の同一の比例ソレノイド(EHC)弁53及び5
5から構成する。この一対の弁53及び55は、単一の
3方向3位置切換弁によって代用することもでき、さら
には適切な操作信号に従って「調整(compensation)」
流体をステアリングアクチュエータ19まで供給する一
般的な機能を有する他の任意の流通機構によって代用し
てもよい。EHC弁53は、導管57を介して出口ポー
トを導管39に接続しているのに対して、EHC弁55
は、導管59及び導管61を介して出口ポートを導管4
1に接続する。以下、参照する弁53及び55の「出
口」又は「出口ポート」を、それぞれ参照符号57及び
59の導管で示す。また、この点は本発明に係る基本的
な特徴ではないが、このステアリングシステムは米国特
許第5,960,694号の開示例である「車輪のスリ
ップを減少させる流体圧パワーステアリングシステム」
に従って構成してもよい。尚、この米国特許は、本発明
の譲受人に譲渡されており、この内容は参照上、本説明
に抱合される。
【0022】主に図2を参照すると、SCU21は、ス
テアリングホイールWをはじめとするステアリング入力
装置によって操作されて、SCU技術に関する当業者に
は公知の方法で、入口ポート47からアクチュエータ1
9(図1参照)へ流れる流体流を制御する。尚、本発明
は、以下に説明する点を除いて、SCUのいかなる特定
の形式又は構造によって限定されないことを理解された
い。SCU21は、符号63に示す弁機構(バルブ手
段)と、流体メータ(流動機構)65を備える。ステア
リング技術に関する当業者には公知のように、流体メー
タ65の機能の一つは、SCU21内を流れる流体を
「測定」することであり、また弁機構63に追従運動を
付与して、所望量の流体がアクチュエータ19へ流通し
た後、弁機構63をこのニュートラル位置(図1及び図
2に示す中央位置)に復帰させる(センタリングさせ
る)ことである。好適には、このタイプのSCUは、弁
機構63がニュートラル位置にあるとき、SCU21は
「負荷反応」性能を示し、図2に概略的に示すように、
流体メータ65の両側で、弁機構63を介して、導管3
9及び41を比較的無制限に流通させる。この結果、当
該技術において公知のように、操舵車輪にさらなる負荷
が作用して、出力軸37に外部負荷が作用し、流体圧
(油圧)負荷を導管39又は41のうちの一方に(作用
力の方向に依存して)作用させて、流体メータ65に流
体圧(油圧)負荷を作用させる。この負荷は、ステアリ
ングホイールWを介して運転者によって感知することが
でき、これにより、「従来の技術」で説明したように、
本発明に関連するタイプの「ハイウェー」及び「高速」
車両用のパワーステアリングシステムに備えることが望
まれる「路面感触」が実現される。
【0023】図2に示すように、流路の多くに逆止弁、
より具体的にはアンチ―キャビテーション逆止弁(anti
-cavitation check valve)を備える。好適にはSCU
21は「流体コントローラ及びそのコントローラに用い
る改良した逆止弁構造」に関する米国特許第5,101,
860号の開示例に従って構成される。この米国特許
は、本発明の譲受人に譲渡されており、この内容は参照
上、本説明に抱合される。
【0024】継続して図2を参照すると、SCU21
は、導管39及び41にそれぞれ接続する一対の制御流
体ポート67及び69を備える。また、SCU21は後
述するように、負荷信号73と相互通信する負荷信号ポ
ート71を備える。そして、図2に示すように、付勢ス
プリングアセンブリ75を用いて、SCU弁機構63を
図2に示すニュートラル位置に付勢する。尚、添付した
図2では、このスプリングアセンブリ75を2つの分離
した付勢手段から構成することを概略的に示している
が、当業者には公知のように、単一のスプリングアセン
ブリからスプリングアセンブリ75を構成して、弁機構
63を右旋回状態Rおよび左旋回状態Lからニュートラ
ル(中央)位置へ復帰させるように作用させる。この付勢
スプリングアセンブリ75の断面図は図3に示している
が、この詳細については後述する。
【0025】ここで、主に図3を参照してSCU21に
ついて説明するが、上述の米国特許第5,101,860
号にも開示されている点を考慮して、簡単に行う。尚、
SCU21は米国特許第4,109,679号の開示例に
従って構成することもできる。この米国特許は本出願の
譲受人に譲渡されており、この内容は参照上、本説明に
抱合される。図3に示すように、SCU21はハウジン
グ部77、ポート(または磨耗)プレート79、流体メ
ータ65を有する部分及びエンドプレート(エンドキャ
ップ部材)81を含む複数の部材から構成される。これ
ら部分は、複数のボルト83(この頭部のみが図3に示
される)によって固く結合されて、一体に保持される。
尚、通常、ハウジング部77は上述した全てのポートを
含むが、図3の平面図では、右側のポート67と左側の
ポート69のみを示していることを理解されたい。
【0026】さらに、ハウジング部77は弁ボア85を
形成し、この内に図1及び図2に概略的に示した弁機構
63を回転自在に備える。弁63は、回転自在の主弁部
材87(「スプール」)と、この部材と協働して相対回転
を行う追従弁部材89(「スリーブ」)を含む。この際、
主弁部材87と追従弁部材89は互いに対するニュート
ラル位置と、互いに対して変位する操作位置とを有す
る。尚、当該技術において公知のように、スプール87
の前方端部(図3の左方向)に小径部を備えて、ここに一
組の内側スプライン91を形成してステアリングホイー
ルWとスプール87を直接、機械連結させる。
【0027】上記流体メータ65は当該技術において公
知のものでもよい。また、内歯付固定リング部材93お
よび外歯付可動スター部材95を備えて、当業者に公知
な手段によって、これらスター部材95とリング部材9
3を相対移動させて、両者の間に複数の膨張、収縮する
流量チャンバ96(図5参照)を形成する。この際、ス
ター部材95は一組の内側スプライン97(図3参照)
を形成して、駆動軸99(図1及び図2の略図参照)の後
端部に形成する外側スプライン98とスプライン結合す
る。また、駆動軸99は前方端部を分岐させてピン10
1と係合する。SUC技術において公知のように、スタ
ー部材95の軌道及び回転運動を駆動軸99及びピン1
01によってスリーブ89の回転追従運動に変換する。
この追従構造の機能の一つはステアリングホイールWに
作用するトルク関数でもあるステアリングホイールWの
回転速度に比例して、スプール87とスリーブ89の間
に特定の相対変位を維持することにある。また、軸99
及びピン101の前方に、上記付勢スプリングアセンブ
リ75を配置する。図示した付勢スプリング75は通常
の形状及び構造のものでもよく、またこのアセンブリ7
5の詳細は本発明の請求の範囲を限定しない。そして、
上記米国特許第6,076,349号の開示例に従って
アセンブリ75を構成する場合には、このアセンブリ7
5は「従来の技術」において公知なように、一般的な
「ハイウェー以外で高速走行する」車両に用いられる、
通常の流体コントローラよりも相当に大きな付勢力、即
ちセンタリング力を提供する。本発明に係る実施の形態
を構成する上で、このように増大したセンタリング力は
所定のシステムでは好適であるが、しかしながら当業者
であれば、このことは本発明に係る実施の形態を構成す
る上で必ずしも必須の要件ではないことを理解するであ
ろう。
【0028】再度図1を参照して、本発明の実施の形態
に係るシステムのさらなる特徴について説明する。即
ち、本発明に係る実施の形態では、ステアリングホイー
ルW(または、ステアリングコラムのいずれかの部分等)
と連動するようにステアリングホイール位置センサ10
3を設けて、ステアリングホイールの瞬間の位置を示す
信号105をECU25に送信する。同様に、操舵車輪
または出力軸37、またはステアリングリンク機構の他
の部分と連動するように操舵車輪位置センサ107を設
けて、操舵車輪の瞬間の位置を示す信号109をECU
25に送信する。そして、ECU25の出力によって、
オン/オフ操作信号111を用いてソレノイド弁43の
位置を制御するとともに、一対の比例操作信号113及
び115を用いて、EHC弁53及び55の各々を制御
する。
【0029】また、本発明の実施の形態に係るステアリ
ングシステムは一対のシャトル弁117及び119を備
える。シャトル弁117は、EHC弁53及び55から
の2つの負荷信号のうちの高い方の信号を負荷信号12
1として伝送して、この信号をシャトル弁119への一
方の入力信号とする。そしてSCU21からの負荷信号
73をシャトル弁119の他方の入力信号とする。シャ
トル弁119の出力である負荷信号123は、これら負
荷信号73及び121のうちの高い方の信号に相当す
る。そして、負荷信号123を当業者に公知の方法で負
荷感知主弁15の負荷信号チャンバへ戻すことにより、
弁15の流圧出力を導管27にて、全ステアリングシス
テムの中で感知されたもののうち最大の負荷信号に相当
させる。
【0030】符号125に示すように、流体メータ65
と連動するメータセンサアセンブリを備えて、流体メー
タ65の変位(流動)を表す信号127、より具体的に
は外歯付スター部材95の変位を示す信号127をEC
U25に伝送させる。一つまたは複数の信号からなる信
号127は流体メータ内を流れる流量を示してもよく、
またはECU25に含む制御アルゴリズムによって決定
される他のシステムパラメータを示してもよい。尚、図
1に概略的にメータセンサアセンブリ125を示してい
るが、図3及び図4にこの軸方向の断面図を示してい
る。信号127を生じさせる目的とこの信号を利用する
方法については、以下においてより詳細に後述する。
【0031】ここで図3とともに主に図4を参照して説
明すると、図示するように、メータセンサアセンブリ1
25はハウジング部129とカバー部材131を有し、
エンドプレート81に隣接して固定される。ただし、こ
の固定手段は任意であって、例えば複数のボルトまたは
キャップスクリュー133を用いて行う。そして、好適
には、主弁部材87と追従弁部材89をリング部材93
及びスター部材95の前方に配置するとともに、センサ
アセンブリ125をリング部材とスター部材の後方に配
置する。
【0032】エンドプレート81は中央に軸方向に延び
るボア135を形成し、この中にジャーナルブッシング
137を挿入し、図4の右方向に向けてボア135の外
側にまで延ばす。ブッシング137内にクランク部材
(第1部材、軸部)139を回転自在に配置するととも
に、図4を参照してこの左方向端部に略円形状のフラン
ジ部(偏心部)141を備える。このフランジ部141
には、偏心ピン(eccentric pin)143を用いて略円
筒形状のスペーサ145を取付ける。このスペーサ14
5は外面である略円筒面にて内部スプライン97とほぼ
隣接するのが好ましい。このように構成することによっ
て、固定したリング部材93内での外歯付スター部材9
5の軌道及び回転移動により、クランク部材139をス
ター部材95の軌道移動速度で回転させることが可能に
なる。
【0033】図4に示すように、クランク部材139の
右方向端部に、略円形状の外歯付部材147をクランク
部材139と同時に回転するように固定する。この固定
手段は任意であって、例えばキャップスクリュー149
を用いて行う。そして部材147を囲むように略環状の
ターゲットディスク(モーションディスク)151を備
えるが、この際、ターゲットディスク151を部材14
7とスプライン結合させて、部材147とともに回転さ
せる。そして、上記ハウジング部129内に、ターゲッ
トディスク151の回転を感知する任意の手段を備え
る。尚、この手段の詳細は本発明の主要な特徴ではな
く、また当業者には公知であるため、ここでは簡単に説
明するに留める。即ち、ターゲットディスク151の前
方側部(図4の左側)に二つの環状の、交互に北と南の
極性を示す同心状の磁性パターン(図示略)を備えて、
この磁性パターンに隣接して多層状のセンサ(図4にこ
の単体のセンサ152を示す)をハウジング部129に
固定して備える。この際、各々のセンサを磁性パターン
の内の一つを読むように適合させるが、磁性パターンと
読み取りセンサの全体配列を、直角位相かつインデック
ス配列(quadrature andindex arrangement)として参
照する形態で行う。このように構成することで、当業者
であれば、ECU25をプログラムして、取付けた回転
部材(ターゲットディスク151)の絶対位置と相対運
動及びこの方向を識別させることができる。
【0034】「従来の技術」で説明したように、本発明
の実施の形態に係るタイプのステアリングシステムは、
図1に概略的に示した、通常のステアリングホイール位
置センサ103によって一般的に得られるものよりも高
い解像度を有するステアリングホイール位置信号を提供
する。例示に過ぎないが、図5に示すように、例えばス
ター部材95が6つの外歯(ローブ)を有するとする
と、ステアリングホイールWが何時回転するにせよ、部
材147とターゲットディスク151の回転速度に従っ
て、クランク部材139の回転速度はステアリングホイ
ールWの回転速度の6倍となり、故にメータセンサアセ
ンブリ125によって伝送される信号127の解像度は
信号105の解像度と比較して6倍優れる。信号127
はスター部材95の移動と同期するが、しかしスプール
バルブ87とスリーブバルブ89の瞬間的な偏差(変
位)のために、ステアリングホイールWの移動と相(ph
ase)を異にする。
【0035】図5を参照して、本発明に係る他の実施形
態について説明する。ただし、図4に示す実施形態と比
較して同等の機能を有するエレメントについては同一の
参照番号を用いて説明し、また新規に加えたものについ
ては数字「152」より大きい数字の符号を用いて説明
する。図示するように、メータセンサアセンブリはクラ
ンク部材139と、この部材139と偏心してスペーサ
部材145を取付けて備えて、本発明に係る主要な実施
形態と同様に機能する。即ち、スター部材95の軌道状
の移動を、スター部材95の軌道速度に合わせて、もし
くは少なくともこの軌道速度を示すように、クランク部
材139の回転運動に転換させる。そして、本発明に係
る主要な実施形態と同様にして、クランク部材139の
端部をターゲットディスク151に対して直接または間
接的に固定させる。
【0036】図5を参照すると、部材139を覆うよう
にスター軸(第2部材、中空軸部)153を配置し(つ
まり、第2部材の中空軸部153により第1部材139
の軸部139を覆う)、そしてこの軸153をエンドプ
レート81のボア135内で軸方向に延設する。このよ
うにして、ハウジング77にリング部材93及びスター
部材95と隣接してエンドキャップ部材(エンドプレー
ト)81を軸方向に配置して備え、センサアセンブリ1
25の第1部材139と第2部材153をエンドキャッ
プ部材81の開口部135内で軸方向に延ばして、この
外側で留める。そして、このスター軸153の後方端部
(図5の右方向端部)にインデックスディスク155を
取付け、そしてパッケージング及びアセンブリを容易に
するために、ディスク155をターゲットディスクの環
状の溝内に収容させて、モーションディスク(ターゲッ
トディスク)151をインデックスディスク155と隣
接して配置する。この際、インデックスディスク155
の前面には上記目的に従うように、つまりスター部材9
5の回転位置を決定するように磁性パターンを備える。
またスター軸153の前方端部にスロット159を形成
するフランジ部材157を取付ける。通常の操作では、
このフランジ部材をジェロータースター部材95の後面
のすぐ直後に配置し、また上記スロット159内にスタ
ー部材95から軸方向に延びるピン161(図6参照)
を挿入する。このように、スロット159及びピン16
1から駆動アレンジメント159、161を構成するこ
とによって、スター部材が軌道及び回転移動をする際
に、スター部材の移動のうち回転移動のみをスター軸1
53に伝達させる(つまり、スター部材の軌道及び回転
移動による回転移動を第2部材153のフランジ部15
7の回転移動に転換させる)。そして、インデックスデ
ィスク155の瞬間的な回転位置をスター部材95の瞬
間的な回転位置に相当させるとともにステアリングホイ
ールWの位置に近似(スプールバルブ及びスリーブバル
ブの偏差の分を足すか引く)させる。故に、センサアセ
ンブリ125にスター部材95と連動する第2部材15
3を備えて、該第2部材153をスター部材95の回転
移動速度で回転させることにより、スター部材95の瞬
間の方向に対応する瞬間の方向を示し、そしてセンサエ
レメント152を用いて第2部材153の瞬間の方向を
感知する。従って、図5に示した本発明に係る実施の形
態を用いることで、メータセンサアセンブリ125を用
いて、ステアリングホイールの位置信号105を生じさ
せることができ、故にステアリングコラム上にまたは隣
接して取付けるステアリングホイール位置センサ103
を別体に備える必要をなくす。
【0037】そして、本発明の実施の形態では、(a)
流体コントローラ21と連動し、流体メータ65の可動
部材95の移動を感知する入力位置センサ125を用い
て、流体メータの瞬間の位置を示す信号127を車載型
マイクロプロセッサ25に伝送し、(b)車載型マイク
ロプロセッサ25にコンパレータを備えて流体メータ6
5の位置信号127と操舵車輪の位置信号107を比較
した操作信号111、113、115を発生させ、か
つ、(c)圧力源(11)と流通する入口とアクチュエ
ータ19と流通する出口57、59を有する調整弁23
に操作信号113、115を伝送して、位置信号127
と操舵車輪の位置信号107との間の差異をゼロにする
ようにアクチュエータ19へ流れる流体流を調整する。
【0038】本発明の実施の形態に係るタイプのステア
リングシステム技術に関する知識を有する当業者であれ
ば、流体メータ65とステアリングアクチュエータ19
内を流れる流量はできる限り等しいように保つことが好
ましいことを理解するであろう。しかしながら、調整用
流体(EHC弁アセンブリ23からの流体)の流量制御
をステアリングホイール位置の感知に応答して行う際
に、アクチュエータ19に流出入する調整用流体の流量
が多量になると、結果としてシステムの安定性を損なう
ことになる。そして上述したように、調整用流体の追加
または減少は流体メータ65に衝撃を加え、ステアリン
グホイールWの抵抗トルクを増加または減少させること
になる。本発明に係る実施の形態では、流体メータ内を
流れる流量とスター部材95の瞬間的な位置の感知に応
じて、調整用流体の流れを制御することによって、調整
用流体の流量を大幅に減少させて、システムの制御性と
操作感覚(つまり、ステアリングホイールの抵抗トルク
の変化)を一層向上させる。
【0039】本発明は、以上記載した特定された実施の
形態と関連して説明したが、しかし当業者であれば、こ
の明細書を読み、理解することによって、様々な変形及
び修正を行うことができるものと思料する。ただし、こ
れら変形及び修正は、添付した請求の範囲内に含まれる
限り、全て本発明に抱合されることを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る流体圧パワーステ
アリングシステムを示す略図である。
【図2】 図1に示したステアリングコントロールユニ
ットの拡大図である。
【図3】 図2に示したステアリングコントロールユニ
ットの軸方向断面図である。
【図4】 図3に示したステアリングコントロールユニ
ットの第1の実施形態に係るセンサアセンブリの拡大図
である。
【図5】 他の実施形態に係るセンサアセンブリの分解
斜視図である。
【図6】 図5に示したセンサアセンブリの組付時の軸
方向断面図である。
【符号の説明】
W ステアリングホイール 11 流体ポンプ(圧力源) 15 負荷感知型主流制御弁(主弁) 19 ステアリングアクチュエータ(流体圧
作動型アクチュエータ) 21 流体コントローラ(回転式流体圧装置
またはステアリングコントロールユニット) 23 電気油圧制御(EHC)弁アセンブリ
(調整弁) 25 車載型マイクロプロセッサ(ECU) 37 出力軸 43 ソレノイド弁 63 弁機構(バルブ手段) 65 流体メータ(流動機構) 77 ハウジング 81 エンドプレート(エンドキャップ部
材) 87 主弁部材(スプール) 89 追従弁部材(スリーブ) 93 リング部材 95 スター部材(可動部材) 107 操舵車輪位置センサ 125 センサアセンブリ(入力位置センサ) 139 クランク部材(第1部材、軸部) 141 フランジ部(偏心部) 151 ターゲットディスク(モーションディ
スク) 153 スター軸(第2部材、中空軸部) 155 インデックスディスク 157 フランジ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 390033020 Eaton Center,Clevel and,Ohio 44114,U.S.A.

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング(77)、流動機構(6
    5)、回転弁機構(63)及びセンサアセンブリ(12
    5)を含む回転式流体圧装置(21)であって、 前記ハウジング(77)は入口ポート(47)と出口ポ
    ート(51)を有し、 前記流動機構(65)は前記ハウジング(77)と連な
    りかつ内歯付リング部材(93)と外歯付スター部材
    (95)を有し、この際、前記外歯付スター部材(9
    5)を前記内歯付リング部材(93)内に偏心して配置
    して軌道及び回転運動を行わせ、前記外歯付スター部材
    (95)と前記内歯付リング部材(93)を内噛合させ
    て、前記軌道及び回転運動によって複数Nの膨張及び収
    縮する流量チャンバ(96)を形成し、 前記回転弁機構(63)は前記ハウジング(77)と操
    作上関連しかつ前記入口ポート(47)と前記膨張する
    流量チャンバ(96)を流通させるとともに前記出口ポ
    ート(51)と前記収縮する流量チャンバ(96)を流
    通させ、 前記センサアセンブリ(125)は前記回転式流体圧装
    置(21)と連動して該装置の操作状態を示す出力電気
    信号を提供し、この際、 (a)前記センサアセンブリ(125)に前記スター部
    材(95)と連動する第1部材(139)を備えて、該
    第1部材(139)を前記スター部材(95)の前記軌
    道運動速度に対応する速度で回転させ、かつ、 (b)前記センサアセンブリ(125)にさらにセンサ
    エレメント(152)を備えて、前記第1部材(13
    9)の回転速度を感知させるとともに前記スター部材
    (95)の変位に対応するように前記出力電気信号(1
    27)を生じさせることを特徴とする回転式流体圧装
    置。
  2. 【請求項2】 前記センサアセンブリ(125)は前記
    スター部材(95)と連動する第2部材(153)を備
    えて、該第2部材(153)を前記スター部材(95)
    の前記回転移動速度で回転させることにより、前記スタ
    ー部材(95)の瞬間の方向に対応する瞬間の方向を示
    し、前記センサエレメント(152)を用いて前記第2
    部材(153)の前記瞬間の方向を感知することを特徴
    とする請求項1に記載の回転式流体圧装置。
  3. 【請求項3】 前記ハウジング(77)は前記リング部
    材(93)及び前記スター部材(95)と隣接してエン
    ドキャップ部材(81)を軸方向に配置して備え、前記
    センサアセンブリ(125)の前記第1部材(139)
    と第2部材(153)を前記エンドキャップ部材(8
    1)の開口部(135)内で軸方向に延ばして、この外
    側で留めることを特徴とする請求項1に記載の回転式流
    体圧装置。
  4. 【請求項4】 前記センサアセンブリ(125)の前記
    第1部材(139)は前記スター部材(95)に形成す
    る開口部(97)内に配置する偏心部(141)を備
    え、かつ前記エンドキャップ部材(81)の前記開口部
    (135)内に軸方向に延設する軸部(139)を備え
    ることを特徴とする請求項3に記載の回転式流体圧装
    置。
  5. 【請求項5】 前記センサアセンブリ(125)の前記
    第2部材(153)は前記スター部材(95)に隣接し
    て配置するフランジ部(157)を備え、かつ駆動アレ
    ンジメント(159、161)を備えて、前記スター部
    材の前記軌道及び回転移動による回転移動を前記第2部
    材(153)の前記フランジ部(157)の回転移動に
    転換することを特徴とする請求項4に記載の回転式流体
    圧装置。
  6. 【請求項6】 前記第2部材はさらに前記エンドキャッ
    プ部材(81)の前記開口部(135)内に軸方向に延
    びる中空軸部(153)を備え、この際、前記第2部材
    の前記中空軸部(153)は前記第1部材(139)の
    前記軸部(139)を覆うことを特徴とする請求項5に
    記載の回転式流体圧装置。
  7. 【請求項7】 前記第1部材(139)は前記第1部材
    の前記軸部(139)とともに回転するモーションディ
    スク(151)を固定して備え、前記第2部材(15
    3)は前記第2部材の前記中空軸(153)とともに回
    転するインデックスディスク(155)を固定して備
    え、さらに、前記モーションディスク(151)を前記
    インデックスディスク(155)と隣接して配置するこ
    とを特徴とする請求項6に記載の回転式流体圧装置。
  8. 【請求項8】 前記回転弁機構(63)は回転自在な主
    弁部材(87)と、該主弁部材(87)と協働して相対
    回転する追従弁部材(89)を備え、この際、前記主弁
    部材と前記追従弁部材は互いに対するニュートラル位置
    と、互いに対して変位する操作位置とを有することを特
    徴とする請求項1に記載の回転式流体圧装置。
  9. 【請求項9】 前記主弁部材(87)と前記追従弁部材
    (89)を前記リング部材(93)及び前記スター部材
    (95)の前方に配置するとともに、前記センサアセン
    ブリ(125)を前記リング部材と前記スター部材の後
    方に配置することを特徴とする請求項8に記載の回転式
    流体圧装置。
  10. 【請求項10】 ステアリング部材(W)への手動入力に
    応じて、車両の一対の操舵車輪へ入力運動を提供する全
    流リンク式ステアリングシステムであって、圧力源(1
    1)と、流体コントローラ(21)と、前記一対の操舵車
    輪に連動し、前記ステアリング部材(W)への手動入力に
    応じて前記入力運動を出力軸(37)に与える流体圧作動
    型アクチュエータ(19)とを備え、この際、前記流体コ
    ントローラ(21)は前記圧力源(11)と流通する入口ポ
    ート(47)と前記アクチュエータ(19)と流通する制御
    ポート(67)を有するハウジング(77)を含み、さらに
    前記流体コントローラ(21)は可動部材(95)を含む
    流体メータ(65)を備えて該流体メータ(65)内を
    流れる流体流を測定し、さらに前記ステアリング部材
    (W)への前記手動入力に応じて、前記入口ポート(47)
    から前記流体メータ(65)へさらに前記制御ポート
    (67)まで流れる流体流を制御する弁機構(63)を備
    え、該弁機構(63)をニュートラル位置(図2参照)
    に偏向させるばね(75)を備え、さらに操舵車輪の瞬
    間の位置を表す信号(109)を車載型マイクロプロセ
    ッサ(25)に伝送する操舵車輪位置センサ(107)
    を備え、この際、 (a)前記流体コントローラ(21)と連動し、前記流
    体メータ(65)の前記可動部材(95)の移動を感知
    する入力位置センサ(125)を用いて、前記流体メー
    タの瞬間の位置を示す信号(127)を前記車載型マイ
    クロプロセッサ(25)に伝送し、 (b)前記車載型マイクロプロセッサ(25)にコンパ
    レータを備えて前記流体メータ(65)の前記位置信号
    (127)と前記操舵車輪の位置信号(107)を比較
    した操作信号(111、113、115)を発生させ、
    かつ、 (c)前記圧力源(11)と流通する入口と前記アクチ
    ュエータ(19)と流通する出口(57、59)を有す
    る調整弁(23)を備え、該調整弁(23)に前記操作
    信号(113、115)を伝送して、前記位置信号(1
    27)と前記操舵車輪の位置信号(107)との間の差
    異をゼロにするように前記アクチュエータ(19)へ流
    れる流体流を調整することを特徴とするステアリングシ
    ステム。
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