JP2002273547A - 鋳物砂の圧縮方法 - Google Patents
鋳物砂の圧縮方法Info
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Abstract
シリンダを設けることなく、模型板と枠部材とで画成さ
れた鋳型造型空間の鋳物砂を、ほぼ全体にわたって所要
の硬度に圧縮することができるようにする。 【解決手段】鋳型造型空間に鋳物砂を投入する。少なく
ともレベリングフレ−ムが下降不可能な状態の下に鋳型
造型空間の鋳物砂をこれの上方から圧縮手段によって圧
縮する。レベリングフレ−ムおよび枠部材が下降可能な
状態の下に鋳型造型空間の鋳物砂を圧縮手段によってさ
らに圧縮する。
Description
物砂を圧縮するのに好適な方法に関する。
鋳型造型空間に充填された鋳物砂を圧縮する方法の一つ
として、模型板と圧縮手段とを相互に接近させて行なう
ようにしたものがある。しかし、この方法では模型板を
昇降させるための大型の油圧シリンダが必要になり、そ
の結果、鋳型造型機は、高さの高いものになり、設置に
当たってはピットを設ける必要があるなどの問題があっ
た。また、鋳型を模型板から分離する際に不安定であり
抜き勾配を小さくするのが困難であった。抜き勾配が大
きいと鋳物の重量が大きくなり好ましくない。さらに、
鋳物砂の性状が変わっても容易に圧縮条件を変更できな
かった。
で、その目的は、ピットを必要とする模型板昇降用の大
型の油圧シリンダを設けることなく、模型板と枠部材と
で画成された鋳型造型空間の鋳物砂を、ほぼ全体にわた
って所要の硬度に圧縮することが可能な方法を提供する
ことにある。また、抜き勾配を出来るだけ小さくできる
鋳物砂の圧縮方法を提供することである。さらに、鋳物
砂の性状が変わっても最適な圧縮条件により鋳型高さが
均一となる鋳物砂の圧縮方法を提供することにある。
ために本発明における鋳物砂の圧縮方法は、鋳物砂の圧
縮時に水平状にして固定された模型板と、この模型板に
上下摺動自在に環装されて昇降可能に配設されたレベリ
ングフレ−ムと、このレベリングフレ−ムの上方に昇降
可能に配設された枠部材と、この枠部材の上方に昇降可
能に配設された盛枠と、によって画成された鋳型造型空
間の鋳物砂を圧縮する方法であって、前記鋳型造型空間
に鋳物砂を投入する工程と、少なくとも前記レベリング
フレ−ムが下降不可能な状態の下に前記鋳型造型空間の
鋳物砂をこれの上方から圧縮手段によって圧縮する第1
圧縮工程と、前記レベリングフレ−ム、盛枠および前記
枠部材が下降可能な状態の下に前記鋳型造型空間の鋳物
砂を前記圧縮手段によってさらに圧縮する第2圧縮工程
と、を有することを特徴とする。
は、造型される鋳型が鋳枠付きの場合には鋳枠であり、
また鋳枠無しの場合には型枠を意味する。またなお、造
型される鋳型は、鋳枠付きの場合と、鋳物砂が型枠内で
固化された後型枠から抜き出された鋳枠無しの場合とを
含む。さらになお、第2圧縮工程における圧縮手段によ
る圧縮力は、第1圧縮工程におけるそれとほぼ同じでも
よいが、より大きくすることにより、本発明の効果を高
めることができる。またなお、本発明において圧縮手段
としては、各種の構造のものがあって、鋳物砂を圧縮す
る部分が一体的なもの、複数に分割されたもの、さらに
背面に圧力流体が作用する可撓性膜を備えて柔軟性を高
めたものがある。また、鋳型造型空間の容積を調整する
工程ののち鋳型造型空間に鋳物砂を投入するようにして
もよい。このようにすると、鋳物砂の変化に容易に対応
して圧縮条件を決定できる。
ついて図面に基づき詳細に説明する。本鋳型造型機は、
水平状にして固定された模型板1と、この模型板1に上
下摺動自在に環装されて昇降可能に配設されたレベリン
グフレ−ム2と、このレベリングフレ−ム2の上方に昇
降可能に配設された枠部材としての鋳枠3と、この鋳枠
3の上方に昇降可能に配設された盛枠4と、前記鋳枠3
の上方に昇降可能に配設され下部が少なくとも前記盛枠
4に進入可能な圧縮手段5と、で構成してある。
ーブル19の上面に取り付けてあり、さらに模型板1の
上面には模型の形状によってはベントプラグ(図示せ
ず)が埋設してある。後述のターンテーブル19に取り
付けた前記レベリングフレ−ム2は後述のターンテーブ
ル19に装着されたレベリングフレ−ム昇降機構として
の複数の油圧シリンダ6・6によって昇降するようにな
っている。また、前記鋳枠3は、複数のつば付きローラ
7・7を前後方向に適宜の間隔をおいてフレーム8・8
に軸支して成る搬送機構9によって前後方向へ移動でき
るようにしてあり、搬送機構9は昇降フレーム10に装
着してある。昇降フレーム10は、定盤状の機台11の
左右両側に立設された2本の油圧シリンダ12・13の
ピストンロッドの上端間に架設してあって、油圧シリン
ダ12・13の伸縮作動により昇降するようになってい
る。
着された下向きの油圧シリンダ14・14のピストンロ
ッドの下端間に架設してある。また、前記圧縮手段5
は、前記フレーム8・8に装着された前後方向へ延びる
レール20・20上に、側面に軸支された複数のつば付
きローラ21・21を介して前後方向へ走行可能にして
架装してあって、昇降可能な複数の直方体状の圧縮部材
18・18を有している。また、前記レール20・20
上には図示されない鋳物砂の計量ホッパが前後方向へ走
行可能にして架装してある。また、前記2本の油圧シリ
ンダ12・13のうち左側の油圧シリンダ12には、左
右方向へ延びる模型搬入出手段としてのタ−ンテーブル
19の中央が間欠的に水平回転可能に環装して装着して
ある。
し、圧縮する手順について説明する。まず、油圧シリン
ダ6・6を伸長作動してレベリングフレ−ム2を上昇させ
た状態の下に、油圧シリンダ12・13を所要長さ収縮
作動して昇降フレーム10を下降させレベリングフレ−
ム2上に鋳枠3を載置し、続いて、油圧シリンダ14・14
を伸長作動して鋳枠3上に盛枠4を重ね合わせて鋳型造
型空間を画成する。
要量の鋳物砂を投入し、続いて、計量ホッパを搬出する
とともに圧縮手段5を盛枠4の真上に搬入する。次い
で、油圧シリンダ6・6の収縮時に油排出側から排油で
きないようにしてレベリングフレ−ム2を下降不可能に
し、かつ油圧シリンダ14・14の収縮時に油排出側か
ら排油できるようにした状態の下に、圧縮手段5の圧縮
部材18・18がそれぞれ独立して収縮されて鋳物砂を
圧縮するとともに、油圧シリンダ12・13を収縮作動
して昇降フレーム10を介して圧縮手段5を適宜の長さ
下降させる。これにより、鋳型造型空間の鋳物砂は第1
圧縮される(図1参照)。
排出側から排油できるようにしてレベリングシリンダ2
を下降可能にし、かつ油圧シリンダ14・14を排油出
来ないようにして伸縮不可能とした状態の下に、油圧シ
リンダ12・13をさらに収縮作動して圧縮手段5と、
鋳枠3および盛枠4をさらに下降させる。すると、レベ
リングフレ−ム2は、鋳枠3、盛枠4を介して押し下げ
られ、これに伴って、鋳物砂が鋳枠3と一体となって下
降されて模型板1に押し付けられ、この結果、鋳物砂は
さらに圧縮されることになる。
を上昇させるとともに、油圧シリンダ6・6を伸長作動
させながら油圧シリンダ12・13を伸長作動して圧縮
手段5、盛枠4等を上昇させ、造型された鋳型を内蔵し
た鋳枠3をつば付きローラ7・7に係止させて吊り上げ、
模型板1から分離する。その後、ターンテーブル19を
180度水平回転させて別の模型板1を圧縮手段5の真下に
移動させ、計量ホッパに鋳物砂を補充し、さらに搬送機
構9上に別の空の鋳枠3を搬入して一サイクルを終了す
る。
は、鋳枠3付きであるが、型枠から押し出された状態の
枠無しでもよい。また、盛枠4を省略してもよい。
について図面に基づき詳細に説明する。図2において、
造型基盤101上の左右両側に枠セットシリンダ10
2、102が上向きにして立設されており、該枠セット
シリンダ102、102のピストンロッド102A、1
02A先端間には昇降支持フレ−ム103が架設されて
いる。即ち、枠セットシリンダ102、102は造型基
盤101側を縮引端として上向きにして立設されてい
る。
ちの一方(図2で左側)下位にはパタ−ン交換装置10
4の中心部が水平平面内で回転可能にして支持されてお
り、該パタ−ン交換装置104の両端部には、模型板1
05、105A(上下模型板)を載置したパタ−ンキャ
リア106、106Aが図示されないスプリングにより
5mm程度持ち上げられた状態でセットされ、該模型板
105、105Aを前記造型基盤101の中央上部に交
互に搬入出させるようにされている。
おける模型板105、105Aの四隅外側位置下方に
は、抜上げシリンダ107、107Aが上向きにして造
型基盤101に埋設されていて、その先端にはピン12
4、124Aを介して前記模型板105、105Aの外
周を包囲して上下摺動する枠状のレベリングフレ−ム1
08、108Aが支持されている。なおレベリングフレ
−ム108、108Aは、抜上げシリンダ107、10
7Aの伸長端で模型板105、105Aの見切り面から
若干上方に突出(図3参照)され、縮引端で模型板10
5、105Aの見切り面とほぼ同一面(図5参照)にな
るようにされている。また、抜上げシリンダ107、1
07Aは、レベリングフレ−ム108と鋳型の入った枠
部材としての鋳枠120を持ち上げて抜型する出力を持
つが、この出力は、枠セットシリンダ102,102を
上昇させる出力はない。さらに、パタ−ンキャリア10
6には、図示されないクランプ部材が設けられており、
造型基盤101には該クランプ部材をクランプする図示
されないクランプ装置が設けられている。パタ−ンキャ
リア106の造型基盤101上への圧着は、該クランプ
装置により前記クランプ部材を引っ張ってクランプする
ことにより成される。
スライドゲ−ト109により開閉される砂投入口110
を設けると共に上側部に図示されない切り替え弁を介し
て低圧エヤ−(例えば、0.05〜0.18MPa)を
導入する給気管111を連通させ、かつ下位周側及び下
位内部に図示されない1個の切り替え弁を介して図示さ
れない圧縮空気源に連通する多数のエヤ−噴出チャンバ
−(図示せず)を備えた砂ホッパ112が吊設されてい
る。なお多数のエヤ−噴出チャンバ−からは低圧エヤ−
(例えば、0.05〜0.18MPa)が砂ホッパ11
2内に噴出されて鋳物砂Sを浮遊流動化させるエヤレ−
ションを成すように構成されている。さらに砂ホッパ1
12の下端には、スクイズ手段としてのセグメント方式
のスクイズフット113、113と該スクイズフット1
13、113の周囲に砂充填用ノズル114、114が
配設されている。
113、113及び砂充填用ノズル114、114の群
の外側を上下動可能にして包囲すると共に上位に図示さ
れない排気制御チャンバ−に通じるベントホ−ル11
5、115を穿孔した盛枠116が、前記砂ホッパ11
2の下側部において下向きにして設けられた盛枠シリン
ダ117、117に連結して配置されている。さらに前
記昇降支持フレ−ム103における砂ホッパ112の左
右外側位置には、前記セグメント方式のスクイズフット
113、113の下方位置まで伸びるフレ−ム118、
118を介して鋳枠120の搬入出コンベヤ119が吊
設されている。
しく説明する。図2の状態は、砂ホッパ112内に鋳物
砂Sが投入され、かつ搬入出コンベヤ119に空の鋳枠
120が搬入された状態にある。なおパタ−ンキャリア
106は図示されないスプリングにより5mm程度持ち
上げられた状態でパタ−ン交換装置104上にセットさ
れて造型基盤101との間に5mm程度の隙間がある。
次いで、セグメント方式のスクイズフット113、11
3全体が下方の模型板105の凹凸に相対して凹凸を形
成する。また、レベリングフレ−ム108は抜上げシリ
ンダ107、107Aにより模型板105の見切面から
上方に突出された状態にある。そして、パタ−ンキャリ
ア106を図示されないクランプ装置で造型基盤101
上に圧着する。
せて砂投入口110を閉じた後、盛枠シリンダ117、
117が伸長作動して盛枠116を下降させて鋳枠12
0の上面に押し付け密着させると共に枠セットシリンダ
102、102が縮引作動して鋳枠120が模型板10
5の外周で上方に突出されているレベリングフレ−ム1
08上に押し付けられ、図3の状態になる。
エヤ−を砂ホッパ112内に噴出させて砂ホッパ112
内の鋳物砂Sを浮遊流動化させるエヤレ−ションをさせ
ながら図示されない切り替え弁を介して給気管111か
ら低圧エヤ−を砂ホッパ112に供給して鋳物砂Sを低
圧エヤ−により造型空間に砂充填用ノズル114、11
4を介して図4に示すようにエヤレ−ション充填する。
この際、エヤレ−ション充填時の低圧エヤ−は、ベント
ホ−ル115又は/及び模型板105の図示されないベ
ントホ−ルから排気される。なお、図示されない排気制
御チャンバ−でベントホ−ル115からの排気量を制御
することにより模型板105の図示されないベントホ−
ルからの排気量を制御することもできる。これにより造
型空間における模型板105の複雑形状部の鋳物砂の充
填密度を部分的に調整することができる(図4)。
らに縮引作動して盛枠シリンダ117、117を縮引さ
せながら昇降支持フレ−ム103及びこれに支持されて
いる部材を下降させてゆき、セグメント方式のスクイズ
フット113、113下面全体が平坦になるまで鋳物砂
Sの第1圧縮工程としての1次スクイズをすると共にス
ライドゲ−ト109を逆作動させて砂投入口110を開
放する。この際、枠セットシリンダ102、102の縮
引作動は、図示されない圧力センサ−によりスクイズ圧
力が一次スクイズの設定圧力に到達する又は枠セットシ
リンダ102、102の図示されないエンコ−ダ位置が
1次スクイズの設定位置に到達するまで続けられる。
をリリ−フする状態に切り替えると共に枠セットシリン
ダ102、102が1次スクイズより高い圧力で縮引作
動をすることにより、鋳枠120、盛枠116、及びス
クイズフット113、113が一体となって下降し鋳物
砂S全体を第2圧縮工程としての2次スクイズする。こ
れによりレベリングフレ−ム108は抜上げシリンダ1
07、107Aの縮引によりピン124、124Aを介
して下降されて模型板105の見切面とほぼ同一レベル
にされ、図5の状態になる。なおレベリングフレ−ム1
08が下降端に到達した時点でスクイズ圧力が二次スク
イズの設定圧力に到達していない場合は、盛枠シリンダ
117、117を縮引作動させながら枠セットシリンダ
102、102をさらに縮引作動させることにより更な
るスクイズが成される。
力に到達すると、スクイズ安定タイマ−が作動し、所定
時間スクイズを保持する。この時、レベリングフレ−ム
108が下降端に到達していない場合に対応するために
盛枠シリンダ117、117を伸長作動させて盛枠11
6を下降させレベリングフレ−ム108が下降端に到達
するまで鋳枠120を押し下げる。これにより鋳枠12
0の下面と鋳型下面を毎回ほぼ同一面にすることができ
る。
120を抜型する工程を次に示す。枠セットシリンダ1
02,102は、鋳物砂への第2圧縮工程としての2次
スクイズが終了したとき、枠セットシリンダ102、1
02は縮引端にある。また、抜上げシリンダも縮引端に
ある。ここで、枠セットシリンダ102,102を低速
度で上昇させると共に枠セットシリンダ102,102
よりも遅くならない速度で抜上げシリンダ107,10
7Aを上昇させる。抜上げシリンダ107,107Aの
速度は油圧回路に油圧を加えることにより、調整できる
ように構成されている。
は、レベリングフレ−ム108と鋳型の入った鋳枠12
0を持ち上げて抜型する出力を持つが、枠セットシリン
ダ102,102を上昇させる出力はなく、また、この
際盛枠シリンダ117、117は油圧により拘束されて
いる。
2の上昇と共にスクイズフット113、113及び盛枠
116は一体となって上昇し、同時に、枠セットシリン
ダ102,102よりも遅くならない速度で抜上げシリ
ンダ107,107Aを上昇させようとしているため、
抜上げシリンダ107、107Aの伸長作動によりレベ
リングフレ−ム108を介して鋳枠120を、盛枠11
6に圧着させて一体的に上昇させることにより、模型板
105から分離する。
の出力が大きく、シリンダ径も大きく、さらに枠セット
シリンダ102、102のピストンロッド102A、1
02Aが最も縮引された状態で抜型されることから抜型
精度が高いものになっている。また、造型された鋳型は
鋳枠120と共に停止状態から若干上昇されて抜型され
る。
スクイズフット113、113は一体となって上昇され
てゆき、その途中において鋳型造型済み鋳枠120は搬
入出コンベヤ119により掬い上げられて模型板105
から完全に分離されると共に鋳物砂Sが砂ホッパ112
内に補給されて図6の状態になる。
ベヤ119を介して搬出され、空の鋳枠120が搬入さ
れると共にパタ−ン交換装置104が180度回転され
て模型板105と模型板105Aとを入替え、図7の状
態とされ上記の作動を繰り返し行う。
108の作動詳細を図8に示す。図8においては、鋳型
造型空間に鋳物砂を投入したあとの圧縮工程におけるレ
ベリングフレ−ム108の作動の様子が示されている。
鋳物砂の圧縮は、レベリングフレ−ム108が下降不可
能な状態の下に前記鋳型造型空間の鋳物砂をこれの上方
から圧縮手段によって圧縮する第1圧縮工程と、レベリ
ングフレ−ム、盛枠および前記枠部材が下降可能な状態
の下に前記鋳型造型空間の鋳物砂を前記圧縮手段によっ
てさらに圧縮する第2圧縮工程とを有している。
縮手段の下方圧力に対抗する前記レベリングフレ−ム1
08の上昇圧力を保持する油圧を有し、また、前記第2
圧縮工程への切替え時に前記レベリングフレ−ム108
の油圧を開放して圧縮終了時にはレベリングフレ−ム1
08を駆動する油圧を実質なくす。これにより、圧縮後
の鋳型を模型板から分離する際には、前記レベリングフ
レ−ムの圧力が実質ない状態で開始されることになる。
クイズ圧力を、第2圧縮工程への切替え後にさらに大き
くする。これによって、最終的な鋳物砂の圧縮密度が決
められる。なお、この切替えの圧力は可変である。
ズ圧力の最大後も短時間保持される。これは、第2圧縮
工程を安定化するためである。
除した後、最大値に近いスクイズ圧力が保持される。こ
の間のスクイズ圧力により、スクイズが安定したものに
なる。この時間は1秒から2秒が好ましい。あまり長く
すると造型時間が伸びてしまうからである。
ら分離する前に、選択により、盛枠116を下方に保持
する圧力が加えられる。これにより、レベリングフレ−
ム108が下降端に到達していない場合に対応するため
に盛枠シリンダ117、117を伸長作動させて盛枠1
16を下降させレベリングフレ−ム108が下降端に到
達するまで鋳枠120を押し下げる。これにより離型後
の鋳枠120の下面と鋳型下面を毎回ほぼ同一面にする
ことができる。
ロ−を図9に示す。図9において、まず、鋳型造型空間
の容積を調整するために、前回の造型分の前記第2圧縮
工程後の鋳型高さを測定し、目標鋳型高さとの差を検出
し、その差にもとづく値を補正値として計算する。この
補正は、例えば、鋳型高さ目標値と鋳型高さの差に砂の
圧縮率を除した値である。そして、この補正値を前記鋳
型空間の容積の目標値、より具体的には枠セット位置に
フィ−ドバックする。尚、第1回目の造型では、予め設
定した初期値を計測値の代わりに使用する。
スマイナス5mmである場合の鋳型高さのフィ−ドバッ
クの結果の例である。図10において、第1回目の初期
値の枠セット位置が400mmで鋳型高さが280.2
mmとなったので、目標値に対する+10.2mmを4
00mmから引いて、次回枠セット目標値を389.8
mmとする。これをくり返すことにより、鋳型高さは目
標値に収束する。この鋳型高さのフィ−ドバック制御に
よって、砂性状の変化・パタ−ン交換に対して、数枠の
造型で目標の鋳型高さを得ることが可能になった。
幅に小さくできる、砂使用量を大幅に削減できる等鋳型
造型ひいては鋳物に及ぼす効果は大きいものがある。
は、鋳物砂の圧縮時に水平状にして固定された模型板
と、この模型板に上下摺動自在に環装されて昇降可能に
配設されたレベリングフレ−ムと、このレベリングフレ
−ムの上方に昇降可能に配設された枠部材と、この枠部
材の上方に昇降可能に配設された盛枠と、によって画成
された鋳型造型空間の鋳物砂を圧縮する方法であって、
前記鋳型造型空間に鋳物砂を投入する工程と、少なくと
も前記レベリングフレ−ムが下降不可能な状態の下に前
記鋳型造型空間の鋳物砂をこれの上方から圧縮手段によ
って圧縮する第1圧縮工程と、前記レベリングフレ−
ム、盛枠および前記枠部材が下降可能な状態の下に前記
鋳型造型空間の鋳物砂を前記圧縮手段によってさらに圧
縮する第2圧縮工程と、を有するから、ピットを必要と
する模型板昇降用の大型の油圧シリンダを設けることな
く、模型板と鋳枠とで画成された鋳型造型空間の鋳物砂
を、ほぼ全体にわたって確実に所要の硬度に圧縮するこ
とが可能になるなどの優れた効果を奏する。また、抜き
勾配を出来るだけ小さくでき、さらに、鋳物砂の性状が
変わっても最適な圧縮条件により鋳型高さが均一となる
など優れた効果を奏する。
概略縦断面図である。
縦断面図である。
る。
図である。
断面図である。
の作動詳細を示す図である。
る。
結果の例である。
Claims (13)
- 【請求項1】 鋳物砂の圧縮時に水平状にして固定され
た模型板と、この模型板に上下摺動自在に環装されて昇
降可能に配設されたレベリングフレ−ムと、このレベリ
ングフレ−ムの上方に昇降可能に配設された枠部材と、
この枠部材の上方に昇降可能に配設された盛枠と、によ
って画成された鋳型造型空間の鋳物砂を圧縮する方法で
あって、前記鋳型造型空間に鋳物砂を投入する工程と、
少なくとも前記レベリングフレ−ムが下降不可能な状態
の下に前記鋳型造型空間の鋳物砂をこれの上方から圧縮
手段によって圧縮する第1圧縮工程と、前記レベリング
フレ−ム、盛枠および前記枠部材が下降可能な状態の下
に前記鋳型造型空間の鋳物砂を前記圧縮手段によってさ
らに圧縮する第2圧縮工程と、を有することを特徴とす
る鋳物砂の圧縮方法。 - 【請求項2】 前記第1圧縮工程で上方からの圧縮手段
の下方圧力に対抗する前記レベリングフレ−ムの上昇圧
力を保持する油圧を有し、また、前記第2圧縮工程への
切替え時に前記レベリングフレ−ムの油圧を開放して圧
縮終了時にはレベリングフレ−ムの油圧が実質なくなる
ことを特徴とする請求項1に記載の鋳物砂の圧縮方法。 - 【請求項3】 前記圧縮手段による上方からの下方スク
イズ圧力が、第2圧縮工程への切替え後にさらに大きく
なることを特徴とする請求項1若しくは請求項2に記載
の鋳物砂の圧縮方法。 - 【請求項4】 前記盛枠を下方に保持する圧力がスクイ
ズ圧力の最大後も保持されることを特徴とする請求項1
から請求項3に記載の鋳物砂の圧縮方法。 - 【請求項5】 前記盛枠を下方に保持する圧力を解除し
た後、最大値に近いスクイズ圧力が保持されることを特
徴とする請求項1から請求項4に記載の鋳物砂の圧縮方
法。 - 【請求項6】 圧縮後の鋳型を模型板から分離する際
に、前記レベリングフレ−ムの圧力が実質なくなる状態
で開始されることを特徴とする請求項1から請求項5に
記載の鋳物砂の圧縮方法。 - 【請求項7】 圧縮後の鋳型を模型板から分離する際
に、前記盛枠を下方に保持する圧力が加えられることを
特徴とする請求項6に記載の鋳物砂の圧縮方法。 - 【請求項8】 第1圧縮工程から第2圧縮工程への切替
えが、前記圧縮手段による上方からの下方スクイズ圧力
により変更されることを特徴とする請求項7に記載の鋳
物砂の圧縮方法。 - 【請求項9】 前記鋳型造型空間に鋳物砂を投入する工
程の前に、鋳型造型空間の容積を調整する工程を有する
ことを特徴とする請求項1に記載の鋳物砂の圧縮方法。 - 【請求項10】 前記鋳型造型空間の容積を調整する工
程が、前回の造型分の前記第2圧縮工程後の鋳型高さを
測定し、目標鋳型高さとの差を検出し、その差にもとづ
く値を補正値として前記鋳型空間の容積の目標値にフィ
−ドバックする工程からなることを特徴とする請求項9
に記載の鋳物砂の圧縮方法。 - 【請求項11】前記補正値が、鋳型高さ目標値と鋳型高
さの差に砂の圧縮率を除した値であることを特徴とする
請求項10に記載の鋳物砂の圧縮方法。 - 【請求項12】前記鋳型造型空間に鋳物砂を投入する工
程が空気圧により行われることを特徴とする請求項1か
ら請求項11のいずれかに記載の鋳物砂の圧縮方法。 - 【請求項13】前記鋳型造型空間に鋳物砂を投入する工
程が重力により行われることを特徴とする請求項1から
請求項11のいずれかに記載の鋳物砂の圧縮方法。
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